JPH0686631B2 - 磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPH0686631B2 JPH0686631B2 JP63112551A JP11255188A JPH0686631B2 JP H0686631 B2 JPH0686631 B2 JP H0686631B2 JP 63112551 A JP63112551 A JP 63112551A JP 11255188 A JP11255188 A JP 11255188A JP H0686631 B2 JPH0686631 B2 JP H0686631B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気機器の鐵芯として用いられる一方向性電
磁鋼板の製造に際し、基本的冶金現象として利用される
二次再結晶の発現に対して有効な析出物(一般にインヒ
ビターと呼ばれている)として新規な成分組成とそれを
前提とするプロセスに関する。
磁鋼板の製造に際し、基本的冶金現象として利用される
二次再結晶の発現に対して有効な析出物(一般にインヒ
ビターと呼ばれている)として新規な成分組成とそれを
前提とするプロセスに関する。
一方向性電磁鋼板は、鋼板面が{110}面で圧延方向に
<001>軸を有する所謂ゴス方位(ミラー指数で{110}
<001>方位と表す)を持つ結晶粒から構成されてお
り、軟磁性材料として変圧器および電機用の鐵芯に使用
される。
<001>軸を有する所謂ゴス方位(ミラー指数で{110}
<001>方位と表す)を持つ結晶粒から構成されてお
り、軟磁性材料として変圧器および電機用の鐵芯に使用
される。
この鋼板は、磁気特性として磁化特性と鐵損特性が良好
でなければならない。
でなければならない。
磁化特性の良否は、かけられた一定の磁場の下で鐵芯内
に誘起される磁束密度で決まり、磁束密度が高い製品
(一方向性電磁鋼板)を用いると鐵芯を小型化できる。
に誘起される磁束密度で決まり、磁束密度が高い製品
(一方向性電磁鋼板)を用いると鐵芯を小型化できる。
磁束密度が高い鋼板は、結晶粒の方位を{110}<001>
に高度に揃えることによって得られる。
に高度に揃えることによって得られる。
鐵損は、鐵芯に所定の交流磁場を与えたときに熱エネル
ギとして消費される電力損失であり、その良否に対し
て、磁束密度、板厚、鋼中の不純物量、比抵抗、結晶粒
度等が影響する。
ギとして消費される電力損失であり、その良否に対し
て、磁束密度、板厚、鋼中の不純物量、比抵抗、結晶粒
度等が影響する。
磁束密度が高い鋼板は、電機機器の鐵芯を小さくできる
とともに鐵損も低くなるから望ましく、当該分野ではで
きる限り磁束密度の高い製品を低コストで製造する方法
の開発が課題となっている。
とともに鐵損も低くなるから望ましく、当該分野ではで
きる限り磁束密度の高い製品を低コストで製造する方法
の開発が課題となっている。
処で、一方向性電磁鋼板は、スラブを熱間圧延して得ら
れる熱延板を適切な冷間圧延と焼鈍との組合せにより最
終板厚とした鋼板を仕上焼鈍することにより、{110}
<001>方位を有する一次再結晶粒を選択成長させる所
謂二次再結晶によって得られる。
れる熱延板を適切な冷間圧延と焼鈍との組合せにより最
終板厚とした鋼板を仕上焼鈍することにより、{110}
<001>方位を有する一次再結晶粒を選択成長させる所
謂二次再結晶によって得られる。
二次再結晶は、二次再結晶前の鋼板中に微細な析出物、
たとえばMnS,AlN,MnSe,(Al,Si)N,Cu2S等が存在するこ
と或はSn,Sb等の粒界存在型の元素が存在することによ
って達成される。これら析出物、粒界存在型の元素は、
J.E.May and D.Turnbull (Trans.Met.Soc.AIME 212(1
958) p769/781)によって説明されているように、仕上
焼鈍工程で{110}<001>方位以外の一次再結晶粒の成
長を抑え、{110}<001>方位粒を選択的に成長させる
機能を持つ。
たとえばMnS,AlN,MnSe,(Al,Si)N,Cu2S等が存在するこ
と或はSn,Sb等の粒界存在型の元素が存在することによ
って達成される。これら析出物、粒界存在型の元素は、
J.E.May and D.Turnbull (Trans.Met.Soc.AIME 212(1
958) p769/781)によって説明されているように、仕上
焼鈍工程で{110}<001>方位以外の一次再結晶粒の成
長を抑え、{110}<001>方位粒を選択的に成長させる
機能を持つ。
このような、粒成長の抑制効果は、一般にインヒビター
効果と呼ばれている。
効果と呼ばれている。
従って、当該分野における研究開発の重点課題は、如何
なる種類の析出物或は粒界存在型の元素を用いて二次再
結晶を安定させるか、そして正確な{110}<001>方位
粒の存在割合を高めるために、それらの適切な存在状態
を如何に達成するかにある。
なる種類の析出物或は粒界存在型の元素を用いて二次再
結晶を安定させるか、そして正確な{110}<001>方位
粒の存在割合を高めるために、それらの適切な存在状態
を如何に達成するかにある。
特に、最近では、一種類の析出物による{110}<001>
方位の高度な制御に限界がある処から、種々の析出物に
ついて短所、長所を深く解明することにより幾つかの析
出物を有機的に組合せて、より磁束密度の高い製品を安
定してかつ低コストで製造し得る技術の開発が進められ
ている。
方位の高度な制御に限界がある処から、種々の析出物に
ついて短所、長所を深く解明することにより幾つかの析
出物を有機的に組合せて、より磁束密度の高い製品を安
定してかつ低コストで製造し得る技術の開発が進められ
ている。
析出物の種類として、N.F.Littmannは、特公昭30-3651
号公報にまた、J.E.MayおよびD.Turnbullは、Trans.Me
t.Soc.AIME 212(1958) p769/781にMnSを、田口および
坂倉は、特公昭33-4710号公報にAlNとMnSを、Fiedler
は、Trans.Met.Soc.AIME 212(1961) p.1201〜1205にV
Nを、今中らは、特公昭51-13469号公報にMnSe,Sbを、J.
A.Salsgiverらは特公昭57-45818号公報にAlNと硫化銅を
小松らは、特公昭62-45285号公報に(Al,Si)Nを提示
している。その他に、TiS,CrS,CrC,NbC,SiO2等も知られ
ている。
号公報にまた、J.E.MayおよびD.Turnbullは、Trans.Me
t.Soc.AIME 212(1958) p769/781にMnSを、田口および
坂倉は、特公昭33-4710号公報にAlNとMnSを、Fiedler
は、Trans.Met.Soc.AIME 212(1961) p.1201〜1205にV
Nを、今中らは、特公昭51-13469号公報にMnSe,Sbを、J.
A.Salsgiverらは特公昭57-45818号公報にAlNと硫化銅を
小松らは、特公昭62-45285号公報に(Al,Si)Nを提示
している。その他に、TiS,CrS,CrC,NbC,SiO2等も知られ
ている。
一方、粒界存在型の元素として、日本金属学会誌27(19
63)p.186に、斉藤達雄がAs,Sn,Sb等を提示している
が、工業生産においては、これら元素が単独で使用され
る例は無く、何れも析出物と共存させてその補助的効果
を狙って使用される。
63)p.186に、斉藤達雄がAs,Sn,Sb等を提示している
が、工業生産においては、これら元素が単独で使用され
る例は無く、何れも析出物と共存させてその補助的効果
を狙って使用される。
さらに、特徴のあるインヒビターとしては、H.Grenoble
により合衆国特許第3,905,842号(1975)に提示されて
いるもの、H.Fiedlerにより合衆国特許第3,905,843号
(1975)に提示されているものがある。即ち、固溶の
S、B、Nを適当量だけ存在させることによって、磁束
密度の高い一方向性電磁鋼板の製造を可能にしている。
により合衆国特許第3,905,842号(1975)に提示されて
いるもの、H.Fiedlerにより合衆国特許第3,905,843号
(1975)に提示されているものがある。即ち、固溶の
S、B、Nを適当量だけ存在させることによって、磁束
密度の高い一方向性電磁鋼板の製造を可能にしている。
二次再結晶に効果のある析出物の選択基準は、必ずしも
明らかにされていないが、その代表的見解が、松岡によ
り「鐵と鋼」53(1967)p.1007〜1073に述べられてい
る。要約すると、 (1)大きさは、0.1μm程度 (2)必要容積は、0.1vol.%以上 (3)二次再結晶温度域で完全に溶けてしまっても、全
く溶けなくても不可であり、適当な程度固溶することで
ある。
明らかにされていないが、その代表的見解が、松岡によ
り「鐵と鋼」53(1967)p.1007〜1073に述べられてい
る。要約すると、 (1)大きさは、0.1μm程度 (2)必要容積は、0.1vol.%以上 (3)二次再結晶温度域で完全に溶けてしまっても、全
く溶けなくても不可であり、適当な程度固溶することで
ある。
上に述べた種々の析出物は、これらの条件に当てはまる
部分もあるが、全ての現象がこの条件に当てはまるわけ
ではない。本発明の冷間圧延以降に鋼板を窒化するプロ
セスにおいては、上記(1)は重要な意味を持たない。
部分もあるが、全ての現象がこの条件に当てはまるわけ
ではない。本発明の冷間圧延以降に鋼板を窒化するプロ
セスにおいては、上記(1)は重要な意味を持たない。
このように、現状では、析出物の選択をする際の指導原
理は確立しておらず、試行錯誤の繰返しで新しいインヒ
ビター制御技術が探索されている。
理は確立しておらず、試行錯誤の繰返しで新しいインヒ
ビター制御技術が探索されている。
何れにしても、高い磁束密度({110}<001>方位の高
い集積度)を得るためには、析出物を微細で均一かつ多
量に、仕上焼鈍前の鋼板中に存在させることが必要であ
り、析出物の制御と併せその析出物の特性に合致する圧
延、熱処理の適切な組合せにより、二次再結晶前の性状
を調整することが重要である。
い集積度)を得るためには、析出物を微細で均一かつ多
量に、仕上焼鈍前の鋼板中に存在させることが必要であ
り、析出物の制御と併せその析出物の特性に合致する圧
延、熱処理の適切な組合せにより、二次再結晶前の性状
を調整することが重要である。
現在、工業生産されている代表的な一方向性電磁鋼板の
製造方法として3種類あり、それぞれ長所および短所を
もっている。
製造方法として3種類あり、それぞれ長所および短所を
もっている。
第1の製造方法は、M.F.Littmannにより特公昭30-3651
号公報に提示された、MnSをインヒビターとして用いる
2回冷延プロセスである。二次再結晶粒は安定して発達
するけれども、高い磁束密度が得られない。
号公報に提示された、MnSをインヒビターとして用いる
2回冷延プロセスである。二次再結晶粒は安定して発達
するけれども、高い磁束密度が得られない。
第2の製造方法は、田口、坂倉らにより特公昭40-15644
号公報に提示された、AlN+MnSをインヒビターとして用
い、最終冷延を80%を超える強圧下とする1回冷延プロ
セスであり、極めて高い磁束密度が得られるけれども、
工業生産に際して製造条件の適正範囲が狭く、高い磁性
の製品の安定した生産が困難である。
号公報に提示された、AlN+MnSをインヒビターとして用
い、最終冷延を80%を超える強圧下とする1回冷延プロ
セスであり、極めて高い磁束密度が得られるけれども、
工業生産に際して製造条件の適正範囲が狭く、高い磁性
の製品の安定した生産が困難である。
第3の製造方法は、今中らにより特公昭51-13469号公報
に提示された、MnS(および/またはMnSe)+Sbをイン
ヒビターとして用いる2回冷延プロセスであって、比較
的高い磁束密度が得られるけれども、Sb、Seといった有
害かつ高価な元素を使用し、しかも2回冷延法である処
から製造コストが高い。
に提示された、MnS(および/またはMnSe)+Sbをイン
ヒビターとして用いる2回冷延プロセスであって、比較
的高い磁束密度が得られるけれども、Sb、Seといった有
害かつ高価な元素を使用し、しかも2回冷延法である処
から製造コストが高い。
上記3種類の製造方法には、共通する次の問題がある。
即ち、これら製造方法においては、何れも析出物を微細
かつ均一に析出させるために、析出物を一旦固溶させ
る。そのために、スラブ加熱温度が必然的に高くなる。
かつ均一に析出させるために、析出物を一旦固溶させ
る。そのために、スラブ加熱温度が必然的に高くなる。
因みに、第1の製造方法においては、スラブ加熱温度は
1260℃以上であり、第2の製造方法においては、特開昭
48-51852号公報に開示されているように、素材のSi含有
量によるが、Si:3%の場合で1350℃である。第3の製造
方法においても、特開昭51-20716号公報に開示されてい
るように、スラブ加熱温度は1230℃以上であり、高い磁
束密度が得られた実施例によれば1320℃といった極めて
高い温度である。
1260℃以上であり、第2の製造方法においては、特開昭
48-51852号公報に開示されているように、素材のSi含有
量によるが、Si:3%の場合で1350℃である。第3の製造
方法においても、特開昭51-20716号公報に開示されてい
るように、スラブ加熱温度は1230℃以上であり、高い磁
束密度が得られた実施例によれば1320℃といった極めて
高い温度である。
このように、スラブを高温に加熱して析出物を固溶さ
せ、その後の熱間圧延中域は熱処理中に析出させる。
せ、その後の熱間圧延中域は熱処理中に析出させる。
スラブ加熱温度が高くなると、加熱のためのエネルギ消
費が多くなるとともに、ノロの発生による歩留りの低下
といった問題がある他加熱炉の補修コストの増大、設備
稼働率の低下といった問題を惹起する。さらに、特公昭
57-41526号公報に開示されているように、スラブの加熱
温度が高いことに起因して線状の二次再結晶不良部が発
生するため、連続鋳造スラブを使用できないという問題
がある。
費が多くなるとともに、ノロの発生による歩留りの低下
といった問題がある他加熱炉の補修コストの増大、設備
稼働率の低下といった問題を惹起する。さらに、特公昭
57-41526号公報に開示されているように、スラブの加熱
温度が高いことに起因して線状の二次再結晶不良部が発
生するため、連続鋳造スラブを使用できないという問題
がある。
加えて、上記コスト面の問題以上に重要な問題は、鐵損
を低下せしめるべくSi含有量を多く、製品板厚を薄くす
るといった手段を採ると、前記線状の二次再結晶不良部
が多発し、高温スラブ加熱法を前提とするプロセスで
は、将来の鐵損特性向上に希望が持てないことである。
を低下せしめるべくSi含有量を多く、製品板厚を薄くす
るといった手段を採ると、前記線状の二次再結晶不良部
が多発し、高温スラブ加熱法を前提とするプロセスで
は、将来の鐵損特性向上に希望が持てないことである。
かかる問題を解決すべく、特公昭61-60896号公報に、鋼
中のS含有量を少なくすることによって、二次再結晶を
極めて安定させ、高Si化、薄手化を可能ならしめるプロ
セスが提案された。しかしながら、このプロセスにも工
業生産において、磁束密度を高い水準で安定させること
が困難であるという問題がある。
中のS含有量を少なくすることによって、二次再結晶を
極めて安定させ、高Si化、薄手化を可能ならしめるプロ
セスが提案された。しかしながら、このプロセスにも工
業生産において、磁束密度を高い水準で安定させること
が困難であるという問題がある。
一方、H.Grenobleにより合衆国特許第3,905,842号に提
示された方法或はH.Fiedlerにより合衆国特許第3,905,8
43号に提示された方法があるが、これらの技術には本質
的な矛盾があり、工業生産されていない。即ち、この技
術ではインヒビターとして固溶Sを主体としているか
ら、固溶Sを確保するためにMn含有量を低くし、MnSを
形成させないことが必須の要件である。具体的には、Mn
/S≦2.1が必須の要件となる。処で、広く知られている
ように、固溶Sは材料の靱性に極めて悪影響を持つ。従
って、Si含有量が多く、割れ易い一方向性電磁鋼板にあ
っては、このような固溶Sのある状態で材料を冷間圧延
することは、工業生産では極めて困難である。
示された方法或はH.Fiedlerにより合衆国特許第3,905,8
43号に提示された方法があるが、これらの技術には本質
的な矛盾があり、工業生産されていない。即ち、この技
術ではインヒビターとして固溶Sを主体としているか
ら、固溶Sを確保するためにMn含有量を低くし、MnSを
形成させないことが必須の要件である。具体的には、Mn
/S≦2.1が必須の要件となる。処で、広く知られている
ように、固溶Sは材料の靱性に極めて悪影響を持つ。従
って、Si含有量が多く、割れ易い一方向性電磁鋼板にあ
っては、このような固溶Sのある状態で材料を冷間圧延
することは、工業生産では極めて困難である。
前述のように、低コストで、高い磁束密度を有し、将
来、低鐵損の可能性の高い高Si、薄手製品の製造を可能
ならしめるためには、インヒビター設計を再構築する必
要がある。さらに、安定して磁束密度の高い製品を得る
ためには、製造条件による不安定性を除く必要がある。
即ち、1つの製造条件、たとえば冷延圧下率を指定した
とき、高い磁束密度を有する製品を得るための他の条
件、たとえば熱延板焼鈍における冷却条件、脱炭焼鈍温
度等の条件の許容範囲が狭くなることは、電磁鋼板の製
造上不利でありまた、歩留りの低下にも結び付く。これ
らの条件の許容範囲を広くすることが、安定した工業生
産のためには重要である。
来、低鐵損の可能性の高い高Si、薄手製品の製造を可能
ならしめるためには、インヒビター設計を再構築する必
要がある。さらに、安定して磁束密度の高い製品を得る
ためには、製造条件による不安定性を除く必要がある。
即ち、1つの製造条件、たとえば冷延圧下率を指定した
とき、高い磁束密度を有する製品を得るための他の条
件、たとえば熱延板焼鈍における冷却条件、脱炭焼鈍温
度等の条件の許容範囲が狭くなることは、電磁鋼板の製
造上不利でありまた、歩留りの低下にも結び付く。これ
らの条件の許容範囲を広くすることが、安定した工業生
産のためには重要である。
本発明は、これらの問題を解決することを、発明におけ
る技術的課題としている。
る技術的課題としている。
本発明の特徴とする処は、重量で、Si:1.5〜4.8%、酸
可溶性Al:0.012〜0.050%、SまたはSeの1種又は2種
を合計量で0.012%以下、N:0.0010〜0.0120%、Mn/(S
+Se)≧4.0、B:0.0005〜0.0080%、残部:Feおよび不可
避的不純物からなるスラブを、熱間圧延し、1回また
は、中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延工程によって最
終板厚とし、次いで、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍し、焼
鈍分離剤を塗布した後二次再結晶と鋼の純化を目的とす
る仕上焼鈍を行い、さらに、最終冷延後から仕上焼鈍に
おける二次再結晶開始までの間に鋼板の窒化処理を行う
ことを特徴とする磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製
造方法にあり、更に、前記スラブを熱間圧延前に1200℃
以下の温度に加熱すること、及び最終板厚を0.10〜0.23
mmに特定するところに特徴を有する。
可溶性Al:0.012〜0.050%、SまたはSeの1種又は2種
を合計量で0.012%以下、N:0.0010〜0.0120%、Mn/(S
+Se)≧4.0、B:0.0005〜0.0080%、残部:Feおよび不可
避的不純物からなるスラブを、熱間圧延し、1回また
は、中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延工程によって最
終板厚とし、次いで、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍し、焼
鈍分離剤を塗布した後二次再結晶と鋼の純化を目的とす
る仕上焼鈍を行い、さらに、最終冷延後から仕上焼鈍に
おける二次再結晶開始までの間に鋼板の窒化処理を行う
ことを特徴とする磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製
造方法にあり、更に、前記スラブを熱間圧延前に1200℃
以下の温度に加熱すること、及び最終板厚を0.10〜0.23
mmに特定するところに特徴を有する。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明者等は、溶鋼中のSを一定量以下に少なくしか
つ、固溶Sを少なくする条件下で、適当量のAlとNおよ
びBを含有せしめた素材を、熱間圧延して熱延板とした
後、1回または2回の冷間圧延工程で最終板厚とするプ
ロセスとするとともに、最終冷延から仕上焼鈍における
二次再結晶開始までの間に鋼板の窒化処理を行うように
することにより、広い冷延圧下率範囲に亙り安定して磁
束密度の高い電磁鋼板を製造することに成功した。
つ、固溶Sを少なくする条件下で、適当量のAlとNおよ
びBを含有せしめた素材を、熱間圧延して熱延板とした
後、1回または2回の冷間圧延工程で最終板厚とするプ
ロセスとするとともに、最終冷延から仕上焼鈍における
二次再結晶開始までの間に鋼板の窒化処理を行うように
することにより、広い冷延圧下率範囲に亙り安定して磁
束密度の高い電磁鋼板を製造することに成功した。
次に、本発明を特徴づける構成要件について説明する。
Si含有量が過度に多くなると、製品(ストリップ)の長
さ方向に線状の二次再結晶不良が多発し、安定した生産
を不可能にする。この傾向は、特にSi含有量が3.2%を
超える高Si範囲でまた、最終板厚が0.23mm(9mil)以下
の薄手製品において顕著となる。このような問題をより
よく解決するための要件の1つとしてS+Seの含有量を
規定しなければならない。
さ方向に線状の二次再結晶不良が多発し、安定した生産
を不可能にする。この傾向は、特にSi含有量が3.2%を
超える高Si範囲でまた、最終板厚が0.23mm(9mil)以下
の薄手製品において顕著となる。このような問題をより
よく解決するための要件の1つとしてS+Seの含有量を
規定しなければならない。
即ち、線状の二次再結晶不良部が全く発生しないように
するためには、S+Se量上限値を0.012%としなければ
ならない。この限定範囲内にあっても、可及的に低S+
Seとする方がよい。本発明のプロセスにおいては、従
来、有効であるとされていたSまたはSe含有量ではむし
ろ磁束密度は劣化し、SまたはSe含有量が少ないものほ
ど良好な磁束密度を有する製品を得ることができる。し
かしながら、現在の工業的な電磁鋼溶製技術でコストを
過度に高くすることなく低くし得るS含有量は、重量
で、0.0005%が一般的である。
するためには、S+Se量上限値を0.012%としなければ
ならない。この限定範囲内にあっても、可及的に低S+
Seとする方がよい。本発明のプロセスにおいては、従
来、有効であるとされていたSまたはSe含有量ではむし
ろ磁束密度は劣化し、SまたはSe含有量が少ないものほ
ど良好な磁束密度を有する製品を得ることができる。し
かしながら、現在の工業的な電磁鋼溶製技術でコストを
過度に高くすることなく低くし得るS含有量は、重量
で、0.0005%が一般的である。
一方、本発明においては、製造コストを低くすべく、熱
間圧延および冷間圧延過程で材料の割れを皆無にするこ
とを狙っており、固溶Sによる材料の靱性劣化に起因す
る材料の割れを防ぐために、Mn/(S+Se)≧4として
鋼中に存在する微量のS,Seを可及的にMnS,MnSeとして固
着するようにしている。
間圧延および冷間圧延過程で材料の割れを皆無にするこ
とを狙っており、固溶Sによる材料の靱性劣化に起因す
る材料の割れを防ぐために、Mn/(S+Se)≧4として
鋼中に存在する微量のS,Seを可及的にMnS,MnSeとして固
着するようにしている。
第1図に、C:0.053%、Si:3.35%、P:0.030%、Al:0.03
0%、N:0.0075%、B:0.0039%、を含有し、さらに、Mn:
0.04%および0.12%を含む溶鋼にS含有量を変化させた
50kgインゴットを1360℃および1150℃に加熱し、熱間圧
延して得られた熱延板端部の割れの状況を示す。Mn/S≧
4で急激に割れが減少し、特にMnSを固溶させない1150
℃の低い加熱温度とした材料は、殆ど割れが発生してい
ない。
0%、N:0.0075%、B:0.0039%、を含有し、さらに、Mn:
0.04%および0.12%を含む溶鋼にS含有量を変化させた
50kgインゴットを1360℃および1150℃に加熱し、熱間圧
延して得られた熱延板端部の割れの状況を示す。Mn/S≧
4で急激に割れが減少し、特にMnSを固溶させない1150
℃の低い加熱温度とした材料は、殆ど割れが発生してい
ない。
また、Mnの含有量は、S含有量との関係において、上述
の如く、Mn/(S+Se)≧4.0で、熱延板の耳割れを防止
するという観点からは十分であるが、Mn含有量の上限
は、0.45%が好ましい。0.45%を超えると、製品にフォ
ルステライト皮膜欠陥が出る。
の如く、Mn/(S+Se)≧4.0で、熱延板の耳割れを防止
するという観点からは十分であるが、Mn含有量の上限
は、0.45%が好ましい。0.45%を超えると、製品にフォ
ルステライト皮膜欠陥が出る。
次に、Bの添加効果について説明する。
C:0.053%、Si:3.27%、Mn:0.15%、S:0.007%、P:0.02
5%、Al:0.027%、N:0.0080%、B:0.0002%および0.009
5%、残部:Feおよび不可避的不純物からなる50kgインゴ
ットを、1150℃に加熱した後熱間圧延して2.0mmの熱延
板とした。次いで、1120℃×3分間の熱延板焼鈍を施し
た後0.2mmの最終板厚に冷間圧延し、810℃、830℃、850
℃、870℃、890℃、910℃の各温度で脱炭焼鈍を施した
後、窒化フェロマンガンを含有しMgOを主成分とする焼
鈍分離剤を塗布した後仕上焼鈍を施した。その結果を、
第2図に示す。
5%、Al:0.027%、N:0.0080%、B:0.0002%および0.009
5%、残部:Feおよび不可避的不純物からなる50kgインゴ
ットを、1150℃に加熱した後熱間圧延して2.0mmの熱延
板とした。次いで、1120℃×3分間の熱延板焼鈍を施し
た後0.2mmの最終板厚に冷間圧延し、810℃、830℃、850
℃、870℃、890℃、910℃の各温度で脱炭焼鈍を施した
後、窒化フェロマンガンを含有しMgOを主成分とする焼
鈍分離剤を塗布した後仕上焼鈍を施した。その結果を、
第2図に示す。
第2図から明らかな如く、脱炭焼鈍温度を高くすると製
品の磁束密度は高くなるけれども、B含有量の少ないも
のは、細粒が発生し易くかつB8の最高値が低い。
品の磁束密度は高くなるけれども、B含有量の少ないも
のは、細粒が発生し易くかつB8の最高値が低い。
一方、B含有量が多過ぎると、脱炭焼鈍温度によっては
高いB8値の製品が得られない。B含有量の適正な範囲
は、0.0005〜0.0080%である。
高いB8値の製品が得られない。B含有量の適正な範囲
は、0.0005〜0.0080%である。
このBの効果は、Nが適当量含まれる場合に意味があ
る。恐らく、BNとして効果を持つと考えられる。N<0.
001%では効果がなく、N>0.0120%ではブリスターと
呼ばれる鋼板の脹れが発生する。
る。恐らく、BNとして効果を持つと考えられる。N<0.
001%では効果がなく、N>0.0120%ではブリスターと
呼ばれる鋼板の脹れが発生する。
次に、AlはNと結合してAlNとなるが、本発明において
は、後工程即ち最終冷間圧延以降の工程で鋼を窒化する
ことによりAlを含む化合物を形成せしめることを必須と
しているから、フリーのAlが一定量以上必要である。そ
のためには、0.012〜0.050%必要である。
は、後工程即ち最終冷間圧延以降の工程で鋼を窒化する
ことによりAlを含む化合物を形成せしめることを必須と
しているから、フリーのAlが一定量以上必要である。そ
のためには、0.012〜0.050%必要である。
スラブ加熱温度については、従来技術におけるように、
インヒビターを固溶させる高温スラブ加熱でもまた、従
来、無理であると考えられていた普通鋼並の低温スラブ
加熱でも二次再結晶は生じる。しかしながら、第1図に
示すように、熱延板の側縁部の割れを少なくできるこ
と、スラブ加熱のためのエネルギ消費量を少なくするこ
とができること、ノロ(鋼滓)の発生がなく炉の補修の
頻度、程度を著しく軽減できること等の理由から、1200
℃以下の低温スラブ加熱が好ましい。
インヒビターを固溶させる高温スラブ加熱でもまた、従
来、無理であると考えられていた普通鋼並の低温スラブ
加熱でも二次再結晶は生じる。しかしながら、第1図に
示すように、熱延板の側縁部の割れを少なくできるこ
と、スラブ加熱のためのエネルギ消費量を少なくするこ
とができること、ノロ(鋼滓)の発生がなく炉の補修の
頻度、程度を著しく軽減できること等の理由から、1200
℃以下の低温スラブ加熱が好ましい。
冷間圧延に際しては、最も高い磁束密度を有する製品を
得るために、短時間の熱延板焼鈍を材料に施す。磁気特
性が若干劣ることを我慢するならば、コストを低下せし
めるべく、熱延板焼鈍を省略することもできる。
得るために、短時間の熱延板焼鈍を材料に施す。磁気特
性が若干劣ることを我慢するならば、コストを低下せし
めるべく、熱延板焼鈍を省略することもできる。
また、最終製品の結晶粒を小さくするために、中間焼鈍
を挟む2回以上の冷間圧延工程を採ることもできる。
を挟む2回以上の冷間圧延工程を採ることもできる。
また、第3の発明において最終板厚を0.10〜0.23mmとし
たのは、次の理由による。たとえば、特開昭57-41326号
公報に開示されているように、板厚を減少させると、渦
流損が減少するけれども、ヒステリシス損は増大し、両
者の妥協点として鉄損の低い特定板厚範囲が存在する。
0.10〜0.23mmの範囲である。
たのは、次の理由による。たとえば、特開昭57-41326号
公報に開示されているように、板厚を減少させると、渦
流損が減少するけれども、ヒステリシス損は増大し、両
者の妥協点として鉄損の低い特定板厚範囲が存在する。
0.10〜0.23mmの範囲である。
本発明では、二次再結晶が安定し高い磁束密度を有する
製品が得られる冷間圧延圧下率範囲が、高い圧下率側ま
で許容できるから、このような薄手の製品を製造するに
際し、極めて有利である。
製品が得られる冷間圧延圧下率範囲が、高い圧下率側ま
で許容できるから、このような薄手の製品を製造するに
際し、極めて有利である。
例えば、板厚0.15mmの薄手高磁束密度の製品を低コスト
の一回冷延で得るためには、B無添加材では板厚1.5mm
の熱延板が必要となる。しかし、工業生産規模で1.5mm
厚までの熱延を行なうことは、生産性の低下、制御の困
難さから極めて不利である。
の一回冷延で得るためには、B無添加材では板厚1.5mm
の熱延板が必要となる。しかし、工業生産規模で1.5mm
厚までの熱延を行なうことは、生産性の低下、制御の困
難さから極めて不利である。
実施例3から明らかなようにB添加材では最終冷延率93
%の製品まで、高い磁束密度が得られるから、板厚2.0m
mの熱延板からでも高磁束密度が一回冷延で得られ安定
した工業生産を行なう上で有利である。
%の製品まで、高い磁束密度が得られるから、板厚2.0m
mの熱延板からでも高磁束密度が一回冷延で得られ安定
した工業生産を行なう上で有利である。
最終冷延後の材料は、湿水素或は湿水素、窒素混合雰囲
気ガス中で脱炭焼鈍される。
気ガス中で脱炭焼鈍される。
このときの温度は、特に拘らないが、800〜900℃の範囲
内が好ましい。また、そのときの雰囲気の露点は、水
素、窒素の混合比によるが、+30℃以上とすることが望
ましい。
内が好ましい。また、そのときの雰囲気の露点は、水
素、窒素の混合比によるが、+30℃以上とすることが望
ましい。
次いで、焼鈍分離剤を塗布し、高温(通常1100〜1200
℃)長時間の仕上焼鈍を行う。本発明においては、最終
冷間圧延以降仕上焼鈍での二次再結晶発現前での過程で
鋼を窒化することにより二次再結晶に必要なインヒビタ
ーを作り込む点に特徴がある。その際、最も好ましい実
施態様は、仕上焼鈍の昇温過程で鋼を窒化する方法であ
る。これを達成するために、焼鈍分離剤中に窒化能のあ
る化合物、たとえば、MnN、CrN等を適当量添加するか或
はNH3等窒化能のある気体を雰囲気ガス中に添加する必
要がある。
℃)長時間の仕上焼鈍を行う。本発明においては、最終
冷間圧延以降仕上焼鈍での二次再結晶発現前での過程で
鋼を窒化することにより二次再結晶に必要なインヒビタ
ーを作り込む点に特徴がある。その際、最も好ましい実
施態様は、仕上焼鈍の昇温過程で鋼を窒化する方法であ
る。これを達成するために、焼鈍分離剤中に窒化能のあ
る化合物、たとえば、MnN、CrN等を適当量添加するか或
はNH3等窒化能のある気体を雰囲気ガス中に添加する必
要がある。
本発明のプロセスにおいては、スラブ加熱温度を1200℃
以下の低い温度とするため、鋳造時に粗大に析出したAl
N,MnSは再固溶し難い。従って、従来のプロセスにおけ
るような、一次再結晶粒の成長抑制に必要な強力なイン
ヒビターは得られない。
以下の低い温度とするため、鋳造時に粗大に析出したAl
N,MnSは再固溶し難い。従って、従来のプロセスにおけ
るような、一次再結晶粒の成長抑制に必要な強力なイン
ヒビターは得られない。
そのため、本発明においては、冷間圧延完了以降におい
て鋼板を窒化することによりAlN,(Al,Si)Nを形成せ
しめ、インヒビターとして機能させる。
て鋼板を窒化することによりAlN,(Al,Si)Nを形成せ
しめ、インヒビターとして機能させる。
第3図は、脱炭焼鈍後の鋼板(a)と、MnNを添加した
焼鈍分離剤を脱炭焼鈍後の鋼板に塗布して仕上焼鈍を行
なう(仕上焼鈍初期段階にMnNにより鋼板を窒化する)
ときの昇温過程1000℃における鋼板(b)のインヒビタ
ーを観察したものである。
焼鈍分離剤を脱炭焼鈍後の鋼板に塗布して仕上焼鈍を行
なう(仕上焼鈍初期段階にMnNにより鋼板を窒化する)
ときの昇温過程1000℃における鋼板(b)のインヒビタ
ーを観察したものである。
鋼板(b)において、インヒビターが著しく増えている
ことが判る。
ことが判る。
その他の実施態様として、脱炭焼鈍工程の均熱過程以降
において、NH3等窒化能のあるガスを含有するガスを雰
囲気として鋼板(ストリップ)を処理するか或は脱炭焼
鈍後、NH3等窒化能のあるガスを含有するガスを雰囲気
とする熱処理炉で鋼板を窒化する方法がある。
において、NH3等窒化能のあるガスを含有するガスを雰
囲気として鋼板(ストリップ)を処理するか或は脱炭焼
鈍後、NH3等窒化能のあるガスを含有するガスを雰囲気
とする熱処理炉で鋼板を窒化する方法がある。
また、上に述べた方法を組合せて実施してもよい。
二次再結晶を完了した鋼板は、水素雰囲気中で純化焼鈍
される。
される。
実施例1 重量%で、C:0.055%、Si:3.50%、P:0.031%、Al:0.02
6%、N:0.0077%、B:(a)0.0003%、(b)0.0015
%、(c)0.0060%、および、(d)0.0100%を含有し
た溶鋼を鋳造したスラブを1195℃に加熱後、熱延し、2.
3mmの熱延板を得た。次いで1150℃×1分間の熱延板焼
鈍を施した後0.23mmの板厚に冷延し、830℃で2分間、
湿水素窒素混合気中で脱炭焼鈍をした。この時の雰囲気
露点は55℃であった。更に、窒化フェロマンガンを重量
で4%添加したMgOからなる焼鈍分離剤を塗布し、10℃/
hrの昇温速度で1200℃に加熱し、20時間保持する仕上焼
鈍を施した。この時の雰囲気は、1200℃までの昇温過程
ではN2:75%,H2:25%1200℃の保定中は、H2:100%とし
た。
6%、N:0.0077%、B:(a)0.0003%、(b)0.0015
%、(c)0.0060%、および、(d)0.0100%を含有し
た溶鋼を鋳造したスラブを1195℃に加熱後、熱延し、2.
3mmの熱延板を得た。次いで1150℃×1分間の熱延板焼
鈍を施した後0.23mmの板厚に冷延し、830℃で2分間、
湿水素窒素混合気中で脱炭焼鈍をした。この時の雰囲気
露点は55℃であった。更に、窒化フェロマンガンを重量
で4%添加したMgOからなる焼鈍分離剤を塗布し、10℃/
hrの昇温速度で1200℃に加熱し、20時間保持する仕上焼
鈍を施した。この時の雰囲気は、1200℃までの昇温過程
ではN2:75%,H2:25%1200℃の保定中は、H2:100%とし
た。
得られた製品の磁束密度は次の通りであった。
この結果から明らかに、適正なBの成分範囲が存在す
る。
る。
実施例2 重量で、C:0.050%、Si:3.30%、Mn:0.150%、P:0.025
%、S:0.006%、Al:0.028%、N:0.0075%、Cr:0.120
%、残部:Feおよび不可避的不純物からなる電磁鋼スラ
ブ(A)と、前記成分系にBを0.0030%添加した電磁鋼
スラブ(B)を、1150℃に加熱した後、熱間圧延してそ
れぞれ板厚1.6,2.0,2.5,2.8,3.5mmの熱延板を得た。
%、S:0.006%、Al:0.028%、N:0.0075%、Cr:0.120
%、残部:Feおよび不可避的不純物からなる電磁鋼スラ
ブ(A)と、前記成分系にBを0.0030%添加した電磁鋼
スラブ(B)を、1150℃に加熱した後、熱間圧延してそ
れぞれ板厚1.6,2.0,2.5,2.8,3.5mmの熱延板を得た。
これらに、1120℃×2分間の焼鈍を施し、1回の冷間圧
延で板厚0.29mmの最終板厚とした。次いで、850℃×150
秒間の脱炭焼鈍を、露点+60℃の湿水素窒素混合ガス中
で施した後、MgO中にTiO2:3重量%とフェロ窒化マンガ
ン:5重量%を添加した焼鈍分離剤を塗布した。
延で板厚0.29mmの最終板厚とした。次いで、850℃×150
秒間の脱炭焼鈍を、露点+60℃の湿水素窒素混合ガス中
で施した後、MgO中にTiO2:3重量%とフェロ窒化マンガ
ン:5重量%を添加した焼鈍分離剤を塗布した。
この材料に、10℃/hrの昇温速度で1200℃に加熱し、20
時間保持する仕上焼鈍を施した。このときの雰囲気は、
昇温中はN2:25%,H2:75%の混合ガス、1200℃に保定中
はH2:100%のガスであった。
時間保持する仕上焼鈍を施した。このときの雰囲気は、
昇温中はN2:25%,H2:75%の混合ガス、1200℃に保定中
はH2:100%のガスであった。
このときの結果を、第4図に示す。
第4図から明らかな如く、材料(A)では、熱延板の厚
さ2.5,2.8mmのもののみが高磁束密度を示したのに対
し、材料(B)では、熱延板の厚さ2.0,2.5,2.8,3.5mm
のもので高磁束密度を示し、冷延時の圧下率を変動させ
ても製品の磁気特性が高い水準で安定している。
さ2.5,2.8mmのもののみが高磁束密度を示したのに対
し、材料(B)では、熱延板の厚さ2.0,2.5,2.8,3.5mm
のもので高磁束密度を示し、冷延時の圧下率を変動させ
ても製品の磁気特性が高い水準で安定している。
実施例3 実施例2におけると同一の成分系および厚さの熱延板を
得、これらに1120℃×2分間の焼鈍を施した後、1回の
冷間圧延で0.20mm厚さの最終板厚とした。
得、これらに1120℃×2分間の焼鈍を施した後、1回の
冷間圧延で0.20mm厚さの最終板厚とした。
この材料に、850℃×90秒間の脱炭焼鈍を、湿水素、窒
素雰囲気中で施し、次いで焼鈍分離剤を塗布した後、実
施例2におけると同一の条件で仕上焼鈍を施した。
素雰囲気中で施し、次いで焼鈍分離剤を塗布した後、実
施例2におけると同一の条件で仕上焼鈍を施した。
その結果を、第5図に示す。
第5図から明らかな如く、材料(A)では、熱延板の厚
さが1.6,2.0mmのもののみが高い磁束密度を示したのに
対し、材料(B)では、熱延板の厚さ1.6,2.0,2.5,2.8m
mのものについて高い磁束密度を示した。
さが1.6,2.0mmのもののみが高い磁束密度を示したのに
対し、材料(B)では、熱延板の厚さ1.6,2.0,2.5,2.8m
mのものについて高い磁束密度を示した。
実施例4 C:0.055%、Si:3.28%、Mn:0.15%、S:0.006%、P:0.02
5%、Al:0.027%、N:0.0077%に、B:0.0003%と0.0020
%、を添加したスラブを1150℃に加熱後、熱間圧延し、
2.6mmの熱延板を得た。スケールを落した後、1.8mmまで
冷間圧延し、次いで1100℃×2分間の焼鈍を施した。こ
の後酸洗し、0.15mm厚に冷延し、840℃×70秒の脱炭焼
鈍を行なった。この鋼板に、MgO中に、重量で3%のフ
ェロ窒化マンガンを添加した焼鈍分離剤を塗布して、12
00℃まで8℃/hの昇温速度で加熱後20時間の焼鈍を施し
た。この昇温過程の雰囲気はN250%とH250%の混合ガス
を使用し、1200℃の均熱時はH2100%とした。
5%、Al:0.027%、N:0.0077%に、B:0.0003%と0.0020
%、を添加したスラブを1150℃に加熱後、熱間圧延し、
2.6mmの熱延板を得た。スケールを落した後、1.8mmまで
冷間圧延し、次いで1100℃×2分間の焼鈍を施した。こ
の後酸洗し、0.15mm厚に冷延し、840℃×70秒の脱炭焼
鈍を行なった。この鋼板に、MgO中に、重量で3%のフ
ェロ窒化マンガンを添加した焼鈍分離剤を塗布して、12
00℃まで8℃/hの昇温速度で加熱後20時間の焼鈍を施し
た。この昇温過程の雰囲気はN250%とH250%の混合ガス
を使用し、1200℃の均熱時はH2100%とした。
得られた、成品の磁気特性、及び結晶粒径は、以下のと
おりである。
おりである。
実施例5 重量%で、C:0.052%、Si:3.30%、Mn:0.14%、P:0.033
%、Al:0.027%、N:0.0075%、B:0.0020%残部Feおよび
不可避的不純物からなる溶鋼にSを(a)0.004%,
(b)0.010%,(c)0.018%添加して得たスラブを11
95℃に加熱後、熱延し2.0mm厚さの熱延板を得た。これ
に1120℃×2分間+900℃×1分間の熱延板焼鈍を施し
酸洗した後、0.20mmの板厚まで冷間圧延した。次いで85
0℃×100秒間の脱炭焼鈍を湿水素中で施し、MgOにMnNを
重量%で3%添加した焼鈍分離剤を塗布した後、1200℃
×20時間の仕上焼鈍を施した。この仕上焼鈍の雰囲気ガ
スは昇温過程ではN2:25%,H2:75%の混合ガスであり、
1200℃の均熱時はH2:100%であった。磁束密度は下表の
通りであった。
%、Al:0.027%、N:0.0075%、B:0.0020%残部Feおよび
不可避的不純物からなる溶鋼にSを(a)0.004%,
(b)0.010%,(c)0.018%添加して得たスラブを11
95℃に加熱後、熱延し2.0mm厚さの熱延板を得た。これ
に1120℃×2分間+900℃×1分間の熱延板焼鈍を施し
酸洗した後、0.20mmの板厚まで冷間圧延した。次いで85
0℃×100秒間の脱炭焼鈍を湿水素中で施し、MgOにMnNを
重量%で3%添加した焼鈍分離剤を塗布した後、1200℃
×20時間の仕上焼鈍を施した。この仕上焼鈍の雰囲気ガ
スは昇温過程ではN2:25%,H2:75%の混合ガスであり、
1200℃の均熱時はH2:100%であった。磁束密度は下表の
通りであった。
実施例6 重量で、C:0.045%、Si:3.50%、Mn:0.16%、P:0.035
%、Al:0.028%、N:0.0080%、B:0.0025%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなる溶鋼に、Seを(a)0.0050
%,(b)0.0100%,(c)0.0200%添加して得られた
鋼スラブを1150℃に加熱した後、熱間圧延し2.0mm厚さ
の熱延板を得た。これに、1150℃×2分間+900℃×2
分間の熱延板焼鈍を施した後急冷し、次いで酸洗した
後、0.20mmの最終板厚まで冷間圧延した。
%、Al:0.028%、N:0.0080%、B:0.0025%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなる溶鋼に、Seを(a)0.0050
%,(b)0.0100%,(c)0.0200%添加して得られた
鋼スラブを1150℃に加熱した後、熱間圧延し2.0mm厚さ
の熱延板を得た。これに、1150℃×2分間+900℃×2
分間の熱延板焼鈍を施した後急冷し、次いで酸洗した
後、0.20mmの最終板厚まで冷間圧延した。
引き続き、830℃×90秒間の脱炭焼鈍を鋼板に施し、MgO
に、重量で5%のフェロ窒化マンガンを添加した焼鈍分
離剤を塗布した。
に、重量で5%のフェロ窒化マンガンを添加した焼鈍分
離剤を塗布した。
次いで、鋼板に、10℃/hrの昇温速度で1200℃に加熱
し、20時間保持する仕上焼鈍を施した。このときの雰囲
気は、1200℃までの昇温過程ではN2:25%、H2:75%の混
合ガス、1200℃の均熱時はH2:100%のガスであった。
し、20時間保持する仕上焼鈍を施した。このときの雰囲
気は、1200℃までの昇温過程ではN2:25%、H2:75%の混
合ガス、1200℃の均熱時はH2:100%のガスであった。
得られた製品の磁気特性は、次の如くであった。
この結果から明らかな如く、Se含有量が多過ぎると、高
磁束密度の製品が得られない。
磁束密度の製品が得られない。
実施例7 重量で、C:0.048%、Si:3.30%、Mn:0.145%、S:0.008
%、Al:0.030%、N:0.0075%、B:0.0024%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなるスラブを1100℃で加熱後熱延
し、2.3mm厚の熱延板を得た。
%、Al:0.030%、N:0.0075%、B:0.0024%、残部Feおよ
び不可避的不純物からなるスラブを1100℃で加熱後熱延
し、2.3mm厚の熱延板を得た。
この熱延板に(1)熱延板焼鈍なし、(2)900℃×6
分の熱延板焼鈍、(3)1130℃×2分+900℃×1分の
熱延板焼鈍後急冷却を、それぞれ施した。
分の熱延板焼鈍、(3)1130℃×2分+900℃×1分の
熱延板焼鈍後急冷却を、それぞれ施した。
これを0.30mm厚まで1回で冷延し、840℃×180秒の脱炭
焼鈍を湿水素、窒素混合気中で行ない、MgOに重量で5
%のフェロ窒化マンガンを添加した。焼鈍分離剤を塗布
した後、1200℃×20時間の仕上焼鈍を施した。この昇温
過程の昇温速度は15℃/hrであり、雰囲気ガスは窒素:25
%、水素:75%の混合ガスを用いた。また、1200℃の均
熱時の雰囲気ガスは水と100%であった。
焼鈍を湿水素、窒素混合気中で行ない、MgOに重量で5
%のフェロ窒化マンガンを添加した。焼鈍分離剤を塗布
した後、1200℃×20時間の仕上焼鈍を施した。この昇温
過程の昇温速度は15℃/hrであり、雰囲気ガスは窒素:25
%、水素:75%の混合ガスを用いた。また、1200℃の均
熱時の雰囲気ガスは水と100%であった。
磁気特性は以下のとおりであった。
〔発明の効果〕 本発明は、以上述べたように構成しかつ、作用せしめる
ようにしたから、磁気特性の極めて優れた一方向性電磁
鋼板を採り得る冷延圧下率範囲等、製造条件の自由度を
大きくし得るから安定した生産を可能にする格別の効果
を奏する。
ようにしたから、磁気特性の極めて優れた一方向性電磁
鋼板を採り得る冷延圧下率範囲等、製造条件の自由度を
大きくし得るから安定した生産を可能にする格別の効果
を奏する。
第1図は、Mn/Sと熱延板端部割れ深さの関係を示す図、 第2図は、B添加量と脱炭焼鈍温度の関係が、製品の磁
束密度(B8)に及ぼす影響を示す図、 第3図は、脱炭焼鈍後の鋼板(a)と、MnNを添加した
焼鈍分離材を脱炭焼鈍後の鋼板に塗布して、仕上焼鈍を
行なうときの昇温過程1000℃における鋼板(b)の金属
組織中の析出物の分布を示す写真、 第4図は、Bを添加しない方向性電磁鋼素材(A)と、
Bを0.0030%添加した方向性電磁鋼素材(B)につい
て、最終板厚0.29mmとしたときの熱延板と板厚と製品の
磁束密度(B8(T))の関係を示す図、 第5図は、Bを添加しない方向性電磁鋼素材(A)と、
Bを0.0030%添加した方向性電磁鋼素材(B)につい
て、最終板厚を0.20mmとしたときの、熱延板の厚さ(ゲ
ージ)と製品の磁束密度(B8(T))の関係を示す図であ
る。
束密度(B8)に及ぼす影響を示す図、 第3図は、脱炭焼鈍後の鋼板(a)と、MnNを添加した
焼鈍分離材を脱炭焼鈍後の鋼板に塗布して、仕上焼鈍を
行なうときの昇温過程1000℃における鋼板(b)の金属
組織中の析出物の分布を示す写真、 第4図は、Bを添加しない方向性電磁鋼素材(A)と、
Bを0.0030%添加した方向性電磁鋼素材(B)につい
て、最終板厚0.29mmとしたときの熱延板と板厚と製品の
磁束密度(B8(T))の関係を示す図、 第5図は、Bを添加しない方向性電磁鋼素材(A)と、
Bを0.0030%添加した方向性電磁鋼素材(B)につい
て、最終板厚を0.20mmとしたときの、熱延板の厚さ(ゲ
ージ)と製品の磁束密度(B8(T))の関係を示す図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】重量で、Si:1.5〜4.8%、酸可溶性Al:0.01
2〜0.050%、SまたはSeの1種又は2種を合計量で0.01
2%以下、N:0.0010〜0.0120%、Mn/(S+Se)≧4.0、
B:0.0005〜0.0080%、残部:Feおよび不可避的不純物か
らなるスラブを、熱間圧延し、1回または、中間焼鈍を
挟む2回以上の冷間圧延工程によって最終板厚とし、次
いで、湿水素雰囲気中で脱炭焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布
した後二次再結晶と鋼の純化を目的とする仕上焼鈍を行
い、さらに、最終冷延後から仕上焼鈍における二次再結
晶開始までの間に鋼板の窒化処理を行うことを特徴とす
る磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法。 - 【請求項2】重量で、Si:1.5〜4.8%、酸可溶性Al:0.01
2〜0.050%、SまたはSeの1種又は2種を合計量で、0.
012%以下、N:0.0010〜0.0120%、Mn/(S+Se)≧4.
0、B:0.0005〜0.0080%、残部:Feおよび不可避的不純物
からなるスラブを、1200℃以下の温度に加熱した後熱間
圧延し、1回または、中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧
延工程によって最終板厚とし、次いで、湿水素雰囲気中
で脱炭焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布した後二次再結晶と鋼
の純化を目的とする仕上焼鈍を行い、さらに、最終冷延
後から仕上焼鈍における二次再結晶開始までの間に鋼板
の窒化処理を行うことを特徴とする磁束密度の高い一方
向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63112551A JPH0686631B2 (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | 磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法 |
| DE88118993T DE3882502T2 (de) | 1987-11-20 | 1988-11-14 | Verfahren zur Herstellung von kornorientierten Elektrostahlblechen mit hoher Flussdichte. |
| EP88118993A EP0321695B1 (en) | 1987-11-20 | 1988-11-14 | Process for production of grain oriented electrical steel sheet having high flux density |
| US07/274,432 US4994120A (en) | 1987-11-20 | 1988-11-18 | Process for production of grain oriented electrical steel sheet having high flux density |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63112551A JPH0686631B2 (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | 磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01283324A JPH01283324A (ja) | 1989-11-14 |
| JPH0686631B2 true JPH0686631B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11060158B2 (en) | 2014-12-24 | 2021-07-13 | Posco | Directional electric steel plate having excellent magnetic properties and manufacturing method thereof |
| US11530462B2 (en) | 2017-12-26 | 2022-12-20 | Posco Holdings Inc. | Grain-oriented electrical steel sheet and manufacturing method therefor |
| US12331375B2 (en) | 2018-12-13 | 2025-06-17 | Posco Co., Ltd | Grain-oriented electrical steel sheet and method for producing same |
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| DE69428537T2 (de) * | 1993-11-09 | 2002-06-20 | Pohang Iron & Steel Co. Ltd., Pohang | Verfahren zur herstellung von stahlblech mit gerichteter magnetisierung unterverwendung von niedrigen brammenaufheiztemperaturen. |
| KR100340495B1 (ko) * | 1997-06-27 | 2002-11-22 | 주식회사 포스코 | 저온슬라브가열방식의고자속밀도방향성전기강판의제조방법 |
| CN1088760C (zh) | 1997-06-27 | 2002-08-07 | 浦项综合制铁株式会社 | 基于低温板坯加热法生产具有高磁感应强度的晶粒择优取向电工钢板的方法 |
| KR100345696B1 (ko) * | 1997-08-04 | 2002-09-18 | 주식회사 포스코 | 슬라브저온가열에의한고자속밀도일방향성전기강판의제조방법 |
| KR100431608B1 (ko) * | 1999-12-18 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 고자속 밀도 일방향성 전기강판의 제조 방법 |
| CN101768697B (zh) | 2008-12-31 | 2012-09-19 | 宝山钢铁股份有限公司 | 用一次冷轧法生产取向硅钢的方法 |
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| EP2455498B1 (en) | 2009-07-17 | 2019-03-27 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Manufacturing method of grain-oriented magnetic steel sheet |
| KR101223115B1 (ko) | 2010-12-23 | 2013-01-17 | 주식회사 포스코 | 자성이 우수한 방향성 전기강판 및 이의 제조방법 |
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| KR102478960B1 (ko) | 2018-01-25 | 2022-12-19 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 방향성 전자 강판 |
| WO2019146694A1 (ja) | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
| WO2020149344A1 (ja) | 2019-01-16 | 2020-07-23 | 日本製鉄株式会社 | フォルステライト皮膜を有しない絶縁皮膜密着性に優れる方向性電磁鋼板 |
-
1988
- 1988-05-11 JP JP63112551A patent/JPH0686631B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US12331375B2 (en) | 2018-12-13 | 2025-06-17 | Posco Co., Ltd | Grain-oriented electrical steel sheet and method for producing same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01283324A (ja) | 1989-11-14 |
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