JPH068622A - 可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置 - Google Patents
可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置Info
- Publication number
- JPH068622A JPH068622A JP18995392A JP18995392A JPH068622A JP H068622 A JPH068622 A JP H068622A JP 18995392 A JP18995392 A JP 18995392A JP 18995392 A JP18995392 A JP 18995392A JP H068622 A JPH068622 A JP H068622A
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- cooling
- thermosensitive recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 白濁化が短時間で可能となり、製造工程にお
いては製造コストの低下、画像記録時においては白濁不
足のない高コントラストな画像を形成することができる
可逆性感熱記録材料の白濁化法と画像記録装置を提供す
る。 【構成】 支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に
分散された有機低分子物質を主成分とし、温度に依存し
て透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱
記録材料の白濁化法において、該可逆性感熱記録材料を
白濁化温度に加熱した後、45℃以下の温度に冷却す
る。
いては製造コストの低下、画像記録時においては白濁不
足のない高コントラストな画像を形成することができる
可逆性感熱記録材料の白濁化法と画像記録装置を提供す
る。 【構成】 支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に
分散された有機低分子物質を主成分とし、温度に依存し
て透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱
記録材料の白濁化法において、該可逆性感熱記録材料を
白濁化温度に加熱した後、45℃以下の温度に冷却す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱により情報の書込
と消去を繰返すことが可能な可逆性感熱記録材料の白濁
化法であり、可逆性感熱記録材料を使った繰返し使用可
能な感熱フィルムやカードなどの白濁化法、及び該白濁
化法により画像記録を行う画像記録装置に関する。
と消去を繰返すことが可能な可逆性感熱記録材料の白濁
化法であり、可逆性感熱記録材料を使った繰返し使用可
能な感熱フィルムやカードなどの白濁化法、及び該白濁
化法により画像記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紙の省資源化のために感熱記録材
料としても書換え可能な材料が求められている。その最
も有力な材料としては、支持体上にポリエステルなどの
樹脂中に高級アルコール、高級脂肪酸などの有機低分子
物質を分散した感熱層を設けたものが、例えば特開昭5
4−119377号公報、特開昭55−154198号
公報などで知られている。この種の可逆性感熱記録材料
による記録、即ち画像形成及び消去は感熱層の温度によ
る透明度変化を利用したものであり、従来の不可逆な感
熱記録材料と同様にサーマルヘッドやホットスタンプな
どによる画像形成が可能で、消去も可能という特徴をも
つ。
料としても書換え可能な材料が求められている。その最
も有力な材料としては、支持体上にポリエステルなどの
樹脂中に高級アルコール、高級脂肪酸などの有機低分子
物質を分散した感熱層を設けたものが、例えば特開昭5
4−119377号公報、特開昭55−154198号
公報などで知られている。この種の可逆性感熱記録材料
による記録、即ち画像形成及び消去は感熱層の温度によ
る透明度変化を利用したものであり、従来の不可逆な感
熱記録材料と同様にサーマルヘッドやホットスタンプな
どによる画像形成が可能で、消去も可能という特徴をも
つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この可
逆性感熱記録材料は環境条件などの影響で製造時及び画
像記録時において白濁化に至らない問題が発生し、その
結果として製造工程時においては、白濁化工程の再加工
により製造コストアップとなっている。又、画像記録時
においては、白濁不足の欠点があった。
逆性感熱記録材料は環境条件などの影響で製造時及び画
像記録時において白濁化に至らない問題が発生し、その
結果として製造工程時においては、白濁化工程の再加工
により製造コストアップとなっている。又、画像記録時
においては、白濁不足の欠点があった。
【0004】本発明の目的は上記の欠点を解消し、白濁
化が短時間で可能となり、製造工程においては製造コス
トの低下、画像記録時においては白濁不足のない高コン
トラストな画像を形成することができる可逆性感熱記録
材料の白濁化法と画像記録装置を提供することである。
化が短時間で可能となり、製造工程においては製造コス
トの低下、画像記録時においては白濁不足のない高コン
トラストな画像を形成することができる可逆性感熱記録
材料の白濁化法と画像記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは白濁化不良
の現象について検討を重ねた結果、図2のグラフを得
た。この図2より、白濁化工程における白濁化温度に加
熱後の冷却温度が高い程、白濁化不良が発生しやすい傾
向にあり、特に、白濁化温度に加熱後冷却温度が45℃
よりそれ以上の温度で冷却すると、白濁化が著しく悪く
なることを知見して本発明に至った。
の現象について検討を重ねた結果、図2のグラフを得
た。この図2より、白濁化工程における白濁化温度に加
熱後の冷却温度が高い程、白濁化不良が発生しやすい傾
向にあり、特に、白濁化温度に加熱後冷却温度が45℃
よりそれ以上の温度で冷却すると、白濁化が著しく悪く
なることを知見して本発明に至った。
【0006】本発明の請求項1に記載の発明は、支持体
上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に分散された有機低
分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可逆的
に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録材料の白濁化
方法において、該可逆性感熱記録材料を白濁化温度に加
熱した後45℃以下の温度に冷却することを特徴とす
る。
上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に分散された有機低
分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が可逆的
に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録材料の白濁化
方法において、該可逆性感熱記録材料を白濁化温度に加
熱した後45℃以下の温度に冷却することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1の白濁化温度に加熱後、37℃以下の温度に冷
却することを特徴とする。
請求項1の白濁化温度に加熱後、37℃以下の温度に冷
却することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の請求項3に記載の発明は
支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に分散された
有機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が
可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録材料を
白濁化温度に加熱する加熱手段と、上記加熱後に上記可
逆性感熱記録材料を45℃以下の温度に冷却する冷却手
段とを供えたことを特徴とする。
支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材中に分散された
有機低分子物質を主成分とし、温度に依存して透明度が
可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性感熱記録材料を
白濁化温度に加熱する加熱手段と、上記加熱後に上記可
逆性感熱記録材料を45℃以下の温度に冷却する冷却手
段とを供えたことを特徴とする。
【0009】以下、本発明をさらに詳しく説明する。本
発明の可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置
は、前記のごとき透明度変化(透明状態、白濁不透明状
態)を利用しており、この透明状態と白濁不透明状態と
の違いは次のように推測される。
発明の可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置
は、前記のごとき透明度変化(透明状態、白濁不透明状
態)を利用しており、この透明状態と白濁不透明状態と
の違いは次のように推測される。
【0010】すなわち、(i)透明の場合には樹脂母材
中に分散された有機低分子物質の粒子は有機低分子物質
の大きな粒子で構成されており、片側から入射した光は
散乱されることなく反対側に透過するため透明に見える
こと、また、(ii)白濁の場合には有機低分子物質の
粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結晶で
構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向い
ているため、片側から入射した光は有機低分子物質粒子
の結晶の界面で何度も屈折し散乱されるため白く見える
こと、等に由来している。
中に分散された有機低分子物質の粒子は有機低分子物質
の大きな粒子で構成されており、片側から入射した光は
散乱されることなく反対側に透過するため透明に見える
こと、また、(ii)白濁の場合には有機低分子物質の
粒子は有機低分子物質の微細な結晶が集合した多結晶で
構成され、個々の結晶の結晶軸がいろいろな方向を向い
ているため、片側から入射した光は有機低分子物質粒子
の結晶の界面で何度も屈折し散乱されるため白く見える
こと、等に由来している。
【0011】図1(熱による透明度の変化を表わしてい
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT
0 以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度T
2 に加熱すると透明になり、この状態で再びT0 以下の
常温に戻しても透明のままである。これは温度T2 から
T0 以下に至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経
て多結晶から単結晶へと結晶が成長するためと考えられ
る。更にT3 以上の温度に加熱すると、最大透明度と最
大不透明度との中間の半透明状態になる。次に、この温
度を下げていくと、再び透明状態をとることなく最初の
白濁不透明状態に戻る。これは温度T3以上で有機低分
子物質が溶融後、冷却されることにより多結晶が析出す
るためであると考えられる。なお、この不透明状態のも
のをT1 〜T2 間の温度に加熱した後、常温即ちT0 以
下の温度に冷却した場合には透明と不透明との中間の状
態をとることができる。また、前記常温で透明になった
ものも再びT3 以上の温度に加熱した後常温に戻せば、
再び白濁不透明状態に戻る。即ち、常温で不透明及び透
明の両形態並びにその中間状態をとることができる。従
って、熱を選択的に与えることによりこの感熱層を選択
的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透明画像を形
成することができ、その変化は何回も繰り返すことが可
能である。
る)において、樹脂母材と、この樹脂母材中に分散され
た有機低分子物質とを主成分とする感熱層は、例えばT
0 以下の常温では白濁不透明状態にある。これを温度T
2 に加熱すると透明になり、この状態で再びT0 以下の
常温に戻しても透明のままである。これは温度T2 から
T0 以下に至るまでに有機低分子物質が半溶融状態を経
て多結晶から単結晶へと結晶が成長するためと考えられ
る。更にT3 以上の温度に加熱すると、最大透明度と最
大不透明度との中間の半透明状態になる。次に、この温
度を下げていくと、再び透明状態をとることなく最初の
白濁不透明状態に戻る。これは温度T3以上で有機低分
子物質が溶融後、冷却されることにより多結晶が析出す
るためであると考えられる。なお、この不透明状態のも
のをT1 〜T2 間の温度に加熱した後、常温即ちT0 以
下の温度に冷却した場合には透明と不透明との中間の状
態をとることができる。また、前記常温で透明になった
ものも再びT3 以上の温度に加熱した後常温に戻せば、
再び白濁不透明状態に戻る。即ち、常温で不透明及び透
明の両形態並びにその中間状態をとることができる。従
って、熱を選択的に与えることによりこの感熱層を選択
的に加熱し、透明地に白濁画像、白濁地に透明画像を形
成することができ、その変化は何回も繰り返すことが可
能である。
【0012】以上可逆性感熱記録材料の透明−白濁化の
メカニズムより本発明の理由について推察する。白濁化
温度に加熱後、冷却法の違いで白濁化に差が生じる現象
は、感熱層中の有機低分子物質が加熱〜冷却工程、即ち
溶融〜凝固の過程で有機低分子物質の結晶構造に違いが
生じ白濁化に差が発生したと考える。具体的には、白濁
化温度に加熱後低い温度で冷却、即ち急冷条件で冷却す
ると、感熱層中に溶融した有機低分子物質が凝固する過
程で結晶が短時間で成長し、多結晶構造に近い結晶に成
長し析出するため、白濁濃度が向上するためと考えられ
る。逆に高い温度で冷却、即ち徐冷条件で冷却すると、
感熱層中に溶融した有機低分子物質の結晶の成長がおさ
えられ、単結晶構造として析出するため白濁濃度が低く
なると考えられる。
メカニズムより本発明の理由について推察する。白濁化
温度に加熱後、冷却法の違いで白濁化に差が生じる現象
は、感熱層中の有機低分子物質が加熱〜冷却工程、即ち
溶融〜凝固の過程で有機低分子物質の結晶構造に違いが
生じ白濁化に差が発生したと考える。具体的には、白濁
化温度に加熱後低い温度で冷却、即ち急冷条件で冷却す
ると、感熱層中に溶融した有機低分子物質が凝固する過
程で結晶が短時間で成長し、多結晶構造に近い結晶に成
長し析出するため、白濁濃度が向上するためと考えられ
る。逆に高い温度で冷却、即ち徐冷条件で冷却すると、
感熱層中に溶融した有機低分子物質の結晶の成長がおさ
えられ、単結晶構造として析出するため白濁濃度が低く
なると考えられる。
【0013】図2は白濁化温度に加熱後の冷却法と白濁
化の関係について表わしたもので、白濁化温度に加熱後
45℃以下の温度で冷却したものは短時間で白濁化が良
く、5℃以下の温度で冷却したものは白濁濃度がやや向
上する。逆に45℃よりそれ以上の温度で冷却したもの
は長時間冷却しても白濁化が悪い。従って、安定な白濁
化を得る冷却条件としては、白濁化温度加熱後10秒以
下で45℃以下の温度に冷却されることが望ましい。
尚、冷却温度として37℃以下がより好ましい。
化の関係について表わしたもので、白濁化温度に加熱後
45℃以下の温度で冷却したものは短時間で白濁化が良
く、5℃以下の温度で冷却したものは白濁濃度がやや向
上する。逆に45℃よりそれ以上の温度で冷却したもの
は長時間冷却しても白濁化が悪い。従って、安定な白濁
化を得る冷却条件としては、白濁化温度加熱後10秒以
下で45℃以下の温度に冷却されることが望ましい。
尚、冷却温度として37℃以下がより好ましい。
【0014】本発明を実現する画像記録装置を図3
(a)〜(c)に示す。サーマルヘッド1により可逆性
感熱記録材料2を白濁化温度に加熱させた後冷却装置4
により冷却し白濁化させた後、消去装置5により消去さ
せる、繰り返し可能な画像記録装置であって、冷却方式
として以下3方式が提案される。
(a)〜(c)に示す。サーマルヘッド1により可逆性
感熱記録材料2を白濁化温度に加熱させた後冷却装置4
により冷却し白濁化させた後、消去装置5により消去さ
せる、繰り返し可能な画像記録装置であって、冷却方式
として以下3方式が提案される。
【0015】図3(a)は冷却装置4として冷却ロール
を装設した画像記録装置を示し、図3(b)は冷却装置
4として冷却板を装設した画像記録装置を示し、図3
(c)は冷却装置4として冷風発生手段を装設した画像
記録装置の概略構成を示す。図3(a)及び図3(b)
の冷却の冷媒として水、アルコール等が用いられ、それ
ぞれ冷却温度が任意に変更可能な装置となっている。
又、図3(c)の冷却装置は非接触のため冷却効果が弱
く、そのため風量コントロールが任意に変更可能な装置
となっている。又、冷却効率をより安定にするため上下
より冷風を当てる方式が望ましい。
を装設した画像記録装置を示し、図3(b)は冷却装置
4として冷却板を装設した画像記録装置を示し、図3
(c)は冷却装置4として冷風発生手段を装設した画像
記録装置の概略構成を示す。図3(a)及び図3(b)
の冷却の冷媒として水、アルコール等が用いられ、それ
ぞれ冷却温度が任意に変更可能な装置となっている。
又、図3(c)の冷却装置は非接触のため冷却効果が弱
く、そのため風量コントロールが任意に変更可能な装置
となっている。又、冷却効率をより安定にするため上下
より冷風を当てる方式が望ましい。
【0016】次に本発明を実現する製造装置を図4
(a)〜(c)に示す。樹脂母材及びこの樹脂母材中に
分散された有機低分子物質を主成分とした塗料をコーテ
ィングヘッド6により支持体上に塗工し第1乾燥ボック
ス7にて白濁化温度に加熱後、冷却装置4により冷却し
白濁化させる製造装置であって、白濁化のための冷却設
備として以下3方式が提案される。
(a)〜(c)に示す。樹脂母材及びこの樹脂母材中に
分散された有機低分子物質を主成分とした塗料をコーテ
ィングヘッド6により支持体上に塗工し第1乾燥ボック
ス7にて白濁化温度に加熱後、冷却装置4により冷却し
白濁化させる製造装置であって、白濁化のための冷却設
備として以下3方式が提案される。
【0017】図4(a)は冷却手段4として冷却ロール
を装設した製造装置の概略構成を示し、図4(b)は冷
却手段4として冷却板を装設した製造装置の概略構成を
示し、図4(c)は冷却手段4として冷風発生手段を装
設した製造装置の概略構成を示す。図4(a)及び図4
(b)の冷却の冷媒として水、アルコール等が用いら
れ、それぞれ冷却温度が任意に変更可能な装置となって
いる。又図4(c)の冷却装置は非接触方式のため冷却
効果が弱く、そのため風量コントロールが任意に変更可
能な装置となっている。又、冷却効率をより安定にする
ため上下より冷風を当てる方式が望ましい。
を装設した製造装置の概略構成を示し、図4(b)は冷
却手段4として冷却板を装設した製造装置の概略構成を
示し、図4(c)は冷却手段4として冷風発生手段を装
設した製造装置の概略構成を示す。図4(a)及び図4
(b)の冷却の冷媒として水、アルコール等が用いら
れ、それぞれ冷却温度が任意に変更可能な装置となって
いる。又図4(c)の冷却装置は非接触方式のため冷却
効果が弱く、そのため風量コントロールが任意に変更可
能な装置となっている。又、冷却効率をより安定にする
ため上下より冷風を当てる方式が望ましい。
【0018】本発明の可逆性感熱記録材料を作るには、
例えば下記の方法により、前記支持体上に感熱層を皮膜
として形成するかあるいはシート状として成形すること
により製造することができる。 1)樹脂母材及び有機低分子物質を溶媒中に溶解し、こ
れを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜あるいは
シート状とする方法。 2)樹脂母材のみを溶解させる溶媒に、樹脂母材を溶解
させ、その中に有機低分子物質を種々の方法で粉砕又は
分散し、これを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮
膜あるいはシート状とする方法。
例えば下記の方法により、前記支持体上に感熱層を皮膜
として形成するかあるいはシート状として成形すること
により製造することができる。 1)樹脂母材及び有機低分子物質を溶媒中に溶解し、こ
れを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮膜あるいは
シート状とする方法。 2)樹脂母材のみを溶解させる溶媒に、樹脂母材を溶解
させ、その中に有機低分子物質を種々の方法で粉砕又は
分散し、これを支持部材上に塗布し、溶媒を蒸発させ皮
膜あるいはシート状とする方法。
【0019】感熱層又は感熱記録材料作成用溶剤として
は、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種々選
択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩
化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられ
る。なお、分散液を使用した場合はもちろんであるが、
溶液を使用した場合も得られる感熱層中では有機低分子
物質は微粒子として析出し、分散状態で存在する。
は、樹脂母材及び有機低分子物質の種類によって種々選
択できるが、例えばテトラヒドロフラン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、クロロホルム、四塩
化炭素、エタノール、トルエン、ベンゼン等が挙げられ
る。なお、分散液を使用した場合はもちろんであるが、
溶液を使用した場合も得られる感熱層中では有機低分子
物質は微粒子として析出し、分散状態で存在する。
【0020】本発明において、可逆性感熱記録材料の感
熱層の樹脂母材に用いられる樹脂は皮膜またはシートを
形成することができ透明性が良く、機械的に安定な樹脂
が好ましい。このような樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリレ
ート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデ
ン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリアクリ
レート又はポリメタクリレート或いはアクリレート−メ
タクリレート共重合体;シリコーン樹脂等が挙げられ
る。これらは単独で或いは2種以上混合して使用され
る。
熱層の樹脂母材に用いられる樹脂は皮膜またはシートを
形成することができ透明性が良く、機械的に安定な樹脂
が好ましい。このような樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−アクリレ
ート共重合体等の塩化ビニル系共重合体;ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデ
ン系共重合体;ポリエステル;ポリアミド;ポリアクリ
レート又はポリメタクリレート或いはアクリレート−メ
タクリレート共重合体;シリコーン樹脂等が挙げられ
る。これらは単独で或いは2種以上混合して使用され
る。
【0021】一方、有機低分子物質としては記録層中で
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図1に示し
た温度T1 〜T3 の範囲で変化するもの)であればよ
く、一般に融点30〜200℃、好ましくは50〜15
0℃程度のものが使用される。このような有機低分子物
質としては、アルカノール;アルカンジオール;ハロゲ
ンアルカノールまたはハロゲンアルカンジオール;アル
キルアミン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲン
アルカン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シク
ロアルカン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和ま
たは不飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステ
ル、アミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロ
ゲン脂肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモ
ニウム塩;アリールカルボン酸またはそれらのエステ
ル、アミド又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボ
ン酸またはそれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;チオアルコール;チオカルボン酸又はそれらのエス
テル、アミンまたはアンモニウム塩;チオアルコールの
カルボン酸エステル等が挙げられる。これらは単独で又
は2種以上混合して使用される。これらの化合物の炭素
数は10〜60、好ましくは10〜38、特に10〜3
0が好ましい。エステル中のアルコール基部分は飽和し
ていてもよく、飽和していなくてもよく、またハロゲン
置換されていてもよい。いずれにしても有機低分子物質
は分子中に酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少なくとも
1種、例えば−OH,−COOH,−CONH,−CO
OR,−NH,−NH2 ,−S−,−S−S−,−O
−,ハロゲン等を含む化合物であることが好ましい。
熱により多結晶から単結晶に変化するもの(図1に示し
た温度T1 〜T3 の範囲で変化するもの)であればよ
く、一般に融点30〜200℃、好ましくは50〜15
0℃程度のものが使用される。このような有機低分子物
質としては、アルカノール;アルカンジオール;ハロゲ
ンアルカノールまたはハロゲンアルカンジオール;アル
キルアミン;アルカン;アルケン;アルキン;ハロゲン
アルカン;ハロゲンアルケン;ハロゲンアルキン;シク
ロアルカン;シクロアルケン;シクロアルキン;飽和ま
たは不飽和モノまたはジカルボン酸又はこれらのエステ
ル、アミド又はアンモニウム塩;飽和または不飽和ハロ
ゲン脂肪酸またはこれらのエステル、アミド又はアンモ
ニウム塩;アリールカルボン酸またはそれらのエステ
ル、アミド又はアンモニウム塩;ハロゲンアリルカルボ
ン酸またはそれらのエステル、アミド又はアンモニウム
塩;チオアルコール;チオカルボン酸又はそれらのエス
テル、アミンまたはアンモニウム塩;チオアルコールの
カルボン酸エステル等が挙げられる。これらは単独で又
は2種以上混合して使用される。これらの化合物の炭素
数は10〜60、好ましくは10〜38、特に10〜3
0が好ましい。エステル中のアルコール基部分は飽和し
ていてもよく、飽和していなくてもよく、またハロゲン
置換されていてもよい。いずれにしても有機低分子物質
は分子中に酸素、窒素、硫黄及びハロゲンの少なくとも
1種、例えば−OH,−COOH,−CONH,−CO
OR,−NH,−NH2 ,−S−,−S−S−,−O
−,ハロゲン等を含む化合物であることが好ましい。
【0022】更に具体的には、これら化合物としてはラ
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ヘンイコサン酸、トリコサン酸、リ
グノセリン酸、ペンタコサン酸、セロチン酸、ヘプタコ
サン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸等の高級
脂肪酸;ステアリン酸メチル、ステアリン酸テトラデシ
ル、ステアリン酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシ
ル、パルミチン酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の
高級脂肪酸のエステル;
ウリン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ノナデカ
ン酸、アラキン酸、ヘンイコサン酸、トリコサン酸、リ
グノセリン酸、ペンタコサン酸、セロチン酸、ヘプタコ
サン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸等の高級
脂肪酸;ステアリン酸メチル、ステアリン酸テトラデシ
ル、ステアリン酸オクタデシル、ラウリン酸オクタデシ
ル、パルミチン酸テトラデシル、ベヘン酸ドデシル等の
高級脂肪酸のエステル;
【0023】
【化1】
【0024】等のエーテル又はチオエーテル等がある。
中でも本発明では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ペン
タデカン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンイコサン
酸、トリコサン酸、リグノセリン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸が好ましく、炭
素数16〜24の高級脂肪酸が更に好ましい。
中でも本発明では高級脂肪酸、特にパルミチン酸、ペン
タデカン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンイコサン
酸、トリコサン酸、リグノセリン酸、ステアリン酸、ベ
ヘン酸等の炭素数16以上の高級脂肪酸が好ましく、炭
素数16〜24の高級脂肪酸が更に好ましい。
【0025】また先に挙げた有機低分子物質の中の一種
を有機低分子物質として用い、別の種類の有機低分子物
質を結晶成長を制御する物質として用いることもでき
る。例えばステアリン酸を有機低分子物質とし、ステア
リルアルコールを結晶成長を制御する物質として用い
る。有機低分子物質とこの有機低分子物質の結晶成長を
制御する物質は重量比で1:0.1〜1:0.8程度が
好ましい。有機低分子物質の結晶成長を制御する物質が
これ以下になると透明になる温度範囲又はエネルギー範
囲を広くすることができないし、これ以上になると不透
明度が低下する。
を有機低分子物質として用い、別の種類の有機低分子物
質を結晶成長を制御する物質として用いることもでき
る。例えばステアリン酸を有機低分子物質とし、ステア
リルアルコールを結晶成長を制御する物質として用い
る。有機低分子物質とこの有機低分子物質の結晶成長を
制御する物質は重量比で1:0.1〜1:0.8程度が
好ましい。有機低分子物質の結晶成長を制御する物質が
これ以下になると透明になる温度範囲又はエネルギー範
囲を広くすることができないし、これ以上になると不透
明度が低下する。
【0026】なお、感熱層中の有機低分子物質と樹脂母
材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好まし
く、1:1〜1:3が更に好ましい。樹脂母材の比率が
これ以下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持
した膜に形成することが困難となり、またこれ以上にな
ると、有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困
難になる。
材との割合は、重量比で2:1〜1:16程度が好まし
く、1:1〜1:3が更に好ましい。樹脂母材の比率が
これ以下になると、有機低分子物質を樹脂母材中に保持
した膜に形成することが困難となり、またこれ以上にな
ると、有機低分子物質の量が少ないため、不透明化が困
難になる。
【0027】感熱層の厚みは1〜3μmが好ましく、2
〜20μmがさらに好ましい。感熱層が厚すぎると層内
での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難とな
る。また、感熱層が薄すぎると白濁度が低下しコントラ
ストが低くなる。更に、感熱層中の有機低分子物質の量
を増加させると白濁度を増すことができる。
〜20μmがさらに好ましい。感熱層が厚すぎると層内
での熱の分布が発生し均一に透明化することが困難とな
る。また、感熱層が薄すぎると白濁度が低下しコントラ
ストが低くなる。更に、感熱層中の有機低分子物質の量
を増加させると白濁度を増すことができる。
【0028】感熱層には以上の成分の他に、透明画像の
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤等の
添加物を添加することができる。これらの添加物の具体
例は次の通りである。
形成を容易にするために、界面活性剤、高沸点溶剤等の
添加物を添加することができる。これらの添加物の具体
例は次の通りである。
【0029】高沸点溶剤の例:リン酸トリブチル、リン
酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リ
ン酸トリクレジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
ヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2
−エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジ
オクチルデシル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチ
ルベンジル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−
ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼラ
イン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、
セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコ
ールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−
エチルブチラート、アセチルリシノール酸メチル、アセ
チルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコ
レート、アセチルクエン酸トルブチル。
酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニル、リ
ン酸トリクレジル、オレイン酸ブチル、フタル酸ジメチ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジ
ヘプチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2
−エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジ
オクチルデシル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチ
ルベンジル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−
ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼラ
イン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチル、
セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジエチレングリコ
ールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−
エチルブチラート、アセチルリシノール酸メチル、アセ
チルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコ
レート、アセチルクエン酸トルブチル。
【0030】界面活性剤、その他の添加物の例:多価ア
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa,Ca,Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa,Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オリゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト〜アミン含有モノマー共重合体;スチレン〜無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン〜無水マレイン酸共重合
体。
ルコール高級脂肪酸エステル;多価アルコール高級アル
キルエーテル;多価アルコール高級脂肪酸エステル、高
級アルコール、高級アルキルフェノール、高級脂肪酸高
級アルキルアミン、高級脂肪酸アミド、油脂又はポリプ
ロピレングリコールの低級オレフィンオキサイド付加
物;アセチレングリコール;高級アルキルベンゼンスル
ホン酸のNa,Ca,Ba又はMg塩;高級脂肪酸、芳
香族カルボン酸、高級脂肪酸スルホン酸、芳香族スルホ
ン酸、硫酸モノエステル又はリン酸モノ−又はジ−エス
テルのCa,Ba又はMg塩;低度硫酸化油;ポリ長鎖
アルキルアクリレート;アクリル系オリゴマー;ポリ長
鎖アルキルメタクリレート;長鎖アルキルメタクリレー
ト〜アミン含有モノマー共重合体;スチレン〜無水マレ
イン酸共重合体;オレフィン〜無水マレイン酸共重合
体。
【0031】また、本発明の感熱層上に、サーマルヘッ
ド等の書き込み法による加熱手段の熱と圧力で表面が変
形して透明部の透明度が低下するのを防ぐため、従来の
可逆性感熱記録材料と同様に保護層を設けても良い。保
護層の厚さは1〜15μm、好ましくは2〜10μm程
度が適当である。なお、保護層の厚さが1μm未満では
感熱層を保護層とすることができなくなり、また15μ
mを越えると感熱層の熱感度が低下する。感熱層上に積
層する保護層の材料としては、シリコーン系ゴム、シリ
コーン樹脂、ポリシロキサングラフトポリマーや紫外線
硬化樹脂又は電子線硬化樹脂等が挙げられる。いずれの
場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶剤は、感熱層
の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しにくいほうが望
ましい。感熱層の樹脂及び有機低分子物質を溶解しにく
い溶剤としてはn−ヘキサン、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙げられ、
特にアルコール系の溶剤がコスト面から望ましい。
ド等の書き込み法による加熱手段の熱と圧力で表面が変
形して透明部の透明度が低下するのを防ぐため、従来の
可逆性感熱記録材料と同様に保護層を設けても良い。保
護層の厚さは1〜15μm、好ましくは2〜10μm程
度が適当である。なお、保護層の厚さが1μm未満では
感熱層を保護層とすることができなくなり、また15μ
mを越えると感熱層の熱感度が低下する。感熱層上に積
層する保護層の材料としては、シリコーン系ゴム、シリ
コーン樹脂、ポリシロキサングラフトポリマーや紫外線
硬化樹脂又は電子線硬化樹脂等が挙げられる。いずれの
場合も、塗布時に溶剤を用いるが、その溶剤は、感熱層
の樹脂ならびに有機低分子物質を溶解しにくいほうが望
ましい。感熱層の樹脂及び有機低分子物質を溶解しにく
い溶剤としてはn−ヘキサン、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等が挙げられ、
特にアルコール系の溶剤がコスト面から望ましい。
【0032】更に、保護層形成液の溶剤やモノマー成分
等から可逆性記録材料を保護するために、保護層と可逆
性記録材料との間に中間層を設けることができる(特開
平1−133781号公報に記載)。中間層の材料とし
ては感熱層中の樹脂母材として挙げたものの他に下記の
ような熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。
即ち、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、ポリウレタン、飽和ポリエステル、不飽和ポリエ
ステル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリアミド等が挙げられる。中間層の厚さは用途
により異なるが0.1〜2μmくらいが好ましい。これ
以下になると、保護効果が下がり、これ以上となると熱
感度が低下する。
等から可逆性記録材料を保護するために、保護層と可逆
性記録材料との間に中間層を設けることができる(特開
平1−133781号公報に記載)。中間層の材料とし
ては感熱層中の樹脂母材として挙げたものの他に下記の
ような熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用可能である。
即ち、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラ
ール、ポリウレタン、飽和ポリエステル、不飽和ポリエ
ステル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリアミド等が挙げられる。中間層の厚さは用途
により異なるが0.1〜2μmくらいが好ましい。これ
以下になると、保護効果が下がり、これ以上となると熱
感度が低下する。
【0033】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を説明する。な
お、ここでの部及び%はいずれも重量基準である。 実施例1 厚さ50μmのPETフィルム上に、 ステアリン酸 6部 エイコサン2酸 4部 フタル酸ジイソデシル 2部 塩化ビニル−酢酸ビニル−リンエステル共重合体 20部 (電気化学工業社製デンカビジール#1000P) THF 150部 トルエン 15部 なる溶液をワイヤーバーヘッドにより塗工し、乾燥時1
20g/m2 の付着量を得た。次いで120℃の温度で
加熱乾燥した後、冷却ロール(温度15℃,接触時間5
秒間)にて冷却し、本発明の可逆性感熱記録材料を作成
した。
お、ここでの部及び%はいずれも重量基準である。 実施例1 厚さ50μmのPETフィルム上に、 ステアリン酸 6部 エイコサン2酸 4部 フタル酸ジイソデシル 2部 塩化ビニル−酢酸ビニル−リンエステル共重合体 20部 (電気化学工業社製デンカビジール#1000P) THF 150部 トルエン 15部 なる溶液をワイヤーバーヘッドにより塗工し、乾燥時1
20g/m2 の付着量を得た。次いで120℃の温度で
加熱乾燥した後、冷却ロール(温度15℃,接触時間5
秒間)にて冷却し、本発明の可逆性感熱記録材料を作成
した。
【0034】実施例2 実施例1の冷却ロールの温度を37℃に変えた以外は実
施例1と同様にして本発明の可逆性感熱記録材料を作成
した。
施例1と同様にして本発明の可逆性感熱記録材料を作成
した。
【0035】実施例3 実施例1の冷却ロールの温度を5℃に変えた以外は実施
例1と同様にして本発明の可逆性感熱記録材料を作成し
た。
例1と同様にして本発明の可逆性感熱記録材料を作成し
た。
【0036】実施例4 実施例1の冷却ロールの代わりに冷却板(温度15℃,
接触時間2秒間)にて冷却し、本発明の可逆性感熱記録
材料を作成した。
接触時間2秒間)にて冷却し、本発明の可逆性感熱記録
材料を作成した。
【0037】実施例5 実施例1の冷却ロールの代わりに冷風(温度15℃,風
量10m/s,冷却時間5秒間)にて冷却し、本発明の
可逆性感熱記録材料を作成した。
量10m/s,冷却時間5秒間)にて冷却し、本発明の
可逆性感熱記録材料を作成した。
【0038】比較例1 実施例1の冷却ロールの条件を温度40℃,接触時間5
秒間に変えた以外は実施例1と同様にして比較の可逆性
感熱記録材料を作成した。
秒間に変えた以外は実施例1と同様にして比較の可逆性
感熱記録材料を作成した。
【0039】比較例2 実施例1の冷却ロールを使用しない以外は実施例1と同
様にして比較の可逆性感熱記録材料を作成した。
様にして比較の可逆性感熱記録材料を作成した。
【0040】以上のように作成した可逆性感熱記録材料
の白濁化濃度をマクベス反射型濃度計(RD−514)
で測定した結果を下記の[表1]に示す。
の白濁化濃度をマクベス反射型濃度計(RD−514)
で測定した結果を下記の[表1]に示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例6 実施例1の可逆性感熱記録材料を透明化温度に加熱冷却
し透明化した後 ポリアミド樹脂(東レ社製CM−8000) 5部 メチルアルコール 90部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し加熱乾燥して約
0.3μm厚の中間層を設け、さらにその上にウレタン
アクリレート系紫外線硬化性樹脂の酢酸ブチル溶液(大
日本インキ化学工業社製ユニディックC7−157)を
ワイヤーバーにて塗布し加熱乾燥後、80W/cmの紫
外線ランプで紫外線を3秒間照射して約3μm厚のオー
バーコート層を設け、本発明の可逆性感熱記録材料を作
成した。この可逆性感熱記録材料を用いて、サーマルヘ
ッド(8dot/mm)と冷却ロール(温度15℃,接
触時間2秒間)を装設した画像記録装置にて白濁化させ
た。
し透明化した後 ポリアミド樹脂(東レ社製CM−8000) 5部 メチルアルコール 90部 よりなる溶液をワイヤーバーで塗布し加熱乾燥して約
0.3μm厚の中間層を設け、さらにその上にウレタン
アクリレート系紫外線硬化性樹脂の酢酸ブチル溶液(大
日本インキ化学工業社製ユニディックC7−157)を
ワイヤーバーにて塗布し加熱乾燥後、80W/cmの紫
外線ランプで紫外線を3秒間照射して約3μm厚のオー
バーコート層を設け、本発明の可逆性感熱記録材料を作
成した。この可逆性感熱記録材料を用いて、サーマルヘ
ッド(8dot/mm)と冷却ロール(温度15℃,接
触時間2秒間)を装設した画像記録装置にて白濁化させ
た。
【0043】実施例7 実施例6の冷却ロール条件を温度37℃に変えた以外は
実施例6と同様にして白濁化させた。
実施例6と同様にして白濁化させた。
【0044】実施例8 実施例6の冷却ロールを冷却板(温度15℃,接触時間
2秒間)に変えた画像記録装置にて実施例6と同様にし
て白濁化した。
2秒間)に変えた画像記録装置にて実施例6と同様にし
て白濁化した。
【0045】実施例9 実施例6の冷却ロールを冷風(温度20℃,風量5m/
s,冷却時間2秒間)に変えた画像記録装置にて実施例
6と同様にして白濁化した。
s,冷却時間2秒間)に変えた画像記録装置にて実施例
6と同様にして白濁化した。
【0046】比較例3 実施例6の冷却ロール条件を温度40℃に変えた以外は
実施例6と同様にして白濁化した。
実施例6と同様にして白濁化した。
【0047】比較例4 実施例6の画像記録装置の冷却ロール装置をなくした以
外は実施例6と同様にして白濁化した。
外は実施例6と同様にして白濁化した。
【0048】以上のようにして記録した可逆性感熱記録
材料の白濁化濃度をマクベス反射型濃度計(RD−51
4)にて測定した結果を下記の[表2]に示す。
材料の白濁化濃度をマクベス反射型濃度計(RD−51
4)にて測定した結果を下記の[表2]に示す。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】以上のように白濁化温度に加熱後、冷却
装置及び条件を設定することにより、製造工程において
は白濁化が短時間で可能となり、白濁化の再加工がなく
なり、製造コスト低下の効果が得られる。更に、画像記
録においても、冷却装置及び条件を設定することによ
り、短時間で白濁化が可能で、かつ白濁化濃度が向上
し、高コントラスト画像が得られるという効果がある。
装置及び条件を設定することにより、製造工程において
は白濁化が短時間で可能となり、白濁化の再加工がなく
なり、製造コスト低下の効果が得られる。更に、画像記
録においても、冷却装置及び条件を設定することによ
り、短時間で白濁化が可能で、かつ白濁化濃度が向上
し、高コントラスト画像が得られるという効果がある。
【図1】熱可逆性感熱記録材料の特性説明図である。
【図2】白濁化温度に加熱後の冷却法と白濁濃度の関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図3】本発明に係る画像記録装置を示す概略説明図で
あり、(a)は冷却ロール方式を、(b)は冷却板方式
を、(c)は冷風方式を示す。
あり、(a)は冷却ロール方式を、(b)は冷却板方式
を、(c)は冷風方式を示す。
【図4】本発明を実現させる製造装置を示す概略説明図
であり、(a)は冷却ロール方式を、(b)は冷却板方
式を、(c)は冷風方式を示す。
であり、(a)は冷却ロール方式を、(b)は冷却板方
式を、(c)は冷風方式を示す。
1 サーマルヘッド 2 可逆性感熱記録材料 3 プラテンロール 4 冷却装置 5 消去装置 6 コーティングヘッド 7 第1乾燥ボックス 8 第2乾燥ボックス
フロントページの続き (72)発明者 山田 信夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材
中に分散された有機低分子物質を主成分とし、温度に依
存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性
感熱記録材料の白濁化方法において、該可逆性感熱記録
材料を白濁化温度に加熱した後45℃以下の温度に冷却
することを特徴とする可逆性感熱記録材料の白濁化法。 - 【請求項2】 請求項1の白濁化温度に加熱後、37℃
以下の温度に冷却することを特徴とする可逆性感熱記録
材料の白濁化法。 - 【請求項3】 支持体上に、樹脂母材及びこの樹脂母材
中に分散された有機低分子物質を主成分とし、温度に依
存して透明度が可逆的に変化する感熱層を設けた可逆性
感熱記録材料を白濁化温度に加熱する加熱手段と、上記
加熱後に上記可逆性感熱記録材料を45℃以下の温度に
冷却する冷却手段とを供えたことを特徴とする可逆性感
熱記録材料の画像記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18995392A JPH068622A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18995392A JPH068622A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068622A true JPH068622A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16249963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18995392A Pending JPH068622A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 可逆性感熱記録材料の白濁化法及び画像記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068622A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160072543A (ko) | 2014-12-15 | 2016-06-23 | (주)멜리오유니온랜드 | 원형 멀티 룸 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP18995392A patent/JPH068622A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160072543A (ko) | 2014-12-15 | 2016-06-23 | (주)멜리오유니온랜드 | 원형 멀티 룸 |
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