JPH0688762A - 半導体圧力センサ - Google Patents
半導体圧力センサInfo
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- JPH0688762A JPH0688762A JP4238135A JP23813592A JPH0688762A JP H0688762 A JPH0688762 A JP H0688762A JP 4238135 A JP4238135 A JP 4238135A JP 23813592 A JP23813592 A JP 23813592A JP H0688762 A JPH0688762 A JP H0688762A
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- Japan
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- pressure
- epitaxial layer
- semiconductor
- receiving portion
- pressure receiving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ダイヤフラム部の一層の薄膜化に
よって耐圧力性および高感度化を図り得、温度変化によ
る圧力伝達媒体の体積変化を低減化し、また半導体エピ
タキシャル層剥離方向の過大差圧印加時のバックアップ
効果を安定に保持することにある。 【構成】 第1の導圧路3を形成した半導体基板1の上
部にエピタキシャル層2を形成するとともに、半導体基
板と対面するエピタキシャル層の面部に第1の導圧路3
の口径よりも大なる凹状の圧力受け部4を有する半導体
圧力センサにおいて、半導体基板とは反対側のエピタキ
シャル層の面部に、第1の圧力受け部との間でダイヤフ
ラム部6を構成する凹状の圧力受け部5を形成し、当該
圧力受け部側の半導体エピタキシャル層面部に当該圧力
受け部の径よりも小さな口径の第2の導圧路9をもった
導圧台10を設けた圧力センサである。
よって耐圧力性および高感度化を図り得、温度変化によ
る圧力伝達媒体の体積変化を低減化し、また半導体エピ
タキシャル層剥離方向の過大差圧印加時のバックアップ
効果を安定に保持することにある。 【構成】 第1の導圧路3を形成した半導体基板1の上
部にエピタキシャル層2を形成するとともに、半導体基
板と対面するエピタキシャル層の面部に第1の導圧路3
の口径よりも大なる凹状の圧力受け部4を有する半導体
圧力センサにおいて、半導体基板とは反対側のエピタキ
シャル層の面部に、第1の圧力受け部との間でダイヤフ
ラム部6を構成する凹状の圧力受け部5を形成し、当該
圧力受け部側の半導体エピタキシャル層面部に当該圧力
受け部の径よりも小さな口径の第2の導圧路9をもった
導圧台10を設けた圧力センサである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧伝送器等に利用さ
れる半導体圧力センサに係わり、特に高耐圧性、超小型
化等を実現する上で有効な構造とする半導体圧力センサ
に関する。
れる半導体圧力センサに係わり、特に高耐圧性、超小型
化等を実現する上で有効な構造とする半導体圧力センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に知られている半導体圧力
センサは、単結晶シリコン自身の有する優れた弾性特性
に着目し、その単結晶シリコンを用いて薄膜シリコンダ
イヤフラム(以下、ダイヤフラムと指称する)を形成す
る一方、当該ダイヤフラムの一方面部側の表面に、ダイ
ヤフラム両面にかかる圧力の差に応答して変化する応力
変化に応じてピエゾ抵抗特性の変化をもたらす応力セン
サが配置され、前記ダイヤフラムの他方面部側にはダイ
ヤフラム本来の機能を高めるべく薄膜化を実現するため
に円形状の凹部が形成され、全体として単結晶半導体チ
ップを構成している。
センサは、単結晶シリコン自身の有する優れた弾性特性
に着目し、その単結晶シリコンを用いて薄膜シリコンダ
イヤフラム(以下、ダイヤフラムと指称する)を形成す
る一方、当該ダイヤフラムの一方面部側の表面に、ダイ
ヤフラム両面にかかる圧力の差に応答して変化する応力
変化に応じてピエゾ抵抗特性の変化をもたらす応力セン
サが配置され、前記ダイヤフラムの他方面部側にはダイ
ヤフラム本来の機能を高めるべく薄膜化を実現するため
に円形状の凹部が形成され、全体として単結晶半導体チ
ップを構成している。
【0003】ところで、単結晶半導体チップの大きさ
は、縮小化するにつれて、ダイヤフラムの柔軟性を高め
ること等から、耐圧力性に強いことが見い出されてい
る。従って、このセンサチップの縮小化を実現するため
にはダイヤフラムのより薄膜化する技術が必要となって
くる。以下、従来の半導体圧力センサの構造および薄膜
化製造工程について図3(a)〜(d)を参照しながら
説明する。
は、縮小化するにつれて、ダイヤフラムの柔軟性を高め
ること等から、耐圧力性に強いことが見い出されてい
る。従って、このセンサチップの縮小化を実現するため
にはダイヤフラムのより薄膜化する技術が必要となって
くる。以下、従来の半導体圧力センサの構造および薄膜
化製造工程について図3(a)〜(d)を参照しながら
説明する。
【0004】先ず、図3(a)に示す如く高抵抗のP型
シリコン基板101上に第1のN型エピタキシャル層1
02を成長し、さらに熱酸化膜103および低抵抗のN
++型エピタキシャル層104を形成する。その後、図3
(b)に示す如く第1のN型エピタキシャル層102上
および低抵抗のN++型エピタキシャル層104上に第2
のN型エピタキシャル層105を成長し、当該第2のN
型エピタキシャル層105の表面であってダイヤフラム
として機能する領域に応力センサとしてのピエゾ抵抗部
107を配置する一方、前記熱酸化膜103にエッチン
グ用の穴パターン108を形成する。
シリコン基板101上に第1のN型エピタキシャル層1
02を成長し、さらに熱酸化膜103および低抵抗のN
++型エピタキシャル層104を形成する。その後、図3
(b)に示す如く第1のN型エピタキシャル層102上
および低抵抗のN++型エピタキシャル層104上に第2
のN型エピタキシャル層105を成長し、当該第2のN
型エピタキシャル層105の表面であってダイヤフラム
として機能する領域に応力センサとしてのピエゾ抵抗部
107を配置する一方、前記熱酸化膜103にエッチン
グ用の穴パターン108を形成する。
【0005】さらに、図3(c)に示すように第2のN
型エピタキシャル層105の表面にワックス等を施して
保護した後、異方性エッチング液を用いてP型シリコン
基板101をエッチングし、N++型エピタキシャル層1
04に達するエッチング穴109を形成する。引き続
き、図3(d)に示す如く等方性エッチング液を用いて
N++型エピタキシャル層104をエッチングし、凹状の
圧力受け部110を形成するとともに熱酸化膜103を
除去する。
型エピタキシャル層105の表面にワックス等を施して
保護した後、異方性エッチング液を用いてP型シリコン
基板101をエッチングし、N++型エピタキシャル層1
04に達するエッチング穴109を形成する。引き続
き、図3(d)に示す如く等方性エッチング液を用いて
N++型エピタキシャル層104をエッチングし、凹状の
圧力受け部110を形成するとともに熱酸化膜103を
除去する。
【0006】しかる後、ピエゾ抵抗部107上に電極を
介してリード線を取り出し、一方、圧力受け部110と
隣り合う第2のN型エピタキシャル層105がダイヤフ
ラムとなっているので、このダイヤフラムの機能を十分
に生かすように台座に接合した後、測定圧力を適切に出
力する外囲器に設置される。従って、以上のような構造
および製造工程をとることにより、ダイヤフラム106
の薄膜化が可能になる。
介してリード線を取り出し、一方、圧力受け部110と
隣り合う第2のN型エピタキシャル層105がダイヤフ
ラムとなっているので、このダイヤフラムの機能を十分
に生かすように台座に接合した後、測定圧力を適切に出
力する外囲器に設置される。従って、以上のような構造
および製造工程をとることにより、ダイヤフラム106
の薄膜化が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
構造および製造工程をとる半導体圧力センサでは、電極
やリード線の全てが大きな容積の圧力媒体中に設置され
ることから少なからず圧力変動の影響を受け、また、た
とえダイヤフラム106の薄膜化が実現したとしても、
温度変化によって大きな容積の圧力伝達媒体の体積が変
化すると、その変化分がダイヤフラム圧力となって印加
されるので、それがそのまま測定誤差となって現れる問
題がある。このことは、センサの小型化にも自ずと限界
が生じてくる。
構造および製造工程をとる半導体圧力センサでは、電極
やリード線の全てが大きな容積の圧力媒体中に設置され
ることから少なからず圧力変動の影響を受け、また、た
とえダイヤフラム106の薄膜化が実現したとしても、
温度変化によって大きな容積の圧力伝達媒体の体積が変
化すると、その変化分がダイヤフラム圧力となって印加
されるので、それがそのまま測定誤差となって現れる問
題がある。このことは、センサの小型化にも自ずと限界
が生じてくる。
【0008】さらに、ダイヤフラムの薄膜化が進むにつ
れて差圧を高感度に測定することが可能となるが、逆に
過大差圧を受けた時にはダイヤフラムが破壊する危険度
が益々増大する傾向にあり、その意味からも耐圧性を高
めるべくダイヤフラムの中央変位量を制限するためのバ
ックアッププレートが必要となってくる。
れて差圧を高感度に測定することが可能となるが、逆に
過大差圧を受けた時にはダイヤフラムが破壊する危険度
が益々増大する傾向にあり、その意味からも耐圧性を高
めるべくダイヤフラムの中央変位量を制限するためのバ
ックアッププレートが必要となってくる。
【0009】そこで、従来技術においては、ピエゾ抵抗
部側からセンサチップ側へ印加される過大差圧に対して
はP型シリコン基板101自体がバックアッププレート
としての役割を果たすものの、それとは逆のN++型エピ
タキシャル層を剥離する方向への過大圧力に対してはバ
ックアッププレートの機能をもっていない。
部側からセンサチップ側へ印加される過大差圧に対して
はP型シリコン基板101自体がバックアッププレート
としての役割を果たすものの、それとは逆のN++型エピ
タキシャル層を剥離する方向への過大圧力に対してはバ
ックアッププレートの機能をもっていない。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、ダイヤフラムの一層の薄膜化を実現して耐圧力性お
よび高感度化を図り、かつ、温度変化に対する圧力伝達
媒体の体積変化を極力低減化し、半導体エピタキシャル
層剥離方向の過大差圧印加時のバックアップ効果を安定
に保持する半導体圧力センサを提供することを目的とす
る。
で、ダイヤフラムの一層の薄膜化を実現して耐圧力性お
よび高感度化を図り、かつ、温度変化に対する圧力伝達
媒体の体積変化を極力低減化し、半導体エピタキシャル
層剥離方向の過大差圧印加時のバックアップ効果を安定
に保持する半導体圧力センサを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、単結晶半導体基板の一
方面部に半導体エピタキシャル層を形成するとともに、
前記半導体基板に第1の導圧路を貫通し、かつ、前記半
導体基板と対面する前記半導体エピタキシャル層の面部
に第1の導圧路の口径よりも大なる径の凹状の第1の圧
力受け部を有する半導体圧力センサにおいて、前記半導
体基板とは反対側の前記半導体エピタキシャル層の面部
に、前記第1の圧力受け部との間でダイヤフラム部を構
成する凹状の第2の圧力受け部を形成するとともに、こ
の第2の圧力受け部側のダイヤフラム部の所定位置に応
力センサを配置し、前記第2の圧力受け部側の前記半導
体エピタキシャル層の面部に前記第2の圧力受け部の径
よりも小さな口径の第2の導圧路をもった導圧台を設け
た半導体圧力センサである。
に、請求項1に対応する発明は、単結晶半導体基板の一
方面部に半導体エピタキシャル層を形成するとともに、
前記半導体基板に第1の導圧路を貫通し、かつ、前記半
導体基板と対面する前記半導体エピタキシャル層の面部
に第1の導圧路の口径よりも大なる径の凹状の第1の圧
力受け部を有する半導体圧力センサにおいて、前記半導
体基板とは反対側の前記半導体エピタキシャル層の面部
に、前記第1の圧力受け部との間でダイヤフラム部を構
成する凹状の第2の圧力受け部を形成するとともに、こ
の第2の圧力受け部側のダイヤフラム部の所定位置に応
力センサを配置し、前記第2の圧力受け部側の前記半導
体エピタキシャル層の面部に前記第2の圧力受け部の径
よりも小さな口径の第2の導圧路をもった導圧台を設け
た半導体圧力センサである。
【0012】なお、半導体エピタキシャル層の両面部に
設けた第1および第2の圧力受け部としては、測定感
度,温度変化による圧力伝達媒体の体積変化および過大
差圧時の耐圧性等に基づいて、前記圧力受け部の凹状部
分の径、凹状部分の段差および前記ダイヤフラム部の厚
さを適宜に選定するものとする。
設けた第1および第2の圧力受け部としては、測定感
度,温度変化による圧力伝達媒体の体積変化および過大
差圧時の耐圧性等に基づいて、前記圧力受け部の凹状部
分の径、凹状部分の段差および前記ダイヤフラム部の厚
さを適宜に選定するものとする。
【0013】
【作用】従って、請求項1,2に対応する発明は以上の
ような手段を講じたことにより、半導体エピタキシャル
層の両面に凹状の圧力受け部を形成したことにより、ダ
イヤフラム部のより一層の薄膜化を実現でき、圧力セン
サの小型化およびダイヤフラム部の測定感度を大幅に向
上させることができる。しかも、半導体基板と対面する
半導体エピタキシャル層の面部に第1の導圧路の口径よ
りも大なる径の凹状の第1の圧力受け部を設け、これに
加えて更に半導体基板とは反対側の半導体エピタキシャ
ル層の面部に第2の導圧路の口径よりも大なる径の凹状
の第2の圧力受け部を設けたので、圧力伝達媒体の体積
はこれら導圧路と圧力受け部との合計体積だけとなり、
従来に比べて圧力伝達媒体の体積が大幅に削減化でき、
温度変化による影響量を低減化できる。
ような手段を講じたことにより、半導体エピタキシャル
層の両面に凹状の圧力受け部を形成したことにより、ダ
イヤフラム部のより一層の薄膜化を実現でき、圧力セン
サの小型化およびダイヤフラム部の測定感度を大幅に向
上させることができる。しかも、半導体基板と対面する
半導体エピタキシャル層の面部に第1の導圧路の口径よ
りも大なる径の凹状の第1の圧力受け部を設け、これに
加えて更に半導体基板とは反対側の半導体エピタキシャ
ル層の面部に第2の導圧路の口径よりも大なる径の凹状
の第2の圧力受け部を設けたので、圧力伝達媒体の体積
はこれら導圧路と圧力受け部との合計体積だけとなり、
従来に比べて圧力伝達媒体の体積が大幅に削減化でき、
温度変化による影響量を低減化できる。
【0014】さらに、ピエゾ抵抗部側からセンサチップ
に印加される過大差圧は半導体基板自体がバックアップ
プレートの役割を果たすが、さらに半導体エピタキシャ
ル層剥離方向の過大差圧については第2の導圧路をもっ
た導圧台がバックアップ効果を発揮し、耐圧性能を大き
く向上でき、しかも正圧・負圧両方向の導圧管の接続を
可能とすることができる。
に印加される過大差圧は半導体基板自体がバックアップ
プレートの役割を果たすが、さらに半導体エピタキシャ
ル層剥離方向の過大差圧については第2の導圧路をもっ
た導圧台がバックアップ効果を発揮し、耐圧性能を大き
く向上でき、しかも正圧・負圧両方向の導圧管の接続を
可能とすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照して説明する。図1は台座を含んだ半導体圧
力センサの構造例を示す断面図、図2は結線パタンニン
グを望むような位置関係をもって切断した斜め方向から
見た断面図である。
図2を参照して説明する。図1は台座を含んだ半導体圧
力センサの構造例を示す断面図、図2は結線パタンニン
グを望むような位置関係をもって切断した斜め方向から
見た断面図である。
【0016】これらの図において1は高抵抗のP型シリ
コン基板であって、このシリコン基板1の上面部には所
要とする厚さをもった低抵抗のN型エピタキシャル層2
が形成され、さらにシリコン基板1の下部面の例えばほ
ぼ中央部分から真上の上面部方向に向かって徐々に縮小
する口径の第1の導圧路3が設けられている。この第1
の導圧路3は異方性エッチング液によるエッチング工程
の下に形成される。
コン基板であって、このシリコン基板1の上面部には所
要とする厚さをもった低抵抗のN型エピタキシャル層2
が形成され、さらにシリコン基板1の下部面の例えばほ
ぼ中央部分から真上の上面部方向に向かって徐々に縮小
する口径の第1の導圧路3が設けられている。この第1
の導圧路3は異方性エッチング液によるエッチング工程
の下に形成される。
【0017】そして、P型シリコン基板1と対面する側
のN型エピタキシャル層2の面部側に等方エッチング液
を用いてエッチングを行うことにより、前記第1の導圧
路3の上部側口径よりも十分に大きな径をもつ凹状の第
1の圧力受け部4が形成され、さらに当該第1の圧力受
け部4とは反対側面であるN型エピタキシャル層2の上
部面側にも同様に等方エッチング液を用いて前記第1の
圧力受け部4と同程度の大きさをもった凹状の第2の圧
力受け部5が形成され、これら2つの圧力受け部4,5
によって挟まれたシリコン薄膜部分が薄膜シリコンのダ
イヤフラム部6を構成する。
のN型エピタキシャル層2の面部側に等方エッチング液
を用いてエッチングを行うことにより、前記第1の導圧
路3の上部側口径よりも十分に大きな径をもつ凹状の第
1の圧力受け部4が形成され、さらに当該第1の圧力受
け部4とは反対側面であるN型エピタキシャル層2の上
部面側にも同様に等方エッチング液を用いて前記第1の
圧力受け部4と同程度の大きさをもった凹状の第2の圧
力受け部5が形成され、これら2つの圧力受け部4,5
によって挟まれたシリコン薄膜部分が薄膜シリコンのダ
イヤフラム部6を構成する。
【0018】さらに、前記N型エピタキシャル層2の上
面部に位置する第2の圧力受け部5の面部であって、比
較的周縁部に近い個所には応力センサとしてのピエゾ抵
抗部7が形成され、かつ、これらピエゾ抵抗部7からN
型エピタキシャル層2上を通って外方に導出するように
結線用パタンニング8が形成されている。
面部に位置する第2の圧力受け部5の面部であって、比
較的周縁部に近い個所には応力センサとしてのピエゾ抵
抗部7が形成され、かつ、これらピエゾ抵抗部7からN
型エピタキシャル層2上を通って外方に導出するように
結線用パタンニング8が形成されている。
【0019】また、前記N型エピタキシャル層2の上面
部には、P型シリコン基板1とでダイヤフラム部6を挟
むような位置関係で、かつ、第1の導圧路3と同程度の
圧力導入形状をもった第2の導圧路9を有する導圧台1
0が接合されている。この導圧台10の材料としては、
センサチップとの陽極接合が容易なパイレックスガラス
等のシリコン化合物を用いるとよい。
部には、P型シリコン基板1とでダイヤフラム部6を挟
むような位置関係で、かつ、第1の導圧路3と同程度の
圧力導入形状をもった第2の導圧路9を有する導圧台1
0が接合されている。この導圧台10の材料としては、
センサチップとの陽極接合が容易なパイレックスガラス
等のシリコン化合物を用いるとよい。
【0020】なお、前記N型エピタキシャル層2の上下
面部に形成される凹状の圧力受け部4、5の径、凹状部
分の段差およびダイヤフラム部6の厚さの比率は任意に
選定できるものであるが、特に所望とする測定感度を得
ること、温度変化による圧力伝達媒体の体積変化等を低
減化すること等の観点から選定され、さらに過大差圧の
印加時にダイヤフラム部6の変形量が凹状部分の段差で
制限されるような大きさ、つまりダイヤフラム部6の変
形によって導圧路3,9の小口径部分を閉塞することに
より高耐圧性を確保する点も考慮して適宜に選定され
る。
面部に形成される凹状の圧力受け部4、5の径、凹状部
分の段差およびダイヤフラム部6の厚さの比率は任意に
選定できるものであるが、特に所望とする測定感度を得
ること、温度変化による圧力伝達媒体の体積変化等を低
減化すること等の観点から選定され、さらに過大差圧の
印加時にダイヤフラム部6の変形量が凹状部分の段差で
制限されるような大きさ、つまりダイヤフラム部6の変
形によって導圧路3,9の小口径部分を閉塞することに
より高耐圧性を確保する点も考慮して適宜に選定され
る。
【0021】そして、P型シリコン基板1側からは絶縁
台座11を、導圧台10側からは絶縁台座12を被せる
ようにして突き合わせ接合し、半導体圧力センサ本体を
図示するごとくパッケージングする。
台座11を、導圧台10側からは絶縁台座12を被せる
ようにして突き合わせ接合し、半導体圧力センサ本体を
図示するごとくパッケージングする。
【0022】従って、以上のような実施例の半導体圧力
センサによれば、N型エピタキシャル層2の両面に凹状
の圧力受け部4,5を形成することにより、膜厚数ミク
ロンのダイヤフラム部6が実現でき、従来に比べて更な
る薄膜化が可能となり、ひいてはダイヤフラム部6の小
型化に伴って半導体圧力センサの小型化およびダイヤフ
ラム部6の測定感度を大幅に向上させることができる。
センサによれば、N型エピタキシャル層2の両面に凹状
の圧力受け部4,5を形成することにより、膜厚数ミク
ロンのダイヤフラム部6が実現でき、従来に比べて更な
る薄膜化が可能となり、ひいてはダイヤフラム部6の小
型化に伴って半導体圧力センサの小型化およびダイヤフ
ラム部6の測定感度を大幅に向上させることができる。
【0023】しかも、従来の圧力センサにおいては、ダ
イヤフラム部6の径に比べて膜厚の比率が大きく、不必
要な自己耐圧性能を有するだけであり、ダイヤフラム部
6の測定感度が大きく制約を受けていることになる。こ
れに対して、本発明圧力センサは、ダイヤフラム部6の
径と膜厚の比率とから所望とする測定感度が得られ、種
々の構造上の改良,つまり絞り形式をもった小口径の導
圧路3,9やその口径に比して大きな径のダイヤフラム
部6とすることにより、自己耐圧性能を十分に高めるこ
とができる。
イヤフラム部6の径に比べて膜厚の比率が大きく、不必
要な自己耐圧性能を有するだけであり、ダイヤフラム部
6の測定感度が大きく制約を受けていることになる。こ
れに対して、本発明圧力センサは、ダイヤフラム部6の
径と膜厚の比率とから所望とする測定感度が得られ、種
々の構造上の改良,つまり絞り形式をもった小口径の導
圧路3,9やその口径に比して大きな径のダイヤフラム
部6とすることにより、自己耐圧性能を十分に高めるこ
とができる。
【0024】一方、ダイヤフラム部6の薄膜化の進行に
伴い、過大差圧の印加時にセンサチップの破壊が益々増
大する可能性が生じてくるが、そのためにもバックアッ
ププレートが必要不可欠なものとなる。この点、従来技
術では、片方にのみバッアッププレートが形成されてい
るのみであり、過大差圧に十分に対処できるものでない
が、本発明圧力センサの場合には、小口径の導圧路3,
9とそれよりも大きな径のダイヤフラム部6との関係か
ら過大圧力を抑制する一方、特に導圧台10がN型エピ
タキシャル層2の剥離方向の過大差圧に対してバックア
ッププレートとなり得、これによって耐圧性能を大きく
向上でき、しかも正圧・負圧両方向の導圧管の接続が可
能となるために絶対圧計の半導体圧力センサにおいて柔
軟性を有する。
伴い、過大差圧の印加時にセンサチップの破壊が益々増
大する可能性が生じてくるが、そのためにもバックアッ
ププレートが必要不可欠なものとなる。この点、従来技
術では、片方にのみバッアッププレートが形成されてい
るのみであり、過大差圧に十分に対処できるものでない
が、本発明圧力センサの場合には、小口径の導圧路3,
9とそれよりも大きな径のダイヤフラム部6との関係か
ら過大圧力を抑制する一方、特に導圧台10がN型エピ
タキシャル層2の剥離方向の過大差圧に対してバックア
ッププレートとなり得、これによって耐圧性能を大きく
向上でき、しかも正圧・負圧両方向の導圧管の接続が可
能となるために絶対圧計の半導体圧力センサにおいて柔
軟性を有する。
【0025】さらに、圧力伝達媒体の全体体積が両導圧
路3,9およびダイヤフラム部6の圧力受け部4,5の
体積合計に限定されることから、従来に比して著しく媒
体体積を削減化でき、これによって温度変化に対する媒
体体積の変化を大幅に少なくでき、測定誤差を低減化、
ひいては測定精度の向上に大きく寄与する。
路3,9およびダイヤフラム部6の圧力受け部4,5の
体積合計に限定されることから、従来に比して著しく媒
体体積を削減化でき、これによって温度変化に対する媒
体体積の変化を大幅に少なくでき、測定誤差を低減化、
ひいては測定精度の向上に大きく寄与する。
【0026】さらに、ダイヤフラム部6の比較的周縁部
に近い個所にピエゾ抵抗部7を形成する一方、このピエ
ゾ抵抗部7からN型エピタキシャル層2上に形成した結
線用パタニング8により外部電極に結線するので、圧力
伝達媒体の体積変化等の影響を受けることがなく、しか
もセンサチップと導圧台10との接合時の気密性を保持
することができる。なお、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
に近い個所にピエゾ抵抗部7を形成する一方、このピエ
ゾ抵抗部7からN型エピタキシャル層2上に形成した結
線用パタニング8により外部電極に結線するので、圧力
伝達媒体の体積変化等の影響を受けることがなく、しか
もセンサチップと導圧台10との接合時の気密性を保持
することができる。なお、本発明はその要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形して実施できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ダ
イヤフラムの一層の薄膜化を実現でき、これにより耐圧
力性および高感度化を図ることができ、しかも温度変化
による圧力伝達媒体の体積変化を極力低減化でき、か
つ、半導体エピタキシャル層剥離方向の過大差圧印加時
のバックアップ効果を安定に保持できる半導体圧力セン
サを提供できる。
イヤフラムの一層の薄膜化を実現でき、これにより耐圧
力性および高感度化を図ることができ、しかも温度変化
による圧力伝達媒体の体積変化を極力低減化でき、か
つ、半導体エピタキシャル層剥離方向の過大差圧印加時
のバックアップ効果を安定に保持できる半導体圧力セン
サを提供できる。
【図1】本発明に係わる半導体圧力センサの一実施例を
示す構造断面図。
示す構造断面図。
【図2】図1に示す半導体圧力センサを、結線パタンニ
ングを望むような位置関係をもって切断した斜め方向か
ら見た断面図。
ングを望むような位置関係をもって切断した斜め方向か
ら見た断面図。
【図3】従来の半導体圧力センサの構造および製造工程
を説明する図。
を説明する図。
1…P型シリコン基板、2…N型エピタキシャル層、3
…第1の導圧路、4…第1の圧力受け部、5…第2の圧
力受け部、6…ダイヤフラム部、7…ピエゾ抵抗部、9
…第2の導圧路、10…導圧台。
…第1の導圧路、4…第1の圧力受け部、5…第2の圧
力受け部、6…ダイヤフラム部、7…ピエゾ抵抗部、9
…第2の導圧路、10…導圧台。
Claims (2)
- 【請求項1】 単結晶半導体基板の一方面部に半導体エ
ピタキシャル層を形成するとともに、前記半導体基板に
第1の導圧路を貫通し、かつ、前記半導体基板と対面す
る前記半導体エピタキシャル層の面部に第1の導圧路の
口径よりも大なる径の凹状の第1の圧力受け部を有する
半導体圧力センサにおいて、 前記半導体基板とは反対側の前記半導体エピタキシャル
層の面部に、前記第1の圧力受け部との間でダイヤフラ
ム部を構成する凹状の第2の圧力受け部を形成するとと
もに、この第2の圧力受け部側のダイヤフラム部の所定
位置に応力センサを配置し、前記第2の圧力受け部側の
前記半導体エピタキシャル層の面部に前記第2の圧力受
け部の径よりも小さな口径の第2の導圧路をもった導圧
台を設けたことを特徴とする半導体圧力センサ。 - 【請求項2】 半導体エピタキシャル層の両面部に設け
た第1および第2の圧力受け部は、測定感度,温度変化
による圧力伝達媒体の体積変化および過大差圧時の耐圧
性等に基づいて、当該圧力受け部の凹状部分の径、当該
凹状部分の段差および前記ダイヤフラム部の厚さを適宜
に選定するものである請求項1記載の半導体圧力セン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4238135A JPH0688762A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 半導体圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4238135A JPH0688762A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 半導体圧力センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688762A true JPH0688762A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17025715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4238135A Pending JPH0688762A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 半導体圧力センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0688762A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102692295A (zh) * | 2011-03-23 | 2012-09-26 | 株式会社电装 | 压力传感器 |
| JP2015219095A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | アズビル株式会社 | 差圧センサおよび差圧センサの製造方法 |
| JP2017506750A (ja) * | 2014-02-28 | 2017-03-09 | メジャメント スペシャリティーズ, インコーポレイテッド | 差圧検知ダイ用のパッケージ |
| CN106840508A (zh) * | 2017-03-30 | 2017-06-13 | 上海洛丁森工业自动化设备有限公司 | 一种硅差压芯片及内置该硅差压芯片的微差压传感器 |
| JP2023076912A (ja) * | 2021-11-24 | 2023-06-05 | アズビル株式会社 | 圧力センサ |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4238135A patent/JPH0688762A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102692295A (zh) * | 2011-03-23 | 2012-09-26 | 株式会社电装 | 压力传感器 |
| CN102692295B (zh) * | 2011-03-23 | 2014-09-24 | 株式会社电装 | 压力传感器 |
| JP2017506750A (ja) * | 2014-02-28 | 2017-03-09 | メジャメント スペシャリティーズ, インコーポレイテッド | 差圧検知ダイ用のパッケージ |
| JP2015219095A (ja) * | 2014-05-16 | 2015-12-07 | アズビル株式会社 | 差圧センサおよび差圧センサの製造方法 |
| CN106840508A (zh) * | 2017-03-30 | 2017-06-13 | 上海洛丁森工业自动化设备有限公司 | 一种硅差压芯片及内置该硅差压芯片的微差压传感器 |
| JP2023076912A (ja) * | 2021-11-24 | 2023-06-05 | アズビル株式会社 | 圧力センサ |
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