JPH0676380U - 流体噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

流体噴射式織機の緯入れ装置

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JPH0676380U
JPH0676380U JP1590393U JP1590393U JPH0676380U JP H0676380 U JPH0676380 U JP H0676380U JP 1590393 U JP1590393 U JP 1590393U JP 1590393 U JP1590393 U JP 1590393U JP H0676380 U JPH0676380 U JP H0676380U
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nozzle
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乃里夫 梯
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日産テクシス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動の際の過渡運転時においても、定常運転
時と同等な噴射条件で緯糸を飛走させ、起動時における
緯糸の吹き切れやショートピックの発生を防止した流体
噴射式織機の緯入れ装置を提供すること。 【構成】 貯留ドラム12からの緯糸14を係止、解放
する測長爪15と、この測長爪15から解放された緯糸
14に流体を噴射して飛走させるメインノズル21およ
びサブノズル群26と、これら各ノズル21、26の作
動および測長爪15の解舒を主軸の回転角度により制御
する制御装置30とを備えている。制御装置30には、
正常運転時における測長爪15、メインノズル21、サ
ブノズル群26の各アクチュエータ16、25、27の
作動時間幅を記憶している記憶手段32と、過渡運転時
に上記時間幅で各アクチュエータを作動させる指令手段
34とが設けられており、この両手段32、34によ
り、過渡運転時においても定常運転時と同等の時間幅で
各アクチュエータを作動させて定常運転時と同じように
緯入れを行えるようにした構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体噴射式織機の緯入れ装置に関し、さらに詳しくは、起動時のよ うな過渡運転時においても、緯入れを確実に行うことができるようにした流体噴 射式織機の緯入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、開発されている生産性の高い織機には、水もしくは空気のような流体に より緯糸を飛走させる緯入れ装置が採用されている。特に空気を用いた緯入れ装 置は、メインノズルから噴射される緯糸の飛走路に沿ってサブノズル群を配置し 、各ノズルから噴射する流体に緯糸をのせて緯入れ側から反緯入れ側に順にサブ ノズルから流体の噴射を行わせ、緯糸を吹き送るようになっている。そして、こ れらノズルの噴射は、織機の主軸の回転角度信号により例えば電磁弁を順次開閉 して行われるようになっている。このような流体噴射による緯入れ装置は、織機 の生産性を著しく向上させることができるが、主軸の回転角度信号によりノズル 噴射の制御を行うので、起動時のように回転速度が低い過渡運転時には色々な問 題がある。
【0003】 すなわち、織機の起動時においては、主軸の回転は過渡状態を経て定常回転に 達するので、過渡運転時においては、1サイクルの時間が定常運転時より長くな る。一方、各ノズルの噴射時間は主軸の回転角度により制御されるので、このよ うに1サイクルの時間が長くなると、噴射時間は定常運転時より長くなり、また 、緯糸先端位置とサブノズルの噴射時間が合わず、起動時に緯糸の吹き切れやシ ョートピックなどの緯入れ不良が発生するという問題点があった。
【0004】 一方、上述した問題点を解決した発明として、特開昭60ー71740号が知 られている。この発明は、カムにより操作される噴射制御弁とノズルとの間に制 御弁を介在させ、カムにより噴射制御弁が開いた後、所定時間遅れて制御弁を開 くことにより、ノズルの噴射開始を遅らせることができるようになっている。そ して制御弁の遅れを調整することにより、噴射時間幅を定常運転時と同じにする と共に、噴射終了のタイミングをカムによる噴射終了と一致させている。このよ うに調整した制御弁を、定常運転時には常に開に保ち、起動時のような過渡運転 のときにのみ作動させることにより、ノズルの噴射時間を適正に維持し、緯糸の 吹き切れを防止するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の流体噴射式織機の緯入れ装置は、定常運転時と過渡運 転時との両方において、何度もデータをとって制御弁を調整する必要があり、制 御弁の調節が非常に面倒であるという問題点がある。また、各ノズルの噴射終了 時期をカムによる終了時期と一致させてあるので、各ノズルの噴射開始タイミン グは過渡時のカムの回転によることになり、緯糸の飛走に対する噴射開始タイミ ングは定常運転時の場合より遅れるため、定常運転時と同様な飛走は期待できな いという問題点がある そこで、本考案の目的は、簡単な調整だけで過渡運転時においても、定常運転 時と同等な噴射条件で緯糸を飛走させることができる流体噴射式織機の緯入れ装 置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、貯留ドラムからの緯糸を係止、解放す る測長爪と、この測長爪から解放された緯糸に流体を噴射して飛走させるメイン ノズルおよびサブノズル群と、これら各ノズルの作動および測長爪の解舒を主軸 の回転角度により制御する制御装置とを備えた流体噴射式織機の緯入れ装置であ って、 前記制御装置は、前記測長爪、メインノズル、サブノズルを駆動する各アクチ ュエータの定常運転時の作動時間幅を記憶する手段と、織機起動時の過渡運転時 に緯入れ可能な所定回転角度位置を示す信号により前記記憶した時間幅で各アク チュエータの作動を指示する手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案明にあっては、記憶手段と指令手段とを設けて、定常運転時における測 長爪、メインノズル、サブノズルの各アクチュエータの作動時間幅を記憶手段で 記憶しておき、過渡運転時には、緯入れ可能な所定回転角度位置を示す信号によ り記憶された定常運転時と同等な時間幅で測長爪、メインノズル、サブノズルの 各アクチュエータを指令手段により作動させるようにしたので、主軸の回転速度 が遅い起動時でも、適切な解舒タイミングが得られると共に、解舒の時間幅、各 ノズルの噴射時間幅は定常運転時と同等になり、定常運転時の場合と全く同じ条 件で、緯糸を飛走させることができる。その結果、緯糸が吹き切れたり、ショー トピックなどの緯入れ不良の発生を確実に防止することができる。また、調整に 際しては、測長爪やノズル噴射の時間幅を定常運転時と同等になるように記憶さ せればよいので、極めて簡単である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照しながら実施例により説明する。
【0009】 図1は本考案の実施例の構成説明図、図2は同じく定常運転時の主軸回転角度 と各部の作動の関係説明図、図3は同じく過渡運転時の主軸回転角度と各部の作 動の関係説明図、図4は同じく過渡運転時および定常運転時の回転角度信号と疑 似回転角度信号の説明図、図5は同じく定常運転時における各サイクルと各部作 動との関係説明図、図6は同じく過渡運転時における各サイクルと各部作動との 関係説明図、図7は同じく手動入力の場合の実施態様を説明するフローチャート 、図8は同じく自動入力の場合の実施態様のフローチャート、図9は同じくモー タ起動特性サンプリングのフローチャートである。
【0010】 本考案の実施例からなる流体噴射式織機の緯入れ装置Eは、貯留ドラム12か らの緯糸14を係止、解放する測長爪15と、この測長爪15から解放された緯 糸14に流体を噴射して飛走させるメインノズル21およびサブノズル群26と 、これら各ノズル21、26の作動および測長爪15の解舒を主軸の回転角度に より制御する制御装置30とを備えて構成されている。
【0011】 そして、さらに本考案においては、前記制御装置30は、定常運転時における 測長爪15および各ノズル21、26のアクチュエータ16、25、27の作動 時間幅を記憶する記憶手段32と、過渡運転時に緯入れ可能な所定回転角度位置 を示す信号により記憶手段32に記憶された時間幅で各アクチュエータ16、2 5、27を作動させる指令手段34とを備えていることを特徴としている。従っ て、過渡運転時においては、爪解舒時間幅は定常運転時と同等であり、緯糸の飛 走に対するノズル21、26の噴射時間幅も定常運転時と全く同等なので、緯糸 の吹き切れやショートピックなどの事故を確実に防止することができる。また、 調整も測長爪15、ノズル21、26のアクチュエータ16、25、27の作動 時間幅を定常運転時と同等にすればよいので極めて容易である。
【0012】 さらに各部の構造につき説明すると、本実施例は、所定長の緯糸を送り出す測 長装置10と、この測長装置10からの緯糸を流体噴射により飛走させる緯入れ 装置20と、この緯入れ装置20および測長装置10の作動を制御する制御装置 30とから構成されている。
【0013】 測長装置10は、回転ヤーンガイド11および緯糸貯留ドラム12を備えてお り、給糸体13から引き出された緯糸14は、回転ヤーンガイド11の内部を通 り、回転ヤーンガイド11の回転運動によって静止状態の緯糸貯留ドラム12の 外周面に巻き付けられる。そして、緯糸14は、測長爪15がドラム12の外周 面に突入することで係止されて巻き付けられて行くが、測長爪15がドラム12 の外周面から離脱すると、緯糸14は後述するメインノズル21の気流によって 引き出される。緯糸貯留ドラム12の外周面から所定長引き出された緯糸14は メインノズル21を通って経糸開口を飛走し、さらに、サブノズル群26の空気 流に牽引されて緯入れされる。なお、測長爪15は後述する制御装置30に接続 された電磁石からなる爪操作体16により操作される。
【0014】 緯入れ装置20は、緯糸14の先端部が挿通された上記メインノズル21を備 えている。このメインノズル21は圧縮空気源22に給気管で接続されており、 この給気管には圧縮空気源22側から主開閉弁23、空気タンク24および開閉 弁25が順次介装されている。そして主開閉弁23と開閉弁25は後述する制御 装置30に接続されており、開閉弁25の開閉によりメインノズル21の噴射の 開始、停止がなされる。
【0015】 また、メインノズル21の下流側の飛走路には5個のサブノズルで構成される サブノズル群26が6組配設されている。これら各サブノズル群26(26a、 26b、26c、26d、26e、26f)は、それぞれに接続された開閉弁2 7を介して空気タンク28に接続されており、この空気タンク28は主開閉弁2 9を介して圧縮空気源22に接続されている。そして開閉弁27および主開閉弁 29はそれぞれ制御装置30に電気的に接続されており、各開閉弁27の開閉に より各サブノズル群26は噴射の開始、停止がなされる。
【0016】 制御装置30は、各部に配置されたセンサが接続されている検出器31と、こ の検出器31に接続されてセンサからのデータ、その他緯入れ条件などの設定値 を格納する記憶器32と、この記憶器32に対し並列に接続された演算器33お よび緯入れ条件指令器34と、これら演算器33および緯入れ条件指令器34に それぞれ接続された駆動回路35と、演算器33に接続された入力手段36とか ら構成されている。
【0017】 検出器31には、反緯入れ側に設けられて緯糸14の到達を検出するフィーラ 31a、貯留ドラム12の近傍に設けられて緯糸の解舒を検出する解舒センサ3 1b、図示しない主軸の回転角度を検出する回転角度センサ31cなどが接続さ れている。また、駆動回路35には、前述した爪操作体16、主開閉弁23、2 9、開閉弁25、27が電気的に接続されており、緯入れ条件指令器34からの 指令により測長爪15の解放、係止や各ノズル21、26の噴射開始、停止など が行われる。
【0018】 上述したように本実施例は構成されているが、図2ないし図3を参照して、定 常運転時および過渡運転時の緯入れにおける各部の作動について説明する。図2 は定常運転時の1サイクル、すなわち主軸1回転における各部の作動の関係を示 し、横軸に主軸の回転角度をとり、縦軸に各部の作動をとってある。上部からお さ打ち、メインノズル21、サブノズル群26(26a〜26f)、緯糸飛走、 測長爪15の作動が示されている。メインノズル21〜サブノズル26fまでは 噴射タイミング(角度)を表し、測長爪15は解舒タイミング(角度)を表す。
【0019】 まず、メインノズル21が主軸の回転角度90度で噴射を開始し、続いてわず かΔt秒遅れて、測長爪15の解放と同時に、緯糸飛走が開始される。一方、メ インノズル21の噴射開始に少し遅れてサブノズル群26aが噴射を開始し、以 下順次サブノズル群26b〜26fが噴射を開始する。それぞれが所定時間噴射 した後、順次噴射を停止し、緯糸14を飛走させる。そして270度の手前で測 長爪15が係止状態となり、緯糸14の飛走が停止し、緯入れが終わる。
【0020】 次に図3を参照して、起動時のような過渡運転時に緯入れを行なう場合を説明 するが、説明の前に過渡運転時における主軸の回転角度と経過時間との関係につ き説明する。図4は、横軸に時間をとり、縦軸に上部から順にモータの立ち上が り特性、過渡運転時の主軸の回転角度センサの出力、定常運転時の主軸の回転角 度センサの出力、後述する疑似回転角度信号の出力を示してある。なお、実際に は回転角度センサ31cは回転角度2度で1パルス発生するが、この説明では、 便宜上60度で1パルス発生するとして表示してある。
【0021】 まず、モータの立ち上がり特性は、この例では360度、すなわち1回転で定 常運転時の回転となる。次に下段の過渡運転時の回転角度センサ31cの出力の 場合は、主軸の回転速度が遅いので、1パルスの経過時間が最初は大きく、回転 速度が早くなるにつれ次第に狭くなり、次の360度で定常運転時の状態となっ ている。さらに下段の定常運転時のセンサ31cの出力においては、一定のパル ス幅の出力となる。最下段の疑似回転角度信号は、定常運転時と同一時間幅でパ ルスを発生させた信号で、過渡運転時に定常運転時と時間的に同等な作動をさせ る時に使用する。
【0022】 さて、図3を参照して過渡運転時(起動時)の場合の各部の作動の相互関係に つき説明する。本実施例においては、起動時のように主軸の回転速度が小さいに もかかわらず、定常運転時と時間的に同等な条件で緯入れを行なうようにするの で、図3に示すように、各部が作動している回転角度の幅は定常運転時に比べて 狭くする。例えば、過渡運転時の回転速度が定常運転時の1/Nとすると、作動 時間を同一にするには、作動している回転角度を1/Nにする。また、解舒タイ ミングについては、経糸の開口は定常運転時に比べてゆっくり行なわれるので、 測長爪15の解放は若干遅らせて、経糸が十分開口しているときに緯入れを行わ せるのがよい。このようなことを考慮して、測長爪15解放のタイミングを回転 角度150度の位置に設定する。そして150度よりわずかΔt秒早く、メイン ノズル21が噴射を開始し、続いて測長爪15が解放される。そこで緯糸14が メインノズル21およびサブノズル26aの気流に乗って飛走する。続いてサブ ノズル26b、26c〜26fが順次噴射を開始する。そして定常運転時と同様 の時間幅噴射した後、順次噴射を停止して行く。一方、定常運転時と同様な解舒 時間幅tn経過後測長爪15が緯糸を係止し、緯入れが終了する。解舒タイミング の時間幅tn、各ノズルの噴射時間幅tm、t1〜t6は定常運転時の時間と同等である 。
【0023】 なお、起動時に測長爪15の解放のみ主軸角度信号(定常運転時と同じ)にて 作動させ、この作動を基準にして各アクチュエータの通常運転時の作動時間を再 現させると、各アクチュエータの作動設定が不要となる。
【0024】 また、各サイクルごとの変化を図5、図6を参照して説明する。図5は定常運 転時の場合で、図6は起動時の場合である。両図とも横軸に時間をとり、縦軸に 測長爪15、メインノズル21、サブノズル26の作動出力信号をとってあるが 、同一項目の作動時間幅は各緯入れサイクルとも変化せず一定である。一方、図 5のように主軸が定速回転の場合は主軸の回転角度と時間の割合は常に一定であ るが、図6の起動時においては、主軸の回転角度と時間との割合は、刻々変化し て行く。従って、例えば測長爪15の解舒タイミングについては、定常運転時の 場合は、主軸の回転角度が各サイクルとも常に同一となる(例えば90度〜27 0度)が、起動時の場合は、150〜230度と短く、次第に回転速度が大きく なり、定常運転時になって90〜270度になる。
【0025】 各部の作動タイミングは上述したように設定されているが、全体を通しての実 施態様を図7〜図9に示すフローチャートにより説明する。まず、図7を参照し て過渡運転時(起動時)緯入れ処理(手動)の場合を説明する。スタートすると 、ステップP1で入力手段36により、緯入れ条件などの初期値、定常運転時の 主軸回転速度などを入力し、記憶器32に格納する。次にステップP2で測長爪 15の解舒タイミング(主軸の回転角度)を設定し、入力手段36を経て記憶器 32に格納する。なお、設定する回転角度幅とその位相は、定常運転時の主軸の 回転速度と過渡運転時の主軸の回転速度の比率から算出する。
【0026】 次にステップP3で起動時の緯入れタイミングの算出を行う。これは、例えば 起動時のメインノズルの噴射時間幅を定常運転時の噴射時間幅と同等になるよう に、起動時における主軸の回転角度を演算して決めることであって、起動時の主 軸の回転速度と、定常運転時の主軸の回転速度と、定常運転時におけるメインノ ズル噴射時の主軸回転角度とから算出される。次にステップP4において、起動 時(過渡運転時)か否かが判断され、NOの場合はステップP1に戻り、YES の場合は、緯入れ条件指令器34の指令により、前述の緯入れ処理がなされる。 次にステップP7で、フィーラ31aの緯糸14の検出により、緯糸到達が異常 か否かが判断される。そこで緯糸センサが緯糸を検出していればNOとなり終り となり、YESならば到達不良なので、ステップP2に戻り、爪解舒タイミング の設定が不適なので、設定しなおす。
【0027】 次に自動で起動時緯入れ処理を行う場合を図8を参照して説明する。なお、自 動の場合は、手動における初期値入力、例えば定常運転時の主軸回転速度、解舒 タイミング、ノズル噴射タイミング、噴射時間幅などが全て制御装置に格納され ている。スタートすると、まず、ステップP11で、モータ起動特性により緯入 れタイミングを算出する。すなわち、モータの起動特性は、起動と同時に測定さ れ、取り込まれて、この緯入れタイミングの算出に使用する。この算出について は、手動入力の場合と同様なので説明を省略する。ステップP12、ステップP 13、ステップP14についても手動の場合と同様なので説明を省略する。
【0028】 上述したモータの起動特性のサンプリング処理について、図9のフローチャー トを参照して説明する。スタートすると、ステップP21で計測するか否かを判 断し、NOの場合はスタートに戻る。YESの場合は、ステップP22でモータ 特性の計測(主軸の回転速度)が行われる。ステップP23でモータに異常があ るか否かが判断され、NOの場合は終りとなり、YESの場合は、ステップP2 4で異常処理が行なわれて終りになる。なお、本実施例においては、緯入れタイ ミングの計算に、定常運転時および過渡運転時の主軸の回転速度を用いたが、こ れに限定されず、例えば上述した疑似回転角度信号を用いてもよい。
【0029】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の流体噴射式織機の緯入れ装置は、記憶手段と指 令手段とを設けて、定常運転時における測長爪、メインノズル、サブノズルの各 アクチュエータの作動時間幅を記憶手段で記憶しておき、過渡運転時には、緯入 れ可能な所定回転角度位置を示す信号により記憶された定常運転時と同等な時間 幅で測長爪、メインノズル、サブノズルの各アクチュエータを指令手段により作 動させるようにしたので、主軸の回転速度が遅い起動時でも、適切な解舒タイミ ングが得られると共に、解舒の時間幅、各ノズルの噴射時間幅は定常運転時と同 等になり、定常運転時の場合と全く同じ条件で、緯糸を飛走させることができる 。その結果、緯糸が吹き切れたり、ショートピックなどの緯入れ不良の発生を確 実に防止することができる。また、調整に際しては、測長爪やノズル噴射の時間 幅を定常運転時と同等になるように記憶させればよいので、極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成説明図。
【図2】同じく定常運転時の主軸回転角度と各部の作動
の関係説明図。
【図3】同じく過渡運転時の主軸回転角度と各部の作動
の関係説明図。
【図4】同じく過渡運転時、定常運転時の回転角度信号
と疑似回転角度信号の説明図。
【図5】同じく定常運転時における各サイクルと各部作
動との関係説明図。
【図6】同じく過渡運転時における各サイクルと各部の
作動の関係説明図。
【図7】同じく手動入力の場合の実施態様を説明するフ
ローチャート。
【図8】同じく自動入力の場合の実施態様を説明するフ
ローチャート。
【図9】同じくモータ起動特性サンプリングのフローチ
ャート。
【符号の説明】
12 貯留ドラム 14 緯糸 15 測長爪 16 アクチュエータ(測長爪) 21 メインノズル 25 アクチュエータ(メインノズル) 26 サブノズル群 27 アクチュエータ(サブノズル群) 30 制御装置 32 記憶手段 34 指令手段

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留ドラムからの緯糸を係止、解放する
    測長爪と、この測長爪から解放された緯糸に流体を噴射
    して飛走させるメインノズルおよびサブノズル群と、こ
    れら各ノズルの作動および測長爪の解舒を主軸の回転角
    度により制御する制御装置とを備えた流体噴射式織機の
    緯入れ装置であって、 前記制御装置は、前記測長爪、メインノズル、サブノズ
    ルを駆動する各アクチュエータの通常運転時の作動時間
    幅を記憶する手段と、織機起動時の過渡運転時に緯入れ
    可能な所定回転角度位置を示す信号により前記記憶した
    時間幅で各アクチュエータの作動を指示する手段を備え
    ることを特徴とした流体噴射式織機の緯入れ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転角度位置を示す信号は測長爪の
    解舒信号であることを特徴とした請求項1記載の流体噴
    射式織機の緯入れ装置。
  3. 【請求項3】 過渡運転時の各アクチュエータの作動時
    間幅は、定常運転時の主軸の回転速度と各アクチュエー
    タの作動する主軸回転角度および過渡運転時の主軸の回
    転速度特性から算出したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の流体噴射式織機の緯入れ装置。
JP1590393U 1993-03-31 1993-03-31 流体噴射式織機の緯入れ装置 Pending JPH0676380U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001785A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Ckd Corp 精製筒及び空気又は不活性ガスの循環精製装置

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