JPH0676636B2 - 耐応力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金 - Google Patents
耐応力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金Info
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- JPH0676636B2 JPH0676636B2 JP61051077A JP5107786A JPH0676636B2 JP H0676636 B2 JPH0676636 B2 JP H0676636B2 JP 61051077 A JP61051077 A JP 61051077A JP 5107786 A JP5107786 A JP 5107786A JP H0676636 B2 JPH0676636 B2 JP H0676636B2
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、押出材、圧延材、鋳造材として各種機械部
品、構造材等に用いられる非熱処理型アルミニウム合
金、特に耐応力腐食割れ性を改善した5000系のAl−Mg系
合金に関する。
品、構造材等に用いられる非熱処理型アルミニウム合
金、特に耐応力腐食割れ性を改善した5000系のAl−Mg系
合金に関する。
なお、本発明書において合金組成に用いる「%」はいず
れも重量基準によるものとする。
れも重量基準によるものとする。
従来の技術と問題点 高強度でしかも押出、圧延、鋳造が可能な非熱処理型ア
ルミニウム合金として、5000系のAl−Mg系合金、例えば
5052、5056、5083、AC7A合金等が知られている。これら
の系の合金は非熱処理型合金であることから、熱処理を
省略できるのが特徴である。しかしながら、特にこの系
の合金は耐応力腐食割れ感受性が大きく、使用時の負荷
応力、又は環境によっては割れが生じることがある。し
かも、可及的大きい強度を得るためにはMgの含有量を増
加しなければならないが、Mgの含有量を増加すると、耐
応力腐食割れ性が益々増大する傾向を示すため、強度と
耐応力腐食割れ性の両面に充分な満足を得ることは甚だ
困難であった。
ルミニウム合金として、5000系のAl−Mg系合金、例えば
5052、5056、5083、AC7A合金等が知られている。これら
の系の合金は非熱処理型合金であることから、熱処理を
省略できるのが特徴である。しかしながら、特にこの系
の合金は耐応力腐食割れ感受性が大きく、使用時の負荷
応力、又は環境によっては割れが生じることがある。し
かも、可及的大きい強度を得るためにはMgの含有量を増
加しなければならないが、Mgの含有量を増加すると、耐
応力腐食割れ性が益々増大する傾向を示すため、強度と
耐応力腐食割れ性の両面に充分な満足を得ることは甚だ
困難であった。
この発明は上記のような問題点に対し、Al−Mg系合金に
ついて比較的高率にMgの含有を許容して高強度を保有せ
しることを可能にしつつ、耐応力腐食割れ性の改善をは
かることを目的としてなされたものである。
ついて比較的高率にMgの含有を許容して高強度を保有せ
しることを可能にしつつ、耐応力腐食割れ性の改善をは
かることを目的としてなされたものである。
問題点を解決する為の手段 この発明者は、上記のような目的において、種々実験と
研究の結果、5000系アルミニウム合金をベースとして、
これにY、La、Ce、Pr、Nd、Sm等の希土類元素を比較的
多く添加することにより、高強度を保有せしめつつ、耐
応力腐食割れ性の顕著な改善効果を果しうることを見出
すに至り、本発明を完成した。
研究の結果、5000系アルミニウム合金をベースとして、
これにY、La、Ce、Pr、Nd、Sm等の希土類元素を比較的
多く添加することにより、高強度を保有せしめつつ、耐
応力腐食割れ性の顕著な改善効果を果しうることを見出
すに至り、本発明を完成した。
而して、この発明は、 Mg:2〜10% 希土類元素のうち1種または2種以上:3.5〜10% を含有し、あるいは更に、 Cu:0.05〜2.0% および(または) Mn:0.1〜1.5% Cr:0.05〜0.3% Zr:0.05〜0.25% のうちの1種または2種以上を含有し、残部アルミニウ
ム及び不純物からなる耐応力腐食割れ性に優れたアルミ
ニウム合金を要旨とする。
ム及び不純物からなる耐応力腐食割れ性に優れたアルミ
ニウム合金を要旨とする。
上記各合金成分及びその成分割合の限定理由について説
明すれば次のとおりである。
明すれば次のとおりである。
必須元素であるMgは、既知のとおり主として合金の強度
向上に寄与するものであり、その含有量が2%未満で
は、充分な満足すべき強度を得ることができない。反面
10%を超えて含有してもさして強度向上せず、むしろ熱
間加工、冷間加工が困難になるため不適である。
向上に寄与するものであり、その含有量が2%未満で
は、充分な満足すべき強度を得ることができない。反面
10%を超えて含有してもさして強度向上せず、むしろ熱
間加工、冷間加工が困難になるため不適である。
他の必須元素として添加される希土類元素は、その元素
の種類が特に限定されるものではないが、具体的には例
えばY、La、Ce、Pr、Nd、Sm等を好適物として挙示しう
る。もちろん、これらの元素は必ずしも単体元素である
必要はなく、希土類金属の混合塩化物を電解して得られ
るミッシュメタルを用いてもよい。この希土類に属する
元素は、主に合金の耐応力腐食割れ性を改善する効果を
有する。この効果の点から、本発明においては当該希土
類元素のすべてを相互に実質的に均等物として評価しう
るものである。従って、その1種または2種以上を任意
に組合わせて用いうるが、合金中における含有量が総量
で3.5%未満では耐応力腐食割れ性の改善効果に不充分
である反面、10%を超えて含有しても耐応力腐食割れ性
はあまり向上せず、むしろコスト面での不利益の方が大
きいものとなる。
の種類が特に限定されるものではないが、具体的には例
えばY、La、Ce、Pr、Nd、Sm等を好適物として挙示しう
る。もちろん、これらの元素は必ずしも単体元素である
必要はなく、希土類金属の混合塩化物を電解して得られ
るミッシュメタルを用いてもよい。この希土類に属する
元素は、主に合金の耐応力腐食割れ性を改善する効果を
有する。この効果の点から、本発明においては当該希土
類元素のすべてを相互に実質的に均等物として評価しう
るものである。従って、その1種または2種以上を任意
に組合わせて用いうるが、合金中における含有量が総量
で3.5%未満では耐応力腐食割れ性の改善効果に不充分
である反面、10%を超えて含有しても耐応力腐食割れ性
はあまり向上せず、むしろコスト面での不利益の方が大
きいものとなる。
Cuは、これも既知のとおり強度の向上に寄与するもので
あるが、含有量が0.05%未満ではその効果に十分でな
く、2.0%をこえるとかえって強度が低下するのみなら
ず、耐食性が急激に低下する。
あるが、含有量が0.05%未満ではその効果に十分でな
く、2.0%をこえるとかえって強度が低下するのみなら
ず、耐食性が急激に低下する。
その他の成分であるMn、Cr、Zrは、いずれも熱間加工時
の結晶粒の微細化に役立つものであり、Mn:0.1未満、C
r:0.05%未満、Zr:0.05%未満では上記効果に乏しく、M
n:1.5%超過、Cr:0.3%超過、Zr:0.25%超過の場合に
は、合金中に粗大な晶出物を生じて合金の機械的性質、
特に強度を低下する。
の結晶粒の微細化に役立つものであり、Mn:0.1未満、C
r:0.05%未満、Zr:0.05%未満では上記効果に乏しく、M
n:1.5%超過、Cr:0.3%超過、Zr:0.25%超過の場合に
は、合金中に粗大な晶出物を生じて合金の機械的性質、
特に強度を低下する。
発明の効果 この発明は、上述したところから既に理解しうるよう
に、Mg:2.5〜5%、あるいは更にCu:0.05〜2%を含有
するAl−Mg系の合金において、従来合金では、応力腐食
割れ感受性が高いために使用時の負荷応力を上げること
ができず、ひいては薄肉、軽量化を満足に達成し得なか
ったのに対し、希土類元素の添加により、後掲の実施例
に示されるように耐応力腐食割れ性が顕著に改善される
ため、ひいては使用時の耐力設計が可能となった。しか
も、従来のAl−Mg系合金では、その強度を上げようとし
ても、Mgの添加量をせいぜい5%程度にまで増大しうる
にすぎず、故に強度向上にも限界があったが、上記の耐
応力腐食割れ性の改善により、Mg含有量を10%まで増大
することが可能となり、従って押出材、圧延材、鋳造材
等として各種機械部品、構造材等の用途において、従来
合金より更に一段と高強度化による薄肉軽量化、小型化
の達成を可能にし得た。
に、Mg:2.5〜5%、あるいは更にCu:0.05〜2%を含有
するAl−Mg系の合金において、従来合金では、応力腐食
割れ感受性が高いために使用時の負荷応力を上げること
ができず、ひいては薄肉、軽量化を満足に達成し得なか
ったのに対し、希土類元素の添加により、後掲の実施例
に示されるように耐応力腐食割れ性が顕著に改善される
ため、ひいては使用時の耐力設計が可能となった。しか
も、従来のAl−Mg系合金では、その強度を上げようとし
ても、Mgの添加量をせいぜい5%程度にまで増大しうる
にすぎず、故に強度向上にも限界があったが、上記の耐
応力腐食割れ性の改善により、Mg含有量を10%まで増大
することが可能となり、従って押出材、圧延材、鋳造材
等として各種機械部品、構造材等の用途において、従来
合金より更に一段と高強度化による薄肉軽量化、小型化
の達成を可能にし得た。
実施例 下記の第1表に示す各種化学組成の合金を、6インチビ
レットに金型鋳造した。その後、520℃で16時間の均質
処理を行い、次いで更に450℃にて厚さ20mm、幅50mmの
平角棒に押出した。その後、冷間圧延を20%の圧下率で
行ったものを供試材とした。
レットに金型鋳造した。その後、520℃で16時間の均質
処理を行い、次いで更に450℃にて厚さ20mm、幅50mmの
平角棒に押出した。その後、冷間圧延を20%の圧下率で
行ったものを供試材とした。
そして、上記各供試材につき、それらの機械的性質を調
べると共に、応力腐食割れ試験を行った。結果を第2表
に示す。
べると共に、応力腐食割れ試験を行った。結果を第2表
に示す。
上記第2表に見られるようにこの発明に係るAl−Mg系合
金は、その固有の性質としての機械的強度を損うことな
く、むしろ強度の増大をはかることを可能にしつつ、従
来のAl−Mg系合金に較べて、耐応力腐食割れ性を顕著に
改善しうるものであることがわかる。
金は、その固有の性質としての機械的強度を損うことな
く、むしろ強度の増大をはかることを可能にしつつ、従
来のAl−Mg系合金に較べて、耐応力腐食割れ性を顕著に
改善しうるものであることがわかる。
Claims (4)
- 【請求項1】Mg:2.0〜10% 希土類元素のうちの1種または2種以上:3.5〜10% を含有し、残部アルミニウム及び不純物からなる耐応力
腐食割れ性に優れたアルミニウム合金。 - 【請求項2】Mg:2.0〜10% 希土類元素のうち1種または2種以上:3.5〜10% Cu:0.05〜2.0% を含有し、残部アルミニウム及び不純物からなる耐応力
腐食割れ性に優れたアルミニウム合金。 - 【請求項3】Mg:2.0〜10% 希土類元素のうち1種または2種以上:3.5〜10% を含有し、かつ Mn:0.1〜1.5% Cr:0.05〜0.3% Zr:0.05〜0.25%のうちの1種または2種以上 を含有し、残部アルミニウム及び不純物からなる耐応力
腐食割れ性に優れたアルミニウム合金。 - 【請求項4】Mg:2.0〜10% 希土類元素のうち1種または2種以上:3.5〜10% Cu:0.05〜2.0% を含有し、かつ Mn:0.1〜1.5% Cr:0.05〜0.3% Zr:0.05〜0.25%のうちの1種または2種以上 を含有し、残部アルミニウム及び不純物からなる耐応力
腐食割れ性に優れたアルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61051077A JPH0676636B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 耐応力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61051077A JPH0676636B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 耐応力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62207840A JPS62207840A (ja) | 1987-09-12 |
| JPH0676636B2 true JPH0676636B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=12876746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61051077A Expired - Lifetime JPH0676636B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 耐応力腐食割れ性に優れたアルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0676636B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113249623B (zh) * | 2021-06-16 | 2022-07-26 | 广西隆林利通线缆科技有限公司 | 铝镁合金线及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49134546A (ja) * | 1973-04-30 | 1974-12-25 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP61051077A patent/JPH0676636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62207840A (ja) | 1987-09-12 |
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