JPH0682859A - 波長変換装置 - Google Patents

波長変換装置

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Publication number
JPH0682859A
JPH0682859A JP23706692A JP23706692A JPH0682859A JP H0682859 A JPH0682859 A JP H0682859A JP 23706692 A JP23706692 A JP 23706692A JP 23706692 A JP23706692 A JP 23706692A JP H0682859 A JPH0682859 A JP H0682859A
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JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
layer
ion implantation
refractive index
waveguide layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP23706692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Mori
和思 森
Mitsuharu Matsumoto
光晴 松本
Tadao Toda
忠夫 戸田
Hideyuki Nonaka
英幸 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0682859A publication Critical patent/JPH0682859A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非線形光学材料を用いてより短い基本波を第
2高調波に変換する波長変換装置を提供することを目的
とする。 【構成】 非線形光学結晶材料からなる基板1内に、第
1、第2イオン注入層3、4を互いに離間して設け、該
離間部を導波層2とし、この導波層2の一方の端面から
基本波を入射し、この導波層2の他方の端面から第2高
調波を発生させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光の波長を短波長に変換
する波長変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報の高密度化が活発になってお
り、光情報機器に用いる光をより短波長化する研究が活
発に行われている。そして、この他にも医療や化学産業
など種々の分野においても短波長コヒーレント光が必要
となっている。
【0003】短波長コヒーレント光を得る方法として、
非線形光学材料を用いて第2高調波を発生させる波長変
換装置が活発に研究されている。
【0004】特に、イオン注入によって形成した光導波
路をもつ波長変換装置は、その製造の容易さから注目さ
れている。図4は斯る波長変換装置を示す断面図であ
る。
【0005】図4中、21は非線形光学結晶KNbO3
(ニオブ酸カリウム)からなり、基板表面に対して垂直
方向がb軸方向となっているb軸配向基板である。22
は前記基板21内にHe+(ヘリウムの一価正イオン)
が注入されて形成されたイオン注入層で、該イオン注入
層22はイオン注入によって結晶性が崩されてアモルフ
ァスに近い状態である。
【0006】図5に図4中破線A−Dに沿った屈折率分
布を示すように前記イオン注入層22は該イオン注入層
22が形成されていない基板21の部分に比べて低屈折
率となっている。従って、前記基板21のうちイオン注
入層22よりも上部領域は、クラッド層となる空気層2
3と該イオン注入層22の2つの低屈折率層に挟まれ、
導波層24となる。
【0007】ところで、前記導波層24は第2高調波発
生(SHG)機能をもつために、該導波層24に入射さ
れる基本波26と該導波層24内で発生して出力される
第2高調波27の位相整合が行えるように、即ち基本波
26と第2高調波27に対する導波層24の実効屈折率
が等しくなるように該導波層24の層厚が最適化されて
いる。
【0008】以下、この場合の位相整合について更に詳
しく説明する。
【0009】図6に示すように、前記導波層24、及び
イオン注入が行われていない非線形光学結晶KNbO3
は、a軸方向、b軸方向、及びc軸方向に対してそれぞ
れ主屈折率na(d)を示す破線、主屈折率nb(d)を
示す破線、主屈折率nc(d)を示す破線で表される波
長分散特性A、及び主屈折率naを示す実線、主屈折率
bを示す実線、主屈折率ncを示す実線で表される波長
分散特性Bを持つ。前記波長分散特性Aで示される各主
屈折率は、イオン注入時のイオン通過による結晶性のわ
ずかな低下により、波長分散特性Bの対応する各主屈折
率に比べてわずかに異なった値となる。
【0010】この図6で示されるように、前記導波層2
4はある波長λに対する主屈折率n b(d)の値と該波
長の半分である波長λ/2に対する主屈折率nc(d)
の値が等しくなる値λ=λcを持つ。尚、前記イオン注
入が行われていない非線形光学結晶KNbO3は、ある
波長λに対する主屈折率nbの値と該波長の半分である
波長λ/2に対する主屈折率ncの値が等しくなる値λ
=λc0を持つ。
【0011】又、図7に示すように、イオン注入層22
はa軸方向、b軸方向、及びc軸方向に対してそれぞれ
主屈折率na(i)を示す破線、主屈折率nb(i)を示
す破線、主屈折率nc(i)を示す破線で表される波長
分散特性Cをもつ。尚、図中、波長分散特性Bは前記図
6と同じものである。前記波長分散特性Cで示される各
主屈折率は、イオン注入による結晶性の低下により、波
長分散特性Bの対応する各主屈折率に比べていずれも略
同じ割合で、且つ図6の波長分散特性Aの変化量の絶対
値に比べて、即ち導波層24における変化量の絶対値よ
りも大きく減少する。この図7で示されるように、前記
イオン注入層22はある波長λに対する主屈折率n
b(i)の値と該波長の半分である波長λ/2に対する
主屈折率nc(i)の値が等しくなる値λ=λcs(λcs
<λc)を持つ。
【0012】前記λcよりも長波長のTMモードの基本
波を導波層24内にa軸方向に伝播させる場合に、該導
波層24の層厚を最適化して位相整合させ、TEモード
の第2高調波を発生させることができる。
【0013】この位相整合が可能なことは、図8に示す
前記波長変換装置におけるλcよりも長波長の基本波と
その高調波のモード分散特性から説明できる。図中、横
軸は導波層24の層厚、縦軸は実効屈折率を表してお
り、曲線SwはTMモードの基本波の分散特性、S2w
TEモードの第2高調波の分散曲線である。
【0014】即ち、一般にモード分散曲線Sw、S
2wは、それぞれ導波層24におけるイオン注入層22近
傍の所定層厚tbw、tc2w(カットオフ層厚)での実効
屈折率nb w(i)、nc2w(i)は、それぞれイオン注
入層22の基本波に対する主屈折率nb(i)、第2高
調波に対する主屈折率nc(i)に等しく、導波層24
の層厚が大きくなるにしたがって実効屈折率nbw(d)
(=導波層24の基本波に対する主屈折率n
b(d))、実効屈折率nc2w(d)(= 第2高調波に
対する主屈折率nc(d))に漸近的に近づいていく。
【0015】ところで、非線形光学結晶KNbO3にお
いて、TMモードの基本波がλcよりも長波長λlの場
合、図6の波長分散特性Aから判るように、基本波の波
長がλl−λc増加するのに対するnb(d)の減少より
も、高調波の波長のλl/2−λc/2増加するのに対す
るnc(d)の減少の方が大きいので、導波層の層厚が
無限大における基本波に対するb軸方向の主屈折率nbw
(d)>導波層の層厚が無限大における第2高調波に対
するc軸方向の主屈折率nc2w(d)の関係が成り立つ
ことが判る。更に、導波層に隣接する2つ層の屈折率が
互いに異なる非対称導波層においては、導波層内での光
の波長が短い程、カットオフ層厚が小さくなり、モード
分散曲線の立ち上がり急峻となるので、高調波に対する
カットオフ層厚tc2w<基本波に対するカットオフ層厚
bwの関係が成り立つ。この結果、図8中に示すよう
に、基本波の分散曲線Swと高調波S2wは、ある層厚t
pmにおいて交差することになる。従って、この層厚tpm
になるようにイオン注入層22の深さ位置を選択するこ
とにより位相整合が行えるのである。
【0016】しかしながら、斯る波長変換装置では、基
本波がλcよりも短波長の場合は、nbw(d)<n
c2w(d)の関係となるので、位相整合が行えず、より
短い波長の光を得られないといった問題があった。特
に、前記波長λcはイオン注入ドーズ量の増加とともに
λc0=0.86μm(イオン注入しないKNbO3の場
合)より大きくなるため(例えばドーズ量が1×1016
ion/cm2の場合は約1μm)、波長λc0に近い波
長をもつ基本波を第2高調波に変換することが困難であ
った。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑み成されたものであり、波長λc0に近い波長をもつ基
本波を第2高調波に変換することが可能な波長変換装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の波長変換装置
は、非線形光学材料内に2つのイオン注入層を互いに離
間して設け、該2つのイオン注入層間を導波層とし、該
導波層の一方の端面から基本波を入射し、この導波層の
他方の端面から第2高調波を発生させることを特徴とす
る。
【0019】
【作用】2つのイオン注入層間に挟まれた領域を導波層
とする構造にする場合、該導波層に隣接する層、即ち2
つのイオン注入層の屈折率が等しい対称導波路とするこ
と、即ち基本波及び高調波の両方のカットオフ層厚を0
μmにすることが可能であるので、より短い波長の基本
波を用いても位相整合が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例の波長変換装置
について図を参照しつつ説明する。図1はこの波長変換
装置の断面図、図2は図1中の破線E−Hに沿った方向
の屈折率分布を示す図である。尚、従来例と同一部分及
び対応する部分には同一符号を付す。
【0021】図1中、1は非線形光学結晶KNbO
3(ニオブ酸カリウム)からなり、基板表面に対して垂
直方向がb軸方向となっているb軸配向基板で、表主面
は(010)面である。2は前記基板1内にHe+(ヘ
リウムの一価正イオン)が注入されて形成された第1イ
オン注入層3と、該基板1内に第1イオン注入層3に離
間して上方に同様にHe+が注入されて形成された、該
第1イオン注入層3と屈折率が略等しい望ましくは等し
い第2イオン注入層4が作成されることにより、該イオ
ン注入層3、4間に形成された導波層である。
【0022】ここで、図2に図1中破線E−Hに沿った
屈折率分布を示すように、前記導波層2は前記第1、第
2イオン注入層3、4はイオン注入によって結晶性が崩
されてアモルファスに近い状態で、前記基板1自体の屈
折率よりも低屈折率となっており、しかも第1、第2イ
オン注入層3、4が等しい屈折率をもつので、所謂対称
導波路となる。
【0023】前記第1、第2イオン注入層3、4は、異
なる注入エネルギで2回イオン注入することにより、即
ち本実施例ではそれぞれれ注入エネルギ485KeVと2
20KeVで基板1に注入して形成した。ここで、第1、
第2イオン注入層3、4の深さ制御は上記注入エネルギ
により制御されており、また第1、第2イオン注入層
3、4の屈折率を等しくするために、該イオン注入層
3、4のドーズ量を同じにした。尚、両イオン注入条件
は、注入オフ角度(b軸方向に対する角度)が7°、ド
ーズ量が1×1016ion/cm2である。
【0024】斯る注入条件で作成した波長変換装置にお
いて、第1、第2イオン注入層3、4は深さがそれぞれ
0.5μm、1.1μmであり、第1、第2イオン注入
層3、4の主屈折率na(i),nb(i)は共に約7%
減、また主屈折率nc(i)は約9%減であった。ま
た、導波層2は実効層厚が約0.2μmであり、その主
屈折率na(d)、nb(d)は約1%減、主屈折率nc
(d)は約1%増であった。
【0025】斯る波長変換装置において、半導体レーザ
装置から出力した出力100mW、室温発振波長λm
0.88μmのTMモードの光(基本波)26を導波層
2の該導波層2のa軸方向に沿って一方の端面から入射
した場合、該半導体レーザ装置の温度を変化させて該光
の波長を微調節することにより、この導波層2の他方の
端面から出力した出力0.2mW、波長0.441μm
のコヒーレントな第2高調波27が観測できた。
【0026】このように、前記λc0=0.86μmによ
り近い波長λm=0.88μmの光においても、第2高
調波が発生できた理由を図3を用いて説明する。
【0027】λcより短い波長の基本波λmを第2高調波
に変換する場合、図6から判るように導波層2の実効屈
折率nbw(d)、nc2w(d)には、nbw(d)<nc2w
(d)の関係となるが、上述のように導波層を挟む2つ
の層の屈折率が等しい対称導波路では、基本波と第2高
調波に対するカットオフ層厚がともに0μmとなり、更
に基本波の波長λmがλcsより大きいので、図7から判
るようにカットオフ層厚での実効屈折率nbw(i)、n
c2w(i)には、nbw(i)>nc2w(i)の関係が成り
立つ。従って、上述のように位相整合できるのは、分散
曲線を示す図3から判るようにTMモードの基本波の分
散曲線CwとTEモードの第2高調波の分散曲線C2w
ある層厚tpm´において交差するためである。
【0028】尚、上記実施例ではKNbO3のb軸配向
基板を用いたが、KNbO3のc軸配向基板を用いても
よく、この場合は基本波としてTEモードのコヒーレン
ト光を用いることにより、TMモードの短波長でコヒー
レントな第2高調波が取り出せる。
【0029】また、非線形光学結晶として、KNbO3
に限定されず、例えばKTP(KTiOPO4、チタン
酸りん酸カリウム)やLiNbO3(ニオブ酸リチウ
ム)等をはじめ他の非線形光学結晶も適宜利用できる。
【0030】更に、イオン注入層を形成するためには、
He+以外の他のイオンを適宜利用できる。
【0031】上述のように、非線形光学材料内に2つの
イオン注入層を互いに離間して設け、該2つのイオン注
入層間を導波層とし、該導波層を用いて基本波から第2
高調波を発生させることにより、該導波層に隣接する
層、即ち2つのイオン注入層の屈折率が等しい対称導波
路とすることが可能である。この結果、基本波及び高調
波の両方のカットオフ層厚を0μmにすることができる
ので、従来の単一のイオン注入層をもつ波長変換装置に
比べて短い、即ち非線形光学結晶のもつλc0に近い値の
波長の基本波を第2高調波に変換できる。
【0032】また、斯る構造では、2つのイオン注入層
が導波層を挟む低屈折率層となるので、従来例の構造の
ように導波層上部のクラッド層、即ち外部雰囲気(空気
や窒素ガス)に依存しない。従って、本発明の装置は該
外部雰囲気に拘らず同一の形状及び寸法で利用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の波長変換装置は、2つのイオン
注入層間に挟まれた領域を導波層とする構造なので、該
導波層に隣接する層、即ち2つのイオン注入層の屈折率
が等しい対称導波路とすることが可能である。従って、
従来の単一イオン注入層から形成される波長変換装置に
比べてより短い波長の基本波も第2高調波に変換でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る波長変換装置の断面図で
ある。
【図2】上記図1中の破線E−Hに沿った屈折率分布を
示す図である。
【図3】上記実施例の波長変換装置の波長分散特性図で
ある。
【図4】従来例の波長変換装置の断面図である。
【図5】上記図4の破線A−Dに沿った屈折率分布を示
す図である。
【図6】イオン注入により作成された導波層の波長分散
特性を示す図である。
【図7】イオン注入層の波長分散特性を示す図である。
【図8】上記従来例の波長変換装置の波長分散特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 基板(非線形光学材料) 2 導波層 3 第1イオン注入層 4 第2イオン注入層 26 基本波 27 第2高調波
フロントページの続き (72)発明者 野中 英幸 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形光学材料内に2つのイオン注入層
    を互いに離間して設け、該2つのイオン注入層間を導波
    層とし、該導波層の一方の端面から基本波を入射し、こ
    の導波層の他方の端面から第2高調波を発生させること
    を特徴とする波長変換装置。
JP23706692A 1992-09-04 1992-09-04 波長変換装置 Pending JPH0682859A (ja)

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JP23706692A JPH0682859A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 波長変換装置

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JPH0682859A true JPH0682859A (ja) 1994-03-25

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JP (1) JPH0682859A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7865524B2 (en) 2002-05-31 2011-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of capturing scene and recorder with means of performing this method
JP2025160148A (ja) * 2024-04-09 2025-10-22 山東師範大学 自己集光効果を有する非線形光導波路の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7865524B2 (en) 2002-05-31 2011-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of capturing scene and recorder with means of performing this method
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