JPH0682784A - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents

液晶パネルの製造方法

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JPH0682784A
JPH0682784A JP23368992A JP23368992A JPH0682784A JP H0682784 A JPH0682784 A JP H0682784A JP 23368992 A JP23368992 A JP 23368992A JP 23368992 A JP23368992 A JP 23368992A JP H0682784 A JPH0682784 A JP H0682784A
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JP23368992A
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Takeshi Kamata
豪 鎌田
Yoshiro Koike
善郎 小池
Takashi Tsuyuki
俊 露木
Kuniaki Furukawa
訓朗 古川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶パネルの製造方法に関し、フォトリソグ
ラフィによらなくても微小な領域毎に液晶の配向状態が
異なる液晶パネルを得ることのできることを目的とす
る。 【構成】 第1及び第2の対向する基板の間に挿入され
た液晶と、該第1の基板に設けられた配向膜36と、該
第2の基板に設けられた配向膜とからなり、該第1の基
板の配向膜36及び該第2の基板の配向膜が微小な領域
毎に液晶の配向状態が異なるように配向処理されている
液晶パネルの製造方法であって、該第1の基板22及び
該第2の基板を準備し、該第1の基板及び該第2の基板
の各々に配向膜36を所定のパターンで印刷し、該配向
膜36をラビングする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶の配向状態が微小な
領域毎に異なるようにした液晶パネルの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは、一対の対向する透明なガ
ラス基板の間に液晶を挿入したものである。一方のガラ
ス基板の内面には画素電極及び配向膜が設けられ、他方
の基板の内面には共通電極及び配向膜が設けられる。最
近では、画素電極をアクティブマトリクス駆動すること
が多くなっている。さらに、これらの基板の外側にはそ
れぞれ偏光板が設けられる。
【0003】液晶パネルでは、液晶分子は両基板の配向
膜のラビング方向に従って配向し、プレチルトする。偏
光板を直交配置したツイストネマチック型の液晶表示装
置では、両基板の配向膜のラビング方向は相互にほぼ垂
直になっており、液晶の分子は一方の基板から他方の基
板に向かうにつれて螺旋状にツイストしていく。そし
て、液晶に電圧を印加しないときに、液晶の分子は初期
のツイスト及びプレチルトを維持した状態にあり、入射
光は液晶のツイストに沿って旋回しながら進み、液晶パ
ネルから出射する。電圧を印加すると、液晶が立ち上が
り、液晶の複屈折作用が弱くなり、上記した光の旋回作
用が弱くなって、入射光が液晶パネルを透過しにくくな
り、黒表示が得られるようになる。このようにして、液
晶への印加電圧を制御しながら、全体で明暗のコントラ
ストのある画像を形成する。
【0004】このような液晶パネルでは、観視者が、画
面を見る方向により、画像の明暗のコントラストが変化
する。これは、液晶パネルの視角特性として一般に認識
されている。例えば、ある配向処理をした液晶パネルを
斜め上方から見る場合には電圧をわずかにかけると透過
率が大幅に低下し、電圧の上昇とともに再び透過率が増
加するようになり、これに対して液晶パネルを斜め下方
から見る場合には電圧を高くしても透過率がなかなか低
下せず、黒い表示を得ようとしても、比較的に明るい表
示になってしまう。
【0005】このような視角特性の影響を解決するため
に、特開昭63−106624号公報は、1画素内で液
晶の分子の配向方向の異なる2つの領域を形成すること
を提案している。これらの提案によれば、上記斜め上方
向の視角特性と斜め下方向の視角特性を混合することに
より、全体としての視角特性の向上を図ることができ
る。
【0006】図5はそのような従来の液晶パネルの配向
処理を示す図である。図5は例えば1画素分の面積を示
し、1画素が液晶の分子の配向状態が異なる2つの領域
A,Bに分割されている。光が一方の基板に入射し(こ
こでは光入射側の基板を下基板という)、液晶を透過し
て他方の基板(上基板)から出射するとし、観視者が上
基板の上方から液晶パネルを見るとして、下基板の配向
膜のラビング方向が矢印RL で示され、上基板の配向膜
のラビング方向が矢印RU で示されている。
【0007】図5の領域Aでは、下基板の配向膜のラビ
ング方向RL は左上がり45度であり、上基板の配向膜
のラビング方向RU は左下がり45度である。このよう
な配向処理の場合の視角特性は、上記したように液晶パ
ネルを斜め上方から見る場合、電圧をわずかにかけると
透過率が大幅に低下し、電圧の上昇とともに再び透過率
が増加するようになる。この視角特性が二重矢印で示さ
れている。一方、領域Bでは、下基板の配向膜のラビン
グ方向RL は右下がり45度であり、上基板の配向膜の
ラビング方向RU は右上がり45度である。このような
配向処理の場合の視角特性は領域Aとは上下逆になる。
【0008】このような配向処理の異なる微小な領域A
と微小な領域Bを隣り合わせて配置すると、透過率の高
い視角特性と透過率の低い視角特性を加えて2で割った
ような視角特性になり、上下どの方向から見た場合に
も、正面から見た視角特性に近づき、全体としての視角
特性が改善される。
【0009】このような配向処理のために、図5におい
ては、例えば破線で示された下基板の配向膜について
は、微小な領域Aでは左上がり方向にラビングを行い、
微小な領域Bでは右下がり方向にラビングを行うことが
必要である。つまり、同一の基板に微小な領域A,B毎
に逆方向のラビングをすることが必要である。
【0010】しかし、1画素に相当するような微小な領
域A,B毎にこのようなラビングを行うのは簡単ではな
い。図7はレジストをマスクとしてラビングする従来方
法の一例を示す。図7では、配向膜は2層構造になって
いる。(A)に示されるように、画素電極2を形成した
基板1を準備し、基板1の上に第1の配向材層(下層側
の配向材層と言う)3を塗布し、下層側の配向材層3の
上に第2の配向材層(上層側の配向材層と言う)4を塗
布するようになっている。上層側の配向材層4に矢印X
で示される方向にラビングを行う。
【0011】次に、(B)に示されるように、上層側の
配向材層4の上にレジスト5を塗布し、上層側の配向材
層4をエッチングする。(B)では、レジスト5はすで
に露光、現像され、所定の形状(微小な領域A,Bに相
当する大きさ)になっており、上層側の配向材層4はレ
ジスト5をマスクとしてエッチングされている。従っ
て、レジスト5及び上層側の配向材層4の開口部から下
層側の配向材層3が露出している。そこで、(C)に示
されるように、レジスト5の上から矢印Yの方向にラビ
ングを行うと、下層側の配向材層3の露出部分のみがラ
ビングされることになる。そして、(D)に示されるよ
うに、レジスト5を剥離すると、レジスト5で覆われて
いた上層側の配向材層4には最初のラビングXが残って
おり、よって逆方向のラビングが達成される。
【0012】図8はレジストをマスクとしてラビングす
る従来方法の他の例を示す。図8でも、配向膜は2層構
造になっている。(A)に示されるように、画素電極2
を形成した基板1の上に下層側の配向材層3及び上層側
の配向材層4を塗布する。この方法ではここでラビング
を行わない。次に、(B)に示されるように、上層側の
配向材層4の上にレジスト5を塗布し、上層側の配向材
層4をエッチングする。レジスト5はすでに露光、現像
され、所定の形状(微小な領域A,Bに相当する大き
さ)になっており、上層側の配向材層4は所定の形状に
パターニングされている。そこで、(C)に示されるよ
うに、レジスト5を剥離し、露出した上層側の配向材層
4及び下層側の配向材層3の上から矢印Yの方向にラビ
ングを行う。従って、露出した上層側の配向材層4及び
下層側の配向材層3には同一方向にラビングが行われ
る。このような基板1を液晶パネルとして組み立てる
と、上層側の配向材層4及び下層側の配向材層3の部分
がレジスト5を剥離すると、液晶の配向状態の異なる微
小な領域A,Bとなる。なお、この詳細は、本願の発明
の説明とともに、後述する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】液晶の配向状態の異な
る微小な領域A,Bを形成するために、従来は配向膜を
フォトリソグラフィによりパターニングしてラビングす
ることが必要であった。しかし、フォトリソグラフィに
よりパターニングするためには、レジスト塗布、プリキ
ュア、露光、現像、ポストキュア、エッチング、レジス
ト剥離、というように多くの工程を必要とする問題点が
あった。また、配向膜の種類として、フォトリソで使用
する薬品に十分な耐性をもつ配向膜しか使用できず、大
きな制限を生んでいた。
【0014】本発明の目的は、フォトリソグラフィによ
らなくても微小な領域毎に液晶の配向状態が異なる液晶
パネルを得ることのできる液晶パネルの製造方法を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶パネル
の製造方法は、第1及び第2の対向する基板22,24
の間に挿入された液晶26と、該第1の基板に設けられ
た配向膜36と、該第2の基板に設けられた配向膜32
とからなり、該第1の基板の配向膜36及び該第2の基
板の配向膜32が微小な領域毎に液晶の配向状態が異な
るように配向処理されている液晶パネルの製造方法であ
って、該第1の基板22及び該第2の基板24を準備
し、該第1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜3
6,32を所定のパターンで印刷し、該配向膜36,3
2をラビングすることを特徴とするものである。また、
該第1の基板22及び該第2の基板24を準備し、該第
1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜36,32と
なる感光性の配向材材料を塗布し、該配向材材料を所定
のパターンのマスクを介して露光し、該配向材材料の感
光部分あるいは未感光部分を除去し、該配向膜をラビン
グすることを特徴とする液晶パネルの製造方法、あるい
は、該第1の基板22及び該第2の基板24を準備し、
該第1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜36,3
2となる配向材材料を所定のパターンに従って細い線状
に塗布し、該配向膜をラビングすることを特徴とする液
晶パネルの製造方法、を採用することもできる。
【0016】
【作用】上記した構成においては、微小な領域毎に液晶
の配向状態が異なるようになっている。そして、上記製
造方法によれば、配向膜の微小な領域に相当するパター
ンをフォトリソを使用することなく形成することがで
き、工程が容易になり、コスト低減を達成できる。
【0017】
【実施例】図2は、本発明の第1実施例の液晶パネル2
0を示し、この液晶パネル20の両側には偏光板(図示
せず)がノーマリホワイトモードのときに垂直な関係
で、あるいはノーマリブラックモードのときに平行な関
係で配置される。液晶パネル20は、一対の透明なガラ
ス基板22,24の間に液晶26を封入したものであ
る。液晶26はツイストネマチック型液晶を使用してい
る。図示しない光源からの光は例えば矢印Lの方から液
晶パネル20に入射し、観視者は入射方向とは逆の方向
から液晶パネル20を見るものとし、以後の説明におい
ては、光の入射側の基板22を下基板と呼び、観視者側
の基板24を上基板と呼ぶことにする。
【0018】上基板24の内面にはカラーフィルタ層2
8,ITOの共通電極30が設けられ、共通電極30の
上に配向膜32が設けられる。下基板22の内面には画
素電極34及び配向膜36が設けられる。下基板22に
設けられた画素電極34はアクティブマトリクス回路に
接続される。図3に示されるように、アクティブマトリ
クス回路は縦、横にマトリクス状に延びるドレインバス
ライン38及びゲートバスライン40を含み、画素電極
34は薄膜トランジスタ(TFT)42を介してドレイ
ンバスライン38及びゲートバスライン40に接続され
る。
【0019】図4に示されるように、薄膜トランジスタ
42は、半導体層44と、ゲート電極40aと、ドレイ
ン電極38aと、ソース電極46とからなる。ソース電
極46は画素電極34に接続され、ドレイン電極38a
はドレインバスライン38に接続され、ゲート電極40
aはゲートバスライン40に接続される。ゲート絶縁層
48がゲート電極40aと半導体層44との間に設けら
れる。
【0020】図2及び図3に示されるように、上記した
ように視角特性を改善するために、配向膜32及び配向
膜36は、液晶26の配向状態の異なる微小な領域A,
Bを形成するように配向処理されている。下基板22側
の配向膜36は下層側の配向材層50及び上層側の配向
材層52からなる2層構造になっており、上基板24側
の配向膜32も下層側の配向材層54及び上層側の配向
材層56からなる2層構造になっている。
【0021】上層側の配向材層52,56は微小な領域
A,Bに相当する微小な部分となるようにパターニング
され、各微小な部分に隣接する開口部分から下層側の配
向材層50,54が露出している。微小な部分からなる
上層側の配向材層52,54は上基板22側及び下基板
24側に交互に設けられる。すなわち、微小な領域Aに
おいては、下基板22側の上層側の配向材層52が上基
板24側の上層側の配向材層54と対向し、且つ、微小
な領域Bにおいては、上基板24側の上層側の配向材層
56は下基板22側の下層側の配向材層50と対向する
ようになっている。
【0022】配向膜32,36は図1に示される手順に
より製造されたものである。図1は配向膜36について
のみ示しているが、配向膜32についても同様に適用可
能である。図1においては、(A)に示されるように、
まず下基板22(上基板24)を準備する。下基板22
には画素電極34及びアクティブマトリクスが設けられ
ている。配向膜36が2層構造からなるこの実施例で
は、下層側の配向材層50が下基板22に塗布されてい
る。次に、下基板22に配向膜36の上層側の配向材層
52を所定のパターンで印刷する。印刷工程は、(B)
に示されるように、微小な領域A,Bに相当する所定の
パターンを有する版100を使用し、版100にインキ
盤102のインキ(上層側の配向材層52の材料溶液)
104を付け、(C)に示されるように、版100を下
基板22に押しつけることによってインキ104を下基
板22に印刷する。すなわち、(D)に示されるよう
に、下基板22の下層側の配向材層50に上層側の配向
材層52を印刷する。それから、この配向膜36をラビ
ングローラ106でラビングする。すると、所定のパタ
ーンの上層側の配向材層52の部分、及びそれから露出
した下層側の配向材層50の部分に一定の方向にラビン
グが行われる。
【0023】下層側の配向材層50,54は例えばSi
O2 やTiO2 等の無機系の配向材からなり、上層側の
配向材層52,56は例えばイミド化率100パーセン
トのポリイミド等の有機系の配向材からなる。このよう
に配向材を変えることにより、同じようなラビングを行
った場合に液晶のプレチルトに差ができ、上層側の配向
材層52,56に接する液晶のプレチルトが下層側の配
向材層50,54に接する液晶のプレチルトよりも大き
くなる。
【0024】図2に示されるように、上層側の配向材層
52,56をパターニングした上から全面に一定なラビ
ングを行うと、微小な領域Aにおいては、上基板24の
配向膜32の上層側の配向材層56の近傍の液晶分子が
プレチルトα1 となり、下基板24の配向膜36の下層
側の配向材層50の近傍の液晶分子がプレチルトα2と
なる。逆に、この領域Aに隣接する領域Bにおいては、
上基板24の配向膜32の下層側の配向材層54の近傍
の液晶分子がプレチルトα2 となり、下基板22の配向
膜36の上層側の配向材層52の近傍の液晶分子がプレ
チルトα1 となるようになっている。ここでα1 >α2
の関係がある。
【0025】図6はこの配向処理を簡単に示す図であ
る。微小な領域Aにおいては、上基板24の配向膜32
のラビング方向が矢印RU で示され、下基板22の配向
膜36のラビング方向が矢印RL で示されている。微小
な領域Aにおいては、上基板24の配向膜32の近傍の
液晶の分子が大きい角度α1 でプレチルトし、それに対
向する下基板22の配向膜32の近傍の液晶の分子が小
さい角度α2 でプレチルトする。また、微小な領域Bに
おいては、下基板22の配向膜36の近傍の液晶の分子
が大きい角度α1 でプレチルトし、それに対向する上基
板24の配向膜32の近傍の液晶の分子が小さい角度α
2 でプレチルトする。
【0026】このように、微小な領域A,Bにおいて、
液晶の分子が対向する基板のうちの一方の基板22(2
4)側では大きい角度α1 でプレチルトし、他方の基板
24(22)側では小さい角度α2 でプレチルトしてい
る場合、電圧を印加したときには、液晶層の中間部の液
晶分子は図2の矢印で示されるようにプレチルトの大き
い方向に立ち上がる。
【0027】従って、微小な領域Aにおいては、液晶の
立ち上がりは図6の矢印RU で示された上基板24の配
向膜32の配向処理に従うものとなる。また、微小な領
域Bにおいては、液晶の立ち上がりは矢印RL で示され
た下基板22の配向膜36の配向処理に従うものとな
る。従って、図6の微小な領域Aの液晶の立ち上がり
は、図5の微小な領域Aのものと同じである。なぜな
ら、図5の微小な領域Aの液晶の立ち上がりも矢印RU
に従ったものだからである。同様に、図6の微小な領域
Bの液晶の立ち上がりは、図5の微小な領域Bのものと
同じである。従って、本発明では、図5を参照して説明
したのと同様に液晶の配向状態の異なる微小な領域A,
Bを備えた液晶パネル20を得ることができる。
【0028】ただし、図6で、プレチルトα2 を示すラ
ビング方向は、図5のものとは逆になっている。しか
し、図6の配向処理によれば、1基板についてラビング
が1回でよいので、ラビングを2回行うものよりも配向
状態がより安定することが分かっている。さらに、配向
膜36のパターニングを図1の手順に従って行うと、例
えば図7及び図8を参照して説明した従来技術のように
フォトリソグラフィを使用する必要がないので、製造が
容易であり、コストが低減される。
【0029】以上は凸版印刷法を例として説明したが、
その他の印刷法、例えばオフセット印刷法、グラビア印
刷法、スクリーン印刷法、凹版印刷法、等を採用するこ
ともできる。図9は本発明の別の実施例を示す図であ
る。この実施例でも、下基板22側の配向膜36は2層
構造からなり、すなわち下層側の配向材層50と上層側
の配向材層52からなる。さらに、上層側の配向材層5
2は感光性のポリイミドからなる。上基板24側の配向
膜32は示されていないが、下基板22側の配向膜36
と同様の構成を有する。
【0030】(A)に示されるように、下基板22に配
向膜36となる下層側の配向材層50及び上層側の配向
材層52の材料52aを塗布する。そこで、上層側の配
向材層52の材料52a所定のパターンのマスク110
を介して露光する。そして、上層側の配向材層52の材
料52aの感光部分あるいは未感光部分を除去すると、
(B)に示されるように所定のパターンの上層側の配向
材層52が形成される。そこで、矢印Xで示されるよう
にラビングする。この方法においても、従来技術のよう
にフォトリソグラフィを使用する必要がないので、製造
が容易であり、コストが低減される。
【0031】図10から図12は本発明の別の実施例を
示す図であり、下基板22及び上基板24の配向膜3
6,32となる配向材材料を所定のパターンに従って細
い線状に塗布する実施例である。この場合にも、パター
ニングされた配向膜36,32にラビングする。図10
では、配向膜36の上層側の配向材層52の材料がディ
スペンサ120に注入されており、ディスペンサ120
は針状のノズル122を有している。ディスペンサ12
0に空気圧を加えると、上層側の配向材層52の材料が
線状に押し出され、下基板22の下層側の配向材層50
の上に上層側の配向材層52として付着する。なお、上
層側の配向材層52の幅は1画素の半分位であり、例え
ば約300μm位である。
【0032】図11では、配向膜36の上層側の配向材
層52の材料がディスペンサ124に注入されており、
ディスペンサ120は複数の吐出口を備えたノズル12
6を有している。ディスペンサ120に空気圧を加える
と、上層側の配向材層52の材料が平行な線状に押し出
され、下基板22の下層側の配向材層50の上に上層側
の配向材層52として付着する。
【0033】図12では、配向膜36の上層側の配向材
層52の材料を線状に吐出する手段としてインクジェッ
トを応用した吐出装置128が使用される例を示してい
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微小な領域毎に液晶の配向状態が異なるようにするとと
もに、配向膜の微小な領域に相当するパターンをフォト
リソを使用することなく形成することができ、工程が容
易になり、コスト低減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の手順を示す図である。
【図2】本発明の実施例の液晶パネルを示す図である。
【図3】アクティブマトリクスを示す図である。
【図4】薄膜トランジスタの部分を示す図である。
【図5】液晶の配向状態の異なる微小な領域を示す図で
ある。
【図6】液晶の配向状態の異なる微小な領域の他の例を
示す図である。
【図7】従来の方法を示す図である。
【図8】従来の他の方法を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す図である。
【図12】本発明の第5実施例を示す図である。
【符号の説明】
22,24…基板 26…液晶 30…共通電極 32,36…配向膜 34…画素電極 50,54…下層側の配向材層 52,56…上層側の配向材層 100…版 106…ラビングローラ 110,120…ディスペンサ 106…ラビングローラ 124…吐出装置
フロントページの続き (72)発明者 古川 訓朗 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の対向する基板(22,2
    4)の間に挿入された液晶(26)と、該第1の基板に
    設けられた配向膜(36)と、該第2の基板に設けられ
    た配向膜(32)とからなり、該第1の基板の配向膜
    (36)及び該第2の基板の配向膜(32)が微小な領
    域毎に液晶の配向状態が異なるように配向処理されてい
    る液晶パネルの製造方法であって、 該第1の基板(22)及び該第2の基板(24)を準備
    し、該第1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜(3
    6,32)を所定のパターンで印刷し、該配向膜(3
    6,32)をラビングすることを特徴とする液晶パネル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 該第1の基板の配向膜(36)及び該第
    2の基板の配向膜(32)がそれぞれ下層側の配向材料
    (50,54)と該下層側の配向材料を覆う上層側の配
    向材料(52,56)とからなる液晶パネルの製造方法
    であって、 該第1の基板及び該第2の基板の各々に下層側の配向材
    層(50,54)となる配向材材料を塗布し、該下層側
    の配向材層(50,54)の上に上層側の配向材層(5
    2,56)となる配向材材料を印刷することを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の対向する基板(22,2
    4)の間に挿入された液晶(26)と、該第1の基板に
    設けられた配向膜(36)と、該第2の基板に設けられ
    た配向膜(32)とからなり、該第1の基板の配向膜
    (36)及び該第2の基板の配向膜(32)が微小な領
    域毎に液晶の配向状態が異なるように配向処理されてい
    る液晶パネルの製造方法であって、 該第1の基板(22)及び該第2の基板(24)を準備
    し、該第1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜(3
    6,32)となる感光性の配向材材料を塗布し、該配向
    材材料を所定のパターンのマスクを介して露光し、該配
    向材材料の感光部分あるいは未感光部分を除去し、該配
    向膜をラビングすることを特徴とする液晶パネルの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の対向する基板(22,2
    4)の間に挿入された液晶(26)と、該第1の基板に
    設けられた配向膜(36)と、該第2の基板に設けられ
    た配向膜(32)とからなり、該第1の基板の配向膜
    (36)及び該第2の基板の配向膜(32)が微小な領
    域毎に液晶の配向状態が異なるように配向処理されてい
    る液晶パネルの製造方法であって、 該第1の基板(22)及び該第2の基板(24)を準備
    し、該第1の基板及び該第2の基板の各々に配向膜(3
    6,32)となる配向材材料を所定のパターンに従って
    細い線状に塗布し、該配向膜をラビングすることを特徴
    とする液晶パネルの製造方法。
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