JPH0680942U - エンジンの回転軸の軸受部構造 - Google Patents

エンジンの回転軸の軸受部構造

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JPH0680942U
JPH0680942U JP7075293U JP7075293U JPH0680942U JP H0680942 U JPH0680942 U JP H0680942U JP 7075293 U JP7075293 U JP 7075293U JP 7075293 U JP7075293 U JP 7075293U JP H0680942 U JPH0680942 U JP H0680942U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸の軸受部に供給された潤滑オイルを他
の所定の潤滑部に十分に供給し得、しかも製造コストを
可及的に低減できる潤滑手段を備えたエンジンの回転軸
の軸受部構造を提供する。 【構成】 スラストプレート30のシリンダブロック1
0a 側の取付面には、軸受メタル24の内外径よりも若
干太い環状溝34が凹設されるとともに、バランサ軸1
2の歯車16と反転歯車20との噛合部分に対応した個
所に環状溝34と連通する油孔36が穿設されており、
環状溝34と油孔36とで第2のオイル供給路を形成し
ている。第1のオイル供給路28を介してバランサ軸1
2と軸受メタル24との間に供給されたオイルは、バラ
ンサ軸12と軸受メタル24との間隙部を通って、スラ
ストプレート30の環状溝24に到達してここに溜めら
れた後、油孔36を介して歯車16と反転歯車20との
噛合部に噴射される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はエンジンの回転軸の軸受部構造に関し、特に、軸受部に供給された 潤滑オイルを他の所定の潤滑部に有効に供給し得るようにした軸受部構造の改良 に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの回転軸として例えばバランサ軸がある。周知のように、エンジンは ピストンの往復運動をクランク軸を介して回転運動に変換しているため、上下方 向の慣性力などの不釣合力が生じ、振動発生の原因となる。上記バランサ軸は、 これを防止するためのもので、クランク軸の回転数と等速ないしは倍速で回転駆 動される。
【0003】 この種のバランサ軸は、例えば4気筒のエンジンでは、通常クランク軸を中心 としてその両側に配置され、相互に異なった方向に回転駆動させられ、その軸受 部の構造としては、例えば特公昭58−28456号公報に開示されている。
【0004】 同号報に示されている軸受部構造は、シリンダブロックに穿設された孔部に軸 受メタルを固設し、軸受メタルにバランサ軸を挿通して支持するとともに、バラ ンサ軸の軸方向に沿って設けられたオイル供給路を介して、軸受メタルとバラン サ軸との間に潤滑オイルを供給するようになっている。
【0005】 バランサ軸への回転力の伝達は、その端部に嵌着された歯車を介して行なわれ 、通常一方のバランサ軸は他方と逆回転させるために反転歯車を介装した歯車同 士の噛合で、他方のバランサ軸はクランク軸とチェーンで連結して行なわれる。
【0006】 また、バランサ軸への動力の伝達部分である歯車同士の噛合部ないしはスプロ ケットとチェーンとの噛合部にオイルを供給する潤滑手段として、実開昭56− 57910号公報等に開示されているように、バランサ軸の軸端の軸受部から上 記歯車同士の噛合部に向けてオイル孔をその軸受部のボス部に穿設形成すること が公知になっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、シリンダブロックに形成される軸受部のボス部に上記オイル孔 を穿設形成することは、当該シリンダブロックは大きくかつ重量があることから 、その加工は非常に面倒であり、製造コストが高くつくばかりか、十分な油量を 確保するのが難しいと言う課題があった。
【0008】 この考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 とするところは、回転軸の軸受部に供給された潤滑オイルを他の所定の潤滑部に 十分に供給し得、しかも製造コストを可及的に低減できる潤滑手段を備えたエン ジンの回転軸の軸受部構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案はエンジンの回転軸の軸受部構造におい て、回転軸の軸受部に潤滑オイルを供給する第1のオイル供給路と、該回転軸の 支持部の端部に設置され、該回転軸のスラスト方向の移動を規制するスラストプ レートとを備え、該スラストプレートには、回転軸支持部側の端面に形成され、 軸受部と回転軸支持部との間隙に対応して延びる帯状の溝と、該溝からスラスト プレートを貫通し、所定の潤滑部に潤滑オイルを噴射する油孔とにより形成され た第2のオイル供給路を設けた、ことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成の軸受部構造によれば、第1のオイル供給路を介して回転軸の軸受部 に供給された潤滑オイルは、軸受部の間隙に対応してスラストプレートに設けら れた第2のオイル供給路の溝に溜められてから油孔を通じて噴射供給されるので 、歯車同士やスプロケットとチェーンとの噛合部(動力伝達部)等の所定の潤滑 部への潤滑オイルの供給が十分に行なわれ、しかもスラストプレートは小さくか つ軽量なので、そのオイル供給路の成形加工は容易で、製造コストの可及的な低 減化が図れる。また、上記溝は軸受部と回転支持部との間隙に対応して延びる帯 状のものであるため、その間隙からの潤滑オイルを広域にわたって確保でき、確 実に潤滑油を供給できる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例について添附図面を参照にして詳細に説明する 。
【0012】 第1図から第3図は、この考案に係るエンジンの回転軸の軸受部構造の一実施 例を示している。
【0013】 第1図はエンジン10の一部破断正面図であって、回転軸としてのバランサ軸 12,12´の配置状態を示しており、エンジン10のほぼ中心にはクランク軸 13が設けられ、その左右両側に一対のバランサ軸12,12´が設けてある。 クランクシャフト10の端部には、バランサドライブ歯車14が固設され、第 1図中左方のバランサ軸12の端部には、これを駆動するための歯車16が固設 されるとともに、右方のバランサ軸12´の端部にはスプロケット18が固設さ れている。
【0014】 この実施例では、左方のバランサ軸12をクランク軸13と逆転させるために 、バランサ軸12の斜め上方に反転歯車20を設け、この歯車20とバランサ軸 12の歯車16とを噛合させている。
【0015】 クランク軸13からのバランサ軸12,12´への回転力の伝達は、バランサ ドライブ歯車14,スプロケット18,反転歯車20の間に捲回されたバランサ ーチェーン22を介して行なわれる。
【0016】 バランサ軸12は、エンジン10のシリンダブロック10a に設けられた孔部 に中空筒状の軸受メタル24を固着してなる軸受部に、その軸受メタル24に挿 通されて回転可能に支持されており、回転軸支持部たるバランサ軸12の外周面 と軸受部たる軸受メタル24の内周面との間には、軸受メタル24に内設された 環状の油溝26と、油溝26に連通してシリンダブロック10a に設けられた第 1のオイル供給路28とを介して潤滑オイルが供給される。
【0017】 また、バランサ軸12の駆動用歯車16とシリンダブロック10a の側面との 間には、バランサ軸12のスラスト方向への移動を規制するスラストプレート3 0がボルト32によって取付けられている。
【0018】 さらに、スラストプレート30のシリンダブロック10a 側の取付面には、上 記軸受メタル24の内外径の肉厚よりも若干太い帯状の環状溝34が軸受メタル 24とバランサ軸12との間隙に対応して延びて凹設されるとともに、上記バラ ンサ軸12の歯車16と反転歯車20との噛合部分に対応した個所には環状溝3 4と連通する油孔36が穿設されており、環状溝34と油孔36とで第2のオイ ル供給路を形成している。
【0019】 なお、第2図中符号38で示す部材は、反転歯車20の取付軸であり、また同 40は反転歯車20に一体的に設けられ、バランサーチェーン22と噛合し、反 転歯車20を駆動するためのスプロケット部である。
【0020】 さて、以上の如く構成されたのバランサ軸の軸受部構造においては、第1のオ イル供給路28を介して、バランサ軸12と軸受メタル24との間に供給され、 バランサ軸12の潤滑に供せられたオイルは、バランサ軸12と軸受メタル24 との間隙部を通って、スラストプレート30の環状溝24に到達してここに溜め られた後、油孔36を介して歯車16と反転歯車20との噛合部に噴射される。
【0021】 これにより、バランサ軸12の動力伝達部である歯車同士の噛合部には、十分 な潤滑オイルが導入され、噛合に伴う騒音や摩耗が大幅に低減される。
【0022】 また、スラストプレート30は小さくかつ軽量なので、これに上記環状溝24 と油孔36とからなる第2のオイル供給路を成形するにあたっても、その加工は 容易で、従来の軸受ボス部にオイル孔を穿設形成する場合に比して、そのコスト を可及的に低減できる。
【0023】 なお、上記実施例では、反転歯車20を介した歯車同士の噛合部によりバラン サ軸12に回転力を伝達する一方のバランサ軸12に潤滑油を供給する場合を例 示したが、他方のバランサ軸12´のスプロケット18とバランサーチェーン2 2との噛合部にスラストプレートを介して潤滑油を供給することも勿論可能であ る。
【0024】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、この考案に係るエンジンの回転軸の軸 受部構造によれば、第1のオイル供給路を介して回転軸支持部とその軸受部との 間隙に供給された潤滑オイルは、その間隙に対応してスラストプレートに設けら れた第2のオイル供給路の溝に溜められてから油孔を通じて噴射供給されるので 、歯車同士やスプロケットとチェーンとの噛合部(動力伝達部)等の所定の潤滑 部への潤滑オイルの供給が十分に行なわれ、しかもスラストプレートは小さくか つ軽量なので、そのオイル供給路の成形加工は容易で、製造コストの可及的な低 減化が図れる。
【0025】 また、上記溝は軸受部と回転支持部との間隙に対応して延びる帯状のものであ るため、その間隙からの潤滑オイルを広域にわたって確保でき、確実に潤滑油を 供給できる。
【提出日】平成6年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はエンジンの回転軸の軸受部構造に関し、特に、軸受部に供給された 潤滑オイルを他の所定の潤滑部に有効に供給し得るようにした軸受部構造の改良 に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの回転軸として例えばバランサ軸がある。周知のように、エンジンは ピストンの往復運動をクランク軸を介して回転運動に変換しているため、上下方 向の慣性力などの不釣合力が生じ、振動発生の原因となる。上記バランサ軸は、 これを防止するためのもので、クランク軸の回転数と等速ないしは倍速で回転駆 動される。
【0003】 この種のバランサ軸は、例えば4気筒のエンジンでは、通常クランク軸を中心 としてその両側に配置され、相互に異なった方向に回転駆動させられ、その軸受 部の構造としては、例えば特公昭58−28456号公報に開示されている。
【0004】 同号報に示されている軸受部構造は、シリンダブロックに穿設された孔部に軸 受メタルを固設し、軸受メタルにバランサ軸を挿通して支持するとともに、バラ ンサ軸の軸方向に沿って設けられたオイル供給路を介して、軸受メタルとバラン サ軸との間に潤滑オイルを供給するようになっている。
【0005】 バランサ軸への回転力の伝達は、その端部に嵌着された歯車を介して行なわれ 、通常一方のバランサ軸は他方と逆回転させるために反転歯車を介装した歯車同 士の噛合で、他方のバランサ軸はクランク軸とチェーンで連結して行なわれる。
【0006】 また、バランサ軸への動力の伝達部分である歯車同士の噛合部ないしはスプロ ケットとチェーンとの噛合部にオイルを供給する潤滑手段として、実開昭56− 57910号公報等に開示されているように、バランサ軸の軸端の軸受部から上 記歯車同士の噛合部に向けてオイル孔をその軸受部のボス部に穿設形成すること が公知になっている。
【0007】 また、特開昭50−124027号公報には、カム軸と軸受メタルとの間の隙 間に供給した潤滑オイルのうち、スラストプレート側に流出するサイドフローオ イルをこのスラストプレートの両面に導くべく、上記隙間に対応させて当該スラ ストプレートにオイル孔を形成することが開示されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のシリンダブロックに形成される軸受部のボス部に上記オ イル孔を穿設形成することは、当該シリンダブロックは大きくかつ重量があるこ とから、その加工は非常に面倒であり、製造コストが高くつくばかりか、十分な 油量を確保するのが難しいと言う課題があった。
【0009】 一方、後者のスラストプレートにオイル孔を形成するものにあっては、当該オ イル孔に対応する隙間部分から流出するサイドフローオイルのみしか捕集できな いから、このオイル孔を通じて導こうとする他所の潤滑部位に十分なオイル量を 確保して供給するのが難しいと言う課題があった。また、上記隙間からのサイド フローオイルはその周方向の広い範囲に亘って均等には流出せず、軸受部から支 持部への加重の加わり方や上記隙間へのオイル供給位置によって、流出量の多い 個所及び少ない個所が存在するから、更にバランサ軸のように回転軸芯に対して 重心が偏心して回転するような場合には、高加重が加わって上記隙間が小さくな っている部分と低加重が加わって上記隙間が大きくなっている部分とが回転移動 するから、十分なオイル量を安定的に上記オイル孔を通じて他所の潤滑部位に供 給するのが困難であるという課題があった。
【0010】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的と するところは、回転軸の軸受部に供給された潤滑オイルを他の所定の潤滑部に十 分に供給し得、しかも製造コストを可及的に低減できる潤滑手段を備えたエンジ ンの回転軸の軸受部構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案はエンジンの回転軸の軸受部構造におい て、回転軸の軸受部に潤滑オイルを供給する第1のオイル供給路と、該回転軸の 支持部の端部に設置され、該回転軸のスラスト方向の移動を規制するスラストプ レートとを備え、該スラストプレートには、回転軸支持部側の端面に形成され、 軸受部と回転軸支持部との間隙に対応して延びる帯状の溝と、該溝からスラスト プレートを貫通し、所定の潤滑部に潤滑オイルを噴射する油孔とにより形成され た第2のオイル供給路を設けた、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成の軸受部構造によれば、第1のオイル供給路を介して回転軸の軸受部 に供給された潤滑オイルは、軸受部の間隙に対応してスラストプレートに設けら れた第2のオイル供給路の溝に溜められ、この溝に対して絞られている油孔を通 じて噴射供給されるので、歯車同士やスプロケットとチェーンとの噛合部(動力 伝達部)等の所定の潤滑部への潤滑オイルの供給が十分に行なわれ、しかもスラ ストプレートは小さくかつ軽量なので、そのオイル供給路の成形加工は容易で、 製造コストの可及的な低減化が図れる。また、上記溝は軸受部と回転支持部との 間隙に対応して延びる帯状のものであるため、その間隙からの潤滑オイルを広域 にわたって確保し得、確実に潤滑油を供給できる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例について添附図面を参照にして詳細に説明する 。第1図から第3図は、この考案に係るエンジンの回転軸の軸受部構造の一実施 例を示している。
【0014】 第1図はエンジン10の一部破断正面図であって、回転軸としてのバランサ軸 12,12′の配置状態を示しており、エンジン10のほぼ中心にはクランク軸 13が設けられ、その左右両側に一対のバランサ軸12,12′が設けてある。
【0015】 クランクシャフト10の端部には、バランサドライブ歯車14が固設され、第 1図中左方のバランサ軸12の端部には、これを駆動するための歯車16が固設 されるとともに、右方のバランサ軸12′の端部にはスプロケット18が固設さ れている。
【0016】 この実施例では、左方のバランサ軸12をクランク軸13と逆転させるために 、バランサ軸12の斜め上方に反転歯車20を設け、この歯車20とバランサ軸 12の歯車16とを噛合させている。
【0017】 クランク軸13からのバランサ軸12,12′への回転力の伝達は、バランサ ドライブ歯車14,スプロケット18,反転歯車20の間に捲回されたバランサ ーチェーン22を介して行なわれる。
【0018】 バランサ軸12は、エンジン10のシリンダブロック10aに設けられた孔部 に中空筒状の軸受メタル24を固着してなる軸受部に、その軸受メタル24に挿 通されて回転可能に支持されており、回転軸支持部たるバランサ軸12の外周面 と軸受部たる軸受メタル24の内周面との間には、軸受メタル24に内設された 環状の油溝26と、油溝26に連通してシリンダブロック10aに設けられた第 1のオイル供給路28とを介して潤滑オイルが供給される。
【0019】 また、バランサ軸12の駆動用歯車16とシリンダブロック10aの側面との 間には、バランサ軸12のスラスト方向への移動を規制するスラストプレート3 0がボルト32によって取付けられている。
【0020】 さらに、スラストプレート30のシリンダブロック10a側の取付面には、上 記軸受メタル24の内外径の肉厚よりも若干太い帯状の環状溝34が軸受メタル 24とバランサ軸12との間隙に対応して延びて凹設されるとともに、上記バラ ンサ軸12の歯車16と反転歯車20との噛合部分に対応した個所には環状溝3 4と連通する油孔36が穿設されており、環状溝34と油孔36とで第2のオイ ル供給路を形成している。
【0021】 なお、第2図中符号38で示す部材は、反転歯車20の取付軸であり、また同 40は反転歯車20に一体的に設けられ、バランサーチェーン22と噛合し、反 転歯車20を駆動するためのスプロケット部である。
【0022】 さて、以上の如く構成されたのバランサ軸の軸受部構造においては、第1のオ イル供給路28を介して、バランサ軸12と軸受メタル24との間に供給され、 バランサ軸12の潤滑に供せられたオイルは、バランサ軸12と軸受メタル24 との間隙部を通って、スラストプレート30の環状溝24に到達してここに溜め られた後、油孔36を介して歯車16と反転歯車20との噛合部に噴射される。
【0023】 これにより、バランサ軸12の動力伝達部である歯車同士の噛合部には、十分 な潤滑オイルが導入され、噛合に伴う騒音や摩耗が大幅に低減される。
【0024】 また、スラストプレート30は小さくかつ軽量なので、これに上記環状溝24 と油孔36とからなる第2のオイル供給路を成形するにあたっても、その加工は 容易で、従来の軸受ボス部にオイル孔を穿設形成する場合に比して、そのコスト を可及的に低減できる。
【0025】 なお、上記実施例では、反転歯車20を介した歯車同士の噛合部によりバラン サ軸12に回転力を伝達する一方のバランサ軸12に潤滑油を供給する場合を例 示したが、他方のバランサ軸12′のスプロケット18とバランサーチェーン2 2との噛合部にスラストプレートを介して潤滑油を供給することも勿論可能であ る。
【0026】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、この考案に係るエンジンの回転軸の軸 受部構造によれば、第1のオイル供給路を介して回転軸支持部とその軸受部との 間隙に供給された潤滑オイルは、その間隙に対応してスラストプレートに設けら れた第2のオイル供給路の溝に溜められてから油孔を通じて噴射供給されるので 、歯車同士やスプロケットとチェーンとの噛合部(動力伝達部)等の所定の潤滑 部への潤滑オイルの供給が十分に行なわれ、しかもスラストプレートは小さくか つ軽量なので、そのオイル供給路の成形加工は容易で、製造コストの可及的な低 減化が図れる。
【0027】 また、上記溝は軸受部と回転支持部との間隙に対応して延びる帯状のものであ るため、その間隙からの潤滑オイルを広域にわたって確保でき、確実に潤滑油を 供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軸受部構造が適用されるエンジンの一
部破断正面図である。
【図2】本考案のバランサ軸の軸受部構造の要部断面図
である。
【図3】図2の拡大図である。
【符号の説明】
10a シリンダブロック 12,12´ バランサ軸 13 クランク軸 16 歯 車 18 スプロケット 20 反転歯車 22 バランサチェーン 24 軸受メタル 28 第1のオイル供給路 30 スラストプレート 34 環状溝(第2のオイル供給路) 36 油 孔(第2のオイル供給路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 末次 元 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸受部に潤滑オイルを供給する
    第1のオイル供給路と、該回転軸の支持部の端部に設置
    され、該回転軸のスラスト方向の移動を規制するスラス
    トプレートとを備え、 該スラストプレートには、回転軸支持部側の端面に形成
    され、軸受部と回転軸支持部との間隙に対応して延びる
    帯状の溝と、該溝からスラストプレートを貫通し、所定
    の潤滑部に潤滑オイルを噴射する油孔とにより形成され
    た第2のオイル供給路を設けた、 ことを特徴とするエンジンの回転軸の軸受部構造。
JP1993070752U 1993-12-28 1993-12-28 エンジンの回転軸の軸受部構造 Expired - Lifetime JPH087158Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49138210U (ja) * 1973-03-29 1974-11-28
JPS50124027A (ja) * 1974-03-15 1975-09-29

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