JPH0684756A - 投影露光装置 - Google Patents
投影露光装置Info
- Publication number
- JPH0684756A JPH0684756A JP4237161A JP23716192A JPH0684756A JP H0684756 A JPH0684756 A JP H0684756A JP 4237161 A JP4237161 A JP 4237161A JP 23716192 A JP23716192 A JP 23716192A JP H0684756 A JPH0684756 A JP H0684756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- pattern
- light
- projection optical
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F9/00—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
- G03F9/70—Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レチクルパターンの材質等に依らず、常に精
度良く投影光学系の結像特性を計測可能とする。 【構成】 ウエハステージ7上に設けられたパターン板
8の下面より、露光光ILと同一波長の照明光MLを基
準パターン(28A〜28D)に照射する。光電検出器
14は、基準パターン(28A〜28D)を透過して投
影光学系6を介してレチクルRのパターン面に照射さ
れ、ここで反射されて投影光学系6、及び基準パターン
(28A〜28D)を介して戻された光束を受光する。
信号処理ユニット16は、パターン板8と投影光学系6
の結像面とを光軸方向に相対移動させたとき、光電検出
器14から出力される検出信号S1に基づいて投影光学
系6の焦点位置を検出する。光量制御ユニット10e
は、検出信号S1に応じてパターン板8に照射する照明
光MLの強度を調整する。
度良く投影光学系の結像特性を計測可能とする。 【構成】 ウエハステージ7上に設けられたパターン板
8の下面より、露光光ILと同一波長の照明光MLを基
準パターン(28A〜28D)に照射する。光電検出器
14は、基準パターン(28A〜28D)を透過して投
影光学系6を介してレチクルRのパターン面に照射さ
れ、ここで反射されて投影光学系6、及び基準パターン
(28A〜28D)を介して戻された光束を受光する。
信号処理ユニット16は、パターン板8と投影光学系6
の結像面とを光軸方向に相対移動させたとき、光電検出
器14から出力される検出信号S1に基づいて投影光学
系6の焦点位置を検出する。光量制御ユニット10e
は、検出信号S1に応じてパターン板8に照射する照明
光MLの強度を調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子や液晶表示
素子製造のリソグラフィ工程で使用される投影露光装置
に関し、特に投影光学系の結像特性の検出機構の改良に
関する。
素子製造のリソグラフィ工程で使用される投影露光装置
に関し、特に投影光学系の結像特性の検出機構の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、マスクまたはレチクルのパターン
を高分解能で感光基板(半導体ウエハ等)に転写する装
置として、ステップアンドリピート方式の縮小投影型露
光装置(ステッパー)が多用されるようになっている。
この種のステッパーにおける投影光学系の結像特性の検
出機構については、例えば特開昭60−26343号公
報、特開昭63−306626号公報、あるいは特開平
1−273318号公報等に開示されている。
を高分解能で感光基板(半導体ウエハ等)に転写する装
置として、ステップアンドリピート方式の縮小投影型露
光装置(ステッパー)が多用されるようになっている。
この種のステッパーにおける投影光学系の結像特性の検
出機構については、例えば特開昭60−26343号公
報、特開昭63−306626号公報、あるいは特開平
1−273318号公報等に開示されている。
【0003】さて、特開昭60−26343号公報に開
示された装置は、微小線要素を有するテストレチクル
と、ウエハステージ上に配置された微小スリットを介し
てテストレチクルの透過光を受光する受光素子とを備え
ている。そして、ウエハステージを投影光学系の光軸方
向に移動させたときに得られる受光素子からの検出信号
の変化に基づいて、投影光学系の結像特性、例えば焦点
位置や像面湾曲を求めている。
示された装置は、微小線要素を有するテストレチクル
と、ウエハステージ上に配置された微小スリットを介し
てテストレチクルの透過光を受光する受光素子とを備え
ている。そして、ウエハステージを投影光学系の光軸方
向に移動させたときに得られる受光素子からの検出信号
の変化に基づいて、投影光学系の結像特性、例えば焦点
位置や像面湾曲を求めている。
【0004】また、特開昭63−306626号公報、
あるいは特開平1−273318号公報に開示された装
置は、ウエハステージ上に配置され、基準パターンが形
成されたパターン板と、特別な複数の基準マークを有す
るテストレチクルとを備え、パターン板をその下面から
露光光と同一波長の照明光で照射し、基準パターン、投
影光学系、及びテストレチクル上の1つの基準マークを
透過した光束を、照明光学系中に配置されたビームスプ
リッターを介して受光素子に導き、この受光素子からの
検出信号を用いて投影光学系の結像特性を計測可能とし
たものである。さらに上記構成の装置では、露光動作中
は露光光吸収による温度上昇等に起因した投影光学系の
結像特性の変動を逐次予測し、その結果に基づいて結像
特性の変動を補正するようにしている。従って、1枚の
ウエハに対する露光動作中であっても、露光光吸収等に
よる投影光学系の結像特性、例えば焦点位置、像面湾
曲、非点収差等の変動をリアルタイムに補正できる。
あるいは特開平1−273318号公報に開示された装
置は、ウエハステージ上に配置され、基準パターンが形
成されたパターン板と、特別な複数の基準マークを有す
るテストレチクルとを備え、パターン板をその下面から
露光光と同一波長の照明光で照射し、基準パターン、投
影光学系、及びテストレチクル上の1つの基準マークを
透過した光束を、照明光学系中に配置されたビームスプ
リッターを介して受光素子に導き、この受光素子からの
検出信号を用いて投影光学系の結像特性を計測可能とし
たものである。さらに上記構成の装置では、露光動作中
は露光光吸収による温度上昇等に起因した投影光学系の
結像特性の変動を逐次予測し、その結果に基づいて結像
特性の変動を補正するようにしている。従って、1枚の
ウエハに対する露光動作中であっても、露光光吸収等に
よる投影光学系の結像特性、例えば焦点位置、像面湾
曲、非点収差等の変動をリアルタイムに補正できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如きスルー・ザ・レンズ(TTL)方式の焦点位置検出
においては、特定マークを有するレチクル(テストレチ
クル、またはパターン形成領域の周辺に特定マークが形
成されたデバイスレチクル)を必要とした。このため、
テストレチクルを使用して結像特性を計測する場合に
は、上記焦点検出を行うたびにレチクル交換を行わなけ
ればならず、スループットの低下が免れない。さらに、
デバイスレチクルのパターンの各位置での焦点位置を計
測することはできない、すなわち露光直前での投影光学
系の結像特性を正確に検出できなかった。
如きスルー・ザ・レンズ(TTL)方式の焦点位置検出
においては、特定マークを有するレチクル(テストレチ
クル、またはパターン形成領域の周辺に特定マークが形
成されたデバイスレチクル)を必要とした。このため、
テストレチクルを使用して結像特性を計測する場合に
は、上記焦点検出を行うたびにレチクル交換を行わなけ
ればならず、スループットの低下が免れない。さらに、
デバイスレチクルのパターンの各位置での焦点位置を計
測することはできない、すなわち露光直前での投影光学
系の結像特性を正確に検出できなかった。
【0006】一方、テストレチクルを用いず、デバイス
レチクルを使用して結像特性を計測する場合には、パタ
ーン形成領域周辺に形成した特定マークを使用すること
で、露光直前の周辺部での像面状態は測定できる。しか
しながら、パターン形成領域内の任意の位置に特定マー
クを配置することは非現実的である。従って、パターン
形成領域内、特に中心部での焦点位置は検出できず、投
影光学系の像面湾曲等を計測することは不可能であると
いう問題があった。
レチクルを使用して結像特性を計測する場合には、パタ
ーン形成領域周辺に形成した特定マークを使用すること
で、露光直前の周辺部での像面状態は測定できる。しか
しながら、パターン形成領域内の任意の位置に特定マー
クを配置することは非現実的である。従って、パターン
形成領域内、特に中心部での焦点位置は検出できず、投
影光学系の像面湾曲等を計測することは不可能であると
いう問題があった。
【0007】本発明はこのような問題点を鑑みてなされ
たもので、テストレチクル等を使用することなく任意、
例えば露光動作直前であっても、高速、高精度に投影光
学系の結像特性を計測可能な投影露光装置を提供するこ
とを目的としている。
たもので、テストレチクル等を使用することなく任意、
例えば露光動作直前であっても、高速、高精度に投影光
学系の結像特性を計測可能な投影露光装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、基板
ステージ(7)の一部に設けられ、所定形状の基準パタ
ーン(28A〜28D)を有するパターン板(8)と、
パターン板(8)の下面より露光用照明光(IL)とほ
ぼ同一波長の照明光(ML)を基準パターンに照射する
照明手段(10)と、基準パターンを透過して投影光学
系(6)を介してマスク(R)のパターン面に照射さ
れ、さらにパターン面から反射されて投影光学系(6)
及び基準パターンを介して戻された光を受光する光電検
出手段(14)と、パターン板(8)と投影光学系
(6)の結像面とを投影光学系(6)の光軸方向に相対
移動させたとき、光電検出手段(14)から出力される
検出信号(S1)に基づいて、投影光学系(6)の結像
特性を検出する結像特性検出手段(16)と、光電検出
手段(14)からの検出信号の強度が所定の値となるよ
うに、光電検出手段(14)に入射する照明光の光量を
調整する光量調整手段(10b〜10d)とを設けるこ
ととした。特に光量調整手段は、照明手段(10)から
射出される照明光(ML)の強度を調整する光強度可変
部材(10b)を有することとした。
ステージ(7)の一部に設けられ、所定形状の基準パタ
ーン(28A〜28D)を有するパターン板(8)と、
パターン板(8)の下面より露光用照明光(IL)とほ
ぼ同一波長の照明光(ML)を基準パターンに照射する
照明手段(10)と、基準パターンを透過して投影光学
系(6)を介してマスク(R)のパターン面に照射さ
れ、さらにパターン面から反射されて投影光学系(6)
及び基準パターンを介して戻された光を受光する光電検
出手段(14)と、パターン板(8)と投影光学系
(6)の結像面とを投影光学系(6)の光軸方向に相対
移動させたとき、光電検出手段(14)から出力される
検出信号(S1)に基づいて、投影光学系(6)の結像
特性を検出する結像特性検出手段(16)と、光電検出
手段(14)からの検出信号の強度が所定の値となるよ
うに、光電検出手段(14)に入射する照明光の光量を
調整する光量調整手段(10b〜10d)とを設けるこ
ととした。特に光量調整手段は、照明手段(10)から
射出される照明光(ML)の強度を調整する光強度可変
部材(10b)を有することとした。
【0009】
【作用】本発明では、基板ステージの一部に設けられた
パターン板をその下面から露光用照明光とほぼ同一波長
の照明光で照明し、パターン板上の基準パターンを透過
した光を投影光学系を介してマスクの下面(パターン
面)に照射する。マスクのパターン面で反射した光は再
度投影光学系を介してパターン板に到達し、さらに基準
パターンを透過した光は光電検出手段に入射する。つま
り、マスクのパターン面とパターン板の表面(基準パタ
ーンの形成面)とが投影光学系に関して共役な関係、す
なわちパターン板の表面が投影光学系の最良結像面(投
影光学系によるマスクパターンの投影像面)内にあると
き、光電検出器に入射する照明光の強度(光量)が最大
(または最小)になるという原理を利用している。
パターン板をその下面から露光用照明光とほぼ同一波長
の照明光で照明し、パターン板上の基準パターンを透過
した光を投影光学系を介してマスクの下面(パターン
面)に照射する。マスクのパターン面で反射した光は再
度投影光学系を介してパターン板に到達し、さらに基準
パターンを透過した光は光電検出手段に入射する。つま
り、マスクのパターン面とパターン板の表面(基準パタ
ーンの形成面)とが投影光学系に関して共役な関係、す
なわちパターン板の表面が投影光学系の最良結像面(投
影光学系によるマスクパターンの投影像面)内にあると
き、光電検出器に入射する照明光の強度(光量)が最大
(または最小)になるという原理を利用している。
【0010】そこで、本発明では上記原理に従い、投影
光学系のイメージフィールド内の任意の位置にパターン
板を位置決めした後、パターン板と投影光学系の結像面
とをその光軸方向に相対移動し、このとき光電検出手段
から出力される検出信号の変化に基づいて合焦位置(ベ
ストフォーカス位置)を算出するようにした。さらに本
発明では、光電検出手段からの検出信号の強度が所定の
値となるように、光電検出手段に入射する照明光の光量
を調整する光量調整手段、例えばパターン板に向けて照
明手段から射出される照明光の強度を調整する光強度可
変部材を設けることとした。
光学系のイメージフィールド内の任意の位置にパターン
板を位置決めした後、パターン板と投影光学系の結像面
とをその光軸方向に相対移動し、このとき光電検出手段
から出力される検出信号の変化に基づいて合焦位置(ベ
ストフォーカス位置)を算出するようにした。さらに本
発明では、光電検出手段からの検出信号の強度が所定の
値となるように、光電検出手段に入射する照明光の光量
を調整する光量調整手段、例えばパターン板に向けて照
明手段から射出される照明光の強度を調整する光強度可
変部材を設けることとした。
【0011】このため、本発明では計測専用の特別なマ
スクを用いる必要がなく、さらにデバイスパターンを有
する露光用マスクに計測用の特定マークを形成する必要
もない。すなわち露光に使用されるマスクを装置に装着
した状態で、高速、高精度に投影光学系のイメージフィ
ールド内の任意の位置での合焦点(ベストフォーカス位
置)を計測できる。しかも任意のタイミング、例えば露
光動作直前であっても上記計測を行うことが可能とな
る。また、投影光学系のイメージフィールド内の複数の
位置の各々での合焦位置を求めることにより、投影光学
系の結像特性、例えば像面湾曲等も算出することができ
る。
スクを用いる必要がなく、さらにデバイスパターンを有
する露光用マスクに計測用の特定マークを形成する必要
もない。すなわち露光に使用されるマスクを装置に装着
した状態で、高速、高精度に投影光学系のイメージフィ
ールド内の任意の位置での合焦点(ベストフォーカス位
置)を計測できる。しかも任意のタイミング、例えば露
光動作直前であっても上記計測を行うことが可能とな
る。また、投影光学系のイメージフィールド内の複数の
位置の各々での合焦位置を求めることにより、投影光学
系の結像特性、例えば像面湾曲等も算出することができ
る。
【0012】さらに、マスクのパターン面での照明光の
反射特性、すなわちマスクパターンの材質(クロム、位
相シフター、反射防止膜の有無等)、膜厚(透過率)、
形状(ピッチ、周期性等)等に応じて、光電検出手段か
ら出力される検出信号のレベル(コントラスト)が変化
し得る。このような場合にも、光量調整手段を用いてマ
スク毎、またはパターン形成領域内の位置毎に、光電検
出手段からの検出信号の強度が所定の値となるように、
光電検出手段に入射する照明光の光量を調整するので、
常にコントラストの良い検出信号が得られ、精度良く安
定した信号検出を行うことが可能となる。
反射特性、すなわちマスクパターンの材質(クロム、位
相シフター、反射防止膜の有無等)、膜厚(透過率)、
形状(ピッチ、周期性等)等に応じて、光電検出手段か
ら出力される検出信号のレベル(コントラスト)が変化
し得る。このような場合にも、光量調整手段を用いてマ
スク毎、またはパターン形成領域内の位置毎に、光電検
出手段からの検出信号の強度が所定の値となるように、
光電検出手段に入射する照明光の光量を調整するので、
常にコントラストの良い検出信号が得られ、精度良く安
定した信号検出を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による投影露光装置の一実施例
につき図面を参照して説明する。図1は本実施例による
投影露光装置の全体構成を概略的に示す図である。図1
において、露光用照明光源LSから発生した照明光IL
は、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)、
レチクルブラインド、開口絞り(σ絞り)等を有する照
明光学系1に入射する。照明光ILとしては、g線、i
線、またはKrF、ArFエキシマレーザ、あるいは金
属蒸気レーザやYAGレーザの高調波等が使用される。
照明光学系1を射出した照明光ILの大部分は半透過鏡
2を透過してミラー3に至り、ここで垂直に下方に反射
されてコンデンサーレンズ4に導かれ、レチクルステー
ジ5に載置されたレチクルRをほぼ均一な照度で照明す
る。
につき図面を参照して説明する。図1は本実施例による
投影露光装置の全体構成を概略的に示す図である。図1
において、露光用照明光源LSから発生した照明光IL
は、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)、
レチクルブラインド、開口絞り(σ絞り)等を有する照
明光学系1に入射する。照明光ILとしては、g線、i
線、またはKrF、ArFエキシマレーザ、あるいは金
属蒸気レーザやYAGレーザの高調波等が使用される。
照明光学系1を射出した照明光ILの大部分は半透過鏡
2を透過してミラー3に至り、ここで垂直に下方に反射
されてコンデンサーレンズ4に導かれ、レチクルステー
ジ5に載置されたレチクルRをほぼ均一な照度で照明す
る。
【0014】さらに、パターン形成領域PAを透過した
照明光ILは両側テレセントリックな投影光学系6に入
射し、投影光学系6は回路パターンの像を、表面にレジ
スト層が形成されたウエハ9上に結像投影する。ウエハ
9はウエハステージ7に載置されており、ウエハステー
ジ7上には表面に基準パターンが形成されたパターン板
(石英等のガラス基板)8も配置されている。
照明光ILは両側テレセントリックな投影光学系6に入
射し、投影光学系6は回路パターンの像を、表面にレジ
スト層が形成されたウエハ9上に結像投影する。ウエハ
9はウエハステージ7に載置されており、ウエハステー
ジ7上には表面に基準パターンが形成されたパターン板
(石英等のガラス基板)8も配置されている。
【0015】図2に示すように、パターン板8の表面に
は4組の基準パターン28A〜28Dが形成されてお
り、これらのパターンは共に振幅型回折格子、すなわち
パターン板8にクロム等の遮光層で形成された1次元の
ラインアンドスペースパターン(デューティは1:1)
である。基準パターン28AはX方向に一定ピッチで配
列された1次元回折格子であり、残り3組の基準パター
ン28B〜28Dは基準パターン28Aに対して周期方
向が時計方向に45°、90°及び135°回転したも
のである。
は4組の基準パターン28A〜28Dが形成されてお
り、これらのパターンは共に振幅型回折格子、すなわち
パターン板8にクロム等の遮光層で形成された1次元の
ラインアンドスペースパターン(デューティは1:1)
である。基準パターン28AはX方向に一定ピッチで配
列された1次元回折格子であり、残り3組の基準パター
ン28B〜28Dは基準パターン28Aに対して周期方
向が時計方向に45°、90°及び135°回転したも
のである。
【0016】以上のように互いに周期方向が異なる4組
の基準パターン28A〜28Dをパターン板8に形成す
るのは、レチクルR上のパターンの影響を低減するた
め、及び投影光学系6のイメージフィールド内の任意の
位置でのサジタル(S)方向、及びメリディオナル
(M)方向の焦点位置(非点収差)を計測可能とするた
めである。ここで、パターン板8はその表面(パターン
形成面)が投影光学系6の光軸方向に関してウエハ9の
表面とほぼ同じ高さになるように設けられている。尚、
パターン板8上の基準パターンは位相型回折格子であっ
ても良い。
の基準パターン28A〜28Dをパターン板8に形成す
るのは、レチクルR上のパターンの影響を低減するた
め、及び投影光学系6のイメージフィールド内の任意の
位置でのサジタル(S)方向、及びメリディオナル
(M)方向の焦点位置(非点収差)を計測可能とするた
めである。ここで、パターン板8はその表面(パターン
形成面)が投影光学系6の光軸方向に関してウエハ9の
表面とほぼ同じ高さになるように設けられている。尚、
パターン板8上の基準パターンは位相型回折格子であっ
ても良い。
【0017】図1では簡略に表示しているが、ウエハス
テージ7はXYθステージ、Zステージ、及びレベリン
グステージより構成されている。XYθステージは、投
影光学系6の光軸と垂直な面(XY平面)内で並進移動
及び微小回転可能である。さらに、Zステージは投影光
学系6の光軸方向(Z方向)に微動可能であり、レベリ
ングステージはXY平面に対して任意に傾斜可能となっ
ている。また、XYθステージのX、Y方向の位置(移
動量)は、2組のレーザ干渉測長器(不図示)によっ
て、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出され
る。Zステージの位置は、例えばZ軸駆動用のボールね
じに取り付けられたロータリエンコーダにより測定され
る。すなわち、ボールねじのピッチは正確に分かってい
るので、所定の機械原点でリセットされた計数回路でロ
ータリエンコーダから出力されるアップダウンパルスを
積算的に計数して、計数値に所定の演算を施すことによ
り、Z方向の位置を求めることができる。尚、Z方向の
移動量をレーザ干渉測長器等で測定することも可能であ
る。
テージ7はXYθステージ、Zステージ、及びレベリン
グステージより構成されている。XYθステージは、投
影光学系6の光軸と垂直な面(XY平面)内で並進移動
及び微小回転可能である。さらに、Zステージは投影光
学系6の光軸方向(Z方向)に微動可能であり、レベリ
ングステージはXY平面に対して任意に傾斜可能となっ
ている。また、XYθステージのX、Y方向の位置(移
動量)は、2組のレーザ干渉測長器(不図示)によっ
て、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出され
る。Zステージの位置は、例えばZ軸駆動用のボールね
じに取り付けられたロータリエンコーダにより測定され
る。すなわち、ボールねじのピッチは正確に分かってい
るので、所定の機械原点でリセットされた計数回路でロ
ータリエンコーダから出力されるアップダウンパルスを
積算的に計数して、計数値に所定の演算を施すことによ
り、Z方向の位置を求めることができる。尚、Z方向の
移動量をレーザ干渉測長器等で測定することも可能であ
る。
【0018】さて、図1中の照明光源10は露光用照明
光ILとほぼ同一波長の照明光LBを発生し、この照明
光LBは光ファイバー(ライトガイド)11、集光レン
ズ系12、及びミラー13を介してパターン板8の下面
まで導かれ、基準パターンをその裏面(ウエハステージ
内部)から照明する。基準パターンを透過した光は、投
影光学系6を介してレチクルRの下面(パターン面)に
照射(集束)され、ここで反射されて再び投影光学系6
を介してパターン板8に達する。さらに基準パターンを
透過した光は、ミラー13、集光レンズ系12、及び光
ファイバー11を介して光電検出器14に入射する。
光ILとほぼ同一波長の照明光LBを発生し、この照明
光LBは光ファイバー(ライトガイド)11、集光レン
ズ系12、及びミラー13を介してパターン板8の下面
まで導かれ、基準パターンをその裏面(ウエハステージ
内部)から照明する。基準パターンを透過した光は、投
影光学系6を介してレチクルRの下面(パターン面)に
照射(集束)され、ここで反射されて再び投影光学系6
を介してパターン板8に達する。さらに基準パターンを
透過した光は、ミラー13、集光レンズ系12、及び光
ファイバー11を介して光電検出器14に入射する。
【0019】光電検出器14から出力される信号を増幅
器15で最適レベルまで増幅して得られた検出信号S1
は、パターン板8の基準パターンを通り抜けた光束の強
度を示す信号であり、この検出信号S1は信号処理ユニ
ット16に出力される。ここで、検出信号S1はパター
ン板8の表面が投影光学系6の最良結像面と一致(合
焦)したときに最大となる。従って、投影光学系6の結
像特性が露光光吸収等によって変化しても、上記動作を
随時(例えば1枚のウェハに対する露光動作中であって
も)行って検出信号S1を得ることにより、投影光学系
6のイメージフィールド内の任意の位置での合焦点(ベ
ストフォーカス位置)を検出することができる。
器15で最適レベルまで増幅して得られた検出信号S1
は、パターン板8の基準パターンを通り抜けた光束の強
度を示す信号であり、この検出信号S1は信号処理ユニ
ット16に出力される。ここで、検出信号S1はパター
ン板8の表面が投影光学系6の最良結像面と一致(合
焦)したときに最大となる。従って、投影光学系6の結
像特性が露光光吸収等によって変化しても、上記動作を
随時(例えば1枚のウェハに対する露光動作中であって
も)行って検出信号S1を得ることにより、投影光学系
6のイメージフィールド内の任意の位置での合焦点(ベ
ストフォーカス位置)を検出することができる。
【0020】図10は、パターン板8を投影光学系6の
光軸方向に移動したときに光電検出器14から出力され
る検出信号S1の変化を表している。図10(a)はレ
チクルRのパターン面内での照明光の照射位置がクロム
面となっている場合であり、図10(b)は照射位置が
ガラス面となっている場合である。いずれの場合でも、
検出信号S1が最大となる位置Z0 が合焦位置、すなわ
ちベストフォーカス位置である。但し、パターン板8上
の基準パターンとして位相型回折格子を用いるときに
は、合焦点では検出信号S1が最小になる。
光軸方向に移動したときに光電検出器14から出力され
る検出信号S1の変化を表している。図10(a)はレ
チクルRのパターン面内での照明光の照射位置がクロム
面となっている場合であり、図10(b)は照射位置が
ガラス面となっている場合である。いずれの場合でも、
検出信号S1が最大となる位置Z0 が合焦位置、すなわ
ちベストフォーカス位置である。但し、パターン板8上
の基準パターンとして位相型回折格子を用いるときに
は、合焦点では検出信号S1が最小になる。
【0021】ここで、本実施例ではパターン板8上に4
組の基準パターンを形成している。従って、4組の基準
パターンの各々を独立に用いて焦点位置計測を行うため
には、各基準パターンに照明光を切り替えて照射するた
めの絞り(シャッター)をパターン板8の下面近傍に配
置するか、4組の基準パターンの各々に対応して4組の
照明手段(10〜13)及び光電検出器(14)を設け
ておく必要がある。また、上記装置(図1)では照明光
源10を露光用光源LSとは別に設けていたが、露光用
光源LSから射出される照明光ILの一部を、ビームス
プリッター等で分岐して光ファイバー、ミラー等により
パターン板8の下まで導くように構成しても良い。ま
た、光ファイバー11の射出面は投影光学系6の瞳面と
ほぼ共役となっており、さらにその照明条件(コヒーレ
ンスファクターσ値等)は照明光学系1によるレチクル
Rの照明条件と同一にしておくことが望ましい。例えば
特開平4−225359号公報に開示されたような傾斜
照明法(変形光源法)を採用する場合には、基準パター
ンに対しても傾斜照明を行うようにする。具体的には、
光ファイバー11の射出面近傍に、その光軸に対して偏
心した複数(2つ、または4つ)の位置の各々に開口を
有する絞りを配置すれば良い。
組の基準パターンを形成している。従って、4組の基準
パターンの各々を独立に用いて焦点位置計測を行うため
には、各基準パターンに照明光を切り替えて照射するた
めの絞り(シャッター)をパターン板8の下面近傍に配
置するか、4組の基準パターンの各々に対応して4組の
照明手段(10〜13)及び光電検出器(14)を設け
ておく必要がある。また、上記装置(図1)では照明光
源10を露光用光源LSとは別に設けていたが、露光用
光源LSから射出される照明光ILの一部を、ビームス
プリッター等で分岐して光ファイバー、ミラー等により
パターン板8の下まで導くように構成しても良い。ま
た、光ファイバー11の射出面は投影光学系6の瞳面と
ほぼ共役となっており、さらにその照明条件(コヒーレ
ンスファクターσ値等)は照明光学系1によるレチクル
Rの照明条件と同一にしておくことが望ましい。例えば
特開平4−225359号公報に開示されたような傾斜
照明法(変形光源法)を採用する場合には、基準パター
ンに対しても傾斜照明を行うようにする。具体的には、
光ファイバー11の射出面近傍に、その光軸に対して偏
心した複数(2つ、または4つ)の位置の各々に開口を
有する絞りを配置すれば良い。
【0022】ところで、本実施例ではレチクルパターン
の材質等(例えば図10)に依らず、常に光電検出器1
4に入射する照明光の強度(光量)が一定になる、すな
わち光電検出器14からの検出信号S1のコントラスト
が最適な値となるように、パターン板8に照射する照明
光の強度(光量)を調整するための光強度可変部材を照
明光源10の内部に設けている。そこで、図11を参照
して照明光源10の具体的な構成について説明する。
の材質等(例えば図10)に依らず、常に光電検出器1
4に入射する照明光の強度(光量)が一定になる、すな
わち光電検出器14からの検出信号S1のコントラスト
が最適な値となるように、パターン板8に照射する照明
光の強度(光量)を調整するための光強度可変部材を照
明光源10の内部に設けている。そこで、図11を参照
して照明光源10の具体的な構成について説明する。
【0023】図11において、光源10aは露光光IL
と同一波長の照明光MLを発生し、この照明光MLは光
強度可変部材としての減光フィルター(NDフィルタ
ー)10bを通過して光ファイバー11に入射する。こ
こで、NDフィルター10bは照明光MLの強度(光
量)を段階的、もしくは連続的に変化させるものであ
り、本実施例では図12に示すような連続的に光量を可
変とする輪帯状のNDフィルターを用いる。NDフィル
ター10bはモータ10cによって回転可能であり、そ
の角度情報はロータリーエンコーダ10dにより検出さ
れ、光量制御ユニット10eに出力される。
と同一波長の照明光MLを発生し、この照明光MLは光
強度可変部材としての減光フィルター(NDフィルタ
ー)10bを通過して光ファイバー11に入射する。こ
こで、NDフィルター10bは照明光MLの強度(光
量)を段階的、もしくは連続的に変化させるものであ
り、本実施例では図12に示すような連続的に光量を可
変とする輪帯状のNDフィルターを用いる。NDフィル
ター10bはモータ10cによって回転可能であり、そ
の角度情報はロータリーエンコーダ10dにより検出さ
れ、光量制御ユニット10eに出力される。
【0024】さて、信号処理ユニット16は光電検出器
14からの検出信号S1の強度(コントラスト)に関す
る情報を光量制御ユニット10eに出力する。光量制御
ユニット10eは上記情報に従い、光電検出器14に入
射する照明光の光量が所定の値以上となる(すなわち検
出信号S1が十分なコントラストをもつ)ように、エン
コーダ10dからの角度情報に基づいてモータ10cを
駆動制御する。この結果、光ファイバー11に入射する
照明光MLは、NDフィルター10bによって所定の光
強度(光量)に調整される。従って、レチクルR上での
照明光MLの照射位置がガラス面であったとしても、ク
ロム面と同様のコントラストの良い検出信号S1が得ら
れることになる。
14からの検出信号S1の強度(コントラスト)に関す
る情報を光量制御ユニット10eに出力する。光量制御
ユニット10eは上記情報に従い、光電検出器14に入
射する照明光の光量が所定の値以上となる(すなわち検
出信号S1が十分なコントラストをもつ)ように、エン
コーダ10dからの角度情報に基づいてモータ10cを
駆動制御する。この結果、光ファイバー11に入射する
照明光MLは、NDフィルター10bによって所定の光
強度(光量)に調整される。従って、レチクルR上での
照明光MLの照射位置がガラス面であったとしても、ク
ロム面と同様のコントラストの良い検出信号S1が得ら
れることになる。
【0025】ここで、本実施例では光量調整手段(光強
度可変部材)としてNDフィルターを用いることとした
が、この可変部材はいかなるものであっても良く、例え
ば偏光板、あるいは偏光板と位相板とを組み合わせたも
のを用いても構わない。また、互いに異なる透過率(減
光率)の複数のNDフィルターをターレット板(または
スライダー)に設け、これらを照明光路中に交換可能に
配置するようにしても良い。さらに、例えば光源10a
がエキシマレーザ光源である場合には上記部材を設けず
とも、光源に与える印加電圧(充電電圧)を微調整する
ことで、照明光の強度(光量)を変化させることが可能
である。尚、NDフィルター10bを照明光源10の内
部に設けず、例えば光電検出器14の受光面近傍に配置
するようにしても良い。
度可変部材)としてNDフィルターを用いることとした
が、この可変部材はいかなるものであっても良く、例え
ば偏光板、あるいは偏光板と位相板とを組み合わせたも
のを用いても構わない。また、互いに異なる透過率(減
光率)の複数のNDフィルターをターレット板(または
スライダー)に設け、これらを照明光路中に交換可能に
配置するようにしても良い。さらに、例えば光源10a
がエキシマレーザ光源である場合には上記部材を設けず
とも、光源に与える印加電圧(充電電圧)を微調整する
ことで、照明光の強度(光量)を変化させることが可能
である。尚、NDフィルター10bを照明光源10の内
部に設けず、例えば光電検出器14の受光面近傍に配置
するようにしても良い。
【0026】さて、図1中にはウエハ9やパターン板8
のZ方向の位置(移動量)を検出するための斜入射光方
式の焦点位置検出系17、18が設けられている。焦点
位置検出系17、18は投影光学系6の光軸に関して対
称に、かつその検出位置(光ビームの照射位置)が投影
光学系6のイメージフィールドの中心、すなわち光軸位
置と一致するように配置されている。焦点位置検出系1
7、18の詳細な構成等については、例えば特開昭60
−168112号公報に開示されているので、ここでは
説明を省略する。尚、図1では投影光学系6の光軸に対
して斜めに検出光を射出する光源(ハロゲンランプ等)
17と、ウエハ9、またはパターン板8の表面で反射し
た光を受光する光電検出器、例えば位置検出型受光素子
(PSD等)よりなる光電センサ18とを示している。
のZ方向の位置(移動量)を検出するための斜入射光方
式の焦点位置検出系17、18が設けられている。焦点
位置検出系17、18は投影光学系6の光軸に関して対
称に、かつその検出位置(光ビームの照射位置)が投影
光学系6のイメージフィールドの中心、すなわち光軸位
置と一致するように配置されている。焦点位置検出系1
7、18の詳細な構成等については、例えば特開昭60
−168112号公報に開示されているので、ここでは
説明を省略する。尚、図1では投影光学系6の光軸に対
して斜めに検出光を射出する光源(ハロゲンランプ等)
17と、ウエハ9、またはパターン板8の表面で反射し
た光を受光する光電検出器、例えば位置検出型受光素子
(PSD等)よりなる光電センサ18とを示している。
【0027】光電センサ18から出力される信号はアナ
ログ信号処理回路19に供給される。アナログ信号処理
回路19は、光電センサ18の受光面の光束の重心位置
のうちで投影光学系6の光軸方向の位置を示す信号(以
下、焦点位置検出信号と呼ぶ)S2を生成し、この焦点
位置検出信号S2を信号処理ユニット16及びステージ
コントローラ20に供給する。正確には、焦点位置検出
信号S2はパターン板8、またはウエハ9の投影光学系
6の光軸方向の位置を示す信号である。従って、焦点位
置検出信号S2を使用して合焦点を検出するには、予め
直接TTL方式でパターン板8の投影光学系6に対する
合焦状態を調べておき、真の合焦点(ベストフォーカス
位置)、または後述のようにその近傍の位置での焦点位
置検出信号S2のレベルが予め定められたレベル(以
下、擬似的な合焦レベルと呼ぶ)になるように、オフセ
ットの調整(焦点位置検出光学系17,18のキャリブ
レーション)を行い、以後は信号S2が擬似的な合焦レ
ベルになるようにZステージのZ方向の動きを制御すれ
ば良い。その擬似的な合焦レベルとしては、例えば0が
使用される。
ログ信号処理回路19に供給される。アナログ信号処理
回路19は、光電センサ18の受光面の光束の重心位置
のうちで投影光学系6の光軸方向の位置を示す信号(以
下、焦点位置検出信号と呼ぶ)S2を生成し、この焦点
位置検出信号S2を信号処理ユニット16及びステージ
コントローラ20に供給する。正確には、焦点位置検出
信号S2はパターン板8、またはウエハ9の投影光学系
6の光軸方向の位置を示す信号である。従って、焦点位
置検出信号S2を使用して合焦点を検出するには、予め
直接TTL方式でパターン板8の投影光学系6に対する
合焦状態を調べておき、真の合焦点(ベストフォーカス
位置)、または後述のようにその近傍の位置での焦点位
置検出信号S2のレベルが予め定められたレベル(以
下、擬似的な合焦レベルと呼ぶ)になるように、オフセ
ットの調整(焦点位置検出光学系17,18のキャリブ
レーション)を行い、以後は信号S2が擬似的な合焦レ
ベルになるようにZステージのZ方向の動きを制御すれ
ば良い。その擬似的な合焦レベルとしては、例えば0が
使用される。
【0028】また、パターン板8が投影光学系6の合焦
点にあるときに焦点位置検出信号S2のレベルが0であ
るとすると、パターン板8が上方(または下方)に移動
すると、信号S2のレベルは例えば負(または正)方向
に変化する。しかしながら、その移動量が大きくなる
と、光電センサ18の受光面での光量が低下して信号S
2のレベルは0に近づくので、信号S2はパターン板8
等のZ方向の位置に関してSカーブ状に変化する。その
Sカーブ状の信号の中央部ではZ方向の座標と信号S2
との関係はほぼ直線的であるとみなすことができる。こ
れに関して、光電センサ18は振動ミラー、スリット及
びフォトマルチプライア等より光電顕微鏡と同様に構成
することもできるが、そのフォトマルチプライアの光電
変換信号を振動ミラー用の信号によって同期検波するこ
とにより、より明確なSカーブ状の信号を得ることがで
きる。
点にあるときに焦点位置検出信号S2のレベルが0であ
るとすると、パターン板8が上方(または下方)に移動
すると、信号S2のレベルは例えば負(または正)方向
に変化する。しかしながら、その移動量が大きくなる
と、光電センサ18の受光面での光量が低下して信号S
2のレベルは0に近づくので、信号S2はパターン板8
等のZ方向の位置に関してSカーブ状に変化する。その
Sカーブ状の信号の中央部ではZ方向の座標と信号S2
との関係はほぼ直線的であるとみなすことができる。こ
れに関して、光電センサ18は振動ミラー、スリット及
びフォトマルチプライア等より光電顕微鏡と同様に構成
することもできるが、そのフォトマルチプライアの光電
変換信号を振動ミラー用の信号によって同期検波するこ
とにより、より明確なSカーブ状の信号を得ることがで
きる。
【0029】このような場合、合焦点等でその焦点位置
検出信号S2のレベルに所定のオフセットを設定して焦
点位置検出光学系17,18のキャリブレーションを行
うには、光学的及び電気的な手法があるが、光学的に設
定するには、要はパターン板8等がZ方向の所定の位置
に在る状態で光電センサ18の受光面での光量の分布
を、以下に示すような方法で所定の位置に変化させてや
れば良い。
検出信号S2のレベルに所定のオフセットを設定して焦
点位置検出光学系17,18のキャリブレーションを行
うには、光学的及び電気的な手法があるが、光学的に設
定するには、要はパターン板8等がZ方向の所定の位置
に在る状態で光電センサ18の受光面での光量の分布
を、以下に示すような方法で所定の位置に変化させてや
れば良い。
【0030】焦点位置検出光学系17,18のキャリブ
レーション方法としては、例えば光源17の位置を微調
整する方法、または斜入射光学系の調整により光源17
から射出される照明光の入射角を微調整する方法があ
る。さらに、光電センサ18の前面に平行平板ガラス
(プレーンパラレル)を配置してこの平行平板ガラスの
角度を変えると、光電センサ18の受光面での光量の分
布が変化するので、これによってもキャリブレーション
を行うことができる。また、信号S2の値がその合焦レ
ベルになるように電気的にオフセットを加えるようにし
ても良い。
レーション方法としては、例えば光源17の位置を微調
整する方法、または斜入射光学系の調整により光源17
から射出される照明光の入射角を微調整する方法があ
る。さらに、光電センサ18の前面に平行平板ガラス
(プレーンパラレル)を配置してこの平行平板ガラスの
角度を変えると、光電センサ18の受光面での光量の分
布が変化するので、これによってもキャリブレーション
を行うことができる。また、信号S2の値がその合焦レ
ベルになるように電気的にオフセットを加えるようにし
ても良い。
【0031】また、オフセットを調整する方法の他の例
として、真の合焦点又はその近傍の所定の位置での焦点
位置検出信号S2の値を擬似的な合焦レベルとして記憶
し、以後はその信号S2がその擬似的な合焦レベルにな
るようにする方法もある。この方法でも実質的にオフセ
ット調整ができる。このように、焦点位置検出信号S2
は間接方式で合焦点を示す信号であるため、露光光吸収
等で投影光学系6の結像面(焦点)の位置が変化したよ
うな場合には、信号S2が擬似的な合焦レベルになる合
焦点と実際の合焦点との間にずれが生じている虞があ
る。そこで、本実施例では増幅器15(光電検出器1
4)からの検出信号(キャリブレーション信号)S1を
用いて随時その焦点位置検出信号S2のオフセット設定
(焦点位置検出光学系17,18のキャリブレーショ
ン)を行う。
として、真の合焦点又はその近傍の所定の位置での焦点
位置検出信号S2の値を擬似的な合焦レベルとして記憶
し、以後はその信号S2がその擬似的な合焦レベルにな
るようにする方法もある。この方法でも実質的にオフセ
ット調整ができる。このように、焦点位置検出信号S2
は間接方式で合焦点を示す信号であるため、露光光吸収
等で投影光学系6の結像面(焦点)の位置が変化したよ
うな場合には、信号S2が擬似的な合焦レベルになる合
焦点と実際の合焦点との間にずれが生じている虞があ
る。そこで、本実施例では増幅器15(光電検出器1
4)からの検出信号(キャリブレーション信号)S1を
用いて随時その焦点位置検出信号S2のオフセット設定
(焦点位置検出光学系17,18のキャリブレーショ
ン)を行う。
【0032】図1において、信号処理ユニット16は、
キャリブレーション信号S1と焦点位置検出信号S2と
をメモリに取り込み、後述のように真の合焦点、または
その近傍の所定の位置のZ軸の座標値を求め、このZ軸
の座標情報をステージコントローラ20に供給する。焦
点位置検出信号S2のキャリブレーションを行うとき、
ステージコントローラ20はZ軸駆動系21を介してパ
ターン板8のZ軸の座標を信号処理ユニット16から指
示された座標に設定した後、例えば光源17の位置を調
整することにより焦点位置検出信号S2のオフセット調
整を行う。同様にステージコントローラ20は、XYθ
駆動系22を介してウエハステージ7上のパターン板8
及びウエハ9の投影光学系6の光軸方向の位置調整を行
う。
キャリブレーション信号S1と焦点位置検出信号S2と
をメモリに取り込み、後述のように真の合焦点、または
その近傍の所定の位置のZ軸の座標値を求め、このZ軸
の座標情報をステージコントローラ20に供給する。焦
点位置検出信号S2のキャリブレーションを行うとき、
ステージコントローラ20はZ軸駆動系21を介してパ
ターン板8のZ軸の座標を信号処理ユニット16から指
示された座標に設定した後、例えば光源17の位置を調
整することにより焦点位置検出信号S2のオフセット調
整を行う。同様にステージコントローラ20は、XYθ
駆動系22を介してウエハステージ7上のパターン板8
及びウエハ9の投影光学系6の光軸方向の位置調整を行
う。
【0033】ところで、照明光学系1から射出した照明
光ILの一部は半透過鏡2で反射された後、集光光学系
23を介して照射量センサ(光電検出器)24の受光面
に集束され、照射量センサ24から出力される光電変換
信号をセンサコントロールユニット25に供給する。ま
た、環境センサ26は投影光学系6の近傍に配置され、
その周囲の大気圧、温度、湿度等を計測し、この計測結
果をセンサコントロールユニット25に供給する。セン
サコントロールユニット25は、照射量センサ24から
出力される信号を積分して得た投影光学系6に対する照
射量の情報、及び投影光学系6の周囲の大気圧、温度、
湿度等の情報を主制御系27に供給する。主制御系27
は、信号処理ユニット16及びステージコントローラ2
0に所定の動作を指示するためのコマンドを供給し、信
号処理ユニット16及びステージコントローラ20から
主制御系27には信号S1及びS2のデータ等が供給さ
れる。
光ILの一部は半透過鏡2で反射された後、集光光学系
23を介して照射量センサ(光電検出器)24の受光面
に集束され、照射量センサ24から出力される光電変換
信号をセンサコントロールユニット25に供給する。ま
た、環境センサ26は投影光学系6の近傍に配置され、
その周囲の大気圧、温度、湿度等を計測し、この計測結
果をセンサコントロールユニット25に供給する。セン
サコントロールユニット25は、照射量センサ24から
出力される信号を積分して得た投影光学系6に対する照
射量の情報、及び投影光学系6の周囲の大気圧、温度、
湿度等の情報を主制御系27に供給する。主制御系27
は、信号処理ユニット16及びステージコントローラ2
0に所定の動作を指示するためのコマンドを供給し、信
号処理ユニット16及びステージコントローラ20から
主制御系27には信号S1及びS2のデータ等が供給さ
れる。
【0034】また、図1にはレチクルR上のバーコード
パターンBCを読み込むバーコードリーダー29が設け
られており、主制御系27はバーコードパターンBCに
記入された情報に基づいて上記装置(図1)の各種条件
設定を行う。レチクルR上のバーコードパターンBCに
は各種条件を記入しておいても良いし、あるいは主制御
系27はレチクル名とそれに対応する各種条件を記憶
(予め入力)しておき、バーコードパターンBCに記入
されたレチクル名と上記記憶内容とを照合して各種条件
を決定(設定)しても良い。尚、上記各種条件やレチク
ル名等をオペレータがキーボード50により主制御系2
7に入力するようにしても良い。また、表示装置(CR
T等)は装置の動作状態等をオペレータに知らせるもの
であり、例えば光電検出器14からの検出信号S1の波
形を、レチクルRのパターン面における照明光MLの照
射位置でのパターン情報(ガラス面、クロム面等)とと
もに表示するようにしても良い。
パターンBCを読み込むバーコードリーダー29が設け
られており、主制御系27はバーコードパターンBCに
記入された情報に基づいて上記装置(図1)の各種条件
設定を行う。レチクルR上のバーコードパターンBCに
は各種条件を記入しておいても良いし、あるいは主制御
系27はレチクル名とそれに対応する各種条件を記憶
(予め入力)しておき、バーコードパターンBCに記入
されたレチクル名と上記記憶内容とを照合して各種条件
を決定(設定)しても良い。尚、上記各種条件やレチク
ル名等をオペレータがキーボード50により主制御系2
7に入力するようにしても良い。また、表示装置(CR
T等)は装置の動作状態等をオペレータに知らせるもの
であり、例えば光電検出器14からの検出信号S1の波
形を、レチクルRのパターン面における照明光MLの照
射位置でのパターン情報(ガラス面、クロム面等)とと
もに表示するようにしても良い。
【0035】次に、図3を参照して本実施例による投影
露光装置(図1)で焦点位置検出信号S2のキャリブレ
ーションを行う場合の全体の動作の一例を説明する。こ
こでは、前回のキャリブレーション動作によりウエハス
テージ(Zステージ)7のZ軸座標ZB が焦点(零点基
準)として設定されているものとする。図3のステップ
100において、主制御系27はレチクルRをレチクル
ステージ5にローディングした際、バーコードリーダ2
9にて読み込んだ情報のうち、特にレチクルパターンの
材質(例えばクロム層、または位相シフターのみで構成
されているか、あるいは両者で構成されているか、さら
には反射防止膜が形成されているか否か等)、膜厚(照
明光MLのもとでの透過率)、及び形状(ピッチ、周期
性等)や配列等に関する情報に基づいて、パターン板8
に照射すべき照明光MLの強度(光量)を決定する。
尚、バーコードパターンBCに直接照明光MLの強度に
関する情報を記入しておくようにしても良い。光量制御
ユニット10eは主制御系27で決定された強度値に従
ってNDフィルター10bを回転し、パターン板8に入
射する照明光MLの強度を所定値に設定する。
露光装置(図1)で焦点位置検出信号S2のキャリブレ
ーションを行う場合の全体の動作の一例を説明する。こ
こでは、前回のキャリブレーション動作によりウエハス
テージ(Zステージ)7のZ軸座標ZB が焦点(零点基
準)として設定されているものとする。図3のステップ
100において、主制御系27はレチクルRをレチクル
ステージ5にローディングした際、バーコードリーダ2
9にて読み込んだ情報のうち、特にレチクルパターンの
材質(例えばクロム層、または位相シフターのみで構成
されているか、あるいは両者で構成されているか、さら
には反射防止膜が形成されているか否か等)、膜厚(照
明光MLのもとでの透過率)、及び形状(ピッチ、周期
性等)や配列等に関する情報に基づいて、パターン板8
に照射すべき照明光MLの強度(光量)を決定する。
尚、バーコードパターンBCに直接照明光MLの強度に
関する情報を記入しておくようにしても良い。光量制御
ユニット10eは主制御系27で決定された強度値に従
ってNDフィルター10bを回転し、パターン板8に入
射する照明光MLの強度を所定値に設定する。
【0036】次のステップ101において、主制御系2
7はステージコントローラ20を介してウエハステージ
7中のXYθステージを動作させることにより、パター
ン板8(例えば基準パターン28A)を投影光学系6の
イメージフィールド内の所望の計測点(すなわち、本実
施例では焦点位置検出系17、18の検出位置(光ビー
ムの照射位置)である投影光学系6の光軸位置)に移動
させる。しかる後、ウエハステージ7中のZステージの
Z軸座標を現在の位置(合焦点)ZB からΔZだけ下方
(投影光学系6から遠ざかる方向)に移動させる(ステ
ップ102)。ここで、投影光学系6の結像面のZ軸方
向への変動の予想される最大の絶対値をZMAX すると、
間隔(移動量)ΔZはΔZ>ZMAX となるように選ばれ
ている。
7はステージコントローラ20を介してウエハステージ
7中のXYθステージを動作させることにより、パター
ン板8(例えば基準パターン28A)を投影光学系6の
イメージフィールド内の所望の計測点(すなわち、本実
施例では焦点位置検出系17、18の検出位置(光ビー
ムの照射位置)である投影光学系6の光軸位置)に移動
させる。しかる後、ウエハステージ7中のZステージの
Z軸座標を現在の位置(合焦点)ZB からΔZだけ下方
(投影光学系6から遠ざかる方向)に移動させる(ステ
ップ102)。ここで、投影光学系6の結像面のZ軸方
向への変動の予想される最大の絶対値をZMAX すると、
間隔(移動量)ΔZはΔZ>ZMAX となるように選ばれ
ている。
【0037】さらに主制御系27は、ステップ103に
おいてステージコントローラ20及びZ軸駆動系21を
介してZステージを位置(ZB −ΔZ)から上方にほぼ
一定速度で移動(スキャン)させる。この走査が開始さ
れるとステップ104では、信号処理ユニット16が所
定のサンプリングパルスに同期して、キャリブレーショ
ン信号S1及び焦点位置検出信号S2を並行して取り込
んでそれぞれメモリに書き込む。このとき、光量制御ユ
ニット10eは信号処理ユニット16から入力されるキ
ャリブレーション信号S1が十分なコントラストを持っ
ているか否か、換言すれば光電検出器14に入射する照
明光の光量が所定の値以上となっているか否かを判断す
る(ステップ105)。
おいてステージコントローラ20及びZ軸駆動系21を
介してZステージを位置(ZB −ΔZ)から上方にほぼ
一定速度で移動(スキャン)させる。この走査が開始さ
れるとステップ104では、信号処理ユニット16が所
定のサンプリングパルスに同期して、キャリブレーショ
ン信号S1及び焦点位置検出信号S2を並行して取り込
んでそれぞれメモリに書き込む。このとき、光量制御ユ
ニット10eは信号処理ユニット16から入力されるキ
ャリブレーション信号S1が十分なコントラストを持っ
ているか否か、換言すれば光電検出器14に入射する照
明光の光量が所定の値以上となっているか否かを判断す
る(ステップ105)。
【0038】ここで十分なコントラストを持っていると
判断されると、主制御系27はそのままステップ108
に進む。逆に不十分であると判断すると、光量制御ユニ
ット10eはこの判断結果を主制御系27に出力する。
主制御系27は上記結果を入力すると、直ちにステージ
コントローラ20及びZ軸駆動系21を介してZステー
ジの移動を停止する(ステップ106)。しかる後、光
量制御ユニット10eは上記信号S1に基づいてモータ
10cによりNDフィルター10bを回転させ、パター
ン板8に入射する照明光MLの強度を調整する(ステッ
プ107)。この結果、光電検出器14に入射する照明
光の強度(光量)が所定値以上となり、検出信号S1が
十分なコントラストを持つようになる。上記調整が終了
した後、再びステップ102に戻り、Zステージの位置
をZB −ΔZに設定する。以下、上記と同様にステップ
103〜105を実行し、検出信号S1のコントラスト
が十分であったらステップ108に進む。
判断されると、主制御系27はそのままステップ108
に進む。逆に不十分であると判断すると、光量制御ユニ
ット10eはこの判断結果を主制御系27に出力する。
主制御系27は上記結果を入力すると、直ちにステージ
コントローラ20及びZ軸駆動系21を介してZステー
ジの移動を停止する(ステップ106)。しかる後、光
量制御ユニット10eは上記信号S1に基づいてモータ
10cによりNDフィルター10bを回転させ、パター
ン板8に入射する照明光MLの強度を調整する(ステッ
プ107)。この結果、光電検出器14に入射する照明
光の強度(光量)が所定値以上となり、検出信号S1が
十分なコントラストを持つようになる。上記調整が終了
した後、再びステップ102に戻り、Zステージの位置
をZB −ΔZに設定する。以下、上記と同様にステップ
103〜105を実行し、検出信号S1のコントラスト
が十分であったらステップ108に進む。
【0039】尚、本実施例では予めステップ100でN
Dフィルター10bを回転させ、パターン板8への照明
光MLの強度を調整しているので、上記の如きステップ
105〜107を設定しておかなくても良い。特に本実
施例では、予め投影光学系6のイメージフィールド内の
1点(光軸位置)での焦点位置を検出することがわかっ
ている、すなわちレチクルRのパターン面内での基準パ
ターンを透過した光の照射位置がパターン領域PA内の
ほぼ中心点であることがわかっているので、ステップ1
00での強度調整だけで十分であると予想される。逆に
ステップ100を設定しておかず、ステップ105〜1
07のみを設定してNDフィルター10bの調整を行う
ようにしても良い。
Dフィルター10bを回転させ、パターン板8への照明
光MLの強度を調整しているので、上記の如きステップ
105〜107を設定しておかなくても良い。特に本実
施例では、予め投影光学系6のイメージフィールド内の
1点(光軸位置)での焦点位置を検出することがわかっ
ている、すなわちレチクルRのパターン面内での基準パ
ターンを透過した光の照射位置がパターン領域PA内の
ほぼ中心点であることがわかっているので、ステップ1
00での強度調整だけで十分であると予想される。逆に
ステップ100を設定しておかず、ステップ105〜1
07のみを設定してNDフィルター10bの調整を行う
ようにしても良い。
【0040】さて、ステップ108においてステージコ
ントローラ20はZステージのZ軸座標が(ZB +Δ
Z)に達したか否かを調べ、Z軸座標が(ZB +ΔZ)
に達していない場合にはステップ103に移行してZ軸
方向への走査を続け、Z軸座標が(ZB +ΔZ)に達し
た時点でステップ109に進む。一方、ステップ108
でZ軸座標が(ZB +ΔZ)に達した場合にはステップ
109に移行する。
ントローラ20はZステージのZ軸座標が(ZB +Δ
Z)に達したか否かを調べ、Z軸座標が(ZB +ΔZ)
に達していない場合にはステップ103に移行してZ軸
方向への走査を続け、Z軸座標が(ZB +ΔZ)に達し
た時点でステップ109に進む。一方、ステップ108
でZ軸座標が(ZB +ΔZ)に達した場合にはステップ
109に移行する。
【0041】ステップ109において、信号処理ユニッ
ト16はキャリブレーション信号S1から求めた真の合
焦点(ベストフォーカス位置)、またはその近傍の位置
のZ軸座標と、焦点位置検出信号S2から求められる擬
似的な合焦点(Z軸座標)との偏差量δZを算出する。
この場合、ステップ110及び111で示すようにステ
ップ102〜109までの動作をn回(nは2以上の整
数)繰り返すことで偏差量の計測精度を上げることがで
きる。さらにステップ111で示すように、1個の偏差
量を算出する度にXYθステージを動作させ、パターン
板8の投影光学系6の光軸に垂直な面(XY平面)内で
の位置を微小量だけ変位させる。これにより、パターン
板8の基準パターンの像が投影されるレチクルRのパタ
ーン領域PAでの位置も微小量だけ変位するので、その
パターン領域PAのパターンの影響が除去され、計測精
度の低下が防止される。このとき、パターン板8をXY
平面内で微動させるたびに、ステップ105では検出信
号S1のコントラストが確認され、必要ならばNDフィ
ルター10bを回転させる。尚、ステップ110で計測
がn回行われていないと判断されたら、直ちにステップ
102に戻るようなシーケンスとしても良い。また、ス
テップ110、111を行わず、ステップ109が終了
した後、直ちにステップ112に進むようなシーケンス
としても良い。
ト16はキャリブレーション信号S1から求めた真の合
焦点(ベストフォーカス位置)、またはその近傍の位置
のZ軸座標と、焦点位置検出信号S2から求められる擬
似的な合焦点(Z軸座標)との偏差量δZを算出する。
この場合、ステップ110及び111で示すようにステ
ップ102〜109までの動作をn回(nは2以上の整
数)繰り返すことで偏差量の計測精度を上げることがで
きる。さらにステップ111で示すように、1個の偏差
量を算出する度にXYθステージを動作させ、パターン
板8の投影光学系6の光軸に垂直な面(XY平面)内で
の位置を微小量だけ変位させる。これにより、パターン
板8の基準パターンの像が投影されるレチクルRのパタ
ーン領域PAでの位置も微小量だけ変位するので、その
パターン領域PAのパターンの影響が除去され、計測精
度の低下が防止される。このとき、パターン板8をXY
平面内で微動させるたびに、ステップ105では検出信
号S1のコントラストが確認され、必要ならばNDフィ
ルター10bを回転させる。尚、ステップ110で計測
がn回行われていないと判断されたら、直ちにステップ
102に戻るようなシーケンスとしても良い。また、ス
テップ110、111を行わず、ステップ109が終了
した後、直ちにステップ112に進むようなシーケンス
としても良い。
【0042】しかる後、ステップ112において信号処
理ユニット16は、真の合焦点、またはその近傍の位置
のZ軸座標と、焦点位置検出信号S2から求められる擬
似的な合焦点のZ軸座標との複数の偏差量δZを平均化
して得られた偏差量〈δZ〉をステージコントローラ2
0に供給する。これ以後、ステージコントローラ20は
前回のキャリブレーションにより設定されたZ軸座標の
値ZB にδZavを加算して得た値(ZB +δZav)を合
焦点とみなして、この合焦点での焦点位置検出信号S2
が所定の擬似的な合焦レベルになるようにオフセットの
調整を行う。
理ユニット16は、真の合焦点、またはその近傍の位置
のZ軸座標と、焦点位置検出信号S2から求められる擬
似的な合焦点のZ軸座標との複数の偏差量δZを平均化
して得られた偏差量〈δZ〉をステージコントローラ2
0に供給する。これ以後、ステージコントローラ20は
前回のキャリブレーションにより設定されたZ軸座標の
値ZB にδZavを加算して得た値(ZB +δZav)を合
焦点とみなして、この合焦点での焦点位置検出信号S2
が所定の擬似的な合焦レベルになるようにオフセットの
調整を行う。
【0043】ここで、本実施例(図3)ではステップ1
00でバーコードパターンBCから入力した情報(パタ
ーンの材質等)からパターン板8に入射する照明光ML
の強度を決定し、この決定した値に基づいてNDフィル
ター10bを回転させるようにしていた。しかしなが
ら、図13に示すようにレチクルRのパターン領域PA
の外側で、かつパターン面の一部(但し、投影光学系6
のイメージフィールドIF内にある)に、レチクルパタ
ーンと同一工程でテストパターンEXを形成しておく。
そして、当該パターンEXに基準パターンを透過した照
明光MLを照射し、ここでの反射光を光電検出器14に
て受光したときに出力される検出信号S1を用いて、照
明光MLの強度を調整する、すなわちNDフィルター1
0bを回転させるようにしても良い。この場合、テスト
パターンEXはレチクルパターンと全く同一工程(条
件)で形成されるため、上記の如き強度調整を精度良く
実行することが可能となる。従って、上記動作を計測動
作(ステップ101〜109)に先立って行うようにす
れば、ステップ105〜107を省略したシーケンスを
採用することが容易になるといった利点がある。
00でバーコードパターンBCから入力した情報(パタ
ーンの材質等)からパターン板8に入射する照明光ML
の強度を決定し、この決定した値に基づいてNDフィル
ター10bを回転させるようにしていた。しかしなが
ら、図13に示すようにレチクルRのパターン領域PA
の外側で、かつパターン面の一部(但し、投影光学系6
のイメージフィールドIF内にある)に、レチクルパタ
ーンと同一工程でテストパターンEXを形成しておく。
そして、当該パターンEXに基準パターンを透過した照
明光MLを照射し、ここでの反射光を光電検出器14に
て受光したときに出力される検出信号S1を用いて、照
明光MLの強度を調整する、すなわちNDフィルター1
0bを回転させるようにしても良い。この場合、テスト
パターンEXはレチクルパターンと全く同一工程(条
件)で形成されるため、上記の如き強度調整を精度良く
実行することが可能となる。従って、上記動作を計測動
作(ステップ101〜109)に先立って行うようにす
れば、ステップ105〜107を省略したシーケンスを
採用することが容易になるといった利点がある。
【0044】次に、図3のステップ104の詳細な動作
について説明する前に、信号処理ユニット16の具体的
な回路構成の一例を図4を参照して説明する。図4は信
号処理ユニット16の一例を示し、入力端子29、30
にはキャリブレーション信号S1、焦点位置検出信号S
2が供給される。31はマイクロプロセッサ(以下「M
PU」と略称する)、32はタイマー回路、33はカウ
ンタ回路を示し、信号S2のキャリブレーションが始ま
り、Zステージの走査が開始されると、MPU31はカ
ウンタ回路33の計数値をリセットすると同時に、タイ
マー回路32の出力ゲートを開く。タイマー回路32は
一定時間間隔毎にハイレベル“1”のパルスとなるサン
プリングパルスSP1を発生し、このサンプリングパル
スSP1をカウンタ回路33の計数パルス入力端子、及
びアナログ/デジタル(A/D)変換器34、36のサ
ンプリングパルス入力端子に供給する。
について説明する前に、信号処理ユニット16の具体的
な回路構成の一例を図4を参照して説明する。図4は信
号処理ユニット16の一例を示し、入力端子29、30
にはキャリブレーション信号S1、焦点位置検出信号S
2が供給される。31はマイクロプロセッサ(以下「M
PU」と略称する)、32はタイマー回路、33はカウ
ンタ回路を示し、信号S2のキャリブレーションが始ま
り、Zステージの走査が開始されると、MPU31はカ
ウンタ回路33の計数値をリセットすると同時に、タイ
マー回路32の出力ゲートを開く。タイマー回路32は
一定時間間隔毎にハイレベル“1”のパルスとなるサン
プリングパルスSP1を発生し、このサンプリングパル
スSP1をカウンタ回路33の計数パルス入力端子、及
びアナログ/デジタル(A/D)変換器34、36のサ
ンプリングパルス入力端子に供給する。
【0045】また、メモリ(RAM等)35、37のア
ドレス入力部にはそれぞれカウンタ回路33の計数値が
供給される。そして、カウンタ回路33の計数値が増加
するのに応じて、キャリブレーション信号S1をA/D
変換器34を介してその計数値で定まるメモリ35のア
ドレス領域に順次書き込み、焦点位置検出信号S2をA
/D変換器36を介してその計数値で定まるメモリ37
のアドレス領域に順次書き込む。Zステージの走査が完
了した時点でMPU31はタイマー回路32の出力ゲー
トを閉じると共に、メモリ35及び37へのデータの書
き込みを禁止する。
ドレス入力部にはそれぞれカウンタ回路33の計数値が
供給される。そして、カウンタ回路33の計数値が増加
するのに応じて、キャリブレーション信号S1をA/D
変換器34を介してその計数値で定まるメモリ35のア
ドレス領域に順次書き込み、焦点位置検出信号S2をA
/D変換器36を介してその計数値で定まるメモリ37
のアドレス領域に順次書き込む。Zステージの走査が完
了した時点でMPU31はタイマー回路32の出力ゲー
トを閉じると共に、メモリ35及び37へのデータの書
き込みを禁止する。
【0046】その結果、メモリ35の一連のアドレス領
域には図5(a)の実線の曲線38で示すキャリブレー
ション信号S1が記憶され、メモリ37の一連のアドレ
ス領域には図5(b)で示すように0を中心としてS字
状に変化する焦点位置検出信号S2が記憶される。図5
(a)及び(b)の横軸はアドレスであるが、本例のサ
ンプリングパルスSP1は一定時間間隔毎にハイレベル
“1”となるパルス列であるため、そのアドレスは時間
tとみなすことができる。さらに、Zステージはほぼ等
速度で上昇しているため、時間t(またはアドレスの
値)に1次変換を施すことによりZステージのZ軸座標
の近似値を求めることができる。
域には図5(a)の実線の曲線38で示すキャリブレー
ション信号S1が記憶され、メモリ37の一連のアドレ
ス領域には図5(b)で示すように0を中心としてS字
状に変化する焦点位置検出信号S2が記憶される。図5
(a)及び(b)の横軸はアドレスであるが、本例のサ
ンプリングパルスSP1は一定時間間隔毎にハイレベル
“1”となるパルス列であるため、そのアドレスは時間
tとみなすことができる。さらに、Zステージはほぼ等
速度で上昇しているため、時間t(またはアドレスの
値)に1次変換を施すことによりZステージのZ軸座標
の近似値を求めることができる。
【0047】図5の例では、(a)中でキャリブレーシ
ョン信号S1が最大になるときのアドレスが真の合焦点
ZC に対応するアドレスであり、(b)中で焦点位置検
出信号S2、特にSカーブの中で0になるときのアドレ
スが前回のキャリブレーションで設定した合焦点ZB に
対応するアドレスである。尚、パターン板8に形成され
る基準パターンが位相型回折格子であるときには、信号
S1は図5(a)に一点鎖線の曲線39で示すように真
の合焦点ZC でレベル(電圧値)が最小になる。従っ
て、何れの場合でも上記信号S1の凸または凹のピーク
位置のアドレスから信号S2のゼロクロス点のアドレス
を差し引いて得られる偏差アドレス量に所定の1次演算
を施すことによりZ軸座標上の偏差量δZが求められ
る。この偏差量δZが今回のキャリブレーション量とし
て図1のステージコントローラ20に供給される。ステ
ージコントローラ20は、Z軸座標が(ZB +δZ)の
位置での焦点位置検出信号S2の値が0になるようにオ
セットの調整を行う。
ョン信号S1が最大になるときのアドレスが真の合焦点
ZC に対応するアドレスであり、(b)中で焦点位置検
出信号S2、特にSカーブの中で0になるときのアドレ
スが前回のキャリブレーションで設定した合焦点ZB に
対応するアドレスである。尚、パターン板8に形成され
る基準パターンが位相型回折格子であるときには、信号
S1は図5(a)に一点鎖線の曲線39で示すように真
の合焦点ZC でレベル(電圧値)が最小になる。従っ
て、何れの場合でも上記信号S1の凸または凹のピーク
位置のアドレスから信号S2のゼロクロス点のアドレス
を差し引いて得られる偏差アドレス量に所定の1次演算
を施すことによりZ軸座標上の偏差量δZが求められ
る。この偏差量δZが今回のキャリブレーション量とし
て図1のステージコントローラ20に供給される。ステ
ージコントローラ20は、Z軸座標が(ZB +δZ)の
位置での焦点位置検出信号S2の値が0になるようにオ
セットの調整を行う。
【0048】以上はZステージをほぼ等速で走査した場
合の例であるが、等速走査でない場合には、図5(a)
の信号S1のピーク位置に対応する焦点位置検出信号S
2の信号強度Sを求める。そして、予め前回の合焦点Z
B の近傍でのZ軸座標と焦位置検出信号S2の信号強度
との関係を求めておけば、信号S2の信号強度Sより逆
に対応するZステージのZ座標を算出することができ、
前回の合焦点ZB 対する偏差量δZを算出することがで
きる。
合の例であるが、等速走査でない場合には、図5(a)
の信号S1のピーク位置に対応する焦点位置検出信号S
2の信号強度Sを求める。そして、予め前回の合焦点Z
B の近傍でのZ軸座標と焦位置検出信号S2の信号強度
との関係を求めておけば、信号S2の信号強度Sより逆
に対応するZステージのZ座標を算出することができ、
前回の合焦点ZB 対する偏差量δZを算出することがで
きる。
【0049】また、図5はZステージをほぼ等速で走査
して時間軸基準で信号S1及びS2を図4のメモリ35
及び37に取り込んだ結果を示しているが、このように
時間軸基準とすると次のような利点がある。すなわち、
例えばキャリブレーション信号S1を例にとると、図6
(a)に示すように、電気的なノイズ、またはZ軸方向
の駆動機構の不安定性等により、信号S1には実際には
一種の高周波ノイズが重畳されている。このような高周
波ノイズをデジタル的に除去するためには、その信号S
1のサンプリングパルスSP1(図6(b))の周波数を
高くして得られた信号S1を、例えば所定の間隔ΔT毎
に平均化することが考えられる。時間軸基準であれば、
図4中のタイマー回路32の特性を変えるだけで、サン
プリングパルスSP1の周波数は極めて容易に上げるこ
とができ、この平均化により図6(c)に示すような滑
らかな信号S1を得ることができる。
して時間軸基準で信号S1及びS2を図4のメモリ35
及び37に取り込んだ結果を示しているが、このように
時間軸基準とすると次のような利点がある。すなわち、
例えばキャリブレーション信号S1を例にとると、図6
(a)に示すように、電気的なノイズ、またはZ軸方向
の駆動機構の不安定性等により、信号S1には実際には
一種の高周波ノイズが重畳されている。このような高周
波ノイズをデジタル的に除去するためには、その信号S
1のサンプリングパルスSP1(図6(b))の周波数を
高くして得られた信号S1を、例えば所定の間隔ΔT毎
に平均化することが考えられる。時間軸基準であれば、
図4中のタイマー回路32の特性を変えるだけで、サン
プリングパルスSP1の周波数は極めて容易に上げるこ
とができ、この平均化により図6(c)に示すような滑
らかな信号S1を得ることができる。
【0050】これに対して、Z軸方向の変位を検出する
測長器の測定結果に同期して信号S1及びS2を取り込
む位置基準方式では、サンプリングパルスの周波数を高
めるのは比較的困難であると共に、設定できる周波数の
上限が低い傾向がある。但し、図3のステップ104に
おいて位置基準方式で信号S1及びS2を取り込む場合
も考えられるため、以下ではそのような場合を説明す
る。このように位置基準で信号S1及びS2を取り込む
場合の信号処理ユニット16を信号処理ユニット16A
と呼び、この信号処理ユニット16Aの構成例を図7に
示し、図7において図1及び図4に対応する部分には同
一符号を付してその詳細説明を省略する。
測長器の測定結果に同期して信号S1及びS2を取り込
む位置基準方式では、サンプリングパルスの周波数を高
めるのは比較的困難であると共に、設定できる周波数の
上限が低い傾向がある。但し、図3のステップ104に
おいて位置基準方式で信号S1及びS2を取り込む場合
も考えられるため、以下ではそのような場合を説明す
る。このように位置基準で信号S1及びS2を取り込む
場合の信号処理ユニット16を信号処理ユニット16A
と呼び、この信号処理ユニット16Aの構成例を図7に
示し、図7において図1及び図4に対応する部分には同
一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0051】図7において、Z軸駆動系21にはZステ
ージのZ軸方向への変位を検出する測長センサが組み込
まれている。この測長センサからはZステージのZ軸方
向への変位が所定間隔に達する毎に、例えば90°の位
相差でハイレベル“1”となるアップダウンの2相の位
置パルスが出力され、これらの2相の位置パルスはステ
ージコントローラ20に供給される。ステージコントロ
ーラ20は、2相の位置パルスを積算的に計数してZス
テージのZ軸座標を得ると共に、このZ軸座標上でのサ
ンプリング間隔をdzとすると、Z軸座標がdzだけ増
加する毎にハイレベル“1”のパルスとなるサンプリン
グパルスSP2を生成する。サンプリング間隔dzとし
ては、例えばZ軸座標上の移動の最小単位(例えば0.
02μm)が使用される。
ージのZ軸方向への変位を検出する測長センサが組み込
まれている。この測長センサからはZステージのZ軸方
向への変位が所定間隔に達する毎に、例えば90°の位
相差でハイレベル“1”となるアップダウンの2相の位
置パルスが出力され、これらの2相の位置パルスはステ
ージコントローラ20に供給される。ステージコントロ
ーラ20は、2相の位置パルスを積算的に計数してZス
テージのZ軸座標を得ると共に、このZ軸座標上でのサ
ンプリング間隔をdzとすると、Z軸座標がdzだけ増
加する毎にハイレベル“1”のパルスとなるサンプリン
グパルスSP2を生成する。サンプリング間隔dzとし
ては、例えばZ軸座標上の移動の最小単位(例えば0.
02μm)が使用される。
【0052】そのサンプリングパルスSP2を信号処理
ユニット16A中のカウンタ回路33の計数パルス入力
端子、並びにA/D変換器34、36のサンプリングパ
ルス入力端子に供給する。他の構成は図4と同様であ
り、キャリブレーション信号S1及び焦点位置検出信号
S2はサンプリングパルスSP2に同期してそれぞれメ
モリ35及び37に書き込まれる。このようにして図7
の回路によれば、ZステージのZ軸上での位置を基準と
した信号S1及びS2の取り込みが容易に行われる。Z
軸方向の測長センサとしてもレーザ干渉測長器のような
高分解能、且つ高精度の測長センサが使用されていると
きは、このような位置基準のデータの取り込みも有効で
ある。
ユニット16A中のカウンタ回路33の計数パルス入力
端子、並びにA/D変換器34、36のサンプリングパ
ルス入力端子に供給する。他の構成は図4と同様であ
り、キャリブレーション信号S1及び焦点位置検出信号
S2はサンプリングパルスSP2に同期してそれぞれメ
モリ35及び37に書き込まれる。このようにして図7
の回路によれば、ZステージのZ軸上での位置を基準と
した信号S1及びS2の取り込みが容易に行われる。Z
軸方向の測長センサとしてもレーザ干渉測長器のような
高分解能、且つ高精度の測長センサが使用されていると
きは、このような位置基準のデータの取り込みも有効で
ある。
【0053】図1に戻り、照射量センサ24及び環境セ
ンサ26の使用方法の一例につき説明する。本例では投
影光学系6の結像特性が変化しないとすれば、焦点位置
検出信号S2のオフセット調整は装置のセットアップ時
等に1度行うのみで良い。しかしながら、実際には照明
光ILの照射量、大気圧、周囲の温度、または湿度等に
より投影光学系6によるレチクルRのパターンの結像面
(ベストフォーカス位置)は変化する。そこで、本例の
主制御系27はセンサコントロールユニット25を介し
て常時照射量センサ24及び環境センサ26の出力信号
をモニターし、投影光学系6の環境状態を検出する。こ
の場合、環境状態の変化が所定の閾値以内であれば、予
測制御によって焦点位置検出信号S2のオフセット値を
ある程度変化させることにより、結像面の変動に追従す
ることも可能である。
ンサ26の使用方法の一例につき説明する。本例では投
影光学系6の結像特性が変化しないとすれば、焦点位置
検出信号S2のオフセット調整は装置のセットアップ時
等に1度行うのみで良い。しかしながら、実際には照明
光ILの照射量、大気圧、周囲の温度、または湿度等に
より投影光学系6によるレチクルRのパターンの結像面
(ベストフォーカス位置)は変化する。そこで、本例の
主制御系27はセンサコントロールユニット25を介し
て常時照射量センサ24及び環境センサ26の出力信号
をモニターし、投影光学系6の環境状態を検出する。こ
の場合、環境状態の変化が所定の閾値以内であれば、予
測制御によって焦点位置検出信号S2のオフセット値を
ある程度変化させることにより、結像面の変動に追従す
ることも可能である。
【0054】しかしながら、大気圧、湿度、温度、また
は照射量(露光光吸収によって投影光学系6に蓄積され
るエネルギー量)の内の何れか、または複数の量が対応
する閾値を超えたときには、予測制御は不確定になる虞
があるので、パターン板8を投影光学系6のイメージフ
ィールド内に移動して信号S1を用いて信号S2のオフ
セット調整を行う。これにより長期的に安定した合焦が
できるようになる利点がある。また、オフセット調整に
よるキャリブレーションを行う時期を的確に指示できる
ので、無駄なキャリブレーションを省いてスループット
を改善することができる。さらに、1枚のウエハに対す
る露光動作中であっても、レチクルを交換することなく
焦点位置検出光学系17、18のキャリブレーションを
行うことができるので、常に高精度の焦点合わせを行う
ことができるとともに、キャリブレーションによるスル
ープットの低下も最小限に抑えることができる。
は照射量(露光光吸収によって投影光学系6に蓄積され
るエネルギー量)の内の何れか、または複数の量が対応
する閾値を超えたときには、予測制御は不確定になる虞
があるので、パターン板8を投影光学系6のイメージフ
ィールド内に移動して信号S1を用いて信号S2のオフ
セット調整を行う。これにより長期的に安定した合焦が
できるようになる利点がある。また、オフセット調整に
よるキャリブレーションを行う時期を的確に指示できる
ので、無駄なキャリブレーションを省いてスループット
を改善することができる。さらに、1枚のウエハに対す
る露光動作中であっても、レチクルを交換することなく
焦点位置検出光学系17、18のキャリブレーションを
行うことができるので、常に高精度の焦点合わせを行う
ことができるとともに、キャリブレーションによるスル
ープットの低下も最小限に抑えることができる。
【0055】次に、図1の信号処理ユニット16はレチ
クルRの露光条件に応じて2通りのキャリブレーション
方法を使い分けているので、その2通りのキャリブレー
ションの方法について説明する。図8は図1の信号処理
ユニット16のキャリブレーション動作の一例を示して
いる。図8のステップ113において主制御系27は、
例えばレチクルRのバーコードパターンBCに記入され
た情報からウエハ9上に露光すべきパターンの最小線幅
(必要線幅)を算出する。しかる後、ステップ113に
おいて主制御系27は、その必要線幅が投影光学系6の
限界解像力の近傍か否かを判別する。ここで、必要線幅
が限界解像力の近傍であるときには、その必要線幅のパ
ターンを解像することを優先するため動作はステップ1
12に移行し、主制御系27は信号処理ユニット16に
ピーク検出法でキャリブレーションを行うように指示す
る。一方、その必要線幅が投影光学系6の解像力に比べ
て太く余裕があるときには、動作はステップ113に移
行する。
クルRの露光条件に応じて2通りのキャリブレーション
方法を使い分けているので、その2通りのキャリブレー
ションの方法について説明する。図8は図1の信号処理
ユニット16のキャリブレーション動作の一例を示して
いる。図8のステップ113において主制御系27は、
例えばレチクルRのバーコードパターンBCに記入され
た情報からウエハ9上に露光すべきパターンの最小線幅
(必要線幅)を算出する。しかる後、ステップ113に
おいて主制御系27は、その必要線幅が投影光学系6の
限界解像力の近傍か否かを判別する。ここで、必要線幅
が限界解像力の近傍であるときには、その必要線幅のパ
ターンを解像することを優先するため動作はステップ1
12に移行し、主制御系27は信号処理ユニット16に
ピーク検出法でキャリブレーションを行うように指示す
る。一方、その必要線幅が投影光学系6の解像力に比べ
て太く余裕があるときには、動作はステップ113に移
行する。
【0056】次に、ステップ115のピーク検出法につ
き図9(a)を参照して説明する。ここで、キャリブレ
ーション信号S1に対応するメモリアドレスはZ軸座標
に換算されているものとする。さて、ピーク検出法では
キャリブレーション信号S1が最大値(位相格子の場合
は最小値)になるZ軸座標ZC を合焦の目標点(ベトフ
ォーカス点)として、このベストフォーカス点と図5
(b)の焦点位置検出信号S2のゼロクロス点ZB との
偏差量を求める。従って、投影光学系6は最解像力の高
い結像面を中心として使用されることになる。
き図9(a)を参照して説明する。ここで、キャリブレ
ーション信号S1に対応するメモリアドレスはZ軸座標
に換算されているものとする。さて、ピーク検出法では
キャリブレーション信号S1が最大値(位相格子の場合
は最小値)になるZ軸座標ZC を合焦の目標点(ベトフ
ォーカス点)として、このベストフォーカス点と図5
(b)の焦点位置検出信号S2のゼロクロス点ZB との
偏差量を求める。従って、投影光学系6は最解像力の高
い結像面を中心として使用されることになる。
【0057】一方、ステップ116においては主制御系
27が必要線幅に対応する投影光学系6の焦点深度の幅
(フォーカスマージン)ΔFを求め、このフォーカスマ
ージンΔFの情報を信号処理ユニット16に供給する。
続いて主制御系27はステップ117で信号処理ユニッ
ト16にスライス中点法でキャリブレーションを行うよ
うに指示する。ここで、スライス中点法について図9
(b)を参照して説明する。まず、信号処理ユニット1
6は得られたキャリブレーション信号S1をZ軸座標上
にプロットし、所定のスライスレベルの直線とその信号
S1との2個の交点を求め、これら2個の交点のZ軸上
の間隔を求める。そして、その2個の交点の間隔がフォ
ーカスマージンΔFに合致するときのスライスレベルS
Lを求め、スライスレベルSLの直線と信号S1との2
個の交点の中点のZ軸座標Z1 を合焦の目標点(ベスト
フォーカス点)とする。この結果、ベストフォーカス点
と図5(b)の焦点位置検出信号S2のゼロクロス点Z
B との偏量が求められる。
27が必要線幅に対応する投影光学系6の焦点深度の幅
(フォーカスマージン)ΔFを求め、このフォーカスマ
ージンΔFの情報を信号処理ユニット16に供給する。
続いて主制御系27はステップ117で信号処理ユニッ
ト16にスライス中点法でキャリブレーションを行うよ
うに指示する。ここで、スライス中点法について図9
(b)を参照して説明する。まず、信号処理ユニット1
6は得られたキャリブレーション信号S1をZ軸座標上
にプロットし、所定のスライスレベルの直線とその信号
S1との2個の交点を求め、これら2個の交点のZ軸上
の間隔を求める。そして、その2個の交点の間隔がフォ
ーカスマージンΔFに合致するときのスライスレベルS
Lを求め、スライスレベルSLの直線と信号S1との2
個の交点の中点のZ軸座標Z1 を合焦の目標点(ベスト
フォーカス点)とする。この結果、ベストフォーカス点
と図5(b)の焦点位置検出信号S2のゼロクロス点Z
B との偏量が求められる。
【0058】ところで、キャリブレーション信号S1が
ピーク点を中心としてZ軸上で線対称であるとすると、
ピーク検出法で求めたベストフォーカス点ZC と、スラ
イス中点法で求めたベストフォーカス点Z1 とは一致す
る。しかしながら、キャリブレーシン信号S1はピーク
点を中心として非対称であるため、ベストフォーカス点
ZC とベストフォーカス点Z1 との間には偏差ΔZC が
存在する。従って、ピーク検出法とはフォーカスマージ
ンを多少犠牲にしても投影光学系6の解像力を最大限に
活かすキャリブレーション法であり、スライス検出法と
は投影光学系6の解像力を多少犠牲にしてもフォーカス
マージンをできるだけ広くするキャリブレーション法で
あるということができる。本例ではこれら2通りのキャ
リブレーションを使い分けているので、種々の露光条件
のレチクルRに対応することができる。
ピーク点を中心としてZ軸上で線対称であるとすると、
ピーク検出法で求めたベストフォーカス点ZC と、スラ
イス中点法で求めたベストフォーカス点Z1 とは一致す
る。しかしながら、キャリブレーシン信号S1はピーク
点を中心として非対称であるため、ベストフォーカス点
ZC とベストフォーカス点Z1 との間には偏差ΔZC が
存在する。従って、ピーク検出法とはフォーカスマージ
ンを多少犠牲にしても投影光学系6の解像力を最大限に
活かすキャリブレーション法であり、スライス検出法と
は投影光学系6の解像力を多少犠牲にしてもフォーカス
マージンをできるだけ広くするキャリブレーション法で
あるということができる。本例ではこれら2通りのキャ
リブレーションを使い分けているので、種々の露光条件
のレチクルRに対応することができる。
【0059】尚、本実施例のパターン板8上に形成され
ている回折格子は、図2に示すように種々の方向の格子
が混在しているので、レチクルRのパターンに方向性
(周期性)があるような場合でも良好なキャリブレーシ
ョン信号S1を得ることができると共に、非点収差も検
出することができる。また、パターン板8上に位相型回
折格子を形成する場合には、例えば隣り合うラインの位
相差がそれぞれ1/4波長になるようにする。このよう
にしてパターン板8を下方から照明すると、発生する±
1次の回折光は0次光に比べて位相が1/4波長だけず
れている。これらの光線がレチクルRのパターン領域P
Aで反射されて再びパターン板8に戻って来ると、±1
次光の更なる±1次光が0次光と同じ光路を通って戻
る。その更なる±1次光は位相が更に1/4波長だけず
れるので、全体として0次光に対して位相が1/2波長
ずれている。従って、パターン板8の表面(パターン形
成面)が投影光学系6の最良結像面に一致しているとき
には、0次光と±1次光とが打ち消し合って受光強度は
最小になる。一方、パターン板8の表面が投影光学系6
の最良結像面から外れているときには、0次光と±1次
光との位相差が1/2波長にならないため受光強度は大
きくなる。
ている回折格子は、図2に示すように種々の方向の格子
が混在しているので、レチクルRのパターンに方向性
(周期性)があるような場合でも良好なキャリブレーシ
ョン信号S1を得ることができると共に、非点収差も検
出することができる。また、パターン板8上に位相型回
折格子を形成する場合には、例えば隣り合うラインの位
相差がそれぞれ1/4波長になるようにする。このよう
にしてパターン板8を下方から照明すると、発生する±
1次の回折光は0次光に比べて位相が1/4波長だけず
れている。これらの光線がレチクルRのパターン領域P
Aで反射されて再びパターン板8に戻って来ると、±1
次光の更なる±1次光が0次光と同じ光路を通って戻
る。その更なる±1次光は位相が更に1/4波長だけず
れるので、全体として0次光に対して位相が1/2波長
ずれている。従って、パターン板8の表面(パターン形
成面)が投影光学系6の最良結像面に一致しているとき
には、0次光と±1次光とが打ち消し合って受光強度は
最小になる。一方、パターン板8の表面が投影光学系6
の最良結像面から外れているときには、0次光と±1次
光との位相差が1/2波長にならないため受光強度は大
きくなる。
【0060】また、図2のパターン板8上の振幅型の回
折格子28A〜28Dを、例えばマトリックス状に配置
されたECD(エレクトロクロミックデバイス)、ある
いは液晶素子等により構成しても良い。そのマトリック
スを構成する各微小素子の印加電圧を制御することによ
り、種々の格子パターンを形成することができる。例え
ばウエハに転写されるパターンの微細度(ピッチ、周期
性)や形状と同一条件となるようにECD等によって格
子パターンを形成しても良い。
折格子28A〜28Dを、例えばマトリックス状に配置
されたECD(エレクトロクロミックデバイス)、ある
いは液晶素子等により構成しても良い。そのマトリック
スを構成する各微小素子の印加電圧を制御することによ
り、種々の格子パターンを形成することができる。例え
ばウエハに転写されるパターンの微細度(ピッチ、周期
性)や形状と同一条件となるようにECD等によって格
子パターンを形成しても良い。
【0061】以上の実施例では焦点位置検出光学系1
7、18のキャリブレーションについて説明したが、パ
ターン板8及び合焦状態検出手段(10〜15)を用い
て、投影光学系6のイメージフィールド内の複数点の各
々での合焦点(ベストフォーカス位置)を求め、これら
の計測値から投影光学系6の最良結像面を算出する。し
かる後、ウエハ表面の傾きを検出するためのコリメータ
型のレベリング用光学系(例えば特開昭58−1137
06号公報に開示)において上記算出された最良結像面
が零点基準となるように、当該光学系からの検出信号に
対して光学的または電気的にオフセットを与えることに
よってキャリブレーションを行うようにしても良い。こ
れによって、常に投影光学系6の最良結像面とウエハ
(ショット領域)表面とを正確に一致させることが可能
となる。
7、18のキャリブレーションについて説明したが、パ
ターン板8及び合焦状態検出手段(10〜15)を用い
て、投影光学系6のイメージフィールド内の複数点の各
々での合焦点(ベストフォーカス位置)を求め、これら
の計測値から投影光学系6の最良結像面を算出する。し
かる後、ウエハ表面の傾きを検出するためのコリメータ
型のレベリング用光学系(例えば特開昭58−1137
06号公報に開示)において上記算出された最良結像面
が零点基準となるように、当該光学系からの検出信号に
対して光学的または電気的にオフセットを与えることに
よってキャリブレーションを行うようにしても良い。こ
れによって、常に投影光学系6の最良結像面とウエハ
(ショット領域)表面とを正確に一致させることが可能
となる。
【0062】尚、キャリブレーション方法としては、光
電センサとして用いられる4分割受光素子の中心にウエ
ハからの反射光束が集光するように上記光学系の光路中
に設けられたプレーンパラレルを傾ける光学的な方式等
がある。また、ウエハ表面でのレベリング用光学系によ
る傾き検出領域は、当該光学系中に配置された可変視野
絞り等によって、ウエハ上の1つのショット領域の大き
さ、形状と等しくなるように定められている。
電センサとして用いられる4分割受光素子の中心にウエ
ハからの反射光束が集光するように上記光学系の光路中
に設けられたプレーンパラレルを傾ける光学的な方式等
がある。また、ウエハ表面でのレベリング用光学系によ
る傾き検出領域は、当該光学系中に配置された可変視野
絞り等によって、ウエハ上の1つのショット領域の大き
さ、形状と等しくなるように定められている。
【0063】また、レベリング用光学系としてはコリメ
ータ型に限定されるものではなく、例えば投影光学系6
のイメージフィールド内の予め定められた複数点の各々
において、ウエハ9の投影光学系6の光軸方向(Z軸方
向)の位置を検出可能な光学系(以下、表面位置検出光
学系と呼ぶ)を用いても良く、当該光学系を採用する場
合には上記実施例における焦点位置検出光学系とレベリ
ング用光学系の両方の機能を持たせることができるとい
った利点がある。表面位置検出光学系としては、焦点位
置検出光学系17、18を複数個配置する方法、あるい
はウエハ表面(投影光学系6のイメージフィールドの範
囲内)に長大スリットを1本ないし複数本形成し、1次
元または2次元のラインセンサ等によってこのスリット
像を複数に分割して受光する方式(検出原理は焦点位置
検出光学系17、18と同じ)等がある。
ータ型に限定されるものではなく、例えば投影光学系6
のイメージフィールド内の予め定められた複数点の各々
において、ウエハ9の投影光学系6の光軸方向(Z軸方
向)の位置を検出可能な光学系(以下、表面位置検出光
学系と呼ぶ)を用いても良く、当該光学系を採用する場
合には上記実施例における焦点位置検出光学系とレベリ
ング用光学系の両方の機能を持たせることができるとい
った利点がある。表面位置検出光学系としては、焦点位
置検出光学系17、18を複数個配置する方法、あるい
はウエハ表面(投影光学系6のイメージフィールドの範
囲内)に長大スリットを1本ないし複数本形成し、1次
元または2次元のラインセンサ等によってこのスリット
像を複数に分割して受光する方式(検出原理は焦点位置
検出光学系17、18と同じ)等がある。
【0064】表面位置検出光学系を採用する場合は、投
影光学系6のイメージフィールド内における当該光学系
の複数の測定点と合焦状態検出手段(10〜15)によ
る合焦点の複数の検出点とを一致させておくことが望ま
しい。また、表面位置検出光学系の複数の測定点の各々
で、合焦状態検出手段(10〜15)を用いてベストフ
ォーカス位置を検出する際には、上記実施例と同様に検
出信号S1が十分なコントラストを持つように、測定点
(パターン領域PA内での照明光MLの照射位置)毎に
NDフィルター10eを回転させて照明光MLの強度調
整を行うようにすることが望ましい。
影光学系6のイメージフィールド内における当該光学系
の複数の測定点と合焦状態検出手段(10〜15)によ
る合焦点の複数の検出点とを一致させておくことが望ま
しい。また、表面位置検出光学系の複数の測定点の各々
で、合焦状態検出手段(10〜15)を用いてベストフ
ォーカス位置を検出する際には、上記実施例と同様に検
出信号S1が十分なコントラストを持つように、測定点
(パターン領域PA内での照明光MLの照射位置)毎に
NDフィルター10eを回転させて照明光MLの強度調
整を行うようにすることが望ましい。
【0065】尚、投影光学系6のイメージフィールド相
当領域内に、例えば表面位置検出手段における複数の検
出点に対応してパターン板8上に複数の基準パターンを
形成しておけば、複数点での合焦点(ベストフォーカス
位置)を検出するにあたってXYθステージを移動させ
る必要がなく計測時間が短縮できる。このとき、複数の
基準パターンの各々に対応して、合焦状態検出手段(1
0〜15)のうち少なくとも光電センサ14を複数個設
けておく必要がある。
当領域内に、例えば表面位置検出手段における複数の検
出点に対応してパターン板8上に複数の基準パターンを
形成しておけば、複数点での合焦点(ベストフォーカス
位置)を検出するにあたってXYθステージを移動させ
る必要がなく計測時間が短縮できる。このとき、複数の
基準パターンの各々に対応して、合焦状態検出手段(1
0〜15)のうち少なくとも光電センサ14を複数個設
けておく必要がある。
【0066】また、上記実施例ではパターン板8を用い
て投影光学系6のイメージフィールド内の任意の点での
焦点位置を検出する場合について述べたが、上記の如き
合焦状態検出手段(10〜15)をそのまま使用してレ
チクルアライメント、ベースライン計測、あるいは投影
光学系6の結像特性(特に投影倍率やディストーショ
ン)の計測等を行うことができる。すなわち、投影光学
系6の光軸と垂直な面内でウエハステージ7を微動し
て、パターン板8上の基準パターンの投影像とレチクル
R上の任意の位置に形成された基準マーク(アライメン
トマーク等)とを相対移動し、このとき基準マークから
発生する光を投影光学系6、及びパターン板8を介して
光電検出器14で受光する。そして、光電検出器14か
ら出力される検出信号S1とウエハステージ7の位置を
モニターする干渉計からの位置信号とを用いて、所定の
演算処理により基準マークの位置(干渉計によって規定
される直交座標系XY内での座標値)を算出する。上記
計測をレチクルR上の複数の基準マークの各々に対して
行えば、例えばレチクルアライメント、投影光学系6の
倍率やディストーションの計測を行うことができる。さ
らに、パターン板8上の基準パターン(あるいはパター
ン板8上に基準パターンに一定の位置関係で形成された
計測用の特定パターン)を用いて、TTL(スルーザレ
ンズ)方式、またはオフアクシス方式のアライメントセ
ンサーのマーク検出位置を求めることで、当該センサー
のベースラインを算出することが可能となる。上記計測
を行う際にも、上記実施例と全く同様に光電検出器14
に入射する照明光の強度(光量)、すなわち光電検出器
14からの検出信号S1のレベル(コントラスト)に応
じてNDフィルター10eを回転させるようにすること
が望ましい。尚、パターン板8を用いてレチクルR上の
基準マークの位置を計測する際には、パターン板8の表
面(パターン形成面)とレチクルRの下面(パターン
面)とを共役な関係(結像関係)にしておくことが望ま
しい。
て投影光学系6のイメージフィールド内の任意の点での
焦点位置を検出する場合について述べたが、上記の如き
合焦状態検出手段(10〜15)をそのまま使用してレ
チクルアライメント、ベースライン計測、あるいは投影
光学系6の結像特性(特に投影倍率やディストーショ
ン)の計測等を行うことができる。すなわち、投影光学
系6の光軸と垂直な面内でウエハステージ7を微動し
て、パターン板8上の基準パターンの投影像とレチクル
R上の任意の位置に形成された基準マーク(アライメン
トマーク等)とを相対移動し、このとき基準マークから
発生する光を投影光学系6、及びパターン板8を介して
光電検出器14で受光する。そして、光電検出器14か
ら出力される検出信号S1とウエハステージ7の位置を
モニターする干渉計からの位置信号とを用いて、所定の
演算処理により基準マークの位置(干渉計によって規定
される直交座標系XY内での座標値)を算出する。上記
計測をレチクルR上の複数の基準マークの各々に対して
行えば、例えばレチクルアライメント、投影光学系6の
倍率やディストーションの計測を行うことができる。さ
らに、パターン板8上の基準パターン(あるいはパター
ン板8上に基準パターンに一定の位置関係で形成された
計測用の特定パターン)を用いて、TTL(スルーザレ
ンズ)方式、またはオフアクシス方式のアライメントセ
ンサーのマーク検出位置を求めることで、当該センサー
のベースラインを算出することが可能となる。上記計測
を行う際にも、上記実施例と全く同様に光電検出器14
に入射する照明光の強度(光量)、すなわち光電検出器
14からの検出信号S1のレベル(コントラスト)に応
じてNDフィルター10eを回転させるようにすること
が望ましい。尚、パターン板8を用いてレチクルR上の
基準マークの位置を計測する際には、パターン板8の表
面(パターン形成面)とレチクルRの下面(パターン
面)とを共役な関係(結像関係)にしておくことが望ま
しい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、マスクの交換を行うこ
となく、かつ計測専用のマークをマスクに形成せずと
も、高速、高精度に随時投影光学系のイメージフィール
ド内の任意の位置での焦点位置(ベストフォーカス位
置)を検出できる。従って、常に投影光学系の最良結像
面と感光基板(ショット領域)の表面とを正確に一致さ
せてマスクのパターンの像を感光基板に転写でき、しか
もスループットを低下させることもない。また、マスク
のパターンの材質等に応じて、パターン板の下面に配置
した光電検出器に入射する照明光の強度を調整できるの
で、マスクパターンに依らず常に投影光学系の焦点位置
を精度良く計測することが可能となる。
となく、かつ計測専用のマークをマスクに形成せずと
も、高速、高精度に随時投影光学系のイメージフィール
ド内の任意の位置での焦点位置(ベストフォーカス位
置)を検出できる。従って、常に投影光学系の最良結像
面と感光基板(ショット領域)の表面とを正確に一致さ
せてマスクのパターンの像を感光基板に転写でき、しか
もスループットを低下させることもない。また、マスク
のパターンの材質等に応じて、パターン板の下面に配置
した光電検出器に入射する照明光の強度を調整できるの
で、マスクパターンに依らず常に投影光学系の焦点位置
を精度良く計測することが可能となる。
【図1】本発明の実施例による投影露光装置の全体構成
を概略的に示す図。
を概略的に示す図。
【図2】図1中のパターン板の具体的な構成を示す図。
【図3】図1に示した装置で焦点位置検出信号S2のキ
ャリブレーションを行う場合の全体の動作を示すフロー
チャート図。
ャリブレーションを行う場合の全体の動作を示すフロー
チャート図。
【図4】図1中の信号処理ユニットの具体的な構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図5】時間基準で取り込まれたキャリブレーション信
号S1及び焦点位置検出信号S2を示す波形を示す図。
号S1及び焦点位置検出信号S2を示す波形を示す図。
【図6】時間基準でキャリブレーション信号S1を取り
込む場合の説明に供する波形図。
込む場合の説明に供する波形図。
【図7】図1中の信号処理ユニットの他の構成例を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図8】ピーク検出法とスライス中点法とを使い分ける
場合の動作を示すフローチャート図。
場合の動作を示すフローチャート図。
【図9】(a)は中点法で求めた合焦点の説明に供する
波形図、(b)はスライス中点法で求めた合焦点の説明
に供する波形図。
波形図、(b)はスライス中点法で求めた合焦点の説明
に供する波形図。
【図10】レチクルパターンの材質の違いによるキャリ
ブレーション信号S1のコントラストの差を説明する
図。
ブレーション信号S1のコントラストの差を説明する
図。
【図11】図1中の照明光源の具体的な構成の一例を示
す図。
す図。
【図12】図11中のNDフィルターの具体的な構成の
一例を示す図。
一例を示す図。
【図13】図1に示した装置に好適なレチクルの構成の
一例を示す図。
一例を示す図。
S1 キャリブレーション信号 S2 焦点位置検出信号 R レチクル 6 投影光学系 7 ウエハステージ 8 パターン板 9 ウエハ 10a〜10e 照明光源 11 ライトガイド 14 光電検出器 16 信号処理ユニット 20 ステージコントローラ 27 主制御系 28A〜28D 基準パターン(回折格子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/34 9017−2K G03F 7/207 H 9122−2H
Claims (4)
- 【請求項1】 光源からの照明光をマスクに照射する照
明光学系と、前記マスクに形成されたパターンを感光基
板に結像投影する投影光学系と、前記感光基板を保持し
て前記投影光学系の光軸方向に移動可能な基板ステージ
とを備えた投影露光装置において、 前記基板ステージの一部に設けられ、所定形状の基準パ
ターンを有するパターン板と;該パターン板の下面より
前記照明光とほぼ同一波長の照明光を前記基準パターン
に照射する照明手段と;前記基準パターンを透過して前
記投影光学系を介して前記マスクのパターン面に照射さ
れ、該パターン面から反射されて前記投影光学系及び前
記基準パターンを介して戻された光を受光する光電検出
手段と;前記パターン板と前記投影光学系の結像面とを
前記投影光学系の光軸方向に相対移動させたとき、前記
光電検出手段から出力される検出信号に基づいて前記投
影光学系の結像特性を検出する結像特性検出手段と;前
記光電検出手段からの検出信号の強度が所定の値となる
ように、前記光電検出手段に入射する照明光の光量を調
整する光量調整手段とを備えたことを特徴とする投影露
光装置。 - 【請求項2】 前記光量調整手段は、前記照明手段から
射出される照明光の強度を調整する光強度可変部材を有
することを特徴とする請求項1に記載の投影露光装置。 - 【請求項3】 前記光量調整手段は、前記マスクのパタ
ーン面での照明光の反射特性に応じて前記照明光の光量
を調整することを特徴とする請求項1に記載の投影露光
装置。 - 【請求項4】 前記光量調整手段は、前記マスクの交換
毎、または前記パターン面内での前記照明光の照射位置
の変更毎に前記光量調整を行うことを特徴とする請求項
1に記載の投影露光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237161A JPH0684756A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 投影露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4237161A JPH0684756A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 投影露光装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0684756A true JPH0684756A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17011299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4237161A Pending JPH0684756A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 投影露光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0684756A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970077113A (ko) * | 1996-05-09 | 1997-12-12 | 고노 시게오 | 면 위치 검출 방법과 면 위치 조정 장치 및 투영 노광 장치 |
| JP2018017866A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 株式会社リコー | 光走査装置、画像照射ユニットおよび画像表示装置 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4237161A patent/JPH0684756A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970077113A (ko) * | 1996-05-09 | 1997-12-12 | 고노 시게오 | 면 위치 검출 방법과 면 위치 조정 장치 및 투영 노광 장치 |
| JP2018017866A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 株式会社リコー | 光走査装置、画像照射ユニットおよび画像表示装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6317195B1 (en) | Projection exposure apparatus | |
| US5502311A (en) | Method of and apparatus for detecting plane position | |
| US5661548A (en) | Projection exposure method and apparatus including a changing system for changing the reference image-formation position used to generate a focus signal | |
| US5004348A (en) | Alignment device | |
| US6115107A (en) | Exposure apparatus | |
| US5783833A (en) | Method and apparatus for alignment with a substrate, using coma imparting optics | |
| US5483056A (en) | Method of projecting exposure with a focus detection mechanism for detecting first and second amounts of defocus | |
| US20020050576A1 (en) | Scanning exposure method and apparatus | |
| US5323016A (en) | Focusing method | |
| US6456377B1 (en) | Method for measuring optical feature of exposure apparatus and exposure apparatus having means for measuring optical feature | |
| US5493402A (en) | EGA alignment method using a plurality of weighting coefficients | |
| US6310680B1 (en) | Method of adjusting a scanning exposure apparatus and scanning exposure apparatus using the method | |
| JPH0684757A (ja) | 投影露光装置 | |
| JP2001160535A (ja) | 露光装置、及び該装置を用いるデバイス製造方法 | |
| JPH10294268A (ja) | 投影露光装置及び位置合わせ方法 | |
| JP3218631B2 (ja) | 投影露光装置 | |
| JP3316830B2 (ja) | 露光方法及び装置 | |
| JP4554556B2 (ja) | センサーで結像システムを較正するリソグラフィ装置及びデバイス製造方法並びにそれによって製造されたデバイス | |
| JP3531227B2 (ja) | 露光方法および露光装置 | |
| JPH0684756A (ja) | 投影露光装置 | |
| JP3282231B2 (ja) | 投影露光装置及び方法 | |
| JPH06267824A (ja) | 露光方法 | |
| JP3289333B2 (ja) | 投影露光装置及び方法 | |
| JP3003990B2 (ja) | 投影露光方法、投影露光装置及び回路製造方法 | |
| JP3104813B2 (ja) | アライメント装置、投影露光装置、及び素子製造方法 |