JPH0676782B2 - 燃料フイルタ装置 - Google Patents

燃料フイルタ装置

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JPH0676782B2
JPH0676782B2 JP60255713A JP25571385A JPH0676782B2 JP H0676782 B2 JPH0676782 B2 JP H0676782B2 JP 60255713 A JP60255713 A JP 60255713A JP 25571385 A JP25571385 A JP 25571385A JP H0676782 B2 JPH0676782 B2 JP H0676782B2
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浩司 泉谷
勇 重田
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日本電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ワツクスによる目詰りに対してのみ加熱を行
う燃料加熱型の燃料フイルタ装置に関する。
[従来の技術] 第2図はデイーゼルエンジンに使用される従来の燃料加
熱型燃料フイルタ装置を示す。第2図において、フイル
タ2を内蔵するフイルタケース1の上部に燃料入口部3
と燃料出口部4が形成され、入口部3から出口部4に至
るまでの間その途中にフイルタ2を介在させて燃料流路
が形成される。また燃料流路の途中には加熱装置7が配
設され、この加熱装置7にはリレー101のリレー接点101
aを介し電源(+V)から通電を行うことができるよう
構成される。通電が行われると加熱装置7は発熱する。
入口部3と出口部4との間には、マグネツト11を備えた
ダイヤフラム10、及びマグネツト11との間で必要に応じ
作用が生じるよう設けられたリードスイツチ13を内蔵す
る差圧検出器8が設けられる。リードスイツチ13は、電
源(+V)とアースとの間においてリレー101のリレー
コイル101bと直列に接続されている。
上記構成によれば、フイルタ2にワツクスによる目詰り
が生じていないときには、入口部3と出口部4の圧力差
は許容範囲内にあるのでダイヤフラム10はリードスイツ
チ13をオフ状態に保つ位置に保持される。しかし、ワツ
クスによる目詰りが発生して入口部3と出口部4との圧
力差が設定値以上になるとダイヤフラム10が変位し、リ
ードスイツチ13がマグネツト11の作用でオンになる。リ
ードスイツチ13がオンになると、リレー101のオン動作
により加熱装置7に通電が行われ、その熱でフイルタ2
に付着したワツクスを溶かし、目詰りを解消する。
デイーゼルエンジンでは、冬期に寒冷地で燃料中に半固
形状のワツクスが析出し、これが走行中に燃料フイルタ
に目詰りを生じてエンジンを停止するおそれがあるが、
上記の如き燃料フイルタ装置によればこれを防止するこ
とができる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、フイルタ2に生じる目詰りは常にワツクスに
よるものとは限らず、例えばスラツジによる目詰りも起
り得る。かかる目詰りが生じた場合にも、燃料フイルタ
装置では上記と同様な作用が生じ加熱装置2が発熱する
のであるが、目詰りがスラツジによるものであるから目
詰りは解消されない。このように従来の燃料フイルタ装
置では、スラツジ目詰りについても加熱装置7に対して
通電を行うので無駄に電力が消費されるという問題点を
有する。
本発明は、低温時において燃料中のワツクスが原因とな
つてフイルタが目詰り状態になつた時にのみ加熱装置に
通電を行うようにした燃料フイルタ装置を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る燃料フイルタ装置は、燃料入口部と燃料出
口部との間の燃料流路に配設されたフイルタと、燃料を
加熱し析出したワツクスを溶かすための加熱装置と、前
記燃料出口部の圧力状態の変化を差圧又は負圧の変化と
して検出する圧力検出器と、この圧力検出器の出力信号
に基づいて必要に応じ前記加熱装置に対し通電を行うス
イツチ素子とから成る構成に、更に、前記圧力の変化に
応じて変位する可動部及びこの可動部の変位を感知する
素子を備え変位信号を出力する変位検出器と、この変位
検出器の出力信号に基づき前記圧力変化の割合を検出し
ワツクス目詰りであるか否かを判定する判定手段と、こ
の判定手段の出力信号を受けることにより前記通電用ス
イツチ素子を通電可能状態にするスイツチ素子とを含ま
せて成るものである。
[作用] 本発明においては、変位検出器と判定器とによつて、発
生したフイルタ目詰りがワツクスによるものか又はスラ
ツジによるものかを判定し、ワツクスによる目詰りの場
合にのみ加熱装置に対し通電を行うようにした。
[実施例] 以下に、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明に係る燃料フイルタ装置の構成を示す縦
断面図及び電気回路図である。本発明における燃料フイ
ルタ装置では、ワツクスによる目詰りはスラツジによる
目詰りに比較して短時間(1時間以内)で進行するとい
う事実に着目し、この特性に基づいてフイルタに生じた
目詰りがワツクスによるものか又はスラツジによるもの
かを判別するように構成されている。
第1図において、1は有底筒体状のフイルタケースで、
フイルタケース1内の中央部にはフイルタ2、上部には
燃料入口部3及び燃料出口部4、下部にはレベルウオー
ニングスイツチ5が設けられている。燃料は、図中矢印
で示す如く、入口部3に流入し、中央通路6を通つて下
部に至り、フイルタ2を通過して上方へ移動し、出口部
4から流出する。矢印は燃料流路を示している。またレ
ベルウオーニングスイツチ5はフイルタ2で分離された
水分のレベルを感知するフロートレベルセンサである。
入口部3と中央通路6との間の燃料流路には空所が形成
され、この空所には加熱装置7が配設される。加熱装置
7には、例えばPTCヒータ(Positive Temperature Coef
ficient Thermisterの略語)が用いられる。
フイルタケース1の上側には、差圧検出器8が設けられ
る。差圧検出器8は室9を有し、室9の中央部にはダイ
ヤフラム10を配設し、隔絶された左室と右室を形成す
る。そして、左室は入口部3と、右室は出口部4とそれ
ぞれ連通している。ダイヤフラム10の図中左側部にはリ
ング状マグネツト11を備えた支持筒部材12が取り付けら
れ、室9外に配設されたリードスイツチ13とマグネツト
11とが所定の位置関係で作用し合うよう配置される。一
方ダイヤフラム10の図中右側部には右室内に配設された
抵抗体14の抵抗値を変化させる摺動子15が取り付けられ
ている。この抵抗体14と摺動子15によつて変位検出器16
が構成され、入口部3と出口部4との間の圧力差に起因
して生じるダイヤフラム10の変位を検出する。
次に電気回路の構成を説明する。21は電源端子、22は第
1のリレー、23は第2のリレー、24はワツクス目詰り判
定器である。リレー22はリレーコイル22aとリレー接点2
2bから成り、リレー23はリレーコイル23aとリレー接点2
3b,23cから成る。電源端子21とアース25との間におい
て、リレー接点22bとリレーコイル23aとリードスイツチ
13とが直列に接続され、更にリレー接点22bに並列にリ
レー接点23cが接続される、また電源端子21とアース26
との間に、前記低抗体14及び摺動子15とワツクス目詰り
判定器24とリレーコイル22aとが直列に接続される。更
に電源端子21とアース27との間にリレー接点23bと前記
加熱装置7とが直列に接続されている。
第3図にワツクス目詰り判定器24の回路構成を示す。ワ
ツクス目詰り判定器24は、演算増幅器28とコンデンサ
C1,C2と抵抗R1,R2とを図示の如く接続し、微分回路とし
て構成される。
上記構成を有する燃料フイルタ装置の動作について説明
する。フイルタ2において目詰りが生じないときには、
室9内のダイヤフラム10は、入口部3と出口部4の圧力
差が正常状態にあるから所定の位置にあり、リードスイ
ツチ13をオフ状態に保つ。フイルタ2に目詰りが生じた
ときには、出口部4の圧力が正常値より徐々に下回るの
で圧力差が次第に大きくなり、ダイヤフラム10は図中右
方向へ少しずつ変位する。目詰りが更に進行して入口部
3と出口部4の圧力差が設定値以上になると、マグネツ
ト11がリードスイツチ13の位置に接近してリードスイツ
チ13をオンにする。
一方、変位検出器16においては、目詰りの進行によつて
入口部3と出口部4の圧力差が変化し、ダイヤフラム10
が変位した場合にこれを抵抗体14における電圧の変化と
して検出する。変位検出器16から出力される信号はワツ
クス目詰り判定器24に入力される。ワツクス目詰り判定
器24は、変位検出器16から与えられる信号を微分し、そ
の微分値が設定値以上であるときに出力を出す。すなわ
ち、ダイヤフラム10の位置変化の割合が設定値以上であ
るときには、ワツクスによる目詰りがフイルタ2に生じ
たため圧力差が生じたと判断するのである。一般に、ワ
ツクス発生による目詰りは1時間以内の短時間で目詰り
が進行し、スラツジによる目詰りは1時間内外の短時間
では目詰り状態にほとんど変化がない。従つて、フイル
タ2の目詰りによつて差圧検出器8が圧力差を検出した
場合、変位検出器16の出力を微分したものが設定値以上
か否かをみれば、その目詰りがワツクスによるものか、
スラツジによるものかを判別することが可能となる。
前記のように、ワツクス目詰り判定器24が出力を出して
リレー接点22bをオンにすると、このリレー接点22b及び
既にオン状態にあるリードスイツチ13を介して電流が流
れ、リレー23をオン動作させる。リレー23のオン動作に
よりリレー接点23b,23cをオンにすると、リレー接点23b
を介して加熱装置7に通電が行われる。加熱装置7に通
電が行われると、燃料は加熱され、ワツクスが溶けてフ
イルタ2の目詰りは消失する。またリレー接点23cは、
変位検出器16の出力信号の変化割合が低下し、判定器24
の出力が0になつた場合であつても、差圧検出器8の出
力がオフ状態になるまでの間はリレー23をオン状態に保
持し、加熱装置7への通電を継続するためのものであ
る。
上記構成によれば、スラツジによつてフイルタ2に目詰
りが生じた場合には、差圧検出器8がオン出力を出した
としても判定器24の出力が0に保持されるため、加熱装
置7に通電が行われることはない。
なお、スラツジによる目詰りの場合には、差圧検出器8
の出力がオン、ワツクス目詰り判定器24の出力がオフで
あることを条件にして、ダツシユボードのランプを点灯
するように構成することもできる。かかる構成によれ
ば、ユーザに対してスラツジによる目詰りのためフイル
タ2が交換時期に来ていることを知らせることができ
る。
本発明に係る他の変更実施例として更に次のように構成
することもできる。フイルタ目詰りを検出するにあたつ
ては差圧検出器8の代わりに大気と出口部4との圧力差
を求める負圧検出器を用いることができる。変位検出器
16として抵抗体14における電圧変化を利用したが、その
代わりにコンデンサを用いて電気容量の変化を利用する
こともできる。更にワツクス目詰り判定器24を、コンピ
ユータを利用して実現することも可能である。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように本発明によれば、デイーゼ
ルエンジン用燃料加熱型燃料フイルタ装置においてワツ
クス目詰りとスラツジ目詰りの目詰り発生特性を利用し
て両者を判別できる判定手段を備え、この判定手段の指
令信号に基づいて加熱装置に対する通電を制御するよう
にしたため、ワツクス目詰りの場合にのみ加熱を行うこ
とができ、電力を有効に利用し経済性を向上することが
できるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る燃料フイルタ装置の構成図であ
る。 第2図は従来の燃料フイルタ装置の構成図である。 第3図はワツクス目詰り判定器の回路図である。 [符号の説明] 1……フイルタケース、 2……燃料入口部、 3……燃料出口部、 7……加熱装置、 8……差圧検出器、 10……ダイヤフラム、 16……変位検出器、 22……第1のリレー、 23……第2のリレー、 24……ワツクス目詰り判定器。 なお図面中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料入口部と燃料出口部との間に配設され
    たフイルタと、燃料を加熱するための加熱装置と、前記
    燃料出口部の圧力変化を検出する圧力検出器と、この圧
    力検出器の出力信号により前記加熱装置に通電を行うス
    イツチ素子とを備えた燃料フイルタ装置において、 前記圧力変化に応じて変位する可動部及びこの可動部の
    変位を感知する素子を備えた変位検出器と、この変位検
    出器の出力信号に基づき前記圧力変化の割合を検出しワ
    ツクス目詰りであるか否かを判定する判定手段と、この
    判定手段の出力信号を受けることにより前記通電用スイ
    ツチ素子を通電可能状態にするスイツチ素子とを含むこ
    とを特徴とする燃料フイルタ装置。
JP60255713A 1985-11-14 1985-11-14 燃料フイルタ装置 Expired - Fee Related JPH0676782B2 (ja)

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