JPH0676A - 乙類焼酎蒸溜廃液処理用立型減圧低温蒸発乾燥装置 - Google Patents

乙類焼酎蒸溜廃液処理用立型減圧低温蒸発乾燥装置

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JPH0676A
JPH0676A JP20287792A JP20287792A JPH0676A JP H0676 A JPH0676 A JP H0676A JP 20287792 A JP20287792 A JP 20287792A JP 20287792 A JP20287792 A JP 20287792A JP H0676 A JPH0676 A JP H0676A
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JP
Japan
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waste liquid
water
shochu
evaporation
water content
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Iwao Nakano
巌 中野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 含水率91〜94%の乙類焼酎蒸溜廃液を熱
風乾燥の如く“焦がす”事なく含水率10%以下の固形
分にし、濃厚飼料・有機肥料として用いる事を目的とし
ている。この発明により、乙類焼酎蒸溜廃液は高濃度S
Sを殆ど除去出来るので、後段で経済的な完全な水処理
が出来、海洋投棄に頼っていた廃液の陸上処理を可能と
することが出来た。 【構成】 立型減圧蒸発乾燥缶は−650mmHgまで
減圧して、低温で蒸発乾燥が容易に出来るよう構成され
ている。形状は図2に示す通り立型で内容量は廃液を計
画量投入しても上半分が空間となるように設計されてお
り、その空間には粉体飛散防止のためデミスター図2
(8)及び(9)が交互にセットされ、さらせその上に
図2(6)のバグフィルターがあり、従来起こった真空
ポンプ回路の閉塞は絶対に起こらない装置構成となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼酎蒸溜廃水・澱粉廃
水・ビール・ウイスキー廃水・豆腐製造廃水とうの廃水
処理中前段処理装置として廃水処理の分野で利用される
ものである。また飼料化・肥料化という資源再利用の分
野で利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】(請求項1)に対する従来の技術の熱風
乾燥機は、含水率94%の焼酎蒸溜廃液と含水率10%
以下のビール粕・醤油粕乾燥品・ふすまとうを混ぜ、ド
ライヤーの中に投入した後、500℃近くの高温ガスと
接触させ回転攪拌翼で流動化されつつ瞬時に乾燥を行う
という装置であるため、焼酎廃液が焦げ付いて失敗に終
わった。また、立型遠心薄膜乾燥機で焼酎蒸溜廃液を乾
燥している従来の技術は、蒸溜廃液を入口ノズルより缶
内に入れ、回転ブレードの遠心力で伝熱面である缶内面
に薄い膜となって缶外の蒸気により加熱され蒸発をしな
がら含水率72%の濃縮液が出来る。これを更に、フス
マ・乾燥澱粉かす・糠などを加えてサイレージに入れ、
30日程醗酵させ粗飼料とする方法であり、含水率が7
2%と高くサイレージにする手間が入手不足の畜産業界
に嫌われ失敗に終わった。
【0003】(請求項2)に対する従来の技術は殆ど横
型減圧蒸発缶で、 (イ) 横型機缶本体が回転する方式の場合、焼酎廃液
が乾燥して含水率が10%に近づいて粉体化すると、機
缶本体内に設けられた蒸発蒸気排出管にはバグフィルタ
ー・デミスターとうの粉体防護装置が空間がなく取り付
ける事が出来ないので、粉体が蒸発蒸気排出管とうに詰
まって蒸発蒸気排出管あるいは真空ポンプが閉塞する。
そのため減圧度が上昇せず、缶内沸騰温度は80℃以上
となり、焼酎蒸溜廃液の“こげ”が出来る。 (ロ) 横型機本体固定で内部の攪拌装置が回る方式の
場合、攪拌装置を受ける軸受が左右2ケ所必要な上、下
面に働く攪拌装置の重力を受けながら回転するので片減
りを起こし、気密度が損なわれ高い減圧度にする事は不
可能であり、このため50℃以下の低温乾燥を行う事は
不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】熱風乾燥法による従来
の技術では焼酎蒸溜廃液は“こげ”て廃棄物処理を行う
必要があり、焦げずに含水率10%以下の乾燥して保存
ができ流通性の良い焼酎かす固形物の出来る発明が求め
られていた。
【0005】遠心薄膜乾燥法で濃縮した焼酎蒸溜廃液濃
縮液も、フィルタープレスメデカンタ等脱水機で固液分
離した脱水ケーキも75%に及ぶ含水率のため、牧場に
運んでフスマ・乾燥澱粉かす・糠などを加えて30〜4
0日醗酵させ粗飼料とするか牛糞・鶏糞などと混ぜて、
コンポスト化し、14〜20日かけて醗酵させ、有機肥
料とする方法が必要で、サイレージ及びコンポストの施
設が必要となり施設建設費が大きい上人手が必要な処か
ら、何とか同一装置でそのまま濃厚飼料・有機肥料が出
来る技術の発明が望まれていた。さらに、フィルタープ
レス・デカンタの場合、同時に出る濃厚有機物である▲
ろ▼液の処理が大きな問題となり解決が課題となってい
た。
【0006】横型減圧蒸発缶の場合、構造上焼酎蒸溜廃
液が固形分化して円型缶体底部にたまっても蒸発蒸気排
出管の入口までの距離は短く、“おから”1,000k
g処理の減圧蒸発缶を例にとると、乾燥固形分の層表面
から蒸発蒸気排出管までの距離は600m/mで、蒸発
蒸気排出管を保護するバグフィルター・デミスターを取
り付ける余地は全くなく、焼酎蒸溜廃液も用いて−60
0mmHgまで減圧して50℃以下で焦がさないように
沸騰蒸発させようとしても、固形分の含水率が20%前
後で粉体が吸引され、蒸発蒸気排出管を閉塞して真空引
が不可能となる。また横型減圧蒸発缶の場合、内部に攪
拌装置を設けず、缶本体回転法を採ると缶本体の芯に取
付けられた水封式真空ポンプに接続されている蒸気蒸発
排出管が構造上振れを起こし易く次第に気密度を失う。
また缶本体固定方式で内部攪拌装置付とすると、左右軸
受の下面に重力による片減りを起こすと共に気密度を損
なう原因となるので発明による根本的改善が望まれてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明に於いては、熱風乾燥機・遠心薄膜乾燥機やフ
ィルタープレス・デカンタ・ベルトプレスなどの脱水
機、或いはすぐ目詰まりを起こすセラミックフィルター
・膜などの精密 過装置を用いる事なく、図1の如く、
立型減圧蒸発缶を用いて減圧度を−650mmHgにし
て缶内温度50℃以下で沸騰蒸発さす事により、焼酎蒸
溜廃液を焦がさず蒸発させ、含水率10%以丁の固形分
にする事にした。蒸発分は凝縮器・セパレーターで液体
に還元して無色透明の凝縮水にした。缶内温度は50〜
55℃に保てばよいからジャケット内温水温度は60〜
65℃で済むので、焼酎工場蒸溜釜冷却器より出る多量
の温排水に既設のボイラーの余熱を加え60〜65℃に
した後ジャケットに送れば済み廃熱利用で経済的な実用
装置となる。
【0008】従来の減圧・真空乾燥機は横型であるた
め、 (イ) 軸受部に下面重力が働き片減りを起こし気密度
が損なわれる。 (ロ) 蒸発気排出口と粉体状になった固形分との距離
が短く、バグフィルターを取り付ける余地がないという
課題を立型減圧蒸発乾燥缶を用いて解決した。気密度が
洩れ易い缶外軸封は上部の一ケ所となり、洩れは殆ど発
生せず減圧度が上がり易くなる他、製作が容易になっ
た。立型減圧蒸発乾燥缶には缶内上半分が空間となって
いるので、粉体の飛散によって蒸発蒸気排出管が閉塞し
ないように図2の如くデミスターを交互につけ、さらに
バグフィルターも取り付けて粉体閉塞を完全に防せぎ、
減圧度を−650mmHgにする事に成功して課題を解
決した。
【0009】
【作用】焼酎蒸溜廃液のSS処理は、廃液の水処理の前
処理として必要不可欠のものである。その理由は例えば
麦焼酎蒸溜廃液の場合、BOD80,000mg/lS
S40,000mg/l 有機物110,000mg/
l以上という濃厚廃液であるため、メタン醗酵・酵母処
理などで処理を計画してもSSをある程度除去しない
と、基質の分解に長時間日数を要し、施設が非常に大き
くなって経済性が悪くなり実用化しないという問題があ
ったが、本発明は、減圧して沸騰蒸発が低温で出来る事
を利用し−650mmHgの減圧度で可能となる50℃
以下の温度に於いて焼酎蒸溜廃液を沸騰蒸発させ、含水
率10%以下の固形分にしてSSを完全除去出来るとい
う作用を基本技術として用いたものであります。
【0010】この作用により缶内温度は50℃で済むの
で、外缶ジャケット内温水温度は60〜65℃で済み、
焼酎工場の廃熱を熱源にして充分運転可能となります。
【0011】
【発明の効果】現在九州地区だけで年間50万mも排
出する乙類焼酎蒸溜廃液は、殆ど海洋投棄されており、
1995年末の海洋投棄中止を前に陸上に於ける蒸溜廃
液処理技術の確立が急がれているが、BOD80,00
0mg/l SS40,000mg/l 有機物11
0,000mg/lに及び、高濃度廃液のため処理技術
の確立は難しく、特に高濃度SSが処理技術確立のネッ
クとなっていた。本発明によりSSは、含水率10%以
下の固形分となり、蒸発分の凝縮水のSSは殆ど零とな
り、BODも4,000mg/l以下となる上、量も廃
液原液量の60%以下となるので陸上処理技術確立の問
題は一挙に解決されその効果は大であると考える。
【0012】さらに本発明により1日廃液排出量が0.
5〜10m以下の小規模焼酎工場では、この装置に市
販浄化槽をつけるだけで濃厚な焼酎廃液の処理が出来
る。焼酎蒸溜廃液排出量が0.5〜10m以下の小規
模乙類焼酎工場は、全国370工場に及ぶ乙類焼酎工場
の中300工場以上に及んでおり、この本発明の装置の
及ぼす効果は大きく、廃液処理の問題を一挙に解決する
事が出来ると考えております。また豆腐工場・ビール工
場・味噌・醤油工場にも用いる事が出来、発明の効果は
大きいと考える。
【図面の簡単な説明】
【図1】立型減圧低湿蒸発乾燥装置の全体斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 立型減圧蒸発乾燥缶 2 冷却機 3 蒸溜温排水タンク 4 既設ボイラー 5 貯湯タンク 6 除菌コンプレッサー 7 凝縮器 8 オーバーフロー室付セパレーター 9 水封式真空ポンプ 10 脱気脱臭塔 11 バグフィルター点検口 12 メカニカルシール付減速攪拌機 13 通気開閉電磁弁 14 冷水用ラインポンプ 15 温排水タンク用ラインポンプ 16 温水用ラインポンプ 17 冷温水供給管 18 冷温水排出管 19 安全弁 20 下部取出し口 21 廃液投入口 22 温排水供給管 23 蒸気供給管 24 井水 25 コンプレッサー送気管 26 蒸発蒸気排出管 27 凝縮器排出管 28 セパレーター排出管 29 水封式真空ポンプ排出管 30 排水管
【図2】1 立型減圧蒸発乾燥缶 2 立型減圧蒸発缶内缶 3 立型減圧蒸発缶外缶 4 ジャケット 5 バグフィルター点検口 6 バグフィルター 7 メカニカルシール付減速攪拌機 8 デミスター 9 デミスター付攪拌羽根 10 下部テフロン製軸受 11 下部かき上げ攪拌羽根 12 蒸発蒸気排出管 13 コンプレッサー送気管 14 廃液投入口 15 冷・温水排出管 16 冷温水供給管 17 下部取り出し口 18 安全弁 19 通気開閉電動弁 20 保温及びラッキング 21 ブレード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図1(21)の廃液投入口より投入され
    た含水率91〜94%の乙類焼酎蒸溜廃液を、含水率1
    0%以下の固形分に乾燥させる事を目的とした装置で図
    1(1)の立型減圧蒸発乾燥缶を中心に構成されてい
    る。図1(9)の水封式真空ポンプを用いて缶内減圧度
    を−650mmHgに下げ、(3)の蒸溜温排水、
    (4)の既設ボイラー、(5)の貯湯タンクによって作
    られた温度65℃以上の温水を(16)の温水用ライン
    ポンプで(1)の立型減圧蒸発乾燥缶のジャケットに送
    ると、(1)の立型減圧蒸発乾燥缶の缶内温度は55〜
    50℃に保たれる。缶内減圧度が−650mmHgの場
    合、焼酎蒸溜廃液は50℃前後で沸騰蒸発を起こし、廃
    液の水分は蒸発を始める。(12)のメカニカルシール
    付減速攪拌機によって攪拌を続けながら55℃以下の低
    温で15〜18時間蒸発を続けると、91〜94%の含
    水率を有する蒸発廃液は10%以下の含水率を有する固
    形分となる。一方で蒸発した蒸気は(11)のバグフィ
    ルター点検口の上部に接続されている(26)の蒸発蒸
    気排出管を経て、(7)の凝縮器、(27)の凝集器排
    出管、(8)のオーバーフロー室付セパレーターに導か
    れる。蒸気体温度は40℃まで下がり(8)のオーバー
    フロー室付セパレーターで気水分離されて気体の方は
    (28)のセパレーター排出管、(9)の水封式真空ポ
    ンプ、(29)の水封式真空ポンプ排出管を経て、(1
    0)の脱気脱臭塔より大気中に放散される。(8)のオ
    ーバーフロー室付セパレーターで分離された無色透明の
    凝縮水は、(31)の凝縮水排出管を経て、希釈放流か
    簡単な水処理を加えた後放流される。このようにして含
    水率91〜94%の焼酎蒸溜廃液を15〜18時間かけ
    て低温蒸発し、含水率10%以下の固形物となる。
  2. 【請求項2】 焼酎蒸溜廃液の場合、野菜である芋を原
    料とした芋焼酎及び65%まで精米・精麦した米・麦を
    原料とした米焼酎・麦焼酎の蒸溜廃液は、含水率が減少
    して10%以下になると、次第に粉体化して1立方cm
    当たり0.35gという軽さになり、真空引きしたさ
    い吸引され、真空ポンプに繋がる蒸発蒸気排出管を閉塞
    して減圧を妨げ機能を停止する。本発明は、まず蒸発缶
    本体を図2(1)の如く立型減圧蒸発乾燥缶とし、さら
    に図2(12)の蒸発蒸気排出管が接続されている図2
    (5)のバグフィルター点検口に取り外して掃除の出来
    る(6)のバグフィルターが付属され、粉体の蒸発蒸気
    排出管(12)への混入を防ぐ構造となっている。さら
    に(2)の立型減圧蒸発缶内缶の深さ寸法は、投入蒸溜
    廃液を缶内に投入した時の深さ寸法の倍以上、含水率1
    0%の粉体固形分となった場合、缶底にある粉体固形物
    の深さ寸法は、内缶深さ寸法の1/5以下となるよう空
    間がとってありその空間に(8)のデミスター、(9)
    のデミスター付攪拌羽根が交互に取り付けられて粉体が
    (6)のバグフィルターに達する前に殆どの飛散粉体が
    デミスターに捕捉される構造となっている。従って、飛
    散粉体による真空ポンプ回路の閉塞がなく−650mm
    Hg以上の減圧度を保つ事は容易である。さらに図2
    (1)の立型減圧蒸発乾燥缶は垂直に(7)のメカニカ
    ルシール付減速攪拌機が取り付けられ、(10)の下部
    テフロン製軸受も缶内底部に設けられているため、横型
    減圧蒸発缶・横型真空乾燥機の如く、攪拌羽根・シヤフ
    トの重量による軸受装置の下面重力による片減りが原因
    の気密洩れが起こらない構造となっており、真空ポンプ
    による真空引きが完全に行える事から、−650mmH
    g以上の減圧度を保つ事が容易である事を特長とした装
    置。
JP20287792A 1992-06-19 1992-06-19 乙類焼酎蒸溜廃液処理用立型減圧低温蒸発乾燥装置 Pending JPH0676A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101352444B1 (ko) * 2012-02-29 2014-01-20 주식회사 세종파마텍 진공건조믹서기
KR101367148B1 (ko) * 2012-02-29 2014-02-27 주식회사 세종파마텍 진공건조방법
CN113736611A (zh) * 2021-09-27 2021-12-03 戴安峰 一种可充分发酵并更换冷却水的白酒蒸馏炉
CN117025342A (zh) * 2023-09-25 2023-11-10 海利晟(天津)科技股份有限公司 一种降低白酒中杂醇油的精馏装置及其精馏方法

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