JPH068689U - 複層ガラス窓構造 - Google Patents

複層ガラス窓構造

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JPH068689U
JPH068689U JP5186092U JP5186092U JPH068689U JP H068689 U JPH068689 U JP H068689U JP 5186092 U JP5186092 U JP 5186092U JP 5186092 U JP5186092 U JP 5186092U JP H068689 U JPH068689 U JP H068689U
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雄司 宮明
晴元 熊谷
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Nippon Light Metal Co Ltd
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(57)【要約】 【目的】十分な排水のできる水分の脱出口を有した複層
ガラス窓構造を得る。 【構成】アタッチメント部材1の下枠11の、サッシに
取り付けられる脚部16には集水溝13が設けられ、ア
タッチメント部材1の縦枠12には、この集水溝13に
連通するように下方に向かって開口部14が設けられ、
このアタッチメント部材1の凹部17にスペーサー2を
介在した2枚の対向するガラス板3、3が嵌合されてい
る複層ガラス窓構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内側に侵入した水分を外に排水する複層ガラス窓構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内の温度が保たれるような断熱効果や、優れた防音効果を得るために 、中空層を介在して2枚のガラス板を対向させた複層ガラスが使用されるように なってきた。
【0003】 この複層ガラスをサッシへ取り付ける場合、新築の住宅においては、あらかじ めサッシの見込み寸法を大きく設計し、窓の厚さの増加に対応することができる が、既に単板ガラスの窓が取り付けられている場合は、窓の厚さ寸法が合わない ために、サッシごと交換しなければならなかった。
【0004】 さらに、どちらの場合も、これまでのサッシと違った特別な仕様のものを用意 しなければならず、また、その窓の厚さ寸法もそれぞれの複層ガラスによって異 なるものであるため、それぞれの窓に応じたサッシを個別に用意しなければなら なかった。
【0005】 そこで、これまでの単板ガラスに適合していたサッシの見込み寸法を変更せず にすむように、サッシに取り付けられる脚部は薄く、スペーサーを介した2枚あ るいはそれ以上のガラス板を受けている部分は厚くなっているアタッチメント部 材を用い、このアタッチメント部材によって4辺を囲い、複層ガラスをサッシに 取り付けるといった方法が用いられるようになってきた。
【0006】 さらに、このアタッチメント部材の内側壁と複層ガラスとの間は完全に密封す ることができないものであり、両者の隙間から雨水等が侵入するため、スペーサ ーとガラス板の取り付け等の接着力の低下や、乾燥剤の劣化が起こりやすく、ま た、複層ガラスのガラス板の曇りの原因になってしまう。
【0007】 そのために、図4に示すように従来の複層ガラス窓構造は、アタッチメント部 材の下枠41に水抜き穴42を設け、アタッチメント部材の下方に水分を排水す るような構造となっており、上記のような弊害を防いでいた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、サッシに嵌合されるアタッチメント部材の下枠脚部の見込み寸 法には制限があるため、従来の複層ガラス窓構造のアタッチメント部材に設けら れた水抜き穴は、その面積に制約があって大きな水抜き穴があけられず、十分な 排水を行うことができなかった。
【0009】 また、このアタッチメント部材の下枠に水抜き穴を設ける場合、部材の成形後 の穴あけ加工が必要であり、また、下枠の長さにより水抜き穴の数の変更が必要 であったり、さらに、水抜き穴の煩わしい位置決めが必要であったりするため、 作業上きわめて効率が悪く、穴加工の設計が困難なものであった。
【0010】 本考案の目的は、従来技術が有していた前述の欠点を解決しようとするもので あり、従来知られていなかった複層ガラス窓構造を新規に提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決すべくなされたものであり、少なくとも2枚のガ ラス板を、その周辺部にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔置 し、周辺部をシールしてなる複層ガラスと、前記複層ガラスを受け止める凹部と サッシに取り付けられる脚部とを有するアタッチメント部材とからなる複層ガラ ス窓構造において、前記アタッチメント部材の下枠には集水溝が設けられ、前記 アタッチメント部材の少なくとも一方の縦枠下部には前記集水溝に連通して下方 に向かう開口部が設けられていることを特徴とする複層ガラス窓構造を新規に提 供するものである。
【0012】 また、本考案は、少なくとも2枚のガラス板を、その周辺部にスペーサーを介 在させて中空層が形成されるように隔置し、周辺部をシールしてなる複層ガラス と、前記複層ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けられる脚部とを有する アタッチメント部材とからなる複層ガラス窓構造において、前記アタッチメント 部材の下枠には集水溝が設けられており、前記アタッチメント部材の縦枠および 下枠の少なくとも一方には、両者が接合される片端あるいは両端の脚部に欠落部 を有していることを特徴とする複層ガラス窓構造を新規に提供するものである。
【0013】
【作用】
このように本考案によれば、複層ガラスをサッシに取り付けるためのアタッチ メント部材の下枠に集水溝が設けてあるため、アタッチメント部材とガラス板と の隙間から侵入した雨水等が、その集水溝に流れ込むようになっている。
【0014】 さらに、アタッチメント部材の端部における縦枠あるいは下枠には、開口部ま たは欠落部が設けてあるために、この開口部または欠落部が集水溝に流れ込んだ 水分の脱出口となって、複層ガラスの外に水分が抜けるようになっている。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳説することとする。
【0016】 図1は、本考案の基本的構成の1例を示す要部拡大斜視図である。アルミニウ ム等の軽金属からなるアタッチメント部材1の下枠11には、サッシ(図示せず )に取り付けられる脚部16に集水溝13が設けられており、さらに、アタッチ メント部材1の縦枠12には、この集水溝13に連通するように下方に向かって 開口部14が設けられている。
【0017】 このアタッチメント部材1の凹部17には、スペーサー2を介在して中空層9 を形成するように隔置され、周辺をシールされた2枚の対向するガラス板3、3 が嵌合され、また、縦枠と下枠、上枠(図示せず)とはネジ6によって接合され ている。
【0018】 また、図2は、本考案の基本的構成の1例を示す要部断面図である。集水溝1 3は、アタッチメント部材1の下枠11がサッシ下框4に取り付けられる脚部1 6に設けられている。さらに、アタッチメント部材1の凹部17に、スペーサー 2を介在した2枚の対向するガラス板3、3が嵌合されており、アタッチメント 部材1の側壁とガラス板3とが接する部分には押し縁5が嵌入されて、アタッチ メント部材1と複層ガラスとの厚さ寸法を調節している。
【0019】 ここで、本考案における下枠11の脚部16に設けられた集水溝13の形状は 、水の流れがスムースなものであれば特に制限されるものではなく、また、本考 案における縦枠12の脚部の下部端面に設けられる開口部14は、集水溝13に 連通される連通部が開口部14と集水溝13との間に備えられて、下に向かって 水分が流れ出るようになっていれば、その位置に制限はなく、開口作業の容易さ に鑑みて、連通部自身が開口部となるように、縦枠12の脚部の、下枠11に当 接する面と下部端面とで形成されるコーナー部が切り抜かれて開口部とすること が好ましい。
【0020】 特に、縦枠として下枠と同形状のものを用いることによって、下枠の集水溝に 相当する部分が、縦枠における下枠の集水溝に連通する開口部となって、下方に 向かって開口することになり、新たに開口部の形成作業が省かれるため、さらに 好ましい。
【0021】 また、本考案における縦枠と下枠、さらには縦枠と上枠との接合は、確実な固 定が実現されるものであれば、ネジ留めに限られるものではなく、各種の接合手 段によって接合されるものである。さらに、両者の接合部にシーラントを介在さ せて押圧し、場合によっては接着剤をこのシーラントとアタッチメント部材との 間に介在させて、下枠や上枠と縦枠との間隙をなくし、水密性に富んだ接合を実 現することもでき、加えて、アタッチメント部材のコーナー部を保護できるよう に、このシーラントをアタッチメント部材の見付け面よりも突出させてもよい。
【0022】 さらに、アタッチメント部材の内側壁と複層ガラスとが当接する部分は、両者 の隙間をなくすようになっていれば、アタッチメント部材にあらかじめ合成樹脂 等が一体成形されていても、複層ガラスの端部を巻くようにグレージングチャン ネルが備えられてもよく、さらにそのほかの部材が備えられていてもよいが、複 層ガラスの厚さの違いや、さらには複層ガラスの中空層にブラインド等が備えつ けられた場合等に、容易に設計変更ができることに鑑みて、押し縁がアタッチメ ント部材の内側壁とガラス板との間に嵌着されることが好ましい。
【0023】 さらにまた、本考案におけるアタッチメント部材は、複層ガラスを確実に固定 するものであれば、その材質は特に制限されるものではないが、その重さや硬度 に鑑みて、アルミニウム等の軽金属からなることが好ましい。
【0024】 本考案における複層ガラスは、中空層を介在して3枚以上のガラス板が対向し たものでも、また、ガラス板の表面にフィルム層が積層されていてもよく、各種 のコーティングが施されていてもよい。また、その中空層には、ブラインドやカ ーテン等が備えられていてもよく、これらを、複層ガラスの外側から開閉可能に 操作することもできる。
【0025】 図3は、本考案の別の構成例を示す要部拡大斜視図である。アタッチメント部 材1の縦枠12と下枠11とは、留め加工によって接合されており、下枠11の 脚部には集水溝が設けてある。下枠11の、縦枠12と接合される脚部には、集 水溝が露出するように欠落部18が設けられており、複層ガラスに入り込んだ水 分が脱出できるようになっている。
【0026】 また、このような欠落部は、アタッチメント部材の枠外に向かって集水溝が露 出するように設けられるものであれば、その位置や形状に制限はなく、縦枠の、 下枠と接合される脚部に設けられても、また、アタッチメント部材の枠角が落と されたものであってもよい。
【0027】 特に、アタッチメントの縦枠と下枠との接合がネジ留め等の部材にたよって行 われる場合には、その設計上のゆとりに鑑みて、下枠脚部の端部が切り欠かれて 、集水溝が枠外に向かって露出する構造とすることが好ましい。
【0028】
【考案の効果】
本考案によれば、複層ガラス窓構造のアタッチメント部材に、十分な排水能力 のある水抜き構造が得られ、アタッチメント部材の下枠に水抜き穴を設ける場合 のような、部材の成形後の穴あけ加工が必要であったり、下枠の長さにより水抜 き穴の数の変更が必要であったり、さらには水抜き穴の煩わしい位置決めが必要 であったりといった、作業上の効率の悪さがなくなり、容易に複層ガラス中の水 分の逃げ道を確保することができる。
【0029】 さらに、この複層ガラスから水分の逃げ道を確保することによって、アタッチ メント部材とガラス板との隙間から侵入した雨水等による、スペーサーとガラス 板の取り付け等の接着力の低下や、乾燥剤の劣化が起こりにくく、また、複層ガ ラスの内側の曇りを防ぐことができる。
【0030】 また、本考案によれば、従来通りのサッシの構成のまま、複層ガラスをこのよ うなサッシに取り付けることができ、断熱効果や防音効果に富んだ、曇りのない 複層ガラス窓構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成の1例を示す要部拡大斜視
図
【図2】本考案の基本的構成の1例を示す要部断面図
【図3】本考案の基本的構成の1例を示す要部拡大斜視
図
【図4】従来の複層ガラスの水抜き穴を示す要部拡大斜
視図
【符号の説明】
1:アタッチメント部材 2:スペーサー 3:ガラス板 4:サッシ下框 5:押し縁 6:ネジ 9:中空層 11:下枠 12:縦枠 13:集水溝 14:開口部 16:脚部 17:複層ガラス受け凹部 18:欠落部 41:アタッチメント部材の下枠 42:水抜き穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のガラス板を、その周辺部
    にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔
    置し、周辺部をシールしてなる複層ガラスと、前記複層
    ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けられる脚部
    とを有するアタッチメント部材とからなる複層ガラス窓
    構造において、前記アタッチメント部材の下枠には集水
    溝が設けられ、前記アタッチメント部材の少なくとも一
    方の縦枠下部には前記集水溝に連通して下方に向かう開
    口部が設けられていることを特徴とする複層ガラス窓構
    造。
  2. 【請求項2】少なくとも2枚のガラス板を、その周辺部
    にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔
    置し、周辺部をシールしてなる複層ガラスと、前記複層
    ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けられる脚部
    とを有するアタッチメント部材とからなる複層ガラス窓
    構造において、前記アタッチメント部材の下枠には集水
    溝が設けられており、前記アタッチメント部材の縦枠お
    よび下枠の少なくとも一方には、両者が接合される片端
    あるいは両端の脚部に欠落部を有していることを特徴と
    する複層ガラス窓構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5622287U (ja) * 1979-07-28 1981-02-27
JPH042893U (ja) * 1990-04-24 1992-01-10

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5622287U (ja) * 1979-07-28 1981-02-27
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