JPH068750A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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Publication number
JPH068750A
JPH068750A JP5014562A JP1456293A JPH068750A JP H068750 A JPH068750 A JP H068750A JP 5014562 A JP5014562 A JP 5014562A JP 1456293 A JP1456293 A JP 1456293A JP H068750 A JPH068750 A JP H068750A
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JP
Japan
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instrument panel
polypropylene resin
sheet
mold
polypropylene
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Application number
JP5014562A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Matsuki
清 松木
Izumi Ibata
泉 伊場田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押圧したときにソフトでしなやかな触感を付
与し、緩衝性にすぐれ、重厚感を有し、高温時に悪臭を
発生せず、燃焼時の有害ガスの発生量が少なく、軽量で
あり、かつリサイクルが容易なインストルメントパネル
を提供すること。 【構成】 ポリプロピレン系樹脂シート、ポリプロピレ
ン系樹脂押出発泡シートおよびポリプロピレン系樹脂型
内発泡体が順に積層されたインストルメントパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインストルメントパネル
に関する。さらに詳しくは、自動車の計器類を装着する
ためのインストルメントパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インストルメントパネルとして
は、ポリ塩化ビニルなどのレザーシート、ポリプロピレ
ン発泡体などの発泡体シートおよびABS樹脂などの芯
材を順次重合し、接着剤でたがいに一体的に結着した積
層体を加熱軟化した状態で成形型で加圧成形したものな
どが知られている(特開昭54-158471 号公報)。
【0003】しかしながら、前記インストルメントパネ
ルは、発泡体シートを有するとはいうものの、押圧した
ときの触感が硬く、しかも緩衝性に劣るとともに、重厚
感がないという欠点があった。
【0004】前記インストルメントパネルの欠点を解消
しうるものとしては、ポリ塩化ビニルからなるレザーシ
ート、ポリプロピレン発泡体などの発泡体シート、発泡
ポリウレタン層およびABS樹脂などの芯材を順次積層
し、一体化した積層物が知られている。
【0005】前記積層物は、その中間層に発泡ポリウレ
タン層を有するものであるから、確かに押圧したときに
ソフトな触感が付与され、かつ緩衝性が前記インストル
メントパネルと対比して向上したものであるが、その重
量が該インストルメントパネルと対比して大きくなり、
しかも高温時にはポリ塩化ビニルに基づく悪臭が放た
れ、また燃焼時には有害ガスが発生するという欠点があ
る。
【0006】また近年、自動車工業界においては、自動
車の燃費向上のため、自動車を構成している部品(パー
ツ)の軽量化が厳しく要求されており、その一環として
より一層軽量化が図られ、そして資源の再生利用の観点
からリサイクルが容易なインストルメントパネルの開発
が待ち望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
前記従来技術に鑑みて、押圧したときにソフトでしな
やかな触感が付与され、緩衝性にすぐれ、重厚感が
あり、高温時に悪臭を発生せず、燃焼時に有害ガス
の発生量が少なく、軽量化が図られ、リサイクルが
容易であるといった数多くの要求を同時に満足しうるイ
ンストルメントパネルを開発するべく鋭意研究を重ねた
結果、これらの要求をいずれも同時に満足しうるまった
く新しいインストルメントパネルをようやく見出し、本
発明を完成するにいたった。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はポリ
プロピレン系樹脂シート、ポリプロピレン系樹脂押出発
泡シートおよびポリプロピレン系樹脂型内発泡体が順に
積層されてなるインストルメントパネルに関する。
【0009】
【作用および実施例】本発明のインストルメントパネル
は、従来のものでは必要とされていた、重量が大きいA
BS樹脂などからなる芯材を不要とした従来に例をみな
い軽量化が大幅に改善されたものである。本発明がこの
ような芯材を不要としたのは、自動車のインストルメン
トパネルの特質に鑑みて、かかるインストルメントパネ
ルに要求される機械的性質、とくに圧縮強度および曲げ
強度を本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂型内発
泡体が充分に有することに基づく。
【0010】また、本発明のインストルメントパネル
は、押圧したときには、表皮を形成しているポリプロピ
レン系樹脂シートの裏面に形成されたポリプロピレン系
樹脂押出発泡シートがまずソフトな触感を付与し、さら
に該ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの裏面に形成
されたポリプロピレン系樹脂型内発泡体が該押出発泡シ
ートと対比してやや硬いが、従来の樹脂からなる芯材と
対比して非常にソフトな触感を付与するという、いわば
2段階のソフトな触感を付与し、しかも本発明のインス
トルメントパネルに接触する手指などにかかるソフトで
しなやかな触感を付与することにより、該インストルメ
ントパネルの重厚感や高級感がもたらされるのである。
【0011】また、本発明のインストルメントパネル
は、前記したように、ポリプロピレン系樹脂押出発泡シ
ートおよびポリプロピレン系樹脂型内発泡体という2つ
の衝撃を吸収しうる層が設けられているため、緩衝性に
もすぐれたものである。
【0012】さらに、本発明のインストルメントパネル
は、従来のものでは表皮に主としてポリ塩化ビニルなど
からなるレザーシートが用いられていたため、たとえば
夏季などのように自動車内の気温が高温に達したときに
いやな臭気が発せられていたのに対し、このような悪臭
を発生する基材が用いられていないものであるため、高
温時における臭気の点でも問題を解決したものである。
【0013】またさらに、本発明のインストルメントパ
ネルは、これを構成している基材がいずれもポリプロピ
レン系樹脂からなるものであるため、そのリサイクルが
容易であり、しかも発泡ポリウレタンが燃焼したときに
発生するとされている人体に危害を及ぼす有害ガスの発
生が少なく、人体に対して有害なガスの発生量が少ない
というすぐれた性質を有するものである。
【0014】本発明のインストルメントパネルは、前記
したように、ポリプロピレン系樹脂シート、ポリプロピ
レン系樹脂押出発泡シートおよびポリプロピレン系樹脂
型内発泡体が順に積層されたものである。
【0015】前記ポリプロピレン系樹脂とは、たとえば
プロピレンホモポリマー、エチレン−プロピレンランダ
ムコポリマー、エチレン−プロピレンブロックコポリマ
ー、エチレン−プロピレン−ブテンランダムターポリマ
ー、プロピレン−塩化ビニルコポリマー、プロピレン−
ブテンコポリマー、プロピレン−無水マレイン酸コポリ
マーなどのプロピレンの含有量が50重量%以上の樹脂を
いい、これらの樹脂は単独でまたは2種以上を混合して
用いられる。前記ポリプロピレン系樹脂は、無架橋の状
態のものが好ましいが、パーオキサイドや放射線などに
より架橋させたものであってもよい。
【0016】また、前記ポリプロピレン系樹脂として、
該ポリプロピレン系樹脂と混合しうる他の熱可塑性樹脂
が混合されたものを用いてもよい。かかる他の熱可塑性
樹脂の具体例としては、たとえば低密度ポリエチレン、
ポリスチレン、ポリブテン、アイオノマーなどがあげら
れ、これらの熱可塑性樹脂の配合量は、前記ポリプロピ
レン系樹脂100 部(重量部、以下同様)に対して通常20
部以下、なかんづく5〜10部程度であることが好まし
い。
【0017】前記ポリプロピレン系樹脂シートの厚さ
は、とくに限定はないが、あまりにも小さいばあいに
は、重厚感が劣るようになり、またあまりにも大きいば
あいには、柔軟性が劣るようになる傾向があるので、通
常0.3 〜2mm、なかんづく0.5 〜1.5mm であることが好
ましい。
【0018】前記ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート
は、ポリプロピレン系樹脂が押出発泡法によって成形さ
れたシートである。かかる押出発泡シートの発泡倍率
は、あまりにも小さいばあいには、えられるインストル
メントパネルの触感が硬くなりすぎる傾向があり、また
あまりにも大きいばあいには、えられるインストルメン
トパネルの触感が柔かくなりすぎる傾向があるので、10
〜30倍程度、なかんづく15〜25倍程度であることが好ま
しい。
【0019】また、前記押出発泡シートの厚さは、あま
りにも小さすぎるばあいには、えられるインストルメン
トパネルの触感が硬く感じられるようになったり、緩衝
性が小さくなる傾向があり、またあまりにも大きいばあ
いには、えられるインストルメントパネルの触感が柔か
くなりすぎるようになる傾向があるので、1〜4mm、な
かんづく1.5 〜3.5mm 程度であることが好ましい。
【0020】前記ポリプロピレン系樹脂シートと、前記
ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートとの一体化は、た
とえば加熱溶融一体化する方法、両者を接着剤で一体化
する方法などによって行なうことができ、本発明はかか
る一体化する方法によって限定されるものではない。
【0021】なお、本発明においては、前記ポリプロピ
レン系樹脂シートと前記ポリプロピレン系樹脂押出発泡
シートとをあらかじめ一体化したものを用意しておき、
これをポリプロピレン系樹脂型内発泡体と一体化せしめ
てもよい。
【0022】前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡体は、
ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を型内発泡成形する
ことによってえられるものである。
【0023】前記ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を
フィーダーを通じて成形型内に充填するに際しては、あ
らかじめ該予備発泡粒子を加圧ガスを用いて加圧し、該
加圧ガスが該予備発泡粒子中に充分に浸透され、内圧が
付与された状態で成形型内に充填してもよく、該予備発
泡粒子を加圧ガスを用いて圧縮した状態で成形で型内に
充填してもよく、また該予備発泡粒子に内圧を付与した
り、圧縮することなく、そのままの状態で成形型内に充
填してもよく、本発明はかかる充填方法によって限定さ
れるものではない。
【0024】前記ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子お
よびポリプロピレン系樹脂型内発泡体の発泡倍率は、あ
まりにも大きすぎるばあいには、えられるインストルメ
ントパネルの触感が柔かくなりすぎるようになり、また
あまりにも小さすぎるばあいには、えられるインストル
メントパネルの触感が硬くなりすぎるようになる傾向が
あるので、5〜30倍、好ましくは7〜27倍、さらに好ま
しくは10〜25倍であることが望ましい。
【0025】前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡体の厚
さは、あまりにも小さすぎるばあいには、えられるイン
ストルメントパネルの圧縮強度、曲げ強度などの機械的
性質が劣るようになり、またあまりにも大きすぎるばあ
いには、インストルメントパネルの設計上に問題が発生
するようになる傾向があるので、通常3〜50mm、好まし
くは5〜30mm、さらに好ましくは5〜20mm程度であるこ
とが望ましい。
【0026】前記ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート
と、前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡体との一体化
は、たとえばそれぞれ押出発泡シートおよび型内発泡体
の接触面を加熱溶融させたのち、重ね合わせて融着して
一体化する方法、前記押出発泡シートを接着剤で型内発
泡体と一体化する方法などによって行なうことができる
が、本発明においてはさらにポリプロピレン系樹脂シー
トとポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの積層物をあ
らかじめ作製しておき、これを型内発泡成形型内に装着
したのちに、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子を充填
し、型内発泡成形体の成形と同時に、前記積層物を該型
内発泡成形体と一体化させる方法などを採用することが
できる。
【0027】かくして本発明のインストルメントパネル
がえられるが、本発明においては、前記ポリプロピレン
系樹脂シートとポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの
積層物をたとえば真空成形法などにより所望の形状に成
形しておき、これを型内発泡成形用金型内に装着し、つ
いで予備発泡粒子を充填して型内発泡成形して一体化
し、所望の形状を有するインストルメントパネルとして
もよく、また所定形状の型内発泡成形体に加熱により軟
化させた前記積層物を重ね合わせて一体化し、所望の形
状を有するインストルメントパネルとしてもよい。
【0028】つぎに、本発明のインストルメントパネル
の一実施態様を示す概略断面図を図1に示す。
【0029】図1において、1はポリプロピレン系樹脂
シート、2はポリプロピレン系樹脂押出発泡シート、3
はポリプロピレン系樹脂型内発泡体である。ポリプロピ
レン系樹脂シート1の下面にはポリプロピレン系樹脂押
出発泡シート2が形成されており、また該押出発泡シー
ト2の下面にはポリプロピレン系樹脂型内発泡体3が形
成されている。なお、ポリプロピレン系樹脂型内発泡体
3には、他の部材と接続するための取付具などのインサ
ート材4などが設けられていてもよい。かかる取付具な
どのインサート材4は、型内発泡体の製造時に該型内発
泡体と一体化することができる。
【0030】前記インサート材4の形状は、取付具など
の形状などに応じて調整すればよい。インサート材4の
材質としては、たとえば金属をはじめ、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂、フェ
ノール樹脂、ホルムアルデヒド樹脂などの熱硬化性樹脂
などがあげられるが、本発明はかかる例示のみに限定さ
れるものではない。なお、前記インサート材4の表面に
は、予備発泡粒子との接着性を向上させるために、たと
えば接着剤などをあらかじめ付着させておいてもよい。
かかる接着剤としては、たとえば樹脂を有機溶媒に溶解
したもの、樹脂エマルジョン、樹脂パウダーなどがあげ
られる。前記樹脂としては、たとえばエチレン−酢酸ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−
プロピレンコポリマー、塩素化ポリプロピレン、塩素化
ポリエチレン、エチレン−プロピレン−ブテンターポリ
マー、これらの混合物などのポリオレフィン系樹脂など
があげられるが、本発明はかかる例示のみに限定される
ものではない。前記接着剤の使用量は、とくに限定がな
く、接着剤の種類、目的とする接着強度などに応じて適
宜調整すればよい。
【0031】つぎに本発明のインストルメントパネルを
実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。
【0032】実施例1 ポリプロピレン系樹脂シート(厚さ0.75mm)とポリプロ
ピレン系樹脂押出発泡シート(発泡倍率20倍、厚さ3m
m)とを一体化した積層物をその樹脂シート面が金型面
に接するように貼付した。
【0033】また、蒸気孔を有する金型(たて400mm 、
よこ800mm 、奥行150mm )の内面の一部に、止めネジを
固定するための鉄製フック(表面被膜:エチレン−酢酸
ビニル樹脂)をインサート材として固定した。
【0034】ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子として
エペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、発泡倍
率15倍)をあらかじめ耐圧容器内に入れて内圧2 kg/cm
2 ・G が空気により付与されたものを用い、前記金型か
らなる成形型内に充填した。
【0035】つぎに蒸気孔を有する金型から水蒸気(蒸
気圧0.6kg/cm2 ・G 、温度112 〜115 ℃)を成形型内に
導入して予備加熱をし、約10秒間予備発泡粒子の蒸らし
を行なったのち、成形型内の内圧が500mmHg 以下となる
ように真空ポンプを用いてドレインおよび水蒸気を吸引
し、除去した。
【0036】そののち、蒸気孔を有する金型から水蒸気
(蒸気圧3.5 kg/cm 2 ・G 、温度146 〜148 ℃)を成形
型内に導入し、20秒間保持したのち、冷却し、成形型を
型開きしてインストルメントパネルをえた。
【0037】えられたインストルメントパネルの物性と
して、触感、緩衝性、高温時の臭気、リサイクル性、燃
焼時の有害ガスの発生を以下の方法にしたがって調べ
た。その結果を表1に示す。
【0038】(イ)触感 従来のインストルメントパネルとして、ポリ塩化ビニル
シート(厚さ0.5mm )、ポリプロピレン系樹脂押出発泡
シート(発泡倍率20倍、厚さ3mm)およびABS樹脂板
(厚さ2〜3mm)を順に積層してえられたもの(以下、
従来品Aという)を用意した。
【0039】つぎに、えられたインストルメントパネル
の触感を指で押圧することにより調べ、前記従来品Aと
対比して以下の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0040】(評価基準) A:えられたインストルメントパネルのほうが明らかに
従来品Aよりもソフトでしなやかな触感を有する。
【0041】B:えられたインストルメントパネルのほ
うがやや従来品Aよりもソフトでしなやかな触感を有す
る。
【0042】C:えられたインストルメントパネルと従
来品Aとの触感の差異がほとんどない。
【0043】D:従来品Aのほうがえられたインストル
メントパネルよりも触感がよい。
【0044】(ロ)緩衝性 えられたインストルメントパネルおよび従来品Aの表皮
側の平面部分に、それぞれ重さ100gの鋼球を高さ50cmの
位置から落下し、以下の評価基準に基づいて評価を行な
った。
【0045】(評価基準) A:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球の高さが従来
品Aのほうがより高い。 B:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球の高さが従来
品Aおよびえられたインストルメントパネルのいずれも
ほぼ等しい。
【0046】C:鋼球を落下し、はね返ったときの鋼球
の高さがえられたインストルメントパネルのほうがより
高い。
【0047】(ハ)高温時の臭気 えられたインストルメントパネルおよび従来品Aのテス
トピース(20×20cm)を、それぞれ別個に温度60℃、相
対湿度50%の恒温恒湿室中に24時間放置したのち、以下
の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0048】(評価基準) A:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられたインストル
メントパネルによる臭気が感じられない。
【0049】B:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられ
たインストルメントパネルによる臭気が感じられるが、
従来品Aよりも弱い。
【0050】C:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられ
たインストルメントパネルによる臭気が従来品とほとん
ど変わらない。
【0051】D:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられ
たインストルメントパネルによる臭気が従来品Aよりも
強い。
【0052】(ニ)リサイクル性 えられたインストルメントパネルのリサイクル性を以下
の評価基準に基づいて評価を行なった。
【0053】(評価基準) A:えられたインストルメントパネルを各構成材料ごと
に分解しなくても、そのままリサイクルに使用できる。
【0054】B:えられたインストルメントパネルを各
構成材料ごとに分解すれば、いずれもリサイクルに使用
できる。
【0055】C:えられたインストルメントパネルに
は、リサイクルに使用できない材料が含まれている。
【0056】(ホ)有害ガスの発生 えられたインストルメントパネルの構成材料に一般に燃
焼時に有害ガスを発生するといわれている素材が含まれ
ていないかを調べ、以下の評価基準に基づいて評価を行
なった。
【0057】(評価基準) A:一般に燃焼時に有害ガスを発生するといわれている
素材が含まれていない。
【0058】B:一般に燃焼時に有害ガスを発生すると
いわれている素材が一部含まれている。
【0059】C:すべての素材が一般に燃焼時に有害ガ
スを発生するといわれているものである。
【0060】実施例2 実施例1で用いた積層物のかわりに、ポリプロピレン系
樹脂シート(厚さ0.5mm )と、ポリプロピレン系樹脂押
出発泡シート(発泡倍率20倍、厚さ2.5mm )との積層シ
ートを用い、該積層シートの樹脂シート面を金型の内面
側に貼付し、インサート材を用いなかったほかは、実施
例1と同様にしてインストルメントパネルをえた。
【0061】えられたインストルメントパネルの物性を
実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0062】実施例3 表皮材として、ポリプロピレン系樹脂シート(厚さ0.75
mm)と、ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート(発泡倍
率20倍、厚さ3.5mm )との積層シートを用い、該積層シ
ートの樹脂シート面を金型の内面側に貼付した。
【0063】また、蒸気孔を有する金型(たて400mm 、
よこ800mm 、奥行150mm )の内面の一部に、止めネジを
固定するためのポリオレフィン系樹脂製フック(表面被
膜:塩素化ポリプロピレン)をインサート材として固定
した。
【0064】ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子として
エペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、発泡倍
率30倍)をフィーダーを介して成形型内に充填した。
【0065】つぎに金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気圧0.
6kg/cm2 ・G 、温度112 〜115 ℃)を成形型内に導入し
て予備加熱をし、除圧して10秒間予備発泡粒子の蒸らし
を行なったのち、成形型内の内圧が260mmHg 以下となる
ように真空ポンプを用いてドレインおよび水蒸気を吸引
除去した。
【0066】そののち、金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気
圧3.2kg/cm2 ・G 、温度144 〜146℃)を成形型内に
導入し、20秒間保持したのち、冷却し、ついで成形型
を型開きしてインストルメントパネルをえた。
【0067】えられたインストルメントパネルの物性を
実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0068】実施例4 実施例3において、ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子
としてエペランPP(鐘淵化学工業(株)製、商品名、
発泡倍率15倍)を用い、インサート材を用いなかったほ
かは、実施例3と同様にして予備発泡粒子の充填からド
レインおよび水蒸気の吸引除去までを行なった。
【0069】つぎに金型の蒸気孔から水蒸気(蒸気圧3.
5kg/cm2 ・G 、温度146 〜148 ℃)を成形型内に導入
し、20秒間保持したのち、冷却し、ついで成形型を型開
きしてインストルメントパネルをえた。
【0070】えられたインストルメントパネルの物性を
実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0071】比較例1 従来のインストルメントパネルとして、ポリ塩化ビニル
からなるレザーシート(厚さ0.5mm )、ポリプロピレン
系樹脂押出発泡シート(発泡倍率20倍、厚さ3mm)、発
泡ポリウレタン層(厚さ10mm)およびABS樹脂板(厚
さ2mm)を順次積層し、一体化して積層物(以下、従来
品Bという)をえた。
【0072】えられた従来品Bの物性を実施例1と同様
にして調べた。その結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】表1に示した結果から、実施例1〜4でえ
られた本発明のインストルメントパネルは、従来品Aお
よび従来品Bではすべてを具備することができなかっ
た、すぐれた触感、すぐれた緩衝性、高温時における無
臭気、すぐれたリサイクル性および燃焼時の有害ガスの
無発生などを同時に具備するものであることがわかる。
【0075】また、実施例1〜4でえられた本発明のイ
ンストルメントパネルは、いずれも重厚感を有するもの
であったが、従来品Bよりも軽量であるから、自動車を
構成している部品の軽量化という要請に対して充分に応
えることができるものであった。
【0076】
【発明の効果】本発明のインストルメントパネルは、押
圧したときにソフトでしなやかな触感を付与し、緩衝性
にすぐれ、重厚感を有し、高温時に悪臭を発生せず、燃
焼時に有害ガスの発生量が少なく、軽量化が図られ、し
かもリサイクルが容易であるなどの数多くのすぐれた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインストルメントパネルの一実施例の
概略断面図である。
【符号の説明】
1 ポリプロピレン系樹脂シート 2 ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート 3 ポリプロピレン系樹脂型内発泡体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】C:恒温恒湿室の扉を開けたとき、えられ
たインストルメントパネルによる臭気が従来品とほと
んど変わらない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 105:20 B29L 9:00 4F 31:58 4F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂シート、ポリプロ
    ピレン系樹脂押出発泡シートおよびポリプロピレン系樹
    脂型内発泡体が順に積層されてなるインストルメントパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 インサート材を有する請求項1記載のイ
    ンストルメントパネル。
  3. 【請求項3】 ポリプロピレン系樹脂型内発泡体の発泡
    倍率が5〜30倍である請求項1または2記載のインスト
    ルメントパネル。
  4. 【請求項4】 ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの
    発泡倍率が10〜30倍である請求項1、2または3記載の
    インストルメントパネル。
JP5014562A 1992-04-23 1993-02-01 インストルメントパネル Pending JPH068750A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100321292B1 (ko) * 1999-04-29 2002-03-18 이계안 내열·내광성이 우수한 자동차 계기판 패널 및 그의 제조방법
KR100783617B1 (ko) * 2006-05-18 2007-12-10 덕양산업 주식회사 미세발포 시트를 적용한 다층구조의 인스트루먼트 판넬 및 그 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100321292B1 (ko) * 1999-04-29 2002-03-18 이계안 내열·내광성이 우수한 자동차 계기판 패널 및 그의 제조방법
KR100783617B1 (ko) * 2006-05-18 2007-12-10 덕양산업 주식회사 미세발포 시트를 적용한 다층구조의 인스트루먼트 판넬 및 그 제조방법

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