JPH0687829A - ベンジリデンピペリジン誘導体 - Google Patents
ベンジリデンピペリジン誘導体Info
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- JPH0687829A JPH0687829A JP23953692A JP23953692A JPH0687829A JP H0687829 A JPH0687829 A JP H0687829A JP 23953692 A JP23953692 A JP 23953692A JP 23953692 A JP23953692 A JP 23953692A JP H0687829 A JPH0687829 A JP H0687829A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 脳機能改善作用を有する、低毒性化合物を提
供する。 【構成】 次式 〔式中R1乃至R6は水素原子またはC1〜3アルキル
基であり;X,Yは何れか一方が−N(R7)−を、他
方は−C(R11)(R12)−を示す。ここにR7,
R11,R12は、H、アルキル基、を意味している〕
で表わされるベンジリデンピペリジン誘導体またはその
生理学的に許容しうる塩および当該ベンジリデンピペリ
ジン誘導体またはその生理学的に許容しうる塩を有効成
分とする脳機能改善剤。
供する。 【構成】 次式 〔式中R1乃至R6は水素原子またはC1〜3アルキル
基であり;X,Yは何れか一方が−N(R7)−を、他
方は−C(R11)(R12)−を示す。ここにR7,
R11,R12は、H、アルキル基、を意味している〕
で表わされるベンジリデンピペリジン誘導体またはその
生理学的に許容しうる塩および当該ベンジリデンピペリ
ジン誘導体またはその生理学的に許容しうる塩を有効成
分とする脳機能改善剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脳機能改善作用を有する
新規化合物であるベンジリデンピペリジン誘導体および
その生理学的に許容しうる塩、ならびにそれらを有効成
分とする脳機能改善剤に関する。
新規化合物であるベンジリデンピペリジン誘導体および
その生理学的に許容しうる塩、ならびにそれらを有効成
分とする脳機能改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】社会
の高齢化にともない、痴呆が老人医療において大きなウ
エイトを占めつつあり、記憶障害などの種々の痴呆症を
改善すべく多くの薬剤が開発されてきているが、その効
力、持続性、副作用の面で必ずしも充分でない。
の高齢化にともない、痴呆が老人医療において大きなウ
エイトを占めつつあり、記憶障害などの種々の痴呆症を
改善すべく多くの薬剤が開発されてきているが、その効
力、持続性、副作用の面で必ずしも充分でない。
【0003】たとえば、アルツハイマー病患者の脳では
海馬、扁桃体、大脳皮質におけるアセチルコリン神経系
の機能が低下しており(ポウプ(Pope)ら、トランスア
クション オブ ジ アメリカン ニューロロジカル
アソシエーション(Trans.Am.Neurol.Assoc.)、89、15
(1964)、ボウエン(Bowen)ら、ブレイン(Brain)、26
6,558(1976)およびディビス(Davies)ら、ランセット
(Lancet)、ii、1043(1976))、そのことがアルツハ
イマー病の主症状である記銘・記憶障害の病因に強く関
与していると考えられている(ホワイトハウス(Whiteh
ouse)ら、サイエンス(Science)、215,1237(198
2))。したがってアセチルコリン神経系の賦活により
これらの障害が改善される可能性がある。しかしながら
これまで用いられてきたムスカリン性アセチルコリン受
容体賦活薬は、効果が認められるものの毒性が強く、実
用に供せなかった(ウェットセイン(Wettsein)ら、サ
イコファーマコロジー(Psychopharmacology)84,572
(1984)およびホーランダー(Hollander)ら、バイオロ
ジカル サイカイアトリー(Biol.Psychiatry)、22,106
7 (1987))。
海馬、扁桃体、大脳皮質におけるアセチルコリン神経系
の機能が低下しており(ポウプ(Pope)ら、トランスア
クション オブ ジ アメリカン ニューロロジカル
アソシエーション(Trans.Am.Neurol.Assoc.)、89、15
(1964)、ボウエン(Bowen)ら、ブレイン(Brain)、26
6,558(1976)およびディビス(Davies)ら、ランセット
(Lancet)、ii、1043(1976))、そのことがアルツハ
イマー病の主症状である記銘・記憶障害の病因に強く関
与していると考えられている(ホワイトハウス(Whiteh
ouse)ら、サイエンス(Science)、215,1237(198
2))。したがってアセチルコリン神経系の賦活により
これらの障害が改善される可能性がある。しかしながら
これまで用いられてきたムスカリン性アセチルコリン受
容体賦活薬は、効果が認められるものの毒性が強く、実
用に供せなかった(ウェットセイン(Wettsein)ら、サ
イコファーマコロジー(Psychopharmacology)84,572
(1984)およびホーランダー(Hollander)ら、バイオロ
ジカル サイカイアトリー(Biol.Psychiatry)、22,106
7 (1987))。
【0004】したがって、これらの疾病に対し、より有
効でかつ安全な薬剤が必要とされている。
効でかつ安全な薬剤が必要とされている。
【0005】本発明者らは上記の実用に鑑み鋭意研究を
重ねた結果、新規なベンジリデンピペリジン誘導体およ
びそれらの塩が実験的健忘マウスなどを用いた動物実験
において経口投与で抗健忘作用を示し、また、抗健忘作
用の一つの特徴としてムスカリン性アセチルコリン受容
体に作用して中枢性アセチルコリン神経機能を賦活し、
かつ毒性も低くしたがって脳機能改善剤として有用であ
ることを見出し、本発明を完成するにいたった。
重ねた結果、新規なベンジリデンピペリジン誘導体およ
びそれらの塩が実験的健忘マウスなどを用いた動物実験
において経口投与で抗健忘作用を示し、また、抗健忘作
用の一つの特徴としてムスカリン性アセチルコリン受容
体に作用して中枢性アセチルコリン神経機能を賦活し、
かつ毒性も低くしたがって脳機能改善剤として有用であ
ることを見出し、本発明を完成するにいたった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(I):
【0007】
【化12】
【0008】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 お
よびR6 は同一または相異なり、水素原子または炭素数
1〜3のアルキル基、Xは
よびR6 は同一または相異なり、水素原子または炭素数
1〜3のアルキル基、Xは
【0009】
【化13】
【0010】(R7 は水素原子、炭素数1〜5のアルキ
ル基、
ル基、
【0011】
【化14】
【0012】(nは0〜2の整数を示す)で表わされる
アラルキル基、または
アラルキル基、または
【0013】
【化15】
【0014】(R8 は水素原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、無置換もしくは−OR9 (R9は水素原子または
炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表わされる基で置
換されたフェニル基または−OR10(R10は炭素数1〜
5のアルキル基を示す)を示す)で表わされる基を示
す)で表わされる基または
ル基、無置換もしくは−OR9 (R9は水素原子または
炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表わされる基で置
換されたフェニル基または−OR10(R10は炭素数1〜
5のアルキル基を示す)を示す)で表わされる基を示
す)で表わされる基または
【0015】
【化16】
【0016】(R11およびR12は同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表
わされる基、Yは
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表
わされる基、Yは
【0017】
【化17】
【0018】(R13は水素原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基または炭素数1〜3のアシル基を示す)で表わされ
る基または
ル基または炭素数1〜3のアシル基を示す)で表わされ
る基または
【0019】
【化18】
【0020】(R14およびR15は同一または相異なり、
水素原子あるいは炭素数1〜3のアルキル基を示す)で
表わされる基を表わし、ただし、Xが
水素原子あるいは炭素数1〜3のアルキル基を示す)で
表わされる基を表わし、ただし、Xが
【0021】
【化19】
【0022】で表わされる基のばあい、Yは
【0023】
【化20】
【0024】で表わされる基であり、Xが
【0025】
【化21】
【0026】で表わされる基のばあい、Yは
【0027】
【化22】
【0028】で表わされる基である)で表わされるベン
ジリデンピペリジン誘導体またはその生理学的に許容し
うる塩および、(2)前記ベンジリデンピペリジン誘導
体またはその生理学的に許容しうる塩を有効成分とする
脳機能改善剤に関する。
ジリデンピペリジン誘導体またはその生理学的に許容し
うる塩および、(2)前記ベンジリデンピペリジン誘導
体またはその生理学的に許容しうる塩を有効成分とする
脳機能改善剤に関する。
【0029】
【実施例】本発明の化合物はつぎのような方法で合成す
ることができる。
ることができる。
【0030】たとえば(1)一般式(II):
【0031】
【化23】
【0032】(式中、R16は炭素数1〜3のアルキル基
を表わす)で示される化合物または一般式(III) :
を表わす)で示される化合物または一般式(III) :
【0033】
【化24】
【0034】(式中、Arはアリール基、Zはハロゲン
原子を示す)で表わされる化合物と一般式(IV):
原子を示す)で表わされる化合物と一般式(IV):
【0035】
【化25】
【0036】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされる化合物と
を塩基性触媒、たとえば水素化ナトリウム、水素化カリ
ウムなどのアルカリ金属水素化物、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラ
ート、リチウムジイソプロピルアミドなどのアルカリ金
属アミド、酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、水酸化
ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ピペリジンな
どの有機塩基などの存在下で反応させることによりうる
ことができる。
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされる化合物と
を塩基性触媒、たとえば水素化ナトリウム、水素化カリ
ウムなどのアルカリ金属水素化物、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラ
ート、リチウムジイソプロピルアミドなどのアルカリ金
属アミド、酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、水酸化
ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ピペリジンな
どの有機塩基などの存在下で反応させることによりうる
ことができる。
【0037】(2)一般式(V):
【0038】
【化26】
【0039】で表わされるアルデヒドと一般式(VI):
【0040】
【化27】
【0041】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、X、Y、ArおよびZは前記と同じ)で表わされ
る化合物とを塩基性触媒、たとえば水素化ナトリウム、
水素化カリウムなどのアルカリ金属水素化物、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラートなどのアルカリ金
属アルコラート、リチウムジイソプロピルアミドなどの
アルカリ金属アミド、酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸
塩、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ピ
ペリジンなどの有機塩基、などの存在下で反応させるこ
とによりうることができる。
R6 、X、Y、ArおよびZは前記と同じ)で表わされ
る化合物とを塩基性触媒、たとえば水素化ナトリウム、
水素化カリウムなどのアルカリ金属水素化物、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラートなどのアルカリ金
属アルコラート、リチウムジイソプロピルアミドなどの
アルカリ金属アミド、酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸
塩、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ピ
ペリジンなどの有機塩基、などの存在下で反応させるこ
とによりうることができる。
【0042】上記(1)および(2)の合成法はいわゆ
るウィッティヒ反応(Wittig reaction )を用いるもの
である。
るウィッティヒ反応(Wittig reaction )を用いるもの
である。
【0043】(3)一般式(VII) :
【0044】
【化28】
【0045】(式中、Zは前記と同じ)で表わされる化
合物と一般式(IV):
合物と一般式(IV):
【0046】
【化29】
【0047】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされる化合物と
を反応させて一般式(VIII):
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされる化合物と
を反応させて一般式(VIII):
【0048】
【化30】
【0049】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされるアルコー
ル化合物をえたのち、一般的なアルコールの脱水反応に
よりうることができる。
R6 、XおよびYは前記と同じ)で表わされるアルコー
ル化合物をえたのち、一般的なアルコールの脱水反応に
よりうることができる。
【0050】脱水反応の触媒としては硫酸、ホウ酸、ハ
ロゲン化水素酸、有機スルホン酸、シュウ酸などの有機
酸、硫酸水素カリウムなどの酸性塩、アルミナ、二酸化
トリウム、塩化チオニル−ピリジンなどのほか、種々の
脱水剤が用いられる。また、ハロゲン化試剤、スルホン
化試剤、エステル化試剤などにより、アルコール性水酸
基をハロゲン化、スルホン化、エステル化したのち、脱
離反応を行なうことによりうることもできる。
ロゲン化水素酸、有機スルホン酸、シュウ酸などの有機
酸、硫酸水素カリウムなどの酸性塩、アルミナ、二酸化
トリウム、塩化チオニル−ピリジンなどのほか、種々の
脱水剤が用いられる。また、ハロゲン化試剤、スルホン
化試剤、エステル化試剤などにより、アルコール性水酸
基をハロゲン化、スルホン化、エステル化したのち、脱
離反応を行なうことによりうることもできる。
【0051】(4)一般式(V):
【0052】
【化31】
【0053】で示されるアルデヒドと一般式(IX):
【0054】
【化32】
【0055】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、X、YおよびZは前記と同じ)で表わされる化合
物とを反応させ、一般式(X):
R6 、X、YおよびZは前記と同じ)で表わされる化合
物とを反応させ、一般式(X):
【0056】
【化33】
【0057】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
R6 、XおよびYは前記と同じ)で示されるアルコール
化合物をえたのち、一般的なアルコールの脱水反応によ
りうることができる。
R6 、XおよびYは前記と同じ)で示されるアルコール
化合物をえたのち、一般的なアルコールの脱水反応によ
りうることができる。
【0058】脱水反応の触媒としては硫酸、ホウ酸、ハ
ロゲン化水素酸、有機スルホン酸、シュウ酸などの有機
酸、硫酸水素カリウムなどの酸性塩、アルミナ、二酸化
トリウム、塩化チオニル−ピリジンなどのほか、種々の
脱水剤が用いられる。また、ハロゲン化試剤、スルホン
化試剤、エステル化試剤などにより、アルコール性水酸
基をハロゲン化、スルホン化、エステル化したのち、脱
離反応を行なうことによりうることもできる。
ロゲン化水素酸、有機スルホン酸、シュウ酸などの有機
酸、硫酸水素カリウムなどの酸性塩、アルミナ、二酸化
トリウム、塩化チオニル−ピリジンなどのほか、種々の
脱水剤が用いられる。また、ハロゲン化試剤、スルホン
化試剤、エステル化試剤などにより、アルコール性水酸
基をハロゲン化、スルホン化、エステル化したのち、脱
離反応を行なうことによりうることもできる。
【0059】(5)一般式(I)で示される化合物のう
ちR5 、R6 が水素原子であり、Xが
ちR5 、R6 が水素原子であり、Xが
【0060】
【化34】
【0061】(R11、R12は前記と同じ)で表わされ、
Yが
Yが
【0062】
【化35】
【0063】(R13は前記と同じ)である一般式(I
a):
a):
【0064】
【化36】
【0065】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R11、
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる化合物は、
一般式(V):
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる化合物は、
一般式(V):
【0066】
【化37】
【0067】で表わされるアルデヒドと一般式(XI):
【0068】
【化38】
【0069】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R11、
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる化合物とを
無触媒下、または酸触媒として硫酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸などのプロトン酸類、三フ
ッ化ホウ素などのルイス酸など、もしくは塩基触媒とし
て、モノエタノールアミン、ピリジンなどの有機塩基、
酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物、リチウムジイソプロピルアミド
などのアルカリ金属アミド、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラート、
水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属
水素化物などを利用し、結合させることにより一般式(X
II) :
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる化合物とを
無触媒下、または酸触媒として硫酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸などのプロトン酸類、三フ
ッ化ホウ素などのルイス酸など、もしくは塩基触媒とし
て、モノエタノールアミン、ピリジンなどの有機塩基、
酢酸ナトリウムなどの有機酸塩、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物、リチウムジイソプロピルアミド
などのアルカリ金属アミド、ナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどのアルカリ金属アルコラート、
水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属
水素化物などを利用し、結合させることにより一般式(X
II) :
【0070】
【化39】
【0071】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R11、
R12およびR13は前記と同じ)で示される化合物をえた
のち、水素化アルミニウムリチウムなどを使用するな
ど、カルボン酸アミドのカルボニル基の一般的な還元に
よりうることもできる。
R12およびR13は前記と同じ)で示される化合物をえた
のち、水素化アルミニウムリチウムなどを使用するな
ど、カルボン酸アミドのカルボニル基の一般的な還元に
よりうることもできる。
【0072】(b)一般式(I)で示される化合物のう
ち一般式(Ia)で表わされる化合物は前記一般式
(V)で表わされるアルデヒドと一般式(XIII):
ち一般式(Ia)で表わされる化合物は前記一般式
(V)で表わされるアルデヒドと一般式(XIII):
【0073】
【化40】
【0074】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R11、
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる3−カルボ
キシ−2−ピペリドン誘導体とを塩基性触媒、たとえば
ピロリジン、ピペリジンなどの有機塩基、水素化リチウ
ム、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩
などの存在下で反応させることにより一般式(XII) で表
わされる化合物をえたのち、前記と同様、還元すること
によりうることもできる。
R12およびR13は前記と同じ)で表わされる3−カルボ
キシ−2−ピペリドン誘導体とを塩基性触媒、たとえば
ピロリジン、ピペリジンなどの有機塩基、水素化リチウ
ム、水素化ナトリウムなどのアルカリ金属水素化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩
などの存在下で反応させることにより一般式(XII) で表
わされる化合物をえたのち、前記と同様、還元すること
によりうることもできる。
【0075】以上のような方法でえられた本発明の化合
物は脳機能改善剤として用いることができる。
物は脳機能改善剤として用いることができる。
【0076】本発明の化合物の代表例を表1にあげる。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】本発明のベンジリデンピペリジン誘導体の
うち、XがN−R7 であり、R7 は
うち、XがN−R7 であり、R7 は
【0080】
【化41】
【0081】でR8 がOH基で置換されたフェニル基の
ばあい、塩基と塩を形成しうる。
ばあい、塩基と塩を形成しうる。
【0082】また、本発明のベンジリデンピペリジン誘
導体は酸と塩を形成しうる。
導体は酸と塩を形成しうる。
【0083】本発明のベンジリデンピペリジン誘導体の
塩としては、たとえばつぎのような塩がある:(1)ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムなどの金
属との塩;(2)アンモニウム塩;(3)メチルアミ
ン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ヘキサメチ
レンイミン、アニリン、ピリジンなどの有機塩基との
塩;(4)ギ酸、酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、マ
レイン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸などの有機酸との塩;(5)
塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩;
(6)アルギニン、グルタミン酸、オルニチンなどのア
ミノ酸との塩。
塩としては、たとえばつぎのような塩がある:(1)ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウムなどの金
属との塩;(2)アンモニウム塩;(3)メチルアミ
ン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ヘキサメチ
レンイミン、アニリン、ピリジンなどの有機塩基との
塩;(4)ギ酸、酢酸、トリクロロ酢酸、シュウ酸、マ
レイン酸、酒石酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸などの有機酸との塩;(5)
塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩;
(6)アルギニン、グルタミン酸、オルニチンなどのア
ミノ酸との塩。
【0084】これらの塩を脳機能改善剤として使用する
ばあいには、薬理学的に許容される塩が選択される。
ばあいには、薬理学的に許容される塩が選択される。
【0085】つぎに本発明の化合物の生理試験について
のべる。
のべる。
【0086】本発明化合物の脳機能改善剤としての効果
は抗健忘効果およびMI受容体への結合能として試験し
た。
は抗健忘効果およびMI受容体への結合能として試験し
た。
【0087】これらの効果および急性毒性は下記の試験
により確認した。
により確認した。
【0088】なお、実験動物としてウィスター(Wista
r)系雄性ラットおよびディディワイ(ddy)系雄性
マウスを12時間ずつの明暗周期、室温24〜26℃の条件下
で1週間飼育し実験に供した。
r)系雄性ラットおよびディディワイ(ddy)系雄性
マウスを12時間ずつの明暗周期、室温24〜26℃の条件下
で1週間飼育し実験に供した。
【0089】(1)抗健忘効果:マウスのシクロヘキシ
ミド誘発による実験的記憶障害に対する効果を試験し
た。
ミド誘発による実験的記憶障害に対する効果を試験し
た。
【0090】[試験法]実験は、明暗の二部屋に仕切っ
た箱よりなるマウス用受動回避試験実験装置(小原医科
産業(株)製)を用いて行なった。すなわち暗室[断面
が逆台形(高さ8cm、底辺5cm、斜辺9.5cm )、長さが
14cmの箱]は黒色プラスチック製の外箱により遮光され
ており、床には電気刺激を与えるためのステンレス製グ
リッドが施され、暗室内に設置されているフォトビーム
が遮られると一定時間後に通電される。暗室に接して透
明プラスチック製の明室(暗室と同じ形の長さ16cmの箱
であって、25cm上方より60Wの電球で照らされている)
が設けられ、両室の間にギロチンドアで開閉可能な直径
3cmの円形出入り口が設けられている。このような明暗
箱を用いて、以下の順序で実験を行なった。
た箱よりなるマウス用受動回避試験実験装置(小原医科
産業(株)製)を用いて行なった。すなわち暗室[断面
が逆台形(高さ8cm、底辺5cm、斜辺9.5cm )、長さが
14cmの箱]は黒色プラスチック製の外箱により遮光され
ており、床には電気刺激を与えるためのステンレス製グ
リッドが施され、暗室内に設置されているフォトビーム
が遮られると一定時間後に通電される。暗室に接して透
明プラスチック製の明室(暗室と同じ形の長さ16cmの箱
であって、25cm上方より60Wの電球で照らされている)
が設けられ、両室の間にギロチンドアで開閉可能な直径
3cmの円形出入り口が設けられている。このような明暗
箱を用いて、以下の順序で実験を行なった。
【0091】あらかじめ明暗箱で馴化したマウス(5週
齢)を明室内に入れてギロチンドアを開けた。マウスが
暗室内に移行してフォトビームを横切ってから3秒後
に、四肢に床グリッドより0.3mA の電気ショックを3秒
間流した(獲得試行)。マウスが明室へとび出してきた
直後にドアを閉めて明室より取り出しホームケージに戻
した。24時間後、マウスを再び明室内に入れギロチンド
アを開けてから完全に暗室内に入るまでの時間を反応潜
時として最大300 秒まで測定した(保持試行)。
齢)を明室内に入れてギロチンドアを開けた。マウスが
暗室内に移行してフォトビームを横切ってから3秒後
に、四肢に床グリッドより0.3mA の電気ショックを3秒
間流した(獲得試行)。マウスが明室へとび出してきた
直後にドアを閉めて明室より取り出しホームケージに戻
した。24時間後、マウスを再び明室内に入れギロチンド
アを開けてから完全に暗室内に入るまでの時間を反応潜
時として最大300 秒まで測定した(保持試行)。
【0092】健忘は生理食塩水に溶解したシクロヘキシ
ミドを獲得試行の10分前に120 mg/kg宛皮下投与して誘
発した。対照には生理食塩水のみを同量投与した。被検
化合物はすべて2.5 %アラビアゴムと0.2 %ツイーン80
を含んだ蒸留水に懸濁し、獲得試行1時間前に3mg/kg
あるいは1mg/kgずつ経口投与した。
ミドを獲得試行の10分前に120 mg/kg宛皮下投与して誘
発した。対照には生理食塩水のみを同量投与した。被検
化合物はすべて2.5 %アラビアゴムと0.2 %ツイーン80
を含んだ蒸留水に懸濁し、獲得試行1時間前に3mg/kg
あるいは1mg/kgずつ経口投与した。
【0093】なお、対照薬として塩酸インデロキサジン
を用いた。
を用いた。
【0094】また便宜的に1群中の反応潜時が100 秒よ
り長いマウスの個体数の割合を記憶率とした。
り長いマウスの個体数の割合を記憶率とした。
【0095】[試験結果]表2にシクロヘキシミド誘発
健忘に対する効果を示した。
健忘に対する効果を示した。
【0096】表2中の反応潜時は、各群のマウスの平均
反応潜時の値である。
反応潜時の値である。
【0097】この結果から本発明による一般式(I)で
示される化合物は強い抗健忘効果を有することがわか
る。なお化合物番号は表1の化合物番号に対応するもの
である。
示される化合物は強い抗健忘効果を有することがわか
る。なお化合物番号は表1の化合物番号に対応するもの
である。
【0098】
【表3】
【0099】(2)受容体結合に対する作用:被検化合
物のM1への結合能はワトソン(Watson)らの方法(ラ
イフサイエンス(Life Sci.)32,3001(1983)) を一部改変
して測定した。具体的には、小脳を除くラットの脳をホ
モジネートし、被検化合物1μMと1nMの[3H]ピ
レンゼピン(M1特異的アンタゴニスト)を添加してイ
ンキュベートし、1時間後の[3H]ピレンゼピンの結
合阻害率(%)を求めた。結果を表3に示すが、結合阻
害率が高いほど被検化合物のM1受容体結合能が高いこ
とを意味する。
物のM1への結合能はワトソン(Watson)らの方法(ラ
イフサイエンス(Life Sci.)32,3001(1983)) を一部改変
して測定した。具体的には、小脳を除くラットの脳をホ
モジネートし、被検化合物1μMと1nMの[3H]ピ
レンゼピン(M1特異的アンタゴニスト)を添加してイ
ンキュベートし、1時間後の[3H]ピレンゼピンの結
合阻害率(%)を求めた。結果を表3に示すが、結合阻
害率が高いほど被検化合物のM1受容体結合能が高いこ
とを意味する。
【0100】
【表4】
【0101】また、M2への結合能をバックレイ(Buck
ley)らの方法(モレキュラー ファーマコロジー(Mol.
Pharmacol.)35.469(1989))を一部改変して測定した。具
体的には、ラット心筋の膜分画に被検化合物10μMと0.
2 nMの[3H]N−メチルスコポラミンを添加し結合
阻害率を調べた。その結果、いずれも50%以下であり、
本発明化合物のM2結合能は弱いと考えられる。
ley)らの方法(モレキュラー ファーマコロジー(Mol.
Pharmacol.)35.469(1989))を一部改変して測定した。具
体的には、ラット心筋の膜分画に被検化合物10μMと0.
2 nMの[3H]N−メチルスコポラミンを添加し結合
阻害率を調べた。その結果、いずれも50%以下であり、
本発明化合物のM2結合能は弱いと考えられる。
【0102】ムスカリン性アセチルコリン受容体は現在
3種類のサブタイプ(M1、M2、M3)に分類されて
おり、主としてM1は中枢神経、M2は心臓、M3は神
経節に分布している。このためM2やM3を刺激する薬
物は心抑制、振せんなどの末梢性の副作用を発現しやす
く、中枢アセチルコリン系ニューロンを賦活する目的に
はM1選択的であることが望ましい。
3種類のサブタイプ(M1、M2、M3)に分類されて
おり、主としてM1は中枢神経、M2は心臓、M3は神
経節に分布している。このためM2やM3を刺激する薬
物は心抑制、振せんなどの末梢性の副作用を発現しやす
く、中枢アセチルコリン系ニューロンを賦活する目的に
はM1選択的であることが望ましい。
【0103】すなわち、M1受容体選択性を持つムスカ
リニックアゴニストは老年痴呆における記憶・認知障害
を改善できる可能性があると考えられる。
リニックアゴニストは老年痴呆における記憶・認知障害
を改善できる可能性があると考えられる。
【0104】本発明化合物は上記結果のごとく、M1受
容体に対して選択的な親和性を有するものであり、中枢
神経系の変性に起因する病気、特にアセチルコリン機能
低下による疾患、たとえばアルツハイマー病、アルツハ
イマー型老年痴呆、ハンチントン舞踊病、ピック病、晩
発生運動障害などの疾病の治療に利用しうることがわか
った。
容体に対して選択的な親和性を有するものであり、中枢
神経系の変性に起因する病気、特にアセチルコリン機能
低下による疾患、たとえばアルツハイマー病、アルツハ
イマー型老年痴呆、ハンチントン舞踊病、ピック病、晩
発生運動障害などの疾病の治療に利用しうることがわか
った。
【0105】(3)急性毒性試験 表1に示す化合物1〜13を被検化合物とし、ddy系マ
ウスを用いてつぎの方法により急性毒性を調べた。
ウスを用いてつぎの方法により急性毒性を調べた。
【0106】ddy系雄性マウス(体重27〜30g)を用
い、1群6匹とした。化合物1〜13を0.5 %カルボキシ
メチルセルロースナトリウム水溶液に懸濁したものを0.
1 ml/10g体重の割合で経口投与した。投与後2週間に
わたり一般症状を観察して死亡マウス数/供試マウス数
を求め、50%致死量(LD50)(mg/kg)を推定した。
その結果、本発明の化合物1〜13は500mg /kgの割合で
投与したばあいにも死亡例が観察されなかった。このこ
とから化合物1〜13のLD50は500mg /kg以上であると
推定される。
い、1群6匹とした。化合物1〜13を0.5 %カルボキシ
メチルセルロースナトリウム水溶液に懸濁したものを0.
1 ml/10g体重の割合で経口投与した。投与後2週間に
わたり一般症状を観察して死亡マウス数/供試マウス数
を求め、50%致死量(LD50)(mg/kg)を推定した。
その結果、本発明の化合物1〜13は500mg /kgの割合で
投与したばあいにも死亡例が観察されなかった。このこ
とから化合物1〜13のLD50は500mg /kg以上であると
推定される。
【0107】以上のことより本発明の化合物は低毒性で
あることがわかった。
あることがわかった。
【0108】本発明による脳機能改善剤の製剤として
は、経口、経腸または非経口的投与による製剤のいずれ
をも選ぶことができる。具体的製剤としては、錠剤、カ
プセル剤、細粒剤、シロップ剤、坐薬、軟膏剤、注射剤
などがあげられる。
は、経口、経腸または非経口的投与による製剤のいずれ
をも選ぶことができる。具体的製剤としては、錠剤、カ
プセル剤、細粒剤、シロップ剤、坐薬、軟膏剤、注射剤
などがあげられる。
【0109】本発明による脳機能改善剤の製剤の担体と
しては、経口、経腸、その他非経口的に投与するために
適した有機または無機の固体または液体の、通常は不活
性な薬学的担体材料が用いられる。具体的には、たとえ
ば結晶性セルロース、ゼラチン、乳糖、澱粉、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、植物性および動物性脂肪お
よび油、ガム、ポリアルキレングリコールがある。本発
明の化合物は製剤中に0.2 〜100 %を含ませることがで
きる。また、本発明による脳機能改善剤の製剤は、これ
と両立性の他の脳機能改善剤その他の医薬を含むことが
できる。このばあい、前記脳機能改善剤は必ずしもその
製剤中の主成分でなくてもよい。
しては、経口、経腸、その他非経口的に投与するために
適した有機または無機の固体または液体の、通常は不活
性な薬学的担体材料が用いられる。具体的には、たとえ
ば結晶性セルロース、ゼラチン、乳糖、澱粉、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、植物性および動物性脂肪お
よび油、ガム、ポリアルキレングリコールがある。本発
明の化合物は製剤中に0.2 〜100 %を含ませることがで
きる。また、本発明による脳機能改善剤の製剤は、これ
と両立性の他の脳機能改善剤その他の医薬を含むことが
できる。このばあい、前記脳機能改善剤は必ずしもその
製剤中の主成分でなくてもよい。
【0110】本発明の脳機能改善剤は、一般に所望の作
用が副作用を伴なうことなく達成される投与量で投与さ
れる。その具体的な値は医師の判断で決定されるべきで
あるが、一般に有効成分として成人1日当り0.01mg〜10
g、好ましくは0.1mg 〜5g程度で投与される。なお、
本発明の脳機能改善剤は有効成分として0.001mg 〜5
g、好ましくは0.1mg 〜1gの単位投与量の薬学的製剤
として投与することができる。
用が副作用を伴なうことなく達成される投与量で投与さ
れる。その具体的な値は医師の判断で決定されるべきで
あるが、一般に有効成分として成人1日当り0.01mg〜10
g、好ましくは0.1mg 〜5g程度で投与される。なお、
本発明の脳機能改善剤は有効成分として0.001mg 〜5
g、好ましくは0.1mg 〜1gの単位投与量の薬学的製剤
として投与することができる。
【0111】つぎに本発明化合物の実施例をあげて本発
明を具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を制
限するものではない。
明を具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を制
限するものではない。
【0112】実施例1 化合物1の合成 60%水素化ナトリウム(油性)2.0 gを1,2−ジメト
キシエタン(DME)100ml に懸濁し、これにN−ター
シャリーブトキシカルボニル−4−ピペリドン10.0gお
よびジエチルm−フェノキシベンジルホスホネート16.0
gのDME 100mlの溶液を室温で加えた。この懸濁液を
油浴上75℃で3時間加熱撹拌した。冷却後、過剰の水で
希釈し、酢酸エチル100ml で3回抽出を行なった。抽出
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とするカラム
クロマトグラフィーにて精製すると(溶離液:クロロホ
ルム)、目的とする化合物1のN−ターシャリーブトキ
シカルボニル化合物10を13.0g(収率71.0%)えた。
キシエタン(DME)100ml に懸濁し、これにN−ター
シャリーブトキシカルボニル−4−ピペリドン10.0gお
よびジエチルm−フェノキシベンジルホスホネート16.0
gのDME 100mlの溶液を室温で加えた。この懸濁液を
油浴上75℃で3時間加熱撹拌した。冷却後、過剰の水で
希釈し、酢酸エチル100ml で3回抽出を行なった。抽出
液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とするカラム
クロマトグラフィーにて精製すると(溶離液:クロロホ
ルム)、目的とする化合物1のN−ターシャリーブトキ
シカルボニル化合物10を13.0g(収率71.0%)えた。
【0113】化合物10の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );1.47(s,9H)、2.30(t,J=5.5Hz,2H)、2.43
(t,J=5.5Hz,2H)、3.39(t,J=5.5Hz,2H) 、3.49(t,J=5.5H
z,2H)、6.31(s,1H)、6.81〜7.37(m,9H) 上記でえられた化合物10の12gを塩化水素ガスを飽和し
たメタノール50mlに溶解し、室温で16時間撹拌後、溶媒
を減圧除去した。残渣に酢酸エチルを加え晶析を行な
い、目的とする化合物1を7.2 g(収率72.7%)えた。
CDCl3 );1.47(s,9H)、2.30(t,J=5.5Hz,2H)、2.43
(t,J=5.5Hz,2H)、3.39(t,J=5.5Hz,2H) 、3.49(t,J=5.5H
z,2H)、6.31(s,1H)、6.81〜7.37(m,9H) 上記でえられた化合物10の12gを塩化水素ガスを飽和し
たメタノール50mlに溶解し、室温で16時間撹拌後、溶媒
を減圧除去した。残渣に酢酸エチルを加え晶析を行な
い、目的とする化合物1を7.2 g(収率72.7%)えた。
【0114】化合物1の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );2.70(t,J=5.5Hz,2H)、2.80(t,J=5.5Hz,2
H)、3.15(brs,2H)、3.29(brs,2H)、6.14(s,1H)、6.75〜
7.40(m,9H) 実施例2 化合物2の合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.2 gを1,2−ジメト
キシエタン(DME)10mlに懸濁し、これにN−メチル
−4−ピペリドン0.57gおよびジエチルm−フェノキシ
ベンジルホスホネート1.6 gのDME10mlの溶液を室温
で加えた。この懸濁液を油浴上75℃で3時間加熱撹拌し
た。冷却後、過剰の水で希釈し、酢酸エチル20mlで3回
抽出を行なった。抽出液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーにて精製する
と(溶離液:クロロホルム)、目的とする化合物2を0.
93g(収率66.4%)えた。
CDCl3 );2.70(t,J=5.5Hz,2H)、2.80(t,J=5.5Hz,2
H)、3.15(brs,2H)、3.29(brs,2H)、6.14(s,1H)、6.75〜
7.40(m,9H) 実施例2 化合物2の合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.2 gを1,2−ジメト
キシエタン(DME)10mlに懸濁し、これにN−メチル
−4−ピペリドン0.57gおよびジエチルm−フェノキシ
ベンジルホスホネート1.6 gのDME10mlの溶液を室温
で加えた。この懸濁液を油浴上75℃で3時間加熱撹拌し
た。冷却後、過剰の水で希釈し、酢酸エチル20mlで3回
抽出を行なった。抽出液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーにて精製する
と(溶離液:クロロホルム)、目的とする化合物2を0.
93g(収率66.4%)えた。
【0115】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );2.16〜2.68(m,8H)、2.29(s,3H)、6.29(s,1H)、
6.80〜7.57(m,9H) 実施例3 化合物3の合成 実施例2でN−メチル−4−ピペリドンに代えてN−エ
チル−4−ピペリドン0.64gを用いる以外は、同様に操
作を行なうことにより、目的とする化合物3を1.0 g
(収率68.0%)えた。
l3 );2.16〜2.68(m,8H)、2.29(s,3H)、6.29(s,1H)、
6.80〜7.57(m,9H) 実施例3 化合物3の合成 実施例2でN−メチル−4−ピペリドンに代えてN−エ
チル−4−ピペリドン0.64gを用いる以外は、同様に操
作を行なうことにより、目的とする化合物3を1.0 g
(収率68.0%)えた。
【0116】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );1.10(t,J=7Hz,3H)、2.41(m,6H)、2.52(t,J=5.5
Hz,4H)、6.23(s,1H)、6.80〜7.37(m,9H) 実施例4 化合物4の合成 実施例1でえた化合物1の1.5 gをエーテル100ml に懸
濁し、これにトリエチルアミン1.0 gおよび塩化n−ブ
チリル0.53gを加え、室温で6時間反応させた。この反
応混合物に水を加え、酢酸エチル30mlで3回抽出し、溶
媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルを担体とするカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し(溶離液:クロロホル
ム)、目的とする化合物4のN−n−ブチリル化合物8
を1.6 g(収率95.2%)えた。
l3 );1.10(t,J=7Hz,3H)、2.41(m,6H)、2.52(t,J=5.5
Hz,4H)、6.23(s,1H)、6.80〜7.37(m,9H) 実施例4 化合物4の合成 実施例1でえた化合物1の1.5 gをエーテル100ml に懸
濁し、これにトリエチルアミン1.0 gおよび塩化n−ブ
チリル0.53gを加え、室温で6時間反応させた。この反
応混合物に水を加え、酢酸エチル30mlで3回抽出し、溶
媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルを担体とするカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し(溶離液:クロロホル
ム)、目的とする化合物4のN−n−ブチリル化合物8
を1.6 g(収率95.2%)えた。
【0117】化合物8の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );0.94〜1.02(m,3H)、1.62〜1.79(m,2H)、
2.23〜2.41(m,4H)、2.41〜2.56(m,2H) 、3.41(t,J=6Hz,
1H)、3.52(t,J=6Hz,1H)、3.57(t,J=6Hz,1H)、3.68(t,J=
6Hz,1H) 、6.30〜6.38(m,1H)、6.78〜7.41(m,9H) 上記でえられた化合物8の1.2 gを乾燥エーテル100ml
に溶解し、水素化リチウムアルミニウム0.7 gを加え、
この懸濁液を油浴上で加熱撹拌して、6時間還流した。
冷却後、2.8ml の水を加え、生じた沈澱を濾過で除き、
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧除去すると、目的
とする化合物4を1.1 g(収率94.8%)えた。
CDCl3 );0.94〜1.02(m,3H)、1.62〜1.79(m,2H)、
2.23〜2.41(m,4H)、2.41〜2.56(m,2H) 、3.41(t,J=6Hz,
1H)、3.52(t,J=6Hz,1H)、3.57(t,J=6Hz,1H)、3.68(t,J=
6Hz,1H) 、6.30〜6.38(m,1H)、6.78〜7.41(m,9H) 上記でえられた化合物8の1.2 gを乾燥エーテル100ml
に溶解し、水素化リチウムアルミニウム0.7 gを加え、
この懸濁液を油浴上で加熱撹拌して、6時間還流した。
冷却後、2.8ml の水を加え、生じた沈澱を濾過で除き、
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧除去すると、目的
とする化合物4を1.1 g(収率94.8%)えた。
【0118】化合物4の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );0.92(t,J=7Hz,3H)、1.22〜1.38(m,2H)、
1.41〜1.54(m,2H)、2.30〜2.42(m,6H) 、2.50(t,J=5.5H
z,4H)、6.22(s,1H)、6.82〜7.35(m,9H) 実施例5 化合物5の合成 実施例2でN−メチル−4−ピペリドンに代えてN−ベ
ンジル−4−ピペリドン0.95gを用いる以外は、同様に
操作を行なうことにより目的とする化合物5を1.0 g
(収率56.3%)えた。
CDCl3 );0.92(t,J=7Hz,3H)、1.22〜1.38(m,2H)、
1.41〜1.54(m,2H)、2.30〜2.42(m,6H) 、2.50(t,J=5.5H
z,4H)、6.22(s,1H)、6.82〜7.35(m,9H) 実施例5 化合物5の合成 実施例2でN−メチル−4−ピペリドンに代えてN−ベ
ンジル−4−ピペリドン0.95gを用いる以外は、同様に
操作を行なうことにより目的とする化合物5を1.0 g
(収率56.3%)えた。
【0119】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );2.36(t,J=5Hz,2H)、2.42(t,J=5Hz,2H)、2.50
(t,J=5Hz,2H)、2.51(t,J=5Hz,2H) 、3.52(s,2H)、6.22
(s,1H)、6.80〜7.37(m,14H) 実施例6 化合物6の合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.6 gを1,2−ジメト
キシエタン(DME)30mlに懸濁し、これに2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリドン2.3 gおよびジ
エチルm−フェノキシベンジルホスホネート4.8 gのD
ME30mlの溶液を室温で加えた。この懸濁液を油浴上85
℃で3時間加熱撹拌した。冷却後、過剰の水で希釈し、
酢酸エチル60mlで3回抽出を行なった。抽出液を減圧濃
縮し、残渣をアルミナ(中性)を担体とするカラムクロ
マトグラフィーに付し(溶離液:クロロホルム)、目的
物を含む画分を集め、溶媒を除去した。残渣に塩化水素
を含む酢酸エチルを加え、生じる沈澱を濾過で集めると
目的とする化合物6を2.4 g(収率45.0%)えた。
l3 );2.36(t,J=5Hz,2H)、2.42(t,J=5Hz,2H)、2.50
(t,J=5Hz,2H)、2.51(t,J=5Hz,2H) 、3.52(s,2H)、6.22
(s,1H)、6.80〜7.37(m,14H) 実施例6 化合物6の合成 60%水素化ナトリウム(油性)0.6 gを1,2−ジメト
キシエタン(DME)30mlに懸濁し、これに2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリドン2.3 gおよびジ
エチルm−フェノキシベンジルホスホネート4.8 gのD
ME30mlの溶液を室温で加えた。この懸濁液を油浴上85
℃で3時間加熱撹拌した。冷却後、過剰の水で希釈し、
酢酸エチル60mlで3回抽出を行なった。抽出液を減圧濃
縮し、残渣をアルミナ(中性)を担体とするカラムクロ
マトグラフィーに付し(溶離液:クロロホルム)、目的
物を含む画分を集め、溶媒を除去した。残渣に塩化水素
を含む酢酸エチルを加え、生じる沈澱を濾過で集めると
目的とする化合物6を2.4 g(収率45.0%)えた。
【0120】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );1.50(s,6H)、1.63(s,6H)、2.47(s,2H)、2.55
(s,2H)、6.48(s,1H)、6.67〜7.38(m,9H) 実施例7 化合物7の合成 実施例6でえた化合物6の1.8 gを無水酢酸50mlに溶解
し、ピリジン0.5ml を加え、油浴上85℃で24時間加熱撹
拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーで精製すると
(溶離液:クロロホルム)、目的とする化合物7のN−
アセチル化合物12を0.9 g(収率45.0%)えた。
l3 );1.50(s,6H)、1.63(s,6H)、2.47(s,2H)、2.55
(s,2H)、6.48(s,1H)、6.67〜7.38(m,9H) 実施例7 化合物7の合成 実施例6でえた化合物6の1.8 gを無水酢酸50mlに溶解
し、ピリジン0.5ml を加え、油浴上85℃で24時間加熱撹
拌した。この反応混合物を減圧濃縮し、残渣をシリカゲ
ルを担体とするカラムクロマトグラフィーで精製すると
(溶離液:クロロホルム)、目的とする化合物7のN−
アセチル化合物12を0.9 g(収率45.0%)えた。
【0121】化合物12の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );1.46(s,6H)、1.49(s,6H)、2.19(s,3H)、
2.64(s,2H)、2.70(s,2H)、6.30(s,1H)、6.84〜7.39(m,9
H) 上記でえた化合物12の0.23gを乾燥エーテル50mlに溶解
し、水素化リチウムアルミニウム0.12gを加え、油浴上
で加熱撹拌して6時間還流させた。冷却後、0.5ml の水
を加え、生じた沈澱を濾過で除き、硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧除去すると、目的とする化合物7を0.
15g(収率68.2%)えた。
CDCl3 );1.46(s,6H)、1.49(s,6H)、2.19(s,3H)、
2.64(s,2H)、2.70(s,2H)、6.30(s,1H)、6.84〜7.39(m,9
H) 上記でえた化合物12の0.23gを乾燥エーテル50mlに溶解
し、水素化リチウムアルミニウム0.12gを加え、油浴上
で加熱撹拌して6時間還流させた。冷却後、0.5ml の水
を加え、生じた沈澱を濾過で除き、硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧除去すると、目的とする化合物7を0.
15g(収率68.2%)えた。
【0122】化合物7の 1H−NMRスペクトル(δ,
CDCl3 );0.96(s,6H)、1.06(t,J=7Hz,3H)、1.07
(s,6H)、2.16(s,2H)、2.30(s,2H)、2.49(q,J=7Hz,2H)、
6.29(s,1H)、6.81〜7.35(m,9H) 実施例8 化合物9の合成 実施例1における中間生成物10の合成において、N−タ
ーシャリーブトキシカルボニル−4−ピペリドンに代え
て、N−エトキシカルボニル−4−ピペリドン8.5 gを
用いる以外は、同様に操作を行なうことにより、目的と
する化合物9を6.0 g(収率35.4%)えた。
CDCl3 );0.96(s,6H)、1.06(t,J=7Hz,3H)、1.07
(s,6H)、2.16(s,2H)、2.30(s,2H)、2.49(q,J=7Hz,2H)、
6.29(s,1H)、6.81〜7.35(m,9H) 実施例8 化合物9の合成 実施例1における中間生成物10の合成において、N−タ
ーシャリーブトキシカルボニル−4−ピペリドンに代え
て、N−エトキシカルボニル−4−ピペリドン8.5 gを
用いる以外は、同様に操作を行なうことにより、目的と
する化合物9を6.0 g(収率35.4%)えた。
【0123】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );1.27(t,J=7Hz,3H)、2.32(m,2H)、2.44(m,2H)、
3.43(m,2H)、3.54(m,2H)、4.15(q,J=7Hz,2H)、6.32(s,1
H)、6.30〜7.38(m,9H) 実施例9 化合物11の合成 実施例1でえられた化合物1の0.5 gをエーテル50mlに
加え、これにトリエチルアミン0.5ml および塩化p−メ
トキシベンゾイル0.28gを加えて室温で6時間撹拌を行
なった。この反応混合物に水を加え、酢酸エチル50mlで
3回抽出を行なった。溶媒を減圧除去後、残渣をシリカ
ゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーで精製する
と目的とする化合物11を0.6 g(収率88.2%)えた。
l3 );1.27(t,J=7Hz,3H)、2.32(m,2H)、2.44(m,2H)、
3.43(m,2H)、3.54(m,2H)、4.15(q,J=7Hz,2H)、6.32(s,1
H)、6.30〜7.38(m,9H) 実施例9 化合物11の合成 実施例1でえられた化合物1の0.5 gをエーテル50mlに
加え、これにトリエチルアミン0.5ml および塩化p−メ
トキシベンゾイル0.28gを加えて室温で6時間撹拌を行
なった。この反応混合物に水を加え、酢酸エチル50mlで
3回抽出を行なった。溶媒を減圧除去後、残渣をシリカ
ゲルを担体とするカラムクロマトグラフィーで精製する
と目的とする化合物11を0.6 g(収率88.2%)えた。
【0124】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );2.20〜2.60(m,4H)、3.50〜3.82(m,4H)、3.83
(s,3H)、6.35(s,1H)、6.80〜7.43(m,13H) 実施例10 化合物13の合成 60%水素化ナトリウム(油性)1.9 gを乾燥テトラヒド
ロフラン(THF)50mlに懸濁し、この懸濁液にm−フ
ェノキシベンズアルデヒド3.1 gおよびN−アセチル−
2−ピペリドン2.2 gの乾燥THF(50ml)溶液を0℃
で加えた。えられた懸濁液を徐々に室温に昇温し、16時
間撹拌を続けた。反応混合物を冷却後、メタノール5ml
を加え、この混合物を冷水50mlに注ぎ入れ、6N硫酸で
pH2に調製し、クロロホルム50mlで3回抽出した。こ
の抽出液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とする
カラムクロマトグラフィーで精製して(溶離液:クロロ
ホルム)、3−(m−フェノキシベンジリデン)−2−
ピペリドンを4.0 g(収率90.9%)えた。
l3 );2.20〜2.60(m,4H)、3.50〜3.82(m,4H)、3.83
(s,3H)、6.35(s,1H)、6.80〜7.43(m,13H) 実施例10 化合物13の合成 60%水素化ナトリウム(油性)1.9 gを乾燥テトラヒド
ロフラン(THF)50mlに懸濁し、この懸濁液にm−フ
ェノキシベンズアルデヒド3.1 gおよびN−アセチル−
2−ピペリドン2.2 gの乾燥THF(50ml)溶液を0℃
で加えた。えられた懸濁液を徐々に室温に昇温し、16時
間撹拌を続けた。反応混合物を冷却後、メタノール5ml
を加え、この混合物を冷水50mlに注ぎ入れ、6N硫酸で
pH2に調製し、クロロホルム50mlで3回抽出した。こ
の抽出液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とする
カラムクロマトグラフィーで精製して(溶離液:クロロ
ホルム)、3−(m−フェノキシベンジリデン)−2−
ピペリドンを4.0 g(収率90.9%)えた。
【0125】つぎにこのえられた化合物4.0 gを乾燥
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)30mlに溶解
し、この溶液に60%水素化ナトリウム(油性)0.6 gを
加え、室温で30分撹拌した。この反応混合物に、ヨウ化
エチル2.3 gを加え、室温で16時間撹拌後、水50mlを加
えクロロホルム50mlで3回抽出を行なった。抽出液を減
圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とするカラムクロマ
トグラフィーで精製すると(溶離液:クロロホルム)、
1−エチル−3−(m−フェノキシベンジリデン)−2
−ピペリドンを1.3 g(収率29.5%)えた。
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)30mlに溶解
し、この溶液に60%水素化ナトリウム(油性)0.6 gを
加え、室温で30分撹拌した。この反応混合物に、ヨウ化
エチル2.3 gを加え、室温で16時間撹拌後、水50mlを加
えクロロホルム50mlで3回抽出を行なった。抽出液を減
圧濃縮し、残渣をシリカゲルを担体とするカラムクロマ
トグラフィーで精製すると(溶離液:クロロホルム)、
1−エチル−3−(m−フェノキシベンジリデン)−2
−ピペリドンを1.3 g(収率29.5%)えた。
【0126】このえられた化合物0.9 gを乾燥エーテル
50mlに溶解し、この溶液に水素化リチウムアルミニウム
0.57gを加え、油浴上で加熱撹拌して、6時間還流し
た。冷却後、2.0ml の水を加え、生じた沈殿を濾過で除
き、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧除去した。残
渣をシリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
にて精製し(溶離液:1%のメタノールを含むクロロホ
ルム)、目的とする化合物13を0.3 g(収率34.1%)え
た。
50mlに溶解し、この溶液に水素化リチウムアルミニウム
0.57gを加え、油浴上で加熱撹拌して、6時間還流し
た。冷却後、2.0ml の水を加え、生じた沈殿を濾過で除
き、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧除去した。残
渣をシリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
にて精製し(溶離液:1%のメタノールを含むクロロホ
ルム)、目的とする化合物13を0.3 g(収率34.1%)え
た。
【0127】1H−NMRスペクトル(δ,CDC
l3 );1.13(t,J=7Hz,3H)、1.45〜1.93(m,2H)、2.15〜
2.67(m,6H)、3.02(s,2H)、6.37(s,1H)、6.73〜7.53(m,9
H) 製剤例1 化合物1100 g、乳糖55gおよび乾燥馬鈴薯澱粉41gの
混合物を水20mlと練合し、16メッシュのスクリーンを通
して押し出し、40℃で乾燥して顆粒化した。ついでステ
アリン酸マグネシウム4gを均一に混合し、常法により
打錠して1錠200mg あたり100mg の化合物1を含む錠剤
をえた。
l3 );1.13(t,J=7Hz,3H)、1.45〜1.93(m,2H)、2.15〜
2.67(m,6H)、3.02(s,2H)、6.37(s,1H)、6.73〜7.53(m,9
H) 製剤例1 化合物1100 g、乳糖55gおよび乾燥馬鈴薯澱粉41gの
混合物を水20mlと練合し、16メッシュのスクリーンを通
して押し出し、40℃で乾燥して顆粒化した。ついでステ
アリン酸マグネシウム4gを均一に混合し、常法により
打錠して1錠200mg あたり100mg の化合物1を含む錠剤
をえた。
【0128】製剤例2 製剤例1の化合物1にかえて化合物6を用いたほかは製
剤例1と同様の方法で、1錠200mg あたり100mg の化合
物6を含む錠剤をえた。
剤例1と同様の方法で、1錠200mg あたり100mg の化合
物6を含む錠剤をえた。
【0129】製剤例3 製剤例1の化合物1にかえて化合物12を用いたほかは製
剤例1と同様の方法で1錠200mg あたり100mg の化合物
12を含む錠剤をえた。
剤例1と同様の方法で1錠200mg あたり100mg の化合物
12を含む錠剤をえた。
【0130】製剤例4 製剤例1と同様の方法でえられた顆粒の196 gをステア
リン酸マグネシウム4gに混合し、これを200mg ずつ2
号硬カプセルに充填し、1カプセルあたり100mg の化合
物1を含む硬カプセル剤をえた。
リン酸マグネシウム4gに混合し、これを200mg ずつ2
号硬カプセルに充填し、1カプセルあたり100mg の化合
物1を含む硬カプセル剤をえた。
【0131】製剤例5 製剤例4の化合物1にかえて化合物6を用いたほかは製
剤例4と同様の方法で1カプセルあたり100mg の化合物
6を含む硬カプセル剤をえた。
剤例4と同様の方法で1カプセルあたり100mg の化合物
6を含む硬カプセル剤をえた。
【0132】製剤例6 製剤例4の化合物1にかえて化合物12を用いたほかは製
剤例4と同様の方法で1カプセルあたり100mg の化合物
12を含む硬カプセル剤をえた。
剤例4と同様の方法で1カプセルあたり100mg の化合物
12を含む硬カプセル剤をえた。
【0133】製剤例7 化合物1 10.0g 乳 糖 85.0g 結晶セルロース 4.5g ステアリン酸マグネシウム 1.5g 前記成分をよく混合して、1gあたり100mg の化合物1
を含む散剤をえた。
を含む散剤をえた。
【0134】製剤例8 製剤例7の化合物1にかえて化合物6を用いるほかは製
剤例7と同様の方法で1gあたり100mg の化合物6を含
む散剤をえた。
剤例7と同様の方法で1gあたり100mg の化合物6を含
む散剤をえた。
【0135】製剤例9 製剤例7の化合物1にかえて化合物12を用いるほかは製
剤例7と同様の方法で1gあたり100mg の化合物12を含
む散剤をえた。
剤例7と同様の方法で1gあたり100mg の化合物12を含
む散剤をえた。
【0136】
【発明の効果】本発明のベンジリデンピペリジン誘導体
は、顕著な脳機能改善活性を有し、低毒性であり、脳機
能改善剤として有用である。
は、顕著な脳機能改善活性を有し、低毒性であり、脳機
能改善剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝見 郁男 兵庫県神戸市垂水区千鳥ケ丘三丁目22−31 (72)発明者 日高 隆義 兵庫県神戸市垂水区本多聞二丁目21−8
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は同
一または相異なり、水素原子または炭素数1〜3のアル
キル基、Xは 【化2】 (R7 は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、 【化3】 (nは0〜2の整数を示す)で表わされるアラルキル基
または 【化4】 (R8 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、無置換
もしくは−OR9 (R9は水素原子または炭素数1〜3
のアルキル基を示す)で表わされる基で置換されたフェ
ニル基または−OR10(R10は炭素数1〜5のアルキル
基を示す)を示す)で表わされる基を示す)で表わされ
る基または 【化5】 (R11およびR12は同一または相異なり、水素原子また
は炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表わされる基、
Yは 【化6】 (R13は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基または炭
素数1〜3のアシル基を示す)で表わされる基または 【化7】 (R14およびR15は同一または相異なり、水素原子ある
いは炭素数1〜3のアルキル基を示す)で表わされる基
を表わし、ただし、Xが 【化8】 で表わされる基のばあい、Yは 【化9】 で表わされる基であり、Xが 【化10】 で表わされる基のばあい、Yは 【化11】 で表わされる基である)で表わされるベンジリデンピペ
リジン誘導体またはその生理学的に許容しうる塩。 - 【請求項2】 請求項1記載のベンジリデンピペリジン
誘導体またはその生理学的に許容しうる塩を有効成分と
する脳機能改善剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23953692A JP3176732B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | ベンジリデンピペリジン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23953692A JP3176732B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | ベンジリデンピペリジン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687829A true JPH0687829A (ja) | 1994-03-29 |
| JP3176732B2 JP3176732B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=17046274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23953692A Expired - Fee Related JP3176732B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | ベンジリデンピペリジン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3176732B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23953692A patent/JP3176732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3176732B2 (ja) | 2001-06-18 |
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