JPH0680351A - 斜行エレベータ - Google Patents

斜行エレベータ

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JPH0680351A
JPH0680351A JP23863992A JP23863992A JPH0680351A JP H0680351 A JPH0680351 A JP H0680351A JP 23863992 A JP23863992 A JP 23863992A JP 23863992 A JP23863992 A JP 23863992A JP H0680351 A JPH0680351 A JP H0680351A
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JP
Japan
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car
acceleration
load
elevator
angle
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JP23863992A
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Inventor
Shoji Nakai
章二 中井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】乗客に作用する水平方向の慣性力を除去し、昇
降速度の高速化や乗り心地を改善できる斜行エレベータ
を提供することにある。 【構成】進行方向に傾斜自在に構成されるかご床10
と、このかご床10を傾斜自在に動作させる蝶つがい1
1と、かご1の加速度を演算する加速度演算器17と、
かご車輪6と巻上げ機2にそれぞれ配設されたパルス発
生器16,16aからのパルス信号に基づいて加速度演
算器17aで演算する加速度を補償する加速度補償器1
7bと、かご床10に作用する力を検出する荷重検出器
19と、荷重検出器19にて得た値に基づいてこの荷重
値に基づいて傾斜角目標値を演算する角度演算器20
と、この角度演算器20の演算結果に基づいて蝶つがい
11の動作制御を行うコントローラ22とを備えた斜行
エレベータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、傾斜地等に設置され、
所定の傾斜に沿って昇降し乗客を運搬サービスする斜行
エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地価の高騰や宅地の減少が進むに
つれて山の斜面を利用したマンション等の建築物が増加
し、それに伴い傾斜地の交通手段としての斜行エレベー
タの需要も増加している。そして、この様なエレベータ
においてはその昇降速度の高速化や乗り心地の改善等が
求められている。特に、昇降速度の高速化を図るために
は出発や停止時の加速度を大きくすることが必要となっ
てくるが、それに反して乗客に及ぼす水平方向の慣性力
が大きくなり、出発停止等の加減速時には乗客に不快感
を与えてしまう。
【0003】そこで従来においては、高速化よりは、斜
行エレベータの出発や停止時に発生する特有の水平方向
の慣性力による不快感を無くすことを重視し、不快を感
じないまでに加速度を小さくして斜行エレベータの運転
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
運転方式では、慣性力との関係から高速化を図ることは
困難であり、特に昇降行程が長くなる場合には、慣性力
による不快感は無いまでも、目的地への所用時間が長く
かかることにより乗客にいらいら感を抱かせる原因にも
なり、かつ密室で長時間滞在することによる不快感も避
けられないという問題点があった。
【0005】そこで本発明の目的は、乗客に作用する水
平方向の慣性力を除去し、昇降速度の高速化や乗り心地
を改善できる斜行エレベータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、傾斜地等の所定の傾斜
面において、この傾斜面に沿って巻上げ機によりごが昇
降可能に設置され、該かごにより乗客を運搬サービスす
る斜行エレベータにおいて、進行方向に傾斜自在に構成
されるかご床またはかごと、このかご床またはかごを傾
斜自在に動作させる傾斜動行手段と、かごの加速度を演
算する加速度演算手段と、前記かご車輪と前記巻上げ機
にそれぞれ配設されたパルス発生器からのパルス信号に
基づいて前記加速度演算手段で演算する加速度を補償す
る加速度補償手段と、かご床またはかごに作用する力を
検出する荷重検出手段と、この荷重検出手段にて得た値
に基づいてこの荷重検出手段の荷重値に基づいて傾斜角
目標値を演算する角度演算手段と、この角度演算手段の
演算結果に基づいて前記傾斜動作手段の動作制御を行う
傾斜角制御手段とを備えた斜行エレベータ。
【0007】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、傾斜地等の所定の傾斜面において、この傾
斜面に沿って巻上げ機によりごが昇降可能に設置され、
該かごにより乗客を運搬サービスする斜行エレベータに
おいて、進行方向に傾斜自在に構成されるかご床または
かごと、このかご床またはかごを傾斜自在に動作させる
傾斜動行手段と、前記かご床またはかごに作用する力を
検出する荷重検出手段と、この荷重検出手段にて得た値
に基づいてこの荷重検出手段の荷重値に基づいて傾斜角
目標値を演算する角度演算手段と、この角度演算手段の
演算結果に基づいて前記傾斜動作手段の動作制御を行う
傾斜角制御手段と、を備えた斜行エレベータである。
【0008】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、出発停止の
加速度増大に伴うかご車輪等のスリップで生じるかごの
加速度の誤差を補正できるので、エレベータの出発、停
止等の加減速時に乗客に与えていた慣性力による不快感
を除去でき、快適な乗車が可能になる。
【0009】また、請求項2に対応する発明によれば、
傾斜角の算出を荷重によって行っているため、車輪のス
リップによる加速度の誤差の発生や、パルスによる加速
度の演算を行うことなく、簡易な制御系で構成できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、始めに図1〜図7を参照して本発明の原理につい
て説明する。
【0011】図1は、本発明の斜行エレベータの概略構
成図である。
【0012】図1において、エレベータのかご1は、機
械室(図示せず)に設けられた巻上機2の回転力を受け
る巻上シーブ3の回転により、ロープ4を介して斜めに
昇降するようになっている。ロープ4の一端に接続され
たかご1及び他端に設けられたつり合い錘5にはそれぞ
れ車輪6,7が取り付けられ、それぞれ昇降角度と平行
に設けられたレール8,9に沿って移動するようになっ
ている。
【0013】又、かご1のかご床10は、かご床10の
端部に設けられた蝶つがい11により傾斜動作が可能と
なっている。そして、傾斜動作手段としてかご床10下
部には油圧ユニット12と、他にかご床10下部には油
圧ユニット12を制御するための、つまりかご床10の
傾斜角を制御するための傾斜角制御装置13と、かご床
10の傾斜角を検出するための角度センサ14と、かご
内荷重を検出するための荷重センサ15とが設けられて
いる。又、車輪6には、車輪6の回転と同期したパルス
を発生するパルス発生器16が設けられている。
【0014】次に、図2を用いて傾斜角制御装置13の
構成を説明する。
【0015】図2において、傾斜角制御装置13は、パ
ルス発生器16からのパルス信号に基づいてかご1の加
速度を演算する加速度演算器17と、角度センサ14か
らの角度検出信号に基づいてかご床10の角度を検出す
る角度検出器18と、荷重センサ15からの荷重検出信
号に基づいてかご内荷重を検出する荷重検出器19と、
加速度演算器17からの加速度信号に基づいてかご床1
0の傾斜角度の指令値を演算する角度演算器20と、角
度検出器18からの角度信号と角度演算器20からの角
度指令信号との差を演算する演算器21と、演算器21
からの角度偏差信号と荷重検出器19からの荷重信号を
入力して油圧ユニット12に設けられる供給油量調節用
の電磁弁に供給する電流の指令値を演算するコントロー
ラ22とから構成されている。ここで、油圧ユニット1
2は図示しないが、シリンダ、ピストンによる油圧ジャ
ッキとし、シリンダへの供給油量の調節は電磁弁で行う
ものとする。
【0016】次に、図3乃至図5の力学モデル図に基づ
いて、かご1の加速度とかご床10の傾斜角の関係につ
いて説明する。
【0017】エレベータの出発時にかご1内の乗客23
に作用する力は図3に示すように、この時の慣性加速度
をa、乗客の質量をmとすると、進行方向とは逆方向の
慣性力31のmaと垂直方向の重力33のmgの合力3
5となる。これに対して、エレベータの停止時にかご1
内の乗客23に作用する力は進行方向の慣性力のmaと
垂直方向の重力33のmgの合力となる。エレベータの
加減速動作時にはかご1内の乗客23には合力35の力
のみ作用しているように感じる。そして、このときの合
力35の作用方向及び大きさは、乗客23と等価な物体
30を用いて図4のように表すことができる。
【0018】図4(a)は、図3のかご1内の乗客23
に作用する力を物体30に置き換えて表したものであ
り、図4(b)は乗客23に作用する合力35を求める
ために慣性力31を水平成分と垂直成分に分解したもの
である。図4(b)において37は慣性力の水平成分m
acos θであり、39は慣性力の垂直成分masin θと
重力33のmgとの和である。ただし、θは斜行エレベ
ータの斜面傾斜角である。実際にエレベータの出発及び
停止時にかご1内の乗客23が倒れそうになったり、つ
まずいたりする原因は前記の慣性力の水平成分37によ
るものである。この成分を打ち消すには合力35が、か
ご床10の垂直抗力と等しくなるようにかご床10を角
度φだけ傾斜させれば良い。このことを模式的に表した
ものが図5である。ここで図4(b)より、合力35の
大きさは式(1)、方向φは式(2)で表すことができ
る。
【0019】 |P|=m×{(acos θ)2 +(g+asin θ)2 1/2 …(1) φ=tan -1(acos θ)/(g+asin θ) …(2) 例えば、斜行エレベータの一般的な加速度a=0.4m
/S2 、重力加速度g=9.8m/S2 、エレベータの
傾斜角θが30°の時にはかご床23を角度φ=2.0
* に傾斜させれば良い。
【0020】図5に示すように、エレベータの出発及び
停止時にかご1内の乗客23に作用する合力35が、か
ご床10の垂直抗力と等しくなるようにかご床10を傾
斜させることにより、乗客23には慣性力31や重力3
3がかご床10に対して垂直に作用し、あたかも慣性力
の水平成分37が打ち消されたように感じる。
【0021】次に、傾斜制御装置13の動作を図6及び
図7を用いて説明する。
【0022】まず、加速度演算器17の動作について説
明する。かご1は、図6(a)に示すような台形の速度
パターン51で昇降し、その時の加速度パターン53
は、図6(b)の実線で示すようなパターンとなる。か
ご1が走行中には、かご1の車輪6の回転をパルスに変
換するパルス発生器16は、パルス信号を常に加速度演
算器17に送信し、このパルス信号を加速度演算器17
が受信する度に内部メモリのパルスカウンタをインクリ
メントする。加速度演算器17は、このパルスカウンタ
を一定時間間隔(例えば10ms間隔)でチェックし、
チェックした時の状態に応じてかご1の加速度とかご1
が動き始めてからの経過時間を出力している。
【0023】ここで、図7のフローチャートを用いて車
輪6が回転し始めてから定速回転し、そして回転が停止
するまでの加速度演算器17の処理について詳述する。
【0024】まず、加速度演算器17は、車輪6が停止
しているか否かを判別し、パルスカウンタが0でなけれ
ば現在車輪が回転しているものと認識し(S10)、S
10にてかご1が運転中であると判断されたときには、
S10の前回処理時のパルスカウンタが0かどうか、つ
まり前回処理時に車輪6が停止していたかどうかを判断
する(S11)。S11で前回処理時のパルスカウンタ
が0であると判断されたときには、タイマを起動させ
(S12)、パルスカウンタが0でなく、かご1が運転
中であると判断されたときには、TM 時間経過したかど
うかが判断される。つまり、S13より先の処理は、T
M 時間間隔で処理が行われることになる。ここでS13
にて、TM 時間経過したと判断されると、現在パルスカ
ウンタと前回パルスカウンタの差分から、TM 時間での
パルス数を演算し(S14)、次に、このパルス数をT
M 時間で2回微分したものをかご加速度とする(S1
5)。S15でかご加速度が算出されると、その値を角
度演算器20へ出力すると共に、かご起動時からの経過
時間を出力する(S16)。そして、ある一定時間TL
以内にパルスカウンタに変化があれば、現在のパルスカ
ウンタを前回パルスカウンタにセットし(S18)、変
化がなければ現在と前回のパルスカウンタをリセットす
る(S19)。
【0025】次に、傾斜角制御装置13の動作について
説明する。
【0026】加速度演算器17から現在のかご加速度が
入力されると、角度演算器16では、この加速度に基づ
いて、前述式(2)により、適度なかご床10の傾斜角
度φを算出し、演算器21に出力する。演算器21は、
角度演算器16からかご床10の傾斜角の目標値のデー
タを入力すると角度検出器18からの現在の傾斜角のデ
ータと比較し、その差分をコントローラ22へ出力す
る。コントローラ22は、演算器21より傾斜角目標値
との差分のデータを入力すると、その差分を0にするよ
うに電磁弁への供給電流を調整し、そして荷重検出器1
9からの荷重信号に基づいて供給電流を決定する。
【0027】従って、本発明の原理によればかご起動停
止時に生じる慣性力を打ち消すようにかご床10を最適
な角度だけ傾斜させることで、従来のように、エレベー
タの出発、停止等の加減速時に乗客に与えていた慣性力
による不快感を感じたりすることなく、快適な乗車が可
能となる。
【0028】また、出発停止の加速度を大きくできるの
で、エレベータの高速化が可能となり運行の効率化がは
かれる。
【0029】さらに、かご1の加速度を車輪から直接取
っているので、装置を全てかごに収納できるので、コン
パクト化できる。
【0030】次に、本発明の実施例について、図8〜図
18を参照して説明する。
【0031】図8は、本発明の斜行エレベータの第1の
実施例の概略構成図であり、図1の構成に対して巻上シ
ーブ3に、この巻上シーブ3の回転と同期したパルスを
発生するパルス発生器16aが付加されいる点が、図1
の原理図とは異なるばかでなく、傾斜角制御装置13a
が以下に述べる点で図2の傾斜角制御装置13とは異な
る。
【0032】すなわち、図9において、傾斜角制御装置
13aは、かご1の車輪6のパルス発生器16からのパ
ルス信号に基づいてかご1の加速度を演算する加速度演
算器17とは別に、巻上シーブ3のパルス発生器16a
からのパルス信号に基づいて巻上げシーブ3のかご1の
加速度を演算する加速度演算器17aと、この加速度演
算器17aからの出力と前記加速度演算器17の出力を
入力し、これによりかご1の加速度を補正する加速度補
償器17bを設け、この加速度補償器17bの出力を角
度演算器20に入力するように構成したものである。
【0033】これ以外の点は、図2と同一構成である。
すなわち、角度センサ14からの角度検出信号に基づい
てかご床10の角度を検出する角度検出器18と、荷重
センサ15からの荷重検出信号に基づいてかご内荷重を
検出する荷重検出器19と、加速度補償器17bで補正
された加速度信号に基づいてかご床10の傾斜角度の指
令値を演算する角度演算器20と、角度検出器18から
の角度信号と角度演算器20からの角度指令信号との差
を演算する演算器21と、演算器21からの角度偏差信
号と荷重検出器19からの荷重信号を入力して油圧ユニ
ット12に設けられる供給油量調節用の電磁弁に供給す
る電流の指令値を演算するコントローラ22とから構成
されている。
【0034】力学モデル図によるかご1の加速度とかご
床10との傾斜角との関係や、傾斜角制御装置13aの
加速度補償器17a以外の動作については、図3〜図7
により説明した内容と同一であるので、ここではその説
明は割愛する。
【0035】ここでは、図10のフローチャート図を用
いて、加速度補償器17bの処理について述べる。
【0036】まず、加速度補償器17bは、加速度演算
器17aで演算された巻上加速度と加速度演算器17で
演算されたかご1の加速度との差ad を算出する(S2
0)。この差ad はかご車輪6がスリップすることによ
って生じる。この差ad がある許容値を超えたとき(S
21)、かご加速度を補正する(S22)。かご加速度
の補正の方法として、該差ad の1/2を補正値として
加速度演算器17で演算されたかご1の加速度に加算す
る方法を用いる。
【0037】また、S21において、差ad が許容値未
満の場合には、かご1の加速度を補正せず、加速度演算
器17で演算したかご1の加速度をそのまま角度演算器
20の入力信号となる。
【0038】従って、以上述べた第1の実施例によれ
ば、出発、停止の加速度の増大に伴なうかご車輪6等の
スリップで生じるかご1の加速度の誤差を補正すること
ができるので、エレベータの出発、停止等の加減速時に
乗客に与えていた慣性力による不快感を完全に除去で
き、快適な乗車が可能となる。また、更にエレベータの
高速化が可能となる。
【0039】次に、図11、図12により本発明の第2
の実施例について説明する。図11は、本発明の斜行エ
レベータの第2の実施例の概略構成図であり、図1の構
成のパルス発生器16を設けない構成としたものであ
る。すなわち、かご1のパルス発生器16の代わりに、
蝶つがい11にかかるかご床10の水平方向の荷重を検
出するために新たに荷重センサ15aが設けられ、これ
と荷重センサ15は蝶つがい11にかかるかご床10の
垂直方向の荷重を検出するようになっている。そして、
図12の傾斜角制御装置13bが以下のように異なる点
以外の構成は、図1と同一であるので、ここではその説
明を割愛する。
【0040】図12の傾斜角制御装置13bの構成は以
下のようになっている。図12において、傾斜角制御装
置13bは、荷重センサ15aからの荷重検出信号に基
づいて蝶つがい11にかかるかご床10の水平方向の荷
重を検出する水平荷重検出器19aと、荷重センサ15
からの荷重検出信号に基づいて蝶つがい11にかかるか
ご床10の垂直方向の荷重を検出する垂直荷重検出器1
9と、荷重検出器19及び19aからの各々の荷重検出
信号に基づいてかご床の傾斜角度の指令値を演算する角
度演算器20と、角度検出器18からの角度信号と角度
演算器20からの角度指令信号との差を演算する演算器
21と演算器21からの角度偏差信号と荷重検出器19
からの荷重信号を入力して、油圧ユニット12に設けら
れる供給油量調節用の電磁弁に供給する電流の指令値を
演算するコントローラ22とから構成されている。
【0041】次に、図13の力学モデル図に基づいて、
図11と図12の実施例の蝶つがい11にかかる荷重と
かご床10の傾斜角の関係について説明する。
【0042】エレベータの出発時にかご床10の蝶つが
い11に作用する力は、水平荷重71のHと垂直荷重7
2のVの合力である73のP′となり、かご床10が乗
客23に及ぼす力は、かご床10は両端支持のため2
P′となる。ここで、P′とH,Vとの関係は次のよう
になる。
【0043】 |P´|=(H2 +V2 1/2 …(3) tan -1φ=H/V …(4) つまり、かご床10を角度φ傾斜させれば、エレベータ
の出発及び停止時にかご1内の乗客23が倒れそうにな
ったり、つまずいたりする原因となる慣性力の水平成分
を除去することができる。
【0044】従って、第2の実施例によれば、傾斜角φ
の算出は荷重によって行っているため、車輪6のスリッ
プによる加速度の誤差の発生やパルスによる加速度の演
算をすることなく、簡易な制御系で装置を構成できる。
【0045】次に、図14、図15を参照して本発明の
第3の実施例を説明する。図14は、本発明の斜行エレ
ベータの第3の実施例の概略構成図であり、図1とは以
下の点が異なる。すなわち、かご1の上部中央に蝶つが
い11aが設けられており、この蝶つがい11aは、か
ご1の外周部に配設されているかご枠1aに対して傾斜
動作が可能となっている。そして、傾斜動作手段として
かご1上部にはモータ12aの回転力をうけるかご駆動
シーブ61の回転により、チェーン62を介して、かご
従動シーブ63を回転させて、かご全体を傾斜させる構
成となっており、他にかご1上部には、かご1の傾斜角
を検出するための角度センサ14と、かご内荷重を検出
するための荷重センサ15と、かご1下部には、かご1
の傾斜角を制御するための傾斜角制御装置13Aとが設
けられといる。また、車輪6には、車輪6の回転と同期
したパルスを発生するパルス発生器16が設けられてい
る。
【0046】ここで、傾斜角制御装置13Aの構成につ
いて説明するが、傾斜角制御装置13Aは図2の傾斜角
制御装置13とほぼ同一構成であり、コントローラ22
の機能が次のように異なるだけである。すなわち、コン
トローラ22は、演算器21からの角度偏差信号と荷重
検出器19からの荷重信号を入力してかご1上部に設け
られるモータ12aに供給する電流の指令値を演算する
ものである。その他の原理については、かご床10を傾
斜させた場合と同等となる。
【0047】従って、以上述べた第3の実施例によれ
ば、第1の実施例と同様な効果が得られる。すなわち、
かご起動停止時に生じる慣性力を打ち消すようにかご1
を、図15の力学モデル図に示すように最適な角度だけ
傾斜させることで、従来のように、エレベータの出発、
停止等の加減速時に乗客に与えていた慣性力による不快
感を感じたりすることなく、快適な乗車が可能となる。
また、出発停止の加速度を大きくできるので、エレベー
タの高速化が可能となり運行の効率化がはかれる。さら
に、かごの加速度を車輪から直接取っているので、装置
を全てかごに収納できるので、コンパクト化できる。
【0048】次に、図16により本発明の第4の実施例
を説明する。図16は、第4の実施例の斜行エレベータ
の概略構成図であり、図14の構成と類似している。図
14に対して、巻上シーブ3に、この巻上シーブ3の回
転と同期したパルスを発生するパルス発生器16aが付
加されたものとなっており、傾斜角制御装置13aは、
図9と同一構成としたものである。
【0049】図16の動作は、前述した図14と同一で
あるので、ここではその説明割愛し、図9の傾斜角制御
装置13aの構成を説明する。
【0050】以上述べた第4の実施例によれば、図8の
実施例と同様な効果が得られる。すなわち、出発停止の
加速度の増大に伴なう車輪6等のスリップで生じるかご
1の加速度の誤差を補正することができるので、エレベ
ータの出発、停止等の加減速時に乗客に与えていた慣性
力による不快感を完全に除去でき、快適な乗車が可能と
なる。また、更にエレベータの高速化が可能となる。
【0051】図17は本発明の第5の実施例を示す斜行
エレベータの概略構成図であり、図14の構成のパルス
発生器16の代わりに蝶つがい11aにかかるかご1に
対する水平方向の荷重を検出するための荷重センサ15
aが設けられ、また荷重センサ15は蝶つがい11aに
かかるかご1に対する垂直方向の荷重を検出するように
なっている。そして、傾斜角制御装置13bの構成は、
図12と同一であり、以下、この実施例の動作について
図18の力学モデル図に基づいて説明する。
【0052】エレベータの出発時にかご1上部の蝶つが
い11aに作用する力は、水平荷重71のHと垂直荷重
72のVの合力である73のPとなりかご床10が乗客
に及ぼす力はPとなる。Hは実施例で求めたmacos
θ、V=m(g+asin θ)となり、従って、かご1の
傾斜角θは前述の(2)式と同等な値となる。
【0053】ここで、PとH,Vとの関係は、前述の
(3),(4)式のようになる。次のようになる。
【0054】尚、本発明は、前述した実施例に限定され
ず、例えば次のように変形して実施できる。前述の各実
施例ではかご床を傾斜させる動力として、シリンダを利
用しているが、モータやギアなどを利用しても実現でき
る。また、かご床を傾斜させる機構として、一方を蝶つ
がいにし、他方を上下させる機構であるが、かご床の中
央を中心としてエレベータの進行方向に回転する機構で
もかご床の傾斜を実現できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
客に作用する水平方向の慣性力を除去し、昇降速度の高
速化や乗り心地を改善できる斜行エレベータを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜行エレベータの原理を説明するため
のシステム概略構成図。
【図2】図1の傾斜角制御装置の一例を示すブロック
図。
【図3】図1の斜行エレベータの力学モデル図。
【図4】図1の斜行エレベータの力学モデル図。
【図5】図1の本発明の斜行エレベータの力学モデル
図。
【図6】図1の斜行エレベータの運行状態を示す図。
【図7】図1の加速度演算器の動作を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明の斜行エレベータの第1の実施例を示す
システム概略構成図。
【図9】図8の傾斜角制御装置のブロック。
【図10】図8の加速度補償器の動作を示すフローチャ
ート。
【図11】本発明の斜行エレベータの第2の実施例を示
すシステム概略構成図。
【図12】図11の傾斜角制御装置のブロック構成図。
【図13】図11の斜行エレベータの力学モデル図。
【図14】本発明の斜行エレベータの第3の実施例を示
すシステム概略構成図。
【図15】図14の斜行エレベータの力学モデル図。
【図16】本発明の斜行エレベータの第4の実施例を示
すシステム概略構成図。
【図17】本発明の斜行エレベータの第5の実施例を示
すシステム概略構成図。
【図18】図17の斜行エレベータの力学モデル図。
【符号の説明】
1…かご、6…車輪、10…かご床、12…油圧ユニッ
ト、13…傾斜角制御装置、14…角度センサ、15,
15a…荷重センサ、16…パルス発生器、17…加速
度演算器、20…角度演算器、22…コントローラ、1
2a…モータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜地等の所定の傾斜面において、この
    傾斜面に沿って巻上げ機によりごが昇降可能に設置さ
    れ、該かごにより乗客を運搬サービスする斜行エレベー
    タにおいて、 進行方向に傾斜自在に構成されるかご床またはかごと、 このかご床またはかごを傾斜自在に動作させる傾斜動行
    手段と、 かごの加速度を演算する加速度演算手段と、 前記かご車輪と前記巻上げ機にそれぞれ配設されたパル
    ス発生器からのパルス信号に基づいて前記加速度演算手
    段で演算する加速度を補償する加速度補償手段と、 かご床またはかごに作用する力を検出する荷重検出手段
    と、 この荷重検出手段にて得た値に基づいてこの荷重検出手
    段の荷重値に基づいて傾斜角目標値を演算する角度演算
    手段と、 この角度演算手段の演算結果に基づいて前記傾斜動作手
    段の動作制御を行う傾斜角制御手段と、 を備えたことを特徴とする斜行エレベータ。
  2. 【請求項2】 傾斜地等の所定の傾斜面において、この
    傾斜面に沿って巻上げ機によりごが昇降可能に設置さ
    れ、該かごにより乗客を運搬サービスする斜行エレベー
    タにおいて、 進行方向に傾斜自在に構成されるかご床またはかごと、 このかご床またはかごを傾斜自在に動作させる傾斜動行
    手段と、 前記かご床またはかごに作用する力を検出する荷重検出
    手段と、 この荷重検出手段にて得た値に基づいてこの荷重検出手
    段の荷重値に基づいて傾斜角目標値を演算する角度演算
    手段と、 この角度演算手段の演算結果に基づいて前記傾斜動作手
    段の動作制御を行う傾斜角制御手段と、 を備えたことを特徴とする斜行エレベータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998034867A3 (en) * 1997-02-10 1998-11-12 Menachem Weiss Inclined elevator
JP2012162195A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 軌道系交通車両及びその車体姿勢制御装置
WO2019166524A1 (de) * 2018-03-02 2019-09-06 Thyssenkrupp Elevator Ag Fahrkorb einer aufzuganlage mit einem bewegbaren lastenraumboden zur reduzierung der wirkung von horizontalen beschleunigungen
WO2020038760A1 (de) * 2018-08-23 2020-02-27 Thyssenkrupp Elevator Ag Aufzugsanlage

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