JPH0680358U - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JPH0680358U
JPH0680358U JP2142193U JP2142193U JPH0680358U JP H0680358 U JPH0680358 U JP H0680358U JP 2142193 U JP2142193 U JP 2142193U JP 2142193 U JP2142193 U JP 2142193U JP H0680358 U JPH0680358 U JP H0680358U
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木 俊 之 松
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自動車電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの連結作業性の向上を実現すると共
に、ケーブルを常時円滑に引き込み・繰り出し動作させ
ることができるアクチュエータを提供する。 【構成】 上,下ケース2,3と、これらの内部におい
て直線状に往復移動可能に支持されかつ出力ケーブル1
4に接続するブロック状の出力用スライド体9を備え、
出力用スライド体9に、出力ケーブル14の端部に固定
したピン15を係止するピン係止孔9aとこれの径方向
に連続しかつ出力ケーブル14を出力用スライド体9の
移動方向に沿わせるケーブル案内溝9bを設けると共
に、上ケース2に出力用スライド体9におけるピン係止
孔9aの軸方向への出力ケーブル14の振れを規制する
板状の内向き突部2cを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ケーブルの引き込み・繰り出し動作により、例えば、ディーゼル エンジンの燃料送給管に設けた燃料遮断弁を閉塞・開放駆動するアクチュエータ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したようなアクチュエータとしては、例えば、図5に示すものがあ った。
【0003】 図に示すアクチュエータ51はディーゼルエンジンの燃料送給管に設けた燃料 遮断弁を閉塞・開放駆動するエンジンストップアクチュエータであって、モータ 部52と減速部53を備えており、モータ部52のモータケース54に内蔵した 図示しない電機子軸にはウォームが形成してある。このウォームは減速部53の ギヤケース55内において、ギヤ軸56に支持されたウォームホイール57に噛 み合わせてあり、このウォームホイール57の図示上面には、出力用ボルト58 が固定してある。
【0004】 前記ギヤケース55の開口端55aとこれを閉塞するカバー59との間には、 ギヤ軸56の上方で図示左右方向に往復移動可能とした長尺状をなすスライドプ レート60が設けてある。このスライドプレート60の図示下面には、ウォーム ホイール57側の出力用ボルト58を摺動自在に嵌合する凹状ガイド61がスラ イドプレート60と直交状態で固定してあり、これによって、スライドプレート 60は、ウォームホイール57の回転運動に従動して直線状に往復移動するよう になっている。
【0005】 また、スライドプレート60の両折り曲げ端部60a,60bはいずれもケー ス55の外部に突出しており、図示左側の折り曲げ端部60aには、図示右側の 折り曲げ端部60bを貫通するケーブル連結体62が、コイルスプリング63を 介して連結してある。このケーブル連結体62は、両端に貫通孔62a,62a を形成した帯状鉄板をその中央部でプレスにより折曲げてなるもので、一方の貫 通孔62aには、スライドプレート60の移動方向と直交する方向の切欠62b が連続して設けてあり、ケーブル64は、その端部に設けた連結ピン64aを貫 通孔62a,62aに嵌合させることによって、ケーブル連結体62に連結して ある。
【0006】 前記ケーブル64は、図外のディーゼルエンジンの燃料送給管内に設けた燃料 遮断弁に連結されており、前記コイルスプリング63によって、スライドプレー ト60のストロークと燃料遮断弁の開閉ストロークとの差の補正を行うようにな っている。
【0007】 そして、このアクチュエータ51では、スライドプレート60を直線状に往復 移動させて、ケーブル64を引き込み・繰り出し動作させることにより、燃料遮 断弁を閉じたり開いたりするようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来のアクチュエータ51にあっては、ケーブル連結体6 2が、帯状鉄板をプレスにより折曲げてなるものとしてあるので、両端に形成し た貫通孔62a,62aに位置ずれが生じて、貫通孔62a,62aに対する連 結ピン64aの嵌合が円滑に行えないことがあり、この場合には、ケーブル64 を一旦スライドプレート60の移動方向と直交する方向にして切欠62bを通過 させながら、連結ピン64aを貫通孔62a,62aに嵌合させなくてはならな いこととも相俟って、この連結作業が困難かつ煩雑なものとなっていた。
【0009】 また、従来のアクチュエータ51では、その作動時において、スライドプレー ト60の移動に伴って引き込み・繰り出し動作するケーブル64の振れがケーブ ル連結体62に伝わり、このケーブル連結体62とスライドプレート60の折り 曲げ端部60bとが互いに干渉し合うことによって、燃料遮断弁の開閉に支障を 来す恐れがないとはいえないという問題を有しており、これらの問題を解決する ことが従来の課題となっていた。
【0010】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、ケーブルの連結 作業性の向上を実現することが可能であるうえ、ケーブルを常時円滑に引き込み ・繰り出し動作させることができるアクチュエータを提供することを目的として いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わるアクチュエータは、アクチュエータケースと、前記アクチュ エータケースの内部において直線状に往復移動可能に支持されかつ出力ケーブル に接続するブロック状の出力用スライド体を備え、前記出力用スライド体に、前 記出力ケーブルの端部に固定したピンを係止するピン係止孔と前記ピン係止孔の 径方向に連続しかつ出力ケーブルを出力用スライド体の移動方向に沿わせるケー ブル案内溝を設けると共に、前記アクチュエータケースに、前記出力用スライド 体におけるピン係止孔の軸方向への出力ケーブルの振れを規制するケーブル振れ 止めを設けた構成としたことを特徴としており、このようなアクチュエータの構 成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0012】 そして、一実施態様においては、出力用スライド体に設けたケーブル案内溝の ケーブル挿入口を前記出力用スライド体の移動方向に対してピン係止孔の軸心ま わりにオフセットさせた構成としている。
【0013】
【考案の作用】
この考案に係わるアクチュエータでは、出力用スライド体がブロック状をなし ているので、ピン係止孔の孔開け精度が向上し、出力ケーブルの端部に固定した ピンをこのピン係止孔に係止する作業は円滑なものとなる。
【0014】 また、作動時には、ケーブル振れ止めが、引き込み・繰り出し動作する出力ケ ーブルのピン係止孔における軸方向への振れを規制することから、出力ケーブル のピンと出力用スライド体との間にがたつきなどの障害が生じることはほとんど なく、したがって、アクチュエータケースの内部における出力用スライド体の往 復移動およびこれに伴う出力ケーブルの引き込み・繰り出し動作は、常にスムー ズに行われることとなり、とくに一実施態様においては、ケーブル案内溝のケー ブル挿入口が、出力用スライド体の移動方向に対してピン係止孔の軸心まわりに オフセットしているので、ピン係止孔からのピンの抜け出しが確実に阻止される こととなり、出力ケーブルの引き込み・繰り出し動作は、常に支障なく行われる こととなる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0016】 図1ないし図4はこの考案に係わるアクチュエータの一実施例を示しており、 この実施例では、考案に係わるアクチュエータがエンジンストップアクチュエー タである場合を示す。
【0017】 図1および図2に示すように、エンジンストップアクチュエータ1は、上ケー ス2および下ケース3で閉塞される内部に電機子4および整流子5を嵌装した電 機子軸6を収容していると共に、電機子軸6に設けたウォーム6aと噛み合って 回転出力をおとすウォームホイール7を収容している。
【0018】 この場合、上ケース2および下ケース3には、電機子軸6およびウォームホイ ール7を収容する部分のほかに、ウォームホイール7の径方向に延出する上張出 し部2aおよび下張出し部3aが各々設けてあり、下ケース3の下張出し部3a には、その延出方向に沿ってガイド体8が設けてある。
【0019】 このガイド体8は略角筒状をなすもので、その天井部8aには中空部8bに連 通するピン摺動用溝8cが長手方向に形成してある。このガイド体8の中空部分 8bには、ブロック状をなす出力用スライド体9を嵌合するようにしてあり、こ の出力用スライド体9は、中空部8bにおいてその長手方向に円滑に往復移動す ることができるようにしてある。
【0020】 この出力用スライド体9は、その図示左端寄りの部分に上向きピン10を設け ており、この上向きピン10は、ガイド体8のピン摺動用溝8cに沿って移動す るようにしてある。そして、この上向きピン10には、リンク11の一端側(図 示右端側)に設けた貫通孔11aが、カラー12を介して回動自在に嵌合してあ り、このエンジンストップアクチュエータ1では、このリンク11の他端側(図 示左端側)に設けた貫通孔11bをウォームホイール7に設けた図1上方に突出 する回動ピン13に枢着連結させることにより、ウォームホイール7に伝えられ た回転出力をリンク11により出力用スライド体9に伝達し、この出力用スライ ド体9を上,下ケース2,3の各上張出し部2aおよび下張出し部3aに囲まれ る内部において、ガイド体8に沿って往復移動させるようにしている。
【0021】 また、出力用スライド体9はその図示右端寄りの部分に、出力伝達用の出力ケ ーブル14(図2では示していない)の端部に固定したピン15を係止するピン 係止孔9aを設けている。このピン係止孔9aは、出力用スライド体9の図1上 下方向に形成してあり、このピン係止孔9aには、ピン15をこのピン係止孔9 aに係止して連結する際に出力ケーブル14を通過させかつこの出力ケーブル1 4を出力用スライド体9の移動方向に沿わせるケーブル案内溝9bが連続して形 成してある。そして、この実施例では、ケーブル案内溝9bのケーブル挿入口9 cを、出力用スライド体9の移動方向に対して略45゜オフセットさせることに より、ピン15の図1上下方向の動きを規制して、ピン係止孔9aからピン15 が抜け出るのを防止するようにしている。
【0022】 このエンジンストップアクチュエータ1の直線状出力を伝達する出力ケーブル 14は、チューブ状のケーシング16に被覆されており、その内部で長手方向に 摺動自在となっている。この場合、上,下ケース2,3の上張出し部2aおよび 下張出し部3aにおける各々の図1右端には、半割孔2b,3bが互いに対向し て設けてあり、ケーシング16は、これらの半割孔2b,3bにより形成される 軸心を出力用スライド体9の移動方向としたケーシング固定孔17に、ケーシン グ16の端部にかしめ固定したケーシングキャップ18を嵌着させて固定するよ うにしてある。
【0023】 さらに、このエンジンストップアクチュエータ1は、上ケース2にケーブル振 れ止めとしての板状の内向き突部2cを設けている。この板状の内向き突部2c は、ガイド体8とケーシングキャップ18との間でかつその先端を出力ケーブル 14に接近させて設けてあり、このエンジンストップアクチュエータ1の作動時 に、引き込み・繰り出し動作する出力ケーブル14のピン係止孔9aにおける軸 方向への振れを規制して、出力ケーブル14のピン15と出力用スライド体9と の間にがたつきが生じるのを防ぐものとしてある。
【0024】 上記エンジンストップアクチュエータ1に一端を連結した出力ケーブル14は 、図4に簡略的に示すように、ディーゼルエンジン20の燃料送給管21内に設 けた燃料遮断弁22にその他端を連結させており、このエンジンストップアクチ ュエータ1において、ディーゼルエンジン20を停止させる際には、出力用スラ イド体9が図1仮想線で示す状態から実線で示す状態となるように作動して出力 ケーブル14を引き込むことにより燃料遮断弁22を閉じ、一方、ディーゼルエ ンジン20を始動する際には、出力用スライド体9が図1実線で示す状態から仮 想線で示す状態となるように作動して出力ケーブル14を繰り出すことにより燃 料遮断弁22を開くようにしている。この場合、出力用スライド体9の上向きピ ン10に、一端側フック19aを回動ピン13に掛止させたコイルスプリング1 9の他端側フック19bを掛止させると共に、リンク11の貫通孔11bをリン ク11の長手方向に沿う長円孔として形成することにより、このコイルスプリン グ19の引張力で出力用スライド体9を図1左方向に常時引寄せ状態とすること によって、燃料遮断弁22の開閉ストロークと出力用スライド体9の往復移動ス トロークとの差を適宜補正するようにしてある。
【0025】 なお、図1の符号18aは保護カバーであり、ケーシングキャップ18の露出 部分に嵌装してケーシング固定孔17に嵌合するようになすことにより、ケーシ ングキャップ18が折り曲げられるのを防止するようにしている。
【0026】 上記した構成のエンジンストップアクチュエータ1において、その組立てに際 しては、図3に示すように、ピン15近傍の出力ケーブル14を出力用スライド 体9におけるケーブル案内溝9bのケーブル挿入口9cから挿入し、出力ケーブ ル14のピン15を出力用スライド体9のピン係止孔9aに係止させて図3に一 点鎖線で示す状態とする。
【0027】 次いで、図3矢印方向に出力ケーブル14を回動させて仮想線で示す状態とす ることにより、出力用スライド体9に出力ケーブル14を連結したのち、上ケー ス2および下ケース3の各半割孔2b,3bの間に、ケーシングキャップ18を 挟み込んで両ケース2,3を接合することによって、ケーシング16の端部を両 ケース2,3に固定する。
【0028】 このとき、出力用スライド体9がブロック状をなしているので、ピン係止孔9 aは精度よく形成されており、この実施例のように、ピン15をピン係止孔9a に係止させたのちに、出力ケーブル14を回動させる場合であっても、出力用ス ライド体9に出力ケーブル14を連結する作業は円滑に行われることとなる。
【0029】 また、このエンジンストップアクチュエータ1において、その作動時には、板 状の内向き突部2cが、引き込み・繰り出し動作する出力ケーブル14のピン係 止孔9aにおける軸方向への振れを規制することから、出力ケーブル14側のピ ン15と出力用スライド体9との間にがたつきなどの不具合が発生することはほ とんどなく、加えて、この実施例では、ケーブル案内溝9bのケーブル挿入口9 cを出力用スライド体9の移動方向に対してピン係止孔9aの軸心まわりにほぼ 45゜オフセットさせているため、ピン係止孔9aからのピン15の抜け出しも 確実に阻止されることとなり、したがって、出力用スライド体9の往復移動およ びこれに伴う出力ケーブル14の引き込み・繰り出し動作は、常にスムーズに行 われることとなる。
【0030】 なお、この実施例では、この考案に係わるアクチュエータがエンジンストップ アクチュエータである場合を示したが、これに限定されるものではなく、また、 この考案に係わるアクチュエータの詳細な構成も、上記した実施例に限定される ものではない。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係わるアクチュエータでは、上記した構成と したため、ピン係止孔が精度良好に形成されるようになることから、ケーブルの 連結作業性を大幅に向上させることが可能であり、加えて、作動時には、ケーブ ル振れ止めが、引き込み・繰り出し動作する出力ケーブルの振れを規制すること から、出力ケーブルのピンと出力用スライド体との間における障害の発生を防止 することができ、その結果、出力ケーブルを常時スムーズに引き込み・繰り出し 動作させることができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるアクチュエータの一実施例を
示すエンジンストップアクチュエータの側面方向からの
断面説明図である。
【図2】図1に示したエンジンストップアクチュエータ
における下ケースの平面説明図である。
【図3】図1のエンジンストップアクチュエータの出力
用スライド体におけるピン係止孔に出力ケーブルのピン
を係止する状況を示す拡大斜視説明図である。
【図4】図1のエンジンストップアクチュエータからの
出力をケーブルを介してディーゼルエンジンの燃料遮断
弁に伝達する状態を簡略的に示す説明図である。
【図5】従来のアクチュエータを示す部分断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジンストップアクチュエータ(アクチュエー
タ) 2 上ケース(アクチュエータケース) 2c 板状の内向き突部(ケーブル振れ止め) 3 下ケース(アクチュエータケース) 9 出力用スライド体 9a ピン係止孔 9b ケーブル案内溝 9c ケーブル挿入口 14 出力ケーブル 15 ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータケースと、前記アクチュ
    エータケースの内部において直線状に往復移動可能に支
    持されかつ出力ケーブルに接続するブロック状の出力用
    スライド体を備え、前記出力用スライド体に、前記出力
    ケーブルの端部に固定したピンを係止するピン係止孔と
    前記ピン係止孔の径方向に連続しかつ出力ケーブルを出
    力用スライド体の移動方向に沿わせるケーブル案内溝を
    設けると共に、前記アクチュエータケースに、前記出力
    用スライド体におけるピン係止孔の軸方向への出力ケー
    ブルの振れを規制するケーブル振れ止めを設けたことを
    特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 出力用スライド体に設けたケーブル案内
    溝のケーブル挿入口を前記出力用スライド体の移動方向
    に対してピン係止孔の軸心まわりにオフセットさせた請
    求項1に記載のアクチュエータ。
JP1993021421U 1993-04-23 1993-04-23 アクチュエータ Expired - Lifetime JP2597794Y2 (ja)

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