JPH0687877A - 有機遷移金属錯体 - Google Patents

有機遷移金属錯体

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JPH0687877A
JPH0687877A JP26552592A JP26552592A JPH0687877A JP H0687877 A JPH0687877 A JP H0687877A JP 26552592 A JP26552592 A JP 26552592A JP 26552592 A JP26552592 A JP 26552592A JP H0687877 A JPH0687877 A JP H0687877A
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cyclopentadienyl
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carbon atoms
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Satoru Yamada
悟 山田
Akihiro Yano
明広 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α−オレフィンまたは環状オレフィン重合体
の製造用触媒として用いることが可能な新規有機金属錯
体を提供する。 【構成】 有機金属錯体。 【化1】 [式中、Cp,Cpは各々独立してシクロペンタジ
エニルまたは置換シクロペンタジエニル基であり、R
は炭素数1〜4のアルキレン基、ジアルキルシリコン
基、ジアルキルゲルマニウム基、アルキルフスフィン基
またはアルキルアミン基であり、RはCpおよびC
を架橋するように作用しており、mは0または1で
あり、Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニウムであ
り、R,R,Rは各々独立して水素、炭素数1〜
12の炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ基
である]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、α−オレフィンまたは
環状オレフィン重合体の製造用触媒として用いることが
可能な新規有機金属錯体に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、α−
オレフィン重合体および環状オレフィン重合体の製造用
触媒に用いることが可能な有機金属錯体を提供すること
である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究を
重ねた結果、特定の有機金属化合物が、α−オレフィン
重合体および環状オレフィン重合体の製造用触媒に用い
ることが可能であることを見出だし、本発明を完成する
に至った。
【0004】すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0005】
【化2】 [式中、Cp,Cpは各々独立してシクロペンタジ
エニルまたは置換シクロペンタジエニル基であり、R
は炭素数1〜4のアルキレン基、ジアルキルシリコン
基、ジアルキルゲルマニウム基、アルキルフスフィン基
またはアルキルアミン基であり、RはCpおよびC
を架橋するように作用しており、mは0または1で
あり、Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニウムであ
り、R,R,Rは各々独立して水素、炭素数1〜
12の炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ基
である]で表される有機金属化合物を提供するものであ
る。
【0006】この発明の化合物は、新規化合物であり、
例えば一般式(2)
【0007】
【化3】 [式中、Cp,Cpは各々独立してシクロペンタジ
エニルまたは置換シクロペンタジエニル基であり、R
は炭素数1〜4のアルキレン基、ジアルキルシリコン
基、ジアルキルゲルマニウム基、アルキルフスフィン基
またはアルキルアミン基であり、RはCpおよびC
を架橋するように作用しており、mは0または1で
あり、Qは炭素数1〜12の炭化水素基またはハロゲン
原子であり、Rは水素、炭素数1〜12の炭化水素
基、アルコキシ基またはアリーロキシ基であり、R
水素または炭素数1〜12の炭化水素基であり、Mはチ
タン、ジルコニウムまたはハフニウムである]または一
般式(3)
【0008】
【化4】 [式中、Cp,Cpは各々独立してシクロペンタジ
エニルまたは置換シクロペンタジエニル基であり、R
は炭素数1〜4のアルキレン基、ジアルキルシリコン
基、ジアルキルゲルマニウム基、アルキルフスフィン基
またはアルキルアミン基であり、RはCpおよびC
を架橋するように作用しており、mは0または1で
あり、Qは炭素数1〜12の炭化水素基またはハロゲン
原子であり、Rは水素、炭素数1〜12の炭化水素
基、アルコキシ基またはアリーロキシ基であり、R
水素または炭素数1〜12の炭化水素基であり、nは4
〜60の整数であり、Mはチタン、ジルコニウムまたは
ハフニウムである]で表される有機金属化合物に、一般
式(4)
【0009】
【化5】 [式中、Rは水素または炭素数1〜12の炭化水素基
である]で表されるα−オレフィンを反応させることに
よって製造することができる。
【0010】本発明で用いられる一般式(2)で表され
る化合物としては、具体的には(μ−クロロ)(μ−メ
チレン)ビス(シクロペンタジエニル)(ジメチルアル
ミニウム)チタニウム、(μ−クロロ)(μ−メチレ
ン)メチレンビス(シクロペンタジエニル)(ジメチル
アルミニウム)チタニウム、(μ−クロロ)(μ−メチ
レン)ジメチルシリルビス(シクロペンタジエニル)
(ジメチルアルミニウム)チタニウム、(μ−クロロ)
(μ−メチレン)イソプロピリデンビス(シクロペンタ
ジエニル)(ジメチルアルミニウム)チタニウム等を挙
げることができる。
【0011】本発明で用いられる一般式(3)で表され
る化合物としては、ビス(シクロペンタジエニル)チタ
ン−メチルアルモキサン錯体、メチレンビス(シクロペ
ンタジエニル)チタン−メチルアルモキサン錯体、ジメ
チルシリルビス(シクロペンタジエニル)チタン−メチ
ルアルモキサン錯体、イソプロピリデンビス(シクロペ
ンタジエニル)チタン−メチルアルモキサン錯体等を挙
げることができる。
【0012】本発明で用いられる一般式(4)で表され
る化合物としては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−オクテン、スチレン、メチルス
チレン、クロロスチレン、メトキシスチレン等を挙げる
ことができる。
【0013】この一般式(2)または(3)の化合物と
一般式(4)の化合物との反応は、一般に溶媒の存在下
で行われる。
【0014】一般式(2)または(3)の化合物と一般
式(4)の化合物のモル比は特に限定はないが、好まし
くは一般式(2)の化合物:一般式(4)の化合物のモ
ル比は1:0.5〜1:10の範囲が好ましく、特に好
ましくは1:1〜1:3の範囲であり、一般式(3)の
化合物:一般式(4)の化合物のモル比は1:0.5〜
1:30の範囲が好ましく、特に好ましくは1:1〜
1:10の範囲である。
【0015】反応溶媒としては、例えば、クロロホル
ム,四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン,
トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素類等が用いられ
る。
【0016】反応温度は、原料の種類、溶媒の種類、そ
の他の条件により必ずしも一定ではないが、通常は−5
0〜60℃の間が選択される.この様にして得られる反
応混合物から、目的化合物を高純度で単離するには、ま
ず減圧蒸留によりいったん溶媒を除去し、残留物をエー
テルのような有機溶媒で再結晶することにより可能であ
る。
【0017】本発明の化合物は、プロトン核磁気共鳴分
光法によって構造同定できる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0019】実施例1 メチレンビス(シクロペンタジエニル)−2−フェニル
チタナシクロブタン錯体の合成 (μ−クロロ)(μ−メチレン)メチレンビス(シクロ
ペンタジエニル)(ジメチルアルミニウム)チタニウム
1gをトルエン6mlに溶解し、スチレン0.36gを
加え室温で攪拌した。次に、反応系にジメチルアミノピ
リジン0.47gを加えたところ徐々に沈殿が生成し
た。この懸濁液をセライト上で濾過したところ赤色溶液
が得られた。この溶媒を蒸発乾固すると赤茶色固体が得
られ、これをエーテルに溶解し、−30℃で4日間放置
することによりメチレンビス(シクロペンタジエニル)
−2−フェニルチタナシクロブタンの赤色針状結晶0.
3gが得られた。
【0020】得られた錯体は、H−NMRによる構造
同定の結果、0.1ppm(m,−CH−)、1.8
ppm(m,Ti−CH−)、2.1ppm(t,−
(CCH−)2.5ppm、(s,Cp−CH
−Cp)、4.7ppm(t,Cp)、6.8ppm
(t,Cp)のように同定された。
【0021】実施例2 メチレンビス(シクロペンタジエニル)−3−メチルチ
タナシクロブタン錯体の合成 スチレンの代わりにプロピレンをバブリングするほか
は、実施例1と同様に合成を行った。結果として、メチ
レンビス(シクロペンタジエニル)−3−メチルチタナ
シクロブタンの赤色結晶が40%の収率で得られた。
【0022】得られた錯体は、H−NMRによる構造
同定の結果、0.03ppm(m,CH)、0.7pp
m(s,CH)、2.3〜3.2ppm(m,Ti−
CH−C)、2.4ppm(s,Cp−CH −C
p)、4.7ppm(t,Cp)、6.7ppm(t,
Cp)のように同定された。
【0023】実施例3 メチレンビス(シクロペンタジエニル)−2−フェニル
チタナシクロブタン錯体の合成 メチレンビス(シクロペンタジエニル)−メチルアルモ
キサン錯体5gをトルエン20mlに溶解し、スチレン
(10当量)を加え、攪拌しながら、−20℃に冷却し
た。赤色溶液にメチルアルモキサンのトルエン溶液(5
0当量)をゆっくり滴下し、−20℃より室温まで12
時間かけて昇温した。反応溶液を0℃に冷却し、不溶物
をセライト濾過により除去した後、濾液を濃縮乾固し
た。これをエーテルに溶解し、−40℃で5日間放置す
ることによりメチレンビス(シクロペンタジエニル)−
2−フェニルチタナシクロブタンの赤色結晶0.8gが
得られた。
【0024】実施例4 実施例1で得られたメチレンビス(シクロペンタジエニ
ル)−2−フェニルチタナシクロブタン 0.0097
ミリモルを窒素置換したシュレンク反応器にとり、室温
で、ノルボルネンのベンゼン溶液(ノルボルネン25重
量%)2.3mlを加え、十分に攪拌した。2時間後、
反応溶液を70℃に昇温すると直ちに反応溶液は赤色に
なった。この温度で20時間反応を行った後、メタノー
ル100mlに注ぎ、赤色ポリマー0.44g(96%
収率)が得られた。
【0025】得られたポリマーの分子量をゲル・パーミ
エーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定した
ところ、数平均分子量が108000であった。
【0026】実施例5 実施例1で得られたメチレンビス(シクロペンタジエニ
ル)−2−フェニルチタナシクロブタン 3.1mgを
窒素置換したシュレンク反応器にとり、室温で、ジシク
ロペンタジエンのベンゼン溶液(ジシクロペンタジエン
25重量%)2.3mlを加え、十分に攪拌した。2時
間後、反応溶液を70℃に昇温すると直ちに反応溶液は
赤色になった。この温度で48時間反応を行った後、メ
タノール100mlに注ぎ、赤色ポリマーを収率76%
で得た。
【0027】得られたポリマーの分子量をゲル・パーミ
エーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定した
ところ、数平均分子量が91000であった。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本有機金属錯体を用いる
ことにより、高活性で、α−オレフィンまたは環状オレ
フィン重合体を製造することが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1) 【化1】 [式中、Cp,Cpは各々独立してシクロペンタジ
    エニルまたは置換シクロペンタジエニル基であり、R
    は炭素数1〜4のアルキレン基、ジアルキルシリコン
    基、ジアルキルゲルマニウム基、アルキルフスフィン基
    またはアルキルアミン基であり、RはCpおよびC
    を架橋するように作用しており、mは0または1で
    あり、Mはチタン、ジルコニウムまたはハフニウムであ
    り、R,R,Rは各々独立して水素、炭素数1〜
    12の炭化水素基、アルコキシ基またはアリーロキシ基
    である]で表される有機金属錯体。
  2. 【請求項2】Mがチタン、Rがフェニル基、R,R
    が水素であることを特徴とする請求項1に記載の有機
    金属錯体。
  3. 【請求項3】Mがチタン、Rがメチル基、R,R
    が水素であることを特徴とする請求項1に記載の有機金
    属錯体。
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