JPH0681861B2 - 横葺き屋根の屋根板接合方法 - Google Patents
横葺き屋根の屋根板接合方法Info
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- JPH0681861B2 JPH0681861B2 JP63228471A JP22847188A JPH0681861B2 JP H0681861 B2 JPH0681861 B2 JP H0681861B2 JP 63228471 A JP63228471 A JP 63228471A JP 22847188 A JP22847188 A JP 22847188A JP H0681861 B2 JPH0681861 B2 JP H0681861B2
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- roof
- eaves
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、横葺き屋根の屋根板接合方法に関し、更に
詳しくは、所定幅による面板部の両側部に、接続のため
の所定断面形状をした軒側,棟側延出部を形成させた横
葺き屋根板を設けると共に、棟側延出部に延長形成させ
た取付け部を屋根下地側に止着させた状態で、下段側の
横葺き屋根板の棟側延出部と、上段側の横葺き屋根板の
軒側延出部との相互を一体的にシーム溶着させて葺き上
げるようにした横葺き屋根の屋根板接合方法に係るもの
である。
詳しくは、所定幅による面板部の両側部に、接続のため
の所定断面形状をした軒側,棟側延出部を形成させた横
葺き屋根板を設けると共に、棟側延出部に延長形成させ
た取付け部を屋根下地側に止着させた状態で、下段側の
横葺き屋根板の棟側延出部と、上段側の横葺き屋根板の
軒側延出部との相互を一体的にシーム溶着させて葺き上
げるようにした横葺き屋根の屋根板接合方法に係るもの
である。
この種の横葺き形式による屋根構造については、屋根主
体となる面板部の軒側と棟側に軒側係合部と棟柄係合部
を成形し、これらを係合させて屋根面を葺く屋根板が主
流を占め、これら各係合の構造に関して、従来より様々
な形式や態様のものが数多く提案されている。なかでも
長尺金属薄鋼板を用いる横葺き屋根板においては、主と
して相互に係合接続される軒側,棟側の各係合部からの
雨水などの浸入防止を意図した組合せ係合部形状の開発
が盛んである。
体となる面板部の軒側と棟側に軒側係合部と棟柄係合部
を成形し、これらを係合させて屋根面を葺く屋根板が主
流を占め、これら各係合の構造に関して、従来より様々
な形式や態様のものが数多く提案されている。なかでも
長尺金属薄鋼板を用いる横葺き屋根板においては、主と
して相互に係合接続される軒側,棟側の各係合部からの
雨水などの浸入防止を意図した組合せ係合部形状の開発
が盛んである。
このような長尺金属薄鋼板を用いる横葺き屋根板、通常
の場合,防錆用の焼付け塗装装などを施した所定幅の長
尺金属薄鋼板を屋根材料として、この金属薄鋼板をロー
ル成形機などにより、長手方向に沿った中央部に主体と
なる面板部を残し、その一側部側に軒側成形部を、他側
部側に棟側成形部をそれぞれ連続して成形させ、これを
所定の単位長さに切断して使用するようにしている。
の場合,防錆用の焼付け塗装装などを施した所定幅の長
尺金属薄鋼板を屋根材料として、この金属薄鋼板をロー
ル成形機などにより、長手方向に沿った中央部に主体と
なる面板部を残し、その一側部側に軒側成形部を、他側
部側に棟側成形部をそれぞれ連続して成形させ、これを
所定の単位長さに切断して使用するようにしている。
しかしながら、前記のように軒側,棟側の各係合部を形
成した従来例による横葺き屋根の屋根板接合構造は、そ
の適用対象屋根面につき相応の屋根勾配を有することを
前提にしているため、屋根勾配に拘束されない縦葺き屋
根構造の場合とは異なり、体育館などのような大型建築
物での円形屋根やかまぼこ形の屋根面の頭頂部付近など
のように、勾配のゆるい屋根面とか、ほぼ平坦に近い屋
根面などに対しては、種々の理由で必ずしも効果的には
適合し得ないものであった。
成した従来例による横葺き屋根の屋根板接合構造は、そ
の適用対象屋根面につき相応の屋根勾配を有することを
前提にしているため、屋根勾配に拘束されない縦葺き屋
根構造の場合とは異なり、体育館などのような大型建築
物での円形屋根やかまぼこ形の屋根面の頭頂部付近など
のように、勾配のゆるい屋根面とか、ほぼ平坦に近い屋
根面などに対しては、種々の理由で必ずしも効果的には
適合し得ないものであった。
又、実開昭63−94228号公報に記載された先行技術に
は、横葺き屋根材の棟側端部の辺と軒側端部の辺の各先
端部のみをシーム溶接機により溶接する構造が明示され
ているが、吊子自体は溶接の対象とされていない。又、
上記発明では溶接を容易に行うために、前記各辺を上向
き傾斜させ、溶接後に溶着部分以外の各辺の基端部を数
回に亘り屈曲変形させて屋根面を形成するものであり、
作業性の点や強度性の点で改良べき余地が残されてい
た。
は、横葺き屋根材の棟側端部の辺と軒側端部の辺の各先
端部のみをシーム溶接機により溶接する構造が明示され
ているが、吊子自体は溶接の対象とされていない。又、
上記発明では溶接を容易に行うために、前記各辺を上向
き傾斜させ、溶接後に溶着部分以外の各辺の基端部を数
回に亘り屈曲変形させて屋根面を形成するものであり、
作業性の点や強度性の点で改良べき余地が残されてい
た。
更に、特開昭59−145859号公報に開示された発明には、
縦葺き屋根の屋根板接合部を、係合部を有する吊子片
と、この吊子片の係合部に係合するフックを有する舌片
とからなる吊子を介在させて溶接する構成が示されてい
るが、この構成を横葺き屋根に適用しても溶接時に最少
限度必要な溶接空間をとりにくいという問題があった。
縦葺き屋根の屋根板接合部を、係合部を有する吊子片
と、この吊子片の係合部に係合するフックを有する舌片
とからなる吊子を介在させて溶接する構成が示されてい
るが、この構成を横葺き屋根に適用しても溶接時に最少
限度必要な溶接空間をとりにくいという問題があった。
従って、この発明は、通常の相応の勾配をもった屋根面
はもとより、勾配のゆるい屋根面などに対しても、良好
かつ、効果的に適用し得るようにした横葺き屋根の屋根
板接合方法を提供することを目的としている。
はもとより、勾配のゆるい屋根面などに対しても、良好
かつ、効果的に適用し得るようにした横葺き屋根の屋根
板接合方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成させるために、請求項1の発明は面板部
と、面板部の一側部に形成させた軒側延出部と、面板部
の他側部を立ち上げて立ち上り部を形成し、更に軒側へ
折曲し、かつ、これを棟側折り返して形成させた棟側延
出部及びこの棟側延出部の折り返し端を延長して形成さ
せた取付部とからなる横葺き屋根板を設け、下段側の横
葺き屋根板の取付け部を屋根下地側に止着させた状態
で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側延出部上に上段
側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合わせると共に、
前記重ね合わせ状態において棟側延出部に所要の溶接空
間を形成し、その後、これらの重ね合わされた棟側延出
部と軒側延出部との相互を、上段側の横葺き屋根板の面
板部に対し、ほぼ平行なレベルで、一体的にシーム溶着
させるようにしたことを特徴とするものである。
と、面板部の一側部に形成させた軒側延出部と、面板部
の他側部を立ち上げて立ち上り部を形成し、更に軒側へ
折曲し、かつ、これを棟側折り返して形成させた棟側延
出部及びこの棟側延出部の折り返し端を延長して形成さ
せた取付部とからなる横葺き屋根板を設け、下段側の横
葺き屋根板の取付け部を屋根下地側に止着させた状態
で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側延出部上に上段
側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合わせると共に、
前記重ね合わせ状態において棟側延出部に所要の溶接空
間を形成し、その後、これらの重ね合わされた棟側延出
部と軒側延出部との相互を、上段側の横葺き屋根板の面
板部に対し、ほぼ平行なレベルで、一体的にシーム溶着
させるようにしたことを特徴とするものである。
請求項2の発明は軒側延出部の先端部を棟側に折り返し
て先端折り返し部とした横葺き屋根板を用い、棟側延出
部の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によって抱持
させると共に、この先端折り返し部を含めずに、これら
の重ね合わされた棟側延出部と軒側延出部との相互を一
体的にシーム溶着して接合させるようにしたことを特徴
とするものである。
て先端折り返し部とした横葺き屋根板を用い、棟側延出
部の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によって抱持
させると共に、この先端折り返し部を含めずに、これら
の重ね合わされた棟側延出部と軒側延出部との相互を一
体的にシーム溶着して接合させるようにしたことを特徴
とするものである。
請求項3の発明は軒側延出部の先端部を棟側に折り返し
て先端り返し部とした横葺き屋根板を用い、棟側延出部
の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によって抱持さ
せると共に、この先端折り返し部を含んで、これらの重
ね合わされた棟側延出部と軒側延出部との相互を一体的
にシーム溶着して接合させるようにしたことを特徴とす
るものである。
て先端り返し部とした横葺き屋根板を用い、棟側延出部
の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によって抱持さ
せると共に、この先端折り返し部を含んで、これらの重
ね合わされた棟側延出部と軒側延出部との相互を一体的
にシーム溶着して接合させるようにしたことを特徴とす
るものである。
請求項4の発明は棟側延出部と軒側延出部との相互を一
体的にシーム溶着させたのち、この溶着接合部を下方に
向け適当な角度で屈曲させたことを特徴とするものであ
る。
体的にシーム溶着させたのち、この溶着接合部を下方に
向け適当な角度で屈曲させたことを特徴とするものであ
る。
即ち,この発明に係る横葺き屋根の屋根板接合方法にお
いては、下段側の横葺き屋根板の取付部を屋根下地側に
止着させた状態で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側
延出部上の上段側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合
わせると共に、前記重ね合わせ状態において棟側延出部
に所要の溶接空間を形成し、その後、これらの重ね合わ
された棟側延出部と軒側延出部との相互を、上段側の横
葺き屋根板の面板部に対しほぼ平行なレベルで一体的に
シーム溶着させるようにしたので、下段側の棟側延出部
と、上段側の軒側延出部との両者を確実に接合でき、こ
れによって完全に水密化された強靭な構造の横葺き屋根
を葺き上げることができる。
いては、下段側の横葺き屋根板の取付部を屋根下地側に
止着させた状態で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側
延出部上の上段側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合
わせると共に、前記重ね合わせ状態において棟側延出部
に所要の溶接空間を形成し、その後、これらの重ね合わ
された棟側延出部と軒側延出部との相互を、上段側の横
葺き屋根板の面板部に対しほぼ平行なレベルで一体的に
シーム溶着させるようにしたので、下段側の棟側延出部
と、上段側の軒側延出部との両者を確実に接合でき、こ
れによって完全に水密化された強靭な構造の横葺き屋根
を葺き上げることができる。
又、軒側延出部の先端部を下方に折り返して、その先端
折り返し部により棟側延出部の先端部を抱持させること
で、重ね合わせ部の保護,ならびに外観体裁の改善が可
能となり、更に、この先端折り返し部による抱持部をも
含めて重ね合わせ部をシーム溶着させることで、接合部
の強靭さをより一層向上させることができる。
折り返し部により棟側延出部の先端部を抱持させること
で、重ね合わせ部の保護,ならびに外観体裁の改善が可
能となり、更に、この先端折り返し部による抱持部をも
含めて重ね合わせ部をシーム溶着させることで、接合部
の強靭さをより一層向上させることができる。
更に、重ね合わされた棟側延出部と軒側延出部との相互
を一体的にシーム溶着させたのち、この溶着接合部を下
方に向け適当な角度で屈曲させることで、同溶着接合部
の外観的なまとまりを良好にし、併せて、その表面を屋
根面での意匠の一部として有効に活用することができ
る。
を一体的にシーム溶着させたのち、この溶着接合部を下
方に向け適当な角度で屈曲させることで、同溶着接合部
の外観的なまとまりを良好にし、併せて、その表面を屋
根面での意匠の一部として有効に活用することができ
る。
以下,この発明に係る横葺き屋根の屋根板接合方法の実
施例につき、第1図ないし第4図を参照して詳細に説明
する。
施例につき、第1図ないし第4図を参照して詳細に説明
する。
第1図は第1実施例の横葺き屋根板における軒側,棟側
各延出部の接合構造の詳細を示す断面図、第2図は同上
横葺き屋根板と吊子部材とを個個に取り出して示す断面
斜視図である。
各延出部の接合構造の詳細を示す断面図、第2図は同上
横葺き屋根板と吊子部材とを個個に取り出して示す断面
斜視図である。
図中、(10)横葺き屋根板であって、この横葺き屋根板
(10)は、長手方向に沿った中央部に、主体としての所
定幅の面板部(11)を残して、その一側部に軒側延出部
(21)と、他側部に棟側延出部(31)とを、防錆用の焼
付け塗装などを施した所定幅の長尺金属薄鋼板を材料に
し、ロール成形などにより連続して成形させ、かつ、こ
れを所定の単位長さに切断して用いる。
(10)は、長手方向に沿った中央部に、主体としての所
定幅の面板部(11)を残して、その一側部に軒側延出部
(21)と、他側部に棟側延出部(31)とを、防錆用の焼
付け塗装などを施した所定幅の長尺金属薄鋼板を材料に
し、ロール成形などにより連続して成形させ、かつ、こ
れを所定の単位長さに切断して用いる。
前記軒側延出部(21)は、第2図に示すように前記面板
部(11)の延長された一側端部の一部の所定幅(d1)相
当分をこれに充てており、後述するように、この軒側延
出部(21)は、実質的にその全幅(d1)分が接合部とし
てのみ,つまり、接合代としてのみ作用する。
部(11)の延長された一側端部の一部の所定幅(d1)相
当分をこれに充てており、後述するように、この軒側延
出部(21)は、実質的にその全幅(d1)分が接合部とし
てのみ,つまり、接合代としてのみ作用する。
前記棟側延出部(31)には、第1図及び第2図に示すよ
うに前記面板部(11)の他側部から、後述する屋根下地
部(51)の厚さ(t)に相当する高さ(h1)分だけ立ち
上げて立ち上り部(12)を折曲形成し、かつ、これを前
記軒側延出部(21)の幅(d1)に対応する幅(d2)分だ
け軒側へ折曲した上でで、再度,棟側へ折り返して二重
に形成させる。
うに前記面板部(11)の他側部から、後述する屋根下地
部(51)の厚さ(t)に相当する高さ(h1)分だけ立ち
上げて立ち上り部(12)を折曲形成し、かつ、これを前
記軒側延出部(21)の幅(d1)に対応する幅(d2)分だ
け軒側へ折曲した上でで、再度,棟側へ折り返して二重
に形成させる。
更に、このようにして形成した棟側延出部(31)から
は、その折り返し端をそのまま延長させることによって
吊子部を兼ねる取付け部(41)を形成させ、端部に止め
縁(42)を形成する。そして、後述するように、この棟
側延出部(31)は、実質的にその全幅(d2)分が接合部
としてのみ、つまり、接合代としてのみ作用する。尚、
上記高さ(h1)は、後述する溶接空間(60)の高さとほ
ぼ等しい高さであり、少くとも約60mmの高さを有するも
のである。
は、その折り返し端をそのまま延長させることによって
吊子部を兼ねる取付け部(41)を形成させ、端部に止め
縁(42)を形成する。そして、後述するように、この棟
側延出部(31)は、実質的にその全幅(d2)分が接合部
としてのみ、つまり、接合代としてのみ作用する。尚、
上記高さ(h1)は、後述する溶接空間(60)の高さとほ
ぼ等しい高さであり、少くとも約60mmの高さを有するも
のである。
前記屋根下地材(51)は、図示省略したが、公知のよう
に、屋根の小屋組みを構成する母屋材とか、或いは垂木
材などに固定されるもので、この実施例に係る屋根構造
は、同屋根下地材(51)を介し、又はこれを介さずに、
これらの小屋組み上に取付け止着されるものとする。
に、屋根の小屋組みを構成する母屋材とか、或いは垂木
材などに固定されるもので、この実施例に係る屋根構造
は、同屋根下地材(51)を介し、又はこれを介さずに、
これらの小屋組み上に取付け止着されるものとする。
以下、第1の実施例構成の各横葺き屋根板(10)を屋根
構造に接合して組み上げる方法,手順を説明する。
構造に接合して組み上げる方法,手順を説明する。
まず、下段側の屋根下地材(51)上にあって、同下段側
の横葺き屋根板(10)を敷き込むと共に、その立上り部
(12)の外側を上段側の屋根下地材(51)の端面に突き
当て、かつ、その延長された取付け部(41)を同上段側
の屋根下地材(51)上に適宜に止着させる ついで、この下段側の横葺き屋根板(10)の棟側延出部
(31)上に、上段側の屋根下地材(51)上に敷き込んだ
同上段側の横葺き屋根板(10)の軒側延出部(21)をシ
ーム溶接可能な所定の溶接空間を隔てて重ね合わせ、こ
の状態で、棟側延出部(31)にシーム溶着可能な溶接空
間(60)を形成させておき、これらの相互に重ね合わさ
れた棟側延出部(31)と軒側延出部(21)とのそれぞれ
相互を、公知の抵抗溶接手段を用い、その転動可能な一
対の対向電極(52),(52)により表裏から挟持かつ、
圧接しながら通電し、シーム溶着(A)させて一体的に
接合させる。
の横葺き屋根板(10)を敷き込むと共に、その立上り部
(12)の外側を上段側の屋根下地材(51)の端面に突き
当て、かつ、その延長された取付け部(41)を同上段側
の屋根下地材(51)上に適宜に止着させる ついで、この下段側の横葺き屋根板(10)の棟側延出部
(31)上に、上段側の屋根下地材(51)上に敷き込んだ
同上段側の横葺き屋根板(10)の軒側延出部(21)をシ
ーム溶接可能な所定の溶接空間を隔てて重ね合わせ、こ
の状態で、棟側延出部(31)にシーム溶着可能な溶接空
間(60)を形成させておき、これらの相互に重ね合わさ
れた棟側延出部(31)と軒側延出部(21)とのそれぞれ
相互を、公知の抵抗溶接手段を用い、その転動可能な一
対の対向電極(52),(52)により表裏から挟持かつ、
圧接しながら通電し、シーム溶着(A)させて一体的に
接合させる。
このように葺き上げた横葺き屋根の屋根板接合構造にお
いては、相互に隣接する下段側の横葺き屋根板(10)の
棟側延出部(31)と、上段側の横葺き屋根板(10)の軒
側延出部(21)とを一体的にシーム溶着(A)させてあ
るために、同各部での重ね合わせ部からの雨水などの浸
入が完全に密閉された強靭な構造の横葺き屋根を葺き上
げ構成することができる。
いては、相互に隣接する下段側の横葺き屋根板(10)の
棟側延出部(31)と、上段側の横葺き屋根板(10)の軒
側延出部(21)とを一体的にシーム溶着(A)させてあ
るために、同各部での重ね合わせ部からの雨水などの浸
入が完全に密閉された強靭な構造の横葺き屋根を葺き上
げ構成することができる。
このため、構成された横葺き屋根自体が、通常の屋根勾
配であるときは勿論のこと、たとえ勾配のゆるやかなと
きにも、水漏れなどを生ずるおそれのない横葺き屋根構
造として十分活用し得るのである。
配であるときは勿論のこと、たとえ勾配のゆるやかなと
きにも、水漏れなどを生ずるおそれのない横葺き屋根構
造として十分活用し得るのである。
又、必要に応じては、前記重ね合わされた棟側延出部
(31)ち軒側延出部(21)の相互を一体的にシーム溶着
(A)させたのちに、この溶着接合部(B)を下方に向
け適当な角度で屈曲させて仕上げることにより、ここで
は、屋根構造に対する同溶着接合部(B)の納まり,ひ
いては、外観的なまとまりを良好にし、併せて、その表
面を屋根面の意匠の一部,即ち例えば、その屈曲された
表面によって、比較的に単一で平面化に過ぎるきらいの
ある屋根面にアクセントを与え、ある意味での一つの反
射面などとして有効に活用し得るのである。
(31)ち軒側延出部(21)の相互を一体的にシーム溶着
(A)させたのちに、この溶着接合部(B)を下方に向
け適当な角度で屈曲させて仕上げることにより、ここで
は、屋根構造に対する同溶着接合部(B)の納まり,ひ
いては、外観的なまとまりを良好にし、併せて、その表
面を屋根面の意匠の一部,即ち例えば、その屈曲された
表面によって、比較的に単一で平面化に過ぎるきらいの
ある屋根面にアクセントを与え、ある意味での一つの反
射面などとして有効に活用し得るのである。
第3図はこの発明の第2実施例による横葺き屋根板にお
ける軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断面図
である。
ける軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断面図
である。
この第2実施例においては、前記軒側延出部(21)の先
端部を棟側へ折り返し、この先端折り返し部(22)によ
って棟側延出部(31)の先端部を抱持させるようにした
ものである。この第2実施例構成の場合,軒側延出部
(21)の先端折り返し部(22)については、これを接合
前に予め形成しておき、接合に際して、この先端折り返
し部(22)により棟側延出部(31)の先端部を抱持させ
た上で、この抱持部を避けた部分において所期通りのシ
ーム溶着(A)をなすようにしたものである。
端部を棟側へ折り返し、この先端折り返し部(22)によ
って棟側延出部(31)の先端部を抱持させるようにした
ものである。この第2実施例構成の場合,軒側延出部
(21)の先端折り返し部(22)については、これを接合
前に予め形成しておき、接合に際して、この先端折り返
し部(22)により棟側延出部(31)の先端部を抱持させ
た上で、この抱持部を避けた部分において所期通りのシ
ーム溶着(A)をなすようにしたものである。
第4図は第3実施例構成を示した要部断面図であり、こ
の第3実施例に示すように先端折り返し部(22)による
抱持部を含めた各部を所期通りにシーム溶着(A)させ
たものである。
の第3実施例に示すように先端折り返し部(22)による
抱持部を含めた各部を所期通りにシーム溶着(A)させ
たものである。
これらの第2及び第3の各実施例構成においては、前記
第1実施例構成による作用,効果のほかに、重ね合わせ
端部を外部から保護して、その外観体裁を整え得る利点
を有すると共に、この軒側延出部(21)の先端折り返し
部(22)による棟側延出部(31)の先端部の抱持によっ
て、屋根構造としての一応の仮葺き上げをなし得るため
に、葺き上げ作業中に降雨に遭遇した場合などには、そ
のシーム溶着(A)を後日に行うようにして、作業性を
改善できる。
第1実施例構成による作用,効果のほかに、重ね合わせ
端部を外部から保護して、その外観体裁を整え得る利点
を有すると共に、この軒側延出部(21)の先端折り返し
部(22)による棟側延出部(31)の先端部の抱持によっ
て、屋根構造としての一応の仮葺き上げをなし得るため
に、葺き上げ作業中に降雨に遭遇した場合などには、そ
のシーム溶着(A)を後日に行うようにして、作業性を
改善できる。
第5図はこの発明の第4実施例による横葺き屋根板にお
ける軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断面図
である。この第4実施例構成は、前記第2実施例構成に
おいて、棟側延出部(31)から延長された取付け部(4
1)を、その上段側の屋根下地材(51)に跨って止着さ
せずに、下段側,つまり、該当段側の屋根下地材(51)
上に止着させるようにするために、この棟側延出部(3
1)の折り返し端を、一旦,立ち上り部(12)の外側に
沿わせて垂下部(43)とし、かつ、この垂下部(43)を
あらためて外側に折曲させて止め縁(42)としたもので
あって、ここでも全く同様な作用,効果を奏し得るので
ある。
ける軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断面図
である。この第4実施例構成は、前記第2実施例構成に
おいて、棟側延出部(31)から延長された取付け部(4
1)を、その上段側の屋根下地材(51)に跨って止着さ
せずに、下段側,つまり、該当段側の屋根下地材(51)
上に止着させるようにするために、この棟側延出部(3
1)の折り返し端を、一旦,立ち上り部(12)の外側に
沿わせて垂下部(43)とし、かつ、この垂下部(43)を
あらためて外側に折曲させて止め縁(42)としたもので
あって、ここでも全く同様な作用,効果を奏し得るので
ある。
以上詳述したように、請求項1の発明によるときは、面
板部と、面板部の一側部に形成させた軒側延出部と、面
板部の他側部を立ち上げて立ち上り部を形成し、更に軒
側へ折曲し、これを棟側へ折り返して形成させた棟側延
出部及びこの棟側延出部の折り返し端を延長して形成さ
せた取付け部とからなる横葺き屋根板を設け、下段側の
横葺き屋根板の取付け部を屋根下地側に止着させた状態
で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側延出部上に上段
側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合わせると共に、
前記重ね合わせ状態において棟側延出部に所要の溶接空
間を形成し、その後、これらの重ね合わされた棟側延出
部と軒側延出部との相互を、上段側の横葺き屋根板の面
板部に対しほぼ平行なレベルで一体的にシーム溶着させ
るようにしたので、下段側の棟側延出部と、上段側の軒
側延出部との両者を確実に接合でき、これによって完全
に水密化された強靭な構造の横葺き屋根を葺き上げるこ
とができる。従って、この溶接方法によると、横葺き屋
根自体が、通常の屋根勾配であるときは勿論,たとえ勾
配のゆるやかなときにも、水漏れなどを生ずるおそれの
ない屋根構造を得ることができる。
板部と、面板部の一側部に形成させた軒側延出部と、面
板部の他側部を立ち上げて立ち上り部を形成し、更に軒
側へ折曲し、これを棟側へ折り返して形成させた棟側延
出部及びこの棟側延出部の折り返し端を延長して形成さ
せた取付け部とからなる横葺き屋根板を設け、下段側の
横葺き屋根板の取付け部を屋根下地側に止着させた状態
で、まず、下段側の横葺き屋根板の棟側延出部上に上段
側の横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合わせると共に、
前記重ね合わせ状態において棟側延出部に所要の溶接空
間を形成し、その後、これらの重ね合わされた棟側延出
部と軒側延出部との相互を、上段側の横葺き屋根板の面
板部に対しほぼ平行なレベルで一体的にシーム溶着させ
るようにしたので、下段側の棟側延出部と、上段側の軒
側延出部との両者を確実に接合でき、これによって完全
に水密化された強靭な構造の横葺き屋根を葺き上げるこ
とができる。従って、この溶接方法によると、横葺き屋
根自体が、通常の屋根勾配であるときは勿論,たとえ勾
配のゆるやかなときにも、水漏れなどを生ずるおそれの
ない屋根構造を得ることができる。
又、前記上段側の横葺き屋根板の軒側延出部の先端部を
棟側に折り返し、この先端折り返し部により、上段側の
横葺き屋根板の棟側延出部の先端部を抱持させるように
することで、重ね合わせ端部を外部から保護できて、そ
の外観体裁を整えることができる。
棟側に折り返し、この先端折り返し部により、上段側の
横葺き屋根板の棟側延出部の先端部を抱持させるように
することで、重ね合わせ端部を外部から保護できて、そ
の外観体裁を整えることができる。
更に、先端折り返し部による抱持部をも含めて重ね合せ
部をシーム溶着させることによって、接合部全体の溶着
強度を高め、構造上の剛性をより一層向上し得ると云う
利点を有する。
部をシーム溶着させることによって、接合部全体の溶着
強度を高め、構造上の剛性をより一層向上し得ると云う
利点を有する。
、重ね合わされた棟側延出部,先端係止部,及び軒側延
出部の相互を一体的にシーム溶着させたのち、この溶着
接合部を下方に向け適当な角度で屈曲させることで、同
溶着接合部の外観的なまとまりを良好にし、併せて、そ
の表面を屋根面での意匠の一部として有効に活用するこ
とができる。
出部の相互を一体的にシーム溶着させたのち、この溶着
接合部を下方に向け適当な角度で屈曲させることで、同
溶着接合部の外観的なまとまりを良好にし、併せて、そ
の表面を屋根面での意匠の一部として有効に活用するこ
とができる。
しかも、容易かつ、安価に実施できるなどの優れた特長
を有するものである。
を有するものである。
第1図はこの発明の第1実施例を適用した横葺き屋根板
における軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断
面図、第2図は同上横葺き屋根板の部分切欠斜視図、第
3図ないし第5図はそれぞれ同上第2ないし第4実施例
による接合構造の詳細を示す断面図である。 (10)……横葺き屋根板、 (11)……面板部、 (12)……立上り部、 (21)……軒側延出部、 (22)……先端折り返し部、 (31)……棟側延出部、 (41)……吊子部を兼ねる取付け部、 (42)……止め縁、 (43)……垂下部、 (51)……屋根下地材、 (52),(52)……一対の対向電極、 (A)……シーム溶着、 (B)……溶着接合部。
における軒側,棟側各延出部の接合構造の詳細を示す断
面図、第2図は同上横葺き屋根板の部分切欠斜視図、第
3図ないし第5図はそれぞれ同上第2ないし第4実施例
による接合構造の詳細を示す断面図である。 (10)……横葺き屋根板、 (11)……面板部、 (12)……立上り部、 (21)……軒側延出部、 (22)……先端折り返し部、 (31)……棟側延出部、 (41)……吊子部を兼ねる取付け部、 (42)……止め縁、 (43)……垂下部、 (51)……屋根下地材、 (52),(52)……一対の対向電極、 (A)……シーム溶着、 (B)……溶着接合部。
Claims (4)
- 【請求項1】面板部と、面板部の一側部に形成させた軒
側延出部と、面板部の他側部を立ち上げて立ち上り部を
形成し、更に軒側へ折曲し、かつ、これを棟側へ折り返
して形成させた棟側延出部及びこの棟側延出部の折り返
し端を延長して形成させた取付け部とからなる横葺き屋
根板を設け、 下段側の横葺き屋根板の取付け部を屋根下地側に止着さ
せた状態で、 まず、下段側の横葺き屋根板の棟側延出部上に上段側の
横葺き屋根板の軒側延出部を重ね合わせると共に、前記
重ね合わせ状態において棟側延出部に所要の溶接空間を
形成し、 その後、これらの重ね合わされた棟側延出部と軒側延出
部との相互を、上段側の横葺き屋根板の面板部に対しほ
ぼ平行なレベルで一体的にシーム溶着させるようにした ことを特徴とする横葺き屋根の屋根板接合方法。 - 【請求項2】軒側延出部の先端部を棟側に折り返して先
端折り返し部とした横葺き屋根板を用い、 棟側延出部の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によ
って抱持させると共に、 この先端折り返し部を含めずに、これらの重ね合わされ
た棟側延出部と軒側延出部との相互を一体的にシーム溶
着して接合させるようにした ことを特徴とする請求項1に記載の横葺き屋根の屋根板
接合方法。 - 【請求項3】軒側延出部の先端部を棟側に折り返して先
端折り返し部とした横葺き屋根板を用い、 棟側延出部の先端部を軒側延出部の先端折り返し部によ
って抱持させると共に、 この先端折り返し部を含んで、これら重ね合わされた棟
側延出部と軒側延出部との相互を一体的にシーム溶着し
て接合させるようにした ことを特徴とする請求項1に記載の横葺き屋根の屋根板
接合方法。 - 【請求項4】棟側延出部と軒側延出部との相互を一体的
にシーム溶着させたのち、この溶着接合部を下方に向け
適当な角度で屈曲させるようにしたことを特徴とする請
求項1ないし3の何れかに記載の横葺き屋根の屋根板接
合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63228471A JPH0681861B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 横葺き屋根の屋根板接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63228471A JPH0681861B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 横葺き屋根の屋根板接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280752A JPH0280752A (ja) | 1990-03-20 |
| JPH0681861B2 true JPH0681861B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=16877000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63228471A Expired - Fee Related JPH0681861B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 横葺き屋根の屋根板接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681861B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59145859A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-21 | 日本冶金工業株式会社 | 金属外囲体 |
| JPS6394228U (ja) * | 1986-12-11 | 1988-06-17 |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP63228471A patent/JPH0681861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0280752A (ja) | 1990-03-20 |
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|---|---|---|---|
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