JPH0683788U - 敷 物 - Google Patents

敷 物

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JPH0683788U
JPH0683788U JP2966993U JP2966993U JPH0683788U JP H0683788 U JPH0683788 U JP H0683788U JP 2966993 U JP2966993 U JP 2966993U JP 2966993 U JP2966993 U JP 2966993U JP H0683788 U JPH0683788 U JP H0683788U
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JP
Japan
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dihydrate gypsum
backing layer
gypsum
aqueous emulsion
drying
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Pending
Application number
JP2966993U
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English (en)
Inventor
直行 加藤
謙三 市橋
Original Assignee
三菱油化バーディッシェ株式会社
株式会社泉州ストリーム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、樹脂水性エマルジョンに含水2水
和石膏を配合せしめた材質によりバッキング層を形成し
た人工芝やタフテッドカ−ペット、あるいはニ−ドルパ
ンチカ−ペット等の敷物に関する。 【構成】 敷物1を構成するバッキング層4が、樹脂水
性エマルジョンに含水2水和石膏を配合せしめた材質を
その材質温度が160℃以下で40分以内に乾燥させ、
乾燥後湿空中で5時間以上養生して形成された構成より
なる。そして、樹脂水性エマルジョン皮膜中に均一に分
散含有せしめた2水和石膏の加熱に伴う結晶水の解離放
出により効果的にバッキング層4の防炎効果を発揮せし
めることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人工芝やタフテッドカ−ペット、あるいはニ−ドルパンチカ−ペッ トなど所要の屋内外に敷設して使用する敷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば人工芝は、ポリプロピレンフラットヤ−ン基布やポリプロピ レン・ポリエステル等の繊維製不織布にポリプロピレン、ナイロン、あるは複合 繊維等のパイル糸が植設され、裏面にバッキング層が塗付形成されたものが一般 に知られている。そして、上記のバッキング層は、通常、SBR系の合成ゴムに 主として水酸化アルミニウムを配合せしめ、また、必要に応じて難燃剤を配合せ しめた材質より形成されており、パイル糸を確実に固定し、好適な風合を付与せ しめるのみならず、防炎機能を有効に発揮せしめるものとされている。
【0003】 ところで、上記バッキング層の防炎機能は、水酸化アルミニウムの加熱に伴う 結晶水の解離放出により生起せしめるものであり、かかる水酸化アルミニウムは 供給面・品質面において安定的に使用することが出来る反面、その分解温度が2 00℃と比較的高く、しかも、合成ゴムの性状からしてその配合量が自ずと制限 され、また、比較的廉価なこの種人工芝の原料としてはコスト高の要因となりや すいもので、防炎材としては必ずしも満足しえないものであった。
【0004】 また、上記水酸化アルミニウムと同様なメカニズムにより防炎性を発揮し、ま た、その分解温度が128℃、163℃と低く、しかも、石油系燃焼時などの脱 硫装置や天然物から製出される安価な2水和石膏の採択使用が考えられる。しか しながら、かかる2水和石膏は、 粉砕や乾燥時の熱により分解し、半水石膏や無水石膏化して防炎機能が低下 しやすく品質的に不安定である。 乾燥時の半水石膏や無水石膏化を防止するために乾燥を精密に行うとコスト 高となる。 含水する2水和石膏は、そのまま放置すると乾燥するが、凝集したものが硬 い塊を生成し、使用しずらい。 含水状態の2水和石膏は取扱が不便で、その作業性が非常に悪い。 バッキング材として使用したさいには、バッキング後における乾燥時の熱に より半水石膏や無水石膏化するものがあり、品質的に問題がある。 特に、半水石膏を含む2水和石膏は、水との混合でゲル化や発生するカルシ ウムイオンにより、カルボキシル基を多く含むエマルジョンによっては分散 安定化機能が破壊を受けて凝集しやすい。 等の理由から、2水和石膏は防炎材として不適当なものと考えられていた。 さらに、難燃材として、塩素系や臭素系の化合物とアンチモン化合物が併用さ れているが、燃焼時に発生するガスの問題を有するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者は、2水和石膏の特性を敷物のバッキング材として利用すべく鋭意研 究を行った結果、特定の条件下で樹脂水性エマルジョンに配合せしめて使用する ることにより上述の如き欠点を解消し、バッキング材として好適に利用すること を知見し、本考案を完成するに至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、所謂タフテッドと呼ばれる所要の基布に合成繊維糸が植設さ れたもの、ラッセル・ウイルトンと呼ばれる締めて編まれたもの、あるいはニ− ドルパンチカ−ペットと呼ばれるもの等の裏面にバッキング層4が塗付形成され てなる敷物において、上記バッキング層4は樹脂水性エマルジョンに含水2水和 石膏を配合せしめた材質をその材質温度が160℃以下で40分以内に乾燥させ 、かつ、乾燥後湿空中で5時間以上養生せしめることにより形成された構成より なるものである。
【0007】
【作用】 敷物1を構成するバッキング層4の材質は、樹脂水性エマルジョンを柔軟性付 与バインダ−とせしめ、これに含水2水和石膏を配合せしめたものであるから、 カルシウムイオンの発生が小さく、樹脂水性エマルジョンの分散安定化機能を破 壊することなく湿潤状態の2水和石膏を容易に均一に分散化せしめることができ るのみならず、樹脂水性エマルジョン皮膜中に含有された2水和石膏の加熱に伴 う結晶水の解離放出により効果的にバッキング層4の防炎効果を発揮せしめるこ とが出来る。また、樹脂水性エマルジョン皮膜に守られた2水和石膏は、乾燥温 度や時間を限定することで半水石膏化を極力防ぎ、かつ、半水石膏化したものは 湿空中へ放置することで2水和石膏へ戻すことが出来る。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案を図面に示す一実施例について説明する。 1は人工芝、2は該人工芝1を構成するポリプロピレンフラットヤ−ン製基布 、3は該基布2に植設されたポリプロピレン製モノフィラメントよりなるカット パイル糸、4は基布2の裏面に塗付形成された所要厚さのバッキング層で、該バ ッキング層4は樹脂水性エマルジョンに含水2水和石膏を配合せしめた材質より 形成されている。
【0009】 そして、上記の樹脂水性エマルジョンは、重合性不飽和単量体を水性媒体中で 乳化重合、又は他の重合性不飽和単量体と乳化重合させる方法によって一般的に 製造されるもので、通常、エマルジョン、ラテックスと呼ばれるものである。そ して、得られるバッキング層4の柔軟性の面から、エマルジョンの樹脂のガラス 転移点は10℃以下、好ましくは−40℃〜5℃である。また、バッキング層4 はパイルの係止効果と敷物への風合いを決めるが、ブロッキング等のベタ付きも 問題となるため、より好ましくは架橋するものがよい。例えば、亜鉛架橋、メラ ミン架橋、ヒドラジン系などの常温架橋を挙げることが出来る。
【0010】 かかる重合性不飽和単量体としては、例えば、アクリル酸エステル、メタクリ ル酸エステル、酢酸ビニル、エチレン、ブタジエン、塩化ビニル、塩化ビニリデ ン、ハロゲン化スチレン、スチレンなどを挙げることが出来る。また、官能性単 量体として、不飽和カルボン酸、ヒドロキシル基含有単量体、あるいはアミド基 含有単量体、メチロ−ル基含有単量体なども併用するとよい。そして、樹脂水性 エマルジョンを2水和石膏に対して安定的に保持せしめるため、カルボキシル基 を有する重合性不飽和単量体を0〜1.5重量%、あるいは、カルボキシル基を 2.08×10-2モルの割合で含有し、2水和石膏は含水化して半水石膏を消失 せしめたものを用いる。
【0011】 さらに、樹脂水性エマルジョンと共に、ハロゲン原子を含有する難燃剤、例え ば、塩化リン酸エステル、塩素化パラフィン、ヘキサブロモシクロドデカン、デ カブロモジフェニルオキサイド、ヘキサブロモベンゼン、テトラブロモエタン、 ペンタジブロモジフェニルエ−テル、ジブロモエチルベンゼン、テトラブロモビ スフェノ−ルA、トリブロモフェニルアリルエ−テル、臭素化ポリスチレン、及 びこれらの任意の混合物等をアンチモン化合物等を併せて使用することも出来る が、この場合、燃焼時にハロゲン化合物が放出される。また、樹脂水性エマルジ ョン中にハロゲン原子を含有させたものを使用してもよい。
【0012】 なお、ハロゲン原子を含有する難燃剤を含有せしめた樹脂水性エマルジョンを 製造するには、通常、ハロゲン含有単量体の共重合やこれらの難燃剤を樹脂エマ ルジョンに添加する方法が用いられる(特開平2−265973号公報、特開平 4−13746号公報、及び特開平4−36359号公報参照)。そして、かか るハロゲン原子を含有する難燃剤を含有せしめた樹脂水性エマルジョンとして 、三菱油化バ−ディッシェ株式会社製の「アクロナ−ル(登録商標)」「ディオ ファン(登録商標)」、或いは住友化学工業株式会社製の「スミカフレックス( 登録商標)」「スミエリ−ト(登録商標)」等の市販品を使用することが出来る 。
【0013】 また、2水和石膏としては、天然物や石油系燃焼時の脱硫装置より製出する化 学石膏を用いる。天然の2水和石膏は、粉砕・精製して含水化せしめたものを用 いる。また、石油系燃焼時の脱硫装置より製出する湿粉状の2水和石膏は、その まま乾燥すると硬いフロックを作って簡単に粉砕出来ず、凝集物が残って樹脂水 性エマルジョン中に均一に分散しにくいものである。水分の加熱乾燥を効率よく する場合には、前述の問題と共に通常100〜180℃の熱風を使用するために 2水和石膏の大半は半水石膏化し、さらに高温になると無水石膏化するため、樹 脂水性エマルジョン中に加えると発熱して水和を生じ、ゲル化したり溶出イオン によりエマルジョンの破壊を起こす場合があるため均一な分散が困難でる。この ため、2水和石膏を含水化することにより総て2水和石膏化せしめることとし、 前記の化学石膏を精製・乾燥処理することなく製出されたままの状態で使用する とよい。
【0014】 2水和石膏の分解温度は120℃と163℃の2種にあらわれ、いづれも従来 の水酸化アルミニウムの分解温度200℃に比較して低温下に結晶水を解離放出 せしめうるものであが、防炎機能上全く問題なく使用でき、樹脂水性エマルジョ ンに対して均一に分散し、結晶水を保持しうるものである。 そして、樹脂水性エマルジョンと2水和石膏との配合は、好適には樹脂水性エ マルジョンの固形分で100重量部、2水和石膏の乾燥分で180〜800重量 部であって、2水和石膏が180重量部以下の場合には所謂ベタ片が残るのみな らず防炎効果が低下し、また、800重量部を超える場合には防炎性において問 題は無いが硬くて脆くなり、充填材の脱落を起こしやすくなってバッキング層4 として不適当である。なお、2水和石膏は、水酸化アルミニウムに比べて含有す る結晶水量が少ないため多めに使用する必要があるものである。
【0015】 上記樹脂水性エマルジョン及び含水2水和石膏の外に、必要に応じて炭酸カル シウム等のフイラ−、顔料、染料、増粘剤、消泡剤、或いは強度向上のために所 要の繊維片等を混入せしめてもよい。
【0016】 なお、樹脂水性エマルジョンと含水2水和石膏よりなる材質をバッキング後に 乾燥して皮膜化する場合、一般に乾燥は100〜180℃にて行われるが、使用 する合成樹脂繊維の耐熱性から乾燥温度が必然的に決定されるものである。 しかしながら、本考案では、2水和石膏の温存の為、 樹脂水性エマルジョンと併用し、エマルジョン皮膜中に含有されていること 材質温度が160℃以下で40分以内とすること で熱風に触れる部分の脱水化は生じても大半は元のままの状態下にあり、乾燥後 、湿空中で養生することで水分により半水石膏を2水和石膏に戻す効果があるも のである。これにより、安定なバッキング層4を得ることが出来る。また、これ らの条件は、ポリプロピレンを基布やパイル糸に使用する敷物の場合に適するも のである。
【0017】 上述の如く構成された人工芝1を製造するさいには、公知の方法によりタフテ ッド機でもって基布2にカットパイル糸3を植設せしめ、裏面に含水2水和石膏 を混合分散化せしめた樹脂水性エマルジョンよりなるバッキング材を所要の厚さ に塗付したのち、前述の如き特定の条件下で乾燥・養生してバッキング層4を形 成せしめるとよい。 かかる乾燥工程において、2水和石膏は樹脂水性エマルジョンに均一に分散保 持せしめられているため安定的に含水2水和石膏状態を保っているが、バッキン グ層4の外表面近くに存在する2水和石膏分が部分的に分解して半水石膏化する も、養生により短時間に吸水して2水和石膏となるものである。
【0018】 なお、本考案にかかる一実施例として上述の如く人工芝1を示したが、本考案 はこれに限定されるものでなく、タフテッドカ−ペットやニ−ドルパンチカ−ペ ットなど他の敷物のバッキング層にも適用することができるものである。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述の如く、敷物1を構成するバッキング層4の材質が、樹脂水性エ マルジョンを柔軟性付与バインダ−とせしめ、これに含水2水和石膏を配合せし めるものであるから、樹脂水性エマルジョンの分散安定化機能を破壊することな く2水和石膏を均一に分散化せしめることができ、樹脂水性エマルジョン皮膜中 の2水和石膏の加熱に伴う結晶水の解離放出により比較的低温下でバッキング層 4の防炎効果を有効に発揮せしめることが出来るものである。しかも、非常に安 価な含水2水和石膏を使用するものであるから、製造コストが安く、製品を安価 に提供することが出来る実用的な利点がある。これにより、一般に最も安価な充 填剤である炭酸カルシウムと同程度の価格でもって、しかも炭酸カルシウムでは 発揮出来ない防炎性を付与せしめることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 人工芝 2 基布 3 カットパイル糸 4 バッキング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:16

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所謂タフテッドと呼ばれる所要の基布に
    合成繊維糸が植設されたもの、ラッセル・ウイルトンと
    呼ばれる締めて編まれたもの、あるいはニ−ドルパンチ
    カ−ペットと呼ばれるもの等の裏面にバッキング層が塗
    付形成されてなる敷物において、上記バッキング層は樹
    脂水性エマルジョンに含水2水和石膏を配合せしめた材
    質をその材質温度が160℃以下で40分以内に乾燥さ
    せ、かつ、乾燥後湿空中で5時間以上養生せしめること
    により形成されてなることを特徴とする敷物。
JP2966993U 1993-05-10 1993-05-10 敷 物 Pending JPH0683788U (ja)

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JP2966993U JPH0683788U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 敷 物

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