JPH0678583A - 永久磁石回転子を備える同期電動機を始動させるための電子装置 - Google Patents

永久磁石回転子を備える同期電動機を始動させるための電子装置

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JPH0678583A
JPH0678583A JP5144833A JP14483393A JPH0678583A JP H0678583 A JPH0678583 A JP H0678583A JP 5144833 A JP5144833 A JP 5144833A JP 14483393 A JP14483393 A JP 14483393A JP H0678583 A JPH0678583 A JP H0678583A
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エリオ・マリオーニ
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Askoll SpA
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    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に単純で非常にコストの低い、永久磁石の
回転子を備える同期電動機を始動させるための電子装置
を提供する。 【構成】 永久磁石回転子を備え、特に2つの固定子極
と2つの回転子極とを備える同期電動機を始動させるた
めの装置であって、電動機(19)の固定子巻線と幹線
の周波数の交流電圧源(18)との間に直列に配置され
るスタティック電力スイッチ(17)つまりトライアッ
クを含む。トライアック(17)は、3つの要素すなわ
ち同期電動機(19)のコイルを通って流れる電流
(I)、回転子の永久磁石の位置と極性(α)および交
流電圧源の極性(V)を処理する電子回路(16)によ
って制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、その構造において2
つの固定子極と2つの回転子極とを備える電動機を始動
させるのに特に適切である、永久磁石の回転子を備える
同期電動機を始動させるための電子装置に関する。
【0002】既知のように、同期電動機は、回転子がそ
のスピードがゼロの状態からそれが電源に周波数ロック
される状態へと移らなければならないため、始動におい
てかなりの問題を有する。
【0003】電源が通常の配電格子であれば、周波数は
50または60Hzであり、これらの状態では回転子は
半分の周期に等しい時間で同期速度を達成しなければな
らないであろう。
【0004】これはしばしば困難であり、回転子がかな
りの質量を有するときおよび始動コントラストトルクが
ゼロでないときに特にそうである。
【0005】実際に、その問題は、このタイプの電動機
すべてにおいて常に生じるかもしれない。
【0006】この問題を克服するため、および一旦電源
格子の周波数がロックされると効率及び速度の安定性に
関して有利であるこのタイプの電動機を使用することを
可能にするために多くの解決策が探されている。
【0007】しかしながら、既知の解決策は特に複雑で
ありその結果コストが高く、したがってコストが低くな
ければならない電動機に都合よく使用することができな
いようなものである。
【0008】これらの解決策は、電子装置の中にあるメ
モリを使って、プリセット時間に0から運転値に変化す
る周波数を有する電流の適用と同等の効果を有する電流
の適用を必要とする。
【0009】実際には、回転子はその実際の状態とは無
関係に、それが直接幹線の電源にロックされることがで
きるまで過渡電流によって加速される。
【0010】上述のように、これらの装置の構成要素は
複雑でありコストが高い。この発明の目的は、特に単純
であってそのため非常にコストの低い、永久磁石の回転
子を備える同期電動機を始動させるための電子装置を提
供することである。
【0011】他の目的は、特に2つの固定子極と2つの
回転子極とを備えるタイプの電動機を始動させるための
安全で信頼性のある装置を提供することである。
【0012】他の目的は、始動装置と有利に協働するよ
うに電動機の電気部品を適合することである。
【0013】提案された目標と目的およびこれから明ら
かになるであろう他の目的は、永久磁石の回転子を備え
る同期電動機を始動させるための電子装置によって達成
され、それは電動機の少なくとも1つの固定子巻線と幹
線周波数の交流電圧源との間に直列に配列される少なく
とも1つのスタティックスイッチを含むことを特徴と
し、前記スイッチは3つの要素、すなわち同期電動機の
コイルを通って流れる電流、回転子の永久磁石の位置と
極性、および交流電圧源の極性を処理する電子回路によ
って制御され、そのため固定子巻線によって発生された
フラックスが、前記回転子の回転方向と一致する回転子
のトルクを伴うたびに、前記スイッチは導通し始める。
【0014】このトルクは、固定子のフラックスの極性
と回転子の永久磁石の固有極性との正しい組合せから生
ずる。
【0015】他の特徴と利点とは、制限的でない例とし
てのみ与えられかつ添付の図面に示された以下の実施例
の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0016】添付の図面を参照すると、そこにこの発明
に従った始動装置が組合わされている同期電動機は、2
つの不平衡な極2および3が設けられている固定子パッ
ク1で構成され、2つのギャップ領域4および5をそれ
ぞれ有し、それらが2つの他の連続した領域6および7
それぞれよりも幅が広くなるように作られている。
【0017】この構成を備えて、永久磁石回転子8は、
その北極と南極とを分ける理想ライン9を、それが固定
子パックの中央軸10と一致するようにではなく、それ
が特定の角度だけ傾けられるように配置する。
【0018】始動時に、この構成を備えて回転子8はよ
り簡単に意図する方向に始動することができる。
【0019】2つの付勢巻線13および14は固定子パ
ックの2つのポスト11および12上にそれぞれ設けら
れ、直列に接続されかつ交流電圧源によって端子15を
介して電力を供給される。
【0020】固定子巻線に電力を供給する電子回路は図
3に概略的に示されており、それはスタティック電力ス
イッチ17を駆動する処理ブロック16を含み、たとえ
ば交流電圧源18と図3において参照番号19と指定さ
れる永久磁石同期電動機との間に直列に配列されるトラ
イアックによって構成される。
【0021】同じ直列ネットワークは、トライアック1
7を通って流れそれから電動機19を通って流れる電力
Iに対する検出器20をも含む。
【0022】信号に関するその応答は、以下に説明する
基準を有する、電子処理ブロック16に対する入力信号
である。
【0023】さらに、センサ21は、回転子が動いてい
るときおよびそれが特定の動作状態にあるときまたはそ
れが動いていないもしくはゼロ速度で停止しているとき
に、同期電動機19の回転子を含む永久磁石の位置と極
性とを検出するのに適切である。
【0024】装置20によって検出される電流に関する
信号は、入力22を介してブロック16に入り、位置セ
ンサの信号は入力23を介して同じブロックに入り、第
3の信号24はブロック16に入力されかつ交流電圧源
18の極性を検出する。
【0025】ブロック16は図4により明確に概略的に
示されている。入力22、23および24から信号を受
取ることによっておよび前記信号をデジタル形式に変換
することによって、電動機と直列に配置されるトライア
ックによって構成されるスタティックスイッチ17を閉
じるまたは開くための制御信号を与えるのは、電子論理
回路である。
【0026】より特定的には、ブロック20によって与
えられる電流信号は、前記電流がゼロになろうとしてい
るとき出力で論理信号1を与えるゼロ交差検出器25に
入る。
【0027】前記ブロックは、装置20によって与えら
れた信号を入力として受取り、電動機に流れる電流Iの
ゼロ交差を検出する。
【0028】出力は、前記電流のゼロ値から正または負
の偏移でもって、ゼロに近づくことを示す論理「1」信
号である。
【0029】この偏移は、使用される電動機のタイプと
その適用と同様に、使用されるスタティック電力スイッ
チのタイプに依存する。
【0030】都合よくはホール効果型であり得る、セン
サ21から到着する信号は、移相および処理回路26に
入り、その出力は回転子の位置および極性に従って1ま
たは0である。
【0031】同期電動機の回転子の移相と位置との電子
的処理は、XORで電圧信号Vと組合わされた後のAN
Dゲートの可能化構成要素であり、始動の間すなわちゼ
ロ速度から同期速度まで、最大平均トルク値の状態を最
適化するために使用され、これにより電流Iによって発
生される磁気フラックスと永久磁石の磁界との間の相互
作用を、0°から180°および180°から360°
の2つの半サイクルで最適化する。
【0032】この出力は、幹線電圧から処理される信号
と同様に、XOR27に入り、入力V24がゼロに等し
くかつH(これは26の出力である)が1に等しけれ
ば、またはV24が1に等しくかつH(これは26の出
力である)がゼロに等しければ、「1」信号を出力す
る。
【0033】したがってデジタル形式である25の出力
と27の出力とは、電子論理回路28にAND組合せで
入り、スタティック電力スイッチ17を閉じるまたは開
くための制御信号を出力で与える。
【0034】したがって、2つの入力と信号処理システ
ムとを備えるANDゲートは以下の2つの状態を決定す
ることを可能にする。
【0035】(1)交流電圧Vが正であり、かつ電流I
がゼロに近く、かつ回転子回転角度が0°と180°と
の間である。
【0036】(2)交流電圧Vが負であり、かつ電流I
がゼロに近く、かつ回転子回転角度が180°と360
°との間である。
【0037】これらの2つの状態は回転子回転方向を選
択した後の例として与えられる。図5は、同期状態にお
けるシステムの特徴をプロットする。
【0038】この場合、同期電動機に印加される交流電
圧の源の時間軸プロットである正弦曲線29は、電動機
によって吸収される電流を表わす正弦曲線30に関して
角度εだけ移相されることがわかる。
【0039】電動機がその固定子巻線に低抵抗性成分お
よび高誘導性成分を有するため、この移相角度は非常に
大きく、その結果電流のゼロ交差は電源電圧のゼロ交差
と一致させることはできない。
【0040】したがって永久磁石の位置のこの電子的移
相は、動的段階の間、可能な最大瞬間平均トルクを有す
ることを可能にして回転質量の加速を可能にし、それに
より加速段階が終了し電動機が交流電源の周波数に比例
する回転速度にロックするとき、通常の動作速度までの
この段階の間に決定的な影響を有する慣性モーメントを
克服する。
【0041】電動機がこの同期速度で必要とされる回転
質量を回転させるのに十分なトルクを有せば、このロッ
クは自発的に発生する、すなわち電動機はそれに組合わ
される電子回路によって自制する。
【0042】回転子を構成する永久磁石の位置を示す信
号のプロットは参照番号31として指定されるが、それ
は電流と全く同相であり、3つの曲線は同じ周波数を有
する。
【0043】図6は、たとえば始動時に発生するよう
な、回転子が停止している状態を示している。
【0044】参照番号32として指定される電圧の正弦
曲線と参照番号33として指定される電流の正弦曲線と
は、停止していると、時間軸に平行であり実質的に回転
子に対してゼロ周波数を示す直線である、回転子の位置
のプロットと一致している半波形でのみ存在する。
【0045】これらの状態では、回転子は電流−電圧の
組合せのためトルクパルスを受取り、これらのパルスは
常に1方向でありそれを要求される方向に動かし始める
のに役立つ。
【0046】特定の適用に対して、電動機に2つの付勢
巻線を使用するのが都合がよいかもしれない。
【0047】始動巻線と呼ばれる第1の巻線は、回転子
をゼロ速度から同期速度まで回転させるためにより大き
な瞬間平均トルクを発生させるように寸法調整される。
【0048】持続巻線と呼ばれる第2の巻線は、回転子
をそれに対して寸法調整された負荷に従った電源の周波
数にロックされたままにするのにいかなる場合も十分で
ある、より小さいトルクを発生するように寸法調整され
る。
【0049】この実施例は図7に概略的に示されてい
る。この場合、電動機は1対のインダクタンスコイル、
それぞれ始動コイル135および持続コイル136を備
えて概略的に示されており、誘導分割器を形成するよう
に配列されている。
【0050】2つのインダクタンスコイル135および
136の各々はトライアック、それぞれ始動トライアッ
ク137および持続トライアック138によって供給さ
れる。
【0051】この配列の代替例として、2つの始動およ
び持続巻線は、図8のように、すなわち互いに直列にで
はなく実質的に並列に配列されてもよい。
【0052】この場合、始動巻線は参照番号139とし
て指定される巻線であり、持続巻線は参照番号140と
して指定される巻線である。
【0053】この場合も、2つのトライアック、それぞ
れ始動トライアック141および持続トライアック14
2がある。
【0054】図7および図8の2つの構造は、原理にお
いておよび動作において実質的に等しい。
【0055】2つのトライアックは、両方の場合におい
て互いに排他的に動作する。初めに、始動巻線のトライ
アックすなわちトライアック137および141が導通
され、その後一旦同期状態が達成されるとこれらのトラ
イアックは開き、持続回路のトライアックすなわち13
8および142として指定されるトライアックは閉じ
る。
【0056】始動状態から持続または通常状態に移るこ
とを可能にする電子回路は、図9に概略的に示されてい
る。
【0057】この図において、破線によって範囲を定め
られている部分は先に説明した図3の部分と全く同等で
ある。
【0058】図9のこの回路において、ブロック143
は正確に規定された時間に論理信号Tを与える目的を有
するタイマであり、それはいかなる場合にも較正される
ことができ、ブロック144によって、この信号は制御
パルスを始動トライアックのゲートに送ることを可能に
し、同時に持続トライアックを不能化し、開スイッチ状
態になるその間回転子が同期速度に到達したまたは到達
するべきであったプリセット時間Tの後、パルスはブロ
ック145によって自動的に持続トライアックに送ら
れ、同時に、始動トライアックを不能化し、開スイッチ
状態に移る。
【0059】すべてのシステムをリセットするために、
すなわち初期状態に戻して始動巻線を再可能化するため
に、電動機システムおよびその電子的部分は少しの間交
流電圧電源から分離されなければならない。
【0060】この二重巻線構造は、たとえば永久磁石回
転子のような回転要素が重い質量を有ししたがってピッ
クアップまたは始動の間に、一旦同期化が達成されると
必要とされるよりも大きなトルクを必要とする電動機に
おいて主に正当化される。
【0061】他の利点は、公称正常動作値に関して相対
的に非常に低い交流電圧源の値でも電動機の回転子を同
期速度にロックすることが可能であることである。
【0062】電動機の固有損が減少するため、より小型
で重量がより少なく、物理的大きさがより小さくしたが
って鉄をかなり節約するとともに非常に高い効率という
利点を持つ電動機を有することも可能である。
【0063】持続巻線のみが能動化される同期状態に一
旦達すると、始動時よりも弱い電流が流れ、前記巻線の
加熱が低減するということがさらに注目されるべきであ
る。
【0064】様々な理由のため、電動機はタイマ143
によって設定されかつその後2つの巻線が切換えられる
時間Tに同期速度に達しないかもしれない。
【0065】この場合、電動機は、回転質量の加速の連
続的な動的段階に置かれ、その結果高い電力吸収となる
が、それは巻線が同期速度の動作状態に対して寸法調整
される状態にある。
【0066】これらの現象は、電動機のかなりの加熱を
引起こし得、結果として故障のリスクを伴う。
【0067】これに加えて、回転子が永久磁石タイプで
あるため、この段階が延長された時間の間続けば、磁石
は消磁されるかもしれない。
【0068】電動機の回転子が停止するときすなわち軸
に与えられるコントラストトルクが電動機トルクよりも
大きいとき極度の最も危険な状態が発生する。
【0069】そのような状態では、電動機によって吸収
される電流は非常に高い値を有し、結果として短期間で
過熱を伴う。
【0070】この欠点を防ぐために、図10に示されて
いる修正回路が設けられる。前記図において、ブロック
246の入力は位置センサの応答であるデジタル信号H
であり、その出力はブロック247に対する入力である
デジタル信号Sである。
【0071】前記信号Sは持続トライアックに対する制
御信号を処理するまたは処理しないためのおよび持続巻
線の電源を可能化するための可能化信号である。
【0072】この場合、以下のステップに従って動作が
発生する。 (1)始動巻線がタイマ248によって設定される固定
時間Tの間能動化され、ブロック249によって始動ト
ライアックを駆動し、同時にブロック247によって持
続トライアックを不能化する。
【0073】(2)ブロック248によって与えられる
論理信号によって明確に表わされる時間Tの後、先に説
明したように、始動巻線が不能化されかつ持続巻線が自
動的に能動化される。
【0074】始動段階の間、関係する出力信号Sを有す
るブロック246はエレクトロニクスおよび電動機によ
って構成されるシステムの動作に影響を与えない。
【0075】(3)電動機が同期速度に達すれば、ブロ
ック246は、ブロック247が持続トライアックに制
御パルスを送ることを可能にしこれにより電動機を同期
速度で通常に運転させることを可能にする、たとえば
「1」のような論理信号Sを与える。
【0076】(4)電動機が同期速度に達しておらず、
したがって同期速度よりも小さい回転速度を有するかま
たはゼロ速度(停止した回転子の場合)を有せば、ブロ
ック246はたとえば「0」のような論理信号Sを与
え、それはブロック247の出力に、したがって持続ト
ライアックのゲートにゼロの論理信号を与える。
【0077】したがってトライアックは開き、電動機は
それ以上交流電圧源に接続されず、その巻線を通る電流
は結果としてなくなる。
【0078】回路を開くゼロ値の論理信号Sがブロック
246によって与えられることができる回転速度を較正
する可能性を与えることが都合よく、そのため前記速度
はそれが同期であるときの回転子の回転速度よりも低
い。
【0079】図10のブロック246によって表わされ
る概念と機能性とは、すでに図1で示されたもののよう
な単一の巻線を備える電動機にも適用することができ
る。
【0080】この構成で、ブロック図が図11に示され
ており、図10のブロック246によって行なわれる機
能は図11のブロック350によって行なわれる。
【0081】ブロック351はタイマであって、それは
この場合時間Tを設定して電動機が同期速度まで加速す
ることを可能にし、もしこれが起こらなければ、ブロッ
ク350はたとえばゼロの論理信号Sによってブロック
352を構成する論理装置がトライアック(これはこの
場合単一のトライアックである)のゲートにパルスを送
るのを妨げて、前記トライアックの導通を防ぐ。
【0082】その代わりに電動機が設定時間Tに回転質
量を同期速度まで加速することができれば、ブロック3
50はたとえば1のデジタル信号Sを与えてトライアッ
クの通常の駆動および同期速度での電動機の通常の動作
を可能にする。
【0083】ここでも、二重巻線システムの場合のよう
に、ブロック350によって、電力回路を開くゼロ値論
理信号Sを与えることが可能である回転速度は、回転子
が同期速度で回転するときの回転速度よりも低くなけれ
ばならない回転速度に電子的に較正されることができ
る。
【0084】単一のコイルを備える電動機の場合、電動
機の供給電圧を不能化するための他の変更が図12のブ
ロック図に示されている。
【0085】保護的な機能はブロック451によって行
なわれる。この場合も、ブロック451は電動機の通常
の動作または電源電圧をそれから分離する不能化を可能
にするために、ブロック452がトリガパルスをトライ
アック(これはこの場合も単一である)に送るまたは送
らないことを可能にする論理信号Sを与える。
【0086】しかしながらこの場合、ブロック451に
よって指定される回路はある特定のヒステリシスを有す
る、すなわちたとえば電動機それ自体の軸に与えられる
負荷のための偶発的な理由によって電動機が一瞬停止す
る場合、電動機の不正な動作の発生に関してある特定の
遅れ(これは電子回路によって較正されることができ
る。)を伴って動作する。
【0087】この場合も、システムは電子回路によって
較正され、それよりも下でこの保護が作用しかつ電動機
を交流電圧電源から分離しなければならない回転速度を
決定することができる。
【0088】同期速度に達すれば、ブロック451はた
とえば論理値1を有する信号Sを与え、それからブロッ
ク452を可能化してそれが電動機の通常の動作のため
にトライアックにトリガパルスを与えることができるよ
うにし、この速度に達しなければそれはたとえばゼロの
論理信号Sを与えてすべてのシステムを不能化する。
【0089】この場合も、システムが不能化されれば、
それをリセットするためには電圧をエレクトロニクスお
よび電動機によって構成されるシステムから取除き、い
くらかの時間の後それを戻すことが必要である。
【0090】説明し図示したことから、意図された目標
および目的がすべて達成されたこと、および短い過渡電
流を伴って電動機の速度が電源格子の周波数にロックす
るように同期電動機の始動を可能にするのに適切な装置
およびそのいくつかの変更が特に提供されたことがわか
る。
【0091】これに加えて、装置はその構成要素が特に
単純であり、したがって小型でコストの低い電動機にも
適合し得る。
【0092】安全性の要求または法の規定によって規定
されるとき、回転子が不正に始動したかどうかを検査し
てそれを電源から完全に分離するのに適切なシステムが
装置にさらに提供される。
【0093】明らかに、すでに示されたように、装置は
異なる構成を備え異なる構成要素を使用することがで
き、これはすべてこの出願の保護的な範囲内のものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った装置で始動されることができ
るタイプの、2つの固定子極および永久磁石回転子を備
える同期電動機の概略図である。
【図2】回転子およびその極性の角度位置を検出するの
に適切なセンサの位置を示す、図1に従った電動機の回
転子および極の拡大図である。
【図3】図1に従った回転子の永久磁石の同期電動機の
電源の一般的なブロック図である。
【図4】トライアック制御装置のブロック図である。
【図5】同期化が達成されるときの電圧、電流および回
転子の位置の特徴をプロットした図である。
【図6】回転子が停止するまたは動いていないときの図
5と同じ特徴をプロットした図である。
【図7】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等の
装置の図である。
【図8】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等の
装置の図である。
【図9】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等の
装置の図である。
【図10】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等
の装置の図である。
【図11】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等
の装置の図である。
【図12】特定の利用特徴を有する電動機に適切な同等
の装置の図である。
【符号の説明】
16 電子回路 17 スタティックスイッチ 18 交流電圧源 19 固定子巻線 20 検出器 21 回転子位置センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石回転子を備える同期電動機を始
    動させるための電子装置であって、それは電動機の少な
    くとも1つの固定子巻線(19)と幹線の周波数の交流
    電圧源(18)との間に直列に配置される少なくとも1
    つのスタティックスイッチ(17)を含み、前記スイッ
    チ(17)は3つの要素すなわち同期電動機のコイルを
    通って流れる電流(I)、回転子の永久磁石の位置と極
    性(α)および交流電圧源の極性(V)を処理する電子
    回路(16)によって制御され、そのため前記スイッチ
    (17)は固定子巻線によって発生されるフラックスが
    前記回転子の回転方向に一致する回転子にトルクを伴う
    たびに導通し始めることを特徴とする、電子装置。
  2. 【請求項2】 同期電動機を始動させるための電子装置
    であって、3つの信号(α,V,I)が論理信号に変換
    され、都合よくはトライアックであるスタティックスイ
    ッチ(17)に対する前記電子制御回路(16)に入
    り、前記信号は、特にそのゼロ交差に関して前記トライ
    アックを通って流れる電流(I)と、都合よくはホール
    効果型であることが可能である回転子位置センサ(2
    1)から到着する論理信号(α)と、電源電圧の極性を
    検出する論理信号(V)とによってそれぞれ構成される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 前記電流信号(I)が、電流がゼロに近
    づくとき出力で論理「1」信号を与えるゼロ交差検出器
    (25)によって処理されることを特徴とする、請求項
    2に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 都合よくはホール効果型である位置セン
    サ(21)から到着する前記信号(α)が移相回路(2
    6)によって処理され、その遅延は回転子(19)に関
    して前記センサ(21)の物理的位置に関連付けられ、
    前記回路は前記回転子の位置に従って出力で「0」の値
    または「1」の値を与えることを特徴とする、請求項2
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 位置センサ(21)に関連する前記信号
    (α)および電圧の極性に関連する前記信号(V)がX
    ORブロック(27)の入力を形成し、その出力が処理
    された電流信号とともに、AND組合わせで論理回路
    (28)の入力を形成し、それが前記スタティック電力
    スイッチ(17)のゲートを出力で制御することを特徴
    とする、請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 電動機の巻線が2つの部分(136,1
    40;135,139)に分割され、その各々がスタテ
    ィック電流スイッチ(138,140;137,13
    9)によって個々に電力を供給されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 巻線の前記2つの部分が互いに異なり、
    第1の部分(135,139)が電動機を始動させるこ
    とができ、かつ第2の部分(136,140)が回転子
    を同期速度に持続することができることを特徴とする、
    請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 固定子巻線または固定子巻線の一部に供
    給することになっている前記2つのスタティック電流ス
    イッチ(136,135;139,140)が互いに排
    他的に動作することを特徴とする、請求項6に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 始動巻線(135;139)を供給する
    前記スタティック電力スイッチ(137;141)が、
    最初にタイマ(143;248;351)に設定される
    時間(T)の間導通状態に保たれ、その後持続回路に供
    給する前記スタティック電力スイッチ(138;14
    2)が導通し始めることを特徴とする、請求項7に記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 回転子の速度を検出するための電子装
    置(21,16;144,145)を有し、前記装置は
    前記タイマ(143)によって設定される時間が経過し
    た後、回転子が同期速度に達したかまたはプリセット値
    だけそれよりも低いかによってすべての電源を可能化ま
    たは不能化することを特徴とする、請求項1に記載の装
    置。
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