JPH0685718B2 - 光学活性のシクロペンテノ−ルの製法 - Google Patents

光学活性のシクロペンテノ−ルの製法

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JPH0685718B2
JPH0685718B2 JP61076288A JP7628886A JPH0685718B2 JP H0685718 B2 JPH0685718 B2 JP H0685718B2 JP 61076288 A JP61076288 A JP 61076288A JP 7628886 A JP7628886 A JP 7628886A JP H0685718 B2 JPH0685718 B2 JP H0685718B2
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浩郎 松本
義夫 小原
泰裕 高橋
和孝 新井
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Nissan Chemical Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、式(II) (式中、Rはアシル基を意味する。)で表わされる
(+)−(1R,4S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テニルエステル類(以下、化合物(II)という。)の製
法に関する。
式(II)で表わされる化合物(II)は、プロスタグラン
ジン類の中間原料として有用である。また、プロスタグ
ランジン類は、医薬品として有用である。
〔従来の技術〕
化合物(II)を、一般式(I) (式中、Rは一般式(II)の説明と同意味である。)に
より表わされる化合物(以下、化合物(I)という。)
を、酵素の存在下加水分解する方法により取得する方法
に関連する方法としては、下記の方法が知られている。
(a)1,4−ジアセチル−2−シクロペンテンジオール
を市販小麦胚芽リパーゼの存在下加水分解する方法によ
り代表される方法。
〔特開昭51-76486(以下、文献(a)という。)を参
照。〕 (b)シス−1,4−ジアシル−2−シクロペンテンジオ
ールをカンジダ シリンドラシェア(CANDIDA CYLINDRC
EA)のまたはリゾプス属(RHIZOPUS SP.)の菌の菌体か
ら取得したリパーゼにより加水分解する方法。
〔テトラヘドロン レター(Tetrahedron Letters)vo
l.25,No.51,pp5875−5878,1984(以下、文献(b)とい
う。〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述の文献(a)には、化合物(I)および化合物(I
I)を包含する1,4−ジアシル−2−シクロペンテンジオ
ールの絶対構造に関する記載がない。
たとえば、文献(a)に記載の実施例1には、1,4−ジ
アセチル−2−シクロペンテンジオールを小麦胚芽リパ
ーゼにより加水分解している例がある。しかし、この実
施例に記載されている1,4−ジアセチル−2−シクロペ
ンテンジオールおよび4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テニルアセテートの絶対構造に関する記載はない。ま
た、その収率も30%と低い。
換言すれば、従来の関連技術である文献(a)には、原
料及び生成物の絶対構造に関する記載がないので光学活
性の高い化合物(II)が取得されるかどうか明らかでな
い。又、その収率も30%と低く、工業的には満足できる
ものではない。
上述の文献(b)に記載された方法においても、最も良
好な結果を与える豚肝臓エスラーゼの場合ですら、シス
−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテニルアセテートの
収率は86%であり、その光学純度は、70%e.e.と低く、
工業的には、決して満足できるものではない。
このように、これら文献(a)および(b)に記載され
る方法によっては、化合物(I)から化合物(II)を高
収率かつ、高立体選択的に合成できないという問題点が
あった。
〔問題点を解決するための手段〕と〔作用〕 本発明者らは、上述の一般式(I)によって表わされる
シス−1,4−ジアシル−2−シクロペンテンジオール類
を立体選択的に加水分解しうる酵素を探索した。その結
果、動物の膵臓由来の酵素による加水分解が極めて効率
よく、一般式(II)で表わされる(+)−(1R,4S)−
4−ヒドロキシ−2−シクロペンテニルエステル類を与
えることを見出した。以下、具体的に本発明の構成を説
明する。
原料である化合物(I)および目的化合物である(II)
のRは、RC(O)として、通常のアシル基を意味する。
Rは、水素原子、低級アルコキシ基、水素基、低級アル
コキシカルボニル基によって置換されていてもよい炭素
数1〜30の飽和または不飽和の炭化水素基、あるいは低
級アルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基またはカルボキ
シ基によって置換されていてもよいフェニル基、フリル
基またはチエニル基を意味する。
更に具体的には、Rは水素原子、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、クロロメチル基または1−ヒド
ロキシエチル基を意味する。
加水分解酵素として用いる動物の膵臓由来の酵素は、必
ずしも精製品である必要はない。例えば市販のステアプ
シンやパンクレアチンでも、本発明の目的を達成するこ
とができる。
酵素が由来する動物としては、哺乳動物特に一般の家畜
類例えば牛,馬,豚,羊,兎等が挙げられる。
加水分解に用いる溶媒ないしは分散剤としては、緩衝液
が好ましく、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムのよう
な無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウム、クエン酸などの
ごとき有機酸塩の緩衝液が例示される。緩衝に用いるこ
れらの塩の濃度は緩衝液の種類によっても異なるが0.02
〜2Mが好ましい。
ヘプタン等の有機溶媒を用いる二層系の反応も可能であ
るが、特にその必要は認めない。
反応開始時の反応液のpH価は7〜10の範囲が好ましく、
反応中は、5〜10に保つことが好ましい。
反応温度は10〜50℃が好ましく、この範囲の低温域では
反応が遅くなり、高温域では酵素が部分的に活性を失う
ので、20〜40℃が最も好ましい。
反応時間は、反応温度、酵素の種類・使用量等によって
異なり、1〜2時間で反応が終了するものから反応終了
まで数日を要するものまで様々である。
反応終了後は酢酸エチル等の有機溶媒で抽出し、有機溶
媒層からカラムクロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の
方法で(+)−(1R,4S)−4−ヒドロキシ−2−シク
ロペンテニルエステル類を単離することができる。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
なお、本発明はこれら実施例によって限定されるもので
はない。
実施例1. シス−1,4−ジアセチル−2−シクロペンテンジオール
2.03g(11.0mmol)を0.5Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH
7.0)44mlに懸濁させ、ステアプシン(東京化成品)0.2
03gを加えて30℃で25hr撹拌した(加水分解率94%、そ
の間、反応時間が14時間の時点で炭酸ナトリウム0.46g
を加えてpHに調整した。)。
反応混合物に酢酸エチル90mlを加えて振とうし、セライ
トろ過した後に分液し、水層は酢酸エチル40ml×3回で
さらに抽出した。酢酸エチル層を合わせて無水硫酸ナト
リウムで乾燥、溶媒留去すると無色の油状物1.59gが得
られた。この油状物(放置すれば結晶化する)をシリカ
ゲルのカラムクロマトグラフィー〔シリカゲル,ヘキサ
ン/酢酸エチル=2/1(v/v)で原料回収を行なった後、
ヘキサン/酢酸エチル=1/1(v/v)に切りかえた。〕で
精製することによって(+)−(1R,4S)−4−ヒドロ
キシ−2−シクロペンテニルアセテート1.41g(収率90
%)を得た。このものの旋光度は〔α▲〕25 D▼+67.4
゜(c=0.52,クロロホルム)で光学純度は96%e.e.で
あった。
実施例2. 酵素をパンクレアチン(東京化成品)に変更して、実施
例1とほぼ同様(反応時間は24hr、加水分解率は95%)
の反応を行なったところ、(+)−(1R,4S)−4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテニルアセテート1.37g(収
率87%)が得られた。このものの旋光度は〔α▲〕25 D
▼+68.7゜(c=0.58,クロロホルム)で、97%e.e.で
あった。
〔発明の効果〕
実施例1と2に例示したように、動物の膵臓由来の酵素
を加水分解酵素として用いることにより、一般式(I)
により表わされるシス−1,4−ジアシル−2−シクロペ
ンテンを、一般式(II)により表わされる(+)−(1
R,4S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテニルエステ
ル類に、高収率でかつ立体高選択的に加水分解すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 克明 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内 審査官 田村 明照 (56)参考文献 Tetrahedron Letter s,25〔51〕(1984) P.5875−5878

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式中、RはRC(O)としてアシル基を意味する。) で表わされるシス−1,4−ジアシル−2−シクロペンテ
    ンジオール類を、パンクレアチン及びステアプシンから
    選ばれる動物の膵臓に由来する酵素を用いて、加水分解
    することを特徴とする、 一般式(II) (式中、Rは一般式(I)の説明と同意味である。) で表わされる(+)−(1R,4S)−4−ヒドロキシ−2
    −シクロペンテニルエステル類の製法。
  2. 【請求項2】Rがメチル基である特許請求の範囲第
    (1)項記載の製法。
  3. 【請求項3】Rが水素原子である特許請求の範囲第
    (1)項記載の製法。
JP61076288A 1986-04-02 1986-04-02 光学活性のシクロペンテノ−ルの製法 Expired - Lifetime JPH0685718B2 (ja)

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JPS62232391A JPS62232391A (ja) 1987-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TetrahedronLetters,25〔51〕(1984)P.5875−5878

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