JPH0684565B2 - 合成繊維の溶融紡糸装置 - Google Patents

合成繊維の溶融紡糸装置

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JPH0684565B2
JPH0684565B2 JP62108845A JP10884587A JPH0684565B2 JP H0684565 B2 JPH0684565 B2 JP H0684565B2 JP 62108845 A JP62108845 A JP 62108845A JP 10884587 A JP10884587 A JP 10884587A JP H0684565 B2 JPH0684565 B2 JP H0684565B2
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spinneret
yarn
mouthpiece
spinning
heater
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祥哲 脇
宏行 長井
浩幸 逢坂
章博 高本
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高分子重合体の溶融紡糸において紡糸工程調子
不調の主因である紡糸口金のノズル周囲に堆積する異物
の発生,成長を抑制し紡糸工程調子を向上せしめると共
に、糸斑が少なく品質,即ち強伸度特性の良好な繊維を
製造する溶融紡糸装置に関する。
[従来技術] 高分子重合体の溶融紡糸に於て、経時と共に紡糸口金の
ノズル周囲に異物が堆積してくる現象が認められてお
り、これが紡糸工程調子を悪化せしめる主因であること
はよく知られているところである。この為、定期的に口
金面を清掃したり、あるいは紡糸口金を交換するなどし
て、紡糸工程調子を良好に維持しているが、この為のコ
スト−人件費,ポリマーロス,機会損失等−はかなりの
額となり、紡糸口金面の清掃や紡糸口金の交換頻度を少
しでも減少せしめることは繊維製造技術者にとって古く
からの重要な課題であった。
従来から紡糸口金のノズル周囲に堆積する異物を抑制す
るための各種の方法が提案されている。
特にポリエチレンテレフタレートを主成分とするポリマ
ーの場合、異物の発生、成長の機構は未だ不明である
が、異物の成分を分析すると、昇華性のものが主体であ
る事から、口金面直下の昇華物を多量に含んだ雰囲気を
系外に排出することにより、口金面堆積異物の発生,成
長の抑制が可能である事が知られている。この様な観点
から口金面直下の知られている。この様な観点から口金
面直下の雰囲気を吸引したり、あるいは外部から気体を
吹付け、口金面直下の雰囲気は排気する方法が提案され
ているが、口金面直下では、ポリマーが未だ固化してな
い流動状態にある為、外部から気体を吹付けたり吸引し
たり、外乱を与える事は糸斑を惹起せしめ、好ましくな
い。更に、口金面直下の雰囲気を排気すると、口金面直
下の温度が下がる為、得られる繊維の強伸度が低いもの
になり、この面からも好ましくない。従来提案されてい
る方法では、口金面堆積異物の抑制、即ち紡糸工程調子
の向上と、糸斑、糸品質の向上とを両立させる事が不可
能であった。
[発明の目的] 本発明者は、口金面堆積異物を減少せしめ、紡糸工程調
子を向上せしめると共に、糸斑、糸品質とも良好な繊維
を得るべく鋭意検討した結果、本発明に到達したもので
ある。
[発明の構成] すなわち、本発明は、紡糸口金パック、遅延冷却部及び
冷却風吹出面を上からこの順に配置した溶融紡糸装置に
おいて、遅延冷却部の長さを40〜200mmになすととも
に、該遅延冷却部内に上端開口部の直径が口金のポリマ
ー吐出孔最外周より10〜20mm大きい円錐台状の筒型ヒー
ターを口金下10〜30mmの位置に設置し、さらに口金面と
筒型ヒーター上端部の間の位置に自然排気式の排気孔を
穿設したことを特徴とする合成繊維の溶融紡糸装置であ
る。
以下、本発明を図面に基いて説明する。
第1図は、本発明の具体例を示す縦断面図,第2図は第
1図のX−X′断面矢視図である。
図において、1はスピンブロック9に配設された紡糸パ
ックで溶融ポリマーを吐出する紡糸口金2を有してい
る。
3は糸条冷却風が紡糸口金面方向へ不均一に舞い上がる
のを防止すると共に遅延冷却部8を確保するためのシャ
ッターで、糸条通過孔3aを有しその中央部より前後に2
分割されている。
4は糸条冷却風の吹出面、5は糸条冷却室である。6は
遅延冷却部8に設置された上端開口部の直径が口金のポ
リマー吐出孔最外周10〜20mm大きい円錐台状の筒型ヒー
ターで、その上端部は口金下10〜30mmの位置に設置され
る。
7は排気口で紡糸口金2と筒型ヒーター6の上端部の間
の位置に複数個穿孔している。排気孔7の形状としては
円形,角形等任意のものが利用できる。
遅延冷却部8は口金2の下面からシャッター3の下面の
間に形成される空間より構成され、その周囲は主として
保温材10により囲まれている。
このような装置において紡糸口金2から吐出された糸条
Yは筒型ヒーター6,シャッター3等で取り囲まれた遅延
冷却部8の空間を走行して冷却室5に到達し、冷却風吹
出面から吹出される冷却風により冷却固化される。この
場合、遅延冷却部8は糸斑、糸品質の良好な繊維を得る
為に適切な長さとして40〜200mが必要である。この長さ
が40mmより短いと糸斑が悪化しかつ強伸度の低い繊維と
なり、200mmより長いと糸斑の不良な繊維となる。
本発明は前記のように紡糸口金面に堆積する異物の抑
制、即ち、紡糸工程調子の向上と、糸斑,糸品質の向上
とを両立させることを可能にしたものであるが、その理
由は以下の様に考えられる。
従来より、紡糸工程調子不調の主因である紡糸口金ノズ
ル周囲に堆積する異物の発生,成長する原因として、吐
出ポリマー流の成分中、昇華性のものが口金面の吐出孔
周辺(以下単に吐出孔周辺という)に付着し、これが口
金面上で酸化劣化等によりゲル化し固形異物として堆積
するものが大部分であると考えられている。
この事より昇華物を多量に含んだ雰囲気を系外に排出す
る方法として、特開昭53−78315号公報に示される如く
パックにたて穴を貫通せしめ煙突効果を利用した装置が
提案されいるが、この場合はパックが冷えるということ
とスペース的な問題から排気量を増大させる事が困難で
あった。
本発明はこの問題を克服しかつコストのかかる強制排気
をすることなく、口金面堆積異物を抑制したものであ
り、本発明の如く、円錐台状の筒型ヒーター6を設置し
た場合には、紡糸装置系外、即ち外気との温度差により
昇華物を多量に含んだ雰囲気は排気孔7より自然排出さ
れる。
又、糸条が引き起こす随伴流に対して、遅延冷却部8,口
金面2に向って上昇する昇華物を含まない上昇気流が非
常に効率良く口金面2に向って上昇し、かつ排気孔7よ
り雰囲気が自然排出され、口金面2の周辺の雰囲気は常
に昇華物を含まない雰囲気で更新されるため、口金面堆
積異物は、大幅に抑制できる。
ここで、筒型ヒーター上端開口部の直径が口金のポリマ
ー吐出孔最外周より10mmより小さいと糸当りが発生する
恐れがあり、20mmより大きいと昇華物を含まない上昇気
流が効率良く口金面へ向って上昇せず、口金面周辺の雰
囲気更新が充分に行えない。又、同様に筒型ヒーター上
端開口部が口金下10mmより近くなると自然排気量が減少
し、30mmより遠くなると口金面へ向う上昇気流が効率よ
く口金面へ向って上昇しにくくなって好ましくない。
一方、口金面下の雰囲気を排気すると口金面及び口金下
雰囲気温度が低下し繊維の強伸度が低下、即ち糸質が低
下するという問題があったが、本発明では筒型ヒーター
6で口金下雰囲気温度を加熱することにより、口金面と
糸条が加熱され、従って繊維の強伸度は低下せずむしろ
向上する。
尚、本発明に係るヒーターは使用温度の幅を広範囲にす
るためにも遠赤外セラミックヒーターを用いる事が好ま
しいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
尚具体例では、1糸条を紡糸する場合について示した
が、これら限られるものではなく、任意の数の糸条を紡
糸する場合も全く同様に実施できることは言うまでもな
い。
実施例 第1〜2図で示すような冷却風が一方向から吹出される
紡糸筒を有する紡糸装置を使用し、極限粘度(o−クロ
ロフェノール中35℃測定)が0.635のポリエチレンテレ
フタレートを紡糸速度1200m/分にて溶融紡糸し50デニー
ル/36フィラメントの糸条を得た。
このときの円錐台状の筒型ヒーターは遠赤外セラミック
ヒーターを使用すると共に、排気孔は長方形状の断面で
紡糸装置前,後面両方に同じ大きさの自然排気方法を採
用し、その大きさは、各々15cm2とした。
結果は次表に示す通りである。尚、遅延冷却部の長さは
90mm,紡糸口金のポリマー吐出孔最外周ピッチ円は500m
m,冷却風量は4Nm3/分である。
ここで、円錐台状の筒型ヒーター有りというのは排気に
よって口金及び口金雰囲気温度が低下した分を加熱によ
って排気しない時の温度(水準NO.1)に補正している事
を示す。
但し、水準NO.10については、比較例として、円錐台状
の筒型ヒーターは、設置するが、加熱、即ち温度補正を
しなかった。
排気無しで加熱有りの水準(NO.2)に関しては、口金温
度を10℃上昇させたケースを比較として記した。
紡糸工程調子は紡糸断糸が8時間に2回以上発生すると
口金面を清掃することとし、平均の口金清掃周期(単
位:日)で表わす。
糸品質は延伸糸で測定したものであり染斑は、5点法で
肉眼判定し3.5点以上が良好レベルであるが、高いほど
好ましい。又、U%は0.7%以下が良好レベルである
が、低い程好ましい。
以上の結果より、遅延冷却部内に上端開口部の直径が口
金のポリマー吐出孔最外周より10〜20mm大きい円錐台状
の筒型ヒーターを口金下10〜30mmの位置に設置し、さら
に排気孔より自然排気したために、口金面及び口金下雰
囲気温度が低下した分を該ヒーターにより補正すること
により、糸斑(U%,染斑),糸品質(強伸度)を悪化
させることなく紡糸調子を従来方法に比べ著しく向上せ
しめることがわかる。
尚、紡糸工程調子の良好な原因は、紡糸口金のノズル
(紡糸孔)周囲に堆積する異物が減少していることと対
応していることが紡糸口金ノズル面の顕微鏡観察から確
認されている。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば紡糸口金のノズル周
囲に堆積する異物の発生,成長を抑制し、紡糸工程調子
を向上せしめると共に、糸斑,糸品質の良好な繊維を安
定して得ることが可能になる。
又、従来相反現象とされていた紡糸口金面堆積異物の抑
制と、糸斑,糸品質の向上という両者を満足させた点
で、きわめて効果的な溶融紡糸装置であるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体例を示す縦断面図,第2図は第1
図のX−X断面矢視図である。 1……紡糸パック、2……紡糸口金 3……シャッター 4……糸条冷却風の吹出面、6……円錐台状筒型ヒータ
ー 7……排気孔、8……遅延冷却部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高本 章博 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山工場内 (56)参考文献 実開 昭51−82807(JP,U) 特公 昭46−2126(JP,B1) 特公 昭58−25762(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紡糸口金パック、遅延冷却部及び冷却風吹
    出面を上からこの順に配置した溶融紡糸装置において、
    遅延冷却部の長さを40〜200mmになすとともに、該遅延
    冷却部内に上端開口部の直径が口金のポリマー吐出孔最
    外周より10〜20mm大きい円錐台状の筒型ヒーターを口金
    下10〜30mmの位置に設置し、さらに口金面と筒型ヒータ
    ー上端部の間の位置に自然排気式の排気孔を穿設したこ
    とを特徴とする合成繊維の溶融紡糸装置。
JP62108845A 1987-05-06 1987-05-06 合成繊維の溶融紡糸装置 Expired - Lifetime JPH0684565B2 (ja)

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JPS5825762A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像品質の検定方式

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