JPH0683728U - 洋服の芯地構造 - Google Patents

洋服の芯地構造

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JPH0683728U
JPH0683728U JP2959093U JP2959093U JPH0683728U JP H0683728 U JPH0683728 U JP H0683728U JP 2959093 U JP2959093 U JP 2959093U JP 2959093 U JP2959093 U JP 2959093U JP H0683728 U JPH0683728 U JP H0683728U
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政夫 出口
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丸伊商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洋服の芯地に三次元的な身体の凹凸湾曲部に対
するソフトなフィット性を付与し、ボリューム感が充分
にある形状を有する芯地を提供する。 【構成】台芯1の身体の凹凸部,湾曲部に対応する部分
にダーツ2,2' ,2''を有する補強芯地5,5' ,5
''を接着剤を介してドットタイプ,シンタータイプに接
合し、スチームアイロンによる加熱,加湿プレスを介し
所定方向に身体形状にマッチングする凹凸形状を与えて
立体的に変形化し、適切な立体的ボリューム感を付与す
るようにする。 【効果】平面的な布地により、三次元的身体形状の凹凸
部や湾曲部にソフトなボリューム感を有して充分なフィ
ット性を付与し、スーツ,ジャケット,コート等に自然
な立体感を付与し、又、活動性を何ら損うことなく、商
品価値を上げ、且つ、芯地に本来的な充分な強度,剛
性,柔軟な機能を保持することが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
開示技術は、スーツ,ジャケット,コート等の洋服が強度,剛性,柔軟性を有 すると共に湾曲部,凹凸部をソフトなシルエットの保形性を有するように現出す る複から成る芯地の構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、各種の産業が個々に、又、全体として隆盛になり、これに伴い市 民生活も著しく向上し、衣食住について量的,形式的なレベルがかなりの程度満 されるようになると、必然的に更なる質的な向上が求められるようになって、食 生活にあっては、近時グルメ指向等美食感や飽食感が高まってきているが、衣生 活についても、単に、身体を被覆する本来的な防寒機能,涼感機能のみならず、 外観的に美栄えの良いファッション性や格調高いコレクション性等の意匠性が強 く求められるようになってきている。
【0003】 而して、上述の如き衣服の防寒性や涼感性等は日常の各種生産生活は勿論のこ と、私生活,余暇利用等においても活動的であることが行動半径の拡大と共に歓 迎され、勢い、かっての伝統的な和服(当該和服自体の利点は種々あるものでは あるが)に代って洋服が衣服の中心を占めるようになり、夜具に於ても寝室に於 ける蒲団に代ってベッドが用いられるに呼応するように寝巻きに代ってパジャマ が用いられる等衣生活にあっても昼用,夜用を問わず次第に洋風化が進んでいる 。
【0004】 ところで、かかる洋服にあっては単に身体をカバーするばかりでなく、当該身 体の各部屈伸等さまざまな挙動に追従して自由で柔軟な身のこなしに倣い得るこ とが求められるようになり、これを阻害するようなことがないようにデザイン性 と共にフィット性が極めて重要視され、その製造にあっては自動ミシンによる量 産にしても、家内工業的な手縫作業によるものであっても、本来素材としての服 地が平面的な布地(織布,不織布を含めて)をしてその二次元的特性の故に三次 元的身体の立体的表面を被覆する形状に形成することはもともとなじまないもの である。
【0005】 しかしながら、和服,洋服を含めて衣服の製造は技術的にみて伝統的に縫製が もともと主流であり、洋服の製造技術にあっても、該縫製は歴史的に極めて長く 、又、技術分野的にも各種産業の中でも最も旧いものの1つであるところから、 かかる二次元的織布を用いての三次元的身体を最適に被覆する加工技術がさまざ まに研究開発され、近時相当に高度に発達した立体的で美栄えの良いシルエット を有する洋服の現出も可能にはなってきている。
【0006】 しかしながら、布地の有する服地としてのソフト感、又、その触感的な肌ざわ り等の風合は強いなじみ性を有して極めて根強い人気があり、したがって、服地 に対する縫製に基づく洋服の仕立が今猶洋服生産の主流をなしているが、上述立 体的シルエットを有する洋服は量産体制にしろ、手作業体制にしろ、始源的には 極めて熟練を要し、人手不足等によりコスト高を招いてる。
【0007】 したがって、かかる点は流通のネックともなって服種によっては需要の低迷を もきたしている。
【0008】 而して、洋服はその見た目の感触の風合や着用時のソフト感や肌ざわり、加え て強度,耐久性,保形性等の点でいずれにしても表地に対し裏地等を合せて縫製 されているが、クリーニングや頻繁なタンス,クローゼット等に対する納出等に よる生地の疲労によるしわ,変色,型くずれ等を防ぐために、該表地や裏地の間 に所定の芯地を介装して強度,剛性を保持し、可及的に充分な保形性をも永く具 備させるようにする仕立態様が洋服の縫製には不可欠とされている。
【0009】 そして、かかる表地,裏地,芯地を含む織布の二次元性から身体の三次元的立 体表面を被覆する湾曲部や凹凸部の形状を保持してボリューム感,ソフト感,ナ イーブ感を現出して好ましいシルエットを永く具備するには機械工業での各種金 属製品に於けるパネルからの絞り加工を介しての立体形状製品の成形と同様な加 工手段が布地に対して物理的に行えないところから所謂ダーツ技術が最適である とされてきた。
【0010】 即ち、該種ダーツ技術は当業者ならずとも周知の如く所定の強度,剛性,柔軟 性等を有する単層、或いは、複層の芯地に対し所定に付与されたVカット状のダ ーツ(切目部)をつまんで糸による仮付け加工のジグザク状の縫い付けを行うも のであり、表地や裏地は当該芯地のダーツによるシルエットに織布の柔軟性を介 し身体に対し立体的なフィット性を具備するようにされている。
【0011】 即ち、図9に示す様に、台芯の芯地1に対しその所望部位(身体の凹凸曲面等 )に対応する湾曲部位に所定サイズ,形状のダーツ2,2' ,2''を予め付与し 、これをつまんで(ダーツを閉じて)仮止め用のジグザグ状等の縫い付け3を付 与し、その後、胸増し芯や肩増し芯のバス芯等の補強芯地4を添付する等して可 及的に充分な凹凸状部や湾曲状部を現出させ、該ダーツ2,2' ,2''分の補強 は該補強芯地4によってそれを司どるようにしていた。
【0012】 而して、服によってはかかる台芯や補強芯地にはフェルトやスレーキ等を用い て二重層,三重層の複層式の重合芯の態様が適宜に採用されている。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した如く、洋服は二次元的な布地から三次元的な身体表面の凹 凸部,湾曲部に充分に倣って適合するフィット性を有し、ソフトなボリューム感 を呈するよう(逆にスリムに呈する態様も勿論ある)になされることが望まれる ところから、例えば、肩部,胸部,ウエスト部等の大サイズ,小サイズの湾曲部 をダーツ介して立体的に形成するには、当該芯地のダーツのサイズを大きくせざ るを得ず(勿論、小サイズの態様もある)、したがって、当然のことながら、該 ダーツ部やその周辺部の当該芯地の強度,剛性が低下し易くなって芯地本来の機 能を削減しかねないという欠点があった。
【0014】 又、婦人服のバストやウエスト,ヒップ部分等背部等に対しては前部,横部の 比較的狭い面積で大きな立体的なボリューム感のある凹凸をダーツにより、しか も、ソフトに、そのうえ、ナイーブでデリケートな曲面を生かして形成するには 当該ダーツの集積密度を多くしなければならず、その形成には煩瑣な複数の工程 を要し、加えて、相当な熟練を要するために人件費,資材費等が高く要すること からコストアップにつながるという不利点があり、しかも、仮止め縫い付けを広 くすることにより当該ダーツ部位に硬直感等が出てソフトでナイーブなシルエッ トを現出し難くなるという難点があり、更に、一定方向に所謂「逃げ」が生じ易 く、地の目が曲り易いデメリットがありパンクやエクボが出易く、そのうえ、ね じれ易いデメリットもあった。
【0015】 特に、ダーツ2,2' ,2''の幅,サイズが大きい場合、当該ダーツ2,2' ,2''の先端部では立体曲面を呈するに、尖突状になってピラミッド型になりか ねず、好ましいドーム型やコーンケーブ型に成形し難く、ユーザの強いニーズに 応えられないという不具合もあった。
【0016】 而して、近時芯地素材においては各種の優れた物理性等を有する布地から成る 芯地本体を複数枚重合して接合層とする態様があり、これらの全ての芯地本体を 仮付け,縫い付けにより一体化するには引きつれ等の現象が生ずる(勿論、熟練 によりカバー可能ではあるが)ことから、所定の接着剤を介して相互接合する所 謂接着縫製の技術も案出されてはいるが、該種態様では接着剤の経時的乾燥,硬 化により表地と裏地とのマッチングにおいてソフト感が損われていく欠点があり 、不規則な小ピッチの褶曲状のしわが生じたり、肩バスを付ける時に肩先の位置 が不安定になり易く、所謂ぼこぼこした感触を生じて服地の風合を損うという不 都合さがある。
【0017】 そして、スレーキを縫う時に歪が生じ易く、胸バスフェルトを付ける時に同じ く歪が生じ易く、逃げが生じ易く、結果的にボリューム感が不均一になるマイナ ス点もある。
【0018】 又、伝統的な毛芯縫製に代替するまでには技術改良がなされておらず、実縫製 にはなじまないというマイナス点もある。
【0019】 このことは、紳士服,婦人服を問わず、洋服の前身頃,身返し,上衿部分につ いても同様であった。
【0020】 このような肩部,バスト部分やウエスト,ヒップ部分のボリューム感を、しか も、身体のデリケートな線に倣って立体感をかもしだすファッション性等見栄え を極めて重要視する部分にとっては洋服全体のバランスの上からも商品価値に著 しく大きな影響を与える不具合があるものであり、特に、婦人服にとっては致命 的な重大な問題である。
【0021】
【考案の目的】
この出願の考案の目的は上述従来技術に基づく洋服の肩,胸部分や胴回り部分 (フロント部分)等のサイズの大小を問わず、微妙な凹凸部,湾曲部を自然に現 出するに、そのシルエットを基本的に支配する芯地における凹凸部分の現出の問 題点を解決すべき技術的課題とし、芯地本来の強度,剛性,柔軟性を有する機能 を保持しながらも、表地や裏地に望ましい湾曲部を最適に与えて三次元曲面を有 する身体に対するフィット性を充分に保持し、ソフトでありながら充分な立体的 ボリューム感を適宜に所望に具備し、それに加えてドレスアップ性,柔軟な挙動 追従性を有し、ファッション性や格調高いオートクチュール性等をも具備するよ うにしてアパレル産業におけるデザイン技術利用分野に益する優れた洋服の芯地 構造を提供せんとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段・作用】
上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とするこの出願の考案の構 成は、前述課題を解決するために、洋服を当該身体にマッチングする所定のデザ インに作製するに際し、その表地、もしくは、該表地、及び、裏地間に介装して 添設する芯地の前身頃,身返し,上衿部分,肩部,フロント部分(胴回り部分) 等の湾曲部やバストやウエスト等の凹凸部の立体形状を現出するに際し、身体の 曲線(曲面)に倣ってボリューム感があり、身体に対する充分なフィット性を有 し、ソフトでデリケートな形状を形成するように、縦横等所定方向の伸縮性を異 ならして有する等の所定の強度,剛性,柔軟性を有する台芯や補強芯等の芯地を 所定の接着剤の塗布,含浸等にて均一フラットに、又、ドット状,シンター(バ ラ)状,縞状や渦巻状に付与し、所謂凸面成形プレスや凹面成形プレスを用い、 予め形成したダーツを開いて真空引きによりセットし、ダーツをつまみ、接着芯 を重合し、台芯を鏝面に置き、該鏝やスチームアイロン等の加熱,加湿プレスを 介し肩ぐせ,ウエストダーツ等に対する凸面成形プレス,凹面成形プレスにより 単層、或いは、所定複層の重層状に接合添設させ、その際、設計によっては必要 に応じ芯地本体、或いは、補強芯に下地と共に所定の仮止めの縫い付けをも付与 するようにし、当該芯地本体の所望方向の伸縮等を介し下地と共にロール状のカ ールをも付与し得るようにして当該身体の凹凸部や湾曲部に充分になじむ曲面形 状を形成させ、次段工程の縫製による表地,裏地の縫製により設計通りの自然な 感触の三次元的シルエットを充分に有する洋服の服地とすることが出来るように した技術的手段を講じたものである。
【0023】
【実施例】
次に、この出願の考案の実施例を図1〜図8に基づいて説明すれば以下の通り である。
【0024】 尚、図9と同一態様部分は同一符号を用いて説明するものとする。
【0025】 図1〜図3に示す実施例はこの出願の考案の原理的態様であり、芯地を成す所 定の材質、例えば、ウール,ヘヤー,綿,レイヨン等の台芯1' のフロント部( 例えば、胴回り部分)に対し横方向に大きな伸縮性を有する所定材質、例えば、 ポリエステル,綿,レイヨン等の補強芯地5' が図1に示す様に、所定部位(当 該態様においては左右の縁部分)にポリアマイド等の所定の接着剤(ハッチング 図示)を介し仮付け、例えば、所謂ドットタイプ、或いは、シンタータイプで永 久接着式に接着されている。
【0026】 尚、設計によっては台芯1' に補強芯地5' を接着接合に併せてジグザグ状に 仮止めの縫い付け3,3をしておいても良い。
【0027】 尚、台芯1' には設計により所定のダーツ2,2''' が割設され、又、補強芯 地4が所定部位に所定部位に対応的に設けられるようにされている。
【0028】 而して、補強芯地5の台地1' に対する図2に示す添着に際しては両者間に接 着剤のポリアマイド等を介装するに際しては上述の如くドットタイプ、或いは、 シンタータイプに塗布、或いは、予め所定に含浸させて凸面成形プレスにあって は台芯1' を鏝面に置き、肩ぐせ等に合せてダーツ2,2''' を所定に開きバキ ュームによりセットし、当布、及び、接着芯を介して当該鏝、或いは、スチーム アイロン等により加熱接着(永久接着)Fがなされている。
【0029】 そして、凹面プレスでは肩バスをポイントに合わせてセットし、次いで、胸バ スも同様にセットし裾部分に特殊接着芯をセットし、次いで、胸バスの上に特殊 接着芯を重ねてプレスを行う。
【0030】 そのため、当該態様においては、例えば、縦方向に対し横方向の伸縮性が大き いようにされていることにより、該スチームアイロンによるプレスFによる加熱 接着後は横方向の熱収縮性が大きいために、当該補強芯地5' が台芯1' の裏側 に添着されている態様では当該フロント部(胴回り部)に於て外向きに突出状に カールし、三次元形状の身体の外向き突出状の湾曲形状になじんで充分なフィッ ト性が現出されることになる。
【0031】 又、図2に示す様に、ダーツ2,2''' はバキュームセットの状態でその周縁 を含めてつまみによる開き状態のダーツ寄せ後接着芯で重合固定して全面接合が 当該ダーツセット姿勢のままで行われることにより肩部,胸部等の立体的なボリ ューム感のあるシルエットが図3に示す様に、滑かに形成されることになる。
【0032】 かかる原理的態様に沿う図4,図5,図6に示すシングル(又はダブル)タイ プの紳士用背広の洋服服地の芯地構造においては、台芯1のフロント部(胴回り 部分)のカール、及び、ラペル部分、即ち、上衿部分に於ては所謂はね防止につ いて丁度良い状態に、内側にロールして一方向にカールさせフィット性を良好に 付与するようにするべく、又、肩部の丸味を適宜に立体的に膨出するように、そ の表と裏側の所定の材質、例えば、ポリエステル,綿,レイヨン等を用い横方向 の伸縮を大きくし、又、フロント部分(胴回り部分)に於ても、そのフロントエ ッジに於てはピリング防止を図るべく、横方向の伸縮性の大きな所定の芯地5、 例えば、ポリエステル,綿,レイヨン等を用いてその左右縁部の仮止めの縫い付 け(不要にしても可)を施すと共に、凸面成形プレスを行うに台芯1を鏝面に置 き最初に肩ぐせを予め決められた量にダーツ2を開き、バキュームでセット、当 布テープ状の接着芯をその上、又は、下にセットし、補強芯地5,5' ,5,4 をドットタイプに接着剤含浸を介して接合し、この場合、補強芯地5' 、肩部7 の補強芯地4も接着剤を介して同じくドットタイプにて接合し、スチームアイロ ンにより加湿,加熱プレスを与え、上衿部分、即ち、ラペル部分のカールによる ロール化を図り、図5,図6に示す様に、ダーツ2,2' をつまみダーツ寄せを 行って接着芯8をドットタイプに接合し肩部7の丸味を出し、横向きに突出状に 湾曲を付与して逆反りを防止する形状にし、又、肩バスや胸バスに対する凹面成 形プレスも実質的に同様に行い、全体的に充分な立体的ボリューム感を付与し肩 部には身体に合った凹凸を与え、ソフトな風合を現出させる。
【0033】 当該実施例において、ポリアマイド等の接着剤は下地1と芯地5,5' の両者 間に塗布したり、或いは、各芯地5,5' にドットタイプ(永久タイプ)、或い は、シンタータイプ(仮接着タイプ)等で含浸させ、更には、横方向にストライ プ状、或いは、同心円状やスパイラル状に付与する等の設計態様が採用可能であ る。
【0034】 そして、台芯1の所定部位に形成するダーツ2,2' は所定サイズにし、補強 芯地4を肩補強芯、及び、胸補強芯として添着する。
【0035】 このようにして、上衿のラペル部分には、はね防止を充分付与し、逆反りをな くし、フロント部分(胴回り部分)には裾部分で立体性を付与し、肩部,胸部に は丸味を出させ、身体に倣ったボリューム感のあるソフトな立体感を付与する。
【0036】 次に、図7に示す実施例もダブル(或いは、シングル)タイプの背広の芯地構 造の態様であるが、実質的に上述実施例とは変りはないものである。
【0037】 而して、図8に示す実施例は婦人服(紳士服の態様も可)の洋服の服地の芯地 構造の態様であるが、当該実施例においては婦人服特有の凹凸部の多い、例えば 、バスト部分の立体的な柔和なボリューム感を当該婦人の好みに合せて(サイズ に合せて)現出するべく、上衿部分6とバスト部分、並びに、フロント部分(胴 回り)に横方向(設計によっては、斜め方向)の織目の伸縮を縦方向より大きく し、当該実施例においては補強芯5''、5''' 、及び、台芯1に対するポリアマ イド等の接着剤の塗布、或いは、含浸状態を同心円状、或いは、渦巻状、或いは 、スパイラル状に付与し、併せて、可及的に硬直感の縫い付けの生じないダーツ (婦人服では形状,量が紳士服の場合とは当然異なる)を所定に付与し、襟元か らバスト部分にかけて突出状でなく、ドーム状の豊満な(ナイーブな)バストの ボリューム感を現出し、しかも、ソフトなフィット性を身体のバスト部分に倣っ て一致するような風合を現出するようにする。
【0038】 尚、当該実施例においては服地の裾回りからヒップ部分にかけてのウエストに 起伏や凹凸曲面の絞りや膨みを付与する芯地構造を付与することも出来ることは 勿論のことである。
【0039】 尚、この出願の考案の実施態様は上述各実施例に限るものでないことは勿論で あり、例えば、身返し部分,やウエスト部分(特に、婦人服に於て),肩部分の 膨み現出の芯地構造にも採用可能である等種々の態様が採用可能である。
【0040】 又、紳士服のズボンの膝,腿部分の反復する屈伸挙動等による膨縮を予め防止 するべく、凹凸状の芯地構造を用いる場合にも適用可能である。
【0041】
【考案の効果】
以上、この出願の考案によれば、基本的に平面性の強い布地で三次元的凹凸形 状の身体を被覆する洋服の基本的形状を決定し、経時的に保持する芯地構造にお いて、台芯に対し補強芯地を添着するに、接着剤のドットタイプやシンタータイ プの塗布や含浸を介し接合するようにし、従来態様のミシンを介しての仮止めに よる硬直感が無く、その際のダーツのサイズの開きの相違により所望方向、或い は、三次元的な凹凸湾曲を付与し、接着によるナイーブな凹凸状が身体形状に中 実にフィット性を充分に付与し、立体的ボリューム感のあるソフトな風合の形状 を付与することが出来、又、上衿のはね防止や逆反り防止を図り、又、フロント 部分(胴回り部分)のロール性をカールにより予め服地に付与することも出来る ことから、そして、熟練不要で均一な曲面フィット性から洋服が三次元的身体形 状に充分なフィット性を有するボリューム感のあるソフトな風合を有するように することが出来、表地と裏地を一体化して装着した際の感触も毛芯製法のメリッ トを生かして良く、見栄えも充分で立体感が呈される洋服として何ら違和感がな い外観性の良さがかもし出されるという優れた効果が奏される。
【0042】 更に、ダーツに対して接着剤が全面均一に、或いは、選択的に部分的に塗布、 ,含浸,パターン化させて介在させるため、接着剤の介装態様により身体の線や 曲面のデリケートな部分に忠実に倣い、或いは、意図的にデザイン化出来、意匠 性を多様化出来るという優れた効果が奏される。
【0043】 そして、縫製設計により仮止めと併用することにより接着と毛芯製縫の利点を 併用することが出来るという効果もある。
【0044】 かかる洋服はスーツ,ジャケット,コートの衿部分やフロント部(胴回り部分 ),肩部,胸部のソフトなボリューム感,婦人服のバスト,ウエスト,ヒップ部 分の滑かなデリケートでナイーブなボリューム感を充分に強調し、美栄えも良く ファッション性も充分で活動に伴う挙動性も充分なものとしても商品価値を高め ることが出来るという優れた効果が奏される。
【0045】 このようにして、従来より単調なアパレル産業に大きな刺激を与えて業者の購 買意欲を向上させることが出来るという利点もあり、又、ミシン台数を減少させ ることが出来ることから熟練工の減数を図り省略化を促進し、コストダウンを図 ることが出来るというメリットもある。
【0046】 又、縫製に際しても鏝やスチームアイロン等による加湿,加熱プレスが用いら れ、かかるアイロンプレスは在来工程と変らないために、特に、工程数が増える ことはなく、コスト的にも著しくアップすることがないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の考案の原理的実施例の態様の模式斜
視図である。
【図2】同、台芯と補強芯地の接合斜視図である。
【図3】台芯に対する補強芯地の取り合い斜視図であ
る。
【図4】紳士服のシングル(ダブル)タイプの背広の芯
地構造の実施例の模式斜視図である。
【図5】ダーツ処理の模式図である。
【図6】ダーツ処理の模式図である。
【図7】同、紳士服のダブル(シングル)タイプの背広
の芯地構造の模式斜視図である。
【図8】婦人服の芯地構造の模式斜視図である。
【図9】従来技術に基づく芯地構造の模式平面図であ
る。
【符号の説明】
1 台芯 5,5' 補強芯地

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表地と裏地の間に介装されダーツ加工部分
    を含む複数層の芯地素材の相互層が一体的に接合されて
    いる洋服の芯地構造において、各芯地素材相互が接着剤
    を介して非平面的に重合式に接合されていることを特徴
    とする洋服の芯地構造。
  2. 【請求項2】上記接合が加熱プレス,加湿プレスの少く
    ともいずれか一方を介して行われてあることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の洋服の芯地構
    造。
  3. 【請求項3】上記接着剤が芯地素材に対し塗布、或い
    は、含浸の少くとも一方により介装されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の洋服の芯
    地構造。
  4. 【請求項4】上記芯地素材相互が糸により仮止め縫い付
    けされていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の洋服の芯地構造。
  5. 【請求項5】上記芯地素材の伸縮方向が層ごとに異なる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    洋服の芯地構造。
  6. 【請求項6】上記接着剤の介装がドット状、或いはシン
    ター状に形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の洋服の芯地構造。
  7. 【請求項7】上記接着剤の介装がストライプ状に形成さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の洋服の芯地構造。
  8. 【請求項8】上記接着剤の介装が同心円状、或いは、シ
    ンター(バラ状)に形成されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第7項記載の洋服の芯地構造。
  9. 【請求項9】上記接着剤の介装が同心円状、或いは、渦
    状に形成されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第7項記載の洋服の芯地構造。
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