JPH0681109A - 金属薄板への溶射方法 - Google Patents
金属薄板への溶射方法Info
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- JPH0681109A JPH0681109A JP23388992A JP23388992A JPH0681109A JP H0681109 A JPH0681109 A JP H0681109A JP 23388992 A JP23388992 A JP 23388992A JP 23388992 A JP23388992 A JP 23388992A JP H0681109 A JPH0681109 A JP H0681109A
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- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 38
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Landscapes
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被溶射体自体の変形を防止するとともに、溶
射皮膜の表面状態がよく、また素地との密着性も径30
0mmφのロール曲げテストにおいて剥離しない溶射皮
膜を得ること。 【構成】 被溶射体である厚み2mm以下の金属薄板に
両面よりブラスト処理を実施し、歪み量5mm以下で表
面粗度Rz25μm以上に粗面化した後、この粗面化し
た金属薄板を厚鋼板上に置き、溶射による局所歪みを2
本の移動式ローラにより抑えつつ粗面化した金属薄板の
表面に溶射処理を施す。
射皮膜の表面状態がよく、また素地との密着性も径30
0mmφのロール曲げテストにおいて剥離しない溶射皮
膜を得ること。 【構成】 被溶射体である厚み2mm以下の金属薄板に
両面よりブラスト処理を実施し、歪み量5mm以下で表
面粗度Rz25μm以上に粗面化した後、この粗面化し
た金属薄板を厚鋼板上に置き、溶射による局所歪みを2
本の移動式ローラにより抑えつつ粗面化した金属薄板の
表面に溶射処理を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属薄板への溶射方
法、とくに溶射時の被溶射体の歪みを防止する溶射方法
に関する。
法、とくに溶射時の被溶射体の歪みを防止する溶射方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、金属板へ金属やセラミックス
を溶射するに際しては、被溶射体である素地表面を清浄
化した後、グリットによるブラスト処理を行って粗面化
し、溶射物と素地との投錨効果によって溶射皮膜の密着
性を高め、さらに高い密着性を必要とする場合には素材
を粗面化後予熱して下地処理を行っている。
を溶射するに際しては、被溶射体である素地表面を清浄
化した後、グリットによるブラスト処理を行って粗面化
し、溶射物と素地との投錨効果によって溶射皮膜の密着
性を高め、さらに高い密着性を必要とする場合には素材
を粗面化後予熱して下地処理を行っている。
【0003】しかしながら、例えば、被溶射体が2mm
厚以下のアルミや薄鋼板材のような薄板の場合、高密着
性の溶射体を得るための通常の熱処理や粗面化処理を行
ったのでは、多数の溶射粒子が偏平化した膜構造である
溶射皮膜は、それらの下地処理により生じる素材の不規
則な歪みが加わって溶射熱による歪みの発生が増大し、
板の反りのみではなく、溶射皮膜を健全な状態で保つこ
とも不可能であるという問題が生じる。
厚以下のアルミや薄鋼板材のような薄板の場合、高密着
性の溶射体を得るための通常の熱処理や粗面化処理を行
ったのでは、多数の溶射粒子が偏平化した膜構造である
溶射皮膜は、それらの下地処理により生じる素材の不規
則な歪みが加わって溶射熱による歪みの発生が増大し、
板の反りのみではなく、溶射皮膜を健全な状態で保つこ
とも不可能であるという問題が生じる。
【0004】そのため、前処理としての粗面化は素材の
歪みを抑制するために被処理薄板をブラスト処理したロ
ールに通す圧下転写により行い、また溶射も素材の熱歪
みを低減し得るような低温度で行う等の対策が採られて
いる。
歪みを抑制するために被処理薄板をブラスト処理したロ
ールに通す圧下転写により行い、また溶射も素材の熱歪
みを低減し得るような低温度で行う等の対策が採られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法によって得られた素材表面に形成された転写粗面は
ある程度方向性を持ったものとなる上、低温度での溶射
であることからその製品は、溶射物と素材との密着性が
極めて低く、溶射表面も凹凸が多い等品質が低いもので
あった。
方法によって得られた素材表面に形成された転写粗面は
ある程度方向性を持ったものとなる上、低温度での溶射
であることからその製品は、溶射物と素材との密着性が
極めて低く、溶射表面も凹凸が多い等品質が低いもので
あった。
【0006】また、片面より粗度がRz25μmを越え
るブラスト処理を行うと金属薄板そのものの変形が著し
く、溶射処理が不可能な状態となり、また、ブラスト処
理以外の方法により金属薄板の変形を防ぎ溶射皮膜の均
一性をねらったものでは無方向性の粗面は得難く溶射皮
膜と素材との密着性に欠ける等極めて不都合な結果とな
る。また、歪みを抑えるためにブラスト粗度を例えば1
0μm以下にする方法もあるが、溶射皮膜との密着性に
欠けることが明らかである。
るブラスト処理を行うと金属薄板そのものの変形が著し
く、溶射処理が不可能な状態となり、また、ブラスト処
理以外の方法により金属薄板の変形を防ぎ溶射皮膜の均
一性をねらったものでは無方向性の粗面は得難く溶射皮
膜と素材との密着性に欠ける等極めて不都合な結果とな
る。また、歪みを抑えるためにブラスト粗度を例えば1
0μm以下にする方法もあるが、溶射皮膜との密着性に
欠けることが明らかである。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の金属薄板へ
の溶射皮膜形成における欠点を解消して、被溶射体自体
の変形を防止するとともに、溶射皮膜の表面状態がよ
く、また素地との密着性も径300mmφのロール曲げ
テストにおいて剥離しない溶射皮膜を得る方法を提供す
ることにある。
の溶射皮膜形成における欠点を解消して、被溶射体自体
の変形を防止するとともに、溶射皮膜の表面状態がよ
く、また素地との密着性も径300mmφのロール曲げ
テストにおいて剥離しない溶射皮膜を得る方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の金属薄板への溶
射方法は、被溶射体である厚み2mm以下の金属薄板に
両面よりブラスト処理を実施し、歪み量5mm以下で表
面粗度Rz25μm以上に粗面化した後、この粗面化し
た金属薄板を厚鋼板上に置いて移動式ウェイトにより溶
射熱による歪みを防止しながら溶射処理を施すことを特
徴とする。
射方法は、被溶射体である厚み2mm以下の金属薄板に
両面よりブラスト処理を実施し、歪み量5mm以下で表
面粗度Rz25μm以上に粗面化した後、この粗面化し
た金属薄板を厚鋼板上に置いて移動式ウェイトにより溶
射熱による歪みを防止しながら溶射処理を施すことを特
徴とする。
【0009】ここで、粗面化後の金属薄板を載置する厚
鋼板は、厚さ30mm程度の鋼板が適当である。また、
移動式ウェイトとしては、2本の移動式ローラを用いる
ことができる。
鋼板は、厚さ30mm程度の鋼板が適当である。また、
移動式ウェイトとしては、2本の移動式ローラを用いる
ことができる。
【0010】
【作用】金属薄板の厚みが2mm以下の場合、素材の両
面よりブラスト処理を行い、通常必要とされるRz25
μm以上を確保し素材形状の平坦性を維持でき、かつ十
分な密着性を得ることができる。
面よりブラスト処理を行い、通常必要とされるRz25
μm以上を確保し素材形状の平坦性を維持でき、かつ十
分な密着性を得ることができる。
【0011】また、金属薄板の両面より均一にブラスト
処理を行う方法によると、圧力や研掃材を任意に選定す
ることができ、使用目的に応じた仕様で処理することが
可能である。また、歪み防止用のウェイトは、溶射皮膜
を形成するためにピッチ移動する溶射トーチに合わせて
移動し易い丸棒綱すなわち移動式ローラがよい。
処理を行う方法によると、圧力や研掃材を任意に選定す
ることができ、使用目的に応じた仕様で処理することが
可能である。また、歪み防止用のウェイトは、溶射皮膜
を形成するためにピッチ移動する溶射トーチに合わせて
移動し易い丸棒綱すなわち移動式ローラがよい。
【0012】本発明の溶射方法を適用するに当たって
は、素材と溶射材は何ら制限を受けるものではなく、溶
射材としては、金属アルミニウム、アルミナ等任意の溶
射材が適用できる。
は、素材と溶射材は何ら制限を受けるものではなく、溶
射材としては、金属アルミニウム、アルミナ等任意の溶
射材が適用できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明実施例における金属薄板のブ
ラスト装置を示す斜視図である。金属薄板1は、図示し
ない駆動装置で回転する2組のピンチロール2、3で矢
印A方向に搬送される。そして、この2組のピンチロー
ル2、3の間の領域において、金属薄板1はその両面を
それぞれブラスト機4、5で均一にブラスト処理され
る。ブラスト機4、5はエアーまたはインペラー式のも
のである。
ラスト装置を示す斜視図である。金属薄板1は、図示し
ない駆動装置で回転する2組のピンチロール2、3で矢
印A方向に搬送される。そして、この2組のピンチロー
ル2、3の間の領域において、金属薄板1はその両面を
それぞれブラスト機4、5で均一にブラスト処理され
る。ブラスト機4、5はエアーまたはインペラー式のも
のである。
【0014】図2及び図3は溶射装置を示す正面図及び
平面図である。金属薄板1は厚さ32mmの厚鋼板6に
載置されており、溶射トーチ7から溶射材8が金属薄板
1に溶射されるようになっている。この溶射時に金属薄
板1は局所的に加熱されその部分を歪ませる力が作用す
る。そこで、2個の移動式ローラ9、10で金属薄板1
を溶射トーチ7の前後の位置で押さえ、金属薄板1が局
所的に歪むのを防止する。このように溶射時における局
所的な歪みが防止されることによって、溶射距離Lを一
定に確保することができ、溶射材の金属薄板1への溶着
が良好になされる。そして、この移動式ローラ9、10
は溶射トーチ7と等速で矢印B方向に移動するようにな
っている。なお、溶射トーチ7は、図3に示すように移
動式ローラ9、10の軸方向に沿って矢印C方向に移動
しながら金属薄板1の表面に溶射を行い、同金属薄板1
に溶射皮膜11を形成する。
平面図である。金属薄板1は厚さ32mmの厚鋼板6に
載置されており、溶射トーチ7から溶射材8が金属薄板
1に溶射されるようになっている。この溶射時に金属薄
板1は局所的に加熱されその部分を歪ませる力が作用す
る。そこで、2個の移動式ローラ9、10で金属薄板1
を溶射トーチ7の前後の位置で押さえ、金属薄板1が局
所的に歪むのを防止する。このように溶射時における局
所的な歪みが防止されることによって、溶射距離Lを一
定に確保することができ、溶射材の金属薄板1への溶着
が良好になされる。そして、この移動式ローラ9、10
は溶射トーチ7と等速で矢印B方向に移動するようにな
っている。なお、溶射トーチ7は、図3に示すように移
動式ローラ9、10の軸方向に沿って矢印C方向に移動
しながら金属薄板1の表面に溶射を行い、同金属薄板1
に溶射皮膜11を形成する。
【0015】前記のような構成によって、1500×6
000mmの表面積を有する1.2mm厚の金属薄板1
に3kg/cm2 のブラスト圧のもとで、0.7〜1.
0mmのスチールグリットを用いてブラスト機4、5の
ノズルからの距離G=1000mmで両面ブラスト処理
を行い、表面粗度がRz35μmの粗面化表面を得た。
ブラスト処理後の金属薄板1の歪みは5mm以下でほぼ
平坦であった。この粗面化した金属薄板1を厚さ32m
mの厚鋼板6上に載せ、2本の移動式ローラ9、10に
より局所歪みを抑えながら、500Amp、75V、キ
ャリアガス流量42リットル/minの条件下で、粒径
が10〜44μmのZrO2 をプラズマ溶射した。溶射
トーチ7としてのプラズマガンのトラバース速度は20
m/分で2回パスして溶射処理を行った。その際の溶射
距離L=60〜100mmで良く、上記条件ではL=6
0mmに設定して行った。
000mmの表面積を有する1.2mm厚の金属薄板1
に3kg/cm2 のブラスト圧のもとで、0.7〜1.
0mmのスチールグリットを用いてブラスト機4、5の
ノズルからの距離G=1000mmで両面ブラスト処理
を行い、表面粗度がRz35μmの粗面化表面を得た。
ブラスト処理後の金属薄板1の歪みは5mm以下でほぼ
平坦であった。この粗面化した金属薄板1を厚さ32m
mの厚鋼板6上に載せ、2本の移動式ローラ9、10に
より局所歪みを抑えながら、500Amp、75V、キ
ャリアガス流量42リットル/minの条件下で、粒径
が10〜44μmのZrO2 をプラズマ溶射した。溶射
トーチ7としてのプラズマガンのトラバース速度は20
m/分で2回パスして溶射処理を行った。その際の溶射
距離L=60〜100mmで良く、上記条件ではL=6
0mmに設定して行った。
【0016】溶射後の金属薄板1の反り変形はほとんど
なく5mm以内に収まり、厚さ100μmで均一なZr
O2 の溶射皮膜11を得ることができた。この溶射皮膜
11は径300mmφのロール曲げテストの剥離試験に
おいても剥離しない接着強度を有するものであった。
なく5mm以内に収まり、厚さ100μmで均一なZr
O2 の溶射皮膜11を得ることができた。この溶射皮膜
11は径300mmφのロール曲げテストの剥離試験に
おいても剥離しない接着強度を有するものであった。
【0017】
【発明の効果】本発明の溶射法により、大面積の金属薄
板であっても同時に両面ブラスト処理を施すことによっ
て歪みを極力抑えることが可能となり、また溶射時に移
動式ウェイトにより溶射熱による歪みを防止しながら溶
射処理を施すことにより、径300mmφのロール曲げ
テストにおいても剥離しない密着性を有するとともにそ
の表面状態においても凹凸の少ない優れた溶射皮膜を得
ることができる。
板であっても同時に両面ブラスト処理を施すことによっ
て歪みを極力抑えることが可能となり、また溶射時に移
動式ウェイトにより溶射熱による歪みを防止しながら溶
射処理を施すことにより、径300mmφのロール曲げ
テストにおいても剥離しない密着性を有するとともにそ
の表面状態においても凹凸の少ない優れた溶射皮膜を得
ることができる。
【図1】 本発明実施例における金属薄板のブラスト装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図2】 本発明実施例における金属薄板の溶射装置を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】 図3の平面図である。
1 金属薄板 2,3 ピンチロー
ル 4,5 ブラスト機 6 厚鋼板 7 溶射トーチ 8 溶射材 9,10 移動式ローラ 11 溶射皮膜 L 溶射距離
ル 4,5 ブラスト機 6 厚鋼板 7 溶射トーチ 8 溶射材 9,10 移動式ローラ 11 溶射皮膜 L 溶射距離
Claims (1)
- 【請求項1】 被溶射体である厚み2mm以下の金属薄
板に両面よりブラスト処理を実施し、歪み量5mm以下
で表面粗度Rz25μm以上に粗面化した後、この粗面
化した金属薄板を厚鋼板上に置いて移動式ウェイトによ
り溶射熱による歪みを防止しながら溶射処理を施すこと
を特徴とする金属薄板への溶射方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23388992A JPH0681109A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 金属薄板への溶射方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23388992A JPH0681109A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 金属薄板への溶射方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681109A true JPH0681109A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16962157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23388992A Pending JPH0681109A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 金属薄板への溶射方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681109A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011117607A (ja) * | 2011-02-22 | 2011-06-16 | Ntn Corp | 電食防止型転がり軸受 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP23388992A patent/JPH0681109A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011117607A (ja) * | 2011-02-22 | 2011-06-16 | Ntn Corp | 電食防止型転がり軸受 |
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