JPH0687042A - 搬送駆動装置 - Google Patents

搬送駆動装置

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JPH0687042A
JPH0687042A JP26547892A JP26547892A JPH0687042A JP H0687042 A JPH0687042 A JP H0687042A JP 26547892 A JP26547892 A JP 26547892A JP 26547892 A JP26547892 A JP 26547892A JP H0687042 A JPH0687042 A JP H0687042A
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JP
Japan
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feed
drive
lifting
elevating
gear
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Application number
JP26547892A
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English (en)
Inventor
Takao Iura
孝男 井浦
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送に必要な各移動方向の駆動機構を独立し
て運転できるとともに、装置のコンパクト化を図ること
ができる搬送駆動装置を提供すること。 【構成】 トランスファープレスでの材料の搬送をトロ
リーによる送りと昇降ロッドによる昇降で行うよう、送
り用プーリ42および昇降用プーリ44に巻き掛けたワ
イヤーベルト45,46の両端を各連結棒に固定し、両
プーリ42,44の回動で搬送を行うようにしておく。
この2つのプーリ42,44を送り駆動軸58と昇降駆
動軸70に取付ける。送りカム49と昇降カム64で揺
動される従動体54,66の送り歯車56と昇降歯車6
7で遊星歯車機構59に回動運動を伝達して送り駆動軸
58と昇降駆動軸70を回動するようにしてある。送り
と昇降の2つの移動方向の駆動軸58,70の回動を遊
星歯車機構59の差動特性によって独立して運転し、し
かも構成部品点数を削減して装置のコンパクト化を図っ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の移動方向の運
動を組合わせて被搬送物の搬送を繰り返す搬送機構を駆
動する搬送駆動装置に関し、各移動方向の駆動機構が独
立して運転できるとともに、装置のコンパクト化を図る
ことができるようにしたものであり、特に、トランスフ
ァープレスにおいて、材料を各成形工程に順次送った
り、取出したりする材料の搬送機構に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】数工程を要する複雑な加工などを能率良
く行うため搬送機構(トランスファー機構)が用いられ
ており、たとえば複雑な深絞りや曲げなどを数工程で行
うプレス成形では、搬送機構(送り装置)が組み込まれ
たトランスファプレスが使用されている。
【0003】このトランスファープレスでは、別々に調
整できる数個のスライドを持つ自動プレスと、そのクラ
ンクなどの1回転ごとに材料を隣の成形工程などに移す
材料の搬送機構(トランスファ送り機構)とで構成され
る。
【0004】このようなトランスファプレスでは、例え
ば図5に示すように、各成形工程A〜Eに合わせてベッ
ド1に取付けられたボルスタ2,3上に下型4aが固定
され、ベッド1に立設されたアプライト5に支持された
クラウン6内の駆動機構で上下動されるスライド7,8
に上型4bが取付けられ、2つの金型4a,4bが上下
に対向するように構成される。
【0005】また、トランスファプレスの材料の搬送機
構は、各プレス成形工程の上下2つの金型の送り方向両
側に材料を掴むことができるクロスバーを送り方向と直
交するように設け、このクロスバーに送りと昇降を行わ
せるようにし、前工程からの材料の供給、クロスバーの
退避、プレス成形後の材料の次工程への搬送という一連
の動作を行う。
【0006】このようなトランスファプレスの材料の搬
送機構10の具体的な構成は、例えば図6に示すよう
に、材料の送り(アドバンス−リタン)を行う送り機構
11を備えており、トランスファープレスのアプライト
5に一対のガイドビーム12が固定され、金型を挾んで
送り方向Lの両側に配置されている。これらガイドビー
ム12には、上下の車輪13により送り方向Lに往復移
動可能なトロリー14が材料の送りに必要な台数(例え
ば図5で示したトランスファープレスでは、7台)装着
され、それぞれのガイドビーム12上のトロリー14が
連結ロッド15で送り方向Lに連結され、一体に移動で
きるようになっている。
【0007】また、材料の昇降(リフト−ダウン)を行
う昇降機構16は、各トロリー14内にピニオン17が
取付けられ、このピニオン17と噛み合うラック18が
形成された昇降ロッド19が上下方向に移動可能に設け
られている。さらに、このピニオン17には、水平方向
に往復動される昇降駆動バー20の水平なラック21が
噛み合っており、昇降駆動バー20を水平方向に往復動
することで、ピニオン17を回転し、このピニオン17
と噛み合うラック18を備えた昇降ロッド19を昇降す
るようになっている。
【0008】したがって、このような送り機構11と昇
降機構16との運動を組合わせることで、材料の送り及
び昇降ができる。
【0009】そして、これら昇降ロッド19の下端部に
送り方向Lと直交するクロスバー22が設けられ、この
クロスバー22にバキュームカップ23が取付けられ、
材料を吸着して搬送できるようになっている。
【0010】次に、これら送り機構11と昇降機構16
のそれぞれを駆動する駆動機構24、30はカムおよび
レバー機構で構成され、トランスファープレスのスライ
ド7,8の動きに連動するようになっている。
【0011】まず、送り駆動機構24は、トランスファ
ープレスの送り方向Lの端に位置するアプライト5など
に「L」字状の送りレバー25の中間部が支軸26で送
り方向Lに揺動自在に取付けられており、この送りレバ
ー25の基端部にカムフォロア27が取付けてある。そ
して、このカムフォロア27と接触する位置に送りカム
28が設けられ、図示しない動力伝達機構でスライド
7,8の動きが伝達されるようになっている。また、送
りレバー25の先端部には、連結棒29が取付けられ、
トロリー14に連結されている。
【0012】したがって、トランスファープレスのスラ
イド7,8の動きが送りカム28に伝達されると、カム
フォロア27を介して送りレバー25が揺動され、連結
棒29で連結されたトロリー14を送り方向Lに移動す
ることができる。
【0013】一方、昇降駆動機構30は、送りレバー2
5の支軸26と同軸に昇降用リンク31の基端が回動自
在に取付けられ、この昇降用リンク31の先端にカムフ
ォロア32が取付けられている。そして、このカムフォ
ロア32に対応して昇降用カム33が設けられ、図示し
ない動力伝達機構でスライド7,8の動きが伝達される
ようになっている。
【0014】さらに、昇降用リンク31の動きをトロリ
ー14内の昇降駆動バー20に伝達するため、送りレバ
ー25の先端部に横軸34を介して「く」字状の昇降レ
バー35の中間部が回動自在に取付けられ、この昇降レ
バー35の基端部と昇降用リンク31の基端部とがロッ
ド36で連結されている。
【0015】そして、昇降レバー35の先端部に連結棒
37が連結されてトロリー14内の昇降駆動バー20と
連結されている。
【0016】したがって、図示しない動力伝達機構でス
ライド7,8の動きが昇降用カム33に伝達されると、
カムフォロア32を介して昇降用リンク31が回動さ
れ、この動きがロッド36によって昇降レバー35に伝
達され、さらに連結棒37によってトロリー14内の昇
降駆動バー20を往復動する。
【0017】すると、昇降駆動バー20のラック21が
水平方向に往復動され、これと噛み合うピニオン17を
回転することになり、ラック18を介して噛み合う昇降
ロッド19を昇降することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
材料の搬送駆動機構10では、材料の送りや昇降に必要
なストロークを得るためには、それに見合った大きな送
りレバー25や昇降レバー35を使用しなければなら
ず、大型のハウジングが必要となる。
【0019】さらに、送りカム28や昇降用カム33の
運動を最終的なクロスバー22での送りおよび昇降とす
るために、多くのレバー等のリンクがピン等で連結され
ており、構成部品が多く複雑であるとともに、連結部で
の隙間やバックラッシュによるガタが生じたり、振動や
摩耗の原因となり、その対策も難しいという問題があ
る。
【0020】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、各移動方向の駆動機構を独立して
運転できるとともに、装置のコンパクト化を図ることが
できる搬送駆動装置を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の搬送駆動装置は、複数の
移動方向の運動を組合わせて被搬送物の搬送を繰り返す
搬送機構を駆動する搬送駆動装置において、複数の移動
方向のうちの2つの移動方向ごとの一方の移動方向の駆
動装置は駆動源の動きを直接出力するように介在する歯
車群を有するとともに、他方の移動方向の駆動装置は駆
動源の動きを前記一方の移動方向の駆動装置の歯車群と
差動歯車を介して連結され差動歯車により合成された動
きを出力する歯車群を有することを特徴とするものであ
る。
【0022】また、この発明の搬送駆動装置は、上記構
成の搬送機構を送り方向に移動可能なトロリーを備えた
送り機構およびこのトロリーに設けられた昇降機構で構
成し、送り方向の速度とタイミングを制御し得る送り駆
動機構および昇降速度とタイミングを制御し得る昇降駆
動機構とを上記構成の1組の遊星歯車機構を介して独立
して運転可能に前記送り機構および昇降機構に連結した
ことを特徴とするものである。
【0023】
【作用】この搬送駆動装置によれば、送りや昇降などの
複数の移動方向の運動を組み合わせて被搬送物を搬送す
る搬送機構と、これらを駆動する各移動方向ごとの駆動
機構とを2つの移動方向ごとに遊星歯車機構を介して連
結するようにしており、2つの移動方向ごとの駆動機構
を遊星歯車の差動特性によって独立して運転でき、しか
も構成部品点数を削減して装置のコンパクト化を図るよ
うにしている。
【0024】また、この搬送駆動機構によれば、トラン
スファープレスの場合のように、送りと昇降で材料など
を搬送する場合、送り機構をトロリーで構成するように
するとともに、このトロリーに設けた昇降ロッドなどの
昇降機構で昇降するようにし、送り速度や昇降速度とタ
イミングとをそれぞれ制御し得るカム機構やサーボモー
タ等で構成した送り駆動機構と昇降駆動機構とを1組の
遊星歯車機構を介して送り機構と昇降機構とに連結する
ようにしており、送りと昇降の2つの移動方向の駆動機
構を遊星歯車の差動特性によって独立して運転でき、し
かも構成部品点数を削減して装置のコンパクト化を図る
ようにしている。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1および図2はこの発明の搬送駆動装置
装置の一実施例にかかる平面図および概略側面図であ
る。
【0026】この搬送駆動装置40は、たとえば図5で
説明したトランスファープレスの材料の送りと昇降を組
み合わせて行う搬送機構10の駆動のために用いられる
ものであり、図6で説明したカムおよびレバー機構で構
成された送り駆動機構24および昇降駆動機構30に替
えて用いられる。
【0027】この搬送駆動装置40では、送り機構41
の出力側の送り用プーリ42および昇降機構43の出力
側の昇降用プーリ44を回転し、これらに巻き掛けたワ
イヤーベルト45,46を連結棒29,37に連結して
送りおよび昇降を行う(図3参照)。 この搬送駆動装
置40の送り機構41では、矩形のフレーム47内にカ
ム軸48が回転可能に支持されており、このカム軸48
に送りカム49がキーを介して取付けられている。この
送りカム49はトランスファープレスのスライドの動き
に合わせて送り速度とタイミングが定まるように形状お
よび回転速度が選定される。そして、このカム軸48を
回転駆動するため、カム軸48に歯車50が取付けら
れ、これと噛み合うピニオン51を備えたモータ52が
フレーム47に取付けられている。
【0028】この送りカム49に接するカムフォロア5
3が送り用従動体54の先端部の2箇所に取付けられて
おり、この送り用従動体54がフレーム47に取付けら
れた支持軸55に回転可能に取付けられている。そし
て、この送り用従動体54のカムフォロア53と反対側
には、円弧状の送り歯車56が形成してある。
【0029】この送り歯車56は送り駆動歯車57と噛
み合っており、送り駆動歯車57がフレーム47に回転
可能に支持された送り駆動軸58にキーを介して取付け
られており、送り駆動軸58の両側に取付けた送り用プ
ーリ42を回転するようになっている。
【0030】また、この送り駆動歯車57には、一体に
1組の遊星歯車機構59の太陽歯車を構成するベベルギ
ヤ60が形成され、これと対向して送り駆動軸58にも
太陽歯車としてのベベルギヤ61が回転可能に支持され
ている。
【0031】これら2つの太陽歯車としてのベベルギヤ
60,61の間にキャリア62が配置され、このキャリ
ア62に両方のベベルギヤ60,61に噛み合う遊星歯
車としての小ベベルギヤ63がたとえば4個回転可能に
支持されている。
【0032】一方、この搬送駆動装置40の昇降機構4
3では、矩形のフレーム47内のカム軸48と同軸にキ
ーを介して昇降カム64が取付けられている。この昇降
カム64もトランスファープレスのスライドの動きに合
わせて昇降速度とタイミングが定まるように形状および
回転速度が選定される。
【0033】したがって、モータ52によってカム軸4
8が回転されると、送りカム49が回転されると同時
に、昇降カム64も回転されることになる。
【0034】この昇降カム64に接するカムフォロア6
5がフレーム47の支持軸55上に回転可能に支持され
た昇降用従動体66の先端部の2箇所に取付けられてお
り、この昇降用従動体66のカムフォロア65と反対側
には、円弧状の昇降歯車67が形成してある。
【0035】この昇降歯車67は遊星歯車機構59のキ
ャリア62の外周に形成した昇降駆動歯車68と噛み合
っている。
【0036】そして、送り駆動軸58上を遊転するベベ
ルギヤ61と一体に昇降用ピニオン69が形成され、フ
レーム47に回転可能に支持された昇降駆動軸70にキ
ーを介して取付けられた歯車71が噛み合っており、昇
降駆動軸70の両側に取付けた昇降用プーリ44を回転
するようになっている。
【0037】したがって、昇降機構43の出力側の昇降
用プーリ44が取付けられた昇降駆動軸70の歯車71
と昇降駆動用の昇降歯車67との間には、1組の遊星歯
車機構59が介装された状態で連結されているのであ
る。
【0038】このように構成された搬送駆動装置40で
駆動される搬送機構は、たとえば図3(b)に示した図
6と類似の搬送機構10であって、ガイドビーム12を
上下に挾む車輪13で送り方向に走行可能なトロリー1
4で送り機構41を構成する一方、トロリー14内にプ
ーリー90が取付けられ、このプーリー90とワイヤー
ベルト92を介して昇降ロッド19が上下方向に移動可
能に設けられ、さらに、このプーリー90はワイヤーベ
ルト91を介して昇降バー20の水平方向の往復運動で
回転可能に連結されている。
【0039】したがって、昇降バー20の水平運動はワ
イヤーベルト91、プーリー90、ワイヤーベルト92
を介して昇降ロッド19を昇降するようになっていても
良いが、たとえば図3(a)に示すように、ガイドビー
ム12を上下に挾む車輪13で送り方向に走行可能なト
ロリー14で送り機構41を構成する一方、昇降機構4
3をパンタグラフ機構72で構成し、各連結部の歯車の
うち、上端部の2つの歯車73に噛み合うように昇降駆
動バー20のラック21を配置する。
【0040】そして、連結棒29の端部に送り用プーリ
42に巻き掛けた送りワイヤーベルト45の両端部を固
定するとともに、連結棒37の端部に昇降用プーリ44
に巻き掛けた昇降ワイヤーベルト46の両端部を固定す
る。
【0041】次に、この搬送駆動装置40の動作ととも
に、送りと昇降を組み合わせて行うトランスファープレ
スでの材料の搬送について説明する。モータ52によっ
てカム軸48が回転されると、送りカム49と昇降カム
64とが同時回転される。
【0042】すると、送りカム49および昇降カム64
の形状及び回転速度がトランスファープレスのスライド
の動きと同期するように形成してあるので、搬送に必要
な動作がモータ52を連続回転することで行われる。
【0043】まず、所定位置でバキュームカップ23を
下降して材料を吸着した状態から搬送を開始するとすれ
ば、昇降カム64によってカムフォロア65が取付けら
れた昇降用従動体66が上昇方向に回動され、昇降歯車
67、昇降駆動歯車68、昇降用ピニオン69、歯車7
1を介して昇降駆動軸70が回転され、昇降用プーリ4
4が上昇方向に回動され、昇降用ワイヤーベルト46に
よって連結された連結棒37および昇降駆動バー20の
ラック21が引き込まれてパンタグラフ機構72のリン
クの下端が上昇されて材料が上昇される。
【0044】この上昇中は、送りカム49は回転しても
送り用従動体54は何等回動されず停止状態に保持され
ることから、遊星歯車機構59では、送り駆動歯車57
と一体のベベルギヤ60が停止状態に拘束され、この状
態で昇降駆動歯車68が回転されると、キャリア62の
小ベベルギヤ63がベベルギヤ60に沿って自転しなが
ら公転し、小ベベルギヤ63の自転によってベベルギヤ
61が回転される。
【0045】これにより、ベベルギヤ61と一体の昇降
用ピニオン69が回転され昇降駆動軸70が回転されて
昇降用プーリ44が回動されることになり、送り機構4
1と独立して昇降される。
【0046】次に、上昇状態で材料の送りを行うが、こ
の場合には、送りカム49によってカムフォロア53が
取付けられた送り用従動体54が送り方向に回動され、
送り歯車56、送り駆動歯車57を介して送り駆動軸5
8が回動され、送り用プーリ42が送り方向に回動さ
れ、送り用ワイヤーベルト45によって連結された連結
棒29および連結ロッド15が押出されてトロリー14
を移動し、材料を送る。
【0047】この送りによってトロリー14が移動され
ると、昇降機構43をも駆動する搬送駆動装置40との
相対位置が変化するため昇降駆動バー20が相対移動さ
れた状態となって材料の昇降が生じる恐れがあるが、遊
星歯車機構59で解消される。 すなわち、送り中は、
昇降カム64は回転しても昇降用従動体66は何等回動
されず停止状態に保持されることから、遊星歯車機構5
9においては、昇降駆動歯車68が停止されてキャリア
62の回転が停止状態に拘束される。この状態で送り駆
動歯車57が回転されると、これと一体のベベルギヤ6
0も回転され、停止状態のキャリア62の小ベベルギヤ
63が公転せずに自転のみすることになって、これと噛
み合うベベルギヤ61がベベルギヤ60と同一速度で回
転され、ベベルギヤ61と一体の昇降用ピニオン69を
回転する。
【0048】このため、昇降駆動軸70も回転されて送
りにともなう昇降駆動バー20のトロリー14に対する
相対移動が相殺され、昇降が生じないように昇降用プー
リ44が回動されることになり、昇降機構41に何等影
響を及ぼさず独立して材料の送りが行われる。
【0049】この後、材料を下降する場合には、上記の
上昇と逆方向に昇降用従動体66が回動されることにな
り、同様にして材料の下降が行われる。
【0050】また、逆方向への送り(戻し)を行う場合
には、上記の送りと逆方向に送り用従動体54が回動さ
れることになり、同様にして逆方向への送りが行われ
る。
【0051】さらに、昇降と送りを同時に行う場合に
は、上記の昇降の動作と送りの動作が組み合わされた状
態で行われる。
【0052】このような搬送駆動装置40を用いること
で、従来の機構のような大きなレバーが必要でなく、装
置をコンパクトにすることができるとともに、連結部も
少なくガタを無くして振動や摩耗を防止することができ
る。
【0053】また、送り機構41と昇降機構43を遊星
歯車機構59を介して連結するようにしたので、送りと
昇降をそれぞれ独立行うことができるとともに、送りや
昇降のタイミングやストロークの調整が自由にできる。
【0054】さらに、昇降機構にパンタグラフ機構72
を用いるようにすることで、昇降ロッドが上に突き出す
ことがなく、省スペースを図ることができる。
【0055】次に、この発明の他の一実施例について、
図4により説明する。この実施例では、送りカム49お
よび昇降カム64による速度やタイミングの調整に替
え、電気的に制御する形式としたものであり、送り用サ
ーボモータ81と昇降用サーボモータ82を用いるとと
もに、制御装置83で搬送駆動装置80が構成されてい
る。
【0056】すなわち、送り用サーボモータ81には、
送り歯車56に相当するピニオンが取付けられて送り駆
動歯車57と噛み合わせてあり、昇降用サーボモータ8
2には、昇降歯車67に相当するピニオンが取付けられ
て昇降駆動歯車68と噛み合わせてある。そして、これ
ら送り用サーボモータ81による回転速度やタイミング
が制御装置83で制御されるとともに、昇降用サーボモ
ータ82による回転速度やタイミングも制御装置83で
制御される。
【0057】なお、他の構成は図1および図2の実施例
と同一であるので、同一部材に同一番号を記し、説明は
省略する。
【0058】このような搬送駆動装置80によれば、電
気的な制御は必要となるが、送りカム49や昇降カム6
4を用いないので、一層装置のコンパクト化を図ること
ができる。また、この装置80によっても上記実施例の
場合と同様の効果を奏する。
【0059】なお、上記実施例では、送りと昇降との2
つの移動方向の移動を組み合わせて搬送を行うようにし
たが、3次元方向の搬送や回転移動が含まれる搬送の場
合にも2つの移動方向ごとに1組の遊星歯車機構を並列
に用いるようにすることで、各移動方向の駆動を独立し
て行うことができるとともに、装置のコンパクト化を図
ることができる。
【0060】また、この搬送駆動装置の適用範囲もトラ
ンスファープレスに限らず、種々の搬送装置の駆動に広
く適用することができる。
【0061】さらに、上記実施例では、この発明をトロ
リー形式によるクロスバー型搬送装置に適用した場合で
説明したが、これに限らず、他の形式の搬送装置に適用
することも可能である。
【0062】また、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
構成要素に種々の変更を加えることができることは言う
までもない。
【0063】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ようにこの発明の搬送駆動装置によれば、送りや昇降な
どの複数の移動方向の運動を組み合わせて被搬送物を搬
送する搬送機構と、これらを駆動する各移動方向ごとの
駆動機構とを2つの移動方向ごとに遊星歯車機構を介し
て連結するようにしたので、2つの移動方向ごとの駆動
機構を遊星歯車の差動特性によって独立して運転でき、
しかも構成部品点数を削減して装置のコンパクト化を図
ることができる。
【0064】また、この搬送駆動機構によれば、トラン
スファープレスの場合のように、送りと昇降で材料など
を搬送する場合、送り機構をトロリーで構成するように
するとともに、このトロリーに設けた昇降ロッドなどの
昇降機構で昇降するようにし、送り速度や昇降速度とタ
イミングとをそれぞれ制御し得るカム機構やサーボモー
タ等で構成した送り駆動機構と昇降駆動機構とを1組の
遊星歯車機構を介して送り機構と昇降機構とに連結する
ようにしたので、送りと昇降の2つの移動方向の駆動機
構を遊星歯車の差動特性によって独立して運転でき、し
かも構成部品点数を削減して装置のコンパクト化を図る
ことができる。
【0065】また、機構も簡単であり、信頼性が高く、
プレス成形の高速化にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の搬送駆動装置装置の一実施例にかか
る平面図である。
【図2】この発明の搬送駆動装置装置の一実施例にかか
る概略側面図である。
【図3】この発明の搬送駆動装置装置の一実施例をトラ
ンスファープレスの搬送機構とともに示す概略構成図で
ある。
【図4】この発明の搬送駆動装置装置のたの一実施例に
かかる平面図である。
【図5】この発明の適用対象の一つであるトランスファ
ープレスの正面図である。
【図6】従来の搬送駆動装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 搬送機構 11 送り機構 12 ガイドビーム 13 車輪 14 トロリー 15 連結ロッド 16 昇降機構 17 ピニオン 18 ラック 19 昇降ロッド 20 昇降駆動バー 21 ラック 22 クロスバー 23 バキュームカップ 40 搬送駆動装置 41 送り機構 42 送り用プーリ 43 昇降機構 44 昇降用プーリ 45 送りワイヤーベルト 46 昇降ワイヤーベルト 59 遊星歯車機構 60 ベベルギヤ 61 ベベルギヤ 62 キャリア 63 小ベベルギヤ L 送り方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動方向の運動を組合わせて被搬
    送物の搬送を繰り返す搬送機構を駆動する搬送駆動装置
    において、複数の移動方向のうちの2つの移動方向ごと
    の一方の移動方向の駆動装置は駆動源の動きを直接出力
    するように介在する歯車群を有するとともに、他方の移
    動方向の駆動装置は駆動源の動きを前記一方の移動方向
    の駆動装置の歯車群と差動歯車を介して連結され差動歯
    車により合成された動きを出力する歯車群を有すること
    を特徴とする搬送駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送機構を送り方向に移動可能なト
    ロリーを備えた送り機構およびこのトロリーに設けられ
    た昇降機構で構成し、送り方向の速度とタイミングを制
    御し得る送り駆動機構および昇降速度とタイミングを制
    御し得る昇降駆動機構とを前記1組の遊星歯車機構を介
    して独立して運転可能に前記送り機構および昇降機構に
    連結したことを特徴とする請求項1記載の搬送駆動装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108263100A (zh) * 2017-12-15 2018-07-10 广东开放大学(广东理工职业学院) 一种双工位易拉罐盖打码装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108263100A (zh) * 2017-12-15 2018-07-10 广东开放大学(广东理工职业学院) 一种双工位易拉罐盖打码装置
CN108263100B (zh) * 2017-12-15 2023-12-12 广东开放大学(广东理工职业学院) 一种双工位易拉罐盖打码装置

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