JPH0687814A - α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法 - Google Patents
α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法Info
- Publication number
- JPH0687814A JPH0687814A JP24059292A JP24059292A JPH0687814A JP H0687814 A JPH0687814 A JP H0687814A JP 24059292 A JP24059292 A JP 24059292A JP 24059292 A JP24059292 A JP 24059292A JP H0687814 A JPH0687814 A JP H0687814A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- isocyanatophenyl
- phosgene
- ethyl isocyanate
- hydrochloride
- acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 α−(3−アミノフェニル)エチルアミンの
塩酸塩を、酢酸エステル類中、反応温度92〜110℃
で、ホスゲンと反応させてなる式II化合物の製造方法。 【効果】 副生成物を抑制し、高収率で、高純度のα−
(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートを
製造することができる。
塩酸塩を、酢酸エステル類中、反応温度92〜110℃
で、ホスゲンと反応させてなる式II化合物の製造方法。 【効果】 副生成物を抑制し、高収率で、高純度のα−
(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートを
製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−(3−イソシアナ
トフェニル)エチルイソシアナートの製造方法に関す
る。本発明の方法で製造されるジイソシアナートは、ポ
リウレタン樹脂やポリウレア樹脂の原料として、気泡
体、弾性体、合成皮革、塗料、接着剤、フィルム等、多
方面に使用することができる。
トフェニル)エチルイソシアナートの製造方法に関す
る。本発明の方法で製造されるジイソシアナートは、ポ
リウレタン樹脂やポリウレア樹脂の原料として、気泡
体、弾性体、合成皮革、塗料、接着剤、フィルム等、多
方面に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香族ジイソシアナートとして
は、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイ
ソシアナートが、工業的に大量生産され、ポリウレタン
樹脂、ポリウレア樹脂の原料として多方面に利用されて
いる他、ナフタレンジイソシアナート、トリジンジイソ
シアナート等も工業的に使用されている。また、脂肪族
ジイソシアナートとしては、ヘキサメチレンジイソシア
ナート、キシリレンジイソシアナートがそれぞれ無黄変
型、難黄変型として工業的に使用されている。更に、脂
環族ジイソシアナートには、イソホロンジイソシアナー
ト、ジ(イソシアナトシクロヘキシル)メタンがあり、
いずれも無黄変型ジイソシアナートとして工業的に使用
されている。しかし、これらはいずれも、同じ反応性を
有する二つのイソシアナート基を有する化合物である。
は、トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイ
ソシアナートが、工業的に大量生産され、ポリウレタン
樹脂、ポリウレア樹脂の原料として多方面に利用されて
いる他、ナフタレンジイソシアナート、トリジンジイソ
シアナート等も工業的に使用されている。また、脂肪族
ジイソシアナートとしては、ヘキサメチレンジイソシア
ナート、キシリレンジイソシアナートがそれぞれ無黄変
型、難黄変型として工業的に使用されている。更に、脂
環族ジイソシアナートには、イソホロンジイソシアナー
ト、ジ(イソシアナトシクロヘキシル)メタンがあり、
いずれも無黄変型ジイソシアナートとして工業的に使用
されている。しかし、これらはいずれも、同じ反応性を
有する二つのイソシアナート基を有する化合物である。
【0003】本発明者らは、上記の先行技術のいずれに
も属さない、構造の全く異なる新規なジイソシアナート
化合物として、α−(3−イソシアナトフェニル)エチ
ルイソシアナートを先に提案した(特開平2−2708
54)。このα−(3−イソシアナトフェニル)エチル
イソシアナートは、芳香環に直結したイソシアナート基
と、脂肪族炭素に直結したイソシアナート基を併せ持つ
ジイソシアナート化合物である。芳香環に直結したイソ
シアナート基の活性水素化合物との反応性は、脂肪族炭
素に結合したイソシアナート基の活性水素との反応性に
比較して、はるかに大きいため、この二種のイソシアナ
ート基の反応性の差を利用した多くの用途が期待され
る。例えば、芳香環に直結したイソシアナート基を、活
性水素化合物と反応させ、末端に脂肪族炭素に結合した
イソシアナート基を有するプレポリマーあるいは付加体
をつくることが出来る。得られたプレポリマーあるいは
付加体は、安定で、かつ脂肪族イソシアナートの特徴で
ある難黄変性または無黄変性を有することが期待され
る。また、このα−(3−イソシアナトフェニル)エチ
ルイソシアナートは、芳香環のメタ位に置換基を有する
ため、これを原料とするウレタン樹脂は、その構造によ
る適度の機械的強度、耐熱性、耐UV性を有することが
期待される。
も属さない、構造の全く異なる新規なジイソシアナート
化合物として、α−(3−イソシアナトフェニル)エチ
ルイソシアナートを先に提案した(特開平2−2708
54)。このα−(3−イソシアナトフェニル)エチル
イソシアナートは、芳香環に直結したイソシアナート基
と、脂肪族炭素に直結したイソシアナート基を併せ持つ
ジイソシアナート化合物である。芳香環に直結したイソ
シアナート基の活性水素化合物との反応性は、脂肪族炭
素に結合したイソシアナート基の活性水素との反応性に
比較して、はるかに大きいため、この二種のイソシアナ
ート基の反応性の差を利用した多くの用途が期待され
る。例えば、芳香環に直結したイソシアナート基を、活
性水素化合物と反応させ、末端に脂肪族炭素に結合した
イソシアナート基を有するプレポリマーあるいは付加体
をつくることが出来る。得られたプレポリマーあるいは
付加体は、安定で、かつ脂肪族イソシアナートの特徴で
ある難黄変性または無黄変性を有することが期待され
る。また、このα−(3−イソシアナトフェニル)エチ
ルイソシアナートは、芳香環のメタ位に置換基を有する
ため、これを原料とするウレタン樹脂は、その構造によ
る適度の機械的強度、耐熱性、耐UV性を有することが
期待される。
【0004】そこで、本発明者らは、α−(3−イソシ
アナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法とし
て、 α−(3−アミノフェニル)エチルアミンを直接ホス
ゲンと反応させる冷熱2段ホスゲン化法 ジアミンの塩酸塩等の塩を予め合成し、これを不活性
溶媒中に懸濁させてホスゲンと反応させるアミン塩酸塩
のホスゲン化法 の2つの製造方法を先に提案した(特開平2−2708
54)。しかしながら、の冷熱2段ホスゲン化法で
は、反応生成物中に式(III)(化3)で表されるα−
(3−イソシアナトフェニル)エチルクロリド等の塩化
物誘導体が副生する。
アナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法とし
て、 α−(3−アミノフェニル)エチルアミンを直接ホス
ゲンと反応させる冷熱2段ホスゲン化法 ジアミンの塩酸塩等の塩を予め合成し、これを不活性
溶媒中に懸濁させてホスゲンと反応させるアミン塩酸塩
のホスゲン化法 の2つの製造方法を先に提案した(特開平2−2708
54)。しかしながら、の冷熱2段ホスゲン化法で
は、反応生成物中に式(III)(化3)で表されるα−
(3−イソシアナトフェニル)エチルクロリド等の塩化
物誘導体が副生する。
【0005】
【化3】
【0006】この様な塩化物誘導体を含有すると、これ
を原料とするウレタン樹脂の製造に際して、イソシアナ
ート基と活性水素化合物との反応を阻害し、ウレタン樹
脂の物性を低下させる原因となる。そのため、純度の高
い目的物を得るためには、理論段数の高い蒸留装置を用
いて副生物を除去する必要があり、その結果、目的物の
収率はその分、低下することになる。一方、のアミン
塩酸塩のホスゲン化法では、タール状の副生物が生成し
易く、そのため単離収率も61.6%と低く、満足しう
るものではなかった。したがって、,のいずれの方
法も工業的に実施するためには、経済的に不利であっ
た。そのため、塩化物誘導体、タール状物質等の副生物
を抑制し、工業的に効率の良い、α−(3−イソシアナ
トフェニル)エチルイソシアナートの製造方法が望まれ
ていた。
を原料とするウレタン樹脂の製造に際して、イソシアナ
ート基と活性水素化合物との反応を阻害し、ウレタン樹
脂の物性を低下させる原因となる。そのため、純度の高
い目的物を得るためには、理論段数の高い蒸留装置を用
いて副生物を除去する必要があり、その結果、目的物の
収率はその分、低下することになる。一方、のアミン
塩酸塩のホスゲン化法では、タール状の副生物が生成し
易く、そのため単離収率も61.6%と低く、満足しう
るものではなかった。したがって、,のいずれの方
法も工業的に実施するためには、経済的に不利であっ
た。そのため、塩化物誘導体、タール状物質等の副生物
を抑制し、工業的に効率の良い、α−(3−イソシアナ
トフェニル)エチルイソシアナートの製造方法が望まれ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、塩化
物誘導体やタール状物質等の副生物の生成を抑制し、高
収率で、しかも高純度のα−(3−イソシアナトフェニ
ル)エチルイソシアナートを製造する方法を提供するこ
とである。
物誘導体やタール状物質等の副生物の生成を抑制し、高
収率で、しかも高純度のα−(3−イソシアナトフェニ
ル)エチルイソシアナートを製造する方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく、鋭意検討した結果、本発明を完成する
に到った。即ち、本発明は、式(I)で表されるα−
(3−アミノフェニル)エチルアミンの塩を、酢酸エス
テル類中、反応温度92〜110℃で、ホスゲンと反応
させることを特徴とする式(II)(化4)で表されるα
−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナート
の製造方法に関するものである。
的を達成すべく、鋭意検討した結果、本発明を完成する
に到った。即ち、本発明は、式(I)で表されるα−
(3−アミノフェニル)エチルアミンの塩を、酢酸エス
テル類中、反応温度92〜110℃で、ホスゲンと反応
させることを特徴とする式(II)(化4)で表されるα
−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナート
の製造方法に関するものである。
【0009】
【化4】
【0010】本発明は、本発明者らが、アミン塩酸塩の
ホスゲン化法について、詳細に検討した結果、α−(3
−アミノフェニル)エチルアミンの塩酸塩とホスゲンと
の反応を、酢酸エステル類中で、92〜110℃の反応
温度で反応させることにより、タール状物質等の副生物
が極めて少なくなることを見出したことを基に成された
もので、高収率で、高純度のα−(3−イソシアナトフ
ェニル)エチルイソシアナートを製造する方法である。
ホスゲン化法について、詳細に検討した結果、α−(3
−アミノフェニル)エチルアミンの塩酸塩とホスゲンと
の反応を、酢酸エステル類中で、92〜110℃の反応
温度で反応させることにより、タール状物質等の副生物
が極めて少なくなることを見出したことを基に成された
もので、高収率で、高純度のα−(3−イソシアナトフ
ェニル)エチルイソシアナートを製造する方法である。
【0011】本発明の方法で用いられる酢酸エステル類
としては、例えば、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、
酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、酢酸
2−エチルヘキシル、酢酸1−エチルペンチル、酢酸n
−オクチル、酢酸シクロヘキシル、酢酸1,3−ジメチ
ルブチル、酢酸セロソルブ、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、酢酸 sec−ブチル、酢酸tert−ブチル、酢酸2
−n−ブトキシエチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸n−ヘキシル、酢酸メチル、酢酸3−メチ
ルブチル等が挙げられる。好ましくは、酢酸n−ブチ
ル、酢酸イソアミルが用いらる。これらの溶剤は、単独
で用いても、また、二種以上を混合して用いても良い。
としては、例えば、酢酸n−アミル、酢酸イソアミル、
酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、酢酸エチル、酢酸
2−エチルヘキシル、酢酸1−エチルペンチル、酢酸n
−オクチル、酢酸シクロヘキシル、酢酸1,3−ジメチ
ルブチル、酢酸セロソルブ、酢酸n−ブチル、酢酸イソ
ブチル、酢酸 sec−ブチル、酢酸tert−ブチル、酢酸2
−n−ブトキシエチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸n−ヘキシル、酢酸メチル、酢酸3−メチ
ルブチル等が挙げられる。好ましくは、酢酸n−ブチ
ル、酢酸イソアミルが用いらる。これらの溶剤は、単独
で用いても、また、二種以上を混合して用いても良い。
【0012】本発明の方法における溶剤の使用量は、原
料のアミン1重量部に対して、8〜30重量部の範囲が
望ましい。8重量部以下では、撹伴が困難となる。ま
た、30重量部を越えても反応に影響はないものの、容
積効率の低下、熱効率の悪化等を招くため経済的に不利
である。
料のアミン1重量部に対して、8〜30重量部の範囲が
望ましい。8重量部以下では、撹伴が困難となる。ま
た、30重量部を越えても反応に影響はないものの、容
積効率の低下、熱効率の悪化等を招くため経済的に不利
である。
【0013】本発明の方法では、反応は、92℃〜11
0℃の範囲内で行う。反応温度が、92℃より低いと反
応速度が極端に遅くなり、反応を完結させるには長時間
を要する。逆に、反応温度が110℃より高いとタール
状の副生物が多量に生成し、収率を大幅に低下させるこ
とになる。
0℃の範囲内で行う。反応温度が、92℃より低いと反
応速度が極端に遅くなり、反応を完結させるには長時間
を要する。逆に、反応温度が110℃より高いとタール
状の副生物が多量に生成し、収率を大幅に低下させるこ
とになる。
【0014】本発明の方法の一般的な実施態様として
は、はじめにジアミンの塩酸塩を得、ついで、ホスゲン
との反応を行う。α−(3−アミノフェニル)エチルア
ミンの塩酸塩は、酢酸エステル類中で、α−(3−アミ
ノフェニル)エチルアミンを塩化水素と反応させること
により容易に得られる。この時の温度は、30℃以下が
望ましい。これを越えると反応生成物中に不純物の生成
を伴う傾向がある。次いで、反応器内で、十分に攪拌を
行い、ジアミンの塩酸塩をできるだけ分散させ、温度を
92〜110℃に維持しつつ、ホスゲンを導入し、反応
させる。反応の進行は、発生する塩化水素のガスの量
と、酢酸エステル類に不溶のジアミン塩酸塩の消失によ
って反応液が透明均一になることにより判断される。発
生する塩化水素と過剰のホスゲンガスは、還流冷却器を
通して放出する。反応終了後、反応溶液中に窒素ガスを
導入し、溶存しているホスゲンを除く。次いで、冷却、
濾過した後、酢酸エステル溶剤を減圧下に留去し、更に
減圧蒸留等により精製して目的とする式(II)で表され
るα−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナ
ートを得る。
は、はじめにジアミンの塩酸塩を得、ついで、ホスゲン
との反応を行う。α−(3−アミノフェニル)エチルア
ミンの塩酸塩は、酢酸エステル類中で、α−(3−アミ
ノフェニル)エチルアミンを塩化水素と反応させること
により容易に得られる。この時の温度は、30℃以下が
望ましい。これを越えると反応生成物中に不純物の生成
を伴う傾向がある。次いで、反応器内で、十分に攪拌を
行い、ジアミンの塩酸塩をできるだけ分散させ、温度を
92〜110℃に維持しつつ、ホスゲンを導入し、反応
させる。反応の進行は、発生する塩化水素のガスの量
と、酢酸エステル類に不溶のジアミン塩酸塩の消失によ
って反応液が透明均一になることにより判断される。発
生する塩化水素と過剰のホスゲンガスは、還流冷却器を
通して放出する。反応終了後、反応溶液中に窒素ガスを
導入し、溶存しているホスゲンを除く。次いで、冷却、
濾過した後、酢酸エステル溶剤を減圧下に留去し、更に
減圧蒸留等により精製して目的とする式(II)で表され
るα−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナ
ートを得る。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。本発明は、これにより何ら制限されるものではな
い。 実施例1 撹伴機、温度計、ホスゲンガス導入管、冷却管、滴下ロ
ートを装備した3l反応フラスコに、酢酸n−ブチル9
50gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につ
け、内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分
間吹き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素
の吹き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)
エチルアミン100g(0.734モル)を950gの
酢酸n−ブチルに溶解した溶液を2時間で滴下した。滴
下中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷却によ
り15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素の吹き
込みを更に30分続けた。次に、液温を95℃まで昇温
させ、ホスゲンガスを100g/hの割合で吹き込ん
だ。温度を95℃に保ちながら、7.5時間吹き込みを
続けると、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が透明均一
になった。ホスゲンガスの吹き込みをやめ、95℃で2
時間、窒素ガスを1l/分の割合で通気し、脱ガスを行
った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した後、減圧下
で、溶媒の酢酸n−ブチルの留去を行い、更に減圧蒸留
して、α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシ
アナート126.8gを得た。収率92.0%、沸点1
10〜113℃/4torr。なお、この物質のガスク
ロマトグラフィーによる純度は99.7%であり、NC
O%44.65であった。
る。本発明は、これにより何ら制限されるものではな
い。 実施例1 撹伴機、温度計、ホスゲンガス導入管、冷却管、滴下ロ
ートを装備した3l反応フラスコに、酢酸n−ブチル9
50gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につ
け、内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分
間吹き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素
の吹き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)
エチルアミン100g(0.734モル)を950gの
酢酸n−ブチルに溶解した溶液を2時間で滴下した。滴
下中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷却によ
り15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素の吹き
込みを更に30分続けた。次に、液温を95℃まで昇温
させ、ホスゲンガスを100g/hの割合で吹き込ん
だ。温度を95℃に保ちながら、7.5時間吹き込みを
続けると、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が透明均一
になった。ホスゲンガスの吹き込みをやめ、95℃で2
時間、窒素ガスを1l/分の割合で通気し、脱ガスを行
った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した後、減圧下
で、溶媒の酢酸n−ブチルの留去を行い、更に減圧蒸留
して、α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシ
アナート126.8gを得た。収率92.0%、沸点1
10〜113℃/4torr。なお、この物質のガスク
ロマトグラフィーによる純度は99.7%であり、NC
O%44.65であった。
【0016】実施例2 撹伴機、温度計、ホスゲンガス導入管、冷却管、滴下ロ
ートを装備した2l反応フラスコに、酢酸イソアミル4
68gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につ
け、内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分
間吹き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素
の吹き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)
エチルアミン56.2g(0.413モル)を580g
の酢酸イソアミルに溶解した溶液を1.5時間で滴下し
た。滴下中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷
却により15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素
の吹き込みを更に30分続けた。次に、液温を110℃
まで昇温させ、ホスゲンガスを100g/hの割合で吹
き込んだ。温度を110℃に保ちながら、4.5時間吹
き込みを続けると、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が
透明均一になった。ホスゲンガスの吹き込みをやめ、1
10℃で2時間、窒素ガスを1l/分の割合で通気し、
脱ガスを行った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した
後、減圧下で、溶媒の酢酸イソアミルの留去を行い、更
に減圧蒸留して、α−(3−イソシアナトフェニル)エ
チルイソシアナート71.2gを得た。収率91.6
%、沸点109〜112℃/4torr。なお、この物
質のガスクロマトグラフィーによる純度は99.8%で
あり、NCO%44.65であった。
ートを装備した2l反応フラスコに、酢酸イソアミル4
68gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につ
け、内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分
間吹き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素
の吹き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)
エチルアミン56.2g(0.413モル)を580g
の酢酸イソアミルに溶解した溶液を1.5時間で滴下し
た。滴下中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷
却により15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素
の吹き込みを更に30分続けた。次に、液温を110℃
まで昇温させ、ホスゲンガスを100g/hの割合で吹
き込んだ。温度を110℃に保ちながら、4.5時間吹
き込みを続けると、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が
透明均一になった。ホスゲンガスの吹き込みをやめ、1
10℃で2時間、窒素ガスを1l/分の割合で通気し、
脱ガスを行った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した
後、減圧下で、溶媒の酢酸イソアミルの留去を行い、更
に減圧蒸留して、α−(3−イソシアナトフェニル)エ
チルイソシアナート71.2gを得た。収率91.6
%、沸点109〜112℃/4torr。なお、この物
質のガスクロマトグラフィーによる純度は99.8%で
あり、NCO%44.65であった。
【0017】比較例1 撹伴機、温度計、ホスゲンガス導入管、冷却管、滴下ロ
ートを装備した3l反応フラスコに、α−(3−アミノ
フェニル)エチルアミン54.3g(0.4モル)を、
1555gのオルトジクロルベンゼンに溶解した溶液を
入れ、撹伴しながら、145〜167℃まで昇温した
後、窒素ガスを300ml/分の割合で、1.5時間溶
液内にバブリングしながら通気し、系内の水分を除去し
た。次いで、溶液の温度を19℃まで冷却した後、撹伴
しながら、塩化水素を溶液中にバブリングし、塩酸塩を
生成させた。塩酸塩が生成するにつれ、液温は上昇する
が、冷却して35℃以下に維持した。1.5時間後塩化
水素の導入をやめた。生成した塩酸塩スラリーに、ホス
ゲンガスを、50g/hの割合で吹き込みながら昇温
し、2時間かけて120℃まで昇温した。更に120℃
で、2時間ホスゲン吹き込みを続けた。反応液がほぼ透
明となったので、ホスゲン吹き込みをやめた。次いで、
120℃で、2時間窒素ガスを300ml/分の割合で
通気し、脱ガスを行った。脱ガス後の反応液を冷却、濾
過した後、減圧下で溶媒のオルトジクロルベンゼンの留
去を行い、更に減圧蒸留して、α−(3−イソシアナト
フェニル)エチルイソシアナート46.4gを得た。収
率61.6%。
ートを装備した3l反応フラスコに、α−(3−アミノ
フェニル)エチルアミン54.3g(0.4モル)を、
1555gのオルトジクロルベンゼンに溶解した溶液を
入れ、撹伴しながら、145〜167℃まで昇温した
後、窒素ガスを300ml/分の割合で、1.5時間溶
液内にバブリングしながら通気し、系内の水分を除去し
た。次いで、溶液の温度を19℃まで冷却した後、撹伴
しながら、塩化水素を溶液中にバブリングし、塩酸塩を
生成させた。塩酸塩が生成するにつれ、液温は上昇する
が、冷却して35℃以下に維持した。1.5時間後塩化
水素の導入をやめた。生成した塩酸塩スラリーに、ホス
ゲンガスを、50g/hの割合で吹き込みながら昇温
し、2時間かけて120℃まで昇温した。更に120℃
で、2時間ホスゲン吹き込みを続けた。反応液がほぼ透
明となったので、ホスゲン吹き込みをやめた。次いで、
120℃で、2時間窒素ガスを300ml/分の割合で
通気し、脱ガスを行った。脱ガス後の反応液を冷却、濾
過した後、減圧下で溶媒のオルトジクロルベンゼンの留
去を行い、更に減圧蒸留して、α−(3−イソシアナト
フェニル)エチルイソシアナート46.4gを得た。収
率61.6%。
【0018】比較例2 撹伴機、温度計、ホスゲンガス導入管、冷却管、滴下ロ
ートを装備した3l反応フラスコに酢酸イソアミル73
0gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につけ、
内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分間吹
き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素の吹
き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)エチ
ルアミン100g(0.734モル)を700gの酢酸
イソアミルに溶解した溶液を、2時間で滴下した。滴下
中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷却により
15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素の吹き込
みを更に30分続けた。次に、液温を130℃まで昇温
させ、ホスゲンガスを75g/hの割合で吹き込んだ。
温度を130℃に保ちながら5時間吹き込みを続ける
と、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が黒褐色透明にな
ったので、ホスゲンガスの吹き込みをやめ、130℃で
2時間窒素ガスを1l/分の割合で通気し、脱ガスを行
った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した後、減圧下で
溶媒の酢酸イソアミルの留去を行い、更に減圧蒸留し
て、α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシア
ナート87.0gを得た。収率63.0%、沸点87〜
90℃/2torr。
ートを装備した3l反応フラスコに酢酸イソアミル73
0gを装入し、撹伴下、反応フラスコを氷水浴につけ、
内温を5〜10℃に保ちながら、塩化水素を30分間吹
き込み溶解させた。次いで、撹伴、冷却、塩化水素の吹
き込みを続けながら、α−(3−アミノフェニル)エチ
ルアミン100g(0.734モル)を700gの酢酸
イソアミルに溶解した溶液を、2時間で滴下した。滴下
中、液温は塩酸塩の生成により上昇するが、冷却により
15℃以下に維持した。滴下終了後、塩化水素の吹き込
みを更に30分続けた。次に、液温を130℃まで昇温
させ、ホスゲンガスを75g/hの割合で吹き込んだ。
温度を130℃に保ちながら5時間吹き込みを続ける
と、ジアミン塩酸塩が消失し、反応液が黒褐色透明にな
ったので、ホスゲンガスの吹き込みをやめ、130℃で
2時間窒素ガスを1l/分の割合で通気し、脱ガスを行
った。脱ガス後の反応液を冷却、濾過した後、減圧下で
溶媒の酢酸イソアミルの留去を行い、更に減圧蒸留し
て、α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシア
ナート87.0gを得た。収率63.0%、沸点87〜
90℃/2torr。
【0019】
【発明の効果】本発明は、α−(3−アミノフェニル)
エチルアミンの塩酸塩を、酢酸エステル類中で、反応温
度92〜110℃でホスゲンと反応させることによっ
て、タール状物質等の副生物を抑制し、高収率で、高純
度のα−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシア
ナートを得る、工業的に極めて有用な製造方法を提供す
るものである。
エチルアミンの塩酸塩を、酢酸エステル類中で、反応温
度92〜110℃でホスゲンと反応させることによっ
て、タール状物質等の副生物を抑制し、高収率で、高純
度のα−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシア
ナートを得る、工業的に極めて有用な製造方法を提供す
るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷山 龍二 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 式(I)(化1)で表されるα−(3−
アミノフェニル)エチルアミン 【化1】 の塩を、酢酸エステル類中、反応温度92〜110℃
で、ホスゲンと反応させることを特徴とする式(II)
(化2)で表される 【化2】 α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24059292A JPH0687814A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24059292A JPH0687814A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687814A true JPH0687814A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17061800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24059292A Pending JPH0687814A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687814A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225879A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-25 | Bayer Materialscience Ag | 非常に純粋な2,4′−メチレンジフェニルジイソシアネートの製造方法 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24059292A patent/JPH0687814A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225879A (ja) * | 2004-02-04 | 2005-08-25 | Bayer Materialscience Ag | 非常に純粋な2,4′−メチレンジフェニルジイソシアネートの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2790513B2 (ja) | キシリレンジイソシアネートの製造方法 | |
| US5523467A (en) | Process for the preparation of aliphatic polyisocyanates | |
| EP3683205B1 (en) | Method for preparing aliphatic isocyanate | |
| KR101854429B1 (ko) | 지방족 이소시아네이트의 제조 방법 | |
| JP3201921B2 (ja) | 脂肪族ポリイソシアナートの製造方法 | |
| US5233010A (en) | Process for preparing isocyanate and carbamate ester products | |
| JP2986888B2 (ja) | 脂肪族イソシアネートの製造方法 | |
| JP5322183B2 (ja) | イソシアナート化合物の製造方法 | |
| US4597909A (en) | Process for the production of polyisocyanates | |
| US5136086A (en) | Preparation process of aliphatic isocyanate | |
| US3470227A (en) | Process for the production of xylylene diisocyanate | |
| JPH0687814A (ja) | α−(3−イソシアナトフェニル)エチルイソシアナートの製造方法 | |
| JP2915784B2 (ja) | 脂肪族イソシアナートの精製方法 | |
| JPH111462A (ja) | 芳香族ウレタンの合成方法 | |
| EP1721893B1 (en) | Method for producing isocyanate compound | |
| US3267122A (en) | Bis-(gamma-isocyanato)-alkoxy alkanes and preparation thereof | |
| US5552507A (en) | Diisocyanates and processes for their production and use | |
| US4942164A (en) | Polyfluorinated diisocyanates and fluorinated polyurethanes prepared therefrom | |
| US2911429A (en) | Process for the preparation of isocyanates | |
| EP0023649B1 (en) | Process for preparing alicyclic isocyanates | |
| US4879409A (en) | Cycloaliphatic diisocyanates, optionally in the form of isomeric mixtures and a process for their preparation | |
| JP3467293B2 (ja) | アシルイソシアネート類の製造方法 | |
| US3488374A (en) | Preparation of polyisocyanate compositions | |
| US20150376328A1 (en) | Tertiary-nitrogen-atom-containing lactone polymer having polymerizable group, and method for producing same | |
| JPH0329064B2 (ja) |