JPH0676531B2 - 樹脂組成物及び積層体 - Google Patents

樹脂組成物及び積層体

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JPH0676531B2
JPH0676531B2 JP1007348A JP734889A JPH0676531B2 JP H0676531 B2 JPH0676531 B2 JP H0676531B2 JP 1007348 A JP1007348 A JP 1007348A JP 734889 A JP734889 A JP 734889A JP H0676531 B2 JPH0676531 B2 JP H0676531B2
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昭彦 川崎
東平 森谷
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は透明性とガスバリアー性に優れ、耐落下衝撃
性、耐屈曲性、エアーバツク防止性、スキンパツク包装
適性、シユリンクフイルム適性などの柔軟性に優れる樹
脂組成物及びこの組成物を少なくとも1層含む積層体に
関する。
B)従来技術 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下EVOHと記
す)は他の樹脂に比べて透明性、ガスバリアー性、耐油
性、保香性の極めて優れた熱可塑性樹脂であり、種々の
ガスバリアー性フイルム、ガスバリアー容器のガスバリ
アー層に使用されている。しかしEVOHをガスバリアー層
とする多層フイルム、多層容器はしばしばEVOHの高い剛
性に起因する問題が発生することがある。例えば内容物
を充填した多層フイルムや容器が落下時に破袋、破壊が
起きやすいこと、内容物を充填した多層フイルムに輸送
時の屈曲や振動によりピンホールが発生すること、多層
チユーブのエアーバツクの発生、スキンパツク包装時の
シワ発生、シユリンク包装用フイルムとしての延伸性、
収縮性不足の問題などが挙げられる。そこでEVOHに他の
熱可塑性樹脂をブレンドし、これらの欠点を改善する方
法が考えられている。例えばEVOHにエチレン−カルボン
酸ビニルエステル共重合体、またはエチレン−アクリル
酸エステル共重合体をブレンドすると耐屈曲性が改善さ
れること(特開昭61-220839)やEVOHにα、β−不飽和
カルボン酸または該カルボン酸無水物変性のエチレン−
カルボン酸ビニルエステル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体をブレンドするとEVOHの耐衝撃性
が改善されること(特開昭61-83035)が知られている。
しかしこれらの方法ではEVOHの耐屈曲性、耐衝撃性は、
改善されるがEVOHの特徴である透明性が損なわれてしま
い透明性が必要な用途では実用化されていない。
透明性の良好な組成物としてはEVOHとポリアミドからな
る組成物が挙げられるが、ブレンドによるガスバリアー
性の低下が大きく、また成形時の熱安定性が悪く、短時
間でゲルが発生する問題があり、この組成物についても
実用化されていない。
またEVOHにエチレン−酢酸ビニル共重合体部分ケン化物
(以下部分ケン化EVAと記す)をブレンドすること、及
び該ブレンド物を使用することによりEVOHとポリオレフ
インとの層間接着性が付与されることや、低温シール性
が付与されること、さらには成形加工性が改善されるこ
とについて特公昭51-4851及び特開昭60-161447、特開昭
52-73984、同52-77160、同52-101162、同54-53089、同5
4-156082に記載されているが、これらの従来技術に記載
された方法に従つてフイルムなどの成形品を作製する
と、柔軟性の不足、熱安定性の不良、ネツクインが激し
く成形性が不良であることなどの問題があり、またス
ジ、梨地などの模様が膜面にあり実用化されていないの
が現状である。本発明に開示されるようにメルトインデ
ツク(以下MIと記す)(190℃、2160g荷重の条件下に測
定した値)、ビニルアルコール成分の含有量、ブレンド
率が特定の関係を満足するEVOHと部分ケン化EVAをブレ
ンドすることにより初めて透明性に優れた樹脂組成物が
得られることについて従来全く知られていない。
このためEVOHの耐落下衝撃性、耐屈曲性、エアーバツク
防止性、スキンパツク適性、シユリンクフイルム適性な
どの柔軟性を改善した透明な樹脂組成物あるいは積層体
は得られていないのが現状であった。
C.発明が解決しようとする課題 従来技術において述べたようにEVOHの透明性、ガスバリ
アー性を悪化させずに耐落下衝撃性、耐屈曲性、エアー
バツク防止性、スキンパツク適性、シユリンクフイルム
特性などの柔軟性を兼ね備えた樹脂組成物あるいは積層
体の実用化が望まれていた。
D.課題を解決するための手段 本発明者らは透明性、柔軟性、ガスバリアー性を兼ね備
えた優れた樹脂組成物を開発すべく鋭意検討を進めた。
EVOHに部分ケン化EVAをブレンドしフイルムに成形する
と、スジ、梨地が多く透明性が不良であつた。さらにネ
ツクインが大きく成形性も不良であつた。しかし、広範
囲のEVOHおよび部分ケン化EVAのブレンドについて詳細
に検討したところ、特定のMI、ビニルアルコール成分を
持つEVOHと特定のMI、ビニルアルコール成分を持つ部部
分ケン化EVAを特定の割合でブレンドした場合において
初めて透明性、フイルム膜面、成形性の格段と優れたフ
イルムが得られることを見い出し本発明の完成に至つ
た。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。本発明に使用さ
れるEVOH(A)はエチレン含量25〜50モル%、酢酸ビニ
ル成分のケン化度が90%以上、好ましくは95%以上であ
る。エチレン含量が25モル%未満になると成形温度が分
解温度に近くなり成形が困難にある。エチレン含量が50
モル%を超えるとガスアリアー性が不満足なものとなり
好ましくない。また酢酸ビニル成分のケン化度が90%未
満のEVOHはガスバリアー性が不良となり好ましくない。
また本発明に用いられるEVOHのMIは15g/10分以下、好ま
しくは7g/10分以下である。MIが15g/10分を超えるEVOH
と部分ケン化EVAをブレンドすると成形時のネツクイン
が大きく成形不良になる。EVOHのMIは0.1g/10分以上好
ましく、0.5g/10分以上がさらに好ましい。
また、本発明にいうEVOHは5モル%以下の範囲の共重合
モノマーで変性されていてもよく、かかる変性用モノマ
ーとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1ペンテン、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
高級脂肪酸ビニルエステル、アルキルビニルエーテル、
N−(2−ジメチルアミノエチル)メタクリルアミド類
あるいはその4級化物、N−ビニルイミダゾール、ある
いはその4級化物、N−ビニルピロリドン、N,N−ブト
キシメチルアクリルアミド、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルジメチルメ
トキシシラン等を例示することができる。
本発明で使用される部分ケン化EVA(B)はエチレン含
量が82〜94モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が20〜98
%であり、好ましくはエチレン含量が84〜92モル%、ケ
ン化度が30%、さらに好適には40%以上である。またケ
ン化度は97%以下が好ましい。エチレン含量が82モル%
未満ではEVOHとのブレンドにおいて熱安定性が不良にな
る。また部分ケン化EVAのエチレン含量が94モル%を超
えるとブレンドによる耐落下衝撃性、耐屈曲性、エアー
バツク防止性、スキンパツク適性、シユリンクフイルム
適性などの改善効果が発現しない。またケン化度が20%
未満では透明性が不良になる。部分ケン化EVAのMIは式
(1)を満足すればどのような範囲のものでも使用でき
るが、MIが100g/10分以下の部分ケン化EVAが成形が容易
であり好ましい。さらに好適には30g/10分以下、最適に
は20g/10分以下である。また部分ケン化EVA(B)のMI
は0.1g/10分以下が好ましく、好適には0.5g/10分がさら
に好ましい。
EVOH(A)と部分ケン化EVA(B)のブレンド率は前者
が60〜95重量%であり、後者が5〜40重量%であり、好
ましくは前者が70〜90重量%、後者が10〜30重量%であ
る。
また本発明ではEVOH(A)と部分ケン化EVA(B)のM
I、ブレンド率及びビニルアルコール含量から下記式
(1)により求められるP値が40以下、好ましくは15以
下である特定のEVOH及び部分ケン化EVAが用いられる。
またP値は0.6以上が好ましく、0.8以上がさらに好まし
い。
M=MA/MB(MA≧MBの時) M=MB/MA(MA<MBの時) MA:樹脂AのMI MB:樹脂BのMI VAA:樹脂Aのビニルアルコール成分の含有量(モル
%) VAB:樹脂Bのビニルアルコール成分の含有量(モル
%) B:樹脂Bの含有量(重量%) 式(1)で求められるP値は透明性に関して非常に重要
でP値は小さいほど透明性が良好であり、P値が40を超
えると透明性が不良になる。このことは該組成物を単層
製膜すると明らかであり、P値が40以上の組成物からな
るフイルムは、スジ、梨地の発生が激しく透明性が著し
く低下する。また、スジ、梨地の発生はMA、MBの大小関
係によつて決まることも見出した。すなわち、MA>MB
時は梨地が発生し、MA>MBのときはスジが発生する傾向
にある。さらに該組成物の透明性はEVOHと部分ケン化EV
Aのビニルアルコール含量に依存しEVOHと部分ケン化EVA
のビニルアルコール含量の差が小さいほど透明性が良好
である。さらに該組成物の透明性はEVOHと部分ケン化EV
Aのブレンド率に依存し、部分ケン化EVAのブレンド率が
小さい方が透明性が良好である。EVOHと部分ケン化EVA
のMIの比がフイルム膜面に大きく影響し、しかもMIの
比、ビニルアルコール含量の差及びブレンド率の値によ
り式(1)から求められるP値がかくも透明性に大きな
影響をあたえることは従来知られていなかったことで予
想外のものであった。
本発明におけるEVOHと部分ケン化EVAのブレンド方法
は、バンバリーミキサー、単軸あるいは二軸スクリユー
押出機、ブラベンダープラストグラフ等を用いる方法が
あるが、各成分を直接各種成形機に供給して成形機で混
練しながら成形加工してもよい。またこれらを混練する
際に可塑剤をブリードアウトしない程度に添加すること
は、部分ケン化EVAと可塑剤の相乗作用により柔軟化効
果が大きくなり好適である。可塑剤としてはグリセリ
ン、ジグリセリン、1,2プロパンジオール、1,3プロパン
ジオール、1,2ブタンジオール、1,3ブタンジオール、2,
3ブタンジオール、1,4ブタンジオール、1,2,6ヘキサン
トリオール、ジエタノールアミン、ジエチレングリコー
ルなどのアルコール系可塑剤が好ましく、またフタル酸
ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル、ワ
ツクス、流動パラフイン、リン酸エステルやさらにラウ
リンアミド、o,p−トルエンスルホンアミド、N−エチ
ル−o,p−トルエンスルホンアミドなどのアミド系化合
物も用いられる。
さらに他の添加剤(各種樹脂、熱安定化剤、酸化防止
剤、着色剤等)を本発明の作用効果が阻害されない範囲
内で使用することは自由である。熱安定化剤としては、
ハイドロタルサイト系化合物や、金属石けん、鉛塩系化
合物、有機銀系化合物などのポリ塩化ビニル用熱安定
剤、ヒンダードフエノール系化合物、ヒンダードアミン
系化合物、スルフイド系化合物、ホスフアイト系化合物
が用いられるがハイドロタルサイト系化合物が特に有効
である。
本発明の樹脂組成物は積層体で用いられることが好まし
い。この際本発明の樹脂組成物は中間層、最外層、最内
層のいずれの層に用いることができる。本発明の樹脂組
成物と積層する樹脂としては特に制限はないが、一般に
は透明性の良好な樹脂が好ましくは例えば低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体、ポリブデンなどのポリ
オレフイン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマ−などのオレ
フインを主体とする共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニルなどが例として挙げられる。このうち、
直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリアミドが好適である。
またこれらの樹脂と本発明の樹脂組成物の層間接着力が
十分でない場合には接着性樹脂層を設けることが好まし
い。接着性樹脂としては実用段階でデラミネーシヨンを
起こさないものであればよく特に限定されないが、好ま
しくはポリオレフイン系重合体、たとえばポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量45
重量%以下)、エチレン−アクリル酸エステルまたはメ
タクリル酸エステル共重合体(アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル含量45重量%以下)にエチレン性不
飽和カルボン酸またはその無水物を化学的に(たとえば
付加反応、グラフト反応により)結合させて得られる変
性ポリオレフイン系共重合体が用いられる。これらの接
着性樹脂は層間に設けるのではなく両層のいずれか、ま
たは両層に配合することも可能である。
本発明の樹脂組成物は積層体として、フイルム、シー
ト、チユーブ、パイプ、ボトルなどに成形することがで
き、各層の厚み構成には特に制限がないが、透明性の点
から本発明の樹脂組成物層は300μ以下の厚みで使用す
ることが好ましく、より好ましくは200μ以下である。
本発明の樹脂組成物を積層する方法は特に制限はない
が、共押出法、押出ラミネーシヨン法、ドライラミネー
シヨン法などが挙げられ、とりわけ共押出法によると本
発明の樹脂組成物の特徴が発揮できるため好適である。
このようにして得られた積層体は耐落下衝撃性の優れた
容器、エアーバツク防止性に優れたチユーブ、耐屈曲性
の優れたバツグインボツクス、スキンパツク適性、シユ
リンクフイルム特性に優れたフイルムとして使用するこ
とができる。
以下実施例により本発明をさらに説明するが本発明はこ
れによつて何ら限定を受けるものではない。
E.実施例 実施例1 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、190℃、2160g荷重の条件下でASTMD1238 65Tに準
じて測定したメルトインデツクス(MI)が5.5g/10分のE
VOH70重量部とエチレン含量が88モル%、酢酸ビニル成
分のケン化度が80%、MIが4.8g/10分の部分ケン化EVA30
重量部を30φの異方向2軸押出機によりブレンドペレツ
ト化を行なつた(P値=10.4)。このペレツトを用いて
厚さ25μのフイルムを40φの単軸押出機により製膜し
た。得られたフイルムについて膜面、成形性、ヘイズ、
ループステイフネス、耐屈曲性、ヤング率、酸素ガス透
過量(OTR)の評価を行なつた。
膜面の評価はスジ、梨地、ブツについて目視により表1
に示すA〜Eの5段階の評価を行なつた。また成形性は
ネツクインについて表1に示すA〜Eの5段階の評価を
行なつた。
ヘイズは日本精密光学(株)ポイツク積分球式光線透過
率計を用いて測定した。
ループステイフネスは東洋精機社製のループステイフネ
ステスターにり幅15mmのフイルムを長さ60mmのループ状
に曲げループの径が20mmになるまで圧縮した時の反発力
を20℃、65%RHの条件で測定した。ループステイフネス
はエアーバツク防止性の特性として重要であり、ループ
ステイフネスの小さい組成物がエアーバツク防止性が良
好であると考えられる。
耐屈曲性の評価は理学工業(株)製のゲルボフレツクス
テスターを用い、12インチ×8インチのフイルムを直径
3.5インチの円筒状となし、両端を把持し、初期把持間
隔7インチ、最大屈曲時の把持間隔1インチ、ストロー
クの最初の3.5インチで440°の角度のひねりを加え、そ
の後2.5インチは直径水平動である動作のくり返し往復
運動を40回/分の速さで20℃、65%RHの条件で300回く
り返した後のフイルムのピンホール数を求めた。
ヤング率はASTM D-882-67に準じて20℃、65%HRの条件
で測定した。ヤング率はスキンパツク適性、シユリンク
フイルム適性について重要である。すなわち延伸工程を
含むスキンパツク包装、シユリンクフイルム包装ではよ
り小さい力で延伸できる低ヤング率の組成物が適してい
ると言える。
酸素ガス透過量(OTR)の測定はModern Control社製のO
X-TRAN 10-50Aを使用し、20℃、65%RHの条件で測定し
た。
各々の評価結果を表2に示したが、この組成は膜面、成
形性、透明性とも良好でループステイフネス、耐屈曲
性、ヤング率などで表される柔軟性及びガスバリアー性
に優れている。
実施例2〜11 実施例1と同様の評価を表2に示したEVOH及び部分ケン
化EVAを用いて行なつた。各々の評価結果を表2に示し
た。これらの組成は膜面、成形性、透明性とも良好でル
ープステイフネス、耐屈曲性、ヤング率などで表される
柔軟性及びガスバリアー性に優れている。
比較例1 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、MIが5.5g/10分のEVOHを40φの単軸押出機により
厚さ25μのフイルムにより製膜した。このフイルムにつ
いて実施例1と同様の評価を行なつた。表2に結果を示
したが、このフイルムはループステイフネス、耐屈曲性
(ピンホール発生数)、ヤング率の値が大きく柔軟性に
欠ける。
比較例2〜11 実施例1と同様の評価を表2に示したEVOH及び部分ケン
化EVAを用いて行なつた。各々の評価結果を表2に示し
た。
比較例2ではループステイフネス、ヤング率の値が大き
く、ピンホールの発生個数も多く柔軟性に欠ける。
比較例3ではOTRの値が大きくガスバリアー性に欠け
る。
比較例4ではネツクインが大きく成形性が不良であつ
た。
比較例5、6ではOTRの値がガスバリアー性に欠ける。
比較例7ではフイルムにブツの発生が激しく、実用的に
使用できるレベルではなく、またこのためかピンホール
の発生個数が多かった。
比較例8ではループステイフネス、ヤング率の値が大き
く、ピンホールの発生個数も多く柔軟性に欠ける。
比較例9では部分ケン化EVAのケン化度が低いためヘイ
ズが大きく透明性に欠ける。
比較例10、11はP値が40以上であり、スジ、梨地の発生
がはげしく、このためヘイズが大きく透明性に欠ける。
実施例12 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、MIが5.5g/10分のEVOH70重量部とエチレン含量が8
8モル%、酢酸ビニル成分ケン化度が80%、MIが4.8g/10
分の部分ケン化EVA30重量部及びグリセリン3重量部を
実施例1と同様の方法でペレツト化、製膜を行ない、25
μのフイルムを得た。製膜性は良好であつた。このフイ
ルムのヘイズは2%で透明性が良好でループステイフネ
スは100mg、ヤング率は40Kg/mm2であり、300回のゲルボ
フレツクステストによつてもピンホールは発生せず良好
な柔軟性を示した。またOTRは2.2cc/m2day atmでありバ
スバリアー性も良好であつた。
実施例13 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、MIが5.5g/10分のEVOH70重量部とエチレン含量が8
9モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が95%、MIが4.8g/
10分の部分ケン化EVA30重量部からなる厚さ15μの中間
層(P値=10.4)と該中間層の両側に厚さ各30μの4−
メチル−1−ペンテンを共重合成分とし、該共重合成分
を3.2モル%含み、MIが2.1g/10分の直鎖状低密度ポリエ
チレンからなる表面層を有し、各層間に厚さ5μの酢酸
ビニル含量20重量%、無水マレイン酸含量0.5重量%の
無水マレイン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体から
なる接着性樹脂層を介して配された全層85μの積層フイ
ルムを3基の押出機、3種5層用多層ダイヘツドを用い
て共押出法により得た。中間層に用いた組成はあらかじ
め押出機によりブレンドしたペレツトを用いた。得られ
た積層フイルムについてゲルボフレツクステストを該積
層フイルムにピンホールの発生を認めるまで行なうとと
もに、該ピンホール発生に至るまでの各段階での酸素ガ
ス透過量を20℃、65%RHの条件で測定した。各段階での
屈曲疲労後の試料については12インチ×8インチの平面
となし、その中央部で測定した。測定結果を表3に示
す。ピンホール発生までの屈曲疲労テスト過程において
は、酸素透過量の変化は殆どなかつた。またピンホール
発生は該屈曲疲労テスト7000往復を経過するまで認めら
れず、7100往復経過後、ピンホールの有無を検査に付し
た時点でピンホール1ケが既に発生しているのを認め
た。また各層間のデラミネーシヨンは全く見られなかつ
た。また該フイルムのヘイズは4%であり透明性が良好
でありスジ、梨地も全く見られなかつた。
比較例12 実施例13において中間層のEVOHにブレンドする樹脂をエ
チレン含量が89モル%、MIが6g/10分のエチレン−酢酸
ビニル共重合体に変更した以外は実施例13と同様の評価
を行なつた。測定結果を表3に示す。屈曲疲労テストの
結果は実施例13と同様良好であつたが、該フイルムのヘ
イズは25%であり透明性に欠けていた。
実施例14 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、MIが5.5g/10分のEVOH70重量部とエチレン含量が8
9モル%、酢酸ビニル成分ケン化度が95%、MIが4.8g/10
分の部分ケン化EVA30重量部らなる平均厚さ50μの中間
層(P値=10.4)と該中間層の両側に酢酸ビニル含量5
重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体70重量部、酢酸
ビニル含量20重量%、無水マレイン酸含量0.5重量%の
無水マレイン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体30重
量部からなる平均厚さ各300μの内外層を有する容器
(内容量10l)を2台の押出機、2種3層用多層ダイヘ
ツドを用いて共押出、ダイレクトブロー成形により得
た。中間層に用いた組成はあらじめ押出機によりブレン
ドしたペレツトを用いた。この容器に水10lを充填し、1
mの高さから3回落下させたが、破袋せず良好な耐落下
衝撃性を示した。
比較例13 実施例14において中間層にEVOHを単独で用いた以外は実
施例14と同様の成形を行ない、同様の落下テストを行な
つた。この容器は1回目の落下で破袋した。
実施例15 エチレン含量が44モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が
99%、MIが5.5g/10分のEVOH70重量部とエチレン含量が8
9モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が95%、MIが4.8g/
10分の部分ケン化EVA30重量部からなる平均厚さ20μの
中間層(P値=10.4)と該中間層の両側に酢酸ビニル含
量8重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる平
均厚さ各150μの表面層を有し、各層間に酢酸ビニル含
量20重量%、無水マレイン酸含量0.5重量%の無水マレ
イン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる平均
厚さ15μの接着性樹脂層を介して配された全層平均厚さ
350μのチユーブ(内容量250ml)を3台の押出機により
3種5層ダイヘツドを用いてダイレクトブロー法により
得た。中間層に用いた組成はあらかじめ押出機によりブ
レンドしたペレットを用いた。得られたチユーブの胴部
中央を幅15mmで切断しループステイフネステスターによ
り10mm圧縮した時の反発力は650mgであつた。
実施例14 実施例15において中間層にエチレン含量が44モル%、酢
酸ビニル成分のケン化度が99%、MIが5.5g/10分のEVOH
を単独で用いた以外は実施例14と同様のループステイフ
ネステストを行なつたところ反発力は1500mgであつた。
F.発明の効果 本発明の樹脂組成物はEVOH単体に比べ透明性、ガスバリ
アー性を悪化させず、柔軟性が飛躍的に向上し、当該組
成物を少なくとも1層含む積層体は耐落下衝撃性、耐屈
曲性、エアーパツク防止性、スキンパツク適性、シユリ
ンクフイルム適性に優れた積層体として使用することが
できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン含量が25〜50モル%、酢酸ビニル
    成分のケン化度が90%以上、メルトインデツクス(190
    ℃、2160g荷重の条件下に測定した値)が15g/10分以下
    のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(A)60〜95
    重量%とエチレン含量が82〜94モル%、酢酸ビニル成分
    のケン化度が20〜98%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
    部分ケン化物(B)40〜5重量%からなり、かつ樹脂
    (A)と樹脂(B)のメルトインデツクス、ビニルアル
    コール成分の含有量及び樹脂Bの含有量から下記式
    (1)により求められるP値が40以下である樹脂組成
    物。 M=MA/MB(MA≧MBの時) M=MB/MA(MA<MBの時) MA:樹脂Aのメルトインデツクス(ただしMA≦15g/10
    分) MB:樹脂Bのメルトインデツクス VAA:樹脂Aのビニルアルコール成分の含有量(モル
    %) VAB:樹脂Bのビニルアルコール成分の含有量(モル
    %) B:樹脂Bの含有量(重量%)
  2. 【請求項2】請求項1記載の樹脂組成物を少なくとも1
    層含む積層体。
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