JPH0678318A - 投写型液晶表示装置 - Google Patents

投写型液晶表示装置

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JPH0678318A
JPH0678318A JP4230367A JP23036792A JPH0678318A JP H0678318 A JPH0678318 A JP H0678318A JP 4230367 A JP4230367 A JP 4230367A JP 23036792 A JP23036792 A JP 23036792A JP H0678318 A JPH0678318 A JP H0678318A
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JP
Japan
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color
light
liquid crystal
systems
television signals
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JP4230367A
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Masaharu Murakami
正治 村上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受信信号の方式に拘らず忠実な色再現性を得る
と共に、自然な階調表現を得る。 【構成】白色ランプ1は白色光を出射し、ダイクロイッ
クミラー34,37は白色光を分光して青色光、緑色光及び
赤色光を得る。液晶パネル36,38,40は受信信号によっ
てこれらの色光を変調する。白色ランプ1及びダイクロ
イックミラー34,37の特性を適宜設定することにより、
青色光、緑色光及び赤色光の色度範囲を複数の受信信号
の伝送規格に基づく色度範囲を全て包含するように決定
する。一方、液晶パネル36,38,40に与える映像信号
は、方式に応じた色再現誤差の補正を行い、方式に応じ
て表示白色色温度を設定する。これにより、忠実な色再
現が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、色再現性及び階調表現
を改善するようにした投写型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機においては、R,
G,B3原色を用いた正の加法混色によって色を再現す
る。従って、再現不能な色度範囲が存在するが、現行標
準テレビジョン方式であるNTSC方式においては、再
現可能な色度範囲を広くとるように伝送規格を設定して
いる。図10はNTSC方式の3原色色度の伝送規格
値、現行CRT(陰極線管)の蛍光体色度及び液晶テレ
ビジョン受像機に採用されるLCD(液晶パネル)のカ
ラーフィルタ色度を示すCIE色度図である。また、下
記表1はこれらの3原色色度を夫々示している。
【0003】
【表1】 なお、NTSC方式においては基準白色としてC光(色
温度6774°K)を採用しており、その色度Wは W: x=0.3101,y=0.3163 である。
【0004】NTSC方式の伝送規格に対し、受像側に
おける表示3原色の色度を同一の値に設定し、基準白色
をC光の色度に設定することによって、送像側の色を忠
実に再現することができる。しかしながら、CRTを用
いた一般的なカラーテレビジョン受像機においては、白
黒テレビジョン受像機との両立性等を考慮して、基準白
色としてC光よりも色温度が高い白色を設定している。
更に、CRTカラーテレビジョン受像機の表示3原色色
度はCRTの蛍光体色度で決定され、図10に示すよう
に、NTSC方式の伝送規格と相違している。従って、
受像した画像に補正を加えなければ、全ての色において
色再現誤差が生じてしまう。しかも、CRTの蛍光体色
度範囲はNTSC方式の伝送規格の色度範囲よりも狭
い。すなわち、NTSC方式の伝送規格の色再現範囲よ
りも受像側の色再現範囲は狭い。従って、いくら補正を
加えても、受像側では送像側の全ての色を忠実に再現す
ることができない。
【0005】このような送像側と受像側との3原色色度
及び基準白色色度の相違に基づく色再現誤差について
は、「新編色彩科学ハンドブロック」(P959)によ
って指摘されている。図11はこの色再現誤差を示すu
v色度図であり、前記文献に記載されたものである。
【0006】図11の実線の三角形はNTSC原色色度
範囲を示し、破線の三角形は蛍光体原色色度範囲を示し
ている。図11はNTSCの伝送規格の色度範囲とCR
Tの蛍光体色度範囲の相違による色再現誤差を計算によ
って求めたものである。送像側の色度が図11の丸印で
示すものであった場合に、受像側のCRTでは矢印で示
す色度にずれて再現される。なお、基準白色色度の相違
によっても、色再現誤差が生じることは明らかである。
【0007】カラーカメラ等においては、このような色
再現誤差を補正するためにリニアマトリクス回路を用い
ている。図12は色再現誤差を補正するリニアマトリク
ス回路を示すブロック図である。
【0008】入力端子1,2,3には夫々G,B,R原
色信号が入力される。ガンマ解除回路4,5,6は夫々
G,B,R原色信号が与えられ、送像側で行われたガン
マ補正を逆補正して伝送ガンマを解除する。ガンマ解除
回路4,5,6の出力はマトリクス回路7に与えられ
る。マトリクス回路7は係数回路8乃至16及び加算器17
乃至19によって構成されており、入力されたR,G,B
信号に夫々所定の補正マトリクス係数を乗算して加算す
る。これにより、図11の実線の三角形と破線の三角形
とが重なる領域の色については、原理的に補正が可能で
ある。なお、係数回路8乃至16は抵抗を用いた簡単な回
路で構成することができる。ガンマ付加回路20乃至22は
夫々マトリクス補正された3原色信号に伝送ガンマを付
加し、原色信号R′,G′,B′として端子23乃至25を
介して出力する。こうして、色再現誤差を除去して、送
像側と同様の色を表示することができる。
【0009】ところで、近年、現行NTSCテレビジョ
ン方式の外に、第2のテレビジョン方式として高精細な
表示が可能な高品位放送(HDTV)の試験放送が開始
されている。現行テレビジョン受像機の普及率を考慮し
て、NTSC方式及びHDTV方式のいずれの放送も受
像可能なテレビジョン受像機が商品化されている。とこ
ろが、HDTVの伝送規格と現行標準テレビジョン方式
の伝送規格とは異なる。HDTVの伝送規格において
は、R,G,B3原色色度は、夫々、 R: x=0.640,y=0.330 G: x=0.300,y=0.600 B: X=0.150,y=0.060 である。また、HDTVでは基準白色としてD65光を採
用しており、その色度Wは、 W: x=0.3127,y=0.3290 である。つまり、3原色色度値及び基準白色色度のいず
れもNTSC規格値とは異なる。図13は3原色色度の
NTSC規格値とHDTV規格値とを示すCIE色度図
である。
【0010】図13から明らかなように、NTSC方式
とHDTV方式とでは特にGの座標が大きく相違し、H
DTV規格値はCRT蛍光体の色度座標(図10参照)
に比較的近い。従って、CRTを用いた受像機では、H
DTV受像時の方が色再現誤差が比較的少なく、NTS
C受像時は色再現誤差が大きくなる傾向がある。すなわ
ち、このような表示3原色色度が相違する複数の方式を
受像可能なテレビジョン受像機において、いずれか一つ
の方式に合わせて色再現誤差を補正しようとすると、他
の方式における色再現誤差を回避することはできない。
しかも、表示3原色色度は蛍光体又はカラーフィルタの
色度によって決定されるので、色再現範囲が相違する複
数の放送方式について忠実な色再現を得ることは不可能
である。
【0011】また、現行標準放送方式(NTSC方式)
では、HDTV方式によって制作した番組及び映画放送
を放送することもある。映画の制作規格はSMPTEに
よって定められ、HDTV方式はこのSMPTEに準拠
して設定されている。図14はこれらの放送方式の伝送
3原色色度を示すCIE色度図である。
【0012】図13及び図14に示すように、SMPT
E規格の伝送原色色度とHDTV規格の伝送原色色度と
は略一致している。また、PAL及びSECAM方式は
EBU規格として略統一され、その伝送3原色色度もH
DTV規格と略一致している。
【0013】ところで、現行NTSC方式用の専用受像
機によってHDTVを受信可能にするために、高品位信
号(MUSE信号)をNTSC信号に変換するダウンコ
ンバータも商品化されている。ダウンコンバータを用い
ると、NTSC方式用のテレビジョン受像機によって、
NTSC及びHDTV規格の放送を表示することが可能
となる。つまり、適宜の方式変換を行うことによって、
現行標準テレビジョン専用受像機でも、NTSC放送規
格の信号、HDTV規格の信号、SMPTE準拠の信
号、PAL又はSEACAM方式で制作された信号を受
像可能である。
【0014】しかしながら、NTSC方式の伝送ガンマ
とHDTV、SMPTE規格及びEBU規格の伝送ガン
マとは相違する。図15は伝送ガンマを説明するための
説明図であり、実線はSMPTE規格のガンマカーブを
示し、破線はNTSC規格(γ=0.45)のカーブを
示している。
【0015】図15に示すように、NTSC方式とSM
PTE方式とでは特に黒側の値が相違する。このような
ガンマカーブの相違によって、放送番組によっては黒の
階調表現が不自然となることがあり、また、例えば同一
のスポーツ放送等であっても信号ソースの相違によって
異なる階調表現となってしまうという問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、複
数の方式の放送を受像可能なテレビジョン受像機におい
ては、いずれか一つの方式に合わせて色再現誤差を補正
しようとすると、他の方式における色再現誤差を回避す
ることはできず、色再現範囲の相違から補正不能な色が
存在するという問題点があり、また、受信信号の方式に
よっては自然な階調表現を得ることができないという問
題点もあった。
【0017】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、複数のテレビジョン方式を受信する場合で
も、良好な色再現性を得ると共に自然な階調表現を得る
ことができる投写型液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0018】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
投写型液晶表示装置は、伝送規格が異なる複数方式のテ
レビジョン信号を受像可能で受信した前記テレビジョン
信号に基づいて所定の色光を変調して映像を表示する投
写型液晶表示装置において、表示色再現範囲が前記複数
方式のテレビジョン信号の3原色色度の伝送規格値に基
づく複数の色再現範囲を全て包含するように前記色光を
発生させる光学系と、前記複数方式のテレビジョン信号
の色再現誤差を夫々補正する複数のリニアマトリクス手
段と、前記複数方式のテレビジョン信号に基づく複数の
表示白色色温度を設定可能な表示白色色温度設定手段
と、受信テレビジョン信号の方式又は方式変換されて伝
送された受信テレビジョン信号については方式変換前の
元の方式に基づいて、前記複数のリニアマトリクス手段
の1つを選択すると共に前記表示白色色温度設定手段を
制御する制御手段とを具備したものであり、本発明の請
求項2に係る投写型液晶表示装置は、伝送規格が異なる
複数方式のテレビジョン信号を受像可能で受信した前記
テレビジョン信号に基づいて所定の色光を変調して映像
を表示する投写型液晶表示装置において、表示色再現範
囲が前記複数方式のテレビジョン信号の3原色色度の伝
送規格値に基づく複数の色再現範囲を全て包含するよう
に前記色光を発生させる光学系と、前記複数方式のテレ
ビジョン信号の色再現誤差を夫々補正する複数のリニア
マトリクス手段と、前記複数方式のテレビジョン信号に
基づく複数の表示白色色温度を設定可能な表示白色色温
度設定手段と、受信テレビジョン信号の方式又は方式変
換されて伝送された受信テレビジョン信号については方
式変換前の元の方式に基づいて、前記複数のリニアマト
リクス手段の1つを選択すると共に前記表示白色色温度
設定手段を制御する制御手段と、受信テレビジョン信号
の伝送ガンマを解除して、受信テレビジョン信号の方式
に拘らず前記複数方式のテレビジョン信号のいずれか1
つの方式の伝送ガンマを付加するガンマ付加手段とを具
備したものである。
【0019】
【作用】本発明において、光学系は表示色再現範囲が各
方式の伝送規格値に基づく色再現範囲を全て包含するよ
うな色光を発生する。リニアマトリクス手段は制御手段
に制御されて、受信信号の方式に対応させて色再現誤差
を補正する。また、表示白色色温度設定手段は制御手段
に制御されて、受信信号の方式に対応した表示白色色温
度を設定する。そして、色再現誤差及び表示白色色温度
が補正されたテレビジョン信号によって、光学系が作成
した色光が変調されて映像が映出される。これにより、
受信信号の方式が変化した場合でも、送像側の色は忠実
に再現される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る投写型液晶表示装置の
一実施例を示すブロック図である。本実施例は現行標準
テレビジョン方式であるNTSC方式とHDTV方式の
2方式を受像可能なテレビジョン受像機に適用した例で
ある。
【0021】白色ランプ31は高輝度の白色光を出射す
る。白色ランプ31の位置が略その焦点となるように、白
色ランプ31の周囲にリフレクタ32が配設されている。リ
フレクタ32は反射面が例えば放物面等によって形成され
ており、白色ランプ31からの光を反射して略平行光にし
て開口面に垂直な方向に出射する。リフレクタ32の前方
にはUV−IRカットフィルタ33が配設されており、U
V−IRカットフィルタ33はリフレクタ32の出射光から
不要光を除去する。UV−IRカットフィルタ33の出射
光はダイクロイックミラー34に入射する。ダイクロイッ
クミラー34は青色光を反射させる。ダイクロイックミラ
ー34の反射光の光軸上にはミラー35が配設されており、
ミラー35の反射光の光軸上にはB軸用の液晶パネル36
(斜線部)が配設されている。ダイクロイックミラー34
の透過光の光軸上には赤色光を反射し緑色光を透過する
ダイクロイックミラー37、G軸用の液晶パネル38(斜線
部)及びミラー39が配設されている。ダイクロイックミ
ラー37からの赤色反射光の光軸上にはR軸用の液晶パネ
ル40(斜線部)が配設されている。
【0022】液晶パネル40,38,36は夫々図示しない駆
動回路から端子43乃至45を介してR信号、G信号及びB
信号が与えられると共に走査信号が供給されて駆動さ
れ、各色光を変調して出射面からR映像光、G映像光及
びB映像光を夫々出射するようになっている。液晶パネ
ル40の出射光の光軸上で且つ液晶パネル36の出射光の光
軸上には合成ミラー41が配設されている。合成ミラー41
は液晶パネル36,40からのB映像光及びR映像光を合成
して出射する。ミラー39は液晶パネル38からのG映像光
を反射させて、ミラー39の反射光の光軸上で且つ合成ミ
ラー41の出射光の光軸上に配設された合成ミラー42に出
射する。合成ミラー42は、合成ミラー41からの映像光と
ミラー39からのG映像光とを光学的に合成して投写レン
ズ46に出射する。投写レンズ46は入射された光をスクリ
ーン47上に拡大投写するようになっている。
【0023】ところで、白色ランプ31としては、演色性
に優れたメタルハライドランプが採用される。図2は横
軸に波長をとり縦軸に相対発光強度をとって、メタルハ
ライドランプの代表的な発光分布特性を示すグラフであ
る。
【0024】図2に示すように、白色ランプ31からは連
続スペクトラム光が出射される。この連続スペクトラム
光をダイクロイックミラー34,37によって分解して3原
色光を得る。図3は横軸に波長をとり縦軸に透過率をと
って、ダイクロイックミラーの総合透過率特性を示すグ
ラフである。また、図4は横軸に波長をとり縦軸に出射
光量をとって、ダイクロイックミラーの光出力特性を示
すグラフである。
【0025】図3の一点鎖線、実線及び破線によって、
夫々青色光、赤色光及び緑色光近傍の波長の光が得られ
ることが示される。このようなフィルタ特性のダイクロ
イックミラーを通過することにより、白色ランプ1から
の白色光は図4に示す3原色光に分離される。液晶パネ
ル36,38,40が透過状態である場合には、図4と同様の
特性の映像光が出射される。従って、この場合には、表
示3原色色度は白色ランプ1の発光特性とダイクロイッ
クミラー34,37等の光学部品の透過率特性で決定され
る。なお、厳密にはUV−IRフィルタ33、投写レンズ
46及びミラー35,39,41,42等の光学部品の特性によっ
ても表示3原色色度は変化するが、これらは支配的では
ない。
【0026】特に、ダイクロイックミラー34,37の透過
率特性を適宜設定することによって、表示3原色色度値
の制御が比較的容易である。例えば、CIE色度図上の
スペクトル軌跡上の色を映出させたい場合には、その波
長の光だけを透過させる狭帯域のフィルタ特性を有する
ダイクロイックミラーを採用する。本実施例では、表示
3原色色度が、現行標準テレビジョンの伝送3原色色度
規格値で設定された色再現範囲と、HDTVの伝送3原
色色度規格値で設定された色再現範囲とのいずれも包含
するように、白色ランプ1の発光特性及びダイクロイッ
クミラー34,37の透過率特性を設定する。
【0027】図5は表示3原色色度の設定状態を示すC
IE色度図である。
【0028】本実施例においては、図1の光学系を適宜
設定して、色再現範囲が図5の太線の3角形にて示す色
度範囲、すなわち、NTSC規格及びHDTV規格を含
む範囲となるように3原色色度座標を設定する。
【0029】図6は図1中の端子43乃至45にR,G,B
映像信号を供給する駆動回路を示すブロック図である。
【0030】入力端子51,52,53には夫々R,G,B原
色信号が入力される。R,G,B原色信号はリニアマト
リクス回路54,55に与えられる。リニアマトリクス回路
54,55は図12のリニアマトリクス回路と略同一構成で
あり、係数回路8乃至16の補正マトリクス係数及びガン
マ付加回路の特性のみが相違する。すなわち、リニアマ
トリクス回路54は、表示3原色色度がNTSC方式の伝
送3原色色度値と一致するように補正マトリクス係数を
設定し、リニアマトリクス回路55は、表示3原色色度が
HDTV方式の伝送3原色色度値と一致するように補正
マトリクス係数を設定する。切換回路56は、端子58から
の制御信号によって制御されて、リニアマトリクス回路
54からのR,G,B信号とリニアマトリクス回路55から
のR,G,B信号とのいずれか一方を選択してビデオ信
号処理回路57に出力する。端子58に入力される制御信号
は受信信号がNTSC方式の映像信号であるか又はHD
TV方式の映像信号であるかを示すものであり、NTS
C放送受信時にはリニアマトリクス回路54を選択し、H
DTV放送受信時にはリニアマトリクス回路55を選択す
る。
【0031】図7は制御信号を発生する回路を示すブロ
ック図である。
【0032】HDTVのアスペクト比は16:9である
ので、HDTVをアスペクト比が4:3のNTSC方式
の表示部に表示させる場合には、全画像を表示部の全域
に歪みなく表示させることはできない。このため、この
場合には、画面の上下を映像を映出させない無画部とす
るレターボックス表示を採用することが多い。図8はこ
のレターボックス表示を説明するための説明図である。
図8に示すように、画面の上下に無画部(斜線部)64を
設けて、画面の中央にHDTV画像を表示する。
【0033】本実施例においては、この無画部64を検出
するようになっている。すなわち、端子65を介して入力
された映像信号は無画部検出回路66に与えられる。マイ
コン(マイクロコンピュータ)制御部67は垂直ブランキ
ング期間前後の所定走査線期間にサーチ信号を無画部検
出回路66に与え、無画部検出回路66はサーチ信号のタイ
ミングで映像信号の有無を検出する。マイコン制御部67
は、サーチ信号のタイミングで映像信号が存在する場合
にはNTSC方式であることを示す制御信号を端子58に
出力し、映像信号が存在しない場合にはHDTV方式で
あることを示す制御信号を端子58に出力する。
【0034】また、本実施例のリニアマトリクス回路5
4,55のガンマ付加回路は受信信号の方式に拘らず、何
れか一方の放送方式の規格値である伝送ガンマを付加す
るようになっている。これにより、黒側の階調表現が方
式によって変動することを防止することができる。
【0035】ビデオ信号処理回路57は、コントラスト調
整、ブライト調整及び画質補正を行ってガンマ補正回路
59に出力する。送像側ではCRTの電圧輝度特性を考慮
して伝送ガンマを付加しているので、ガンマ補正回路59
は伝送ガンマの逆補正及び液晶パネル36,38,40の透過
率特性を考慮したガンマ補正を行う。
【0036】なお、リニアマトリクス回路54,55内のガ
ンマ付加回路により液晶パネルの透過率特性を補正する
ことによって、ガンマ補正回路59を省略してもよく、ま
た、ガンマ付加回路を省略してガンマ補正回路59によっ
て伝送ガンマを付加してもよいことは明らかである。
【0037】ガンマ補正回路59の出力はドライブ調整回
路60に与えられ、ドライブ調整回路60の出力はカットオ
フ調整回路61に与えられる。ドライブ調整回路60及びカ
ットオフ調整回路61は、表示画像の黒側と白側の白バラ
ンス調整を行う。本実施例においては、ドライブ調整回
路60は端子58からの制御信号によって、表示白色色温度
を変更することができるようになっている。例えば、ド
ライブ調整回路60は、G軸の利得を固定し、B,R軸の
利得を調整することによりG,B,Rの信号比率を変化
させ、これにより表示白色色温度を制御する。本実施例
において、ドライブ調整回路60は、制御信号によってN
TSC放送を受信していることが示された場合には表示
白色色温度をC光(6774K)に設定し、HDTV受
信時であるこが示された場合には表示白色色温度をD65
光(6504K)に設定する。
【0038】カットオフ調整回路61の出力は極性反転回
路62に与えられる。極性反転回路62は、液晶パネル36,
38,40を反転駆動するために、R,G,B映像信号を交
番信号に変換する。極性反転回路62の出力はバッファ回
路63を介して端子43乃至45に与えられるようになってい
る。端子43乃至45に供給されるR,G,B信号が夫々液
晶パネル40,38,36に与えられる(図1参照)。
【0039】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0040】リフレクタ32は白色ランプ31からの白色光
を反射させて前方に出射する。リフレクタ32からの光は
UV−IRカットフィルタ33によって不要光が除去され
てダイクロイックミラー34に入射し、ダイクロイックミ
ラー34は青色光を分離してミラー35に出射する。ミラー
35の反射光が液晶パネル36の入射面に入射する。ダイク
ロイックミラー34の透過光はダイクロイックミラー37に
よって緑色光と赤色光とに分離される。緑色光は液晶パ
ネル38の入射面に入射し、赤色光は液晶パネル40の入射
面に入射する。白色ランプ1及びダイクロイックミラー
34,37の設定によって、各液晶パネル40,38,36に入射
される色光は色度範囲が図5の太線で示すものとなって
おり、NTSC又はHDTVのいずれの放送規格の色も
再現可能である。3軸の液晶パネル40,38,36は夫々、
R,G,B映像信号が与えられて、映像信号に基づいて
入射光の透過光量を制御してR映像光、G映像光及びB
映像光を出射する。
【0041】いま、NTSC方式の映像信号が受信され
るものとする。この場合には、図6の切換回路56はリニ
アマトリクス回路54の出力を選択する。リニアマトリク
ス回路54はNTSC方式に対応した補正マトリクス係数
でR,G,B原信号を補正する。また、ドライブ調整回
路60は表示白色色温度をC光に設定する。これにより、
液晶パネル40,38,36には色再現誤差が補正されたR,
G,B映像信号が入力される。一方、HDTV方式の映
像信号が受信された場合には、切換回路56はリニアマト
リクス回路55の出力を選択して、HDTV方式に対応し
た補正マトリクス係数で補正されたR,G,B信号をビ
デオ信号処理回路57に与える。また、ドライブ調整回路
60は表示白色色温度をD65光に設定する。これにより、
いずれの方式の映像信号が入力された場合でも、図5の
矢印で示すように、表示3原色色度が補正され、また、
表示白色色温度も補正されて、確実に色再現誤差が補正
される。しかも、上述したように、液晶パネル40,38,
36に入射される各色光の色度範囲がいずれの方式の規格
よりも広いので、送像側の色を確実に再現することがで
きる。
【0042】また、リニアマトリクス回路54,55のガン
マ付加回路はいずれか一方の方式の伝送ガンマを付加す
る。従って、方式に拘らず、同一の階調表現が可能とな
り、黒側階調表現の不自然さを改善することができる。
【0043】液晶パネル36,40からのB,R映像光は合
成ミラー41によって合成されて合成ミラー42に与えら
れ、液晶パネル38からのB映像光はミラー39によって反
射して合成ミラー42に与えられる。合成ミラー42はR,
G,B映像光を光学的に合成して投写レンズ46に与えて
スクリーン47に拡大投写させる。
【0044】このように、本実施例においては、投写型
の装置を採用してその光学系を適宜設定することによっ
て色再現範囲をいずれの方式の伝送規格よりも広くする
と共に、受信した映像信号の方式に応じて補正マトリク
ス係数及び表示白色色温度を切換えて色再現誤差を補正
することにより、送像側の色を確実に再現することを可
能にしている。
【0045】なお、ダウンコンバータを用いてHDTV
放送をNTSC放送規格の信号に変換し、NTSC方式
のテレビジョン受像機で表示する場合やSMPTE規格
又はPAL,SECAM方式の信号を方式変換してNT
SC方式のテレビジョン受像機で表示する場合において
も、図6の端子58にこれらの信号を受信中であることを
示す制御信号を与えることにより、色再現誤差を補正し
て良好な色再現性を得ることができることは明らかであ
る。つまり、現行標準テレビジョン専用受像機であって
も、本来の信号ソースの3原色色度の相違による色再現
誤差を補正することができる。また、この場合でも伝送
側のガンマカーブの相違を補正することができ、黒側階
調表現の不自然さを解消することができる。
【0046】図9は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。本実施例はリニアマトリクス回路のガンマ解
除回路及びガンマ付加回路をNTSC及びHDTV方式
で共用化したものである。
【0047】本実施例は図6のリニアマトリクス回路5
4,55及び切換回路56に代えて、リニアマトリクス回路7
1を採用した点が図1の実施例と異なる。入力端子51,5
2,53を介して入力されたG,B,R信号は夫々ガンマ
解除回路72乃至74に与えられる。ガンマ解除回路72乃至
74は伝送ガンマを解除してマトリクス回路75の係数回路
8乃至16及び78乃至86に与える。係数回路8乃至16はN
TSC方式に対応した補正マトリクス係数を入力された
R,G,B信号に乗算して出力し、係数回路78乃至86は
HDTV方式に対応した補正マトリクス係数を入力され
たR,G,B信号に乗算して出力する。
【0048】切換回路87は端子58から受信放送方式を示
す制御信号が与えられ、NTSC放送受信時には係数回
路8乃至16の出力を選択して加算器17乃至19に与え、H
DTV受信時には係数回路78乃至86の出力を選択して加
算器17乃至19に与える。加算器17乃至19は各軸の3入力
を加算して夫々ガンマ付加回路88乃至90に与える。ガン
マ付加回路88乃至90は伝送ガンマを付加して夫々端子23
乃至25に出力する。
【0049】このように構成された実施例においては、
図6と同様に、放送方式に応じた補正マトリクス係数で
補正された映像信号が得られる。伝送ガンマがNTSC
方式とHDTV方式とで同一の場合に、ガンマ解除回路
及びガンマ付加回路を両方式で共用することにより、回
路規模を低減することができる。
【0050】なお、上記各実施例においては、図6及び
図9に示すように、リニアマトリクス回路を初段に配置
しているが、後段に配置してもよい。また、上記実施例
では、白色ランプ及び光学系によって、表示3原色色度
が複数方式の伝送3原色色度を包含するように設定し
た。しかし、色度範囲はNTSC方式とそれ以外の他の
方式の2つに大別することができるので、表示3原色色
度を再現範囲が広いNTSC規格値に設定しても略同様
の効果を得ることができる。この場合には、NTSC用
のリニアマトリクス回路54を省略することができ、回路
規模を縮小することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のテレビジョン方式を受信する場合でも、良好な色再
現性を得ると共に自然な階調表現を得ることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投写型液晶表示装置の一実施例を
示すブロック図。
【図2】メタルハライドランプの発光分布特性を示すグ
ラフ。
【図3】ダイクロイックミラーの総合透過率特性を示す
グラフ。
【図4】ダイクロイックミラーの光出力特性を示すグラ
フ。
【図5】表示3原色色度座標を示すCIE色度図。
【図6】液晶駆動回路を示すブロック図。
【図7】制御信号を発生する回路を示すブロック図。
【図8】レターボックス表示を説明するための説明図。
【図9】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図10】各方式の3原色色度を示すCIE色度図。
【図11】色再現誤差を示すuv色度図。
【図12】色再現誤差を補正するリニアマトリクス回路
を示すブロック図。
【図13】NTSC及びHDTV方式の3原色色度を示
すCIE色度図。
【図14】NTSC及びSMPTE規格の3原色色度を
示すCIE色度図。
【図15】伝送ガンマを説明するためのグラフ。
【符号の説明】
31…白色ランプ、34,37…ダイクロイックミラー、40,
38,36…液晶パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送規格が異なる複数方式のテレビジョ
    ン信号を受像可能で受信した前記テレビジョン信号に基
    づいて所定の色光を変調して映像を表示する投写型液晶
    表示装置において、 表示色再現範囲が前記複数方式のテレビジョン信号の3
    原色色度の伝送規格値に基づく複数の色再現範囲を全て
    包含するように前記色光を発生させる光学系と、 前記複数方式のテレビジョン信号の色再現誤差を夫々補
    正する複数のリニアマトリクス手段と、 前記複数方式のテレビジョン信号に基づく複数の表示白
    色色温度を設定可能な表示白色色温度設定手段と、 受信テレビジョン信号の方式又は方式変換されて伝送さ
    れた受信テレビジョン信号については方式変換前の元の
    方式に基づいて、前記複数のリニアマトリクス手段の1
    つを選択すると共に前記表示白色色温度設定手段を制御
    する制御手段とを具備したことを特徴とする投写型液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 伝送規格が異なる複数方式のテレビジョ
    ン信号を受像可能で受信した前記テレビジョン信号に基
    づいて所定の色光を変調して映像を表示する投写型液晶
    表示装置において、 表示色再現範囲が前記複数方式のテレビジョン信号の3
    原色色度の伝送規格値に基づく複数の色再現範囲を全て
    包含するように前記色光を発生させる光学系と、 前記複数方式のテレビジョン信号の色再現誤差を夫々補
    正する複数のリニアマトリクス手段と、 前記複数方式のテレビジョン信号に基づく複数の表示白
    色色温度を設定可能な表示白色色温度設定手段と、 受信テレビジョン信号の方式又は方式変換されて伝送さ
    れた受信テレビジョン信号については方式変換前の元の
    方式に基づいて、前記複数のリニアマトリクス手段の1
    つを選択すると共に前記表示白色色温度設定手段を制御
    する制御手段と、 受信テレビジョン信号の伝送ガンマを解除して、受信テ
    レビジョン信号の方式に拘らず前記複数方式のテレビジ
    ョン信号のいずれか1つの方式の伝送ガンマを付加する
    ガンマ付加手段とを具備したことを特徴とする投写型液
    晶表示装置。
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