JPH0683483B2 - くし形フイルタ - Google Patents

くし形フイルタ

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JPH0683483B2
JPH0683483B2 JP60089216A JP8921685A JPH0683483B2 JP H0683483 B2 JPH0683483 B2 JP H0683483B2 JP 60089216 A JP60089216 A JP 60089216A JP 8921685 A JP8921685 A JP 8921685A JP H0683483 B2 JPH0683483 B2 JP H0683483B2
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正博 本城
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、VTRの色信号処理回路等で用いられるくし形
フィルタに関するものである。
従来の技術 近年、VTRの色信号処理に帰還形くし形フィルタが、使
われはじめている。
まず、従来の帰還形くし形フィルタの代表的な例を第6
図に示す。
VTRより再生された入力搬送信号Cinは入力端子11より合
成器12に供給される。合成器12よりの信号C1は合成器15
と合成器16と1H遅延線13(Hは水平周期)に供給され
る。合成器16では、合成器12よりの信号C1から、1H遅延
線13よりの信号Cdが差引れ、出力色信号Coutが出力端子
17に出力される。
また、合成器15では、1H遅延線13よりの信号Cdと、合成
器12よりの信号C1との和をとって和信号C2を得、この和
信号C2は帰還回路14を通じてくし形フィルタの入力段に
ある合成器12に供給される。
このように構成された帰還形くし形フィルタの周波数特
性曲線を第7図に示す。帰還量が0の時は、曲線aに示
す如く通常のくし形フィルタの曲線を示し、帰還量が大
なる時は、曲線cに示す如く帰還形のくし形フィルタの
曲線を示す。帰還量を調整すれば、曲線aと曲線cの間
の特性(例えば曲線b)を示すようになる。
曲線cの場合、クロマS/Nの改善効果は大であるが、カ
ラー画像の輪郭の色ずれ、色にじみが大となる欠点があ
る。従来、この欠点を補正する方法として、輝度信号と
クロマ信号の相関が強いことを利用して、輝度信号の垂
直相関を検出し、この情報に基づきクロマ信号の帰還量
を制御していた。このブロック図を第6図の21に示す。
すなわち、入力信号10に入力された再生輝度信号Yを1H
遅延線18に通して遅延信号Ydを得、信号Ydと信号Yとの
差を合成器19により検出して輝度信号の垂直相関性を検
出する。そして、合成器19の出力Y1の絶対値レベルが大
なる時は、帰還回路14において帰還量を小として色にじ
みを少なくし、絶対値レベルが小なる時は帰還量を大と
してクロマS/Nを改善している。
また、別の構成として、第8図に示す如く、帰還ループ
にリミッタ回路を挿入することにより、色信号の垂直相
関の大きい時は、帰還量を大としてS/Nを改善し、垂直
相間の小なる時は帰還量を小とすることにより色にじみ
を軽減することが本発明者により特願昭59−17693号に
より提案されている。ここで各部の詳細な動作説明は省
略する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、色信号の垂直相
関の全くない場合においては、通常のくし形フィルタの
構成と同様になるために、1H期間は色にじみが原理的に
発生するという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、色信号の垂直相関のない場
合は色にじみが原理的にほとんど発生しない帰還形くし
形フィルタを提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のくし形フィルタ
は、入力信号から帰還信号を減算する第1の減算器と、
前記第1の減算器の出力を遅延させる遅延回路と、前記
遅延回路の出力と前記入力信号とを加算する合成器と、
前記合成器の出力の振幅を制限するリミッタ回路と、前
記リミッタ回路の出力に係数kをかけ前記帰還信号とす
る第1の係数回路と、前記リミッタ回路の出力に係数
(1+k)/2をかける第2の係数回路と、前記入力信号
から前記第2の係数回路の出力を減算する第2の減算器
とからなり、前記係数kは0.5〜0.8の範囲内の一定数と
し、前記リミッタ回路のリミッタレベルを前記合成器の
出力の最大振幅の10%〜30%の範囲とした構成である。
作用 本発明は、上記した構成によって、色信号の垂直相関の
大なる時は帰還形くし形フィルタにより色S/Nを改善
し、色信号の垂直相関の小なる時は入力信号をそのまま
出力することにより色にじみが原理的に発生しないこと
を実現できるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例のくし形フィルタについて、図
面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の実施例のブロック図を示すものであ
る。第1図において、1は入力端子、2,4,7はそれぞれ
第1,2,3の合成器、3は1H遅延回路、5はリミッタ回
路、6,8は信号の係数を示す係数回路であり、9は出力
端子である。
入力端子1より入力された信号は、合成器2,4,7へ送ら
れる。合成器2の出力は1H遅延回路3を通り、1H遅延さ
れた後合成器4へ送られる。合成器4の出力はリミッタ
回路5へ送られる。リミッタ回路5で振幅制限を受けた
信号は帰還量Kをもつ係数回路8を通して合成器2へ送
られると同時に、係数回路6を通り合成器7へ送られ入
力信号と合成された後出力信号9へ出力される。
以上のように構成されたくし形フィルタについて、以下
第1,第2,第3図を用いてその動作を説明する。
まず、色信号の垂直相関が大なる場合を考える。この
時、合成器4の出力は、小信号成分だけになり、リミッ
タ回路5の影響を全く受けないことになる。そして、こ
の時のくし形フィルタの伝達関数Gは、 G=(1−Z)(1−K)/{2×(1+KZ)} 但し Z=jwt で表わされる。
この時の周波数特性は第2図に示す如く帰還量Kにより
変化する。
K=0の時、通常のくし形フィルタの特性を示し(第2
図a)、この時のS/N改善効果は、約3dBである。K=0.
5の時(第2図b)、S/N改善効果は約6dBとなり、K=
0.8の時(第2図c)、S/N改善効果は約10dBとなる。
つまり、従来のくし形フィルタによりS/N改善効果3dBに
対し、例えばK=0.8の場合10dBとなり、大幅に改善さ
れるわけである。また、この場合、垂直相関が大なの
で、垂直方向への色にじみが全く目立たない。
次に、色信号の垂直相関が非常に小なる場合を考える。
この時、合成器4の出力は大となりリミッタ回路5でほ
とんどの成分がリミットされることになり、合成器7へ
はほとんど信号は速られない。この時のくし形フィルタ
の伝達関数Gは G≒1 となり、入力信号がそのまま出力され、垂直方向への色
にじみは発生しない。
本発明は、次のように説明することもできる。第3図
は、本発明によるくし形フィルタの周波数特性を、入力
信号レベルを考慮して示したものである。
つまり、ノイズが多く存在する小信号レベルでは第3図
dに示す如く帰還形くし形フィルタの効果によりS/Nを
改善し、また垂直方向の色にじみはあるものの小信号の
ためほとんど目立たない。そして、S/Nのよい大信号レ
ベルでは、第3図aに示す如くS/N改善効果もないが垂
直方向の色にじみは発生しないことがわかる。
なお、上述した実施例において、第4図に示す如く、合
成器4の出力信号をリミッタ回路5を通さずに合成器2
へ帰還させることも考えられるが、本実施例に示す構成
の方が、色だれ改善量は大となる。その理由を、次に簡
単に述べる。
合成器4の出力信号をリミッタ回路5を通さずに合成器
2へ帰還させた場合、リミッタ回路前段までの伝達関数
G1は、色信号の垂直相関の有無にかかわらず G1=(1+Z)/(1+KZ) となり、帰還ループは常に動作していることがわかる。
一方、本実施例に示す如く合成器4の出力信号をリミッ
タ回路5を通した後に、合成器2へ帰還させた場合、色
信号の垂直相関の有るときの伝達関数G1は、 G1=(1+Z)/(1+KZ) と、上記例と同様になるが、色信号の垂直関数の無い場
合、帰還信号がリミットされるため、K≒0となり、そ
のときの伝達関数G1は G1≒1+Z と、単純なくし形フィルタと同様になる。つまり、色信
号の垂直相関の無い場合、帰還ループは動作しないこと
になる。
ここで、色信号の垂直相関の無い場合にリミッタ回路5
で制限されなかった微小信号は、合成器7で入力信号と
合成された後出力され、わずかな色だれとなり得るが、
このわずかな色だれも、無い方が望ましく、つまり、色
信号の垂直相関の無い場合、帰還ループは動作しない方
が望ましい。すなわち、本実施例に示す如く合成器4の
出力信号をリミッタ回路5を通した後に、合成器2へ帰
還させた方が、合成器4の出力信号をリミッタ回路5を
通さずに合成器2へ帰還させるより、望ましいと考えら
れる。
また、合成器4の出力信号を、合成器2へ帰還する系
と、合成器7へ送る系それぞれにリミッタ回路を挿入し
てもかまわない(第5図参照)が、その場合リミッタ回
路が2回路必要となる。本発明によれば、リミッタ回路
は1回路でよく、2回路の構成に比べて極めて簡単な構
成となっており、この効果は大なるものがある。
なお、上述した実施例において、帰還量を示す係数回路
8の係数Kは、任意に選べるが、0.5〜0.8が望ましい。
またリミッタ回路5のリミッタレベルも、任意選べる
が、合成器4の出力の最大振幅の10%〜30%程度が望ま
しい。また、記録再生モード(VHS−VTRの場合、2時間
モードと6時間モード)等によってKの値やリミッタレ
ベルの切り換えを可能にしてもよい。
また、本発明は、色信号のS/N改善だけでなく、同様の
構成で輝度信号のS/N改善も可能である。しかし実施例
に示した伝達関数は、色信号が1Hごとに位相が逆相とな
ることを考慮しているため、本発明を輝度信号系に展開
する場合、1H遅延回路の位相を本実施例と逆相にする等
の若干の変更が必要である。
発明の効果 以上のように本発明は、入力信号から帰還信号を減算す
る第1の減算器と、前記第1の減算器の出力を遅延させ
る遅延回路と、前記遅延回路の出力と前記入力信号とを
加算する合成器と、前記合成器の出力の振幅を制限する
リミッタ回路と、前記リミッタ回路の出力に係数Kをか
け前記帰還信号とする第1の係数回路と、前記リミッタ
回路の出力に係数(1+k)/2をかける第2の係数回路
と、前記入力信号から前記第2の係数回路の出力を減算
する第2の減算器とからなり、前記係数kは0.5〜0.8の
範囲内の一定数とし、前記リミッタ回路のリミッタレベ
ルを前記合成器の出力の最大振幅の10%〜30%の範囲と
した構成により、入力色信号の垂直相関の大なる場合は
帰還形くし形フィルタの構成をとりS/N改善効果を大と
し、垂直相関の小なる場合は、入力色信号をほとんどそ
のまま出力することになり、垂直方向の色にじみを大幅
に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるくし形フィルタのブ
ロック図、第2図,第3図はその周波数特性図、第4
図,第5図は他の実施例の構成図、第6図,第8図は従
来例のブロック図、第7図はその周波数特性図である。 2,4,7……合成器、3……遅延回路、5……リミッタ回
路、6,8……係数回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から帰還信号を減算する第1の減
    算器と、前記第1の減算器の出力を遅延させる遅延回路
    と、前記遅延回路の出力と前記入力信号とを加算する合
    成器と、前記合成器の出力の振幅を制限するリミッタ回
    路と、前記リミッタ回路の出力に係数kをかけ前記帰還
    信号とする第1の係数回路と、前記リミッタ回路の出力
    に係数(1+k)/2をかける第2の係数回路と、前記入
    力信号から前記第2の係数回路の出力を減算する第2の
    減算器とからなり、前記係数kは0.5〜0.8の範囲内の一
    定数とし、前記リミッタ回路のリミッタレベルを前記合
    成器の出力の最大振幅の10%〜30%の範囲としたくし形
    フィルタ。
  2. 【請求項2】遅延回路の遅延期間は、1水平周期期間で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のくし
    形フィルタ。
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EP85309488A EP0186514B1 (en) 1984-12-25 1985-12-24 Comb filter
DE8585309488T DE3587106T2 (de) 1984-12-25 1985-12-24 Kammfilter.
KR1019850009755A KR900000128B1 (ko) 1984-12-25 1985-12-24 빗살형 필터

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