JPH0682573B2 - 異方性マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石 - Google Patents
異方性マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石Info
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- JPH0682573B2 JPH0682573B2 JP60007355A JP735585A JPH0682573B2 JP H0682573 B2 JPH0682573 B2 JP H0682573B2 JP 60007355 A JP60007355 A JP 60007355A JP 735585 A JP735585 A JP 735585A JP H0682573 B2 JPH0682573 B2 JP H0682573B2
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は永久磁石に係り、特に異方性マンガン−アルミ
ニウム−炭素(Mn−Al−C)系合金磁石に関する。
ニウム−炭素(Mn−Al−C)系合金磁石に関する。
(従来の技術) マンガン68.0ないし73.0重量%、炭素(1/10Mn−6.6)
ないし(1/3Mn−22.2)重量%(ただし数式内のMnはマ
ンガン成分重量%を表わす)、残部がアルミニウムの組
成からなる異方性Mn−Al−C系合金磁石は、すぐれた磁
気特性をもつ永久磁石として、例えば、特公昭54-31448
号公報等で知られている。
ないし(1/3Mn−22.2)重量%(ただし数式内のMnはマ
ンガン成分重量%を表わす)、残部がアルミニウムの組
成からなる異方性Mn−Al−C系合金磁石は、すぐれた磁
気特性をもつ永久磁石として、例えば、特公昭54-31448
号公報等で知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 異方性Mn−Al−C系合金磁石は前記組成範囲内にある合
金を、530ないし830℃の温度領域で押出加工などの温間
塑性加工を施すことによって製造されるが、この合金は
鉄合金や銅合金と違って可塑性に乏しいため、塑性加工
に必要な加工圧力が高くなり、加工設備が複雑になった
り工具寿命が十分でないなどの問題があった。
金を、530ないし830℃の温度領域で押出加工などの温間
塑性加工を施すことによって製造されるが、この合金は
鉄合金や銅合金と違って可塑性に乏しいため、塑性加工
に必要な加工圧力が高くなり、加工設備が複雑になった
り工具寿命が十分でないなどの問題があった。
本発明は上述に鑑み、この合金の可塑性を良くして加工
圧力を軽減すること、言い換えれば、この合金の変形抵
抗を小さくすることを目的とし、工業的生産に寄与しよ
うとするものである。
圧力を軽減すること、言い換えれば、この合金の変形抵
抗を小さくすることを目的とし、工業的生産に寄与しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記組成範囲のMn−Al−C系合金に適量のア
ンチモン(以下、Sbと記す)を添加することによって、
この合金の温間塑性加工時の加工温度領域における変形
抵抗を著しく改善するものである。
ンチモン(以下、Sbと記す)を添加することによって、
この合金の温間塑性加工時の加工温度領域における変形
抵抗を著しく改善するものである。
(作用) 以下に代表的な実験データを例示しながら本発明を詳し
く説明する。
く説明する。
図はマンガン68.0ないし73.0重量%、炭素(1/10Mn−6.
6)ないし(1/3Mn−22.2)重量%、残部がアルミニウム
の組成範囲内のMn−Al−C系合金に、Sbを添加した合金
を530ないし830℃の温度領域で温間塑性加工したとき
の、Sbの添加量と変形抵抗との関係を示した図で、添加
量(横軸)は上記Sbを添加しないMn−Al−C系合金100
に対する重量比で、また変形抵抗値比(縦軸)は同じく
Sb添加前のMn−Al−C系合金の変形抵抗値に対する比で
表わしてある。
6)ないし(1/3Mn−22.2)重量%、残部がアルミニウム
の組成範囲内のMn−Al−C系合金に、Sbを添加した合金
を530ないし830℃の温度領域で温間塑性加工したとき
の、Sbの添加量と変形抵抗との関係を示した図で、添加
量(横軸)は上記Sbを添加しないMn−Al−C系合金100
に対する重量比で、また変形抵抗値比(縦軸)は同じく
Sb添加前のMn−Al−C系合金の変形抵抗値に対する比で
表わしてある。
図に示すように、変形抵抗値の減少効果はSbの添加量が
0.2(ただし、添加前の合金を100とした重量比、添加量
について以下同じ)のところで顕著に現れれ、さらに添
加量を増すと変形抵抗値はさらに減少して添加量が0.2
ないし4.0の領域では添加しない合金と比べて20ないし3
0%も小さくなる。このようにSbの添加は変形抵抗を小
さくする上で極めて有効に作用する。添加量が4.0を越
えると変形抵抗はさらに小さくなるが磁気特性の著しく
低下を招くため実用的には有効でない。すなわち、Sbの
添加量が4.0以下の場合はその磁気特性の低下は1割以
内であって実用する永久磁石としての性能は十分で何ら
問題はない。しかし、添加量が4.0を越えると、例えば
5.0のSbを添加した合金の押出加工後の(BH)max値は、
2.6MG・Oe程度で、添加しない合金の場合の(BH)max値
6.0MG・Oeと比べると半分以下になり実用的価値が著し
く低下する。したがって実用的には0.2ないし4.0の添加
量領域が有効である。
0.2(ただし、添加前の合金を100とした重量比、添加量
について以下同じ)のところで顕著に現れれ、さらに添
加量を増すと変形抵抗値はさらに減少して添加量が0.2
ないし4.0の領域では添加しない合金と比べて20ないし3
0%も小さくなる。このようにSbの添加は変形抵抗を小
さくする上で極めて有効に作用する。添加量が4.0を越
えると変形抵抗はさらに小さくなるが磁気特性の著しく
低下を招くため実用的には有効でない。すなわち、Sbの
添加量が4.0以下の場合はその磁気特性の低下は1割以
内であって実用する永久磁石としての性能は十分で何ら
問題はない。しかし、添加量が4.0を越えると、例えば
5.0のSbを添加した合金の押出加工後の(BH)max値は、
2.6MG・Oe程度で、添加しない合金の場合の(BH)max値
6.0MG・Oeと比べると半分以下になり実用的価値が著し
く低下する。したがって実用的には0.2ないし4.0の添加
量領域が有効である。
Sbを添加することによって変形抵抗が小さくなる効果を
もたらす原因はまだ解明されていないが、顕微鏡観察で
は0.2ないし4.0の添加量領域で結晶粒界に少量の析出物
が存在していることが確認されており、これが塑性加工
時の変形抵抗の減少に関与しているものと推察される。
さらに添加量が4.0を越えると、上記の析出物以外にβ
−Mn相およびAlMn(r)相と呼ばれる非磁性相が、結晶
粒界のみならず結晶粒内にも存在することが確認され、
これが変形抵抗の減少効果をもたらすものの磁気特性の
著しく低下も招いているものと考えられる。
もたらす原因はまだ解明されていないが、顕微鏡観察で
は0.2ないし4.0の添加量領域で結晶粒界に少量の析出物
が存在していることが確認されており、これが塑性加工
時の変形抵抗の減少に関与しているものと推察される。
さらに添加量が4.0を越えると、上記の析出物以外にβ
−Mn相およびAlMn(r)相と呼ばれる非磁性相が、結晶
粒界のみならず結晶粒内にも存在することが確認され、
これが変形抵抗の減少効果をもたらすものの磁気特性の
著しく低下も招いているものと考えられる。
以下に代表的な実施例を示す。
(実施例) マンガン70.2重量%、アルミニウム29.3重量%、炭素0.
5重量%の組成からなるMn−Al−C系合金ビレットおよ
びこの組成100に対する重量比で0.2、1.0、4.0のSbをそ
れぞれ添加した合金ビレットを溶解鋳造により作成し、
これらの合金ビレットを1100℃から冷却する熱処理を施
した後、700℃の温度を押出加工(押出比=5)した。
合金について押出加工時の変形抵抗値および押出加工後
の磁気特性(BH)max値を測定したところ、次表に示す
結果が得られ、Sbを0.2、1.0、4.0添加した合金は、Sb
を添加しない合金と比較して磁気特性はほとんど変らず
に変形抵抗値が20ないし30%も小さくなった。
5重量%の組成からなるMn−Al−C系合金ビレットおよ
びこの組成100に対する重量比で0.2、1.0、4.0のSbをそ
れぞれ添加した合金ビレットを溶解鋳造により作成し、
これらの合金ビレットを1100℃から冷却する熱処理を施
した後、700℃の温度を押出加工(押出比=5)した。
合金について押出加工時の変形抵抗値および押出加工後
の磁気特性(BH)max値を測定したところ、次表に示す
結果が得られ、Sbを0.2、1.0、4.0添加した合金は、Sb
を添加しない合金と比較して磁気特性はほとんど変らず
に変形抵抗値が20ないし30%も小さくなった。
(発明の効果) 以上詳細に述べたように本発明は、Mn−Al−C系合金磁
石に適量のSbを添加することによって、温間塑性加工時
の可塑性の著しく改善を可能にするものである。したが
って、加工圧力の軽減によって加工金型の寿命が従来と
比べて10倍以上長持ちすることや、加工金型の小型簡易
化が図れるなどの顕著な効果があり、本発明はMn−Al−
C系合金磁石の工業的生産に大きく尽すものがある。
石に適量のSbを添加することによって、温間塑性加工時
の可塑性の著しく改善を可能にするものである。したが
って、加工圧力の軽減によって加工金型の寿命が従来と
比べて10倍以上長持ちすることや、加工金型の小型簡易
化が図れるなどの顕著な効果があり、本発明はMn−Al−
C系合金磁石の工業的生産に大きく尽すものがある。
図はMn−Al−C系合金磁石にSbを添加したときの添加量
と変形抵抗との関係を示す図である。
と変形抵抗との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】マンガン68.0ないし73.0重量%、炭素(1/
10Mn−6.6)ないし(1/3Mn−22.2)重量%、残部がアル
ミニウムの組成からなる合金100に対して、アンチモン
を重量比で0.2ないし4.0の割合で添加した組成からなる
ことを特徴とする異方性マンガン−アルミニウム−炭素
系合金磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60007355A JPH0682573B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 異方性マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60007355A JPH0682573B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 異方性マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61168208A JPS61168208A (ja) | 1986-07-29 |
| JPH0682573B2 true JPH0682573B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=11663647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60007355A Expired - Lifetime JPH0682573B2 (ja) | 1985-01-21 | 1985-01-21 | 異方性マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0682573B2 (ja) |
-
1985
- 1985-01-21 JP JP60007355A patent/JPH0682573B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61168208A (ja) | 1986-07-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |