JPH0677436B2 - けい光ランプの製造方法 - Google Patents
けい光ランプの製造方法Info
- Publication number
- JPH0677436B2 JPH0677436B2 JP9544285A JP9544285A JPH0677436B2 JP H0677436 B2 JPH0677436 B2 JP H0677436B2 JP 9544285 A JP9544285 A JP 9544285A JP 9544285 A JP9544285 A JP 9544285A JP H0677436 B2 JPH0677436 B2 JP H0677436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorescent lamp
- glass tube
- chloride
- weight
- adhesive strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はけい光ランプの製造方法に関し、特にけい光ラ
ンプにおけるガラス管の内面へのけい光体層の接着強度
の増加策に関するものである。
ンプにおけるガラス管の内面へのけい光体層の接着強度
の増加策に関するものである。
従来、けい光体をけい光ランプ用ガラス管の内面に被着
させる場合、例えばバインダーとしてニトロセルロース
を有機溶剤である酢酸ブチルに溶解した溶液にけい光体
を懸濁し、これをガラス管内面に塗布し、乾燥、焼成工
程を経てけい光体層を形成している。しかし、近年、省
資源、省エネルギー、作業環境等の問題から、水溶性バ
インダーが用いられてきている。
させる場合、例えばバインダーとしてニトロセルロース
を有機溶剤である酢酸ブチルに溶解した溶液にけい光体
を懸濁し、これをガラス管内面に塗布し、乾燥、焼成工
程を経てけい光体層を形成している。しかし、近年、省
資源、省エネルギー、作業環境等の問題から、水溶性バ
インダーが用いられてきている。
一般に、この水溶性バインダーは従来の有機溶剤のバイ
ンダーに比べけい光体層をガラス管の内面に接着させる
強度が弱く、極めて剥離しやすくなる。
ンダーに比べけい光体層をガラス管の内面に接着させる
強度が弱く、極めて剥離しやすくなる。
特に、上記水溶性バインダーがポリエチレンオキサイド
の場合、けい光体層の剥離現象が顕著にあらわれる。そ
のため、ガラス管へのけい光体層の付着強度を増加する
目的で例えば特開昭58-126658号公報に示されているよ
うに硝酸ストロンチウムおよび硝酸バリウムの少なくと
も1種とホウ酸、無水ホウ酸およびピロリン酸カルシウ
ムの少なくとも1つをけい光体塗料に添加することが提
案されている。
の場合、けい光体層の剥離現象が顕著にあらわれる。そ
のため、ガラス管へのけい光体層の付着強度を増加する
目的で例えば特開昭58-126658号公報に示されているよ
うに硝酸ストロンチウムおよび硝酸バリウムの少なくと
も1種とホウ酸、無水ホウ酸およびピロリン酸カルシウ
ムの少なくとも1つをけい光体塗料に添加することが提
案されている。
しかしながら、ガラス管内面に酸化スズ等の透明導電性
被膜を有するラピツドスタート形けい光ランプ用ガラス
管の内面にけい光体層を形成する場合も上述した剥離現
象がさらに顕著になる。
被膜を有するラピツドスタート形けい光ランプ用ガラス
管の内面にけい光体層を形成する場合も上述した剥離現
象がさらに顕著になる。
この場合、上述の接着強度増加剤の添加量を多くするこ
とによつてけい光体層の接着強度が増加するが、ランプ
完成後のネサ抵抗が上昇し、特に封入希ガスがクリプト
ンを含む混合ガス、例えばクリプトンとネオンとの混合
ガスを用いた省電力型のラピツドスタート形けい光ラン
プの始動特性が悪くなるという問題が発生する。
とによつてけい光体層の接着強度が増加するが、ランプ
完成後のネサ抵抗が上昇し、特に封入希ガスがクリプト
ンを含む混合ガス、例えばクリプトンとネオンとの混合
ガスを用いた省電力型のラピツドスタート形けい光ラン
プの始動特性が悪くなるという問題が発生する。
本発明の目的は水溶性バインダー水溶液を用いたけい光
塗料を用いて、ガラス管へのけい光体層の接着強度を増
加させ、かつ、例えばガラス管内面に酸化スズ等の透明
導電性被膜を設け、封入ガスがクリプトンを含む混合ガ
スを用いた省電力型のラピツドスタート形けい光ランプ
等の始動特性も改善し得るけい光ランプの製造方法を提
供することにある。
塗料を用いて、ガラス管へのけい光体層の接着強度を増
加させ、かつ、例えばガラス管内面に酸化スズ等の透明
導電性被膜を設け、封入ガスがクリプトンを含む混合ガ
スを用いた省電力型のラピツドスタート形けい光ランプ
等の始動特性も改善し得るけい光ランプの製造方法を提
供することにある。
上記目的を達成するために、水溶性バインダー水溶液
に、SbまたはSbとMnで付活されたハロリン酸塩けい光体
と、硝酸ストロンチウムおよび硝酸バリウムからなる群
より選ばれた少なくとも1つとホウ酸および無水ホウ酸
からなる群より選ばれた少なくとも1つとアルカリ土類
金属の塩化物とからなる接着強度増加剤とを加えて調合
されたけい光体懸濁液をガラス管の内面に塗布する工程
と、その後の乾燥工程、焼成工程を経てけい光ランプを
製造するようにしたことを特徴としている。
に、SbまたはSbとMnで付活されたハロリン酸塩けい光体
と、硝酸ストロンチウムおよび硝酸バリウムからなる群
より選ばれた少なくとも1つとホウ酸および無水ホウ酸
からなる群より選ばれた少なくとも1つとアルカリ土類
金属の塩化物とからなる接着強度増加剤とを加えて調合
されたけい光体懸濁液をガラス管の内面に塗布する工程
と、その後の乾燥工程、焼成工程を経てけい光ランプを
製造するようにしたことを特徴としている。
かかる本発明の特徴的な製造方法によつてけい光体層の
ガラス管への接着強度を極めて大きくすることができる
ようになり、その結果、極めて品質の優れたけい光ラン
プを製造することができるようになつた。
ガラス管への接着強度を極めて大きくすることができる
ようになり、その結果、極めて品質の優れたけい光ラン
プを製造することができるようになつた。
以下、本発明を実施例によつて詳細に述べる。
実施例 水溶性バインダーとしてポリエチレンオキサイドの0.8
重量%の水溶性を用いる。このポリエチレンオキサイド
の水溶液150ccにSbまたはSbとMnで付活されたハロリン
酸塩けい光体(白色)100gを加え、さらに、接着強度増
加剤として硝酸バリウム〔Ba(NO3)2〕と無水ホウ酸(B2
O3)および塩化ストロンチウム(SrCl2)の所定量を添
加する。その後、この溶液を30分間ボールミルを行なつ
てけい光体懸濁液をつくる。
重量%の水溶性を用いる。このポリエチレンオキサイド
の水溶液150ccにSbまたはSbとMnで付活されたハロリン
酸塩けい光体(白色)100gを加え、さらに、接着強度増
加剤として硝酸バリウム〔Ba(NO3)2〕と無水ホウ酸(B2
O3)および塩化ストロンチウム(SrCl2)の所定量を添
加する。その後、この溶液を30分間ボールミルを行なつ
てけい光体懸濁液をつくる。
この懸濁液をガラス管内面に酸化スズの透明導電性被膜
を有するラピツドスタート形けい光ランプ用ガラス管
(40W用)の内面に塗布する。その後、このガラス管を
通常の条件で乾燥し、焼成する。さらにその後、通常の
製造工程を経て、封入ガスがクリプトン:ネオン=65:3
5容量%である省電力型のラピツドスタート形けい光ラ
ンプを製造した。
を有するラピツドスタート形けい光ランプ用ガラス管
(40W用)の内面に塗布する。その後、このガラス管を
通常の条件で乾燥し、焼成する。さらにその後、通常の
製造工程を経て、封入ガスがクリプトン:ネオン=65:3
5容量%である省電力型のラピツドスタート形けい光ラ
ンプを製造した。
第1表は上述の種々の組合せからなる接着強度増加剤の
うちの代表的な組合せの接着強度増加剤が添加されたけ
い光ランプのけい光体層の接着強度とランプの25℃での
始動電圧とを示したものである。
うちの代表的な組合せの接着強度増加剤が添加されたけ
い光ランプのけい光体層の接着強度とランプの25℃での
始動電圧とを示したものである。
ここで、第1表における接着強度は次のように定義す
る。すなわち、けい光体層のガラス管内面への接着の強
度を表わす目安として150g相当の荷重を有するピアノ線
でけい光ランプの外表面に衝撃を与えた時に生ずるけい
光体層の剥離の程度の大きさを平均直径(mmφ)で表わ
したものである。また、接着強度増加剤の添加量はけい
光体に対する重量%で示してある。
る。すなわち、けい光体層のガラス管内面への接着の強
度を表わす目安として150g相当の荷重を有するピアノ線
でけい光ランプの外表面に衝撃を与えた時に生ずるけい
光体層の剥離の程度の大きさを平均直径(mmφ)で表わ
したものである。また、接着強度増加剤の添加量はけい
光体に対する重量%で示してある。
第1表において、No.1〜3は本実施例によるNo.4〜10と
比較するために示した従来構成のけい光ランプである。
比較するために示した従来構成のけい光ランプである。
No.1は接着強度増加剤を添加しない場合であり、このけ
い光ランプの接着強度は著しく弱く、実用に供し得な
い。No.2はBa(NO3)20.3重量%、B2O30.3重量%添加の場
合で始動電圧に問題はないが、接着強度が弱く問題であ
る。No.3は接着強度を強くするためBa(NO3)20.5重量
%、B2O30.5重量%添加したもので、この場合には接着
強度には問題ないが、始動電圧が著しく高くなり実用に
供し得ないことがわかる。
い光ランプの接着強度は著しく弱く、実用に供し得な
い。No.2はBa(NO3)20.3重量%、B2O30.3重量%添加の場
合で始動電圧に問題はないが、接着強度が弱く問題であ
る。No.3は接着強度を強くするためBa(NO3)20.5重量
%、B2O30.5重量%添加したもので、この場合には接着
強度には問題ないが、始動電圧が著しく高くなり実用に
供し得ないことがわかる。
No.4〜10はBa(NO3)2、B2O3およびSrCl2の添加量の種々
の組合せを示したもので、いずれもけい光体層の接着強
度および始動電圧に問題なく十分実用に供し得るけい光
ランプが得られることが確認された。
の組合せを示したもので、いずれもけい光体層の接着強
度および始動電圧に問題なく十分実用に供し得るけい光
ランプが得られることが確認された。
以上の実施例はBa(NO3)2、B2O3およびSrCl2の組合せに
ついて示したが、Ba(NO3)2の代りにSr(NO3)2あるいはBa
(NO3)2とSr(NO3)2とを用いてもほぼ同様な効果が得られ
る。また、B2O3の代りにH3BO3あるいはB2O3とH3BO3とを
用いてもほぼ同様な効果を有する。
ついて示したが、Ba(NO3)2の代りにSr(NO3)2あるいはBa
(NO3)2とSr(NO3)2とを用いてもほぼ同様な効果が得られ
る。また、B2O3の代りにH3BO3あるいはB2O3とH3BO3とを
用いてもほぼ同様な効果を有する。
なお、接着強度増加剤の添加率を種々変化させた実験を
行なつたところ次のことが判明した。
行なつたところ次のことが判明した。
すなわち、Ba(NO3)2およびSr(NO3)2の添加量は0.05〜0.
7重量パーセントの範囲が望ましい。その理由は添加率
が0.05重量%未満になると接着強度の低下を招くので望
ましくなく、0.7重量%を超えると接着強度は向上する
が始動電圧が高くなる傾向を示し望ましくない。また、
B2O3およびH3BO3の添加率は0.05〜0.5重量%の範囲が望
ましい。その理由は添加率が0.05重量%未満では接着強
度の低下を招くので望ましくなく、0.5重量%を超える
と接着強度が向上するがランプ光束が低下をきたし、か
つ前述の省電力型のラピツドスタート形けい光ランプの
場合に特に始動電圧の上昇が顕著になり好ましくない。
また、アルカリ土類金属の塩化物、例えばSrCl2あるい
はBaCl2の添加率は0.05〜0.5重量%の範囲が好ましい。
その理由は添加率が0.05重量%未満では接着強度の低下
を招き、0.5重量%を超えるとランプ光束が低下し望ま
しくない。
7重量パーセントの範囲が望ましい。その理由は添加率
が0.05重量%未満になると接着強度の低下を招くので望
ましくなく、0.7重量%を超えると接着強度は向上する
が始動電圧が高くなる傾向を示し望ましくない。また、
B2O3およびH3BO3の添加率は0.05〜0.5重量%の範囲が望
ましい。その理由は添加率が0.05重量%未満では接着強
度の低下を招くので望ましくなく、0.5重量%を超える
と接着強度が向上するがランプ光束が低下をきたし、か
つ前述の省電力型のラピツドスタート形けい光ランプの
場合に特に始動電圧の上昇が顕著になり好ましくない。
また、アルカリ土類金属の塩化物、例えばSrCl2あるい
はBaCl2の添加率は0.05〜0.5重量%の範囲が好ましい。
その理由は添加率が0.05重量%未満では接着強度の低下
を招き、0.5重量%を超えるとランプ光束が低下し望ま
しくない。
なお、上述の実施例では省電力型のラピツドスタート型
けい光ランプについて述べたが、他の直管型けい光ラン
プについても同様な結果が得られた。
けい光ランプについて述べたが、他の直管型けい光ラン
プについても同様な結果が得られた。
以上述べた如く、本発明によつてけい光体層のガラス管
内面への接着強度が極めて大きなけい光ランプを提供す
ることが可能となり、品質向上における寄与率は極めて
大である。
内面への接着強度が極めて大きなけい光ランプを提供す
ることが可能となり、品質向上における寄与率は極めて
大である。
Claims (4)
- 【請求項1】水溶性バインダー水溶液に、SbまたはSbと
Mnで付活されたハロリン酸塩けい光体と、硝酸ストロン
チウムおよび硝酸バリウムからなる群から選ばれた少な
くとも1つとホウ酸および無水ホウ酸からなる群から選
ばれた少なくとも1つとアルカリ土類金属の塩化物とか
らなる接着強度増加剤とを加えて調合されたけい光体懸
濁液をガラス管内面に塗布する工程と、上記塗布工程
後、上記ガラス管内に温風を吹き込んで乾燥する工程
と、上記乾燥工程後、上記ガラス管を加熱・焼成する工
程とを備えてなることを特徴とするけい光ランプの製造
方法。 - 【請求項2】上記接着強度増加剤の上記けい光体に対す
る添加率は硝酸ストロンチウムあるいは硝酸バリウムが
0.05〜0.7重量%の範囲であり、ホウ酸あるいは無水ホ
ウ酸が0.05〜0.5重量%の範囲であり、そしてアルカリ
土類金属の塩化物が0.05〜0.5重量%の範囲であること
を特徴とする第1項のけい光ランプの製造方法。 - 【請求項3】上記アルカリ土類金属の塩化物は塩化スト
ロンチウムおよび塩化バリウムの少なくとも1種である
ことを特徴とする第1項又は第2項のいずれか1つの項
のけい光ランプの製造方法。 - 【請求項4】上記水溶性バインダーがポリエチレンオキ
サイドであることを特徴とする第1〜3項のいずれか1
つの項のけい光ランプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9544285A JPH0677436B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | けい光ランプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9544285A JPH0677436B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | けい光ランプの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61253738A JPS61253738A (ja) | 1986-11-11 |
| JPH0677436B2 true JPH0677436B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=14137806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9544285A Expired - Lifetime JPH0677436B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | けい光ランプの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0677436B2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP9544285A patent/JPH0677436B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61253738A (ja) | 1986-11-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |