JPH068416B2 - 燃料油用低温流動性向上剤 - Google Patents

燃料油用低温流動性向上剤

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JPH068416B2
JPH068416B2 JP8365787A JP8365787A JPH068416B2 JP H068416 B2 JPH068416 B2 JP H068416B2 JP 8365787 A JP8365787 A JP 8365787A JP 8365787 A JP8365787 A JP 8365787A JP H068416 B2 JPH068416 B2 JP H068416B2
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fuel oil
diisocyanate
temperature fluidity
fluidity improver
acid
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敬次 田中
美雄 狩野
維之 ▲吉▼田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、燃料油用低温流動性向上剤に関する。
[従来の技術] 従来、軽油、A重油などの燃料油の低温流動性向上剤と
しては、トリレンジイソシアナートとアミンとからなる
ウレタンウレアがある(例えば、特公昭58-22074号公
報)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のものはn-パラフィンを大量に含む
燃料油や蒸留温度範囲の狭い燃料油などには充分な効果
が得られないなどの問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、n-パラフィンを大量に含む燃料油や蒸留
温度範囲の狭い燃料油に対しても効果のある低温流動性
向上剤を鋭意研究した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、 (A)一般式(1) Z−(NHCOOR)n (1) (式中Zはモノまたはポリイソシアネートの残基、Rは
一価アルコールの残基であり、nは1〜6の整数であ
る)で示されるウレタン化合物、および必要により、 (B)アルケニルコハク酸の含窒素誘導体、塩素化パラフ
ィンとナフタレンとの縮合物、長鎖アルキレンジカルボ
ン酸の誘導体、トリカルボン酸の含窒素誘導体、ポリア
ルキル(メタ)アクリレート、およびジイソシアネート
化合物とジアルキルアミンとの反応物からなる群より選
ばれる化合物を含有することを特徴とする燃料油用低温
流動性向上剤である。
一般式(1)において、Zのモノまたはポリイソシアネー
トの残基を形成するイソシアネートにおいて、モノイソ
シアネートとしては、芳香族または脂肪族モノイソシア
ネート(フェニルモノイソシアネート、ステアリルモノ
イソシアネートなど)があげられる。ポリイソシアネー
トとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除く)6〜20の
芳香族ポリイソシアネート、炭素数2〜18の脂肪族ポリ
イソシアネート、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネ
ート、炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネートお
よびこれらのポリイソシアネートの変性物(ウレタン
基、カルボヂイミド基、アロファネート基、ウレア基、
ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、
イソシヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物など)
があげられる。このようなポリイソシアネートの具体例
としては1,3-および1、4-フェニレンジイソシアネート、
2,4-および/または2,6-トリレンジイソシアネート(TD
I)、粗製TDI、2,4′-および/または4,4′-ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI[粗製ジアミ
ノフェニルメタン[ホルムアルデヒドと芳香族アミン
(アニリン)またはその混合物との縮合生成物;ジアミ
ノジフェニルメタンと少量(たとえば5〜20重量%)の3
官能以上のポリアミンとの混合物]ホスゲン化物:ポリ
アリルポリイソシアネート(PAPI)]、1,5-ナフチレン
ジイソシアネート、4,4′,4″-トリフェニルメタントリ
イソシアネート、m-およびp-イソシアナトフェニルスル
ホニルイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネー
ト;エチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、1,6,11
-ウンデカントリイソシアネート、2,2,4-トリメチルヘ
キサンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,
6-ジイソシアネートメチルカプロエート、ビス(2-イソ
シアネートエチル)フマレート、ビス(2-イソシアネー
トエチル)カーボネート、2-イソシアネートエチル-2,6
-ジイソシアネートヘキサノエートなどの脂肪族ポリイ
ソシアネート;イソホロンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタンヂイソシアネート(水添MDI)、シクロ
ヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレン
ジイソシアネート(水添TDI)、ビス(2-イソシアネー
トエチル)4-シクロヘキセン-1,2-ジカルボキシレート
などの脂環式ポリイソシアネート;キシリレンジイソシ
アネート、ジエチルベンゼンジイソシアネートなどの芳
香脂肪族ポリイソシアネート;変性MDI(ウレタン変性M
DI、カルボジイミド変性MDI、トリヒドロカルビスホス
フェート変性MDIなど)、ウレタン変性TDIなどのポリイ
ソシアネートの変性物およびこれらの2種以上の混合物
[たとえば変性MDIとウレタン変性TDI(イソシアネート
含有プレポリマー)との併用]があげられる。ウレタン
変性ポリイソシアネート[過剰のポリイソシアネート
(TDI,MDIなど)とポリオールとを反応させて得られる
遊離イソシアネート含有プレポリマー]の製造に用いる
ポリオールとしては、当量が30〜200ポリオールたとえ
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコールなどのグリコール;トリメチロールプロ
パン、グリセリンなどのトリオール;ペンタエリスリト
ール、ソルビトールなどの高官能ポリオール;およびこ
れらのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイドおよ
び/またはプロピレンオキサイド)付加物があげられ
る。これらのうち好ましいものは官能基数2〜3のもの
である。上記変性ポリイソシアネートおよびプレポリマ
ーの遊離イソシアネート含量は通常8〜33%好ましくは
10〜30%とくに好ましくは12〜29%のものである。
これらのモノまたはポリイソシアネートのうちで好まし
いものは芳香族ジイソシアネートであり、とくに好まし
いものは2、4-および2、6-TDIおよびこれらの異性体の混
合物、粗製TDI、4、4′-および2、4′-MDIおよびこれらの
異性体の混合物、粗製MDI(PAPI)である。
一般式(1)において、Rの一価アルコールの残基を形成
するアルコールとしては炭素数5〜30の直鎖または分岐
を有するアルカノール(2-エチルヘキシルアルコール、
デシルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコールなど)、アルケノール(オレイルアルコールな
ど)、シクロアルカノール(シクロヘキシルアルコール
など)、フエニル置換アルカノールもしくはアルケノー
ル(ベンジルアルコール、フエニルエチルアルコールな
ど)、およびアルキレンオキシド付加アルカノールもし
くはアルケノール(アルキレンオキシドの炭素数は2〜
4、付加モル数は1〜30である。たとえばオクチルアル
コールのエチレンオキサイド10モル付加物など)があげ
られる。一価アルコールのうち好ましいのは炭素数14〜
24のアルカノールであり、特に好ましいのは18〜22のア
ルカノールである。nは好ましくは2〜3である。
一般式(1)で示される化合物の具体例として、TDI(1モ
ル)とステアリルアルコール(2モル)とのポリウレタ
ン、TDI(1モル)とベヘニルアルコール(2モル)と
ポリウレタン、MDI(1モル)とベヘニルアルコール
(2モル)とのポリウレタンなどがあげられる。
一般式(1)のウレタン化合物は、イソシアネートと一価
アルコールとをNCO/OH比が実質的に1になるようにし
て、通常室温〜150℃、好ましくは40〜120℃で反応させ
ることにより得ることができる。
反応に際しては、普通触媒の必要はないが、反応速度の
遅い場合は適当な触媒を使用することが出来る。触媒と
してはアミン類(トリエチルアミン、トリエチレンジア
ミン、N-メチルモルホリンなど)、有機金属化合物(ジ
ブチル錫ジラウレート、スタナスオクトエートなど)な
どがあげられる。
反応は溶剤を使用しなくても充分進行するが、原料物質
であるイソシアネート化合物およびアルコールと反応し
ない適当な溶媒を使用することも出来る。適当な溶媒と
しては、パラフィン、オレフィン、シクロパラフィンな
どの脂肪族炭化水素、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素、さらには灯油、軽油、ソルベントナフサなど
の石油系溶剤があげられる。
反応生成物は通常、固状〜ペースト状のものである。
本発明においては、必要により(B)成分としてアルケニ
ルコハク酸の含窒素誘導体、塩素化パラフィンとナフタ
レンとの縮合物、長鎖アルキレンジカルボン酸の含窒素
誘導体、トリカルボン酸の含窒素誘導体、ポリアルキル
(メタ)アクリレート、およびジイソシアネート化合物
ジアルキルアミンとの反応物の何れか1種又は2種以上
を前記の(A)と併用することが出来る。(B)成分を併用す
ることによって流動点(以下PPと略記)降下能が助長
されるという大きな効果をもたらす。
(B)成分のアルケニルコハク酸の誘導体としてはC
28のアルケニル基を含むアルケニルコハク酸とモノ
またはジアルキルアミン、(ポリ)アルキレンポリアミ
ンとの反応物(アミンおよび/または塩)があげられ、
好ましいものはC14〜C22のアルケニル基を含むア
ルケニルコハク酸とC14〜C20のアルキル基を2個
もつジアルキルアミンとの反応物である。
塩素化パラフィンとナフタレンとの縮合物としてはC8
以上のパラフィンの塩素化物とナフタレンとの縮合物が
あげられる。その分子量は通常2000〜8000の範囲であ
る。
長鎖アルキレンカルボン酸の含窒素誘導体としては特開
昭56-36588号公報に記載のものがあげられる。具体的に
はC10以上の直鎖アルキレン鎖を有する非置換または
アルキル置換アルキレン基をもつジカルボン酸とジアル
キルアミンとの反応物であって、好ましくはC14〜C
22の直鎖アルキレン基をもつジカルボン酸とC14
22のアルキル基2個を有するジアルキルアミンとの
反応物である。
トリカルボン酸の含窒素誘導体としては特開昭56-84795
号公報に記載のものがあげられ、具体的には芳香族、脂
肪族または脂環式トリカルボン酸とジアルキルアミンと
の反応生成物であり、好ましくはトリメリット酸とC
14〜C22のアルキル基2個を有するジアルキルアミ
ンとの反応物である。
ポリアルキル(メタ)アクリレートとしてはC〜C
22の広範囲なアルキル基を有する(メタ)アクリレー
トの単独または共重合体(たとえばC12とC16のア
ルキルメタクリレートの共重合体など)(分子量1,000
〜1,000,000)があげられる。好ましいものはC12
18のアルキル基をもつ(メタ)アクリレートを大き
い割合(たとえば80重量%以上)含む重合体ないしは
共重合体である。その分子量は5,000〜200,000の範囲で
ある。
また、ポリイソシアネート化合物とジアルキルアミンと
の反応生成物としては特公昭5−22074号公報に記載のも
のがあげられる。具体的には芳香族、脂肪族、および脂
環式ポリイソシアネートとジアルキルアミンとの反応物
であり好ましくはトリレンジイソシアネートとC14
22のアルキル基2個を有するジアルキルアミンの反
応物である。
上記(B)は単独でもまた混合物としても(A)と併用でき
る。
(B)のうちで好ましいのはアルケニルコハク酸の含窒素
誘導体である。
なお、燃料油の低温流動性向上剤としてはエチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、塩素化パラフィン、なども使用されているが、本
発明における(A)成分とこれらの流動性向上剤を併用し
た場合にはPP降下能が助長される効果が認められず、
狭い沸点範囲をもつ燃料油に対する低温濾過器目詰まり
点(IP306)(以下CFと略記)降下能が低下するので
好ましくない。
なお、燃料油の低温流動性を評価する場合、従来のPP
に加えて、CFが低温時の燃料の操作性を計る尺度とし
て広く用いられている。
(A)及び(B)を併用する場合、その使用比率は任意に設定
することが出来るが好ましい範囲は重量比率で(A):(B)
=2:98〜98:2である。
本発明における燃料油は主として留出燃料油及び留出燃
料油に残渣油を混合した燃料油であり、具体的にはガソ
リン、灯油、軽油および重油(A重油、B重油)があげ
られる。これらのうち好適なものは灯油、軽油及びA重
油である。
本発明の向上剤を燃料油に添加するに当たっては、その
添加量は通常0.0001〜0.5%(重量、以下同じ)であ
り、好ましくは0.001〜0.1%である。
本発明の向上剤を燃料油中に添加する方法は特に制限し
ない。(A)と(B)からなる向上剤の場合例えば(A)および
(B)をあらかじめ混合しこれを燃料油に添加する方法、
(A)と(B)とを別々に燃料油に添加し、燃料油中で(A)お
よび(B)よりなる添加剤を形成する方法があげられる。
あらかじめ混合する場合は(A)と(B)とを加熱して均一に
混合する方法、(A)と(B)の少なくとも一方を溶媒に溶解
させてから混合する方法があげられる。また上記の燃料
油中で向上剤を形成させる方法としては(A)および(B)を
そのまま、または(A)および(B)の少なくとも一方を溶媒
に溶解し両者を同時または順次燃料油中に添加する方法
があげられる。
[実施例] 以下、実施例及び比較例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部および%は、それぞれ重量部及び重量%を示
す。
実施例1〜6および比較例1、2 下記に示す化合物または配合物を本発明および比較例の
向上剤とする。
実施例1:TDI(1モル)とベヘニルアルコール (2モル)とのウレタン化合物。
実施例2:TDI(1モル)とステアリルアルコール (2モル)とのウレタン化合物。
実施例3:MDI(1モル)とベヘニルアルコール (2モル)とのウレタン化合物。
実施例4: 実施例1の向上剤 :20部, n-テトラデセニルコハク酸とジ(n-オクタデシル)アミ
ンとのモノアミド :80部。
実施例5: 実施例1の向上剤 :20部, 長鎖アルキルメタクリレート共重合体 (MW=30,000) :80部。
実施例6: 実施例2の向上剤 :20部, n-テトラデセニルコハク酸とジ(n-オクタデシル)アミ
ン :80部。
比較例1:エチレン-酢酸ビニル共重合体(MN=2,500,酢
酸 ビニル含量30%)。
比較例2:TDIとジ(n−オクタデシル)アミンとの反
応物。
実施例1〜6および比較例1、2の向上剤を表−1に示
す性状の軽油−1〜3に添加してPPとCFの測定を行
った。その結果を表−2に示す。
[発明の効果] 本発明の向上剤は従来のものに比較し、n-パラフィンを
大量に含む燃料油や蒸留温度範囲の狭い燃料油等に対し
ても低温流動性を向上させるものである。すなわち、従
来公知のTDIとアミンからのウレタンウレアやこれまで
使用されてきたエチレン-酢酸ビニル共重合体で代表さ
れる共重合体型の低温流動性向上剤、塩素化パラフィン
-ナフタレン縮合体で代表させる縮合体系の低温流動性
向上剤、アルケニルコハク酸とジアルキルアミンの反応
物で代表される含窒素誘導体系低温流動性向上剤などの
何れもがCFを降下させることが出来ない非常に狭い沸点
範囲の燃料油やn-パラフィン含量の高い燃料油に対して
非常に低い添加量ですぐれたCF降下能を示すと共に、従
来から低温流動性向上剤の効果がでやすい比較的沸点範
囲の広い燃料油に対しても優れたCF降下能を示す。また
(B)成分を併用することによって優れたCF降下能とPP降
下能をもった低温流動性向上剤を提供することが出来
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式(1) Z−(NHCOOR)n (1) (式中Zはモノまたはポリイソシアネートの残基、Rは
    一価アルコールの残基であり、nは1〜6の整数であ
    る)で示されるウレタン化合物、および必要により、 (B)アルケニルコハク酸の含窒素誘導体、塩素化パラフ
    ィンとナフタレンとの縮合物、長鎖アルキレンジカルボ
    ン酸の誘導体、トリカルボン酸の含窒素誘導体、ポリア
    ルキル(メタ)アクリレート、およびジイソシアネート
    化合物とジアルキルアミンとの反応物からなる群より選
    ばれる化合物を含有することを特徴とする燃料油用低温
    流動性向上剤。
  2. 【請求項2】(A)と(B)の重量比が、(A):(B)=2:98〜9
    8:2である特許請求の範囲第1項記載の向上剤。
JP8365787A 1987-04-03 1987-04-03 燃料油用低温流動性向上剤 Expired - Lifetime JPH068416B2 (ja)

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