JPH067849Y2 - マシニングセンタ用ボーリング装置 - Google Patents

マシニングセンタ用ボーリング装置

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JPH067849Y2
JPH067849Y2 JP1988034827U JP3482788U JPH067849Y2 JP H067849 Y2 JPH067849 Y2 JP H067849Y2 JP 1988034827 U JP1988034827 U JP 1988034827U JP 3482788 U JP3482788 U JP 3482788U JP H067849 Y2 JPH067849 Y2 JP H067849Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動工具交換装置を有して、一つのワークに
ついて各種の加工を連続的に行い得るようにしたマシニ
ングセンタに適用されるマシニングセンタ用ボーリング
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ボーリング装置は、例えばボール盤にて穿設された穴の
中ぐりを行い、穴の径を拡張する加工に使用されてい
る。この種のボーリング装置として、例えば実開昭58
−173416号公報に開示されているように、前端部
のボーリング工具を回転駆動しながら、これをシリンダ
にて前後方向に移動することにより、穴を先広がりのテ
ーパ状に加工するものが知られている。
ところで、一つのワークに対しては、通常、複数種の工
具による複数工程の加工作業が行われており、例えば、
上記のようなボーリング装置による加工を行う場合に
も、予めボール盤による穴あけ加工が必要である。
そこで、上記のような一連の加工をマシニングセンタで
行い得るようにするために、各工具を各々マシニングセ
ンタに適応し得る構成とすることが望まれている。この
マシニングセンタは、例えば、円板状の工具マガジンに
保持された各種の工具を自動交換装置によって選択的に
主軸に装着し、テーブルにクランプされているワークに
対して、各種の加工を順次行い得るようにしたものであ
る。
このようなマニシングセンタに供し得る装置の例とし
て、例えば特開昭60−207763号公報に、研磨仕
上げを行う砥石を有し、マシニングセンタに対して着脱
可能に設けられたホーニング装置が開示されている。
このホーニング装置は、マシニングセンタの主軸に装着
することによって前端部に備える砥石が回転駆動され、
これにより、ワークの研磨仕上げが行われる。また、別
にモータを備え、このモータによって上記砥石を前後方
向に移動させることによって、この砥石の外周径を可変
し得る構成ともなっている。
一方、ボーリング装置も、前端部のボーリング工具を回
転駆動すると共に、前後方向に移動させることが必要で
あることから、上記のように、マシニングセンタの主軸
に着脱し得る構成に加え、モータによって前端部の工具
に前後方向の移動を生じさせる機構を内蔵させること
で、マシニングセンタ用ボーリング装置として構成する
ことが考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記したホーニング装置では、モータの
回転を減速し、これを砥石の前後方向の動作として伝達
するために、装置内部に、多数の歯車等からなる複雑な
駆動力伝達機構が内蔵されている。したがって、これを
そのまま採用してマシニングセンタ用ボーリング装置を
構成したのでは、装置全体が大型化され、かつ重量増を
招来する。このような構造では、他の多数の工具を備え
るマシニングセンタ用としては不向きであると共に、重
量増によって工具自体に撓みが生じ、良好な精度の加工
を行うことができない等の問題を生じてしまう。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のマシニングセンタ用ボーリング装置は、上記の
課題を解決するために、マシニングセンタの工具マガジ
ンから取出されてマシニングセンタの主軸に装着され、
かつ主軸からの回転動力が入力されるケーシング部材
と、上記ケーシング部材内に前後動可能、かつケーシン
グ部材と同体的に回転可能に装着された移動部材と、こ
の移動部材の前端部に設けられたボーリング工具と、上
記ケーシング部材に前後動可能に外嵌され、内側に上記
移動部材と係合する内体を有し、かつ外側に内体に対し
て相対回転可能な外体を有する接続部材とを備え、ケー
シング部材がマシニングセンタの主軸に装着されて加工
位置にあるとき、上記外体が、マシニングセンタの主軸
ヘッド側に設けられている駆動手段における前後方向に
移動する駆動体に係合して、上記移動部材が前後方向に
移動することを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、ケーシング部材がマシニングセン
タの主軸に装着されると、ケーシング部材に主軸から回
転動力が伝達され、このケーシング部材が回転すると、
内部に装着されている移動部材およびボーリング工具が
回転する。
一方、主軸ヘッド側に設けられている駆動手段で駆動体
が前後方向に移動すると、これに係合した接続部材の外
体が移動され、さらに、この移動は、接続部材における
ケーシングと一体的に回転する内体を通じて移動部材に
伝達される。これにより、ボーリング工具が回転しなが
ら前後方向に移動し、ワークに対するボーリング加工が
行われる。
なお、接続部材の内体と移動部材との係合は、内体側に
設けたラックギヤ、移動部材側に設けたラックギャ、お
よびこれら両者間に設けたピニオンギヤによって行い、
駆動手段の駆動力をこれらラックギヤ、ピニオンギヤお
よびラックギヤを通じて移動部材に伝達する構成とする
ことができる。
このように、上記においては、ボーリング工具を前後方
向に移動させるための駆動手段をマシニングセンタの主
軸ヘッド側に設け、ボーリング装置には、相対回転自在
な内体と外体とを有する接続部材を前後動可能に外嵌し
ており、このため、ケーシング部材内には、接続部材の
内体と移動部材とを前後方向に係合させる前記のような
係合のための機構を設けるだけで構成することができ
る。なお、上記の接続部材は、例えばラジアル軸受等で
構成することが可能である。
したがって、ボーリング工具を前後方向に移動させるた
めに、前述したモータの回転、或いは主軸の回転を減速
して前後方向の移動に変換するために多数の歯車等から
なる複雑な駆動力伝達機構を内蔵させて構成する場合に
比べ、上記では、ボーリング装置自体に内蔵させる前後
方向の駆動力伝達機構が大幅に簡素化され、これによっ
て、構造が小形化されると共に重量が低減される。この
結果、ドリルやリーマ等の通常工具と同様に、マシニン
グセンタに備えることができると共に、良好な加工精度
でボーリング加工を行うことが可能になる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて以下
に説明する。
第2図に示すように、マシニングセンタ1におけるヘッ
ド2の一側方には、門型のコラム3が立設され、このコ
ラム3上には円板状の工具マガジン4が回転および前後
動可能に支持されている。
この工具マガジン4は、第3図に示すよに、周縁部に等
角度の間隔にて多数の工具保持部4a…を有している。
各工具保持部4aには把持方向に付勢された一対の工具
把持爪5・5が設けられており、、工具把持爪5・5に
より各種の工具59…が保持されている。また、第2図
に示すように、上記コラム3の内部には、破線で示す下
方の加工位置と、二点鎖線で示す上方の工具交換位置と
の間にて上下方向に昇降可能である主軸台6が設けられ
ている。
一方、上記ベッド2の他方の側方には、ワーク取付け装
置7が設けられている。このワーク取付け装置7は、ベ
ッド2上に設けられたレール8に沿って、X−X′方向
に移動可能な第1テーブル9と、この第1テーブル9上
に設けられたレール10に沿って、上記X−X′方向と
直交する方向に移動可能な第2テーブル11とを有し、
第2テーブル11上にワーク43がクランプされるよう
になっている。そして、上記主軸台6が加工位置にある
ときに、この主軸台6の主軸ヘッド12の前方にワーク
43が軸線を一致させて対向するようになっている。主
軸ヘッド12は後述のボーリング装置16と嵌合する主
軸12aを有している。
なお、上記第1テーブル9は、ベッド2に回転自在に支
持されたねじ軸13をモータ14にて回転させることに
より、X−X′方向に移動するようになっている。ま
た、第2テーブル11は、第1テーブル9に回転自在に
支持されたねじ軸15を図示しないモータにて回転させ
ることにより、X−X′方向と直交する方向に移動する
ようになっている。
そして、前記工具保持部4aにはドリル、リーマおよび
フライス等の工具59…に加えて、ボーリング装置16
が保持されている。
上記のボーリング装置16は、第1図に示すように、外
周が円形を成すケーシング部材としてのケース17を有
しており、このケース17の後端部には、ケース17と
同軸状に配された入力軸18の先端部18aが内嵌され
ている。この先端部18aはねじ19によってケース1
7に固定されており、入力軸とケース17とが同体的に
回転するようになっている。入力軸18におけるケース
17から突出した部位には、前記の工具マガジン4にお
ける工具把持爪5・5に把持されるV溝を有する装置把
持部18bが形成され、また、後端部には、前記の主軸
ヘッド12の主軸12aに嵌合して固着されるテーパ状
の主軸取付け部18cが形成されている。
ケース17の外周部には、帯状の円筒部材20がケース
17に対して摺動自在に外嵌されている。この円筒部材
20の外周部には、内側に内輪部(内体)21aを有
し、外側に外輪部(外体)21bを有する接続部材とし
ての軸受21が外嵌されている。
一方、ケース17の内部における前端部から後部付近に
かけては、ケース17の中心軸に対して傾斜する円形穴
状の移動部材配設部22が形成され、この移動部材配設
部22の後方から上記入力軸18における先端部18a
との間にかけては、移動部材配設部22よりも大径の円
形穴状を成すばね受板移動室23が形成されている。ま
た、移動部材配設部22の上方におけるケース17の周
壁内には、移動部材配設部22と近接する部位に円形穴
状のばね配設部24が形成され、このばね配設部24に
は後述のばね受板34を後方に付勢する工具戻しばね2
5が配設されている。さらに、移動部材配設部22の下
方におけるケース17の周壁内には、ラック配設部26
が形成され、このラック配設部26の下部におけるケー
ス17の周壁部には、後述の連結ピン29が移動する範
囲の長さを有する長穴状のピン移動穴27が形成されて
いる。
上記のラック配設部26にはラックギヤ28が設けら
れ、このラックギヤ28は上記のピン移動穴27を通る
連結ピン29によって円筒部材20と連結されている。
また、ラックギヤ28上におけるケース17の周壁部に
はラックギヤ28および後述する移動部材31のラック
ギヤ36と歯合するピニオンギヤ30が設けられてい
る。
上記のケース17における移動部材配設部22には移動
部材31が摺動可能に配設されている。移動部材31の
上部にはピン挿入溝32が形成され、このピン挿入溝3
2には、ケース17の周壁を貫通した回止めピン33の
先端部が挿入されている。回止めピン33は先端部に潤
滑機能を有しており、この回止めピン33に対して移動
部材31が円滑に摺動し得るようになっている。
移動部材31の後端面には、前記の工具戻しばね25の
付勢力を受ける円板状のばね受板34がねじ35によっ
て取り付けられている。また、移動部材31の下部には
凹部が形成され、この凹部には上記ピニオンギヤ30と
歯合するラックギヤ36が形成されている。
移動部材31の前部には、移動部材31の中心軸と平行
をなし、この中心軸よりも若干上方に中心軸を有する円
形穴状の工具取付け部37が形成され、この工具取付け
部37の後端部には凸部37aが形成されている。ま
た、工具取付け部37の下方には、移動部材31の前端
部付近から後方の斜め上方に先端部を向けて工具取付け
部37に挿入された工具固定ねじ38が設けられてい
る。
上記の工具取付け部37にはボーリング工具39が配さ
れ、工具固定ねじ38にて固定されている。ボーリング
工具39の前部は棒状部40となっており、この棒状部
40の先端部には、ワーク43を加工する切削歯として
のチップ41が先端部を前方の斜め下方に向けて設けら
れている。ボーリング工具39の後端部にはチップ41
の前方への突出位置を微調整するためのボルト42が上
記の工具取付け部37における凸部37aと当接して設
けられている。
また、ボーリング装置16は上記のボーリング工具39
を進退移動させるための駆動手段である工具進退駆動装
置44を有している。この工具進退駆動装置44はシリ
ンダ45を有しており、このシリンダ45はピストン4
6の前後にそれぞれ前室45aと後室45bを有してい
る。ピストン46には前側と後側にそれぞれ前ロッド4
7と後ロッド48が接続されている。
前ロッド47の先端部には、ピストン46が後方へ移動
するときに、前記軸受21の外輪部21bと係合して、
軸受21を後方へ移動させるための係合部材(駆動体)
49が設けられている。一方、後ロッド48の後端部に
は、後ロッド48に沿って前後位置に設けられた前リミ
ットスイッチ(以下LSと称する)57と後LS58と
に当接してこれら両LS57・58を操作するLS操作
部48aが設けられている。
両LS57・58は制御手段50と接続されている。こ
の制御手段50は、ボーリング装置16の起動時に電磁
弁53をBポジションに切り換え、その後、後LS58
がONすると電磁弁53をBポジションからCポジショ
ンに切り換え、さらにその後、前LS57がONすると
電磁弁53をCポジションからAポジションに切り換え
るような制御動作を行うようになっている。
前記のシリンダ45の前室45aは空気供給管路51に
よって電磁弁53における一方の出入口53cに接続さ
れ、後室45bは空気供給管52によって電磁弁53に
おける他方の出入口53bに接続されている。上記の空
気供給管路52には絞り弁54と、電磁弁53からシリ
ンダ45の後室45b方向への空気の流通のみを許容す
る逆止弁55とが並列に介装されている。電磁弁53の
流入口53aには空気供給源56が接続されている。ま
た、電磁弁53は開口端となった排出口53dを有して
いる。そして、電磁弁53は上記の制御手段50にて制
御されることにより、各管路を遮断し、あるいはその接
続方向を変更するA、B、Cの3つのポジションを取り
得るようになっている。
そして、以上の構成からなる工具進退駆動装置44は主
軸ヘッド12に配されており、入力軸18が主軸ヘッド
12の主軸12aに装着されたときに、工具進退駆動装
置44の係合部材49が軸受21と係合するようになっ
ている。
上記の構成において、第2図に示すように、マシニング
センタ1の第2テーブル11にクランプされたワーク4
3に対し、前工程の加工に続いてボーリング加工を行う
際のマシニングセンタ1とボーリング装置16との動作
を以下に説明する。
先ず、主軸台6が下方の加工位置から上方の工具交換位
置に上昇することにより、前工程にて使用され、主軸台
6における主軸ヘッド12に装着されていた工具(図示
せず)が工具マガジン4の空所となっている工具保持部
4aに一対の工具把持爪5・5によって把持されると共
に、工具マガジン4が一定ストローク前方、即ちY方向
に移動することによりその工具が主軸12aから取り外
される。
次に、工具マガジン4が所定角度だけ回転することによ
り、同図に示すように、工具マガジン4の所定の工具保
持部4aに保持されていたボーリング装置16が主軸ヘ
ッド12の前方に対向配置され、この状態で工具保持部
4aから後方、即ちY′方向に後退する。これにより、
ボーリング装置16における入力軸18が主軸ヘッド1
2における主軸12aに嵌合されると共に、主軸12a
の備える図示しないチャック装置により、保持される。
また、これと同時に、主軸ヘッド12に設けられた工具
進退駆動装置44が所定位置に配され、これによって主
軸ヘッド12へのボーリング装置16の取付けが完了す
る。
このときには、上記のボーリング工具39は、工具戻し
ばね25の付勢力によってばね受板34が後方に押され
て移動部材31が後方に移動していることにより、最後
部まで退行した状態となっている。従って、軸受21は
最前部まで移動している。そして、工具進退駆動装置4
4における電磁弁53はAポジションにあり、一方、シ
リンダ45のピストン46は最前部位置にあって前ロッ
ド47が最も前方へ突出し、係合部材49が上記軸受2
1の前部と係合している状態となっている。
次に、上記の状態から主軸台6が加工作業時の所定位置
まで下降する。このとき、ボーリング装置16を保持し
ていた工具保持部4aの工具把持爪5・5がボーリング
装置16における入力軸18の装置把持部18bから離
脱し、ボーリング装置16が主軸台6と共に加工位置に
セットされる。また、ボーリング装置16が加工位置に
セットされると、その前方に位置するワーク取付け装置
7の第1テーブル9がレール8に沿ってX′方向に移動
し、ボーリング装置16におけるボーリング工具39の
先端部とワーク43とが対向配置される。
上記のようにして、ボーリング装置16のボーリング工
具39とワーク43とが所定の位置関係にセットされる
と、主軸ヘッド12の主軸12aが回転され、これに伴
いボーリング装置16の入力軸18が回転する。入力軸
18が回転すると、ケース17、移動部材31およびボ
ーリング工具39が同体的に回転する。
次に、制御手段50の制御動作によって電磁弁53が作
動し、Bポジションに切り換わる。電磁弁53がBポジ
ションに切り換わると、空気供給源56から供給された
空気は流入口53aから出入口53cに達し、空気供給
管路51を通じてシリンダ45の前室45aへ流入す
る。これにより、ピストン46は後方への移動を開始す
る。一方、シリンダ45の後室45b内の空気は空気供
給管路52を通じ、絞り弁54を介して電磁弁53の出
入口53bに達し、排出口53dを通じて外部へ排出さ
れる。このとき、空気供給管路52を流れる空気は絞り
弁54を通過するので、その流量は絞り弁54に制御さ
れて少量となる。従ってシリンダ45のピストン46の
後退は徐々に行われる。
上記のように、シリンダ45のピストン46が後退して
いくと、係合部材49が軸受21を後方に引き戻して行
くので、ラックギヤ28が後方に移動し、ピニオンギヤ
30がE方向に回転する。そして、このピニオンギヤ3
0と歯合するラックギヤ36によって移動部材31が前
進し、これに伴いボーリング工具39が前進してワーク
43の切削が行われる。このときのボーリング工具39
の前進は、前述のように、シリンダ45のピストン46
が徐々に移動することに伴い、徐々に行われる。
その後、シリンダ45のピストン46が最後部まで移動
してボーリング工具39によるワーク43の加工が終了
すると、後ロッド48のLS操作部48aにて後LS5
8がONされる。これにより加工の終了が検知され、制
御手段50の制御動作により電磁弁53がBポジション
からCポジションに切り換わる。電磁弁53がCポジシ
ョンに切り換わると、空気供給源56から供給される空
気は流入口53aから出入口53bに達し、空気供給管
路52を通じ、逆止弁55および絞り弁54を介してシ
リンダ45の後室45bに流入する。これにより、ピス
トン46は前方への移動を開始する。一方、シリンダ4
5の前室45a内の空気は空気供給管路51を通じて電
磁弁53の出入口53cに達し、排出口53dを通じて
外部へ排出される。このとき、シリンダ45の前室45
aは空気供給管路51によって直に排出口53dとつな
がっているので、前室45a内の空気は素早く外部に排
出され、ピストン46の移動は迅速なものとなる。
上記のように、シリンダ45のピストン46が前進して
いくと、係合部材49が前進するので、工具戻しばね2
5の付勢力によって移動部材31が押し戻され、ボーリ
ング工具39が後退する。このときのボーリング工具3
9の後退速度は、シリンダ45のピストン46が素早く
移動することにより、速いものとなる。
そして、シリンダ45のピストン46が最前部まで移動
すると、後ロッド48のLS操作部48aにて前LS5
7がONされる。これにより、制御手段50の制御動作
により電磁弁53がCポジションからAポジションに切
り換わり、上記のようなシリンダ45の状態が保持され
る。
なお、上記実施例においては、入力軸18の先端部18
aをケース17に内嵌させて構成した例を挙げたが、ケ
ース17の後端側に一体的に入力軸18を設ける構成と
することも可能である。また、ボーリング工具39を移
動部材31に着脱し得る構成のものを挙げて説明した
が、ボーリング工具39を移動部材31に一体に形成し
て構成することも可能である。
〔変形例〕 本考案の変形例を第4図に基づいて以下に説明する。
尚、前記の実施例と同一の機能を有する部材には同一の
符号を付記してある。
第4図に示すボーリング装置61では、油圧によって直
接に移動部材31、即ちボーリング工具39が前後方向
に駆動される構成である。
すなわち、同図において、ボーリング装置61は、ボル
ト62によって入力軸18と接続された内ケース63を
有している。この内ケース63の外周には軸受64・6
4およびOリング65…等を介して外ケース66が設け
られており、この外ケース66は、一方端が外ケース6
6の外周に設けられて他端が主軸ヘッド12側に固定さ
れる回止め部材67により、内ケース63との共回りが
防止される。
また、外ケース66には、外ケース66の周壁を貫通す
る送油路68・69が形成されており、これら送油路6
8・69は外ケース66の内周面に形成された対応する
環状溝70・71と各々連通し、さらに各環状溝70・
71は内ケース63の周壁を貫通して形成された対応す
る送油路72・73と各々連通している。上記の一方の
送油路72は、内ケース63内に設けられたピストン7
4の前方に形成される前室75と連通し、他方の送油路
73はピストン74の後方に形成される後室76と連通
している。そして、ピストンロッド77の前端部にボー
リング工具39が取り付けられている。
このような構成にれば、送油路69から後室76にオイ
ルを送ることにより、回転するボーリング工具39を前
進させることができ、送油路68から前室75にオイル
を送ることによりボーリング工具39を後退させること
ができる。
また、上記のような構成によれば、ボーリング工具39
を進退移動させる駆動力伝達機構が非常に簡素化され、
ボーリング装置61の小型化および軽量化を図ることが
できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のマシニングセンタ用ボーリング
装置は、マシニングセンタの工具マガジンから取出され
てマシニングセンタの主軸に装着され、かつ主軸からの
回転動力が入力されるケーシング部材と、上記ケーシン
グ部材内に前後動可能、かつケーシング部材と同体的に
回転可能に装着された移動部材と、この移動部材の前端
部に設けられたボーリング工具と、上記ケーシング部材
に前後動可能に外嵌され、内側に上記移動部材と係合す
る内体を有し、かつ外側に内体に対して相対回転可能な
外体を有する接続部材とを備え、ケーシング部材がマシ
ニングセンタの主軸に装着されて加工位置にあるとき、
上記外体が、マシニングセンタの主軸ヘッド側に設けら
れている駆動手段における前後方向に移動する駆動体に
係合して、上記移動部材が前後方向に移動する構成であ
る。
このように、ボーリング工具を前後方向に移動させるた
めの駆動手段をマシニングセンタの主軸ヘッド側に設
け、ボーリング装置に、相対回転自在な内体と外体とを
有する接続部材を前後動可能に外嵌することによって、
ケーシング部材内には、接続部材の内体の移動部材とを
前後方向に係合させるための機構を設けるだけで、ボー
リング工具の回転と前後方向の移動とが可能な構成する
ことができる。したがって、回転駆動力を減速して前後
方向の移動に変換するための駆動力伝達機構を内蔵させ
る構成に比べ、ボーリング装置自体に内蔵させる機構を
大幅に簡素化することができる。これにより、構造の小
形化と共に重量の低減化を図れる結果、ドリルやリーマ
等の通常工具と同様に、マシニングセンタに備えること
ができると共に、良好な加工精度でボーリング加工を行
うことが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すものであ
って、第1図はボーリング装置の全体構成図、第2図は
マシニングセンタへのボーリング装置の取り付け状態を
示す側面図、第3図は第2図のII−II線方向か見た工具
マガジンの背面図、第4図は本考案の変形例を示すボー
リング装置の部分断面図である。 1はマシニングセンタ、4は工具マガジン、12は主軸
ヘッド、12aは主軸、16はボーリング装置、17は
ケース(ケーシング部材)、18は入力軸、20は円筒
部材、21は軸受(接続部)、21aは内輪部(内
体)、21bは外輪部(外体)、28はラックギヤ、3
0はピニオンギヤ、31は移動部材、36はラックギ
ヤ、39はボーリング工具、41はチップ、44は工具
進退駆動装置(駆動手段)、45はシリンダ、49は係
合部材(駆動体)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マシニングセンタの工具マガジンから取出
    されてマシニングセンタの主軸に装着され、かつ主軸か
    らの回転動力が入力されるケーシング部材と、 上記ケーシング部材内に前後動可能、かつケーシング部
    材と同体的に回転可能に装着された移動部材と、 この移動部材の前端部に設けられたボーリング工具と、 上記ケーシング部材に前後動可能に外嵌され、内側に上
    記移動部材と係合する内体を有し、かつ外側に内体に対
    して相対回転可能な外体を有する接続部材とを備え、 ケーシング部材がマシニングセンタの主軸に装着されて
    加工位置にあるとき、上記外体が、マシニングセンタの
    主軸ヘッド側に設けられている駆動手段における前後方
    向に移動する駆動体に係合して、上位移動部材が前後方
    向に移動することを特徴とするマシニングセンタ用ボー
    リング装置。
JP1988034827U 1988-03-16 1988-03-16 マシニングセンタ用ボーリング装置 Expired - Lifetime JPH067849Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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