JPH068228B2 - 水硬性無機質成形物の養生方法 - Google Patents
水硬性無機質成形物の養生方法Info
- Publication number
- JPH068228B2 JPH068228B2 JP5625587A JP5625587A JPH068228B2 JP H068228 B2 JPH068228 B2 JP H068228B2 JP 5625587 A JP5625587 A JP 5625587A JP 5625587 A JP5625587 A JP 5625587A JP H068228 B2 JPH068228 B2 JP H068228B2
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- JP
- Japan
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- curing
- hydraulic inorganic
- receiving plate
- molded article
- roof tile
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水硬性無機質成形物の養生方法に関する。
(従来の技術) 従来、セメントを含む成形物(例えば屋根瓦や壁体等)
を養生硬化する場合、まず、脱水プレス成形後、この成
形物をFRP等からなる平板状の受け板に載置した状態
で、雰囲気温度20℃〜30℃中に通常約4時間程度放置し
て前置養生を行い、次に、雰囲気温度50℃〜60℃、
湿度95%程度の蒸気室内に所定時間放置して一次養生
を行う。この段階で十分な強度が得られれば、受け板か
ら取り外して養生工程を終了するが、この段階でまだ強
度が十分でない場合には、さらに蒸気養生もしくは室温
養生による二次養生を行う。
を養生硬化する場合、まず、脱水プレス成形後、この成
形物をFRP等からなる平板状の受け板に載置した状態
で、雰囲気温度20℃〜30℃中に通常約4時間程度放置し
て前置養生を行い、次に、雰囲気温度50℃〜60℃、
湿度95%程度の蒸気室内に所定時間放置して一次養生
を行う。この段階で十分な強度が得られれば、受け板か
ら取り外して養生工程を終了するが、この段階でまだ強
度が十分でない場合には、さらに蒸気養生もしくは室温
養生による二次養生を行う。
(発明が解決しようとする問題点) このような養生方法において、冬期等の外気温度の低い
場合には、前記前置養生を屋外や加温設備の無い室内に
放置して行うことができず、外気と遮断され室内に置
き、なおかつボイラー等の加熱装置で室内を所定温度
(20℃〜30℃)に加温する必要がある。この場合、
湿度が低すぎると成形体が乾燥し過ぎて最終的な強度が
十分得られないことがあるので、適度な加湿も必要もな
る。このように、気温の低い場合の前置養生では、前記
一次養生とは別に大がかりな設備(加温設備よび加湿設
備)が必要になるといった問題があった。
場合には、前記前置養生を屋外や加温設備の無い室内に
放置して行うことができず、外気と遮断され室内に置
き、なおかつボイラー等の加熱装置で室内を所定温度
(20℃〜30℃)に加温する必要がある。この場合、
湿度が低すぎると成形体が乾燥し過ぎて最終的な強度が
十分得られないことがあるので、適度な加湿も必要もな
る。このように、気温の低い場合の前置養生では、前記
一次養生とは別に大がかりな設備(加温設備よび加湿設
備)が必要になるといった問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る水硬性無機質成形物の養生方法は、潜熱型
の蓄熱剤を内部空洞内に充填した受け板上に適宜形状に
成形された水硬性無機質成形物を載置し所定時間放置し
て前置養生を行った後、この水硬性無機質成形物を該受
け板上に載置した状態で蒸気室内に所定時間放置して一
次養生を行うものであって、前記水硬性無機質成形物
は、例えば繊維補強セメント組成物を脱水プレス成形に
て適宜形状に成形したものである。
の蓄熱剤を内部空洞内に充填した受け板上に適宜形状に
成形された水硬性無機質成形物を載置し所定時間放置し
て前置養生を行った後、この水硬性無機質成形物を該受
け板上に載置した状態で蒸気室内に所定時間放置して一
次養生を行うものであって、前記水硬性無機質成形物
は、例えば繊維補強セメント組成物を脱水プレス成形に
て適宜形状に成形したものである。
(作用) 潜熱型の蓄熱剤を内部空洞内に充填した受け板上に水硬
性無機質成形物を載置して所定時間の前置養生を行う。
この場合、前置養生に必要な雰囲気温度は20℃〜30
℃であるから、受け板に充填する蓄熱剤として、相変換
温度がこの範囲にある例えば塩化カルシウムの6水和塩
を用いる。これにより、外気温(例えば10℃以下)に
影響されることなく受け板上の水硬性無機質成形物を蓄
熱剤の放熱により20℃〜30℃の範囲で養生させるこ
とができる。この後、水硬性無機質成形物とともに受け
板を蒸気室内に放置して一次養生を行う一次養生によ
り、蓄熱剤は再び蓄熱され、次の新たな前置養生に使用
可能な状態となる。
性無機質成形物を載置して所定時間の前置養生を行う。
この場合、前置養生に必要な雰囲気温度は20℃〜30
℃であるから、受け板に充填する蓄熱剤として、相変換
温度がこの範囲にある例えば塩化カルシウムの6水和塩
を用いる。これにより、外気温(例えば10℃以下)に
影響されることなく受け板上の水硬性無機質成形物を蓄
熱剤の放熱により20℃〜30℃の範囲で養生させるこ
とができる。この後、水硬性無機質成形物とともに受け
板を蒸気室内に放置して一次養生を行う一次養生によ
り、蓄熱剤は再び蓄熱され、次の新たな前置養生に使用
可能な状態となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図面は、本発明の養生方法に用いられる受け板の構造を
示している。
示している。
同図において、1は水硬性無機質成形物である例えば屋
根瓦である。2はこの成形直後の屋根瓦1を載置する受
け板であって、その上面は前記屋根瓦1の下面に適合す
る波形形状に形成されるとともに、内部に空洞部2aが
形成されている。そして、このような受け板2の前記空
洞部2aに潜熱型の蓄熱剤3が充填されている。
根瓦である。2はこの成形直後の屋根瓦1を載置する受
け板であって、その上面は前記屋根瓦1の下面に適合す
る波形形状に形成されるとともに、内部に空洞部2aが
形成されている。そして、このような受け板2の前記空
洞部2aに潜熱型の蓄熱剤3が充填されている。
ここで、潜熱型の蓄熱剤とは、例えば固体から液体、液
体から固体への相変換時に温度上昇の効果を示さず、単
に物質の状態を変化するためにエネルギーを費やすタイ
プのものをいう。このような潜熱型の蓄熱剤としては、
相変換温度が30℃〜60℃のもの、例えば塩化カルシ
ウム6水和塩(相変換温度:29℃)、硫酸ナトリウム
10水和物塩(32.4℃)、硝酸カルシウム4水和塩
(43℃)、酢酸ナトリウム3水和塩(58℃)、及び
これらの共晶塩等を上げることができる。本実施例で
は、このうち塩化カルシウム6水和塩5kgを蓄熱剤3と
して受け板2の空洞部2aに充填する。塩化カルシウム
6水和塩の相変換温度は29℃、又そお潜熱量は40k
cal/kgであるので、この受け板一枚で200kcalの潜
熱量を有することになる。
体から固体への相変換時に温度上昇の効果を示さず、単
に物質の状態を変化するためにエネルギーを費やすタイ
プのものをいう。このような潜熱型の蓄熱剤としては、
相変換温度が30℃〜60℃のもの、例えば塩化カルシ
ウム6水和塩(相変換温度:29℃)、硫酸ナトリウム
10水和物塩(32.4℃)、硝酸カルシウム4水和塩
(43℃)、酢酸ナトリウム3水和塩(58℃)、及び
これらの共晶塩等を上げることができる。本実施例で
は、このうち塩化カルシウム6水和塩5kgを蓄熱剤3と
して受け板2の空洞部2aに充填する。塩化カルシウム
6水和塩の相変換温度は29℃、又そお潜熱量は40k
cal/kgであるので、この受け板一枚で200kcalの潜
熱量を有することになる。
次に、上記構成の受け板2を用いた本発明の養生方法を
説明する。
説明する。
まず、繊維補強セメント組成物を脱水プレス成形して屋
根瓦1を成形し、この成形直後の屋根瓦1を受け板2の
上面に載置し、その上部から覆い(図示省略)をして前
置養生を行う。この場合の前置養生は、雰囲気温度20
℃〜30℃で4時間放置して行うのであるが、例えば冬
期等の外気温の低い時(例えば10℃以下)であって
も、ボイラー室等に収納することなく、屋外あるいは加
温設備の無い室内に放置して、屋根瓦1を約4時間20
℃以上に保つことができる。つまり、受け板2に充填さ
れた蓄熱剤3が液体から固体へ相変換するときの潜熱を
利用して、屋根瓦1を一定時間一定の温度に保つことが
できるのである。ただし、この蓄熱剤3は予め液体状と
なされているものとする。このような受け板2を用いた
前置養生は、屋根瓦1との面接触による熱伝達であるの
で、従来方法のような空気伝搬による屋根瓦1の表面加
熱に比べ熱の伝熱効率が良い。また、このような前置養
生は、成形物の組織内のカルシウムイオン濃度を均一に
せしめ、均一な水和が行われるようにするために必要な
ものである。さらに、成形直後の未硬化状態の屋根瓦1
を非常な低温にさらすと、組織内の水分が凍って屋根瓦
1が割れる等の凍害がおこる可能性があり、この点から
も成形直後に屋根瓦1を適温の受け板2に載置すること
は有効である。
根瓦1を成形し、この成形直後の屋根瓦1を受け板2の
上面に載置し、その上部から覆い(図示省略)をして前
置養生を行う。この場合の前置養生は、雰囲気温度20
℃〜30℃で4時間放置して行うのであるが、例えば冬
期等の外気温の低い時(例えば10℃以下)であって
も、ボイラー室等に収納することなく、屋外あるいは加
温設備の無い室内に放置して、屋根瓦1を約4時間20
℃以上に保つことができる。つまり、受け板2に充填さ
れた蓄熱剤3が液体から固体へ相変換するときの潜熱を
利用して、屋根瓦1を一定時間一定の温度に保つことが
できるのである。ただし、この蓄熱剤3は予め液体状と
なされているものとする。このような受け板2を用いた
前置養生は、屋根瓦1との面接触による熱伝達であるの
で、従来方法のような空気伝搬による屋根瓦1の表面加
熱に比べ熱の伝熱効率が良い。また、このような前置養
生は、成形物の組織内のカルシウムイオン濃度を均一に
せしめ、均一な水和が行われるようにするために必要な
ものである。さらに、成形直後の未硬化状態の屋根瓦1
を非常な低温にさらすと、組織内の水分が凍って屋根瓦
1が割れる等の凍害がおこる可能性があり、この点から
も成形直後に屋根瓦1を適温の受け板2に載置すること
は有効である。
なお、屋根瓦1に被せる覆いとしては、合成樹脂製フィ
ルム、布帛で作られた合成樹脂製フェルト等が好適であ
る。
ルム、布帛で作られた合成樹脂製フェルト等が好適であ
る。
このようにして前置養生が終了すると、次に屋根瓦1を
受け板2上に載置した状態で一次養生を行う。一次養成
は雰囲気温度50℃〜60℃、湿度95%程度の蒸気室
内の屋根瓦1を所定時間放置して行う。このとき、前置
養生によって液体から固体へ相変換された蓄熱剤3は加
熱されて(熱を吸収して蓄熱され)再び固体か液体に相
変換されることになる。
受け板2上に載置した状態で一次養生を行う。一次養成
は雰囲気温度50℃〜60℃、湿度95%程度の蒸気室
内の屋根瓦1を所定時間放置して行う。このとき、前置
養生によって液体から固体へ相変換された蓄熱剤3は加
熱されて(熱を吸収して蓄熱され)再び固体か液体に相
変換されることになる。
このようにして十分な強度が得られれば、蒸気室から受
け板2とともに屋根瓦1を取り出し、次に受け板2から
屋根瓦1を取り出して養生を終了する。そして、この蒸
気室から取り出された受け板2は再び別の屋根瓦1の前
置養生に用いられる。
け板2とともに屋根瓦1を取り出し、次に受け板2から
屋根瓦1を取り出して養生を終了する。そして、この蒸
気室から取り出された受け板2は再び別の屋根瓦1の前
置養生に用いられる。
このようにして、蓄熱剤3は前置養生の際に放熱、一次
養生の際に蓄熱を繰り返すことになる。このため、前置
養生で放熱した蓄熱剤3のみを蓄熱するための新たな熱
源を必要としない。
養生の際に蓄熱を繰り返すことになる。このため、前置
養生で放熱した蓄熱剤3のみを蓄熱するための新たな熱
源を必要としない。
なお、上記一次養生まだ十分な強度が得られていない場
合には、さらに所定時間の蒸気養生あるいは室温養生に
よる二次養生を行う。
合には、さらに所定時間の蒸気養生あるいは室温養生に
よる二次養生を行う。
また、上記実施例では成形物として屋根瓦1を例に上げ
て説明しているが、これに限らず壁体等であっても良い
ことは当然である。
て説明しているが、これに限らず壁体等であっても良い
ことは当然である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る水硬性無機質成形物
の養生方法によれば、前置養生において、冬期等の外気
温の低い時にも大がかりな加温設備や加湿設備といった
ものが必要でなく、簡単に前記養生を行うことができ
る。
の養生方法によれば、前置養生において、冬期等の外気
温の低い時にも大がかりな加温設備や加湿設備といった
ものが必要でなく、簡単に前記養生を行うことができ
る。
図面は本発明に係る水硬性無機質成形物の養生方法に用
いられる受け板の縦断面図である。 1…屋根瓦 2…受け板 3…蓄熱剤
いられる受け板の縦断面図である。 1…屋根瓦 2…受け板 3…蓄熱剤
Claims (2)
- 【請求項1】潜熱型の畜熱剤を内部空洞内に充填した受
け板上に適宜形状に成形された水硬性無機質成形物を載
置し所定時間放置して前置養生を行った後、この水硬性
無機質成形物を該受け板上に載置した状態で蒸気室内に
所定時間放置して一次養生を行うことを特徴とする水硬
性無機質成形物の養生方法。 - 【請求項2】水硬性無機質成形物は繊維補強セメント組
成物を脱水プレス成形にて適宜形状に成形したものであ
る特許請求の範囲第1項記載の水硬性無機質成形物の養
生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5625587A JPH068228B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 水硬性無機質成形物の養生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5625587A JPH068228B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 水硬性無機質成形物の養生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63222083A JPS63222083A (ja) | 1988-09-14 |
| JPH068228B2 true JPH068228B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13021975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5625587A Expired - Lifetime JPH068228B2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 水硬性無機質成形物の養生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068228B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP5625587A patent/JPH068228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63222083A (ja) | 1988-09-14 |
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