JPH0686821B2 - 車輛の絞り弁制御装置 - Google Patents

車輛の絞り弁制御装置

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JPH0686821B2
JPH0686821B2 JP6664785A JP6664785A JPH0686821B2 JP H0686821 B2 JPH0686821 B2 JP H0686821B2 JP 6664785 A JP6664785 A JP 6664785A JP 6664785 A JP6664785 A JP 6664785A JP H0686821 B2 JPH0686821 B2 JP H0686821B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、走行用エンジンから外部機器駆動用のPTO出
力を取出し可能とし、このPTO出力を取出す時において
はエンジンをガバナにより定速度運転するようにした小
型車輛に適用される制御装置に関するものである。
(発明の背景) 幅広超低圧タイヤ付きの少なくとも3個の車輪と、車体
の中央付近に搭載された走行用エンジンと、このエンジ
ンの上方に位置する跨座式運転シートとを備えた不整地
走行用車輛がある。この種の車輛で、走行用のエンジン
出力をPTO(Power Take Off)出力として取出し、芝刈
り機、噴霧器、耕作機、ポンプ等の外部機器を駆動でき
るようにしたものがある。この場合には、PTO出力を取
り出すPTOモードでPTO出力軸の回転速度をほぼ一定に保
つのが望ましい。なぜならば、PTOモードにおいて走行
時に使う手動のスロットルレバーでエンジンの速度制御
を行う場合には、エンジン速度が不安定になり、PTO出
力軸がこのPTO出力軸に接続される外部機器の定格速度
以上の速度になることがあり得るからである。
そこでPTOモードでは気化器の絞り弁開度をガバナによ
り制御し、走行モードでは通常の手動または足動の操作
子により絞り弁開度を制御するようにする必要が生じ
る。
このように絞り弁を、手動または足動の操作子とガバナ
とで選択的に制御可能としたものでは、操作子による制
御時にはその操作力を軽くするために、ガバナが連動し
ないようにするのが望ましい。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、手
動または足動の操作子により制御する時にはガバナが連
動せず、操作子の操作力を軽くすることが可能な小型車
輛の絞り弁制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、気化器の絞り弁開度を、手
動または足動の操作子とエンジンを設定速度に保つガバ
ナとで選択的に制御可能とした車輛において、絞り弁閉
方向に絞り弁連動体と係合し前記操作子により絞り弁開
方向に回動される第1のレバーと、この第1のレバーを
絞り弁閉方向に付勢する第1のばねと、絞り弁閉方向に
絞り弁連動体と係合する第2のレバーと、絞り弁連動体
を絞り弁開方向に付勢する第2のばねとを備え、前記第
1のばねの付勢力を前記第2のばねの付勢力より強く設
定するとともに、前記第2のレバーを前記ガバナに連結
し、ガバナ使用状態で前記操作子を適宜の開度位置に保
持する一方、前記ガバナが設定速度以上で前記第2のレ
バーを絞り弁閉方向に回動させることを特徴とする車輛
の絞り弁制御装置により達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の動力装置を示す斜視図、第
2,3図はこの実施例を適用した車輛の側面図と平面図、
第4図はガバナ付近の断面図、第5,6図は気化器の右側
面図と左側面図、また第7図は第5図におけるVII−VII
線断面図である。
第2図で不整地走行用車輛10は2個の操向前輪12と、2
個の駆動後輪14とを備える。これら前輪12および後輪14
には、幅広超低圧タイヤ(いわゆるバルーンタイヤ)が
接着されている。車体の中央付近には走行用エンジン16
が搭載されている。前輪12の上方には操向バーハンドル
18が配設され、このバーハンドル18の後方には燃料タン
ク20および跨座式運転シート22が順次配設されている。
運転者はこの運転シート22に跨がって着座する。
エンジン16は第4図に示すように、クランク軸24の回転
を、自動遠心クラッチ26、多板クラッチ28、多段変速機
30および傘歯車32を介して出力軸34に伝えるように構成
されている。この出力軸34の回転はドライブ軸36によっ
て後輪軸38に設けられた終減速装置40に伝えられる(第
1図)。なお多板クラッチ28は、変速機30の変速操作に
連動して変速の瞬間に一時的に断続される。
またエンジン16にはPTO出力取出機構42が内装されてい
る。この機構42は、前記遠心クラッチ26およびクラッチ
28の歯車28aを介してクランク軸24により駆動される歯
車44,46と、歯車46を回転自在に支持する軸48と、この
軸48にスプライン結合され歯車46と共にドッグクラッチ
50を形成するスライダ52と、軸48に設けられた機械式遠
心ガバナ54と、軸48の回転を軸55に伝える傘歯車56を備
える。軸55の回転はドライブ軸58を介してPTO出力軸60
に伝えられる。なおこのPTO出力軸60は第1図に示すよ
うに終減速装置40のケースに支持されている。
エンジン16の右側面には手動の切換レバー62が設けられ
ている。またエンジン16の後部には切換軸64が設けら
れ、この切換軸64の上端に固定されたレバー66と前記レ
バー62とがリンク68で連結されている。切換軸64には他
のレバー70(第4図)が固定され、このレバー70の回転
端は前記スライダ52を移動させるフォーク72に係合して
いる。
従って切換えレバー62を前方(進行方向)に倒せばPTO
モードとなり、切換軸64は第4図で反時計方向に回動
し、フォーク72およびスライダ52は左へ移動してドッグ
クラッチ50が噛み合う。このためクランク軸24が所定回
転速度以上になれば、クランク軸24の回転は、遠心クラ
ッチ26、歯車28a,44,46、スライダ52、軸48、傘歯車5
6、軸55、ドライブ軸58を介して、PTO出力軸60に伝えら
れる。反対に切換えレバー62を後方に倒せば走行モード
となり、ドッグクラッチ50は切れ、PTO出力軸60は停止
する。
前記ガバナ54は第4図に示すように、スライダ52と別体
の円板74と、この円板74に支持された重錐76と、軸48に
軸方向へ摺動自在に保持されたスライダ78とを備える。
円板74は軸48に固定された止め輪79によって左方向への
移動が規制されている。スライダ78の右端面にはレバー
80が当接し、このレバー80と共にレバー82が回動する。
なおこのレバー80はスライダ78を左方向へ押すようばね
(図示せず)により付勢されている。
84は気化器であり、この気化器84は切換レバー62の操作
に従って、バーハンドル18に設けた手動の操作子として
のスロットルレバー86と、ガバナ54のレバー82とに選択
的に連動する。次にその機構を第5、6、7図に基づい
て説明する。
この気化器84は、ピストン型絞り弁88aとその下流側の
蝶型絞り弁88bを備え、両絞り弁88a,88bは連動するよう
になっている。すなわち絞り弁88bの弁軸90の開動によ
り、絞り弁88aは開かれ、絞り弁88aが気化器ボデー内に
引掛って戻らなくなった(スタック)時には絞り弁88b
のみが閉じる。このように絞り弁88aのスタック対策と
して絞り弁88bを設けたにすぎないので、以下両者を1
つの絞り弁88として説明する。
弁軸90の左端を支持する気化器ボデーのボス部には第1
のレバー92が回動自在に装着され、この第1のレバー92
と前記スロットルレバー86とがワイヤ94により連結され
ている。弁軸90の左端にはレバー96が固定され、このレ
バー96は第1のレバー92に絞り弁88を開く方向(絞り弁
開方向)に係合する。第1のレバー92にはトーションば
ね98により、絞り弁閉方向への復帰習性が付与されてい
る。
弁軸90の右端を支持する気化器ボデーのボス部には第2
のレバー100が回転自在に装着され、この第2のレバー1
00と前記ガバナ54のレバー82とがワイヤ102によって連
結されている。この第2のレバー100はワイヤ102のたる
みを防ぐため、弱いリターンばね101で第5図で時計方
向に付勢されている。弁軸90の右端にはレバー104が固
定され、このレバー104は第2のレバー102に絞り弁閉方
向に係合する。106は第2のばねであり、弁軸90右端の
レバー104および弁軸90に絞り弁開方向への復帰習性を
付与する。なお第1のばね98は第2のばね106よりその
付勢力が大きく設定されている。
次に本実施例の動作を説明する。切換えレバー62を後ろ
へ倒した走行モードではドッグクラッチ50は切れ、PTO
出力軸60が停止している。この時ガバナ54の軸48が停止
するので、ガバナ54のスライダ78は第4図で左側に位置
しワイヤ102は緩められる。一方スロットルレバー86の
不作動時には第1のレバー92は第6で時計方向に付勢さ
れてレバー96に係合している。従って弁軸90には第1の
ばね98による絞り弁閉方向の付勢力と、第2のばね106
により絞り弁開方向の付勢力とが作用する。しかし第1
のばね98が第2のばね106よりも強く設定されているの
で、第1のばね98の付勢力が勝って弁軸90は絞り弁閉方
向に回動し、絞り弁88は全閉位置に安定する。
この状態でスロットルレバー86を作動させれば、その動
きに従って絞り弁88は開閉する。ガバナ54側のワイヤ10
2はリータンばね101により引かれているので、第2のレ
バー100は絞り弁開位置に回動され、その位置に留ま
る。
次に切換えレバー62を前へ倒したPTOモードではドッグ
クラッチ50がつながり、軸48が回転し、PTO出力軸60お
よびガバナ54が回転する。このPTOモードに切換える時
に、スロットルレバー86を全開位置に保持しておけば、
第1のばね98の付勢力は弁軸90に伝わらなくなり、第2
のばね106の付勢力により弁軸90は絞り弁開方向に回動
される。PTOモードに切換えた瞬間にはスライダ78は第
4図で左側の絞り弁全開位置にあるので、弁軸90は第2
のばね106により全開方向に回動しレバー104が第2のレ
バー100に係合する。エンジン回転速度が上昇するとガ
バナ54のスライダ78が第4図で右側へ移動してワイヤ10
2が引かれ、第2のレバー100が絞り弁閉方向(第5図で
反時計方向)に回動する。そして第2のばね106とガバ
ナ54の重錘76の遠心力とが平衡する位置、すなわち設定
速度になる位置に弁軸90は安定する。
スロットルレバー86は全開位置にロック機構によって保
持するようにしてもよいが、運転者が手動により全開位
置に保持するようにしてもよい。後者の場合には、運転
者がスロットルレバー86から手を離せば、第1のばね98
が第2のばね106に勝って絞り弁88は全閉位置に戻るの
で、運転者の乗車時のみガバナ54による定速運転が可能
になり、安全性が向上する。
以上の実施例では絞り弁制御装置を気化器84に設け、絞
り弁88と一体に回動する弁軸90を本発明における絞り弁
連動体としたものである。
第8図は本発明の他の実施例の概念図、第9図は分配器
の分解斜視図である。第9図では前記第1〜7図の実施
例と同一部分には同一符号にAを付加して示している。
これらの図で200は分配器であり、気化器84Aの絞り弁88
Aにワイヤ202により引かれた絞り弁連動体としての中間
レバー204と、この中間レバー202を絞り弁開方向に付勢
する弱い第2のばね106Aと、中間レバー204に絞り弁閉
方向に係合する第1のレバー92Aと、この第1のレバー9
2Aを絞り弁閉方向に付勢する強い第1のばね98Aと、中
間レバー204に絞り弁閉方向に係合する第2のレバー100
Aと、ワイヤ102Aのたるみを防ぐためのリターンばね101
Aとを備える。第1のレバー92Aはワイヤ94Aを介しスロ
ットルレバー86Aにより絞り弁開方向に引かれる一方、
第2のレバー100Aはワイヤ102Aを介してガバナ54Aのレ
バー82Aにより絞り弁閉方向に引かれる。この実施例の
動作は前記第1〜7図のものと同一であるから、その説
明は繰り返さない。
なお以上の各実施例において、ガバナ54,54Aと第2のレ
バー100,100Aとをワイヤ102,102Aに代えてリンクで連結
する場合には、リターンばね101,101Aは不要になる。
(発明の効果) 本発明は以上のように、絞り弁連動体を弱い第2のばね
により絞り弁開方向に付勢する一方、第1のレバーを介
して強い第1のばねにより絞り弁連動体を絞り閉方向に
付勢し、走行モードでは第1のレバーを手動または足動
の操作によって絞り弁開方向に開動させる一方、PTOモ
ードでは第1のレバーを全開位置付近に保持しつつガバ
ナによって第2のレバーを絞り弁閉方向に回動させるよ
うに構成した。この結果走行モードでは第2のレバーは
全開位置に残されて停止し、操作子はガバナから全く独
立することになるので、操作子の操作が軽くなるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の動力装置を示す斜視図、第
2,3図はこの実施例を適用した車輛の側面図と平面図、
第4図はガバナ付近の断面図、第5,6図は気化器の右側
面図と左側面図、また第7図は第5図におけるVII−VII
線断面図である。 第8図は本発明の他の実施例の概念図、第9図は分配器
の分解斜視図である。 16,16A……エンジン、 54,54A……ガバナ、 86,86A……操作子としてのスロットルレバー、 88,88A……絞り弁、 90……絞り弁連動体としての弁軸、 92,92A……第1のレバー、 98,98A……第1のばね、 100,100A……第2のレバー、 106,106A……第2のばね、 204……絞り弁連動体としてのレバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 29/00 B 9248−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気化器の絞り弁開度を、手動または足動の
    操作子とエンジンを設定速度に保つガバナとで選択的に
    制御可能とした車輛において、 絞り弁閉方向に絞り弁連動体と係合し前記操作子により
    絞り弁開方向に回動される第1のレバーと、この第1の
    レバーを絞り弁閉方向に付勢する第1のばねと、絞り弁
    閉方向に絞り弁連動体と係合する第2のレバーと、絞り
    弁連動体を絞り弁開方向に付勢する第2のばねとを備
    え、前記第1のばねの付勢力を前記第2のばねの付勢力
    より強く設定するとともに、前記第2のレバーを前記ガ
    バナに連結し、ガバナ使用状態で前記操作子を適宜の開
    度位置に保持する一方、前記ガバナが設定速度以上で前
    記第2のレバーを絞り弁閉方向に回動させることを特徴
    とする車輛の絞り弁制御装置。
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JP3323356B2 (ja) * 1995-04-07 2002-09-09 株式会社ケーヒン 絞り弁制御装置
DE69611673T2 (de) * 1996-09-20 2001-05-17 Keihin Corp., Tokio/Tokyo Drosselklappensteuerungsvorrichtung

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