JPH0680965A - 地盤安定化方法 - Google Patents
地盤安定化方法Info
- Publication number
- JPH0680965A JPH0680965A JP25883892A JP25883892A JPH0680965A JP H0680965 A JPH0680965 A JP H0680965A JP 25883892 A JP25883892 A JP 25883892A JP 25883892 A JP25883892 A JP 25883892A JP H0680965 A JPH0680965 A JP H0680965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- hydraulic cement
- sulfonic acid
- admixture
- cement milk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】リグニンスルホン酸系混和剤とナフタリンスル
ホン酸系混和剤とを各有効成分の重量比が1:9〜9:
1の範囲で、前記各有効成分の合計量として水硬性セメ
ント 100重量部あたり、0.1 〜3重量部の範囲で添加し
た水硬性セメントミルクを地盤内に注入して土砂固結体
を形成させ地盤を安定化させる。 【効果】単位時間あたりの水硬性セメントミルクの注入
量を増大させることができると共に、グラウト注入量に
対する固結土砂量の比が増大し、しかも圧縮強度値が高
く、安定した土砂固結体を形成させる。目的の径の土砂
固結体を造成するための施工能率を大巾に向上させると
共に排泥量を低減することができる。
ホン酸系混和剤とを各有効成分の重量比が1:9〜9:
1の範囲で、前記各有効成分の合計量として水硬性セメ
ント 100重量部あたり、0.1 〜3重量部の範囲で添加し
た水硬性セメントミルクを地盤内に注入して土砂固結体
を形成させ地盤を安定化させる。 【効果】単位時間あたりの水硬性セメントミルクの注入
量を増大させることができると共に、グラウト注入量に
対する固結土砂量の比が増大し、しかも圧縮強度値が高
く、安定した土砂固結体を形成させる。目的の径の土砂
固結体を造成するための施工能率を大巾に向上させると
共に排泥量を低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水硬性セメントミルク
を地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成させて地
盤を安定化させる地盤安定化方法に関する。
を地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成させて地
盤を安定化させる地盤安定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の改良・地下構造物の基礎工事
・地盤の掘削作業等の施工に際して、地盤内の湧水・伏
流水・漏水などに対する止水、あるいは地盤の崩壊防止
を目的として、水硬性セメントミルクを地盤内に注入
し、水硬性セメントと土砂とを攪拌混合して硬化させ
る。水硬性セメントミルクを地盤内に注入する際には、
一般的には、地盤内に挿入・設置した水硬性セメントミ
ルク注入用ロッドを回転・上昇させながら水硬性セメン
トミルクを注入して硬化させることにより、地盤内にほ
ぼ円柱状の土砂固結体を形成させている。
・地盤の掘削作業等の施工に際して、地盤内の湧水・伏
流水・漏水などに対する止水、あるいは地盤の崩壊防止
を目的として、水硬性セメントミルクを地盤内に注入
し、水硬性セメントと土砂とを攪拌混合して硬化させ
る。水硬性セメントミルクを地盤内に注入する際には、
一般的には、地盤内に挿入・設置した水硬性セメントミ
ルク注入用ロッドを回転・上昇させながら水硬性セメン
トミルクを注入して硬化させることにより、地盤内にほ
ぼ円柱状の土砂固結体を形成させている。
【0003】この際、水硬性セメントミルク中のセメン
ト粒子の分散状態を良くしてポンプによる圧送性を改善
し、高圧噴射時の圧損を低減させてセメントミルクの噴
射距離を増大させ、土砂との混合効率を高め、地盤内の
土砂がセメントミルクで置換されるときに生ずる排泥の
地上部への排出を助けることなどを目的として、水硬性
セメントミルクに混和剤を添加することが一般に行われ
ている。
ト粒子の分散状態を良くしてポンプによる圧送性を改善
し、高圧噴射時の圧損を低減させてセメントミルクの噴
射距離を増大させ、土砂との混合効率を高め、地盤内の
土砂がセメントミルクで置換されるときに生ずる排泥の
地上部への排出を助けることなどを目的として、水硬性
セメントミルクに混和剤を添加することが一般に行われ
ている。
【0004】混和剤としては、リグニンスルホン酸、ナ
フタリンスルホン酸、オキシカルボン酸、ポリカルボン
酸、アルキルアリルスルホン酸、メラミンスルホン酸な
どの各塩、またこれらのホルマリン縮合物など各種の誘
導体が用いられている。
フタリンスルホン酸、オキシカルボン酸、ポリカルボン
酸、アルキルアリルスルホン酸、メラミンスルホン酸な
どの各塩、またこれらのホルマリン縮合物など各種の誘
導体が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられている前
記混和剤において、リグニンスルホン酸系の混和剤は、
水硬性セメントミルクの粘性を低減させる効果が小さい
ので、水硬性セメントミルクのポンプによる圧送性を改
善できず、また、水硬性セメントミルクの高圧噴射時の
圧損を低減させないので噴射距離を増大させず、ノズル
チップの耐用性にも影響するという問題点がある。
記混和剤において、リグニンスルホン酸系の混和剤は、
水硬性セメントミルクの粘性を低減させる効果が小さい
ので、水硬性セメントミルクのポンプによる圧送性を改
善できず、また、水硬性セメントミルクの高圧噴射時の
圧損を低減させないので噴射距離を増大させず、ノズル
チップの耐用性にも影響するという問題点がある。
【0006】一方、ナフタリンスルホン酸系の混和剤
は、水硬性セメントミルクの粘性を低減させる効果が大
きくて、水硬性セメントミルクのポンプによる圧送性が
改善され、また、水硬性セメントミルクの高圧噴射時の
圧損を低減させ噴射距離を増大させ、ノズルチップの耐
用時間を長くする。しかしながら、ナフタリンスルホン
酸系の混和剤を添加した水硬性セメントミルクは、地盤
内に注入されて土砂と混合されたとき、土砂との混合性
がよくなくて形成された土砂固結体が不均一であり、ま
た、注入液量あたりの固結土砂量が小さく、注入固結効
率がよくないという問題点がある。
は、水硬性セメントミルクの粘性を低減させる効果が大
きくて、水硬性セメントミルクのポンプによる圧送性が
改善され、また、水硬性セメントミルクの高圧噴射時の
圧損を低減させ噴射距離を増大させ、ノズルチップの耐
用時間を長くする。しかしながら、ナフタリンスルホン
酸系の混和剤を添加した水硬性セメントミルクは、地盤
内に注入されて土砂と混合されたとき、土砂との混合性
がよくなくて形成された土砂固結体が不均一であり、ま
た、注入液量あたりの固結土砂量が小さく、注入固結効
率がよくないという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、混和剤を添加した水硬性
セメントミルクを地盤内に注入して硬化させ土砂固結体
を形成させるにあたり、水硬性セメントミルクの粘性を
低減させ、ポンプによる圧送性を改善し、高圧噴射時の
圧損を低減させて噴射距離を増大させ、ノズルチップの
耐用時間を長くすると共に、地盤内に注入された水硬性
セメントミルクの土砂との混合性を向上させて均一な土
砂固結体を形成させ、また、注入液量あたりの固結土砂
量が大きく、目的の径の土砂固結体を造成するための水
硬性セメントミルクの注入時間を短縮することができ、
施工能率を向上させると共に排泥量を低減することがで
きる地盤安定化方法を提供することにある。
セメントミルクを地盤内に注入して硬化させ土砂固結体
を形成させるにあたり、水硬性セメントミルクの粘性を
低減させ、ポンプによる圧送性を改善し、高圧噴射時の
圧損を低減させて噴射距離を増大させ、ノズルチップの
耐用時間を長くすると共に、地盤内に注入された水硬性
セメントミルクの土砂との混合性を向上させて均一な土
砂固結体を形成させ、また、注入液量あたりの固結土砂
量が大きく、目的の径の土砂固結体を造成するための水
硬性セメントミルクの注入時間を短縮することができ、
施工能率を向上させると共に排泥量を低減することがで
きる地盤安定化方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、地盤安定
化方法−特に高圧噴射注入法に用いられる水硬性セメン
トミルクに対して、リグニンスルホン酸系混和剤とナフ
タリンスルホン酸系混和剤とを組み合わせて特定の量比
で添加することにより、意外にも、ナフタリンスルホン
酸系混和剤を用いたときの水硬性セメントミルクの土砂
との混合性がよくないという短所が改善され、前記問題
点を解決することができることを知り、本発明を完成し
た。
化方法−特に高圧噴射注入法に用いられる水硬性セメン
トミルクに対して、リグニンスルホン酸系混和剤とナフ
タリンスルホン酸系混和剤とを組み合わせて特定の量比
で添加することにより、意外にも、ナフタリンスルホン
酸系混和剤を用いたときの水硬性セメントミルクの土砂
との混合性がよくないという短所が改善され、前記問題
点を解決することができることを知り、本発明を完成し
た。
【0009】本発明は「混和剤を添加した水硬性セメン
トミルクを地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成
させて地盤を安定化させるにあたり、前記混和剤として
リグニンスルホン酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系
混和剤とを各有効成分の重量比が1:9〜9:1の範囲
で、かつ、前記各有効成分の合計量として水硬性セメン
ト 100重量部あたり、0.1 〜3重量部の範囲で添加した
水硬性セメントミルクを注入することを特徴とする地盤
安定化方法。」を要旨とする。
トミルクを地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成
させて地盤を安定化させるにあたり、前記混和剤として
リグニンスルホン酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系
混和剤とを各有効成分の重量比が1:9〜9:1の範囲
で、かつ、前記各有効成分の合計量として水硬性セメン
ト 100重量部あたり、0.1 〜3重量部の範囲で添加した
水硬性セメントミルクを注入することを特徴とする地盤
安定化方法。」を要旨とする。
【0010】本発明の方法において、水硬性セメントミ
ルクに用いられる水硬性セメントとしては、普通ポルト
ランドセメント・早強ポルトランドセメント・超早強ポ
ルトランドセメント・中庸熱ポルトランドセメント・低
熱ポルトランドセメント・硫酸塩ポルトランドセメント
・高酸化鉄型ポルトランドセメント・白色ポルトランド
セメントなど各種のポルトランドセメント類、高炉セメ
ント・シリカセメント・フライアッシュセメント・メー
ソンリーセメント・膨張セメントなどの混合セメント
類、ジェットセメント(超速硬セメント)・アルミナセ
メント・コロイドセメント・スーパートコロイドセメン
ト・高硫酸塩スラグセメントなどの特殊セメント類、 C
aO・2Al2 O 3 , CaO・Al2 O 3 ,3 CaO・3Al2 O 3
・CaSO4 ,11 CaO・7Al2 O 3 ・CaF2 ,12 CaO・
7Al2 O 3 ,2 CaO・Al2 O 3 , 3CaO・Al2 O 3 ,4
CaO・Al2 O 3 ・Fe2 O 3 などの結晶質カルシウムアル
ミネート類ならびに非晶質カルシウムアルミネート類を
挙げることができる。これら水硬性セメントは、一種な
いし二種以上を用いることができる。なお、前記の水硬
性セメントの一部をフライアッシュ、シリカフューム、
高炉水砕スラグ、石膏、下水処理汚泥焼却残灰などで置
き換えることもできる。
ルクに用いられる水硬性セメントとしては、普通ポルト
ランドセメント・早強ポルトランドセメント・超早強ポ
ルトランドセメント・中庸熱ポルトランドセメント・低
熱ポルトランドセメント・硫酸塩ポルトランドセメント
・高酸化鉄型ポルトランドセメント・白色ポルトランド
セメントなど各種のポルトランドセメント類、高炉セメ
ント・シリカセメント・フライアッシュセメント・メー
ソンリーセメント・膨張セメントなどの混合セメント
類、ジェットセメント(超速硬セメント)・アルミナセ
メント・コロイドセメント・スーパートコロイドセメン
ト・高硫酸塩スラグセメントなどの特殊セメント類、 C
aO・2Al2 O 3 , CaO・Al2 O 3 ,3 CaO・3Al2 O 3
・CaSO4 ,11 CaO・7Al2 O 3 ・CaF2 ,12 CaO・
7Al2 O 3 ,2 CaO・Al2 O 3 , 3CaO・Al2 O 3 ,4
CaO・Al2 O 3 ・Fe2 O 3 などの結晶質カルシウムアル
ミネート類ならびに非晶質カルシウムアルミネート類を
挙げることができる。これら水硬性セメントは、一種な
いし二種以上を用いることができる。なお、前記の水硬
性セメントの一部をフライアッシュ、シリカフューム、
高炉水砕スラグ、石膏、下水処理汚泥焼却残灰などで置
き換えることもできる。
【0011】水硬性セメントの使用量は、水硬性セメン
トミルク1m3 あたり 100〜1500Kgの範囲で適宜選定さ
れる。
トミルク1m3 あたり 100〜1500Kgの範囲で適宜選定さ
れる。
【0012】本発明の方法で用いられるリグニンスルホ
ン酸系混和剤は、リグニンスルホン酸の各種の塩あるい
は誘導体からなる群から選ばれた少なくとも一種の成分
を含むものである。リグニンスルホン酸の塩としては、
例えばナトリウム塩,カルシウム塩などのアルカリ(土
類)金属塩を、また、リグニンスルホン酸の誘導体とし
ては、たとえばリグニンスルホン酸ポリオール複合体,
リグニンスルホン酸ロダン化合物,リグニンスルホン酸
塩セルロースエーテル,リグニンスルホン酸ホルマリン
縮合物などを、それぞれ挙げることができる。
ン酸系混和剤は、リグニンスルホン酸の各種の塩あるい
は誘導体からなる群から選ばれた少なくとも一種の成分
を含むものである。リグニンスルホン酸の塩としては、
例えばナトリウム塩,カルシウム塩などのアルカリ(土
類)金属塩を、また、リグニンスルホン酸の誘導体とし
ては、たとえばリグニンスルホン酸ポリオール複合体,
リグニンスルホン酸ロダン化合物,リグニンスルホン酸
塩セルロースエーテル,リグニンスルホン酸ホルマリン
縮合物などを、それぞれ挙げることができる。
【0013】また、本発明の方法で用いられるナフタリ
ンスルホン酸系混和剤は、ナフタリンスルホン酸の各種
の塩あるいは誘導体からなる群から選ばれた少なくとも
一種の成分を含むものである。ナフタリンスルホン酸の
塩としては、例えばナトリウム塩,カルシウム塩などの
アルカリ(土類)金属塩を、また、ナフタリンスルホン
酸の誘導体としては、たとえばナフタリンスルホン酸ポ
リオール複合体,ナフタリンスルホン酸ロダン化合物,
ナフタリンスルホン酸塩セルロースエーテル,ナフタリ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物などを、それぞれ挙げる
ことができる。
ンスルホン酸系混和剤は、ナフタリンスルホン酸の各種
の塩あるいは誘導体からなる群から選ばれた少なくとも
一種の成分を含むものである。ナフタリンスルホン酸の
塩としては、例えばナトリウム塩,カルシウム塩などの
アルカリ(土類)金属塩を、また、ナフタリンスルホン
酸の誘導体としては、たとえばナフタリンスルホン酸ポ
リオール複合体,ナフタリンスルホン酸ロダン化合物,
ナフタリンスルホン酸塩セルロースエーテル,ナフタリ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物などを、それぞれ挙げる
ことができる。
【0014】本発明の方法において、リグニンスルホン
酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系混和剤の各有効成
分の重量比は、1:9〜9:1、好ましくは3:7〜
7:3の範囲とすることがよい。混和剤の各有効成分の
総量におけるリグニンスルホン酸系混和剤またはナフタ
リンスルホン酸系混和剤の各有効成分の量比がそれぞれ
1割未満であるときは、互いに併用した効果が期待でき
ず、水硬性セメントミルクの挙動は、前記したような、
ナフタリンスルホン酸系混和剤またはリグニンスルホン
酸系混和剤をそれぞれ単独で用いたときと同様となり、
本発明の目的に適さない。
酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系混和剤の各有効成
分の重量比は、1:9〜9:1、好ましくは3:7〜
7:3の範囲とすることがよい。混和剤の各有効成分の
総量におけるリグニンスルホン酸系混和剤またはナフタ
リンスルホン酸系混和剤の各有効成分の量比がそれぞれ
1割未満であるときは、互いに併用した効果が期待でき
ず、水硬性セメントミルクの挙動は、前記したような、
ナフタリンスルホン酸系混和剤またはリグニンスルホン
酸系混和剤をそれぞれ単独で用いたときと同様となり、
本発明の目的に適さない。
【0015】本発明の方法において、リグニンスルホン
酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系混和剤とは、各有
効成分の合計量として、水硬性セメント100重量部あ
たり0.1〜3重量部の範囲で添加される。0.1重量
部未満では、混和剤添加の効果が期待できず、水硬性セ
メントミルクの土砂との混合性が改善されず、目的の径
の土砂固結体を造成するのに水硬性セメントミルクの注
入時間を長くすることを要し、排泥量が増大すると共に
施工能率が低下する。一方、3重量部を超えて用いる
と、地盤内に注入された水硬性セメントミルクが土砂と
混合されたとき、かえって粘性が増大し土砂との混合性
が低下して形成された土砂固結体が不均一となり、ま
た、硬化が遅れたり固結状態が不均一で土砂固結体の強
度のバラツキが大きくなることがある。
酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系混和剤とは、各有
効成分の合計量として、水硬性セメント100重量部あ
たり0.1〜3重量部の範囲で添加される。0.1重量
部未満では、混和剤添加の効果が期待できず、水硬性セ
メントミルクの土砂との混合性が改善されず、目的の径
の土砂固結体を造成するのに水硬性セメントミルクの注
入時間を長くすることを要し、排泥量が増大すると共に
施工能率が低下する。一方、3重量部を超えて用いる
と、地盤内に注入された水硬性セメントミルクが土砂と
混合されたとき、かえって粘性が増大し土砂との混合性
が低下して形成された土砂固結体が不均一となり、ま
た、硬化が遅れたり固結状態が不均一で土砂固結体の強
度のバラツキが大きくなることがある。
【0016】上記混和剤を含む水硬性セメントミルクに
は、他にII型無水石膏,二水石膏,α半水石膏,β半水
石膏などの各種石膏類;生石灰,消石灰などの各種石灰
類;カオリナイト,モンモリロナイト,ハロイサイト,
アロフェン等の粘土鉱物類;ホワイトカーボン,コロイ
ダルシリカ,シリカヒューム等の珪酸質原料;炭酸カル
シウム、石粉、けいそう土あるいは高圧噴射工法におい
て排出される排泥を併せて用いることができる。更に、
硬化時間の調節剤としての硬化促進剤や硬化遅延剤を用
いることもできる。
は、他にII型無水石膏,二水石膏,α半水石膏,β半水
石膏などの各種石膏類;生石灰,消石灰などの各種石灰
類;カオリナイト,モンモリロナイト,ハロイサイト,
アロフェン等の粘土鉱物類;ホワイトカーボン,コロイ
ダルシリカ,シリカヒューム等の珪酸質原料;炭酸カル
シウム、石粉、けいそう土あるいは高圧噴射工法におい
て排出される排泥を併せて用いることができる。更に、
硬化時間の調節剤としての硬化促進剤や硬化遅延剤を用
いることもできる。
【0017】本発明の方法は、地盤内において水硬性セ
メントミルクと土砂とを攪拌混合して硬化させ土砂固結
体を形成させる方法に適用することができる。地盤安定
化工法における高圧噴射注入工法には、グラウトとして
の水硬性セメントミルクを高圧で地盤内に噴射注入して
直接土砂を切削し、水硬性セメントと土砂とを攪拌混合
して硬化させる工法と、高圧の土砂切削用水を地盤内に
噴射注入して土砂を切削しながらグラウトとしての水硬
性セメントミルクを地盤内に注入して水硬性セメントと
土砂とを攪拌混合して硬化させる工法とがある。これら
の工法では、いずれも地盤内において水硬性セメントミ
ルクと土砂との攪拌混合が行われるので、本発明の方法
を適用することができる。
メントミルクと土砂とを攪拌混合して硬化させ土砂固結
体を形成させる方法に適用することができる。地盤安定
化工法における高圧噴射注入工法には、グラウトとして
の水硬性セメントミルクを高圧で地盤内に噴射注入して
直接土砂を切削し、水硬性セメントと土砂とを攪拌混合
して硬化させる工法と、高圧の土砂切削用水を地盤内に
噴射注入して土砂を切削しながらグラウトとしての水硬
性セメントミルクを地盤内に注入して水硬性セメントと
土砂とを攪拌混合して硬化させる工法とがある。これら
の工法では、いずれも地盤内において水硬性セメントミ
ルクと土砂との攪拌混合が行われるので、本発明の方法
を適用することができる。
【0018】水硬性セメントミルクを高圧で地盤内に噴
射注入して直接土砂を切削する工法では、水硬性セメン
トミルクの噴射圧力は、通常30〜1000kg/cm2 、好まし
くは100〜600 kg/cm2 、更に好ましくは 150〜500 kg
/cm2 の範囲がよい。噴射圧力が30kg/cm2 未満では地
盤の切削に長時間を要し、また1000kg/cm2を超えると
水硬性セメントミルクの損失量が増大し、ポンプ等の機
器も大きな能力を要して大型化し経済的でない。
射注入して直接土砂を切削する工法では、水硬性セメン
トミルクの噴射圧力は、通常30〜1000kg/cm2 、好まし
くは100〜600 kg/cm2 、更に好ましくは 150〜500 kg
/cm2 の範囲がよい。噴射圧力が30kg/cm2 未満では地
盤の切削に長時間を要し、また1000kg/cm2を超えると
水硬性セメントミルクの損失量が増大し、ポンプ等の機
器も大きな能力を要して大型化し経済的でない。
【0019】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
を具体的に説明する。 実施例および比較例. 普通ポルトランドセメントと水とを重量比1:1で配合
し、混和剤としてリグニンスルホン酸系混和剤とナフタ
リンスルホン酸系混和剤とを表1に示す量比で添加・混
練して、グラウトとしての水硬性セメントミルクを調製
した。得られた水硬性セメントミルクを、地盤内の地表
面から5〜8mの3mの区間に注入した。改良対象区間
の土質は、粘性土であった。注入の施工条件は、次のと
おり設定した。 噴射圧力: 200 kg/cm2 , 導入圧縮空気圧力: 7kg/cm
2 ,注入ノズル径: 2.8 mm, グラウト吐出量: 水で毎
分 70 リットル,注入ロッドの回転数: 8 rpm.,注入ス
テップ1mあたりの注入ロッドの引き上げ時間: 20分, 各条件における、リグニンスルホン酸系混和剤とナフタ
リンスルホン酸系混和剤の各有効成分の重量比および混
和剤の各有効成分の合計量の水硬性セメントに対する量
比と、グラウト注入量・形成された土砂固結体の固結土
砂量および圧縮強度値(28日強度) ならびに有効固結効
率−グラウト注入量に対する固結土砂量の比(容積比)
を示す−を表1に示した。
を具体的に説明する。 実施例および比較例. 普通ポルトランドセメントと水とを重量比1:1で配合
し、混和剤としてリグニンスルホン酸系混和剤とナフタ
リンスルホン酸系混和剤とを表1に示す量比で添加・混
練して、グラウトとしての水硬性セメントミルクを調製
した。得られた水硬性セメントミルクを、地盤内の地表
面から5〜8mの3mの区間に注入した。改良対象区間
の土質は、粘性土であった。注入の施工条件は、次のと
おり設定した。 噴射圧力: 200 kg/cm2 , 導入圧縮空気圧力: 7kg/cm
2 ,注入ノズル径: 2.8 mm, グラウト吐出量: 水で毎
分 70 リットル,注入ロッドの回転数: 8 rpm.,注入ス
テップ1mあたりの注入ロッドの引き上げ時間: 20分, 各条件における、リグニンスルホン酸系混和剤とナフタ
リンスルホン酸系混和剤の各有効成分の重量比および混
和剤の各有効成分の合計量の水硬性セメントに対する量
比と、グラウト注入量・形成された土砂固結体の固結土
砂量および圧縮強度値(28日強度) ならびに有効固結効
率−グラウト注入量に対する固結土砂量の比(容積比)
を示す−を表1に示した。
【0020】
【表1】
【0021】前記の注入施工条件において、本発明の要
件を満たさない比較例では、グラウト注入量は毎分60リ
ットルを確保できなかった。 (実験番号:1,2,4,5).ま
た、表1に示したように各比較例においては、形成され
た土砂固結体の固結土砂量が5m3 未満であり、圧縮強
度値(28日強度) のバラツキが大きかった。(実験番号:
1〜7).
件を満たさない比較例では、グラウト注入量は毎分60リ
ットルを確保できなかった。 (実験番号:1,2,4,5).ま
た、表1に示したように各比較例においては、形成され
た土砂固結体の固結土砂量が5m3 未満であり、圧縮強
度値(28日強度) のバラツキが大きかった。(実験番号:
1〜7).
【0022】これに対して、本発明の要件を満たした各
実施例では、いずれも、グラウト注入量は毎分60リット
ル以上を確保することができた。そして、グラウト注入
量に対する固結土砂量の比(容積比)で示される有効固
結効率が向上して固結土砂量が5m3 を超え、また、圧
縮強度値(28日強度) が高く、かつ、安定した土砂固結
体を得ることができた。 (実験番号: 11〜19).
実施例では、いずれも、グラウト注入量は毎分60リット
ル以上を確保することができた。そして、グラウト注入
量に対する固結土砂量の比(容積比)で示される有効固
結効率が向上して固結土砂量が5m3 を超え、また、圧
縮強度値(28日強度) が高く、かつ、安定した土砂固結
体を得ることができた。 (実験番号: 11〜19).
【0023】
【発明の効果】混和剤を添加した水硬性セメントミルク
を地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成させる地
盤安定化方法において、リグニンスルホン酸系混和剤と
ナフタリンスルホン酸系混和剤とを併用し、本発明で規
定する特定の量比の範囲内で水硬性セメントミルクに添
加することにより、水硬性セメントミルクの粘性を低減
させると共に、地盤内に注入された水硬性セメントミル
クが土砂と混合されたときにも、粘性が増大することな
く土砂との混合性を向上させ、固結土砂量が大きく、し
かも、圧縮強度値(28日強度) が高く、かつ、安定した
土砂固結体を形成させることができる。本発明の方法に
より、水硬性セメントミルクの粘性を低減させ単位時間
あたりの水硬性セメントミルクの注入量を増大させるこ
とができると共に、グラウト注入量に対する固結土砂量
の比が増大して有効固結効率が向上する。これら二つの
効果があいまつて、目的の径の土砂固結体を造成するた
めの水硬性セメントミルクの噴射注入時間を短縮するこ
とができるので、施工能率を大巾に向上させると共に排
泥量を低減することができる。
を地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成させる地
盤安定化方法において、リグニンスルホン酸系混和剤と
ナフタリンスルホン酸系混和剤とを併用し、本発明で規
定する特定の量比の範囲内で水硬性セメントミルクに添
加することにより、水硬性セメントミルクの粘性を低減
させると共に、地盤内に注入された水硬性セメントミル
クが土砂と混合されたときにも、粘性が増大することな
く土砂との混合性を向上させ、固結土砂量が大きく、し
かも、圧縮強度値(28日強度) が高く、かつ、安定した
土砂固結体を形成させることができる。本発明の方法に
より、水硬性セメントミルクの粘性を低減させ単位時間
あたりの水硬性セメントミルクの注入量を増大させるこ
とができると共に、グラウト注入量に対する固結土砂量
の比が増大して有効固結効率が向上する。これら二つの
効果があいまつて、目的の径の土砂固結体を造成するた
めの水硬性セメントミルクの噴射注入時間を短縮するこ
とができるので、施工能率を大巾に向上させると共に排
泥量を低減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 英樹 神奈川県横浜市鶴見区大黒町10番1号 日 東化学工業株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】混和剤を添加した水硬性セメントミルクを
地盤内に注入して硬化させ土砂固結体を形成させて地盤
を安定化させるにあたり、前記混和剤としてリグニンス
ルホン酸系混和剤とナフタリンスルホン酸系混和剤とを
各有効成分の重量比が1:9〜9:1の範囲で、かつ、
前記各有効成分の合計量として水硬性セメント 100重量
部あたり、0.1 〜3重量部の範囲で添加した水硬性セメ
ントミルクを注入することを特徴とする地盤安定化方
法。 - 【請求項2】リグニンスルホン酸系混和剤は、リグニン
スルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、ポ
リオール複合体、ロダン化合物、セルロースエーテル、
ホルマリン縮合物からなる群から選ばれた少なくとも一
種の成分を含むものである請求項1記載の地盤安定化方
法。 - 【請求項3】ナフタリンスルホン酸系混和剤は、ナフタ
リンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、ポリオール複合体、ロダン化合物、セルロースエー
テル、ホルマリン縮合物からなる群から選ばれた少なく
とも一種の成分を含むものである請求項1記載の地盤安
定化方法。 - 【請求項4】リグニンスルホン酸系混和剤とナフタリン
スルホン酸系混和剤の各有効成分の重量比が、3:7〜
7:3である請求項1記載の地盤安定化方法。 - 【請求項5】水硬性セメントミルクを30〜1000kg/cm2
の圧力で地盤内に噴射注入する請求項1記載の地盤安定
化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25883892A JPH0680965A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 地盤安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25883892A JPH0680965A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 地盤安定化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680965A true JPH0680965A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17325732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25883892A Pending JPH0680965A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 地盤安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680965A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110129071A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-08-16 | 福建省地质工程勘察院 | 一种适用于崩岗侵蚀防治的木质素固沙剂 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP25883892A patent/JPH0680965A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110129071A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-08-16 | 福建省地质工程勘察院 | 一种适用于崩岗侵蚀防治的木质素固沙剂 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN1258491C (zh) | 具有微观粒状表面的颗粒 | |
| JP2788834B2 (ja) | グリコールを組み入れる水硬セメント硬化促進性混和剤 | |
| JP4090772B2 (ja) | セメント組成物 | |
| US4257815A (en) | Air entraining mortar and process of manufacture | |
| JP2002097057A (ja) | 低6価クロム注入材 | |
| JP4982332B2 (ja) | 急硬性セメント組成物用混和材、並びにこれを含有する急硬性セメント組成物、急硬性セメント混練物及び吹付材料 | |
| CN1057636A (zh) | 用于混凝土混合物的外加剂 | |
| JPH059049A (ja) | セメント混和材及びセメント組成物 | |
| JP4535793B2 (ja) | 地盤注入材 | |
| GB2195328A (en) | Concrete admixture compositions | |
| JP3973331B2 (ja) | 急結性セメントコンクリートの施工方法 | |
| JPH11228197A (ja) | セメント系充填材 | |
| JP3529052B2 (ja) | 凝結遅延剤及びそれを用いた速硬性コンクリートの施工方法 | |
| GB1577224A (en) | Cementitious compositions | |
| JP3002606B2 (ja) | 地盤安定化工法 | |
| JPH0643265B2 (ja) | 速硬性セメント組成物 | |
| JP3844416B2 (ja) | 急結性セメントコンクリートの施工方法 | |
| JPS6311307B2 (ja) | ||
| JP2929353B2 (ja) | 土質安定用薬液およびそれを用いた地盤安定化工法 | |
| JP4791892B2 (ja) | 吹付材料 | |
| JP3506765B2 (ja) | 土質安定用薬液およびそれを用いた地盤安定化工法 | |
| JP2001163655A (ja) | 水硬性組成物 | |
| JPH10251641A (ja) | 地盤注入用組成物、及びその工法 | |
| JPH05320642A (ja) | 地盤安定化注入工法 | |
| JP2002321959A (ja) | セメントコンクリート、急結性セメントコンクリート、及び調製方法 |