JPH0677205B2 - ロボツトの制御方法 - Google Patents

ロボツトの制御方法

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JPH0677205B2
JPH0677205B2 JP60118972A JP11897285A JPH0677205B2 JP H0677205 B2 JPH0677205 B2 JP H0677205B2 JP 60118972 A JP60118972 A JP 60118972A JP 11897285 A JP11897285 A JP 11897285A JP H0677205 B2 JPH0677205 B2 JP H0677205B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は産業用ロボツト等の制御方法に係り、特に6自
由度ロボツトの特異点近傍で制御不能となる状態を回避
するのに好適なロボツトの制御方法に関する。
〔発明の背景〕
従来の産業用ロボツト等の特異点近傍で制御不能となる
状態を回避する方法としては、たとえば特開昭58−1148
88号公報に示されるように特異点近傍で目標関節角度に
所定量を加える方法が提案されている。しかしこの従来
方法ではロボツトが特異点近傍を通過するだけで関節角
度のモードが変化した場合のロボツトの制御には対応で
きず、ロボツトを特異点近傍において所定の速度で駆動
することができないという課題を有していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決すべく、6
つの対偶の先にハンドを有して6自由度で構成されたロ
ボツト機構の制御において、ロボツト機構の姿勢が特異
点およびその近傍になったとしても、ハンドの基準点を
指定された経路通りに並進運動させて特異点近傍を通過
させて円滑な駆動制御が可とされたロボツトの制御方法
を供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するために、6つの対偶の先に
ハンドを有して6自由度で構成されたロボツト機構の制
御方法において、軸が前記ハンドの基準点を通る仮想の
対偶1つを加えた7自由度のロボツトの制御モデルを用
いて通常は該仮想の対偶を固定したものとみなして前記
ロボツト機構を制御し、該ロボツト機構の姿勢が特異点
に近付いたとき、特異点近傍においてその運動が大きく
変化する、予め定められた2以上の対偶(後述の実施例
では対偶4,6がこれに該当)のうち、何れか1つの対偶
(例えだ対偶6)の運動(回転速度6)を最終目標値
(Θ6f)に到達するように後述する(8)式により定め
てハンドの運動を各サンプリング時に前記仮想の対偶を
含めた残りの6個の対偶について座標変換する(後述す
る(3),(4),(5),(6)式に基づいて(9)
式を解く)ことにより前記残りの6個の対偶の各サンプ
リング時の制御指令値(回転速度1,2,3,4,
5)を決定して該決定された各サンプリング時の制御
指令値および前記定められた1つの対偶の運動指令値
(回転速度6)に基づいてロボツト機構の6つの対偶
を制御することにより前記ハンドの基準点を指定された
経路に沿って前記特異点近傍を通過させることを特徴と
するロボツトの制御方法である。
〔発明の実施例〕
以下に本発明の一実施例を第1図ないし第6図により説
明する。
まず第2図は本発明によるロボツトの制御方法の一実施
例の対象とする6自由度多関節形ロボツト機構の外観斜
視図である。第2図において、ロボツト機構9の手首の
部分にはワーク等を把持するハンド8が接続されてい
る。
第3図は第2図のロボツト機構9の骨格を示す説明図で
ある。第3図において、第2図のハンド8を接続するロ
ボツト機構9は1ないし6の6個の回り対偶1〜6で構
成され、かつ回り対偶1と2の軸1(1は軸に平行
な単位ベクトル)と2は直角(ねじれ角)、対偶2と
3と4の軸2と3と4は平行、対偶4と5の軸
4と5は直角、対偶5と6の軸5と6は直角にな
るように設定される。なおO1−X1Y1Z1は対偶1の直交座
標系(Z1は対偶2のZ軸)、Θ1〜Θ6は対偶1〜6の
軸回りの回転角である。
このロボツトでは対偶5が回転すると対偶6が対偶2と
3と4と平行になる位置があり、このときにこのロボツ
ト機構9は特異姿勢をとる。かつこのときの対偶5の回
転角Θ5の値をγとすると、このロボツト機構ではΘ5
=γのときに特異姿勢をとるなら、Θ5=γ+πでも特
異姿勢をとる。
いまこのロボツトが対偶5の回転価Θ5=γで特異姿勢
をとると、対偶2と3と4と6で着面4節リンク機構を
構成し、この位置でハンド8の位置・姿勢が空間内で固
定されていても、対偶2と3と4と6は軸回りの回転が
可能である。この意味は4個の対偶2と3と4と6の自
由度が機構の内部で重複し、外部に対しては3自由度の
働きしかしないことであり、このときにロボツトの自由
度は1自由度低下し、6自由度ロボツトが5自由度ロボ
ツトの機能しかもたないことになる。したがつてこのよ
うな特異点およびその近傍においてハンド8に対する自
由な速度指令を与え、これに追従するようにロボツト機
構9を制御しようとしても、6自由度ロボツトでは特異
点において5自由度ロボツトと同等になるため制御不能
となる。しかしロボツトが7自由度であるならば特異点
でも6自由度をもつことになり、制御不能となることは
ない。そこで本発明によればこの6自由度ロボツトに7
番目の仮想の対偶を加えた仮想の7自由度ロボツトをも
とに特異点近傍でのロボツトの制御を可能にする。
第1図は本発明によるロボツトの制御方法の一実施例の
#7の仮想対偶の設定方法を示す説明図である。第1図
において、第2,3図の実際のロボツト機構9かあるいは
それに類似した6自由度ロボツト機構に新たな1自由度
を加えた7自由度ロボツトを仮想し、第2,3図のロボツ
ト機構9に対しては#7の仮想の回り対偶7の軸
7(7は軸方向の単位ベクトル)が静止直交座標系O
−XYZの位置(は原点Oを始点とする位置ベクト
ル)にあるハンド8の基準点Ohを通過し、かつ#6の
対偶6の軸6(6は軸方向の単位ベクトル)と直角
になるように設定する。なおロボツトを駆動するとき
に、通常は仮想の#7の対偶7の回転角Θ7は特定の値
をとりたとえばΘ7=0とし、またその回転速度7は
7=0であるとする。
第4図は第2,3図のロボツト機構9のハンド8の位置・
姿勢の表示方法を示す説明図である。いまロボツト機構
9のハンド8の位置と姿勢を第4図に示すようにハンド
8の基準点Ohの静止直交座標系O−XYZの原点0から
の位置ベクトルと基準点Ohを原点とするハンド8の
直交座標系の3本の軸に平行な単位ベクトル,,
で表示する。ここでハンド8の目標位置・姿勢をf,
f,f,fとし、その現在位置・姿勢を,,
,とすると、ハンド8を現在位置・姿勢から目標位
置・姿勢に到達させるためには、ハンド8の並進速度
と回転速度を次のように定めればよい。
ただし、 またi番目(i=1,2,…7)の対偶の位置iとその対
偶の軸に平行な単位ベクトルiは6個の対偶の回転角
Θ1,Θ2,…Θ6から求まり、ハンド8の現在位置およ
び姿勢,,は同じくΘ1,Θ2,…,Θ6,Θ7(ただ
し通常はΘ7=0)から計算できる。ここで、i =(i−)×i (3)i =i (4) とし、6次元ベクトルiを次式とする。
=(1,i)T (5) ここにTは転置行列を示す。またハンド8の速度を、 S=(,)T (6) とすると、次の関係が成立する。
ただし、 ここで、通常は7=0とするから、(1),(2)式
から計算された(6)式のに対して(7)式を解くこ
とにより すなわち1〜6が求まり、この値を目標速度として
各対偶1〜6のアクチユエータを制御すればおよそハン
ド8は最終目標位置・姿勢f,f,f,fに到
達する。
しかし実際の6自由度ロボツトが特異姿勢に近付くと行
列|1,2,…,6|の値が零に近付き、 の要素1〜6のどれかの値が急激に大きくなり、上
記の方法では制御不能となる。そこで上記の6自由度ロ
ボツトが特異点の近傍にあるかどうかをΘ5の値がγあ
るいはγ+πの値に近いかどうかで判定する。すなわち
適当な微小値εを定め、 γ−ε<Θ5<γ+ε または γ+π−ε<Θ5<γ+π+ε を満たすかどうかで判定し、Θ5がこの条件を満たした
ときに制御の方法を以下のように変更する。
まずロボツトのハンド8の最終目標位置・姿勢f,
f,f,fに対応する各対偶1〜7の回転角Θ1f,
Θ2f,…,Θ6f(ただしΘ7=0とする)を定める。な
おこれらの回転角の値はテイーチングにより与えられて
いるのが普通であるが、そうでないときには座標変換の
演算により適切な値に定める。このとき(6自由度のロ
ボツトが特異姿勢に近付いたとき)対偶6の1つの運動
(回転速度6)を最終目標値(Θ6f)に到達するよう
に並進速度uを与えることによって対偶6の回転速度
6を次式で定める。
ここでΘ7の値は、回転速度7の値を制御装置内で積
分計算することによって求まる。
また回転角Θ1〜Θ7の値によりハンド8の現在位置・
姿勢,,,を計算し、これより(1)〜(6)
式を用いて,1,2,…,7を計算する。ここで
6の値は(8)式で定めているから、(7)式を次式に
変形する。なお、−6 6は、ロボツトが特異姿勢に
なってもハンド8の基準点Ohの位置を所定の経路に沿
って最終目標位置に動かすためである。
ただし、 そこでロボツトが特異点近傍にあつても(9)式を解く
ことができ、回転速度1,2,3,4,5,7が定ま
る。ここで(8)式と合せて対偶1〜6の回転速度1
〜6の指令値でロボツトの6つの対偶を制御すること
により、ロボツトが特異姿勢になっても仮想対偶7によ
ってハンド8の姿勢は変動するが、ハンド8の基準点O
hの位置を所定の経路に沿って最終目標位置へ動かすこ
とができる。なお、7の値は制御装置内部で回転角Θ
7を定めるための積分演算にのみ用いる。またここでこ
の動作モードへの切換え時に6の値が急激に変化する
場合には、前回の6の指令値6lと(8)式で求めた
値6dから実際の指令値を次式のように定めればよい。6 =6d+α(6d−6l) ただしαは0〜1の範囲の任意の値とする。以上説明し
たように、ロボツトが特異姿勢に近付いても、ロボツト
の各対偶1〜6は対偶1〜6の回転速度の指令値1〜
6で駆動制御されるため、実際のハンド8の運動は仮
想の#7の対偶7の軸回りの運動のみを無視して特異点
近傍を通過することになり、たとえばアーク溶接のよう
にトーチの軸回りに回転対称のツールを扱うときには仮
想の回り対偶7をトーチ軸と同軸としておけば作業に何
ら悪影響を及ぼさず、トーチの先は所定の経路に沿って
並進運動され、溶接を円滑に行うことができる。
このような制御を行えば最終的には対偶6の回転角Θ6
は目標値Θ6fに到達し、回転角Θ1,Θ2,Θ3,Θ4,Θ5,Θ
7も目標値Θ1f,Θ2f,Θ3f,Θ4f,Θ5f,Θ7fに到達
するため、対偶1〜6の回転角Θ1〜Θ6は目標ΑΘ1f
〜Θ6fとなり、すなわちハンド8の位置・姿勢は目標位
置・姿勢f,f,f,fとなる。以上の制御に
おいて無視しているのは仮想の7の対偶7軸回りの回転
運動であり、またこの対偶軸7はハンド8の基準点O
hを通るため、ハンド8の並進速度については指令値
通りとなり、ハンドの基準点Ohは所定の経路にそつて
移動する。
第5図は本発明によるロボツトの制御方法の一実施例の
ロボツト機構と制御装置を含むロボツトシステム構成図
である。第5図において、ロボツト機構9にはロボツト
を駆動するアクチユエータとその変位検出器(図示しな
い)が内蔵され、変位検出器から信号が制御装置10に送
られる。制御装置10には種々の演算を実行する演算装置
と、演算装置11により演算処理したデータを記憶する記
憶装置12が内蔵される。ロボツト機構9は制御装置10の
指令によりサーボアンプ13を介してアクチユエータによ
り駆動され、ロボツトのハンド8は所定の経路にそつて
所定の姿勢で移動し、把持したワーク等の作業を行う。
第6図は第5図のフローチヤートである。第6図におい
て、制御装置10はまずアクチユエータの変位検出器(エ
ンココーダ)の値を読み取り、これより対偶1〜6,7の
回転角Θ1〜Θ6,Θ7(ただし通常はΘ7=0)の値か
らハンド8の現在位置・姿勢,,,を計算し、
これと目標位置・姿勢f,f,f,fとの偏差
がほぼ零にならなければ(1)〜(6)式により,
〜7を計算する。ここで通常は|Θ5|<εまたは|Θ
5−π|<ε(ただしγ=0)でなければ、7=0と
して、1〜6を(7)式のヤコビアン行列から計算
し、1〜6の値を目標速度としてサーボアンプ13に
出力し各対偶1〜6のアクチユエータを制御し、偏差が
ほぼ零になりハンド8が目標位置・姿勢f,f,
f,fに到達した時点で終了する。しかし特異点近傍
で|Θ5|<εまたは|Θ5−π|<εであれば、6を
Θ6の目標値Θ6fから(8)式より決定し、1〜5,
7を(9)式のヤコビアン行列から計算し、なお7
+7T(Tはサンプリング周期)をΘ7の更新値とし、
1〜6の値を目標速度としてサーボアンプ13に出力
し各対偶1〜6のアクチユエータを制御する。このとき
アクチユエータの変位検出器の値を再び読み取り、これ
によりハンド8の位置・姿勢を計算し、これと目標位置
姿勢との偏差を計算し、その偏差がほぼ零でなければ再
び,〜7を計算して上記動作を繰返し偏差がほぼ
零になつた時点で終了する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、6つの対偶の先にハンドを有して6自
由度で構成されたロボツト機構の制御において、ロボツ
ト機構の姿勢や特異点に近付いたときでも停止させるこ
となく、追加された仮想モデルの1つの対偶によってハ
ンドの姿勢が変化するだけで、ハンドの基準点を指定さ
れた経路に沿って所望に並進運動させて前記特異点近傍
を円滑に通過させて駆動することができ、例えば溶接作
業を支障なく行わせることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるロボツトの制御方法の一実施例の
#7の仮想対偶の設定方法を示す説明図、第2図は同じ
くロボツト機構を示す外観図、第3図は同じく第2図の
骨格を示す説明図、第4図は同じく第1,3図のハンドの
位置・姿勢の表示方法を示す説明図、第5図は同じくロ
ボツトシステムを示す構成図、第6図は同じく第4図の
フローチヤートである。 1〜6……各#1〜#6回り対偶、7……#7仮想回り
対偶、8……ハンド、9……ロボツト機構、10……制御
装置、11……演算装置、12……記憶装置、13……サーボ
アンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】6つの対偶の先にハンドを有して6自由度
    で構成されたロボツト機構の制御方法において、軸が前
    記ハンドの基準点を通る仮想の対偶1つを加えた7自由
    度のロボツトの制御モデルを用いて通常は該仮想の対偶
    を固定したものとみなして前記ロボツト機構を制御し、
    該ロボツト機構の姿勢が特異点に近づいたとき、特異点
    近傍においてその運動が大きく変化する、予め定められ
    た2以上の対偶のうち、何れかの1つの指令値を該対偶
    の回転角度が最終目標値に到達する方向へ駆動する値に
    定めて、ハンドの運動を各サンプリング時に前記仮想の
    対偶を含めた残りの6個の対偶について座標変換するこ
    とにより前記残りの6個の対偶の各サンプリング時の制
    御指令値を決定して該決定された各サンプリング時の制
    御指令値および前記定められた1つの対偶の運動指令値
    に基づいてロボツト機構の6つの対偶を制御することに
    より、前記ハンドの基準点を指定された経路に沿って前
    記特異点近傍を通過させることを特徴とするロボツトの
    制御方法。
JP60118972A 1985-06-03 1985-06-03 ロボツトの制御方法 Expired - Lifetime JPH0677205B2 (ja)

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