JPH06819A - 塗装プラスチックのリサイクル方法 - Google Patents
塗装プラスチックのリサイクル方法Info
- Publication number
- JPH06819A JPH06819A JP18587492A JP18587492A JPH06819A JP H06819 A JPH06819 A JP H06819A JP 18587492 A JP18587492 A JP 18587492A JP 18587492 A JP18587492 A JP 18587492A JP H06819 A JPH06819 A JP H06819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic
- coating film
- particle size
- finely pulverized
- pulverized product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/52—Mechanical processing of waste for the recovery of materials, e.g. crushing, shredding, separation or disassembly
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リサイクル処理作業に危険が無く、所望の物
性の回収プラスチックが安価に得られる塗装プラスチッ
クのリサイクル方法を提供する。 【構成】 廃品の塗装したプラスチック材を荒粉砕し、
次いでプラスチック部の粒度分布の平均値が約250μ
m以下となるまで微粉砕し、この微粉砕品を75μm以
上に分級することによりプラスチックを回収する。塗膜
とプラスチックの硬度が異なるため、両者の粒度分布の
異なる微粉砕品が得られ、塗膜の粒度はプラスチックに
比べて格段に小さくなる。この微粉砕品を75μm以上
に分級することにより、塗膜を除去したプラスチックが
得られ、75μm以下は殆どが塗膜の微粉砕品となる。
性の回収プラスチックが安価に得られる塗装プラスチッ
クのリサイクル方法を提供する。 【構成】 廃品の塗装したプラスチック材を荒粉砕し、
次いでプラスチック部の粒度分布の平均値が約250μ
m以下となるまで微粉砕し、この微粉砕品を75μm以
上に分級することによりプラスチックを回収する。塗膜
とプラスチックの硬度が異なるため、両者の粒度分布の
異なる微粉砕品が得られ、塗膜の粒度はプラスチックに
比べて格段に小さくなる。この微粉砕品を75μm以上
に分級することにより、塗膜を除去したプラスチックが
得られ、75μm以下は殆どが塗膜の微粉砕品となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に塗装などの表面
処理を施したしたプラスチック廃品から、プラスチック
を回収して再利用するリサイクル方法に関するものであ
る。
処理を施したしたプラスチック廃品から、プラスチック
を回収して再利用するリサイクル方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車部品にプラスチック製品が
多く使用されるようになった。例えば、プラスチック製
バンパーの場合、表面に塗装していないバンパーでは、
成形不良品や廃車からの回収品を3mm角程度に荒粉砕
し、バージン材と混合して再度バンパーの成形に使用で
きる。これは、リサイクルしたプラスチックの物性が殆
ど低下しないから可能となるのであって、表面に塗装を
施したバンパーでは、同様な方法で回収したプラスチッ
クを再びバンパーに使用することができない。その理由
は、塗装したバンパーでは、リサイクルしたプラスチッ
ク中に粉砕した塗膜が混入することにより、プラスチッ
ク材料の耐衝撃性、伸び、表面品質などの物性が大幅に
低下し、バンパーとして必要な性能を満足することがで
きなくなるからである。したがって、成形不良品、廃車
となった車からの回収品などの塗装したプラスチックバ
ンパーは、余り物性を要求されない建築用の杭などに再
利用される外は、地面に埋めたり、燃やしたりされてお
り、環境破壊の問題がある。
多く使用されるようになった。例えば、プラスチック製
バンパーの場合、表面に塗装していないバンパーでは、
成形不良品や廃車からの回収品を3mm角程度に荒粉砕
し、バージン材と混合して再度バンパーの成形に使用で
きる。これは、リサイクルしたプラスチックの物性が殆
ど低下しないから可能となるのであって、表面に塗装を
施したバンパーでは、同様な方法で回収したプラスチッ
クを再びバンパーに使用することができない。その理由
は、塗装したバンパーでは、リサイクルしたプラスチッ
ク中に粉砕した塗膜が混入することにより、プラスチッ
ク材料の耐衝撃性、伸び、表面品質などの物性が大幅に
低下し、バンパーとして必要な性能を満足することがで
きなくなるからである。したがって、成形不良品、廃車
となった車からの回収品などの塗装したプラスチックバ
ンパーは、余り物性を要求されない建築用の杭などに再
利用される外は、地面に埋めたり、燃やしたりされてお
り、環境破壊の問題がある。
【0003】特開平3−23909号公報には、ポリウ
レタンとポリ塩化ビニルが積層した廃棄物からポリウレ
タンとポリ塩化ビニルとを分離回収する方法として次の
方法が提案されている。上記の複合材廃棄物を20〜5
0mm程度の塊状物に粗粉砕し、次いでこれを高速攪拌
機で攪拌して微粉砕し、フルイにより粒径1〜2mmの
ポリウレタンと外形寸法30mm程度のシート状ポリ塩
化ビニルに分離し、ポリ塩化ビニルを回収する。
レタンとポリ塩化ビニルが積層した廃棄物からポリウレ
タンとポリ塩化ビニルとを分離回収する方法として次の
方法が提案されている。上記の複合材廃棄物を20〜5
0mm程度の塊状物に粗粉砕し、次いでこれを高速攪拌
機で攪拌して微粉砕し、フルイにより粒径1〜2mmの
ポリウレタンと外形寸法30mm程度のシート状ポリ塩
化ビニルに分離し、ポリ塩化ビニルを回収する。
【0004】現在塗装したプラスチックバンパーのリサ
イクルは、プラスチック部分と塗膜部分とを分離し、プ
ラスチック部分のみを回収して再利用する技術開発が進
められており、大別すると次の3種類となる。 ブラストにより塗膜を剥す方法 塗装したプラスチックバンパーの塗膜に圧縮空気と共に
研磨材を吹付け、機械的に塗膜を剥す。 溶融してスクリーンで塗膜を分離する方法 塗装したプラスチックバンパーを荒粉砕し、それを押出
機に投入してプラスチック部分を溶融する。塗膜は熱硬
化性のため押出機内では溶融しないので、押出機の出口
部にスクリーンを設置して塗膜を分離する。 化学薬品によりプラスチックから塗膜を剥離する方法 有機塩類、多価アルコール、水などの混合液を約100
℃に加熱し、この液に塗装したプラスチックバンパーの
荒粉砕品を数時間浸して塗膜を剥離する。
イクルは、プラスチック部分と塗膜部分とを分離し、プ
ラスチック部分のみを回収して再利用する技術開発が進
められており、大別すると次の3種類となる。 ブラストにより塗膜を剥す方法 塗装したプラスチックバンパーの塗膜に圧縮空気と共に
研磨材を吹付け、機械的に塗膜を剥す。 溶融してスクリーンで塗膜を分離する方法 塗装したプラスチックバンパーを荒粉砕し、それを押出
機に投入してプラスチック部分を溶融する。塗膜は熱硬
化性のため押出機内では溶融しないので、押出機の出口
部にスクリーンを設置して塗膜を分離する。 化学薬品によりプラスチックから塗膜を剥離する方法 有機塩類、多価アルコール、水などの混合液を約100
℃に加熱し、この液に塗装したプラスチックバンパーの
荒粉砕品を数時間浸して塗膜を剥離する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の方法では、研
磨材吹付けノズルと対象物との距離、吹付け角度、空気
圧、ノズルの径及び形状などの調整が非常に難しく、対
象物が平面形状であればまだしも、バンパーのような3
次元的に表面形状が変化するものでは、上記の調整が非
常に困難である。前記の方法では、押出機の出口部に
設置するスクリーンのメッシュの粗さを細かくし、粉砕
された塗膜片まで完全に分離しようとすると、押出し圧
力が高くなってスクリーンが破損してしまう。また、ス
クリーンのメッシュを粗くすると、細かい塗膜片が除去
できなくなる。前記の方法は、有機塩類が人体に有害
であるため、排水処理等の問題があって工業化が難し
い。したがって、現在までの前記開発技術は、実用化に
は至っていない。また、前記公開公報に記載された高速
攪拌機で攪拌して微粉砕する程度では、積層物の分離は
可能であっても、塗装したプラスチックの塗膜の分離を
行うことはできない。
磨材吹付けノズルと対象物との距離、吹付け角度、空気
圧、ノズルの径及び形状などの調整が非常に難しく、対
象物が平面形状であればまだしも、バンパーのような3
次元的に表面形状が変化するものでは、上記の調整が非
常に困難である。前記の方法では、押出機の出口部に
設置するスクリーンのメッシュの粗さを細かくし、粉砕
された塗膜片まで完全に分離しようとすると、押出し圧
力が高くなってスクリーンが破損してしまう。また、ス
クリーンのメッシュを粗くすると、細かい塗膜片が除去
できなくなる。前記の方法は、有機塩類が人体に有害
であるため、排水処理等の問題があって工業化が難し
い。したがって、現在までの前記開発技術は、実用化に
は至っていない。また、前記公開公報に記載された高速
攪拌機で攪拌して微粉砕する程度では、積層物の分離は
可能であっても、塗装したプラスチックの塗膜の分離を
行うことはできない。
【0006】本発明は、化学薬品を使用することなく塗
膜をプラスチックから剥離することを可能とし、リサイ
クル処理作業に危険が無く、また、所望の物性の回収プ
ラスチックが安価に得られる塗装プラスチックのリサイ
クル方法を提供することを目的とする。
膜をプラスチックから剥離することを可能とし、リサイ
クル処理作業に危険が無く、また、所望の物性の回収プ
ラスチックが安価に得られる塗装プラスチックのリサイ
クル方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、廃品の塗装し
たプラスチック材などを荒粉砕し、次いでプラスチック
部の粒度分布の平均値が約250μm以下となるまで微
粉砕し、この微粉砕品を75μm以上に分級することに
よりプラスチックを回収する塗装プラスチックのリサイ
クル方法である。
たプラスチック材などを荒粉砕し、次いでプラスチック
部の粒度分布の平均値が約250μm以下となるまで微
粉砕し、この微粉砕品を75μm以上に分級することに
よりプラスチックを回収する塗装プラスチックのリサイ
クル方法である。
【0008】
【作用】上記のような微粉砕を行うと、塗膜をプラスチ
ック部から剥すことができ、塗膜とプラスチックの硬度
が異なるため、両者の粒度分布の異なる微粉砕品が得ら
れ、塗膜の粒度はプラスチックの粒度に比べて格段に小
さくなる。この微粉砕品を75μm以上に分級すること
により、塗膜を除去したプラスチックが得られ、75μ
m以下は、殆どが塗膜の微粉砕品となる。
ック部から剥すことができ、塗膜とプラスチックの硬度
が異なるため、両者の粒度分布の異なる微粉砕品が得ら
れ、塗膜の粒度はプラスチックの粒度に比べて格段に小
さくなる。この微粉砕品を75μm以上に分級すること
により、塗膜を除去したプラスチックが得られ、75μ
m以下は、殆どが塗膜の微粉砕品となる。
【0009】
【実施例】本発明のリサイクル方法の概要を、塗装した
プラスチックバンパーのリサイクルについて説明する。
廃品の塗装したプラスチックバンパーを、先ず3mm角
程度に荒粉砕し、次いで微粉砕を行なう。この微粉砕
は、プラスチック部の粒度分布の平均値が約250μm
以下となるまで実施する。このような微粉砕を行うと、
塗膜をプラスチック部から剥すことができ、塗膜とプラ
スチックの硬度が異なるため、両者の粒度分布の異なる
微粉砕品が得られ、塗膜の粒度はプラスチックの粒度に
比べて格段に小さくなる。この微粉砕品を75μm以上
に分級することにより、塗膜を除去したプラスチックが
得られる。75μm以下は、殆どが塗膜の微粉砕品とな
る。75μm以上に分級したプラスチック微粉砕品を、
更に調音波による浮沈分離処理を行うと、プラスチック
から塗膜を完全に除去することができ、浮沈分離された
プラスチックは、塗膜の混入がないので再びバンパーの
材料としてして使用したときに物性の低下が全くなく、
プラスチックのリサイクルが実用化できる。
プラスチックバンパーのリサイクルについて説明する。
廃品の塗装したプラスチックバンパーを、先ず3mm角
程度に荒粉砕し、次いで微粉砕を行なう。この微粉砕
は、プラスチック部の粒度分布の平均値が約250μm
以下となるまで実施する。このような微粉砕を行うと、
塗膜をプラスチック部から剥すことができ、塗膜とプラ
スチックの硬度が異なるため、両者の粒度分布の異なる
微粉砕品が得られ、塗膜の粒度はプラスチックの粒度に
比べて格段に小さくなる。この微粉砕品を75μm以上
に分級することにより、塗膜を除去したプラスチックが
得られる。75μm以下は、殆どが塗膜の微粉砕品とな
る。75μm以上に分級したプラスチック微粉砕品を、
更に調音波による浮沈分離処理を行うと、プラスチック
から塗膜を完全に除去することができ、浮沈分離された
プラスチックは、塗膜の混入がないので再びバンパーの
材料としてして使用したときに物性の低下が全くなく、
プラスチックのリサイクルが実用化できる。
【0010】次に、試験例を示す。 試料のプラスチックバンパーの材質 プラスチック:ポリプロピレン樹脂 塗料:プライマー、ベースともにポリエステル系メラミ
ン樹脂の焼付け塗料 超低温雰囲気での微粉砕 粉砕機:ピンミル 温度 :液体窒素で−20〜−60℃に冷却 処理 荒粉砕した試料をピンミルに投入する前に、液体窒素中
に浸して冷却し、ピンミルの周速190/secで試料
を粉砕し、プラスチック部分の平均粒度が約250μm
となるまで粉砕を継続する。得られた微粉砕品は、塗膜
がプラスチック部から完全に剥がされ、図1に示すよう
に、塗膜2の粒度分布の平均値は約20μm、プラスチ
ック1の粒度分布の平均値は約250μmとなり、それ
らの粒径の分布範囲が離れる。
ン樹脂の焼付け塗料 超低温雰囲気での微粉砕 粉砕機:ピンミル 温度 :液体窒素で−20〜−60℃に冷却 処理 荒粉砕した試料をピンミルに投入する前に、液体窒素中
に浸して冷却し、ピンミルの周速190/secで試料
を粉砕し、プラスチック部分の平均粒度が約250μm
となるまで粉砕を継続する。得られた微粉砕品は、塗膜
がプラスチック部から完全に剥がされ、図1に示すよう
に、塗膜2の粒度分布の平均値は約20μm、プラスチ
ック1の粒度分布の平均値は約250μmとなり、それ
らの粒径の分布範囲が離れる。
【0011】上記の微粉砕した塗膜とプラスチックの混
合物の材料物性は、荒粉砕したままのものより格段に向
上する。その物性の比較試験の結果を表1に示す。表1
から、上記の条件で微粉砕した塗膜とプラスチックの混
合物は、バンパーの材料としてはそのまま使用できない
までも、物性の余り必要とされない部品にはそのまま使
用可能である。プラスチックは熱可塑性樹脂であればよ
く、塗料は通常の焼付け塗料であってもよい。また粉砕
機は、ディスクミル、ハンマーミル、軸流型・渦流型の
低温で粉砕可能なものが使用できる。微粉砕処理は、粗
粉砕した材料を0〜−250度の範囲で冷却し、周速5
0〜300m/secの範囲で微粉砕するようにしても
よい。
合物の材料物性は、荒粉砕したままのものより格段に向
上する。その物性の比較試験の結果を表1に示す。表1
から、上記の条件で微粉砕した塗膜とプラスチックの混
合物は、バンパーの材料としてはそのまま使用できない
までも、物性の余り必要とされない部品にはそのまま使
用可能である。プラスチックは熱可塑性樹脂であればよ
く、塗料は通常の焼付け塗料であってもよい。また粉砕
機は、ディスクミル、ハンマーミル、軸流型・渦流型の
低温で粉砕可能なものが使用できる。微粉砕処理は、粗
粉砕した材料を0〜−250度の範囲で冷却し、周速5
0〜300m/secの範囲で微粉砕するようにしても
よい。
【0012】
【表1】 注 試料1:プラスチックのみのバージン材 試料2:塗装したプラスチックバンパーを荒粉砕し、そ
れを再成形した材料 試料3:塗装したプラスチックバンパーを荒粉砕後、更
に前記の条件で微粉砕した混合微粉砕品を再成形した材
料
れを再成形した材料 試料3:塗装したプラスチックバンパーを荒粉砕後、更
に前記の条件で微粉砕した混合微粉砕品を再成形した材
料
【0013】前記の微粉砕した資料を200メッシュ
(目の粗さ約75μm)のスクリーンを使用して分級す
ると、塗膜粒はスクリーンを通過し、プラスチック粒は
スクリーン上に残り、ほぼ微粉砕された塗膜を除去する
ことができる。ただし、このプラスチック粒には、図2
に示すように、平均粒度250μmのプラスチック粒子
3の周りに平均粒度20μmの微細な塗膜粒子4が静電
気により付着した状態となるので、プラスチック粒から
塗膜粒を完全に除去することはできない。塗膜粒を完全
に除去するには、後記する浮沈分離を行う。表2に、上
記の微粉砕品を75μm以下、75〜250μm及び2
50μm以上の3種に分級した材料の物性を示す。75
μm以下に分級された材料は、殆どが塗膜の微粉砕品で
あり、75〜250μm及び250μm以上の材料は、
殆どがプラスチックの微粉砕品となる。表2から明らか
なように、75〜250μmに分級した材料は、バンパ
ーに使用できないまでも、相当物性の高い部品に再使用
が可能である。250μm以上に分級された材料は、塗
膜の混入料が非常に少なくなり、バンパーに再使用して
も問題は生じない。
(目の粗さ約75μm)のスクリーンを使用して分級す
ると、塗膜粒はスクリーンを通過し、プラスチック粒は
スクリーン上に残り、ほぼ微粉砕された塗膜を除去する
ことができる。ただし、このプラスチック粒には、図2
に示すように、平均粒度250μmのプラスチック粒子
3の周りに平均粒度20μmの微細な塗膜粒子4が静電
気により付着した状態となるので、プラスチック粒から
塗膜粒を完全に除去することはできない。塗膜粒を完全
に除去するには、後記する浮沈分離を行う。表2に、上
記の微粉砕品を75μm以下、75〜250μm及び2
50μm以上の3種に分級した材料の物性を示す。75
μm以下に分級された材料は、殆どが塗膜の微粉砕品で
あり、75〜250μm及び250μm以上の材料は、
殆どがプラスチックの微粉砕品となる。表2から明らか
なように、75〜250μmに分級した材料は、バンパ
ーに使用できないまでも、相当物性の高い部品に再使用
が可能である。250μm以上に分級された材料は、塗
膜の混入料が非常に少なくなり、バンパーに再使用して
も問題は生じない。
【0014】
【表2】 注 試料4:75μm以下に分級した微粉砕品を再成形
した材料 試料5:75〜250μmに分級した微粉砕品を再成形
した材料 試料6:250μm以上に分級した微粉砕品を再成形し
た材料
した材料 試料5:75〜250μmに分級した微粉砕品を再成形
した材料 試料6:250μm以上に分級した微粉砕品を再成形し
た材料
【0015】プラスチック粒子から塗膜粒を完全に除去
するには、次の浮沈分離を行う。プラスチックの比重は
約0.9、塗膜の比重は約1.4であるので、微粉砕品
を比重約1の液に浸し、両者の比重差を利用して分離す
る。この浮沈分離を効率よく行うには、液の攪拌、海面
活性剤の添加が有効であり、特に超音波の使用が有効
で、75〜250μmに分級した微粉砕品を、更に超音
波による浮沈分離した材料の物性を表3に示す。この塗
膜部を完全に除去した再生プラスチック材料の物性は、
バージン材の物性(表1の試料1)とほぼ同じとなる。
するには、次の浮沈分離を行う。プラスチックの比重は
約0.9、塗膜の比重は約1.4であるので、微粉砕品
を比重約1の液に浸し、両者の比重差を利用して分離す
る。この浮沈分離を効率よく行うには、液の攪拌、海面
活性剤の添加が有効であり、特に超音波の使用が有効
で、75〜250μmに分級した微粉砕品を、更に超音
波による浮沈分離した材料の物性を表3に示す。この塗
膜部を完全に除去した再生プラスチック材料の物性は、
バージン材の物性(表1の試料1)とほぼ同じとなる。
【0016】
【表3】 注 試料7:75〜250μmに分級した微粉砕品を、
超音波による浮沈分離を行い、塗膜部を完全に除去した
再生プラスチック材料
超音波による浮沈分離を行い、塗膜部を完全に除去した
再生プラスチック材料
【0017】上記の実施例では、塗装したプラスチック
バンパーについて説明したが、自動車関係部品では、ホ
イルカバーのリサイクルにも適用でき、また自動車以外
でも塗装などの表面処理を施したプラスチック部品から
プラスチックを回収してリサイクルができる。
バンパーについて説明したが、自動車関係部品では、ホ
イルカバーのリサイクルにも適用でき、また自動車以外
でも塗装などの表面処理を施したプラスチック部品から
プラスチックを回収してリサイクルができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、化学薬品を使用せずに塗膜な
どをプラスチックから剥離することが可能となるので、
排水処理施設の無い工場でのリサイクル処理が可能とな
り、作業に危険が無く、環境破壊の問題も生じない。ま
た、塗膜の多少混入したものから、塗膜を完全に除去し
たプラスチックまで各種の物性の回収品が容易に得られ
るので、再利用対象物に応じて分級、分離方法を選択し
て、安いコストでプラスチックのリサイクルが可能とな
る。
どをプラスチックから剥離することが可能となるので、
排水処理施設の無い工場でのリサイクル処理が可能とな
り、作業に危険が無く、環境破壊の問題も生じない。ま
た、塗膜の多少混入したものから、塗膜を完全に除去し
たプラスチックまで各種の物性の回収品が容易に得られ
るので、再利用対象物に応じて分級、分離方法を選択し
て、安いコストでプラスチックのリサイクルが可能とな
る。
【図1】本発明により微粉砕された樹脂と塗膜の粒度分
布を示す図。
布を示す図。
【図2】本発明により微粉砕された樹脂粒と塗膜粒の状
態を示す図。
態を示す図。
3 微粉砕された樹脂粒 4 微粉砕された塗膜粒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須山 了充 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 廃品の塗装したプラスチック材などを荒
粉砕し、次いでプラスチック部の粒度分布の平均値が約
250μm以下となるまで微粉砕し、この微粉砕品を7
5μm以上に分級することによりプラスチックを回収す
ることを特徴とする塗装プラスチックのリサイクル方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18587492A JP3178095B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗装プラスチックのリサイクル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18587492A JP3178095B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗装プラスチックのリサイクル方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06819A true JPH06819A (ja) | 1994-01-11 |
| JP3178095B2 JP3178095B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16178395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18587492A Expired - Fee Related JP3178095B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 塗装プラスチックのリサイクル方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3178095B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH068245A (ja) * | 1992-06-25 | 1994-01-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | リサイクル用樹脂の回収方法 |
| US5661095A (en) * | 1995-06-06 | 1997-08-26 | Quantum Chemical Corporation | Olefin polymerization catalyst component supported on a copolymer of an olefin and an unsaturated silane |
| JP2013158971A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 |
| CN112477047A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-03-12 | 湖南吉人住工装配式建筑有限公司 | 建筑材料用聚苯乙烯泡沫板二次加工方法 |
| JP2024153523A (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-29 | artience株式会社 | プラスチック基材の分離回収方法 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18587492A patent/JP3178095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH068245A (ja) * | 1992-06-25 | 1994-01-18 | Sumitomo Chem Co Ltd | リサイクル用樹脂の回収方法 |
| US5661095A (en) * | 1995-06-06 | 1997-08-26 | Quantum Chemical Corporation | Olefin polymerization catalyst component supported on a copolymer of an olefin and an unsaturated silane |
| JP2013158971A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Seiko Epson Corp | テープ印刷装置、及び、テープ印刷装置の制御方法 |
| CN112477047A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-03-12 | 湖南吉人住工装配式建筑有限公司 | 建筑材料用聚苯乙烯泡沫板二次加工方法 |
| CN112477047B (zh) * | 2020-11-10 | 2022-03-29 | 湖南吉人住工装配式建筑有限公司 | 建筑材料用聚苯乙烯泡沫板二次加工方法 |
| JP2024153523A (ja) * | 2023-04-17 | 2024-10-29 | artience株式会社 | プラスチック基材の分離回収方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3178095B2 (ja) | 2001-06-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3279732B2 (ja) | ワニス塗装したプラスチック部品からのプラスチックのリサイクル方法 | |
| WO1997049780A1 (en) | Process and apparatus for the preparation of fine powders | |
| EP0745465A2 (en) | Arrangement for polishing and size-regulation in a process for pulverization and separation | |
| JP3626098B2 (ja) | 研削用ビーズとビーズの製造方法並びに製造装置 | |
| JPWO2000045994A1 (ja) | 研削用ビーズとビーズの製造方法並びに製造装置 | |
| JP3117808B2 (ja) | 被膜の除去方法 | |
| JP2562797B2 (ja) | 合成樹脂部分の化学・機械式塗料分解方法 | |
| JP3406606B2 (ja) | ローリングミルにおけるポリウレタン、ポリカルバミドおよび/またはポリウレタン−ポリカルバミド材料の粉末化方法 | |
| JP2003507164A (ja) | ポリマー材料からの塗料除去方法 | |
| JPH06819A (ja) | 塗装プラスチックのリサイクル方法 | |
| US5566888A (en) | Method and an apparatus for recycling a resin component | |
| JP3117108B2 (ja) | 塗膜付合成樹脂廃材の再生処理方法 | |
| JP2003266313A (ja) | 投射材及びブラスト処理方法 | |
| EP0618254B1 (en) | Method for recycling painted plastic materials | |
| US5449123A (en) | Method and apparatus for pulverizing scrapped fiber reinforced thermosetting plastic materials | |
| EP0508042B1 (en) | Method and apparatus for pulverizing difficult to crush plastic materials | |
| JP3177373B2 (ja) | 塗装樹脂製品のリサイクル方法 | |
| JP3117809B2 (ja) | 被膜の除去方法 | |
| JPH07256640A (ja) | 塗装樹脂製品のリサイクル方法 | |
| KR100933334B1 (ko) | 친환경 도막 박리를 위한 플라스틱 미디어 제조공정 | |
| JPH0642812Y2 (ja) | 合成樹脂片の再生装置 | |
| EP1866136B1 (fr) | Procede de recuperation des materiaux polymeres et des materiaux metalliques constitutifs de planches de bord de vehicules automobolies en fin de vie demontees manuellement | |
| JP4377045B2 (ja) | ブラスト用投射材及び廃タイヤのリサイクル方法 | |
| JPH11277537A (ja) | 積層樹脂材料の剥離装置及び方法 | |
| KR101428545B1 (ko) | 도장된 폐 플라스틱 성형품의 리사이클 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |