JPH0676390A - 光磁気記録媒体および光磁気記録方法 - Google Patents

光磁気記録媒体および光磁気記録方法

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JPH0676390A
JPH0676390A JP16937293A JP16937293A JPH0676390A JP H0676390 A JPH0676390 A JP H0676390A JP 16937293 A JP16937293 A JP 16937293A JP 16937293 A JP16937293 A JP 16937293A JP H0676390 A JPH0676390 A JP H0676390A
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Japan
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recording
magnetic field
film
recording film
magnetization direction
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Hiroo Karube
博夫 軽部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重ね書きが可能で、しかも実用上必要なR/
W条件を十分に満足するばかりでなく、3値の書き込み
及びその読み出しを容易にかつ精度良く行えるようにす
る。 【構成】 第1記録層11及び第2記録層12とを初期
状態において磁化方向を同じとし、その磁化方向を反転
させるに必要な最小の磁界である記録磁界の閾値に関
し、第1記録膜の記録磁界の閾値は第2記録膜の記録磁
界の閾値よりも低くそれらの間に所定以上の差を設け
る。印加する磁界の強弱と印加方向の正負とを選択する
ことにより、各ピット毎に、第1記録膜及び第2記録膜
の磁化方向が同じ初期状態と、第1記録膜のみ磁化方向
を初期状態とは反転させた第1の記録状態と、第1記録
膜と第2記録膜の両方の磁化方向を反転させた第2の記
録状態との3値記録が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に1つの記録ピット
に3値の情報を記録することが可能な光磁気記録媒体
と、それに3値の情報を記録する光磁気記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録ディスクは、大容量でかつラ
ンダムアクセス可能な可搬の記録媒体として既に製品化
されているが、既製の光磁気記録ディスクは、記録膜が
単層で、その単一の記録膜中において磁化方向を第1の
向きとするかそれと反対の第2の向きとするかにより2
値の記録を行うだけであった。2層の記録膜を形成した
ものも一部にあるが、それは感度を向上させたり、ある
いはオーバライトを可能とするために交換結合したもの
で、3値以上の多値記録を行えるものではなかった。
【0003】従来、多値記録を行う技術としては、3層
のTbFe層の保磁力の差によって多値記録が可能との
報告(第13回日本応用磁気学会技術講演概要集、19
89年、第63頁)がされている。しかし、これは、保
磁力の差によって多値記録が可能であることを単に原理
的に示しているに過ぎず、光磁気記録ディスクとしての
R/W(リード/ライト)条件、特に読み出しの可能性
については検討されていなかった。たとえ読み出しが可
能としても、記録を行うためには、磁性体自体が持つ保
磁力に打ち勝つ十分な磁界を印加しなければならず、こ
のような大きな磁界を高速で切り替えることは技術的困
難を伴い、また磁界を切り替え易くするためにその切り
替え速度を遅くすると、記録密度が低下するため、多値
記録を行っても記録密度の向上は望めない。
【0004】また、記録可能なレーザ照射パワーの閾値
が異なる第1と第2の記録膜を積層形成し、照射するレ
ーザ照射パワーの強度を変調して3値記録を行う方式が
特開平4−10256号公報において提案されている
が、これによると重ね書きができないため、情報の書き
込み時間が長くなる欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重ね
書きが可能で、しかも実用上必要なR/W条件を十分に
満足するばかりでなく、3値の書き込み及びその読み出
しを容易にかつ精度良く行える光磁気記録媒体及び光磁
気記録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による光磁気記録
媒体は、図1に示すように、垂直磁化層である第1記録
層11及び第2記録層12を、それらの間に透明誘電体
膜13を介在させて基板上に積層形成したものであっ
て、第1記録膜11と第2記録膜12とは、図1に矢印
で示すように初期状態において磁化方向を同じにされ、
しかもその磁化方向を反転させるに必要な最小の磁界で
ある記録磁界の閾値に関し、第1記録膜11の記録磁界
の閾値SH1 は第2記録膜12の記録磁界の閾値SH2
よりも低くそれらの間に所定以上の差が設けられ、これ
ら2つの記録膜は、同じパワーの光照射条件下におい
て、次のような3つの記録状態にできるようになってい
る。 初期磁化方向と同じ方向に前記閾値SH2 以上の磁
界Hb0 が与えられたときは、図1に示すように、第1
記録膜11及び第2記録膜12の両方ともに磁化方向が
初期磁化方向と同じになる。 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH1 以上、前
記閾値SH2 未満の磁界Hb1 が与えられたときは、図
2に示すように、第1記録層11のみ磁化方向が初期磁
化方向から反対方向に反転する。 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH2 以上の磁
界Hb2 が与えられたときは、図3に示すように、第1
記録膜11及び第2記録膜12の両方の磁化方向が初期
磁化方向から反対方向に反転する。
【0007】閾値SH1 と閾値SH2 の差は、3値の書
き込み及び読み出しの確実性を考慮し、100(Oe)
以上とする。また、次に説明する理由から、第1記録膜
11及び第2記録膜12の厚さはそれぞれ50オングス
トローム以上400オングストローム以下、透明誘電体
膜13の厚さは50オングストローム以上500オング
ストローム以下とるのが良い。
【0008】記録された情報の読み出しは、偏光させた
レーザ光を光磁気記録媒体の基板側から照射し、その反
射光について偏光面の傾きの変化、つまり磁気カー効果
を利用する。その際、2つの記録膜にレーザ光が当たら
なければならないので、2つの記録膜のうち基板に近い
方を第1記録膜とすると、第1記録膜はレーザ光を透過
する必要があり、その膜厚の最大値はおよそ400オン
グストロームとなる。また、読み出し信号を大きくする
には、カー回転角を大きくする必要がある。そのために
は、記録膜を透過した光を反射膜で反射させて光の多重
干渉を起こさせるのが効果的であり、それには第2記録
膜の膜厚も薄くする必要がある。この限界もおよそ40
0オングストロームとなる。一方、2つの記録膜は垂直
磁化膜である必要がある。ところが、膜厚が薄くなるに
従い垂直磁化膜から面内磁化膜へと変化してしまう。そ
の限界の膜厚がおよそ50オングストロームである。
【0009】次に、透明誘電体膜の厚さについて説明す
る。第1記録膜と第2記録膜との間に誘電体膜を介さな
いと、両記録膜が磁気的に結合して磁気特性が大きく変
化し、3値記録が困難となる。そして、この誘電体膜は
光を透過させる必要があるため、光パワーを減衰させず
に第1記録膜と第2記録膜とを磁気的に分離する厚さの
透明膜にする必要がある。また、読み出し信号を大きく
するためには、上記のように光の多重干渉が効果的であ
るが、それには適切な条件がある。このような条件を満
足する透明誘電体膜の厚さは50オングストローム以上
500オングストローム以下となる。
【0010】第1記録膜はTb、Fe、Coの3元素を
主成分として構成し、第2記録膜は、これら3元素に更
にGdを加えた4元素を主成分として構成することがで
きる。Tb、Fe、Coの3元素だけでは、記録磁界の
閾値(磁化方向を反転させるに必要な最小の磁界)を高
くすることは難しいが、Gdを添加することにより簡単
に記録磁界の閾値を高められる。
【0011】第1記録膜の記録磁界の閾値SH1 に対し
て第2記録膜の記録磁界の閾値SH2 をできるだけ高く
するには、第2記録膜は、Gd、Fe、Coの3元素、
又はこれらに更にTbを加えた4元素を主成分とする5
0オングストローム以上200オングストローム以下の
厚さの第1の層と、Tb、Fe、Coの3元素を主成分
とする100オングストローム以上350オングストロ
ーム以下の厚さの第2の層とによる2層構造にすること
が好ましい。
【0012】また、本発明による光磁気記録方法は、上
記のような構成の光磁気記録媒体を用い、それに所定の
パワーの光を照射しながら、 初期磁化方向と同じ方向に前記閾値SH2 以上の磁
界を与えて、第1記録膜及び第2記録膜の両方共に磁化
方向を初期磁化方向と同じにする初期状態と、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH1 以上、前
記閾値SH2 未満の磁界を与えて、第1記録層のみ磁化
方向を初期磁化方向とは反対方向に反転させる第1の記
録状態と、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH2 以上の磁
界を与えて、第1記録膜及び第2記録膜の両方の磁化方
向を初期磁化方向とは反対方向に反転させる第2の記録
状態とを選択することによって3値の記録を行う。
【0013】
【作用】本発明によれば、第1記録膜側から光を照射し
ながら、初期磁化方向と反対方向に(以下、この方向を
印加磁界の正方向とする)、第1記録膜の記録磁界の閾
値SH1 より大きく、第2記録膜の記録磁界の閾値SH
2 より小さい磁界を印加することにより、第1記録膜の
みの磁化を反転させた第1の記録状態にできる。また、
同様に光を照射しながら、初期磁化方向と反対方向に、
第2記録膜の記録磁界の閾値SH2 より大きい磁界を印
加することにより、第1記録膜及び第2記録膜の両方の
磁化を反転させた第2の記録状態にできる。更に、同様
に光を照射しながら、初期磁化方向と同じ方向に(以
下、この方向を印加磁界の負方向とする)、第2記録膜
の記録磁界の閾値SH2 より大きい磁界を印加すること
により、初期状態に戻すことができる。
【0014】すなわち、印加する磁界の強弱と印加方向
の正負とを選択することにより、図4に示すように、各
ピット毎に、第1記録膜11及び第2記録膜12の磁化
方向が同じ初期状態W0 と、第1記録膜11のみ磁化方
向を初期状態とは反転させた第1の記録状態W1 と、第
1記録膜11と第2記録膜12の両方の磁化方向を反転
させた第2の記録状態W2 との3値記録が実現できる。
しかも、このような3つの状態を、印加する磁界を単に
強とするか弱とするか、その方向を正負いずれとするか
で確実に切り替えることができるので、新しく書き込む
情報はその前の状態によらずに書き込めることになり、
重ね書きが可能となる。
【0015】上述のように記録された情報の読み出し
は、磁気カー効果を利用して行える。すなわち、磁化方
向及び磁化の大きさによってカー回転角の大きさが変わ
るので、上記のような初期状態、第1の記録状態、第2
の記録状態におけるカー回転角の大きさは各々異なり、
読み出しレベルにそれぞれのカー回転角の大きさに対応
したスライスレベルを設定することにより、初期状態、
第1の記録状態、第2の記録状態を3値の情報として分
離して読み出すことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と表を参照して
説明する。
【0017】<第1実施例>図5は本発明の第1実施例
の光磁気記録ディスクの断面を示す。この光磁気記録デ
ィスクは、光を透過するポリカーボネート基板1上に、
透明誘電体膜2、第1記録膜3、透明誘電体膜4、第2
記録膜5、透明誘電体膜6及び金属反射膜7を順次積層
形成したものである。3つの透明誘電体膜2・4・6の
材質はいずれもSi3 N4 であり、反応性RFスパッタ
法で作製した。第1記録膜3はTb23 (Fe9 0 Co
1 0 )7 7 非晶質膜、また第2記録膜5はGd2 0 Tb
1 0 (Fe8 0 Co2 0 )7 0 非晶質膜であり、それぞ
れDCマグネトロン・スパッタ法で作製した。金属反射
膜7はAlであり、DCスパッタ法で作製した。表1に
実施例の各膜の材質と膜厚を示す。
【0018】
【表1】
【0019】第1実施例の光磁気記録ディスクのR/W
特性を測定した。ディスクの回転数3000rpm、線
速11m/s、記録周波数3.7MHz、記録パワー6
mWの条件で測定したキャリアレベルの記録磁界依存性
を図6に示す。読み出しパワーは1mWである。同図に
おいて、キャリアレベルは記録磁界100〜200(O
e)の範囲と記録磁界200(Oe)以上で飽和してい
る。この場合、記録磁界100〜200(Oe)の範囲
のキャリアレベルと記録磁界300(Oe)以上でのキ
ャリアレベルには約6dBの差があり、記録磁界300
(Oe)以上の方がキャリアレベルは大きい。また、記
録磁界が0付近から負方向に100(Oe)までの範囲
でキャリアレベルは急激に低下し、負方向に100(O
e)以上になると低い一定の値で飽和し、印加する記録
磁界を負方向に100(Oe)以上とした場合には記録
はされない。つまり、キャリアレベルに3段階の飽和状
態がある。
【0020】従って、記録磁界を正方向に100〜20
0(Oe)の範囲で印加することにより、第1の記録状
態W1 にでき、同じく正方向に300(Oe)以上印加
することにより第2の記録状態W2 にでき、また負方向
に300(Oe)以上の磁界を印加することにより、第
1の記録状態W1 及び第2の記録状態W2 を初期状態W
0 に戻すことができる。つまり、このような3つの記録
磁界印加状態を選択することにより各ピット毎に3値記
録を実現できる。また、各ピットから3値記録に対応し
た再生出力が得られるので、それぞれの再生出力に対応
するスライスレベルを設定するだけで、3値の再生が可
能である。
【0021】<第2実施例>図7は第2実施例の光磁気
記録ディスクの断面を示す。この光磁気記録ディスク
は、第2記録膜5が第1と第2の2つの層8・9で構成
されていることが第1実施例と異なる。第1の層8はG
d2 0 Tb4 (Fe8 0 Co2 0 )7 6 非晶質膜、また
第2の層9はTb2 4 (Fe9 0 Co1 0 )7 6 非晶質
膜であり、それぞれDCマグネトロン・スパッタ法で作
製した。表2に実施例の各膜の材質と膜厚を示す。
【0022】
【表2】
【0023】第2実施例の光磁気記録ディスクのR/W
特性を測定した。ディスクの回転数3000rpm、線
速11m/s、記録周波数3.7MHz、記録パワー8
mWの条件で測定したキャリアレベルの記録磁界依存性
を図8に示す。読み出しパワーは1mWである。同図に
おいて、キャリアレベルは記録磁界100〜250(O
e)の範囲と記録磁界350(Oe)以上で飽和してい
る。この場合、記録磁界100〜250(Oe)の範囲
のキャリアレベルと記録磁界350(Oe)以上でのキ
ャリアレベルには約8dBの差があり、記録磁界350
(Oe)以上の方がキャリアレベルは大きい。また、記
録磁界が0付近から負方向に100(Oe)までの範囲
でキャリアレベルは急激に低下し、負方向に100(O
e)以上になると低い一定の値で飽和し、印加する記録
磁界を負方向に100(Oe)以上とした場合には記録
はなされない。
【0024】従って、記録磁界を正方向に100〜25
0(Oe)の範囲で印加することにより、第1の記録状
態W1 にでき、同じく正方向に350(Oe)以上印加
することにより第2の記録状態W2 にでき、また負方向
に350(Oe)以上の磁界を印加することにより、第
1の記録状態W1 及び第2の記録状態W2 を初期状態W
0 に戻すことができる。つまり、このような3つの記録
磁界印加状態を選択することにより各ピット毎に3値記
録を実現できる。また、その読み出しは第1実施例と同
様にして実現できる。
【0025】<実施例3>第3実施例の光磁気記録ディ
スクは、第2実施例に対し第2記録膜5の2つの層8・
9の材質を変え、第1の層8をGd2 6 (Fe8 0 Co
2 0 )7 4 非晶質膜、また第2の層9をTb2 3 (Fe
9 0 Co1 0 )7 7 非晶質膜としたものである。表3に
第3実施例の各膜の材質と膜厚を示す。
【0026】
【表3】
【0027】図9に、第2実施例と同様の条件で測定し
た第3実施例の光磁気記録ディスクについてのキャリア
レベルの記録磁界依存性を示す。同図において、キャリ
アレベルは記録磁界100〜250(Oe)の範囲と記
録磁界300(Oe)以上で飽和している。この場合、
記録磁界100〜250(Oe)の範囲のキャリアレベ
ルと記録磁界300(Oe)以上でのキャリアレベルに
は約8dBの差があり、記録磁界300(Oe)以上の
方がキャリアレベルは大きい。また、記録磁界が0付近
から負方向に100(Oe)までの範囲でキャリアレベ
ルは急激に低下し、負方向に100(Oe)以上になる
と低い一定の値で飽和し、印加する記録磁界を負方向に
100(Oe)以上とした場合には記録はなされない。
【0028】従って、記録磁界を正方向に100〜25
0(Oe)の範囲で印加することにより、第1の記録状
態W1 にでき、同じく正方向に300(Oe)以上印加
することにより第2の記録状態W2 にでき、また負方向
に300(Oe)以上の磁界を印加することにより、第
1の記録状態W1 及び第2の記録状態W2 を初期状態W
0 に戻すことができ、各ピット毎に3値記録を実現でき
る。また、その読み出しは第1実施例及び第2実施例と
同様にして実現できる。
【0029】なお、第1記録膜2とそれより記録磁界の
閾値が大きい第2記録膜5との積層配置関係を、図5及
び図7の場合とは上下逆にしても同様に3値記録をでき
ること明白である。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、印加
する磁界の強弱と印加方向の正負とを選択することによ
り、各ピット毎に、第1記録膜及び第2記録膜の磁化方
向が同じ初期状態と,第1記録膜のみ磁化方向を初期状
態とは反転させた第1の記録状態と、第1記録膜と第2
記録膜の両方の磁化方向を反転させた第2の記録状態と
の3値記録が実現できる。しかも、このような3つの状
態を、印加する磁界を単に強とするか弱とするか、その
方向を正負いずれとするかで確実に切り替えることがで
きるので、重ね書きが可能である。しかも、実用上必要
なR/W条件を十分に満足できるばかりでなく、3値の
書き込みを容易にかつ精度良く行える。
【0031】また、読み出しに当たっては、上記3つの
状態のそれぞれのカー回転角の大きさに対応したスライ
スレベルを設定することにより、3つの状態を3値の情
報として分離して読み出すことができるので、読み出し
も確実かつ容易行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光磁気記録媒体の構成と初期状態
の磁化方向とを示す模式図である。
【図2】同上の第1の記録状態を示す模式図である。
【図3】同じく第2の記録状態を示す図である。
【図4】上記初期状態、第1の記録状態及び第2の記録
状態を各ピット毎に選択できることを示す模式図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例の光磁気記録ディスクの断
面図である。
【図6】第1実施例の光磁気記録ディスクについて、キ
ャリアレベルの記録磁界依存性を示す特性曲線図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例の光磁気記録ディスクの
断面図である。
【図8】第2実施例の光磁気記録ディスクについて、キ
ャリアレベルの記録磁界依存性を示す特性曲線図であ
る。
【図9】第3実施例の光磁気記録ディスクについて、キ
ャリアレベルの記録磁界依存性を示す特性曲線図であ
る。
【符号の説明】
1 ポリカーボネート基板 2・4・6 透明誘電体膜 3 第1記録膜 5 第2記録膜 7 金属反射膜 8 第1の層 9 第2の層 11 第1記録膜 12 第2記録膜 13 透明誘電体膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直磁化層である第1記録層及び第2記
    録層を、それらの間に透明誘電体膜を介在させて基板上
    に積層形成した光磁気記録媒体において、 前記第1記録膜と第2記録膜とは、初期状態において磁
    化方向を同じにされ、しかもその磁化方向を反転させる
    に必要な最小の磁界である記録磁界の閾値に関し、第1
    記録膜の記録磁界の閾値SH1 は第2記録膜の記録磁界
    の閾値SH2 よりも低くそれらの間に所定以上の差が設
    けられ、同じパワーの光照射条件下において、 初期磁化方向と同じ方向に前記閾値SH2 以上の磁
    界が与えられたときは、第1記録膜及び第2記録膜の両
    方共に磁化方向が初期磁化方向と同じになり、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH1 以上、前
    記閾値SH2 未満の磁界が与えられたときは、第1記録
    層のみ磁化方向が初期磁化方向から反対方向に反転し、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH2 以上の磁
    界が与えられたときは、第1記録膜及び第2記録膜の両
    方の磁化方向が初期磁化方向から反対方向に反転する構
    成になっていることを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記閾値SH1 と閾値SH2 の差が10
    0(Oe)以上、第1記録膜及び第2記録膜の厚さがそ
    れぞれ50オングストローム以上400オングストロー
    ム以下、前記透明誘電体膜の厚さが50オングストロー
    ム以上500オングストローム以下である請求項1に記
    載の光磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1記録膜がTb、Fe、Coの3
    元素を主成分として構成され、前記第2記録膜がGd、
    Tb、Fe、Coの4元素を主成分として構成さている
    請求項1に記載の光磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第2記録膜が、Gd、Fe、Coの
    3元素、又はこれらに更にTbを加えた4元素を主成分
    とする50オングストローム以上500オングストロー
    ム以下の厚さの第1の層と、Tb、Fe、Coの3元素
    を主成分とする100オングストローム以上350オン
    グストローム以下の厚さの第2の層で構成されている請
    求項1に記載の光磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 垂直磁化層である第1記録層及び第2記
    録層とが、それらの間に透明誘電体膜を介在させて積層
    形成され、第1記録膜と第2記録膜とは、初期状態にお
    いて磁化方向を同じにされ、しかもその磁化方向を反転
    させるに必要な最小の磁界である記録磁界の閾値に関
    し、第1記録膜の記録磁界の閾値SH1は第2記録膜の
    記録磁界の閾値SH2 よりも低くそれらの間に所定以上
    の差が設けられた光磁気記録媒体に、所定のパワーの光
    を照射しながら、 初期磁化方向と同じ方向に前記閾値SH2 以上の磁
    界を与えて、第1記録膜及び第2記録膜の両方共に磁化
    方向を初期磁化方向と同じにする初期状態と、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH1 以上、前
    記閾値SH2 未満の磁界を与えて、第1記録層のみ磁界
    方向を初期磁化方向とは反対方向に反転させる第1の記
    録状態と、 初期磁化方向と反対方向に前記閾値SH2 以上の磁
    界を与えて、第1記録膜及び第2記録膜の両方の磁界方
    向を初期磁化方向とは反対方向に反転させる第2の記録
    状態とを選択することを特徴とする光磁気記録方法。
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