JPH0680237B2 - インクジエツト染色方法 - Google Patents
インクジエツト染色方法Info
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- JPH0680237B2 JPH0680237B2 JP61085048A JP8504886A JPH0680237B2 JP H0680237 B2 JPH0680237 B2 JP H0680237B2 JP 61085048 A JP61085048 A JP 61085048A JP 8504886 A JP8504886 A JP 8504886A JP H0680237 B2 JPH0680237 B2 JP H0680237B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジエツト染色法に関し、特に良好な品位
の中間色表現が可能で原画との色の再現性が良好なイン
クジエツト染色方法に関するものである。
の中間色表現が可能で原画との色の再現性が良好なイン
クジエツト染色方法に関するものである。
(従来の技術) 近年カラーインクジエツトプリンタの開発が進められて
おり、量産化されている機種も数多い。これらの色表現
は基本的には、光のRGBの信号に対応して、その補色で
あるイエロー、シアン、マゼンタおよびブラツクの4色
のインクによりカラー表現が行なわれる。この場合中間
色は微小単位面積(1画素)当りのドツトの数やドツト
の大きさにより表現される。原理的には解像度を高め1
画素中のドツトマトリツクス数を増加させることにより
かなりの中間色表現が可能となるが、現実的にはコス
ト、精度、ノズル詰まりなどの信頼性、印捺速度などの
点で限界があり、不十分なカラー表現しか得られていな
いのが現状である。中間色表現を改良するため濃淡の4
原色を使用することが提案されている(特開昭53-10203
4、特開昭58-65666、特開昭58-201665など)。これによ
り中間色の表現範囲はかなり拡大することができる。し
かしながらインクジエツトを繊維の染色捺染に適用しよ
うとすると尚多くの問題が生ずる。繊維の染色では微妙
且つ高品位の色調が要望されるが上記のドツトマトリツ
クスによつて中間色を表現しようとする場合、所望色と
完全に同一の色が得られないことが非常に多くまたマト
リツクスで色表現されているためとくに淡色において
「いらつき」や「モアレ」などの欠点を生じるという問
題がある。
おり、量産化されている機種も数多い。これらの色表現
は基本的には、光のRGBの信号に対応して、その補色で
あるイエロー、シアン、マゼンタおよびブラツクの4色
のインクによりカラー表現が行なわれる。この場合中間
色は微小単位面積(1画素)当りのドツトの数やドツト
の大きさにより表現される。原理的には解像度を高め1
画素中のドツトマトリツクス数を増加させることにより
かなりの中間色表現が可能となるが、現実的にはコス
ト、精度、ノズル詰まりなどの信頼性、印捺速度などの
点で限界があり、不十分なカラー表現しか得られていな
いのが現状である。中間色表現を改良するため濃淡の4
原色を使用することが提案されている(特開昭53-10203
4、特開昭58-65666、特開昭58-201665など)。これによ
り中間色の表現範囲はかなり拡大することができる。し
かしながらインクジエツトを繊維の染色捺染に適用しよ
うとすると尚多くの問題が生ずる。繊維の染色では微妙
且つ高品位の色調が要望されるが上記のドツトマトリツ
クスによつて中間色を表現しようとする場合、所望色と
完全に同一の色が得られないことが非常に多くまたマト
リツクスで色表現されているためとくに淡色において
「いらつき」や「モアレ」などの欠点を生じるという問
題がある。
この点を解決するためには、あらかじめ所望色に調合さ
れたインクを用いるのが望ましく、特開昭51-9338、特
開昭54-68635、特開昭56-92092、特開昭58-205772など
ですでにこの具体的が提案されている。しかしながらと
くに繊維構造物の染色において要求される高度な色再現
性と高品位の染色物を得る手段は見出されていないのが
現状である。
れたインクを用いるのが望ましく、特開昭51-9338、特
開昭54-68635、特開昭56-92092、特開昭58-205772など
ですでにこの具体的が提案されている。しかしながらと
くに繊維構造物の染色において要求される高度な色再現
性と高品位の染色物を得る手段は見出されていないのが
現状である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は高度な色再現性と「いらつき」「モア
レ」「にじみ」などのない高品位の捺染物が得られるイ
ンクジエツト染色方法を提供することにある。
レ」「にじみ」などのない高品位の捺染物が得られるイ
ンクジエツト染色方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の目的は下記手段によつて達成することができ
る。すなわち、 繊維構造物をインクジエツト法により染色または捺染す
るに際し、(A)少なくとも3色のマスターインクおよ
び染料を含有しない希釈インクからなる群より2種以上
の混合により所望色インクを得ると共に(B)実質的に
同一の粘度およびにじみ防止能を有するマスターインク
および希釈インクを用い、且つ(C)各所望色インクの
面積当りの付与量を実質的に同じとすることによつて達
成される。
る。すなわち、 繊維構造物をインクジエツト法により染色または捺染す
るに際し、(A)少なくとも3色のマスターインクおよ
び染料を含有しない希釈インクからなる群より2種以上
の混合により所望色インクを得ると共に(B)実質的に
同一の粘度およびにじみ防止能を有するマスターインク
および希釈インクを用い、且つ(C)各所望色インクの
面積当りの付与量を実質的に同じとすることによつて達
成される。
本発明において繊維構造物としては、各種の天然繊維、
再生繊維、半合成繊維、合成繊維からなる、繊維、糸、
編織布、不織布などをいい、素材、構造は特に限定され
ない。
再生繊維、半合成繊維、合成繊維からなる、繊維、糸、
編織布、不織布などをいい、素材、構造は特に限定され
ない。
本発明においてインクジエツト手段としては公知の各種
の方法が用いられる。代表的なものとしては、荷電制御
型コンテイニユアス法、オンデマンド法などがあげられ
るが、これに限定されるものではない。
の方法が用いられる。代表的なものとしては、荷電制御
型コンテイニユアス法、オンデマンド法などがあげられ
るが、これに限定されるものではない。
カラーインクジエツトにおいて、インクとして4原色を
用いずに所望色に配合調製されたインクを用いるシステ
ム(以下配合色システム)は通常次のような問題点を有
する。
用いずに所望色に配合調製されたインクを用いるシステ
ム(以下配合色システム)は通常次のような問題点を有
する。
(1)カラーデザインの色数だけノズルを用意する必要
があり、多色(例えば30色以上)は装置的に対応できに
くい。
があり、多色(例えば30色以上)は装置的に対応できに
くい。
(2)カラーデザインが変るごとにインクの調合、ノズ
ル洗浄、インクの切り換えが必要で繁雑である。
ル洗浄、インクの切り換えが必要で繁雑である。
これらの問題は通常のコンピユータやカラービデオのハ
ードコピーとしてのカラーインクジエツトプリンタにお
いては致命的であり従つてこれらでは4原色インクが採
用されているわけである。しかしながらインクジエツト
技術を繊維の染色・捺染に適用する場合、上記の問題は
致命的ではない。すなわち(1)においてテキスタイル
プリントのデザインは通常2〜20色程度であり10色以下
のものが大多数である。テキスタイルプリントにおいて
は色の数よりも一色一色の色の質(色調、均一性、深み
など)が重要視される。そこで現状のスクリーンプリン
トなどのテキストタイルプリント技術はほとんど配合色
システムを採用している。しかしながら現行のテキスタ
イルプリントにおいては(2)の課題が問題となる。す
なわちデザインが変る毎に、版の切り換え、洗浄、色糊
の調合、などの操作が必要でありこれを改善する必要性
が叫ばれている。原色方式のインクジエツトを採用した
場合この問題はなくなるわけであるが一方前述したよう
に色の表現で問題が残ることになる。配合色システムイ
ンクジエツトの場合は(2)の課題の一部は残るが、版
の切り換えは不必要であり、インクの切り換え操作も現
行の捺染糊にくらべるとインクが低粘度であり洗浄性は
改善されることになる。
ードコピーとしてのカラーインクジエツトプリンタにお
いては致命的であり従つてこれらでは4原色インクが採
用されているわけである。しかしながらインクジエツト
技術を繊維の染色・捺染に適用する場合、上記の問題は
致命的ではない。すなわち(1)においてテキスタイル
プリントのデザインは通常2〜20色程度であり10色以下
のものが大多数である。テキスタイルプリントにおいて
は色の数よりも一色一色の色の質(色調、均一性、深み
など)が重要視される。そこで現状のスクリーンプリン
トなどのテキストタイルプリント技術はほとんど配合色
システムを採用している。しかしながら現行のテキスタ
イルプリントにおいては(2)の課題が問題となる。す
なわちデザインが変る毎に、版の切り換え、洗浄、色糊
の調合、などの操作が必要でありこれを改善する必要性
が叫ばれている。原色方式のインクジエツトを採用した
場合この問題はなくなるわけであるが一方前述したよう
に色の表現で問題が残ることになる。配合色システムイ
ンクジエツトの場合は(2)の課題の一部は残るが、版
の切り換えは不必要であり、インクの切り換え操作も現
行の捺染糊にくらべるとインクが低粘度であり洗浄性は
改善されることになる。
本発明はこのような配合色インクジエツトシステムを実
用化しようとする際問題となる色の再現性や品位を改善
したインクジエツト染色方法を提供するものである。
用化しようとする際問題となる色の再現性や品位を改善
したインクジエツト染色方法を提供するものである。
所望色を得るための染料の配合を得る手段としてコンピ
ユータカラーマツチングが浸染やスクリーンプリントに
おいて採用されはじめている。これはあらかじめ入力さ
れた染料と染色物のデータをもとに所望色を得るための
染料処方を計算によつて求めるものである。本発明はこ
の考え方をインクジエツト染色・捺染に適用する際生ず
る問題点を解決したものである。
ユータカラーマツチングが浸染やスクリーンプリントに
おいて採用されはじめている。これはあらかじめ入力さ
れた染料と染色物のデータをもとに所望色を得るための
染料処方を計算によつて求めるものである。本発明はこ
の考え方をインクジエツト染色・捺染に適用する際生ず
る問題点を解決したものである。
本発明においては次の三つを必須要件とする。すなわち (A)少なくとも3色のマスターインクおよび染料を含
有しない希釈インクからなる群より2種以上を混合する
ことにより所望インクを得ること、 (B)実質的に同一の粘度およびにじみ防止能を有する
マスターインクおよび希釈インクを用いること、 (C)各配合インクの面積当りの付与量を実質的に同じ
付与量とすること、 である。
有しない希釈インクからなる群より2種以上を混合する
ことにより所望インクを得ること、 (B)実質的に同一の粘度およびにじみ防止能を有する
マスターインクおよび希釈インクを用いること、 (C)各配合インクの面積当りの付与量を実質的に同じ
付与量とすること、 である。
本発明の骨子はとくに色の濃淡の表現において通常イン
クジエツトにおいて採用される単位面積当りのドツトの
数やドツトの大きさすなわち付与量の調節によつて行な
わず、インク中の染料濃度を変え付与量を一定とするこ
とおよびどのような配合濃度インクも同一の液滴径(付
与量)およびにじみ挙動を示すように、インクの粘度お
よびにじみ防止能が同一のマスタインクと希釈剤インク
を用いる点にある。
クジエツトにおいて採用される単位面積当りのドツトの
数やドツトの大きさすなわち付与量の調節によつて行な
わず、インク中の染料濃度を変え付与量を一定とするこ
とおよびどのような配合濃度インクも同一の液滴径(付
与量)およびにじみ挙動を示すように、インクの粘度お
よびにじみ防止能が同一のマスタインクと希釈剤インク
を用いる点にある。
本発明に用いるマスターインクとしては種々の配合色を
表現するため3色以上のインクを用いる必要がある。イ
ンクの色相は光の補色としてのシアン、マゼンタ、イエ
ローを用いる必要はなく、通常の染色に用いられる、イ
エロー、オレンジ、スカーレツト、レツド、ルビン、ブ
ルー、ネービーブルー、ブラウン、バイオレツト、グリ
ーン、ブラツクなどから選定される。
表現するため3色以上のインクを用いる必要がある。イ
ンクの色相は光の補色としてのシアン、マゼンタ、イエ
ローを用いる必要はなく、通常の染色に用いられる、イ
エロー、オレンジ、スカーレツト、レツド、ルビン、ブ
ルー、ネービーブルー、ブラウン、バイオレツト、グリ
ーン、ブラツクなどから選定される。
染料種属については特に限定されるものではなく、繊維
素材に応じ適宜選択される。代表的には酸性染料、直接
染料、反応染料、カチオン染料、分散染料、顔料などが
あげられる。
素材に応じ適宜選択される。代表的には酸性染料、直接
染料、反応染料、カチオン染料、分散染料、顔料などが
あげられる。
マスターインクの染料濃度は濃色を表現するに十分な量
が必要であり染料によつても異なるが、染料原体として
通常2〜15%のものが用いられる。
が必要であり染料によつても異なるが、染料原体として
通常2〜15%のものが用いられる。
インクの溶媒についても限定されるものではないが、好
ましくは水主媒体のインクが用いられる。
ましくは水主媒体のインクが用いられる。
マスターインクに配合される成分としては通常のインク
ジエツトインクに配合される各種成分を含むことができ
る。例として、乾燥防止・湿潤剤としてのグリコール成
分、防かび剤、キレート化剤、pH調整剤、界面活性剤、
粘度調整剤、消泡剤、分散剤、バインダ、にじみ防止の
ため薬剤などがあげられる。
ジエツトインクに配合される各種成分を含むことができ
る。例として、乾燥防止・湿潤剤としてのグリコール成
分、防かび剤、キレート化剤、pH調整剤、界面活性剤、
粘度調整剤、消泡剤、分散剤、バインダ、にじみ防止の
ため薬剤などがあげられる。
次に本発明においてはマスターインクのほか染料を含有
しない希釈インクを用いる。
しない希釈インクを用いる。
本発明においてマスターインクの各色および希釈インク
は実質的に同一の粘度およびにじみ防止剤を有すること
を特徴とする。
は実質的に同一の粘度およびにじみ防止剤を有すること
を特徴とする。
ここで実質的に同一粘度とは、インク粘度が10cp以下の
場合差が約2cp以内、好ましくは1cp以内であること、ま
た10cp以上の場合は差が粘度の20%以内、好ましくは10
%以内の数値内であることをいう。また実質的に同一の
にじみ防止能とは5μlのインクを繊維構造物に滴下し
たときの拡散パターンがほゞ同一で長径部の差が2mm以
内であることをいう。このようなインク、特に希釈用の
インクはマスタインクから染料成分のみを除去したイン
ク組成をベースに添加成分を微調整することにより得る
ことができる。例えば粘度を微調整する薬剤としては、
非イオン、またはアニオン性の水溶性高分子があげられ
る。具体的には非イオン性のものとしては各種分子量の
ポリエチレングリコールおよびその誘導体、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、など、アニオン性
のものとしてはアルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリアクリル酸ソーダなどがあげられる。粘
度以外のインク特性への影響の小さい非イオン系のもの
が好ましく用いられる。これらの薬剤は必須成分ではな
く必要に応じてインクに少量配合することができる。こ
のほかの重要な特性項目は表面張力、乾燥防止剤、pH、
にじみ防止のための薬剤の添加量である。
場合差が約2cp以内、好ましくは1cp以内であること、ま
た10cp以上の場合は差が粘度の20%以内、好ましくは10
%以内の数値内であることをいう。また実質的に同一の
にじみ防止能とは5μlのインクを繊維構造物に滴下し
たときの拡散パターンがほゞ同一で長径部の差が2mm以
内であることをいう。このようなインク、特に希釈用の
インクはマスタインクから染料成分のみを除去したイン
ク組成をベースに添加成分を微調整することにより得る
ことができる。例えば粘度を微調整する薬剤としては、
非イオン、またはアニオン性の水溶性高分子があげられ
る。具体的には非イオン性のものとしては各種分子量の
ポリエチレングリコールおよびその誘導体、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルアルコール、など、アニオン性
のものとしてはアルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリアクリル酸ソーダなどがあげられる。粘
度以外のインク特性への影響の小さい非イオン系のもの
が好ましく用いられる。これらの薬剤は必須成分ではな
く必要に応じてインクに少量配合することができる。こ
のほかの重要な特性項目は表面張力、乾燥防止剤、pH、
にじみ防止のための薬剤の添加量である。
本発明のマスターインク、希釈インクを用いた場合、極
淡色〜濃色までのすべてのインクが、ノズルヘツドから
の吐出量がほゞ一定となりかつ同一のにじみ防止能が得
られるものである。
淡色〜濃色までのすべてのインクが、ノズルヘツドから
の吐出量がほゞ一定となりかつ同一のにじみ防止能が得
られるものである。
つぎに本発明においては各所望色インクの面積当りの付
与量を実質的に同じとする必要がある。これは色の再現
性および染色、捺染物の品位(均染性、にじみ)の点で
重要である。本発明において付与量を各色で一定とする
ためには、単位面積当りのドツト数を一定にすればよ
い。すなわち本発明においては前述のようにいずれの配
合色インクも同一のドツトの大きさで吐出され同一のに
じみ挙動をするのでドツト数を一定とすれば面積当りの
付与量を一定とすることができる。
与量を実質的に同じとする必要がある。これは色の再現
性および染色、捺染物の品位(均染性、にじみ)の点で
重要である。本発明において付与量を各色で一定とする
ためには、単位面積当りのドツト数を一定にすればよ
い。すなわち本発明においては前述のようにいずれの配
合色インクも同一のドツトの大きさで吐出され同一のに
じみ挙動をするのでドツト数を一定とすれば面積当りの
付与量を一定とすることができる。
本発明においては付与量については特に限定されるもの
ではないが、繊維構造物表面上で未付与の白場部分が実
質的に存在せず全面付与される量であることが望まし
い。繊維素材、繊維構造物の目付によつても異なるが、
通常インク付与量Xg/m2は 0.05×A≦×≦0.5×A (ここでAは繊維構造物の目付g/m2を表わす)の範囲が
好ましい。
ではないが、繊維構造物表面上で未付与の白場部分が実
質的に存在せず全面付与される量であることが望まし
い。繊維素材、繊維構造物の目付によつても異なるが、
通常インク付与量Xg/m2は 0.05×A≦×≦0.5×A (ここでAは繊維構造物の目付g/m2を表わす)の範囲が
好ましい。
このように全面付与される条件下では、多くの繊維構造
物においては、何らかのにじみ防止手段が必要である。
本発明においてはこれらのにじみ防止手段に限定される
ものではないが、布を加熱する方法、布をはつ水剤ある
いは逆にインク吸収剤などで前処理する方法があげられ
る。またインク中の添加剤と布前処理剤との反応により
インクを増粘(ゲル化)、凝集、凝固させる方法なども
とることができる。この方法はにじみの程度が繊維構造
にあまり依存せずほゞ一定となるので好ましい方法であ
る。
物においては、何らかのにじみ防止手段が必要である。
本発明においてはこれらのにじみ防止手段に限定される
ものではないが、布を加熱する方法、布をはつ水剤ある
いは逆にインク吸収剤などで前処理する方法があげられ
る。またインク中の添加剤と布前処理剤との反応により
インクを増粘(ゲル化)、凝集、凝固させる方法なども
とることができる。この方法はにじみの程度が繊維構造
にあまり依存せずほゞ一定となるので好ましい方法であ
る。
本発明において所望色を得るための染料配合は、好まし
くはあらかじめ入力されたマスターインク染料の基礎デ
ータから計算によつて求める。計算方法は公知であり、
例えば村田幸男「コンピユータカラーマツチングについ
て」(「染料と薬品」voL30(No12)P338〜357、1985)
に記載されている。本発明においては入力データとし
て、マスターインク−希釈インクで各種染料濃度でのイ
ンクジエツトプリント入力することができる。
くはあらかじめ入力されたマスターインク染料の基礎デ
ータから計算によつて求める。計算方法は公知であり、
例えば村田幸男「コンピユータカラーマツチングについ
て」(「染料と薬品」voL30(No12)P338〜357、1985)
に記載されている。本発明においては入力データとし
て、マスターインク−希釈インクで各種染料濃度でのイ
ンクジエツトプリント入力することができる。
第1図に本発明を例示する。
ここでA、B、C、…はマスターインクタンク、Zは希
釈インクタンク、10は計量ポンプ、M1〜M8は配合インク
タンク、H1〜H8はM1〜M8に対するそれぞれのインクジエ
ツトヘツドである。ここでは8色ノズルを例示したがも
ちろん任意の数をとりうる。20は繊維構造物である。30
はコンピユータ、40はスキヤナーを示す。原画はカラー
スキヤナなどにより8色に分解された画像データとして
インプツトされる。所望色の反射率曲線や色データから
これを再現するためのマスターインク、希釈インクの配
合比が計算によつて求められ、計算ポンプによつてバツ
チ式あるいは連続的に供給混合される。必要インク量も
印捺面積から質出できる。色変えする場合にはM1〜M8、
H1〜H8を洗浄または交換すればよくデザインのみの変更
であれば洗浄交換は不要である。
釈インクタンク、10は計量ポンプ、M1〜M8は配合インク
タンク、H1〜H8はM1〜M8に対するそれぞれのインクジエ
ツトヘツドである。ここでは8色ノズルを例示したがも
ちろん任意の数をとりうる。20は繊維構造物である。30
はコンピユータ、40はスキヤナーを示す。原画はカラー
スキヤナなどにより8色に分解された画像データとして
インプツトされる。所望色の反射率曲線や色データから
これを再現するためのマスターインク、希釈インクの配
合比が計算によつて求められ、計算ポンプによつてバツ
チ式あるいは連続的に供給混合される。必要インク量も
印捺面積から質出できる。色変えする場合にはM1〜M8、
H1〜H8を洗浄または交換すればよくデザインのみの変更
であれば洗浄交換は不要である。
(発明の効果) 以上のように本発明においては配合色の調合が任意色の
マスターインクから調合できるので、色相再現良好で合
理的な配合が行なえ、かつ繊維構造物へのインクの付与
が均一、一定であるので、すべての色に対し良好な品位
が得られる特徴を有する。
マスターインクから調合できるので、色相再現良好で合
理的な配合が行なえ、かつ繊維構造物へのインクの付与
が均一、一定であるので、すべての色に対し良好な品位
が得られる特徴を有する。
(実施例) ポリエステル繊維用に表1に示した分散染料のマスター
インクを作製した。このインクはアニオン性の水溶性ポ
リエステルがにじみ防止のため配合されており、金属塩
やカチオン系薬剤で前処理された布にインクジエツトし
た場合良好なにじみ防止性を示すものである。染料布と
して塩化カルシウム50g/lの液でパツドライ(絞り率50
%、乾燥120℃)したポリエステルパレス織物(目付95g
/m2)を用いた。インク特性としてインク粘度はポリエ
チレングリコール(分子量20000)を用いて調節し3.5〜
4.1cpとほゞ同一とした。にじみ性は前記前処理布を用
いてインク50μlを適下し1時間後のスポツトの長径で
示した。希釈用インクとして比較用に水のみを用いた
場合水および乾燥防止剤を用いた希釈用インクを作製
した。比較インクはにじみ防止剤が配合されておらず、
粘度調整されていないので単独でにじみが大でマスタイ
ンクより低粘度である。
インクを作製した。このインクはアニオン性の水溶性ポ
リエステルがにじみ防止のため配合されており、金属塩
やカチオン系薬剤で前処理された布にインクジエツトし
た場合良好なにじみ防止性を示すものである。染料布と
して塩化カルシウム50g/lの液でパツドライ(絞り率50
%、乾燥120℃)したポリエステルパレス織物(目付95g
/m2)を用いた。インク特性としてインク粘度はポリエ
チレングリコール(分子量20000)を用いて調節し3.5〜
4.1cpとほゞ同一とした。にじみ性は前記前処理布を用
いてインク50μlを適下し1時間後のスポツトの長径で
示した。希釈用インクとして比較用に水のみを用いた
場合水および乾燥防止剤を用いた希釈用インクを作製
した。比較インクはにじみ防止剤が配合されておらず、
粘度調整されていないので単独でにじみが大でマスタイ
ンクより低粘度である。
マスターインクと希釈インクを用いて4種の配合インク
を混合調製した。表2に調製インクの配合比と物性を示
した。インクはマスターインクと実質的に同じ物性を有
して いた。このインクを用いて下記条件でインクジエツト捺
染した。
を混合調製した。表2に調製インクの配合比と物性を示
した。インクはマスターインクと実質的に同じ物性を有
して いた。このインクを用いて下記条件でインクジエツト捺
染した。
インクジエツト方式:オンデマンドシリアル型 ノズル径:60μ 印加電圧:40V 解像度:8ドツト/mm ノズル−布間距離:1mm インク付与量はいずれのインクも22〜24g/m2と一定であ
り、にじみがなく良好な品位であり均染で所望色との色
相差も小さかつた。
り、にじみがなく良好な品位であり均染で所望色との色
相差も小さかつた。
一方希釈インクとして比較用希釈インク1、2を使用し
て表3に示した配合インクを調製した。とくに淡色の配
合インクは粘度が低くかつにじみ防止能が低下してい
る。同様にインクジエツト捺染したところ付与量は淡色
のベージユ、グリーンで28〜29g/m2と他にくらべ高く、
所望色にくらべやゝ濃色でにじみも認められた。
て表3に示した配合インクを調製した。とくに淡色の配
合インクは粘度が低くかつにじみ防止能が低下してい
る。同様にインクジエツト捺染したところ付与量は淡色
のベージユ、グリーンで28〜29g/m2と他にくらべ高く、
所望色にくらべやゝ濃色でにじみも認められた。
第1図は本発明方法の概略説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】繊維構造物をインクジエツト法により染色
または捺染するに際し、(A)少なくとも3色のマスタ
ーインクおよび染料を含有しない希釈インクからなる群
より2種以上の混合により所望色インクを得ると共に、
(B)実質的に同一の粘度およびにじみ防止能を有する
マスターインクおよび希釈インクを用い、且つ(C)各
所望色インクの面積当りの付与量を実質的に同じとする
ことを特徴とするインクジエツト染色方法。 - 【請求項2】所望色に対するマスターインクの配合比率
をあらかじめ入力されたマスターインク染料の基礎デー
タから計算によつて求め計量混合し所望色インクを得る
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のインクジ
エツト染色方法。
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|---|---|---|---|
| JP61085048A JPH0680237B2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | インクジエツト染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP61085048A JPH0680237B2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | インクジエツト染色方法 |
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| JPH0680237B2 true JPH0680237B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=13847785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61085048A Expired - Fee Related JPH0680237B2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | インクジエツト染色方法 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH0680237B2 (ja) |
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- 1986-04-15 JP JP61085048A patent/JPH0680237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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