JPH0686089A - モニターにおける水平走査の線形歪み補償方法とその補償コイル - Google Patents
モニターにおける水平走査の線形歪み補償方法とその補償コイルInfo
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- JPH0686089A JPH0686089A JP5089192A JP5089192A JPH0686089A JP H0686089 A JPH0686089 A JP H0686089A JP 5089192 A JP5089192 A JP 5089192A JP 5089192 A JP5089192 A JP 5089192A JP H0686089 A JPH0686089 A JP H0686089A
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- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低廉な費用で多重走査モニターの水平線形歪
みを補償し得るモニターにおける水平走査偏向回路の線
形補償方法及びその補償コイルを提供する。 【構成】 モニターの電磁式CTR水平偏向システムに
おける水平線形コイル(C)の磁気回路(10)に磁気
調整コイル[第2の電磁石Bコイル]を介設して、該水
平線形コイル(C)に加えられる磁気強度を可変に制御
し、さらには、該水平線形コイル(C)のインダクタン
ス・電流関数曲線を調整変換して、異なる水平周波数で
作用する水平走査の線形歪みを補償できるようにする方
法とそのコイルである。
みを補償し得るモニターにおける水平走査偏向回路の線
形補償方法及びその補償コイルを提供する。 【構成】 モニターの電磁式CTR水平偏向システムに
おける水平線形コイル(C)の磁気回路(10)に磁気
調整コイル[第2の電磁石Bコイル]を介設して、該水
平線形コイル(C)に加えられる磁気強度を可変に制御
し、さらには、該水平線形コイル(C)のインダクタン
ス・電流関数曲線を調整変換して、異なる水平周波数で
作用する水平走査の線形歪みを補償できるようにする方
法とそのコイルである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モニターにおける水平
走査の線形歪み補償方法及びその補償コイルに係り、特
に電磁式CTR水平偏向システムにおける水平線形コイ
ルに加えられる磁気強度を可変にして、水平線形歪みを
補償できるモニターにおける水平走査の線形歪み補償方
法とその補償コイルに関する。
走査の線形歪み補償方法及びその補償コイルに係り、特
に電磁式CTR水平偏向システムにおける水平線形コイ
ルに加えられる磁気強度を可変にして、水平線形歪みを
補償できるモニターにおける水平走査の線形歪み補償方
法とその補償コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】情報が満ち溢れる現今社会において、コ
ンピュータは益々普及して使用する人が段々と多くな
り、それを利用する範囲も日増しに広がって、用途の相
違や標準が未だ確立されていないまゝ、遠隔表示装置ア
ダプター(Display Adapter)の種類も日増しに多くなっ
ているが、煩わしいことに各種遠隔表示装置のアダプタ
ーの解像度(Resolusion)と、水平周波数は全て同一規格
で作られていないため、例えば次に列挙するようにそれ
ぞれ相違している。すなわち、 CGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:1
5.7KHz その解像度:640×200 EGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:2
1.8KHz その解像度:720×350 VGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:3
1.5KHz その第一の解像度:640×350 その第二の解像度:640×400 その第三の解像度:640×480 VGA(8514)遠隔表示装置アダプターの水平周波
数:35.5KHz その解像度:1024×768 Super VGA遠隔表示装置アダプターの水平周波
数:37.8KHz その解像度:800×600 Non INTERLACE 8514 アダプターの水平周
波数:38.9KHz その解像度:1024×768 として表示される。近年、コンピュータ・モニータ製造
業者は競ってモニター(Monitor) を多重走査(Multi Sca
nning)方式に設計して、モニータと遠隔表示装置アダプ
ターとの間の互換性を高めるように、即ち、一台のモニ
ターで二種以上の水平周波数の作用を行うようにしてい
る。
ンピュータは益々普及して使用する人が段々と多くな
り、それを利用する範囲も日増しに広がって、用途の相
違や標準が未だ確立されていないまゝ、遠隔表示装置ア
ダプター(Display Adapter)の種類も日増しに多くなっ
ているが、煩わしいことに各種遠隔表示装置のアダプタ
ーの解像度(Resolusion)と、水平周波数は全て同一規格
で作られていないため、例えば次に列挙するようにそれ
ぞれ相違している。すなわち、 CGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:1
5.7KHz その解像度:640×200 EGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:2
1.8KHz その解像度:720×350 VGA遠隔表示装置アダプターの水平周波数:3
1.5KHz その第一の解像度:640×350 その第二の解像度:640×400 その第三の解像度:640×480 VGA(8514)遠隔表示装置アダプターの水平周波
数:35.5KHz その解像度:1024×768 Super VGA遠隔表示装置アダプターの水平周波
数:37.8KHz その解像度:800×600 Non INTERLACE 8514 アダプターの水平周
波数:38.9KHz その解像度:1024×768 として表示される。近年、コンピュータ・モニータ製造
業者は競ってモニター(Monitor) を多重走査(Multi Sca
nning)方式に設計して、モニータと遠隔表示装置アダプ
ターとの間の互換性を高めるように、即ち、一台のモニ
ターで二種以上の水平周波数の作用を行うようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す従来例において、モニターの電磁式CRT水平偏
向システム内では、線形補償コイルを水平偏向ヨーク回
路10に連接する必要があって、その水平偏向ヨーク
[薄形の磁性体ヨクにコイルを卷回している]11の直
流抵抗の外に、水平出力トランジスタ12及びダンパ・
ダイオード13(Damper Diode) の電気導通抵抗が加わ
るため、前半の走査電流より大きくなる、即ち、もし線
形コイルを使用しないとCRT画面の左半面が右半面よ
り大きくなる。 例えば、図9に表すのが簡単化した水
平出力の電気回路及び波形で、図10に示すのが水平出
力極の異なる時間における等価回路であり、もし水平偏
向ヨーク11の内部抵抗と水平出力トランジスタ12及
びダンパ・ダイオード13の電気抵抗を考慮に入れて、
図10 (a)〜(d) にそれぞれ抵抗R1 及び抵抗R2を連
結して、 R1 =水平偏向ヨーク11の直流抵抗+トランジスタ1
2の電気抵抗……(1式) R2 =水平偏向ヨーク11の直流抵抗+ダンパ・ダイオ
ード13の電気抵抗……(2式) とすれば、図11に表すように、抵抗R1 及び抵抗R2
の大きさの如何に拘らず、全てCRT画面左半面を右半
面より大きくするのであり、図11(a) から分かるよう
に、トランジスタ12[図9]に電流が導通すると、時
点t1 から時点t2 までは、抵抗R1 は水平偏向ヨーク
11に跨がるその両端電圧を、トランジスタ12のコレ
クタ電流Ic の上昇に伴って低下させ、図11(b) の抵
抗R2 が形成する効果は、抵抗R1 と逆にトランジスタ
12のコレクタ電流Ic が大きくなればなるほど、水平
偏向ヨーク11に跨がる両端電圧を大きくする。 +iy =E/R1 ・(1−e-tR1/Ly ) ……(3式) −iy =E/R2 ・(1−e(t-ts/2)R2/Ly ) ……(4式) そして、電圧Eは必ず水平周波数と正比例をなすように
してから、安定した走査幅や高圧が得られるのであり、
もしも水平周波数に異常でもあると、電圧Eも変化して
水平線形補償が困難になってコストが増加する。また、
もし(3式)、(4式)を展開すると、もしくは直接図
11(a),(b) を観察すると、水平線の歪みは直流電圧E
の値の降下に従って酷くなるのが見られ、逆に直流電圧
Eの値が上昇すると水平線の歪みが軽くなるのが見られ
る。これが多重走査モニター(Multi-Scanning Monitor)
において、なぜ一個の固定した線形コイルで巧く水平線
形歪みの補償ができないかの原因である。そこで、この
分野の当業者は先進的な多重モニターが異なる水平周波
数で作用している際に使用される水平線の歪みを補償す
る方法及びその電気回路装置を考案し、例えば、図1
2,図13に示すように、それを二段または三段に分け
て補償するようにしている。そのうち、図12がその典
型的な多重走査モニターの水平線形補償方法で、二つの
線形コイル21,22を使用して、低周波段(30〜4
5KHz)の時、リレー・スイッチ23(Relay Switch)
がoff(オフ) の場合に、両線形コイル21,22が連結
して比較的大きい逆傾斜のインダクタンス・電流関数曲
線を生じ、比較的大きいインダクタンス変化を提供し
て、比較的電圧の低い電源によって形成された比較的厳
重な水平線の歪みを補償しており、また高周波段(45
〜60KHz)の時、リレースイッチ23がon( オン)
の場合は、線形コイル22のインダクタンスL2 が短絡
して、単に線形コイル21のインダクタンスL1 を作用
させて、比較的小さいインダクタンス変化(即ち、比較
的小さい逆傾斜のインダクタンス・電流対応曲線が生じ
る)を提供して、比較的高い値の電圧を持つ電源によっ
て形成された軽微な水平線の歪みを補償するのである。
図13に表すのは、同様な理由から三つの線形コイル3
1,32,33を使用して更に優れた線形補償を提供す
るものである。しかし、このように二段あるいは三段若
しくはもっと多段に分けて補償するにしても、以下に述
べるような欠点が存在する。即ち、 (1) 分段補償は全体の水平周波数範囲内におけるいずれ
の周波数をも完璧に補償できるのではなく、短に局部範
囲内のいくつかの周波数についてのみ補償できるのであ
る。 (2) 使用するリレ−・スイッチ23,34,35は高価
である。 (3) 多段に分けて補償するのでは比較的良い補償をえら
れるが、コストが高く回路も複雑となって大きな空間を
占める。 ここにおいて、上述したような従来例のモニターにおけ
る水平線形補償の問題点に鑑み、本発明は、低廉な費用
で多重走査モニターの水平線形歪みを補償し得るモニタ
ーにおける水平線形補償方法及びその補償コイルを提供
することを目的とする。
に示す従来例において、モニターの電磁式CRT水平偏
向システム内では、線形補償コイルを水平偏向ヨーク回
路10に連接する必要があって、その水平偏向ヨーク
[薄形の磁性体ヨクにコイルを卷回している]11の直
流抵抗の外に、水平出力トランジスタ12及びダンパ・
ダイオード13(Damper Diode) の電気導通抵抗が加わ
るため、前半の走査電流より大きくなる、即ち、もし線
形コイルを使用しないとCRT画面の左半面が右半面よ
り大きくなる。 例えば、図9に表すのが簡単化した水
平出力の電気回路及び波形で、図10に示すのが水平出
力極の異なる時間における等価回路であり、もし水平偏
向ヨーク11の内部抵抗と水平出力トランジスタ12及
びダンパ・ダイオード13の電気抵抗を考慮に入れて、
図10 (a)〜(d) にそれぞれ抵抗R1 及び抵抗R2を連
結して、 R1 =水平偏向ヨーク11の直流抵抗+トランジスタ1
2の電気抵抗……(1式) R2 =水平偏向ヨーク11の直流抵抗+ダンパ・ダイオ
ード13の電気抵抗……(2式) とすれば、図11に表すように、抵抗R1 及び抵抗R2
の大きさの如何に拘らず、全てCRT画面左半面を右半
面より大きくするのであり、図11(a) から分かるよう
に、トランジスタ12[図9]に電流が導通すると、時
点t1 から時点t2 までは、抵抗R1 は水平偏向ヨーク
11に跨がるその両端電圧を、トランジスタ12のコレ
クタ電流Ic の上昇に伴って低下させ、図11(b) の抵
抗R2 が形成する効果は、抵抗R1 と逆にトランジスタ
12のコレクタ電流Ic が大きくなればなるほど、水平
偏向ヨーク11に跨がる両端電圧を大きくする。 +iy =E/R1 ・(1−e-tR1/Ly ) ……(3式) −iy =E/R2 ・(1−e(t-ts/2)R2/Ly ) ……(4式) そして、電圧Eは必ず水平周波数と正比例をなすように
してから、安定した走査幅や高圧が得られるのであり、
もしも水平周波数に異常でもあると、電圧Eも変化して
水平線形補償が困難になってコストが増加する。また、
もし(3式)、(4式)を展開すると、もしくは直接図
11(a),(b) を観察すると、水平線の歪みは直流電圧E
の値の降下に従って酷くなるのが見られ、逆に直流電圧
Eの値が上昇すると水平線の歪みが軽くなるのが見られ
る。これが多重走査モニター(Multi-Scanning Monitor)
において、なぜ一個の固定した線形コイルで巧く水平線
形歪みの補償ができないかの原因である。そこで、この
分野の当業者は先進的な多重モニターが異なる水平周波
数で作用している際に使用される水平線の歪みを補償す
る方法及びその電気回路装置を考案し、例えば、図1
2,図13に示すように、それを二段または三段に分け
て補償するようにしている。そのうち、図12がその典
型的な多重走査モニターの水平線形補償方法で、二つの
線形コイル21,22を使用して、低周波段(30〜4
5KHz)の時、リレー・スイッチ23(Relay Switch)
がoff(オフ) の場合に、両線形コイル21,22が連結
して比較的大きい逆傾斜のインダクタンス・電流関数曲
線を生じ、比較的大きいインダクタンス変化を提供し
て、比較的電圧の低い電源によって形成された比較的厳
重な水平線の歪みを補償しており、また高周波段(45
〜60KHz)の時、リレースイッチ23がon( オン)
の場合は、線形コイル22のインダクタンスL2 が短絡
して、単に線形コイル21のインダクタンスL1 を作用
させて、比較的小さいインダクタンス変化(即ち、比較
的小さい逆傾斜のインダクタンス・電流対応曲線が生じ
る)を提供して、比較的高い値の電圧を持つ電源によっ
て形成された軽微な水平線の歪みを補償するのである。
図13に表すのは、同様な理由から三つの線形コイル3
1,32,33を使用して更に優れた線形補償を提供す
るものである。しかし、このように二段あるいは三段若
しくはもっと多段に分けて補償するにしても、以下に述
べるような欠点が存在する。即ち、 (1) 分段補償は全体の水平周波数範囲内におけるいずれ
の周波数をも完璧に補償できるのではなく、短に局部範
囲内のいくつかの周波数についてのみ補償できるのであ
る。 (2) 使用するリレ−・スイッチ23,34,35は高価
である。 (3) 多段に分けて補償するのでは比較的良い補償をえら
れるが、コストが高く回路も複雑となって大きな空間を
占める。 ここにおいて、上述したような従来例のモニターにおけ
る水平線形補償の問題点に鑑み、本発明は、低廉な費用
で多重走査モニターの水平線形歪みを補償し得るモニタ
ーにおける水平線形補償方法及びその補償コイルを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここにおいて上記目的を
達成するため、本発明は、永久磁石と第1の電磁石が連
設したモニターの電磁式CRT水平走査偏向システムに
おいて、水平線形コイルの磁気回路に、さらに磁気調整
コイルである第2のコイルを卷回介設し、前記水平線形
コイルに加えられる磁気強度を可変に制御し、前記第2
のコイルによる磁気強度をパラメータとする前記水平線
形コイルのインダクタンス・電流関数曲線に変換して、
異なる水平周波数で作用する走査の線形歪みを補償でき
るようにして成るモニターにおける水平走査の線形歪み
補償方法であり、また前記水平線形コイルの磁気回路に
卷回介設された磁気調整コイルをなす第2のコイルに、
電流制御回路を連結し、該磁気調整コイル内に導通する
電流の大小及び方向を変化調整させることによって生じ
る磁気強度及び極性の変化を、該水平線形コイルに設け
られた永久磁石の磁気強度と相互に加減させて、該水平
線形コイルに加えられる前記インダクタンス・電流関数
曲線に対応する電流出力を可変に制御できるようにして
成るモニターにおける水平走査の線形歪み補償コイルで
あり、さらには前記磁気調整コイルを電磁石を構成する
コイルで形成して成る前項に記載のモニターにおける水
平走査の線形歪み補償コイルである。
達成するため、本発明は、永久磁石と第1の電磁石が連
設したモニターの電磁式CRT水平走査偏向システムに
おいて、水平線形コイルの磁気回路に、さらに磁気調整
コイルである第2のコイルを卷回介設し、前記水平線形
コイルに加えられる磁気強度を可変に制御し、前記第2
のコイルによる磁気強度をパラメータとする前記水平線
形コイルのインダクタンス・電流関数曲線に変換して、
異なる水平周波数で作用する走査の線形歪みを補償でき
るようにして成るモニターにおける水平走査の線形歪み
補償方法であり、また前記水平線形コイルの磁気回路に
卷回介設された磁気調整コイルをなす第2のコイルに、
電流制御回路を連結し、該磁気調整コイル内に導通する
電流の大小及び方向を変化調整させることによって生じ
る磁気強度及び極性の変化を、該水平線形コイルに設け
られた永久磁石の磁気強度と相互に加減させて、該水平
線形コイルに加えられる前記インダクタンス・電流関数
曲線に対応する電流出力を可変に制御できるようにして
成るモニターにおける水平走査の線形歪み補償コイルで
あり、さらには前記磁気調整コイルを電磁石を構成する
コイルで形成して成る前項に記載のモニターにおける水
平走査の線形歪み補償コイルである。
【0005】
【作用】このように構成された本発明は、モニターの電
磁式CRT水平偏向システムにおける水平線形コイルの
磁気回路に、磁気調整コイルからなる水平線形補償コイ
ルを介設し、かつ該磁気調整コイルに制御回路を連接し
て、該磁気調整コイルに導通する電流の大小及び方向を
可変に制御しているので、該磁気調整コイル内に導通す
る電流の大小及び方向を変化することによって生じる磁
力強度及び極性の変化を、該水平線形コイルに設けられ
た永久磁石の磁気強度と相互加減させて、該水平線形コ
イルに加えられる前記インダクタンス・電流関数曲線に
対応する電流出力を可変に制御することができる、即
ち、電磁石の磁力強度及び極性を変えることができ、さ
らには、異なる水平周波数における作用から生じる水平
線の歪みを補償することができる。
磁式CRT水平偏向システムにおける水平線形コイルの
磁気回路に、磁気調整コイルからなる水平線形補償コイ
ルを介設し、かつ該磁気調整コイルに制御回路を連接し
て、該磁気調整コイルに導通する電流の大小及び方向を
可変に制御しているので、該磁気調整コイル内に導通す
る電流の大小及び方向を変化することによって生じる磁
力強度及び極性の変化を、該水平線形コイルに設けられ
た永久磁石の磁気強度と相互加減させて、該水平線形コ
イルに加えられる前記インダクタンス・電流関数曲線に
対応する電流出力を可変に制御することができる、即
ち、電磁石の磁力強度及び極性を変えることができ、さ
らには、異なる水平周波数における作用から生じる水平
線の歪みを補償することができる。
【0006】
【実施例】本発明の上記のまたはその他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照しながら、以下の実施例の詳細
な説明から一層明らにする。なお、同一もしくは相当の
部材には同一の符号を用いて述べることにする。本発明
の水平線形補償機構は、主として、水平線形コイルC(L
ine Coil即ち永久磁石AにコイルCを加えたもの)の磁
気回路100に電磁石Bを付着したもので、図14及び
図15から説明を進めると次のとおりである。先ず、図
14(a),(b),(c) に示すのは典型的なエ字型鉄心インダ
クタンスの態様で、図14(b) に表すのが鉄心インダク
タのインダクタンス (L) ・電流 (iy ) 関数曲線であ
り、そのインダクタンス量は電流iy の増大から飽和に
なり、かつ電流の方向が正か負であるかとは関係なく飽
和する。従って、図15(a),(b),(c) に示すインダクタ
に永久磁石Aを付加したことを特徴とするものも併せて
参照すると、電流+iy [電流方向を正・負の符号+・
−で表す]が水平線形コイルCに導通すれば、それによ
って生じる磁束極性は永久磁石Aと等しいものである
故、電流+iy は鉄心の磁束を一層増加し飽和させ、イ
ンダクタンス量は電流iy の増加に反して低減する。一
方、電流−iy が水平線形コイルCから導出して生じる
磁束極性は永久磁石Aとは逆になるので、電流−iy が
大きくなればなる程、鉄心が不飽和になり、インダクタ
ンス量は電流−iy の増加につれて増大する。即ち、そ
れによって図15(a) の電流とインダクタンスの関数曲
線が得られるわけである。従って、図15(a) に表すイ
ンダクタンス・電流関数曲線は、丁度、図14(b) を左
側に移動し、且つその移動距離は永久磁石Aの磁気強度
に正比例し、若しくは外来からの磁気強度に正比例する
とも言える。そして、外来からのは磁界は永久磁石Aに
水平線形コイルCを加えたものに等しく、かつ外来の磁
気強度を変えると水平線形コイルCのインダクタンス・
電流関数曲線を変化させることができる。上記の説明か
ら、推考を重ねることにより本発明の水平線形補償機構
が創出されることになる。つまり、本発明の基本的回路
を図2(a),(b) に表すように、その機構は一個の水平線
形コイルC一端に、一つの磁気調整コイルである第2の
電磁石Bを増設して、このコイルを流通する電流の大き
さを制御して電磁石Bの磁束大小を制御するものであ
り、その電流の方向が磁束の方向を決定する。従って、
電流の方向及び強度を制御して該第2の電磁石Bの磁気
強度及び磁束の方向を決定することができる。したがっ
て、該第2の電磁石Bコイルを流れる電流i1 の大きさ
を変えると、即ち第2の電磁石Bコイルの磁気強度を変
えることになり、また、該第2の電磁石Bコイルを流れ
る電流i1 の方向を変えると、該第2の電磁石Bコイル
の極性を変えることになる。言い換えると、該第2の電
磁石Bコイルを流通する電流i1 の大小、方向を変える
と、それによって生じる該第2の電磁石Bコイルの磁気
強度、極性の変化は、水平線形コイルCの磁気回路の総
磁気強度を変え、そして水平線形コイルCの導通電流i
y の関数曲線を図1に示すように変えるのである。そし
て、図1,図2(a),(b) を一緒に参照すれば、これが第
2の電磁石Bコイルと永久磁石Aが相互作用する状態に
おける水平線形コイルCのインダクタンス・電流関数曲
線の、その最下方の第1の曲線101である第2の電磁
石Bコイルによって生じた磁束方向が永久磁石Aの磁束
方向と同じである原因で、そのため、水平線形コイルC
に加えられた磁気強度が増加強大となり飽和する。そし
て、その中間にある第2の曲線102は第2の電磁石B
が作用しない時のインダクタンス・電流関数曲線であ
り、該インダクタンス・電流関数曲線の上にある第3の
曲線103は電磁石Bに生じた磁束方向と永久磁石Aが
相互反対するため、水平線形コイルCに加えられた磁気
強度が低減誘導されて比較的不飽和となる。なお、説明
を加えれば、図2(a) では第2の電磁石Bコイルの電流
i1 でつくる磁極性が永久磁石Aの磁極性と相反し、図
2(b) では相加わる状態を示している。図3(a),(b) で
は、永久磁石Aと水平線形コイルCと第2の電磁石Bコ
イルの連接の形状の態様を変えただけで、本質的には図
2(a),(b) と同じである。即ち、第2の電磁石Bコイル
によって生じた磁束と永久磁石Aの磁束極性(方向)が
同じである時は、該水平線形コイルCの磁気強度を増大
したことに等しく、逆に第2の電磁石Bコイルによって
生じた磁束と永久磁石Aの磁束極性が互いに反対してい
る時は、該水平線形コイルCの磁気強度を低減するに等
しいものとなり、従って、該水平線形コイルCの磁気強
度を増大または低減すると、その水平線形コイルCの電
流iy に対応して改良変更されるインダクタンス・電流
関数曲線は図1に表すようなものになる。
よび利点は、図面を参照しながら、以下の実施例の詳細
な説明から一層明らにする。なお、同一もしくは相当の
部材には同一の符号を用いて述べることにする。本発明
の水平線形補償機構は、主として、水平線形コイルC(L
ine Coil即ち永久磁石AにコイルCを加えたもの)の磁
気回路100に電磁石Bを付着したもので、図14及び
図15から説明を進めると次のとおりである。先ず、図
14(a),(b),(c) に示すのは典型的なエ字型鉄心インダ
クタンスの態様で、図14(b) に表すのが鉄心インダク
タのインダクタンス (L) ・電流 (iy ) 関数曲線であ
り、そのインダクタンス量は電流iy の増大から飽和に
なり、かつ電流の方向が正か負であるかとは関係なく飽
和する。従って、図15(a),(b),(c) に示すインダクタ
に永久磁石Aを付加したことを特徴とするものも併せて
参照すると、電流+iy [電流方向を正・負の符号+・
−で表す]が水平線形コイルCに導通すれば、それによ
って生じる磁束極性は永久磁石Aと等しいものである
故、電流+iy は鉄心の磁束を一層増加し飽和させ、イ
ンダクタンス量は電流iy の増加に反して低減する。一
方、電流−iy が水平線形コイルCから導出して生じる
磁束極性は永久磁石Aとは逆になるので、電流−iy が
大きくなればなる程、鉄心が不飽和になり、インダクタ
ンス量は電流−iy の増加につれて増大する。即ち、そ
れによって図15(a) の電流とインダクタンスの関数曲
線が得られるわけである。従って、図15(a) に表すイ
ンダクタンス・電流関数曲線は、丁度、図14(b) を左
側に移動し、且つその移動距離は永久磁石Aの磁気強度
に正比例し、若しくは外来からの磁気強度に正比例する
とも言える。そして、外来からのは磁界は永久磁石Aに
水平線形コイルCを加えたものに等しく、かつ外来の磁
気強度を変えると水平線形コイルCのインダクタンス・
電流関数曲線を変化させることができる。上記の説明か
ら、推考を重ねることにより本発明の水平線形補償機構
が創出されることになる。つまり、本発明の基本的回路
を図2(a),(b) に表すように、その機構は一個の水平線
形コイルC一端に、一つの磁気調整コイルである第2の
電磁石Bを増設して、このコイルを流通する電流の大き
さを制御して電磁石Bの磁束大小を制御するものであ
り、その電流の方向が磁束の方向を決定する。従って、
電流の方向及び強度を制御して該第2の電磁石Bの磁気
強度及び磁束の方向を決定することができる。したがっ
て、該第2の電磁石Bコイルを流れる電流i1 の大きさ
を変えると、即ち第2の電磁石Bコイルの磁気強度を変
えることになり、また、該第2の電磁石Bコイルを流れ
る電流i1 の方向を変えると、該第2の電磁石Bコイル
の極性を変えることになる。言い換えると、該第2の電
磁石Bコイルを流通する電流i1 の大小、方向を変える
と、それによって生じる該第2の電磁石Bコイルの磁気
強度、極性の変化は、水平線形コイルCの磁気回路の総
磁気強度を変え、そして水平線形コイルCの導通電流i
y の関数曲線を図1に示すように変えるのである。そし
て、図1,図2(a),(b) を一緒に参照すれば、これが第
2の電磁石Bコイルと永久磁石Aが相互作用する状態に
おける水平線形コイルCのインダクタンス・電流関数曲
線の、その最下方の第1の曲線101である第2の電磁
石Bコイルによって生じた磁束方向が永久磁石Aの磁束
方向と同じである原因で、そのため、水平線形コイルC
に加えられた磁気強度が増加強大となり飽和する。そし
て、その中間にある第2の曲線102は第2の電磁石B
が作用しない時のインダクタンス・電流関数曲線であ
り、該インダクタンス・電流関数曲線の上にある第3の
曲線103は電磁石Bに生じた磁束方向と永久磁石Aが
相互反対するため、水平線形コイルCに加えられた磁気
強度が低減誘導されて比較的不飽和となる。なお、説明
を加えれば、図2(a) では第2の電磁石Bコイルの電流
i1 でつくる磁極性が永久磁石Aの磁極性と相反し、図
2(b) では相加わる状態を示している。図3(a),(b) で
は、永久磁石Aと水平線形コイルCと第2の電磁石Bコ
イルの連接の形状の態様を変えただけで、本質的には図
2(a),(b) と同じである。即ち、第2の電磁石Bコイル
によって生じた磁束と永久磁石Aの磁束極性(方向)が
同じである時は、該水平線形コイルCの磁気強度を増大
したことに等しく、逆に第2の電磁石Bコイルによって
生じた磁束と永久磁石Aの磁束極性が互いに反対してい
る時は、該水平線形コイルCの磁気強度を低減するに等
しいものとなり、従って、該水平線形コイルCの磁気強
度を増大または低減すると、その水平線形コイルCの電
流iy に対応して改良変更されるインダクタンス・電流
関数曲線は図1に表すようなものになる。
【0007】この種、電子式(非機械式)水平線形コイ
ルの特性調整は、制御される電気回路を合成配設するこ
とができ、例えば、図4ないし図8の1a 〜1e に示す
第1ないし第5の水平走査偏向線形補償回路の具体的な
実施例は、外来の異なる水平周波数に従って水平線形コ
イルCの特性を修正することができ、その線形の歪みを
補償するこことができるのであり、下記のように説明で
きる。図4に表すのは、30〜60kHzの多重走査モ
ニター・システムの回路構成を示すブロック図で、特に
記述すべきことは、磁力強度の変換可能な線形補償コイ
ルが如何にして30〜60kHz間の水平線歪みを補償
し得るかである。図4の水平走査偏向線形補償回路1a
と従来例の固定水平周波数走査偏向線形補償回路のモニ
ターとの相異は、多重走査モニターの周波数→電圧コン
バータ(F to V Converter) 19から提供される水平
周波数が正比例する電源電圧を水平出力変成器20に送
って、安定した画面の広さ及び高圧を得るようにする必
要があることで、前記(1式),(2式) で表し図11(a),
(b) に示す抵抗R1,R2 はネガティブ・フィードバック
抵抗(Negative Feed Back Resistor) であり、該ネガテ
ィブ・フィードバックはコンデンサC5 の直流電圧を安
定することができると共に、その電圧は水平走査及び高
電圧に正比例をなし、従って、水平周波数が変わると周
波数→電圧コンバータ19は該水平周波数に正比例する
電圧を出力して、走査の広さ及び高電圧が変化しないよ
うに保持することができる。Q1 は水平出力トランジス
タ、D1 はダンパ・ダイオード、C1 は調波振動コンデ
ンサ、Q2 は第2の電磁石Bコイルの電流の大小を制御
するトランジスタであり、該第2の電磁石Bコイルのト
ランジスタQ2 のベース電圧は周波数→電圧コンバータ
19の出力側から提供され、抵抗R3,R4 の分圧を経
て、 30kHzの時は、60V×(R4 /R3 +R4)=12
V ……(5式) 60kHzの時は、120V×(R4 /R3 +R4)=2
4V ……(6式) である。ここに、Vは電圧値でボルト、R3 ,R4 はそ
れぞれ抵抗R3 ,R4 の抵抗値オーム (Ω) である。第
2の電磁石Bのコイルの一端は24Vに接続しており、
他端は第2の電磁石BコイルトランジスタQ2 のエミッ
タ(Emitter) に接続しているので、60kHzの時は第
2の電磁石Bコイルに電流がなく、水平周波数の低減に
伴って第2の電磁石Bコイルの電流が漸次増加して、3
0kHzとなり、この電流によって生じた磁束方向と固
定磁界をつくる永久磁石Aとは逆方向である。因みに、
60kHzの時は、電源電圧(120V)が比較的高く
水平線の歪みは比較的に小さい上に、水平線形コイルC
の第2の電磁石Bコイルは60kHzでは作用しないの
で、そのインダクタンス・電流関数曲線は図1に示す真
中の曲線102のように、比較的小さいインダクタンス
変化(比較的小さい逆傾斜のインダクタンス・電流関数
曲線)を提供して、丁度該水平線を補償できることにな
る。そして30kHzの時は、電源電圧(60V)が比
較的低いので線形歪みがひどくなり、水平線形コイルC
の第2の電磁石Bコイルが生じる磁束方向と永久磁石A
の極性は逆方向になって、そのインダクタンス・電流対
応曲線は図1の最上方の曲線103が表すように、比較
的大きいインダクタンス変化量(即ち、比較的大きい逆
傾斜のインダクタンス・電流関数曲線)を提供して、極
めて大きな線形歪みを補償するのである。
ルの特性調整は、制御される電気回路を合成配設するこ
とができ、例えば、図4ないし図8の1a 〜1e に示す
第1ないし第5の水平走査偏向線形補償回路の具体的な
実施例は、外来の異なる水平周波数に従って水平線形コ
イルCの特性を修正することができ、その線形の歪みを
補償するこことができるのであり、下記のように説明で
きる。図4に表すのは、30〜60kHzの多重走査モ
ニター・システムの回路構成を示すブロック図で、特に
記述すべきことは、磁力強度の変換可能な線形補償コイ
ルが如何にして30〜60kHz間の水平線歪みを補償
し得るかである。図4の水平走査偏向線形補償回路1a
と従来例の固定水平周波数走査偏向線形補償回路のモニ
ターとの相異は、多重走査モニターの周波数→電圧コン
バータ(F to V Converter) 19から提供される水平
周波数が正比例する電源電圧を水平出力変成器20に送
って、安定した画面の広さ及び高圧を得るようにする必
要があることで、前記(1式),(2式) で表し図11(a),
(b) に示す抵抗R1,R2 はネガティブ・フィードバック
抵抗(Negative Feed Back Resistor) であり、該ネガテ
ィブ・フィードバックはコンデンサC5 の直流電圧を安
定することができると共に、その電圧は水平走査及び高
電圧に正比例をなし、従って、水平周波数が変わると周
波数→電圧コンバータ19は該水平周波数に正比例する
電圧を出力して、走査の広さ及び高電圧が変化しないよ
うに保持することができる。Q1 は水平出力トランジス
タ、D1 はダンパ・ダイオード、C1 は調波振動コンデ
ンサ、Q2 は第2の電磁石Bコイルの電流の大小を制御
するトランジスタであり、該第2の電磁石Bコイルのト
ランジスタQ2 のベース電圧は周波数→電圧コンバータ
19の出力側から提供され、抵抗R3,R4 の分圧を経
て、 30kHzの時は、60V×(R4 /R3 +R4)=12
V ……(5式) 60kHzの時は、120V×(R4 /R3 +R4)=2
4V ……(6式) である。ここに、Vは電圧値でボルト、R3 ,R4 はそ
れぞれ抵抗R3 ,R4 の抵抗値オーム (Ω) である。第
2の電磁石Bのコイルの一端は24Vに接続しており、
他端は第2の電磁石BコイルトランジスタQ2 のエミッ
タ(Emitter) に接続しているので、60kHzの時は第
2の電磁石Bコイルに電流がなく、水平周波数の低減に
伴って第2の電磁石Bコイルの電流が漸次増加して、3
0kHzとなり、この電流によって生じた磁束方向と固
定磁界をつくる永久磁石Aとは逆方向である。因みに、
60kHzの時は、電源電圧(120V)が比較的高く
水平線の歪みは比較的に小さい上に、水平線形コイルC
の第2の電磁石Bコイルは60kHzでは作用しないの
で、そのインダクタンス・電流関数曲線は図1に示す真
中の曲線102のように、比較的小さいインダクタンス
変化(比較的小さい逆傾斜のインダクタンス・電流関数
曲線)を提供して、丁度該水平線を補償できることにな
る。そして30kHzの時は、電源電圧(60V)が比
較的低いので線形歪みがひどくなり、水平線形コイルC
の第2の電磁石Bコイルが生じる磁束方向と永久磁石A
の極性は逆方向になって、そのインダクタンス・電流対
応曲線は図1の最上方の曲線103が表すように、比較
的大きいインダクタンス変化量(即ち、比較的大きい逆
傾斜のインダクタンス・電流関数曲線)を提供して、極
めて大きな線形歪みを補償するのである。
【0008】また、図4の鎖線に囲まれた電気回路を図
5に示す回路で置換すれば、もう一種の水平走査偏向線
形補償回路1b の補償方式を提供することができる。そ
の原理は、抵抗R3,R4 が周波数と周波数→電圧コンバ
ータ19の出力分圧から6V(30kHz)〜12V
(60kHz)の電圧を導出して、図示しない6Vのツ
ェナー・ダイオード(Zener Diode) を経て、第2の電磁
石Bコイルを駆動するトランジスタQ2 のベースに至る
ので、そのベース電圧VB2=0V〜6Vにおける水平線
形コイルCの第2の電磁石Bコイルの電流は30kHz
において0(Zero) であり、30kHzより大きくなる
と漸次増大して、60kHzの時は 第2の電磁石Bコイルの電流=(6V−0.6V)/R
5 ……(7式) [ただし、R5 は抵抗R5 の抵抗値をΩで表した数値を
示す]となって最大であり、この電流によって生じた磁
束と永久磁石Aの極性は同じ方向となり、60kHzの
時に、図1の最下方の曲線101に表すような比較的小
さいインダクタンス量変化の曲線(比較的小さい逆傾斜
のインダクタンス・電流関数曲線)で、比較的小さい線
形の歪みを補償し、30kHzの時は、図1の真中の曲
線102に示すような比較的大きいインダクタンス量変
化の曲線(比較的大きい逆傾斜のインダクタンス・電流
関数曲線)で、比較的大きい線形の歪みを補償するので
ある。更に、図6に表すのは、第2の電磁石Bコイルの
磁気強度可変な水平走査偏向線形補償回路1c であり、
30〜45kHzの比較的低い周波数区域にある時、前
記抵抗R1,R2 の分圧回路は水平出力トランジスタQ1
[図4に図示]のベース分圧をそのエミッタ(Emitter)
電圧より低くして、水平出力トランジスタQ1がオフに
至れば、第1の可変抵抗VR1 は第2の電磁石Bコイル
の電流を微動調整して、進んで局部的に第2の電磁石B
コイルの比較的低い周波数における磁気強度を調整す
る。一方、45〜60kHzの周波数が比較的高い区域
にある時は、水平出力トランジスタQ1 のベース分圧は
そのエミッタ電圧より高くされて、水平出力トランジス
タQ1 がオンになって、第2の可変抵抗VR2 が比較的
高周波区域における第2の電磁石Bコイルの電流を微動
調整して、異なる水平周波数時における異なる程度の線
形歪みを補償する。
5に示す回路で置換すれば、もう一種の水平走査偏向線
形補償回路1b の補償方式を提供することができる。そ
の原理は、抵抗R3,R4 が周波数と周波数→電圧コンバ
ータ19の出力分圧から6V(30kHz)〜12V
(60kHz)の電圧を導出して、図示しない6Vのツ
ェナー・ダイオード(Zener Diode) を経て、第2の電磁
石Bコイルを駆動するトランジスタQ2 のベースに至る
ので、そのベース電圧VB2=0V〜6Vにおける水平線
形コイルCの第2の電磁石Bコイルの電流は30kHz
において0(Zero) であり、30kHzより大きくなる
と漸次増大して、60kHzの時は 第2の電磁石Bコイルの電流=(6V−0.6V)/R
5 ……(7式) [ただし、R5 は抵抗R5 の抵抗値をΩで表した数値を
示す]となって最大であり、この電流によって生じた磁
束と永久磁石Aの極性は同じ方向となり、60kHzの
時に、図1の最下方の曲線101に表すような比較的小
さいインダクタンス量変化の曲線(比較的小さい逆傾斜
のインダクタンス・電流関数曲線)で、比較的小さい線
形の歪みを補償し、30kHzの時は、図1の真中の曲
線102に示すような比較的大きいインダクタンス量変
化の曲線(比較的大きい逆傾斜のインダクタンス・電流
関数曲線)で、比較的大きい線形の歪みを補償するので
ある。更に、図6に表すのは、第2の電磁石Bコイルの
磁気強度可変な水平走査偏向線形補償回路1c であり、
30〜45kHzの比較的低い周波数区域にある時、前
記抵抗R1,R2 の分圧回路は水平出力トランジスタQ1
[図4に図示]のベース分圧をそのエミッタ(Emitter)
電圧より低くして、水平出力トランジスタQ1がオフに
至れば、第1の可変抵抗VR1 は第2の電磁石Bコイル
の電流を微動調整して、進んで局部的に第2の電磁石B
コイルの比較的低い周波数における磁気強度を調整す
る。一方、45〜60kHzの周波数が比較的高い区域
にある時は、水平出力トランジスタQ1 のベース分圧は
そのエミッタ電圧より高くされて、水平出力トランジス
タQ1 がオンになって、第2の可変抵抗VR2 が比較的
高周波区域における第2の電磁石Bコイルの電流を微動
調整して、異なる水平周波数時における異なる程度の線
形歪みを補償する。
【0009】また、図7及び図8に表すように、他にも
数多くの第2の電磁石Bコイルの磁気強度を可変できる
水平走査偏向線形補償回路1d 及び1e など等価回路が
あるが、ここでは理論的には同一であるからその説明は
省略する。とにかく、本発明を電磁式CRT水平偏差シ
ステムに利用すれば、多重走査モニターの異なる水平周
波数に基づく作用から生じる水平線の歪みを補償するこ
とができ、従来例にみられる高価にしてかつ大きい空間
を占めるリレーを使用しないで済み、コストを低減し体
積を縮小化すると共に、高い信頼度を保持して具体的に
産業界に利用され得るのである。しかして、これまでの
説明は磁気調整コイルとして第2の電磁石(B)コイル
を介挿配設することで行ったが、本発明の磁気調整コイ
ルは本質的に永久磁石Aの固定磁束に加減演算が任意に
なされる手段であればよく、したがって第2の電磁石
(B)コイルはそれ自体が備えるヨークにコイルを卷回
した電磁石の必要性はなく、単なる第2の(B)コイル
で良いことは自明である。ただ、各実施例の態様は、そ
れらの磁束演算が好ましい状態つまり漏洩磁束が少なく
効率的かつ微細な演算が可能であることを示すものであ
る。
数多くの第2の電磁石Bコイルの磁気強度を可変できる
水平走査偏向線形補償回路1d 及び1e など等価回路が
あるが、ここでは理論的には同一であるからその説明は
省略する。とにかく、本発明を電磁式CRT水平偏差シ
ステムに利用すれば、多重走査モニターの異なる水平周
波数に基づく作用から生じる水平線の歪みを補償するこ
とができ、従来例にみられる高価にしてかつ大きい空間
を占めるリレーを使用しないで済み、コストを低減し体
積を縮小化すると共に、高い信頼度を保持して具体的に
産業界に利用され得るのである。しかして、これまでの
説明は磁気調整コイルとして第2の電磁石(B)コイル
を介挿配設することで行ったが、本発明の磁気調整コイ
ルは本質的に永久磁石Aの固定磁束に加減演算が任意に
なされる手段であればよく、したがって第2の電磁石
(B)コイルはそれ自体が備えるヨークにコイルを卷回
した電磁石の必要性はなく、単なる第2の(B)コイル
で良いことは自明である。ただ、各実施例の態様は、そ
れらの磁束演算が好ましい状態つまり漏洩磁束が少なく
効率的かつ微細な演算が可能であることを示すものであ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上述べたように、モニター
の電磁式CRT水平偏向システムにおける水平線形コイ
ルの磁気回路に、磁気調整コイルからなる水平線形補償
コイルを介挿配設し、かつ該磁気調整コイルに制御回路
を連接して、該磁気調整コイルに導通する電流の大小及
び方向を可変に制御しているので、該磁気調整コイル内
に導通する電流の大小及び方向を変化させることによっ
て生じる磁力強度及び極性の変化を、該水平線形コイル
に連設された永久磁石の磁気強度と相互加減させて、該
水平線形コイルに加えられる前記インダクタンス・電流
関数曲線に対応する電流出力を可変に制御することがで
きる。即ち、第2の電磁石コイルの磁力強度及び極性を
変えることができ、さらには異なる水平周波数に基づく
作用から生じる水平線の歪みを補償することができるこ
とから、高価かつ大きい空間を占めるリレーを使用する
必要がなくなり、コストを低減して体積を縮小化できる
と共に、しかも高い信頼度を保持し得るという特段の効
果を奏するのである。
の電磁式CRT水平偏向システムにおける水平線形コイ
ルの磁気回路に、磁気調整コイルからなる水平線形補償
コイルを介挿配設し、かつ該磁気調整コイルに制御回路
を連接して、該磁気調整コイルに導通する電流の大小及
び方向を可変に制御しているので、該磁気調整コイル内
に導通する電流の大小及び方向を変化させることによっ
て生じる磁力強度及び極性の変化を、該水平線形コイル
に連設された永久磁石の磁気強度と相互加減させて、該
水平線形コイルに加えられる前記インダクタンス・電流
関数曲線に対応する電流出力を可変に制御することがで
きる。即ち、第2の電磁石コイルの磁力強度及び極性を
変えることができ、さらには異なる水平周波数に基づく
作用から生じる水平線の歪みを補償することができるこ
とから、高価かつ大きい空間を占めるリレーを使用する
必要がなくなり、コストを低減して体積を縮小化できる
と共に、しかも高い信頼度を保持し得るという特段の効
果を奏するのである。
【図1】本発明の一基本的回路における第2の電磁石コ
イルに流す電流をパラメータとした磁気強度可変な水平
線形補償コイルの異なるインダクタンス・電流の特性を
表す関数曲線図。
イルに流す電流をパラメータとした磁気強度可変な水平
線形補償コイルの異なるインダクタンス・電流の特性を
表す関数曲線図。
【図2】本発明の一基本的回路での磁気強度可変な水平
線形補償コイルの構成を表すともに異なる磁界強度を示
す説明図。
線形補償コイルの構成を表すともに異なる磁界強度を示
す説明図。
【図3】本発明の他の基本的回路での磁気強度可変な水
平線形補償コイルの構成を表すともに異なる磁界強度を
示す説明図。
平線形補償コイルの構成を表すともに異なる磁界強度を
示す説明図。
【図4】本発明の第1の実施例の回路構成を表すブロッ
ク図。
ク図。
【図5】本発明の第2の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図6】本発明の第3の実施例の回路構成を表すブロッ
ク図。
ク図。
【図7】本発明の第4の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図8】本発明の第5の実施例の回路構成を表すブロッ
ク図。
ク図。
【図9】モニターの電磁式CRT水平走査偏向システム
における簡単化した水平出力回路図及びその電圧・電流
波形図。
における簡単化した水平出力回路図及びその電圧・電流
波形図。
【図10】図9の水平出力の異なる時間における等価回
路図。
路図。
【図11】水平偏向コイルの直流抵抗と水平出力トラン
ジスタ及びダンパ・ダイオードの電気導通抵抗を配慮し
た際の図9における異なる時間の等価回路図及び電流波
形図。
ジスタ及びダンパ・ダイオードの電気導通抵抗を配慮し
た際の図9における異なる時間の等価回路図及び電流波
形図。
【図12】従来例の多重走査モニターを二段に分けた水
平線形補償回路図。
平線形補償回路図。
【図13】従来例の多重走査モニターを三段に分けた水
平線形補償回路図。
平線形補償回路図。
【図14】従来からの典型的なエ字型鉄心インダクタの
構成図及びインダクタンス・電流対応曲線図。
構成図及びインダクタンス・電流対応曲線図。
【図15】図14のインダクタに永久磁石を加えたとき
の回路構成の表示図及びそのインダクタンス・電流関数
曲線図。
の回路構成の表示図及びそのインダクタンス・電流関数
曲線図。
1 水平走査偏向線形補償回路[従来例] 1a 水平走査偏向線形補償回路[本発明] 1b 水平走査偏向線形補償回路[本発明] 1c 水平走査偏向線形補償回路[本発明] 1d 水平走査偏向線形補償回路[本発明] 1e 水平走査偏向線形補償回路[本発明] 10 水平線形コイルの磁気回路 11 水平偏向ヨーク 12 水平出力トランジスタ 13 ダンパ・ダイオード 19 周波数→電圧コンバータ 20 水平出力変成器 A 永久磁石 B 第2の電磁石コイル C 水平線形コイル[第1の電磁石]
Claims (3)
- 【請求項1】永久磁石と第1の電磁石が連設したモニタ
ーの電磁式CRT水平走査偏向システムにおいて、 水平線形コイル(C)の磁気回路(10)に、 さらに磁気調整コイルである第2の(B)コイルを卷回
介設し、 前記水平線形コイル(C)に加えられる磁気強度を可変
に制御し、 前記第2の(B)コイルによる磁気強度をパラメータと
する前記水平線形コイル(C)のインダクタンス・電流
関数曲線に変換して、 異なる水平周波数で作用する走査の線形歪みを補償でき
るようにして成るモニターにおける水平走査の線形歪み
補償方法。 - 【請求項2】前記水平線形コイル(C)の磁気回路(1
0)に卷回介設された磁気調整コイルをなす第2の
(B)コイルに、電流制御回路を連結し、 該磁気調整コイル内に導通する電流の大小及び方向を変
化調整させることによって生じる磁気強度及び極性の変
化を、 該水平線形コイル(C)に設けられた永久磁石の磁気強
度と相互に加減させて、 該水平線形コイル(C)に加
えられる前記インダクタンス・電流関数曲線に対応する
電流出力を可変に制御できるようにして成るモニターに
おける水平走査の線形歪み補償コイル。 - 【請求項3】前記磁気調整コイルを電磁石(B)コイル
で形成して成る請求項2記載のモニターにおける水平走
査の線形歪み補償コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089192A JPH0686089A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | モニターにおける水平走査の線形歪み補償方法とその補償コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089192A JPH0686089A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | モニターにおける水平走査の線形歪み補償方法とその補償コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686089A true JPH0686089A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=12871361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5089192A Pending JPH0686089A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | モニターにおける水平走査の線形歪み補償方法とその補償コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686089A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010054366A (ko) * | 1999-12-06 | 2001-07-02 | 박종섭 | 모니터의 수평 위치 보정 회로 |
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Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-03-09 JP JP5089192A patent/JPH0686089A/ja active Pending
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| CN115579688B (zh) * | 2022-10-17 | 2024-02-20 | 国网河北省电力有限公司邯郸供电分公司 | 一种自动化巡线装置用救援充电插头、插座及巡线系统 |
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