JPH0678548B2 - トラクシヨンドライブ用流体の製造方法 - Google Patents
トラクシヨンドライブ用流体の製造方法Info
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- JPH0678548B2 JPH0678548B2 JP61312366A JP31236686A JPH0678548B2 JP H0678548 B2 JPH0678548 B2 JP H0678548B2 JP 61312366 A JP61312366 A JP 61312366A JP 31236686 A JP31236686 A JP 31236686A JP H0678548 B2 JPH0678548 B2 JP H0678548B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はトラクション(転がり−すべり摩擦)係数の優
れたトラクションドライブ用流体の製造方法に関する。
れたトラクションドライブ用流体の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、産業用機械、車両等の変速機に歯車あるいは油圧
装置が使用されているが、歯車に比べ振動、騒音が少な
く、高速伝達および無段変速が可能な省エネルギー型変
速機としてトラクションドライブ装置が注目され、検討
あるいは実用化されている。
装置が使用されているが、歯車に比べ振動、騒音が少な
く、高速伝達および無段変速が可能な省エネルギー型変
速機としてトラクションドライブ装置が注目され、検討
あるいは実用化されている。
この種の変速機に使用される潤滑油は、高速・高荷重下
の転がり−すべり接触面に介在し、動力伝達等の作用を
行うため、従来の潤滑油とは異なった性能が要求され
る。すなわち、転がり−すべりの高ヘルツ接触圧下でも
充分な油膜を構成するとともに、その油膜が剪断応力に
対し充分な粘性抵抗を示すことが必要とされる。
の転がり−すべり接触面に介在し、動力伝達等の作用を
行うため、従来の潤滑油とは異なった性能が要求され
る。すなわち、転がり−すべりの高ヘルツ接触圧下でも
充分な油膜を構成するとともに、その油膜が剪断応力に
対し充分な粘性抵抗を示すことが必要とされる。
トラクションドライブ装置あるいはトラクションドライ
ブ用流体の作用機構については、多くの先行する技術文
献に記載されている。
ブ用流体の作用機構については、多くの先行する技術文
献に記載されている。
そして、従来より、トラクションドライブ流体として、
アルキルシクロヘキサン、アルキルポリシクロヘキサ
ン、芳香族化合物等の種々の環状化合物が、特公昭39−
24635号、特公昭47−40525号、特公昭48−31828号、特
開昭56−145993号、特開昭58−213098号、特開昭59−78
296号、特開昭61−86197号、特公昭61−21277号等に提
案され、知られている。
アルキルシクロヘキサン、アルキルポリシクロヘキサ
ン、芳香族化合物等の種々の環状化合物が、特公昭39−
24635号、特公昭47−40525号、特公昭48−31828号、特
開昭56−145993号、特開昭58−213098号、特開昭59−78
296号、特開昭61−86197号、特公昭61−21277号等に提
案され、知られている。
しかし、これらの化合物は、粘度、価格、トラクション
係数等で一長一短があり充分でない。
係数等で一長一短があり充分でない。
また、特公昭61−21278号に提案されているような、石
油系炭化水素を熱分解して得られる沸点範囲150〜195℃
で、炭素数9〜10の芳香族分に富んだ留分を、酸触媒存
在下に反応温度0〜200℃で反応させ、沸点範囲275〜38
0℃の反応生成物を得、該反応生成物を水素化処理し
て、沸点範囲280〜375℃の留分を得るトラクションドラ
イブ用流体の製造方法も知られている。しかし、この方
法で得られた沸点範囲280〜375℃の水素化処理物も金属
の腐食性という点において、トラクションドライブ用流
体としてはまだ不十分であるという欠点がある。
油系炭化水素を熱分解して得られる沸点範囲150〜195℃
で、炭素数9〜10の芳香族分に富んだ留分を、酸触媒存
在下に反応温度0〜200℃で反応させ、沸点範囲275〜38
0℃の反応生成物を得、該反応生成物を水素化処理し
て、沸点範囲280〜375℃の留分を得るトラクションドラ
イブ用流体の製造方法も知られている。しかし、この方
法で得られた沸点範囲280〜375℃の水素化処理物も金属
の腐食性という点において、トラクションドライブ用流
体としてはまだ不十分であるという欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、上記従来のトラクションドライブ用流体
の欠点が解消され、かつ安価に得られるトラクションド
ライブ用流体を開発すべく鋭意研究した結果、石油系炭
化水素を熱分解して得られる主として炭素数5のオレフ
ィン類、ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸
点範囲−10〜100℃の留分を特定の条件でハロゲン化ア
ルミニウム系触媒の存在下に反応させ、沸点範囲180〜5
50℃の反応生成物を得、該反応生成物を水素化処理し、
特定の粘度範囲の水素化処理物を取得すれば、該水素化
処理物はトラクションドライブ用流体として優れた性能
を有していて、安価なトラクションドライブ用流体を製
造し得ることを見出した。さらに研究を進めたところ、
上記主として炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類
およびパラフィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留
分に炭素数6〜16のα−オレフィン類を、該留分に対し
200重量%まで加えて、上記と同様、ハロゲン化アルミ
ニウム系触媒の存在下に反応させ、沸点範囲180〜550℃
の反応生成物を得、次いで水素化処理しても、上記と同
様にトラクションドライブ用流体として優れた性能を有
する水素化処理物が得られることを見出した。またこの
場合、加える炭素数6〜16のα−オレフィン類の量を30
重量%以上とすると、上記アルミニウム系触媒の存在化
での反応において、上記特定沸点範囲の反応生成物の収
率が顕著に向上されることも知見した。これらの知見に
基き本発明を完成した。
の欠点が解消され、かつ安価に得られるトラクションド
ライブ用流体を開発すべく鋭意研究した結果、石油系炭
化水素を熱分解して得られる主として炭素数5のオレフ
ィン類、ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸
点範囲−10〜100℃の留分を特定の条件でハロゲン化ア
ルミニウム系触媒の存在下に反応させ、沸点範囲180〜5
50℃の反応生成物を得、該反応生成物を水素化処理し、
特定の粘度範囲の水素化処理物を取得すれば、該水素化
処理物はトラクションドライブ用流体として優れた性能
を有していて、安価なトラクションドライブ用流体を製
造し得ることを見出した。さらに研究を進めたところ、
上記主として炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類
およびパラフィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留
分に炭素数6〜16のα−オレフィン類を、該留分に対し
200重量%まで加えて、上記と同様、ハロゲン化アルミ
ニウム系触媒の存在下に反応させ、沸点範囲180〜550℃
の反応生成物を得、次いで水素化処理しても、上記と同
様にトラクションドライブ用流体として優れた性能を有
する水素化処理物が得られることを見出した。またこの
場合、加える炭素数6〜16のα−オレフィン類の量を30
重量%以上とすると、上記アルミニウム系触媒の存在化
での反応において、上記特定沸点範囲の反応生成物の収
率が顕著に向上されることも知見した。これらの知見に
基き本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) したがって、第1の本発明の要旨は、石油系炭化水素を
熱分解して得られる主として炭素数5のオレフィン類、
ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸点範囲−
10〜100℃の留分を、該留分に対してハロゲン化アルミ
ニウムに換算して0.2〜3重量%のの範囲の量のハロゲ
ン化アルミニウム系触媒の存在下に反応温度−30〜150
℃の範囲で反応させて、沸点範囲180〜550℃の反応生成
物を得、該反応生成物を水素化処理に付し、50℃におけ
る粘度が10〜1000センチストークス(以下cStと記す)
の範囲の水素化処理物を取得することを特徴とするトラ
クションドライブ用流体の製造方法に存し、第2の発明
の要旨は、石油系炭化水素を熱分解して得られる主とし
て炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類およびパラ
フィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留分に、該留
分に対して200重量%以下の量の炭素数6〜16のα−オ
レフィン類を加えて、該留分および炭素数6〜16のα−
オレフィン類の合計量に対してハロゲン化アルミニウム
に換算して0.2〜3重量%の範囲の量のハロゲン化アル
ミニウム系触媒の存在下に反応温度−30〜150℃の範囲
で反応させて、沸点範囲180〜550℃の反応生成物を得、
該反応生成物を水素化処理に付し、50℃における粘度が
10〜1000cStの範囲の水素化処理物を取得することを特
徴とするトラクションドライブ用流体の製造方法に存す
る。
熱分解して得られる主として炭素数5のオレフィン類、
ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸点範囲−
10〜100℃の留分を、該留分に対してハロゲン化アルミ
ニウムに換算して0.2〜3重量%のの範囲の量のハロゲ
ン化アルミニウム系触媒の存在下に反応温度−30〜150
℃の範囲で反応させて、沸点範囲180〜550℃の反応生成
物を得、該反応生成物を水素化処理に付し、50℃におけ
る粘度が10〜1000センチストークス(以下cStと記す)
の範囲の水素化処理物を取得することを特徴とするトラ
クションドライブ用流体の製造方法に存し、第2の発明
の要旨は、石油系炭化水素を熱分解して得られる主とし
て炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類およびパラ
フィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留分に、該留
分に対して200重量%以下の量の炭素数6〜16のα−オ
レフィン類を加えて、該留分および炭素数6〜16のα−
オレフィン類の合計量に対してハロゲン化アルミニウム
に換算して0.2〜3重量%の範囲の量のハロゲン化アル
ミニウム系触媒の存在下に反応温度−30〜150℃の範囲
で反応させて、沸点範囲180〜550℃の反応生成物を得、
該反応生成物を水素化処理に付し、50℃における粘度が
10〜1000cStの範囲の水素化処理物を取得することを特
徴とするトラクションドライブ用流体の製造方法に存す
る。
本発明のトラクションドライブ用流体の製造方法を詳述
すると、まず本発明の原料としては、ナフサ等の石油系
炭化水素からエチレン、プロピレン等を製造するための
熱分解の際副生する主として炭素数5のオレフィン類、
ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸点範囲−
10〜100℃の(常圧換算)のいわゆるC5留分が用いられ
る。この原料留分は一般に、主として1−ペンテン、t
−2−ペンテン、c−2−ペンテン、2−メチル−1−
ブテン、2−メチル−2−ブテン、シクロペンテン等の
炭素数5のオレフィン類;1,4−ペンタジエン、t−1,3
−ペンタジエン、c−1,3−ペンタジエン、イソプレ
ン、シクロペンタジエン等の炭素数5のジオレフィン
類;およびn−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタ
ン等の炭素数5のパラフィン類を含み、その他の成分、
例えば2−ブチン、2−メチルペンタン等の若干量含有
されている。この原料留分は、必要に応じてシクロペン
タジエンおよび/またイソプレンを一部あるいは実質的
に全部除去してから、本発明の原料として用いることも
できる。
すると、まず本発明の原料としては、ナフサ等の石油系
炭化水素からエチレン、プロピレン等を製造するための
熱分解の際副生する主として炭素数5のオレフィン類、
ジオレフィン類およびパラフィン類からなる沸点範囲−
10〜100℃の(常圧換算)のいわゆるC5留分が用いられ
る。この原料留分は一般に、主として1−ペンテン、t
−2−ペンテン、c−2−ペンテン、2−メチル−1−
ブテン、2−メチル−2−ブテン、シクロペンテン等の
炭素数5のオレフィン類;1,4−ペンタジエン、t−1,3
−ペンタジエン、c−1,3−ペンタジエン、イソプレ
ン、シクロペンタジエン等の炭素数5のジオレフィン
類;およびn−ペンタン、イソペンタン、シクロペンタ
ン等の炭素数5のパラフィン類を含み、その他の成分、
例えば2−ブチン、2−メチルペンタン等の若干量含有
されている。この原料留分は、必要に応じてシクロペン
タジエンおよび/またイソプレンを一部あるいは実質的
に全部除去してから、本発明の原料として用いることも
できる。
本発明の実施に当っては、まず上記原料留分を、ハロゲ
ン化アルミニウム系触媒の存在下に、−30〜50℃、好ま
しくは70〜120℃の範囲の反応温度で反応させ、重合せ
しめる。なおここでハロゲンとは塩素、臭素、沃素を意
味する。
ン化アルミニウム系触媒の存在下に、−30〜50℃、好ま
しくは70〜120℃の範囲の反応温度で反応させ、重合せ
しめる。なおここでハロゲンとは塩素、臭素、沃素を意
味する。
ハロゲン化アルミニウム系触媒としてはハロゲン化アル
ミニウム単独、ハロゲン化アルミニウムとカルボン酸エ
ステルまた炭酸エステルとの錯体をあげることができ
る。ここでカルボン酸エステルとしては一般式RCOOR′
(Rは炭素数1〜9、好ましくは1〜6の直鎖または分
岐鎖アルキル基、R′はメチルまたはエチル基)で示さ
れる化合物、たとえば酢酸メチル、酢酸エチル、プロピ
オン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸メチルをあげること
ができ、炭酸エステルとしては一般式R′2CO3(R′は
メチルまたはエチル基)で示される化合物、たとえば炭
酸ジメチル、炭酸ジエチルをあげることができる。
ミニウム単独、ハロゲン化アルミニウムとカルボン酸エ
ステルまた炭酸エステルとの錯体をあげることができ
る。ここでカルボン酸エステルとしては一般式RCOOR′
(Rは炭素数1〜9、好ましくは1〜6の直鎖または分
岐鎖アルキル基、R′はメチルまたはエチル基)で示さ
れる化合物、たとえば酢酸メチル、酢酸エチル、プロピ
オン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸メチルをあげること
ができ、炭酸エステルとしては一般式R′2CO3(R′は
メチルまたはエチル基)で示される化合物、たとえば炭
酸ジメチル、炭酸ジエチルをあげることができる。
この際、ハロゲン化アルミニウム系触媒としては、塩化
アルミニウム系触媒が好ましく用いられる。塩化アルミ
ニウム系触媒としては塩化アルミニウム単独あるいは塩
化アルミニウムと炭酸エステルまたはカルボン酸エステ
ルとの錯体等があげられ、なかでも反応の制御が容易で
あるのでカルボン酸エステルとの錯体の使用が好まし
い。また、このハロゲン化アルミニウム系触媒は、原料
留分に対してハロゲン化アルミニウムに換算して0.2〜
3重量%、好ましくは0.4〜1.5重量%の範囲の量で用い
られる。ハロゲン化アルミニウム系触媒の使用量が0.2
重量%以下では、後記する本発明の所期の目的に適する
はずの沸点留分に水素化処理を施しても、本発明の所期
の目的とする優れたトラクションドライブ用流体として
の性能を有する水素化処理物が得られないし、かつ該沸
点留分の収率も非常に低い。また該触媒の使用量を3重
量%以上用いても、特に触媒の使用量の増加に身合う効
果は認められず、不経済である。またこの反応は、例え
ばベンゼン、トルエン等の芳香族系溶媒を必要に応じて
用いて行なってもよい。
アルミニウム系触媒が好ましく用いられる。塩化アルミ
ニウム系触媒としては塩化アルミニウム単独あるいは塩
化アルミニウムと炭酸エステルまたはカルボン酸エステ
ルとの錯体等があげられ、なかでも反応の制御が容易で
あるのでカルボン酸エステルとの錯体の使用が好まし
い。また、このハロゲン化アルミニウム系触媒は、原料
留分に対してハロゲン化アルミニウムに換算して0.2〜
3重量%、好ましくは0.4〜1.5重量%の範囲の量で用い
られる。ハロゲン化アルミニウム系触媒の使用量が0.2
重量%以下では、後記する本発明の所期の目的に適する
はずの沸点留分に水素化処理を施しても、本発明の所期
の目的とする優れたトラクションドライブ用流体として
の性能を有する水素化処理物が得られないし、かつ該沸
点留分の収率も非常に低い。また該触媒の使用量を3重
量%以上用いても、特に触媒の使用量の増加に身合う効
果は認められず、不経済である。またこの反応は、例え
ばベンゼン、トルエン等の芳香族系溶媒を必要に応じて
用いて行なってもよい。
次いで、上記反応の反応生成物を、蒸留、好ましくは減
圧蒸留に付し、本発明の所期の目的に適する留分、すな
わち沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の留分を採取す
る。この沸点範囲180〜550℃の反応生成物は、主として
上記原料留分中のオレフィン類およびジオレフィン類の
オリゴマーからなるものである。
圧蒸留に付し、本発明の所期の目的に適する留分、すな
わち沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の留分を採取す
る。この沸点範囲180〜550℃の反応生成物は、主として
上記原料留分中のオレフィン類およびジオレフィン類の
オリゴマーからなるものである。
上記反応においては、本発明の所期の目的には適さない
ように重合度の高いもの、すなわちいわゆるC5留分の石
油樹脂が多量に生成する。したがって、上記沸点範囲18
0〜550℃の反応生成物は、C5留分の石油樹脂製造の際の
主としてオリゴマーからなる副生物ともみることができ
る。すなわち、上記沸点範囲180〜550℃の反応生成物と
C5留分の石油樹脂とを併産すれば、一層安価に本発明の
トラクションドライブ用流体の製造方法を実施できる。
ように重合度の高いもの、すなわちいわゆるC5留分の石
油樹脂が多量に生成する。したがって、上記沸点範囲18
0〜550℃の反応生成物は、C5留分の石油樹脂製造の際の
主としてオリゴマーからなる副生物ともみることができ
る。すなわち、上記沸点範囲180〜550℃の反応生成物と
C5留分の石油樹脂とを併産すれば、一層安価に本発明の
トラクションドライブ用流体の製造方法を実施できる。
また、上記ハロゲン化アルミニウム系触媒の存在下での
反応の実施に当って、上記原料留分に該原料留分に対し
て200重量%までの炭素数6〜16のα−オレフィン類を
加えて、この混合物を当該反応に供し、その反応生成物
の沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の留分を採取しても
よい。この場合の炭素数6〜16のα−オレフィン類とし
ては、当該炭素数範囲の炭素数を有するα−オレフィン
類であれば種々のものを用い得て特に制限する必要はな
いが、α−位に不飽和結合を有するイソブチレンの二量
体あるいは三量体が好ましく用いられる。これらのα−
オレフィン類は、α位以外に不飽和結合を有するオレフ
ィン類さらにはパラフィン類が混入されていても差支え
ない。また、この場合に得られる沸点範囲180〜550℃の
反応生成物は、主として上記原料留分のオレフィン類、
ジオレフィン類および上記炭素数6〜16のオレフィン類
のオリゴマーからなるものである。また、この場合、加
える炭素数6〜16のα−オレフィン類の量を、上記原料
留分に対して30重量%以上、すなわち30〜200重量%、
好ましくは30〜150重量%の範囲とすると、上記原料留
分のみを当該反応に供した場合に比し、高重合度のもの
の生成が抑制されて、この沸点範囲180〜550℃の反応生
成物の収率が顕著に改善される。加えるα−オレフィン
類の量が200重量%を超えた場合は、得られる反応生成
物が本発明の所期の目的を達成するに不適当なものとな
る。
反応の実施に当って、上記原料留分に該原料留分に対し
て200重量%までの炭素数6〜16のα−オレフィン類を
加えて、この混合物を当該反応に供し、その反応生成物
の沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の留分を採取しても
よい。この場合の炭素数6〜16のα−オレフィン類とし
ては、当該炭素数範囲の炭素数を有するα−オレフィン
類であれば種々のものを用い得て特に制限する必要はな
いが、α−位に不飽和結合を有するイソブチレンの二量
体あるいは三量体が好ましく用いられる。これらのα−
オレフィン類は、α位以外に不飽和結合を有するオレフ
ィン類さらにはパラフィン類が混入されていても差支え
ない。また、この場合に得られる沸点範囲180〜550℃の
反応生成物は、主として上記原料留分のオレフィン類、
ジオレフィン類および上記炭素数6〜16のオレフィン類
のオリゴマーからなるものである。また、この場合、加
える炭素数6〜16のα−オレフィン類の量を、上記原料
留分に対して30重量%以上、すなわち30〜200重量%、
好ましくは30〜150重量%の範囲とすると、上記原料留
分のみを当該反応に供した場合に比し、高重合度のもの
の生成が抑制されて、この沸点範囲180〜550℃の反応生
成物の収率が顕著に改善される。加えるα−オレフィン
類の量が200重量%を超えた場合は、得られる反応生成
物が本発明の所期の目的を達成するに不適当なものとな
る。
上記のごとく、原料留分を、炭素数6〜16のα−オレフ
ィン類を加えまたは加えずして、ハロゲン化アルミニウ
ム系触媒の存在下に反応させ、該反応生成物を蒸留して
得られた沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の反応生成物
は、必要に応じさらに蒸留、好ましくは減圧蒸留によっ
てその50℃における粘度を10〜1000cStの範囲内に調整
した後、水素化処理に付す。この水素化処理は、水素化
触媒および水素の存在下に、反応温度100〜400℃、好ま
しくは150〜250℃の範囲、反応圧力30〜100kg/cm2・
G、好ましくは50〜70kg/cm2・Gの範囲において、反応
時間10〜480分、好ましくは30〜240分の範囲で行なうの
が適当である。この場合、水素化触媒としては、一般に
不飽和結合を水素化するに用いられる種々の水素化触媒
を用いることができるが、ニッケル、パラジウム、銅、
コバルトおよび亜鉛から選ばれた1種あるいは1種以上
の金属を含有する触媒が好ましく用いられ、水素化触媒
の使用量は、上記水素化処理原料の反応生成物に対して
0.05〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%の範囲が適
当である。また、この水素化処理は、溶媒を用いること
なく実施することもできるし、溶媒を用いて実施するこ
ともできる。溶媒を用いる場合の溶媒としては、炭素数
5〜10の範囲の例えばシクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、エチルシクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ペ
ンタン等の炭化水素溶剤をあげることができ、その使用
量は、上記水素化処理原料の反応生成物に対して200重
量%以下、好ましくは80〜150重量%の範囲が適当であ
る。
ィン類を加えまたは加えずして、ハロゲン化アルミニウ
ム系触媒の存在下に反応させ、該反応生成物を蒸留して
得られた沸点範囲180〜550℃(常圧換算)の反応生成物
は、必要に応じさらに蒸留、好ましくは減圧蒸留によっ
てその50℃における粘度を10〜1000cStの範囲内に調整
した後、水素化処理に付す。この水素化処理は、水素化
触媒および水素の存在下に、反応温度100〜400℃、好ま
しくは150〜250℃の範囲、反応圧力30〜100kg/cm2・
G、好ましくは50〜70kg/cm2・Gの範囲において、反応
時間10〜480分、好ましくは30〜240分の範囲で行なうの
が適当である。この場合、水素化触媒としては、一般に
不飽和結合を水素化するに用いられる種々の水素化触媒
を用いることができるが、ニッケル、パラジウム、銅、
コバルトおよび亜鉛から選ばれた1種あるいは1種以上
の金属を含有する触媒が好ましく用いられ、水素化触媒
の使用量は、上記水素化処理原料の反応生成物に対して
0.05〜10重量%、好ましくは0.3〜5重量%の範囲が適
当である。また、この水素化処理は、溶媒を用いること
なく実施することもできるし、溶媒を用いて実施するこ
ともできる。溶媒を用いる場合の溶媒としては、炭素数
5〜10の範囲の例えばシクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、エチルシクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ペ
ンタン等の炭化水素溶剤をあげることができ、その使用
量は、上記水素化処理原料の反応生成物に対して200重
量%以下、好ましくは80〜150重量%の範囲が適当であ
る。
斯く、水素化処理して得た水素化処理物は、触媒、およ
び溶媒を用いた場合は溶媒も除去した後、必要に応じ蒸
留に付して、その50℃における粘度を10〜1000cStの範
囲に調整する。この場合、上記水素化処理原料の反応生
成物を水素化処理に先立って、その50℃における粘度を
10〜1000cStの範囲に調整した場合には、一般に当該水
素化処理においては水素化原料の反応生成物の粘度はほ
とんど変化しないので得られる水素化処理物は水素化処
理原料の反応生成物と同様の粘度を有するので、この水
素化処理物の粘度調整は一般に不要である。また、水素
化処理に先立って、上記水素化処理原料の反応生成物の
粘度調整を行なわなかった場合には、一般にこの水素化
処理物の粘度調整が必要となる。
び溶媒を用いた場合は溶媒も除去した後、必要に応じ蒸
留に付して、その50℃における粘度を10〜1000cStの範
囲に調整する。この場合、上記水素化処理原料の反応生
成物を水素化処理に先立って、その50℃における粘度を
10〜1000cStの範囲に調整した場合には、一般に当該水
素化処理においては水素化原料の反応生成物の粘度はほ
とんど変化しないので得られる水素化処理物は水素化処
理原料の反応生成物と同様の粘度を有するので、この水
素化処理物の粘度調整は一般に不要である。また、水素
化処理に先立って、上記水素化処理原料の反応生成物の
粘度調整を行なわなかった場合には、一般にこの水素化
処理物の粘度調整が必要となる。
このようにして得られた50℃の粘度が10〜1000cStの範
囲である水素化処理物は、トラクションドライブ用流体
として優れた性能を有している。したがって、当該水素
化処理物は、そのままあるいは必要に応じさらに蒸留に
より粘度調整して、トラクションドライブ用流体に供す
ることができる。また、当該水素化処理物は、必要に応
じ、トラクション係数を低下させない程度に鉱油、その
他ナフテン系油等を粘度調整剤として加えたり、また通
常トラクションドライブ用流体に用いられる酸化防止
剤、摩耗防止剤、極圧剤、防錆剤、腐食防止剤、消泡
剤、粘度指数向上剤等の添加剤を添加することも勿論可
能である。
囲である水素化処理物は、トラクションドライブ用流体
として優れた性能を有している。したがって、当該水素
化処理物は、そのままあるいは必要に応じさらに蒸留に
より粘度調整して、トラクションドライブ用流体に供す
ることができる。また、当該水素化処理物は、必要に応
じ、トラクション係数を低下させない程度に鉱油、その
他ナフテン系油等を粘度調整剤として加えたり、また通
常トラクションドライブ用流体に用いられる酸化防止
剤、摩耗防止剤、極圧剤、防錆剤、腐食防止剤、消泡
剤、粘度指数向上剤等の添加剤を添加することも勿論可
能である。
(発明の効果) 本発明方法によれば安価な原料から簡単な操作で高品質
のトラクションドライブ用流体を製造することができ
る。本発明の一つの方法に従えば、C5系石油樹脂の製造
における副生物を原料として優れた品質のトラクション
ドライブ用流体を製造することができるので高品質のト
ラクションドライブ用流体を安価に提供できるのみでな
く、C5系石油樹脂の製造原価を低減させうるという利点
をも有する。また本発明の第2の方法によれば、安価な
C5炭化水素混合物ならびに炭素数6〜16のα−オレフィ
ンとを原料として、石油樹脂よりも付加価値の高い高品
質のトラクションドライブ用流体を高い収率で製造する
ことが可能となる。
のトラクションドライブ用流体を製造することができ
る。本発明の一つの方法に従えば、C5系石油樹脂の製造
における副生物を原料として優れた品質のトラクション
ドライブ用流体を製造することができるので高品質のト
ラクションドライブ用流体を安価に提供できるのみでな
く、C5系石油樹脂の製造原価を低減させうるという利点
をも有する。また本発明の第2の方法によれば、安価な
C5炭化水素混合物ならびに炭素数6〜16のα−オレフィ
ンとを原料として、石油樹脂よりも付加価値の高い高品
質のトラクションドライブ用流体を高い収率で製造する
ことが可能となる。
(実施例) 次に本発明を実施例および比較例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例におけるトラ
クション係数は、四円筒式摩擦試験機を用いて駆動軸回
転数1000rpm(2.09m/s)、すべり率5%、法線荷重114k
gf、供給油温50℃において測定した法線荷重に対する伝
達された切線力の比である。また熱安定性は試料120gに
ついて鉄、アルミニウム、銅、マグネシウムおよび銀の
試験片(各25.4mm×25.4mm×0.8mm)を触媒として用
い、150℃で120時間加熱した後、40℃の値を基準として
粘度比(熱処理後の粘度/熱処理前の粘度)全酸価増加
および触媒重量の減少を測定した。
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例におけるトラ
クション係数は、四円筒式摩擦試験機を用いて駆動軸回
転数1000rpm(2.09m/s)、すべり率5%、法線荷重114k
gf、供給油温50℃において測定した法線荷重に対する伝
達された切線力の比である。また熱安定性は試料120gに
ついて鉄、アルミニウム、銅、マグネシウムおよび銀の
試験片(各25.4mm×25.4mm×0.8mm)を触媒として用
い、150℃で120時間加熱した後、40℃の値を基準として
粘度比(熱処理後の粘度/熱処理前の粘度)全酸価増加
および触媒重量の減少を測定した。
トラクションドライブ用流体としてはトラクション係数
は大で粘度比は小、全酸価の増加も小であることが望ま
しく触媒重量減も小であることが望ましいが、ただこの
値が負になることは望ましくない。
は大で粘度比は小、全酸価の増加も小であることが望ま
しく触媒重量減も小であることが望ましいが、ただこの
値が負になることは望ましくない。
実施例1 石油留分を熱分解して得られる沸点範囲−10〜100℃の
留分よりシクロペンタジエンを二量化により除去して下
記の組成をもつ留分を原料として得た。
留分よりシクロペンタジエンを二量化により除去して下
記の組成をもつ留分を原料として得た。
1,4−ペンタジエン 0.7wt% 2−ブチン 0.3 イソペンタン 6.0 1−ペンテン 2.0 2−メチル−1−ブテン 1.5 イソブレン 17.0 n−ペンタン 31.8 t−2−ペンテン 3.0 c−2−ペンテン 2.5 2−メチル−2−ブテン 2.5 t−1,3−ペンタジエン 13.7 c−1,3−ペンタジエン 6.8 シクロペンタジエン 1.2 シクロペンテン 6.0wt% シクロペンタン 3.5 2−メチルペンタン 1.5 計 100.0% 一方、塩化アルミニウム2.1g(16.2mmol、1.0重量%
(上記留分に対する重量%、以下同じ))と酢酸メチル
0.70g(9.4mmol)をあらかじめ加熱混合して触媒とし、
これをベンゼン120mlを希釈剤として溶解したものを撹
拌機、温度計、滴下ロートを装備した内容量1のガラ
ス製オートクレーブに入れた。このオートクレーブを12
0℃に保ちながら前記原料留分210gを滴下ロートにより
約15分かけて滴下した。滴下終了後120℃で1時間撹拌
しながら反応させた後、アルカリ水溶液にて触媒を分解
し、さらに水洗を繰返して触媒を除去した。重合液をと
り出し、常圧にて未反応原料油と溶媒のベンゼンを留去
し、さらに減圧下で沸点範囲220〜510℃(常圧換算)の
留分を31.5g(収率15%)得た。当該留分をオルダーシ
ョー型蒸留塔を用いて蒸留し、軽質留分を留去して50℃
における粘度を調整した。この結果粘度362.0cStの留分
27.7gを得た。この粘度調整をした留分に安定化ニッケ
ル/アルミナ触媒(日揮化学製N−103)を0.3g(粘度
調整後の留分に対し1.0重量%)加え、窒素置換した内
容量50mlのタービン翼型撹拌機付オートクレーブに張り
込み180℃まで加熱後、60kg/cm2・Gの反応圧を維持す
るように水素を供給しながら該温度を保ち、撹拌速度50
0rpmで4時間反応させた。次に水素の供給を止め50℃ま
で降温後遠心分離機により水素化触媒を分離除去し、水
素化処理物27.5gを得た。この水素化処理物の一般性状
は第1表に示し、トラクションドライブ用流体としての
性能試験結果は第2表に示した。
(上記留分に対する重量%、以下同じ))と酢酸メチル
0.70g(9.4mmol)をあらかじめ加熱混合して触媒とし、
これをベンゼン120mlを希釈剤として溶解したものを撹
拌機、温度計、滴下ロートを装備した内容量1のガラ
ス製オートクレーブに入れた。このオートクレーブを12
0℃に保ちながら前記原料留分210gを滴下ロートにより
約15分かけて滴下した。滴下終了後120℃で1時間撹拌
しながら反応させた後、アルカリ水溶液にて触媒を分解
し、さらに水洗を繰返して触媒を除去した。重合液をと
り出し、常圧にて未反応原料油と溶媒のベンゼンを留去
し、さらに減圧下で沸点範囲220〜510℃(常圧換算)の
留分を31.5g(収率15%)得た。当該留分をオルダーシ
ョー型蒸留塔を用いて蒸留し、軽質留分を留去して50℃
における粘度を調整した。この結果粘度362.0cStの留分
27.7gを得た。この粘度調整をした留分に安定化ニッケ
ル/アルミナ触媒(日揮化学製N−103)を0.3g(粘度
調整後の留分に対し1.0重量%)加え、窒素置換した内
容量50mlのタービン翼型撹拌機付オートクレーブに張り
込み180℃まで加熱後、60kg/cm2・Gの反応圧を維持す
るように水素を供給しながら該温度を保ち、撹拌速度50
0rpmで4時間反応させた。次に水素の供給を止め50℃ま
で降温後遠心分離機により水素化触媒を分離除去し、水
素化処理物27.5gを得た。この水素化処理物の一般性状
は第1表に示し、トラクションドライブ用流体としての
性能試験結果は第2表に示した。
実施例2 実施例1において塩化アルミニウムを0.84g(6.5mmol、
0.40重量%)、酢酸メチルを0.27g用い、かつ調整粘度
を30.4cStとした以外は実施例1と全く同じ条件で実験
を行なった。沸点範囲220〜510℃(常圧換算)の留分の
収量は25.2g(収率12%)、水素化処理物の収量は20.0g
であった。該水素化処理物の一般性状は第1表に示し、
トラクションドライブ用流体としての性能試験結果は第
2表に示した。
0.40重量%)、酢酸メチルを0.27g用い、かつ調整粘度
を30.4cStとした以外は実施例1と全く同じ条件で実験
を行なった。沸点範囲220〜510℃(常圧換算)の留分の
収量は25.2g(収率12%)、水素化処理物の収量は20.0g
であった。該水素化処理物の一般性状は第1表に示し、
トラクションドライブ用流体としての性能試験結果は第
2表に示した。
実施例3 実施例1において水素化反応を前に行なった粘度調整
を、水素化反応後水素化触媒を除去した後に行い、か
つ、調整粘度を330.0cStとした以外はすべて実施例1と
同様にして水素化処理物31.2gを得た。該水素化処理物
の一般性状は第1表に示し、トラクションドライブ用流
体としての性能試験結果は第2表に示した。
を、水素化反応後水素化触媒を除去した後に行い、か
つ、調整粘度を330.0cStとした以外はすべて実施例1と
同様にして水素化処理物31.2gを得た。該水素化処理物
の一般性状は第1表に示し、トラクションドライブ用流
体としての性能試験結果は第2表に示した。
実施例4 調整粘度を350.2cStとし、水素化触媒としてパラジウム
/カーボン触媒(パラジウム含有量5重量%の日本エン
ゲルハルド社製)を0.1g加え、水素化反応時間を120分
とした以外は実施例1と全く同様にして水素化処理物2
8.3gを得た。該水素化処理物の一般性状は第1表に示
し、トラクションドライブ用流体としての性能試験結果
は第2表に示した。
/カーボン触媒(パラジウム含有量5重量%の日本エン
ゲルハルド社製)を0.1g加え、水素化反応時間を120分
とした以外は実施例1と全く同様にして水素化処理物2
8.3gを得た。該水素化処理物の一般性状は第1表に示
し、トラクションドライブ用流体としての性能試験結果
は第2表に示した。
実施例5 実施例1において触媒を調整する際に塩化アルミニウム
0.53g(4.1mmol、0.25重量%)を触媒として用いた以外
は実施例1と同様の原料を反応させ、減圧下で沸点範囲
220〜510℃(常圧換算)の留分を20.2g(収率9.6%)得
た。この留分を粘度調整して50℃における粘度が108cSt
の留分を8.7g得て、この留分に安定化ニッケル/アルミ
ナ触媒(日揮化学製N−103)を0.1gを加えてマグネチ
ックスターラーを備えた内容量20mlのオートクレーブを
用いて実施例1と同様に水素化反応を行ない水素化処理
物8.6gを得た。該水素化処理物の一般性状は第1表に示
し、トラクションドライブ用流体としての性能試験結果
は、第2表に示した。
0.53g(4.1mmol、0.25重量%)を触媒として用いた以外
は実施例1と同様の原料を反応させ、減圧下で沸点範囲
220〜510℃(常圧換算)の留分を20.2g(収率9.6%)得
た。この留分を粘度調整して50℃における粘度が108cSt
の留分を8.7g得て、この留分に安定化ニッケル/アルミ
ナ触媒(日揮化学製N−103)を0.1gを加えてマグネチ
ックスターラーを備えた内容量20mlのオートクレーブを
用いて実施例1と同様に水素化反応を行ない水素化処理
物8.6gを得た。該水素化処理物の一般性状は第1表に示
し、トラクションドライブ用流体としての性能試験結果
は、第2表に示した。
比較例1 実施例1において塩化アルミニウムを0.31g(1.2mmol、
0.15重量%)、酢酸メチル0.33gを用い、かつ、調整粘
度を28.8cStとした以外は実施例1と全く同様にして水
素化処理物10.9gを得た。該水素化処理物の一般性状は
第1表に示し、トラクションドライブ用流体としての性
能試験結果は第2表に示した。
0.15重量%)、酢酸メチル0.33gを用い、かつ、調整粘
度を28.8cStとした以外は実施例1と全く同様にして水
素化処理物10.9gを得た。該水素化処理物の一般性状は
第1表に示し、トラクションドライブ用流体としての性
能試験結果は第2表に示した。
比較例2 第1表に比較例2として示す市販合成トラクションドラ
イブ用流体を用いて性能試験をした結果、第2表に示す
ように、熱安定度試験において本発明に係るトラクショ
ンドライブ用流体の方が熱安定性に優れている。なおこ
の例における流体は大量の粘度指数向上剤が添加されて
いる組成物である。
イブ用流体を用いて性能試験をした結果、第2表に示す
ように、熱安定度試験において本発明に係るトラクショ
ンドライブ用流体の方が熱安定性に優れている。なおこ
の例における流体は大量の粘度指数向上剤が添加されて
いる組成物である。
比較例3 第1表に比較例3として示すナフテン系鉱油を用いてト
ラクションドライブ用流体の性能試験をした結果、第2
表に示すように、トラクション係数および熱安定度試験
の双方において、本発明に係るトラクションドライブ用
流体の方が性能上優位にあることがわかる。
ラクションドライブ用流体の性能試験をした結果、第2
表に示すように、トラクション係数および熱安定度試験
の双方において、本発明に係るトラクションドライブ用
流体の方が性能上優位にあることがわかる。
実施例6 石油留分を熱分解して得られる沸点範囲−10〜100℃の
留分よりシクロペンタジエンを二量化により除去して下
記の組成をもつ留分を原料として得た。
留分よりシクロペンタジエンを二量化により除去して下
記の組成をもつ留分を原料として得た。
1,4−ペンタジエン 0.7wt% 2−ブチン 0.3 イソペンタン 6.0 1−ペンテン 2.0 2−メチル−1−ブテン 1.5 イソプレン 17.0 n−ペンタン 31.8 t−2−ペンテン 3.0 c−2−ペンテン 2.5 2−メチル−2−ブテン 2.5 t−1,3−ペンタジエン 13.7 c−1,3−ペンタジエン 6.8 シクロペンタジエン 1.2wt% シクロペンテン 6.0 シクロペンタン 3.5 2−メチルペンタン 1.5 計 100.0% 当該留分210gに対し100重量%の2,4,4−トリメチルペン
テン−1(210g)を加えて原料とした。一方塩化アルミ
ニウム4.2g(32.4mmol、1.0重量%(上記原料に対する
重量%、以下同じ))と酢酸メチル1.4g(18.4mmol)を
あらかじめ加熱混合して触媒とし、これをベンゼン120m
lを希釈剤として溶解したものを撹拌機、温度計、滴下
ロートを装備した内容量1のガラス製オートクレーブ
に入れた。このオートクレーブを120℃に保ちながら前
記原料420gを滴下ロートにより約15分かけて滴下した。
滴下終了後120℃で1時間撹拌しながら反応させた後、
アルカリ水溶液にて触媒を分解し、さらに水洗を繰返し
て触媒を除去した。重合液を取り出し、常圧にて未反応
原料油と溶媒のベンゼンを留去し、さらに減圧下で沸点
範囲220〜510℃(常圧換算)の留分を312g(収率74%)
得た。当該留分をオルダーショー型蒸留塔を用いて蒸留
し、軽質留分を留去して50℃における粘度を調整した。
この結果粘度152.6cStの留分287gを得た。この粘度調整
をした留分に安定化ニッケル/アルミナ触媒(日揮化学
製N−103)を2.9g(粘度調整後の留分に対して1.0重量
%)を加え、窒素置換した内容量500mlのタービン翼型
撹拌機付オートクレーブに張り込み180℃まで加熱後、6
0kg/cm2・Gの反応圧を維持するように水素を供給しな
がら該温度に保ち、撹拌速度500rpmで4時間反応させ
た。次に水素の供給を止め50℃まで降温後遠心分離機に
より水素化触媒を分離除去し、水素化処理物281gを得
た。この水素化処理物の一般性状は第1表に示し、トラ
クションドライブ用流体としての性能試験結果は第2表
に示した。
テン−1(210g)を加えて原料とした。一方塩化アルミ
ニウム4.2g(32.4mmol、1.0重量%(上記原料に対する
重量%、以下同じ))と酢酸メチル1.4g(18.4mmol)を
あらかじめ加熱混合して触媒とし、これをベンゼン120m
lを希釈剤として溶解したものを撹拌機、温度計、滴下
ロートを装備した内容量1のガラス製オートクレーブ
に入れた。このオートクレーブを120℃に保ちながら前
記原料420gを滴下ロートにより約15分かけて滴下した。
滴下終了後120℃で1時間撹拌しながら反応させた後、
アルカリ水溶液にて触媒を分解し、さらに水洗を繰返し
て触媒を除去した。重合液を取り出し、常圧にて未反応
原料油と溶媒のベンゼンを留去し、さらに減圧下で沸点
範囲220〜510℃(常圧換算)の留分を312g(収率74%)
得た。当該留分をオルダーショー型蒸留塔を用いて蒸留
し、軽質留分を留去して50℃における粘度を調整した。
この結果粘度152.6cStの留分287gを得た。この粘度調整
をした留分に安定化ニッケル/アルミナ触媒(日揮化学
製N−103)を2.9g(粘度調整後の留分に対して1.0重量
%)を加え、窒素置換した内容量500mlのタービン翼型
撹拌機付オートクレーブに張り込み180℃まで加熱後、6
0kg/cm2・Gの反応圧を維持するように水素を供給しな
がら該温度に保ち、撹拌速度500rpmで4時間反応させ
た。次に水素の供給を止め50℃まで降温後遠心分離機に
より水素化触媒を分離除去し、水素化処理物281gを得
た。この水素化処理物の一般性状は第1表に示し、トラ
クションドライブ用流体としての性能試験結果は第2表
に示した。
実施例7 実施例6において2,4,4−トリメチルペテン−1にかわ
りに2,4,4,6,6−ペンタメチルヘブテン−1 210g(原
料留分に対して100重量%)を用い、触媒として塩化ア
ルミニウム1.7g(0.4重量%)と酢酸メチル0.57gを用い
た以外は実施例6と全く同様にして沸点範囲220〜510℃
(常圧換算)の留分を296g得た。収率は70%であった。
該留分を実施例6と同様な方法で粘度120.2cStとした後
水素化反応を行ない、水素化処理物253gを得た。該水素
化処理物の一般性状は第1表に示し、トラクションドラ
イブ用流体としての性能試験結果は第2表に示した。
りに2,4,4,6,6−ペンタメチルヘブテン−1 210g(原
料留分に対して100重量%)を用い、触媒として塩化ア
ルミニウム1.7g(0.4重量%)と酢酸メチル0.57gを用い
た以外は実施例6と全く同様にして沸点範囲220〜510℃
(常圧換算)の留分を296g得た。収率は70%であった。
該留分を実施例6と同様な方法で粘度120.2cStとした後
水素化反応を行ない、水素化処理物253gを得た。該水素
化処理物の一般性状は第1表に示し、トラクションドラ
イブ用流体としての性能試験結果は第2表に示した。
実施例8 実施例6において2,4,4−トリメチルペンテン−1を52g
(原料留分に対して24.8重量%)加えて原料とし、この
量に対し0.99重量%の塩化アルミニウム(2.6g.20mmo
l)と0.87g(11.6mmol)の酢酸メチルを用いた以外は実
施例6と全く同様にして、沸点範囲220〜510℃(常圧換
算)の留分を47.16g得た。収率は18.0%であった。この
留分を実施例6と同様な方法で粘度342.8cStに調整した
後内容量100mlのタービン翼型撹拌機付オートクレーブ
を用い水素化を行ない、水素化処理物41.0gを得た。該
水素化処理物の一般性状は第1表に示し、トラクション
ドライブ用流体としての性能試験結果は第2表に示し
た。
(原料留分に対して24.8重量%)加えて原料とし、この
量に対し0.99重量%の塩化アルミニウム(2.6g.20mmo
l)と0.87g(11.6mmol)の酢酸メチルを用いた以外は実
施例6と全く同様にして、沸点範囲220〜510℃(常圧換
算)の留分を47.16g得た。収率は18.0%であった。この
留分を実施例6と同様な方法で粘度342.8cStに調整した
後内容量100mlのタービン翼型撹拌機付オートクレーブ
を用い水素化を行ない、水素化処理物41.0gを得た。該
水素化処理物の一般性状は第1表に示し、トラクション
ドライブ用流体としての性能試験結果は第2表に示し
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 30:06 40:04 60:02 70:00 (72)発明者 小林 一成 千葉県市原市五井1645 丸善石油化学宮前 社宅B−2103 (72)発明者 藤田 豪 千葉県木更津市清見台南5−14−4 (56)参考文献 特開 昭55−78095(JP,A) 特開 昭55−78089(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】石油系炭化水素を熱分解して得られる主と
して炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類およびパ
ラフィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留分を、該
留分に対してハロゲン化アルミニウムに換算して0.2〜
3重量%の範囲の量のハロゲン化アルミニウム系触媒の
存在下に反応温度−30〜150℃の範囲で反応させて、沸
点範囲180〜550℃の反応生成物を得、該反応生成物を水
素化処理に付し、50℃における粘度が10〜1000センチス
トークスの範囲の水素化処理物を取得することを特徴と
するトラクションドライブ用流体の製造方法。 - 【請求項2】該ハロゲン化アルミニウム系触媒が塩化ア
ルミニウムのカルボン酸エステル錯体である特許請求の
範囲第1項に記載の製造方法。 - 【請求項3】石油系炭化水素を熱分解して得られる主と
して炭素数5のオレフィン類、ジオレフィン類およびパ
ラフィン類からなる沸点範囲−10〜100℃の留分に、該
留分に対して200重量%以下の量の炭素数6〜16のα−
オレフィン類を加えて、該留分および炭素数6〜16のα
−オレフィン類の合計量に対してハロゲン化アルミニウ
ムに換算して0.2〜3重量%の範囲の量のハロゲン化ア
ルミニウム系触媒の存在下に反応温度−30〜150℃の範
囲で反応させて、沸点範囲180〜550℃の反応生成物を
得、該反応生成物を水素化処理に付し、50℃における粘
度が10〜1000センチストークスの範囲の水素化処理物を
取得することを特徴とするトラクションドライブ用流体
の製造方法。 - 【請求項4】炭素数6〜16のα−オレフィン類を加える
量が、30〜200重量%の範囲である特許請求の範囲第3
項記載のトラクションドライブ用流体の製造方法。 - 【請求項5】該ハロゲン化アルミニウム系触媒が塩化ア
ルミニウムのカルボン酸エステル錯体である特許請求の
範囲第3項または第4項に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312366A JPH0678548B2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | トラクシヨンドライブ用流体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61312366A JPH0678548B2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | トラクシヨンドライブ用流体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63168491A JPS63168491A (ja) | 1988-07-12 |
| JPH0678548B2 true JPH0678548B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=18028391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61312366A Expired - Fee Related JPH0678548B2 (ja) | 1986-12-29 | 1986-12-29 | トラクシヨンドライブ用流体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0678548B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2780080B2 (ja) * | 1995-06-21 | 1998-07-23 | 後藤ガット有限会社 | ハーネスと弦楽器との連結装置 |
| FR3018204B1 (fr) * | 2014-03-05 | 2017-11-17 | Herakles | Procede de traitement de gaz effluent contenant des hydrocarbures aromatiques polycycliques |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5578089A (en) * | 1978-12-09 | 1980-06-12 | Nippon Petrochem Co Ltd | Preparation of power transmission fluid |
| JPS5578095A (en) * | 1978-12-09 | 1980-06-12 | Nippon Petrochem Co Ltd | Preparation of power transmission fluid |
-
1986
- 1986-12-29 JP JP61312366A patent/JPH0678548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63168491A (ja) | 1988-07-12 |
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