JPH0688380B2 - エチレン・プロピレン系ゴム複合体及びその製造方法 - Google Patents

エチレン・プロピレン系ゴム複合体及びその製造方法

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JPH0688380B2
JPH0688380B2 JP25616489A JP25616489A JPH0688380B2 JP H0688380 B2 JPH0688380 B2 JP H0688380B2 JP 25616489 A JP25616489 A JP 25616489A JP 25616489 A JP25616489 A JP 25616489A JP H0688380 B2 JPH0688380 B2 JP H0688380B2
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和夫 田渕
照男 岡本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐候性の優れたEP系ゴム成形品の片面又は両
面に粘着材を接着してなる簡易取り付け可能なEP系ゴム
複合体及びその製造方法に関し、該EP系ゴム複合体は緩
衝材,防振材,防音材等として電機製品等の分野に広く
利用することができる。
〔従来の技術〕
ラジオ,ステレオ,パーソナルコンピュータ等の電気機
器や高精度測定を要する計測機器には、これらの機器を
振動や衝撃から保護する目的でその所要箇所に緩衝材や
防振材さらには防音材が取付けられている。こうした緩
衝材等としては従来天然ゴムや合成ゴムからなる成形品
が使用されており、該緩衝材は、上記機器等の底面に凹
みを設けてその凹みに嵌め込んだりあるいはこれら緩衝
材シートの片面に離形紙付き粘着材を接着することによ
って取付けられる。又電卓や血圧計等の機器には、すべ
り止めや衝突のショックを和らげる目的で防音・防振材
が取付けられており、その適用形態は上記とほぼ同じで
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで緩衝材として従来から使用されてきた天然ゴム
や殆んどの合成ゴムは、耐候性に問題があり、長期間、
空気中に放置しておくと表面にクラックが生じたり、硬
度が高くなって可撓性を失うという事態が発生する。こ
れに対し合成ゴムのなかでもEP系ゴムは例外的に耐候性
が優れ、その意味では緩衝材としての長期使用に耐え得
るものである。しかしながらEP系ゴムは耐候性が良好で
ある反面、他のゴム系材料と比べて接着性が悪く、離形
紙付き粘着材を該EP系ゴム成形品に接着しようとしても
充分に接着することができないという問題点があった。
即ちEP系ゴム製の緩衝材においては、簡易取付け可能な
離形紙付き粘着材を有する緩衝材や防振材の製造が困難
であり、耐候性の優れたEP系ゴム成形品の適用を阻害す
る要因となっていた。
本発明は、こうした事情に着目してなされたものであっ
て、EP系ゴムの難接着性を克服することによりEP系ゴム
の長所を生かそうとするものであって、(離形紙付き)
粘着材を強固に接着した、簡易取付け可能なEP系ゴム複
合体(緩衝材、防振材又は防音材)を提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成した本発明のEP系ゴム複合体は、EP系ゴ
ム成形品の少なくとも一面に熱活性形接着剤層を解して
粘着材を接着してなる点に要旨を有するものであり、又
上記EP系ゴム複合体を得る本発明方法は、熱活性形接着
剤を、EP系ゴム成形品と粘着材の間に介装し、加熱圧締
して接合一体化する点に要旨が存在する。
〔作用〕
本発明においてEP系ゴムとしては、EPM(エチレン・プ
ロピレンゴム(Ethylene Propylene Rubber))、EPDM
(エチレン・プロピレン・ジエンゴム(Ethylene Propy
lene Diene Rubber)等を挙げることができ、これらは
加硫剤を加えて熱架橋させるのが一般的であり、本発明
におけるEP系ゴムは加硫ゴムに限定される。これらEP系
ゴムは、前記した通り耐候性に優れているものの接着性
殊に粘着剤との接着性が悪いという問題点がある。
本発明は、こうしたEP系ゴムの欠点を解消すべく、EP系
ゴムと粘着剤を接着剤層を介して強固に接合しようと考
え種々検討を重ねた結果、完成されたものである。
即ち本発明における接着剤は、EP系ゴムと粘着剤の双方
に類似した分子構造を有する化合物を主成分とする組成
物であり、該接着剤はその分子構造に起因してEP系ゴム
と粘着剤の双方に対して親和性を示すので表面の微細な
空隙までよく浸透して投錨効果を発揮し、優れた接着性
を発現する。特に難接着性であるEP系ゴムに対して効果
的に作用し、その欠点を克服するものであり、EP系ゴム
と粘着材を強固に一体化することができる。
このような接着剤の好ましいものとしては、エチレンを
主鎖に含むエチレンビニルアセテート共重合体(Ethyle
n vinyl acetate copolymer:以下、EVAと表記する)、
メチルメタクリレート(Ethyl methacrylate:以下、EMA
と表記する)、エチレンエチルアクリレート(Ethylen
ethyl acrylate:以下、EEAと表記する)、エチレンアク
リリックアシッド(Ethylen acrylic acid:以下、EAAと
表記する)等の共重合体や有機酸グラフトEVA(以下、
酸グラフトEVAと表記する)、有機酸グラフトポリエチ
レン(以下、酸グラフトPEと表記する)、有機酸グラフ
トポリプロピレン(以下、酸グラフトPPと表記する)等
の酸グラフト共重合体を主成分とするポリオレフィン系
共重合体組成物を例示することができる。これらの主成
分を構成する共重合体は、その側鎖部分やグラフト重合
された酸部分に強い極性基を持っているので、これらの
極性基がEP系ゴムや粘着材に対して強い化学的親和性を
示し、良好な浸透性,結合性ひいては接着性を示すもの
と考えられる。
尚上記ポリオレフィン系共重合体(主成分)は、粘着材
の種類に応じて選択使用することが望ましく、例えばポ
リアクリル酸,ポリアクリル酸ブチル,ポリアクリル酸
2−エチルヘキシル等のアクリル樹脂系粘着材に対して
はEVA,EMA,EEA,EAA等の主鎖にエチレンを含む共重合体
を主成分とする接着剤組成物がより強い親和性を示し、
ポリイソプレン,SBゴム,ブチルゴム,ポリイソブチレ
ン等のゴム系粘着材に対しては、酸グラフトEVA,酸グラ
フトPE,酸グラフトPP等を主成分とする接着剤組成物が
高い親和性を示す。尚上記接着剤組成物においては、他
の配合成分としてロジン,クマロンインデン,フェノー
ル樹脂等の粘着付与剤、フタル酸エステル,リン酸エス
テル,塩化パラフィン等の可塑剤,ブチル錫系,オクチ
ル錫系等の安定剤等を添加することができる。
又本発明における上記接着剤は熱活性型の接着剤であ
り、50℃以下では固体であって接着性を保有せず、80乃
至150℃に加熱することによって溶融し、流動し易くな
って接着性を発揮するようになるものであり、接着後、
再び50℃以下に冷却することにより、接着状態のまま固
化して元の固体状態に戻るのである。従って後述の如く
粘着剤層とEP系ゴムシートの間に介在させて、好ましく
は80乃至150℃で加熱圧締することにより接着剤として
の機能を如何なく発揮させることができる。
本発明に係るEP系ゴム複合体は、このような接着剤層を
介してEP系ゴム成形品と粘着材を接着してなるもので、
該EP系ゴム複合体を製造するに当たっては、例えばシー
ト状粘着材に上記接着剤を塗布あるいはフィルム状にし
て積層し、さらにその上からEP系ゴムシートを積層して
熱ロールにより加熱圧縮して一体化する方法を採用すれ
ばよいが、積層の順序は上記に限定されず、まず始めに
EP系ゴムシートに接着材層を重ね合わせ、次いで粘着材
シートを積層することも可能であり、あるいはEP系ゴム
シート,接着剤層,粘着材シートの三者を同時に積層し
て熱ロール等により一体化してもよい。
尚粘着材シートには使用時まで粘着面を保護する目的で
離形紙を接着しておくことが望まれる。
〔実施例〕
実施例1 第1表に示す組成のゴム材料をゴム用ロールで混練して
均一に分散させ、EPゴムの未加硫ゴムを調製した。但
し、第1表中、FEFブラックはFast Extrusion Furnace
Black、SRFブラックはSemi Rein−forcing Furnace Bla
ck、MTブラックはMedium Thermal Blackの略である。ま
た、アクセルM、アクセルTMTD、アクセルPZはそれぞれ
川口化学工業(株)の商品の商品名であって、アクセル
Mは2−Mercaptobenzothiazole、アクセルTMTDはTetra
methyl Tiuram Disulfide、アクセルPZはZinc Dimethyl
Dithiocarbamateである。1.0mmのゴム板作製用金型に
未加硫ゴムを仕込み170℃に加熱した平盤熱プレスで10
分間圧締し、240×240×1.0mmのEP加硫ゴムシートを作
製した。このゴムシートの表面をトルエンを含ませたウ
エスで拭いて脱脂した。熱活性形フィルム状接着剤1
(例えばクリアタイトSA01、厚さ30μm、積水化学工業
(株)製)と、離型紙3付きアクリル樹脂系粘着材2
(例えばニット−No.500、日東電工(株)製)を第1図
のようにロール4で圧締して予備接着する。
次いで予備接着した熱着材付き接着剤層と脱脂済みEP加
硫ゴムシート3を貼り合わせ、120℃に加熱した平盤熱
プレスで30秒間圧締して一体化した。除圧後、室温で冷
却し、切断機で例えば10mm角にカットし(第2,3図参
照)、緩衝材として使用した。従来品との接着強度の違
いを第2表に示した。
実施例2 長尺物の製造方法を第4図に示す。
離形紙付き粘着材11(例えばニット−No.500、日東電工
(株)製)と熱活性形フィルム状接着剤12(例えばクリ
アタイトSB−01、厚さ100μm−積水化学工業(株)
製)をロールプレス21で圧締し、空気を除去しながら貼
合わせて仮止め状態13とし、一方カレンダーロールで成
形した長尺EP加硫ゴムシート14(例えばEPTW−160、厚
さ0.3mm、亀戸ゴム(株)製)を100℃の加熱炉22中で予
熱しつつ接着剤側と貼合わせ、120℃に加熱した加熱ロ
ールプレス23で圧締しながら30cm/分のスピードで移動
させ、離形紙付き粘着材とEP加硫ゴムシートを接合一体
化した。これを一旦ロール状に巻取った。このシートを
次工程で切断機により所定の寸法形状に離型紙の手前ま
でハーフカットし、防振材として使用した。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されており、EP系ゴム成形品
に対し粘着材を強固に接着一体化することができるよう
になり、耐候性の優れ、しかも簡易取付けできるEP系ゴ
ム複合体(緩衝材、防振材または防音材)を提供するこ
とができた。
また接着剤として熱活性形フィルム状接着剤を使用して
いるので、貼合わせ作業が非常に容易となると共に接着
強度のばらつきが少なくなり、長尺品の連続貼合わせが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は離形紙付き粘着材と接着剤との接着状態を示す
説明図、第2,3図は緩衝材の形状を示す斜視説明図、第
4図は長尺物の製造方法を示す概略説明図である。 1……フィルム状接着剤 2,11……粘着材 3……離形紙 4,21……ロール 14……ゴムシート 22……加熱炉 23……加熱ロールプレス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン・プロピレン(以下、EPと表記す
    る)系ゴム成形品の少なくとも一面に熱活性形接着剤層
    を介して粘着材を接着してなることを特徴とするEP系ゴ
    ム複合体。
  2. 【請求項2】熱活性形接着剤がエチレンを含むエチレン
    ビニルアセテート共重合体、エチルメタクリレート、エ
    チレンエチルアクリレート、エチレンアクリリックアシ
    ッド等のエチレン化合物を主成分としたポリオレフィン
    系共重合体組成物である請求項(1)に記載のEP系ゴム
    複合体。
  3. 【請求項3】熱活性形接着剤がエチレンを含む有機酸グ
    ラフトエチレンビニルアセテート共重合体、有機酸グラ
    フトポリエチレン、有機酸グラフトポリプロピレン等の
    酸変成エチレン化合物を主成分としたポリオレフィン系
    共重合体組成物である請求項(1)に記載のEP系ゴム複
    合体。
  4. 【請求項4】粘着材がアクリル樹脂系粘着材又は合成ゴ
    ム系粘着材である請求項(1)乃至(3)のいずれかに
    記載のEP系ゴム複合体。
  5. 【請求項5】熱活性形接着剤を、EP系ゴム成形品と粘着
    材の間に介装し、加熱圧締して接合一体化することを特
    徴とするEP系ゴム複合体の製造方法。
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CN102286257B (zh) * 2011-06-16 2013-01-09 上海邦中高分子材料有限公司 钢塑复合管耐高温专用粘接树脂及其制备方法

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