JPH0689083B2 - エチレン・塩化ビニル・スチレン系エマルジヨン組成物 - Google Patents
エチレン・塩化ビニル・スチレン系エマルジヨン組成物Info
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- JPH0689083B2 JPH0689083B2 JP61138751A JP13875186A JPH0689083B2 JP H0689083 B2 JPH0689083 B2 JP H0689083B2 JP 61138751 A JP61138751 A JP 61138751A JP 13875186 A JP13875186 A JP 13875186A JP H0689083 B2 JPH0689083 B2 JP H0689083B2
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- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/20—Macromolecular organic compounds
- D21H17/33—Synthetic macromolecular compounds
- D21H17/34—Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、エチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ンにスチレン系単量体をシード重合することにより得ら
れる特殊な粒子形態を有するエマルジョン組成物に関す
るものである。
ンにスチレン系単量体をシード重合することにより得ら
れる特殊な粒子形態を有するエマルジョン組成物に関す
るものである。
本発明により得られるエマルジョンは、造膜性、剛性
度、難燃性を有する事より、カーペットバッキング剤、
不織布バインダー等に代表されるハードタイプの繊維加
工処理剤、紙加工剤、接着剤、塗料等広範囲なエマルジ
ョンの応用分野に利用できるものである。
度、難燃性を有する事より、カーペットバッキング剤、
不織布バインダー等に代表されるハードタイプの繊維加
工処理剤、紙加工剤、接着剤、塗料等広範囲なエマルジ
ョンの応用分野に利用できるものである。
<従来の技術> エチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンは、各種
の紙・繊維基材への密着性が優れている事、及び塩化ビ
ニールに起因する難燃性を有することより紙・繊維加工
剤を中心に前述の各種用途で、幅広く用いられている。
の紙・繊維基材への密着性が優れている事、及び塩化ビ
ニールに起因する難燃性を有することより紙・繊維加工
剤を中心に前述の各種用途で、幅広く用いられている。
例えば、特公昭48-22855号、特公昭48-8316号、特公昭4
9-47675号などには、エチレン・塩化ビニール系共重合
体を結合不織布繊維状製品の結合剤として用いること提
案されている。
9-47675号などには、エチレン・塩化ビニール系共重合
体を結合不織布繊維状製品の結合剤として用いること提
案されている。
また、特開昭58-41972号、特開昭58-104935号、特開昭5
8-125738号、特開昭58-17602号、特開昭58-154631号等
には、エチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンを
用いた難燃性敷物パッキング材の提示がなされている。
8-125738号、特開昭58-17602号、特開昭58-154631号等
には、エチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンを
用いた難燃性敷物パッキング材の提示がなされている。
ところで近年、各種用途においてより剛性度が高くかつ
造膜性の良いエマルジョンで、さらに難燃性をも具備し
たものの開発要望がなされている。剛性度を高める手段
としては、ポリマー組成中に塩化ビニル、スチレン、メ
タクリル酸メチル等の共重合量を増加する方法がある
が、その場合それらの共重合量の増加に伴って造膜温度
が上昇し加工時に過大な熱源を必要とするため加工作業
性が著しく劣る結果となる。前述の公知のエチレン・塩
化ビニル系共重合体エマルジョンにおいて塩化ビニル共
重合量を増加させることにより剛性度、難燃性は向上す
るもののエマルジョンの重要な機能である最低造膜温度
が著しく高くなるため加工作業性は悪化し、使用に耐え
ないものとなる。
造膜性の良いエマルジョンで、さらに難燃性をも具備し
たものの開発要望がなされている。剛性度を高める手段
としては、ポリマー組成中に塩化ビニル、スチレン、メ
タクリル酸メチル等の共重合量を増加する方法がある
が、その場合それらの共重合量の増加に伴って造膜温度
が上昇し加工時に過大な熱源を必要とするため加工作業
性が著しく劣る結果となる。前述の公知のエチレン・塩
化ビニル系共重合体エマルジョンにおいて塩化ビニル共
重合量を増加させることにより剛性度、難燃性は向上す
るもののエマルジョンの重要な機能である最低造膜温度
が著しく高くなるため加工作業性は悪化し、使用に耐え
ないものとなる。
また、エチレン・塩化ビニル及びスチレンを同時に三元
共重合する方法はエチレンの共重合性が劣るため、エチ
レン・塩化ビニル・スチレン3元共重合体エマルジョン
を容易に得ることはできない。エチレン・塩化ビニル・
メタクリル酸メチル3元共重合体エマルジョンは容易に
得ることができるが、メタクリル酸メチルの共重合量増
加に伴って、剛性度は向上するものの難燃性及び造膜性
が悪化するため、物性バランスを取ることはできない。
共重合する方法はエチレンの共重合性が劣るため、エチ
レン・塩化ビニル・スチレン3元共重合体エマルジョン
を容易に得ることはできない。エチレン・塩化ビニル・
メタクリル酸メチル3元共重合体エマルジョンは容易に
得ることができるが、メタクリル酸メチルの共重合量増
加に伴って、剛性度は向上するものの難燃性及び造膜性
が悪化するため、物性バランスを取ることはできない。
そこで、エチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョン
にメタクリル酸メチルをシード重合する事が考えられる
が、この場合エチレン・塩化ビニル・メタクリル酸メチ
ル3元共重合体エマルジョンより、さらに造膜温度が高
くなり造膜性の改良には至らない。
にメタクリル酸メチルをシード重合する事が考えられる
が、この場合エチレン・塩化ビニル・メタクリル酸メチ
ル3元共重合体エマルジョンより、さらに造膜温度が高
くなり造膜性の改良には至らない。
<本発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、これら従来技術の欠点を改良した、造
膜性がよくしかも剛性度が高く難燃性をも具備したエマ
ルジョンを提供することにある。
膜性がよくしかも剛性度が高く難燃性をも具備したエマ
ルジョンを提供することにある。
すなわちエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョン
の特徴である、造膜性と難燃性を損なうことなくエチレ
ン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンの剛性度を改良
することにある。
の特徴である、造膜性と難燃性を損なうことなくエチレ
ン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンの剛性度を改良
することにある。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは上記のような現状に鑑み、造膜性、難燃性
及び剛性度の優れた物性を有するエマルジョン組成物を
開発すべく鋭意検討を重ねた結果、エチレン・塩化ビニ
ル系共重合体エマルジョンの存在下で該共重合体エマル
ジョン中の固形分100重量部あたり10〜150重量部に相当
するスチレン系単量体を添加し、水溶性ラジカル開始剤
により重合させる事で前記の目的にかなったエマルジョ
ンが得られることを見い出し本発に至った。
及び剛性度の優れた物性を有するエマルジョン組成物を
開発すべく鋭意検討を重ねた結果、エチレン・塩化ビニ
ル系共重合体エマルジョンの存在下で該共重合体エマル
ジョン中の固形分100重量部あたり10〜150重量部に相当
するスチレン系単量体を添加し、水溶性ラジカル開始剤
により重合させる事で前記の目的にかなったエマルジョ
ンが得られることを見い出し本発に至った。
すなわち本発明は、 エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマー:0〜10重量% の組成からなる塩化ビニル系共重合体エマルジョンに該
共重合体エマルジョン中の固形分100重量部あたり10〜1
50重量部に相当するスチレン系単量体を添加し水性ラジ
カル開始剤により重合させたエマルジョンであって、60
℃以下の造膜温度を有し、かつ樹脂固形物中の塩化ビニ
ル含有量が20〜80重量%であることを特徴とするエチレ
ン・塩化ビニル・スチレン系エマルジョン組成物に関す
るものである。本発明で用いる、 エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマ:0〜10重量% の組成からなるエチレン・塩化ビニル系共重合体エマル
ジョン(以下シードエマルジョンと称す)においてエチ
レン含有量が10重量%未満、あるいは、塩化ビニル含有
量90重量%越えるとき、難燃性、剛性度は高くできるも
のの造膜温度が高くなり好ましくない。また、エチレン
含有量が、40重量%をこえるとき、あるいは塩化ビニル
含有量が50%未満では造膜温度は低くできるものの難燃
性が劣り、またスチレン系単量体を後重合したものの剛
性度も劣るため好ましくない。
共重合体エマルジョン中の固形分100重量部あたり10〜1
50重量部に相当するスチレン系単量体を添加し水性ラジ
カル開始剤により重合させたエマルジョンであって、60
℃以下の造膜温度を有し、かつ樹脂固形物中の塩化ビニ
ル含有量が20〜80重量%であることを特徴とするエチレ
ン・塩化ビニル・スチレン系エマルジョン組成物に関す
るものである。本発明で用いる、 エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマ:0〜10重量% の組成からなるエチレン・塩化ビニル系共重合体エマル
ジョン(以下シードエマルジョンと称す)においてエチ
レン含有量が10重量%未満、あるいは、塩化ビニル含有
量90重量%越えるとき、難燃性、剛性度は高くできるも
のの造膜温度が高くなり好ましくない。また、エチレン
含有量が、40重量%をこえるとき、あるいは塩化ビニル
含有量が50%未満では造膜温度は低くできるものの難燃
性が劣り、またスチレン系単量体を後重合したものの剛
性度も劣るため好ましくない。
なお、シードエマルジョンは本発明の特長を損なわない
範囲で耐水性、耐溶剤性、耐候性、耐熱性等各種の他物
性を向上させる目的で上記主モノマーの他、共重合可能
な変性モノマーを0〜10重量%用いることができる。共
重合可能な変性モノマーとしては、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酪酸ビニル、ラウリン酸ビニル、第3級
高級脂肪酸ビニルエステル等の酸ビニルエステル、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸など不飽和カルボン酸、ならびに該不飽和カルボ
ン酸のエステル類無水物、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメ
チロールアクリルアミド等のN−メチロール誘導体モノ
マー、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、多価アルコール等のモノアリルエー
テル等の水酸基含有モノマー類ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ビニルペリジン、tert−ブチルアミノエ
チルメタクリレート等のアミノ基含有モノマー、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリル
グリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー、アク
リルアミド、メタアクリルアミド、マレインアミド等の
アミド基含有モノマー、ジアリルフタレート、トリアク
リレート、テトラアクリレート、トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン等
多重合性ビニル結合を有する化合物などが挙げられる。
なお、シードエマルジョンの製造方法については通常の
方法によって乳化重合して得られるものであればよくエ
マルジョン濃度等について特別な制限はない。
範囲で耐水性、耐溶剤性、耐候性、耐熱性等各種の他物
性を向上させる目的で上記主モノマーの他、共重合可能
な変性モノマーを0〜10重量%用いることができる。共
重合可能な変性モノマーとしては、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酪酸ビニル、ラウリン酸ビニル、第3級
高級脂肪酸ビニルエステル等の酸ビニルエステル、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸など不飽和カルボン酸、ならびに該不飽和カルボ
ン酸のエステル類無水物、N−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメ
チロールアクリルアミド等のN−メチロール誘導体モノ
マー、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、多価アルコール等のモノアリルエー
テル等の水酸基含有モノマー類ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、ビニルペリジン、tert−ブチルアミノエ
チルメタクリレート等のアミノ基含有モノマー、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリル
グリシジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー、アク
リルアミド、メタアクリルアミド、マレインアミド等の
アミド基含有モノマー、ジアリルフタレート、トリアク
リレート、テトラアクリレート、トリアリルシアヌレー
ト、トリアリルイソシアヌレート、ジビニルベンゼン等
多重合性ビニル結合を有する化合物などが挙げられる。
なお、シードエマルジョンの製造方法については通常の
方法によって乳化重合して得られるものであればよくエ
マルジョン濃度等について特別な制限はない。
本発明に用いるスチレン系単量体としては、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、4−クロルスチ
レン等が用いられる。
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、4−クロルスチ
レン等が用いられる。
スチレン系単量体の使用量はシードエマルジョンのポリ
マー組成との関連により最適量を選定することが好まし
い。即ち塩化ビニル含有量が特許請求の範囲の上限に近
いものを用いる場合シードエマルジョンのポリマー自体
が比較的剛性度が高く難燃性も優れている反面、造膜温
度は比較的高くなる。そのため、シード重合するスチレ
ン系単量体の量は比較的少量とする事が好ましいがスチ
レン系単量体の使用量がシードエマルジョン中の固形分
100重量部あたり10重量%未満では、造膜温度の上昇は
ほとんど認められないものの剛性度の向上効果が充分発
揮されず好ましくない。従ってこの様な場合、スチレン
系単量体をシードエマルジョン中の固形分100重量部あ
たり10〜50重量部用いるのが最適量となる。
マー組成との関連により最適量を選定することが好まし
い。即ち塩化ビニル含有量が特許請求の範囲の上限に近
いものを用いる場合シードエマルジョンのポリマー自体
が比較的剛性度が高く難燃性も優れている反面、造膜温
度は比較的高くなる。そのため、シード重合するスチレ
ン系単量体の量は比較的少量とする事が好ましいがスチ
レン系単量体の使用量がシードエマルジョン中の固形分
100重量部あたり10重量%未満では、造膜温度の上昇は
ほとんど認められないものの剛性度の向上効果が充分発
揮されず好ましくない。従ってこの様な場合、スチレン
系単量体をシードエマルジョン中の固形分100重量部あ
たり10〜50重量部用いるのが最適量となる。
また、逆に塩化ビニル含有量が特許請求の範囲の下限に
近いエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンをシ
ードエマルジョンとして用いる場合、シードエマルジョ
ンの造膜温度は充分に低い反面、ポリマーの硬性度が劣
るためシード重合するスチレン系単量体の量は多量用い
る必要がある。しかしスチレン系単量体の使用量がシー
ドエマルジョン中の固形分100重量部あたり150重量部を
越えると、難燃性の特徴が発揮されず、また生成エマル
ジョン中に粗大粒子が生じる場合もあり好ましくない。
従ってこの様な場合、スチレン系単量体をシードエマル
ジョン中の固形分100重量部あたり、50〜150重量部用い
るのが最適量となる。なお、スチレン系単量体を重合さ
せる際、スチレン系単量体は前記シードエマルジョンに
一括添加して重合させてもよく、あるいはその一部又は
全量を遂次添加し、重合させてもよい。
近いエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョンをシ
ードエマルジョンとして用いる場合、シードエマルジョ
ンの造膜温度は充分に低い反面、ポリマーの硬性度が劣
るためシード重合するスチレン系単量体の量は多量用い
る必要がある。しかしスチレン系単量体の使用量がシー
ドエマルジョン中の固形分100重量部あたり150重量部を
越えると、難燃性の特徴が発揮されず、また生成エマル
ジョン中に粗大粒子が生じる場合もあり好ましくない。
従ってこの様な場合、スチレン系単量体をシードエマル
ジョン中の固形分100重量部あたり、50〜150重量部用い
るのが最適量となる。なお、スチレン系単量体を重合さ
せる際、スチレン系単量体は前記シードエマルジョンに
一括添加して重合させてもよく、あるいはその一部又は
全量を遂次添加し、重合させてもよい。
つぎに本発明においてスチレン系単量体を重合する際使
用される水溶性ラジカル開始としては、過酸化水素、過
硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム
等が最適であるが、重合時に粗大粒子が発生しない範囲
であれば、有機パーオキサイド、アゾ化合物等の油性ラ
ジカル開始剤を併用することもできる。
用される水溶性ラジカル開始としては、過酸化水素、過
硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム
等が最適であるが、重合時に粗大粒子が発生しない範囲
であれば、有機パーオキサイド、アゾ化合物等の油性ラ
ジカル開始剤を併用することもできる。
なお、重合に際しては、上記水溶性ラジカル開始剤に還
元剤を併用するいわゆるレドックス触媒系とする事がよ
り好ましい。その際用いる還元剤としては、ロンガリッ
ト(ホルムアルデヒド・スルホキシレート)、チオ硫酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、
Lアスコルビン酸及びその塩、コハク酸及びその塩、第
1鉄塩等乳化重合において一般的に使用できるものなら
使用可能である。
元剤を併用するいわゆるレドックス触媒系とする事がよ
り好ましい。その際用いる還元剤としては、ロンガリッ
ト(ホルムアルデヒド・スルホキシレート)、チオ硫酸
ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、
Lアスコルビン酸及びその塩、コハク酸及びその塩、第
1鉄塩等乳化重合において一般的に使用できるものなら
使用可能である。
また、重合開始剤の使用量は、スチレン系モノマー100
重量部に対し0.01〜5重量部であり、その添加方法は重
合始めに全量添加するかまたは、一部を添加し残りを適
時重合の進行に伴って添加してもよい。
重量部に対し0.01〜5重量部であり、その添加方法は重
合始めに全量添加するかまたは、一部を添加し残りを適
時重合の進行に伴って添加してもよい。
レドックス触媒で重合を実施する場合、還元剤の使用量
は重合開始剤/還元剤のモル比が0.5〜5.0になる範囲が
適当であり、その添加方法は、重合始めに全量添加るす
かまたは一部を添加し、残りを適時重合の進行に伴って
添加してもよい。
は重合開始剤/還元剤のモル比が0.5〜5.0になる範囲が
適当であり、その添加方法は、重合始めに全量添加るす
かまたは一部を添加し、残りを適時重合の進行に伴って
添加してもよい。
なお、スチレン系単量体を重合した際に、良好なエマル
ジョンが得られる場合は乳化剤、保護コロイドを追添す
る必要はないが、生成エマルジョンの粘度が異常に上昇
したり粗大粒子が発生する場合は、乳化剤又は及び保護
コロイドを追添する必要がある。なお、この場合でも耐
水性等の悪化を防ぐ意味でその添加量は必要最少量とす
る。
ジョンが得られる場合は乳化剤、保護コロイドを追添す
る必要はないが、生成エマルジョンの粘度が異常に上昇
したり粗大粒子が発生する場合は、乳化剤又は及び保護
コロイドを追添する必要がある。なお、この場合でも耐
水性等の悪化を防ぐ意味でその添加量は必要最少量とす
る。
追添する乳化剤、保護コロイドは通常乳化重合で使用す
る乳化剤、保護コロイドであれば任意に選択することで
きる。
る乳化剤、保護コロイドであれば任意に選択することで
きる。
乳化剤としては、アニオン界面活性剤が用いられるが、
これも任意の組合せで併用することも可能である。
これも任意の組合せで併用することも可能である。
アニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルスルホ
コハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン
酸塩、ポリオキシエチレンアルカリ硫酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルリン酸エステル等があげられる。
塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルスルホ
コハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン
酸塩、ポリオキシエチレンアルカリ硫酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルリン酸エステル等があげられる。
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコ
ポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル等があげられる。
キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコ
ポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル等があげられる。
また、保護コロイドとしては、完全ケン化ポリビニルア
ルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カチオン
変性ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニ
ルアルコール、疎水基変性ポリビニルアルコール、珪素
含有ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール
類、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等の水溶性セルロース誘導体スチレン
・マレイン酸系共重合体、水溶性デンプン等があげられ
る。
ルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カチオン
変性ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニ
ルアルコール、疎水基変性ポリビニルアルコール、珪素
含有ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール
類、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等の水溶性セルロース誘導体スチレン
・マレイン酸系共重合体、水溶性デンプン等があげられ
る。
本発明の多元系合成樹脂エマルジョンを使用するにあた
り造膜温度を低下させる目的で、2,2,4-トリメチルペン
タジオール‐1,3-モノブチレート、ブチルカルビトール
アセテート等の造膜助剤、ジブチルフタレート、トリク
レジルホスフェート、ブチルベンジルホスフェート、2
エチルヘキシルジフェニルホスフェート等の可塑性を添
加使用することもできるがその際剛性度の低下を防ぐ意
味で、使用量は最小必要量に止める必要がある。
り造膜温度を低下させる目的で、2,2,4-トリメチルペン
タジオール‐1,3-モノブチレート、ブチルカルビトール
アセテート等の造膜助剤、ジブチルフタレート、トリク
レジルホスフェート、ブチルベンジルホスフェート、2
エチルヘキシルジフェニルホスフェート等の可塑性を添
加使用することもできるがその際剛性度の低下を防ぐ意
味で、使用量は最小必要量に止める必要がある。
また、必要に応じて、消泡剤、分散剤、防腐剤、増粘
剤、着色顔料、無機充填剤、難燃剤、老化防止剤等の各
種添加剤、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、等の熱硬化性樹脂、スチレン・ブタ
ジエンゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、ポリイソプ
レンゴム、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体ゴ
ム、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体ゴム等
の各種ゴム系樹脂ラテックス、アクリル系、酢酸ビニル
系、塩化ビニル系、塩化ビニリデン系、スチレン・アク
リル共重合系、酢酸ビニル・アクリル共重合系、酢酸ビ
ニル・エチレン共重合系、等各種合成樹脂エマルジョン
と混合して前述の各種用途に用いることもできる。
剤、着色顔料、無機充填剤、難燃剤、老化防止剤等の各
種添加剤、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、等の熱硬化性樹脂、スチレン・ブタ
ジエンゴム、天然ゴム、クロロプレンゴム、ポリイソプ
レンゴム、アクリルニトリル・ブタジエン共重合体ゴ
ム、メチルメタクリレート・ブタジエン共重合体ゴム等
の各種ゴム系樹脂ラテックス、アクリル系、酢酸ビニル
系、塩化ビニル系、塩化ビニリデン系、スチレン・アク
リル共重合系、酢酸ビニル・アクリル共重合系、酢酸ビ
ニル・エチレン共重合系、等各種合成樹脂エマルジョン
と混合して前述の各種用途に用いることもできる。
以下、実施例をあげ本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
本発明はこれに限定されるものではない。
なお、実施例中に表示した、各物性値は、下記の測定方
法に従ったものである。
法に従ったものである。
1.MFT(最低造膜温度):連続した温度勾配をもつ金属
板(理研精機製作所(株)製)上にエマルジョンを膜厚
50μ(ウエット状態)で塗工し、乾燥させてクラックの
ない均一皮膜を形成する最低温度をもとめた。乾燥時の
作業性の面より、MFTは60℃以下となる事が好ましい。
板(理研精機製作所(株)製)上にエマルジョンを膜厚
50μ(ウエット状態)で塗工し、乾燥させてクラックの
ない均一皮膜を形成する最低温度をもとめた。乾燥時の
作業性の面より、MFTは60℃以下となる事が好ましい。
2.難燃性:エマルジョンを乾燥して作った0.5mm厚のフ
ィルムを用い、酸素指数式燃焼試験器(スガ試験器
(株)製)によりフィルムが燃焼する限界酸素指数(LO
I)をもとめた。
ィルムを用い、酸素指数式燃焼試験器(スガ試験器
(株)製)によりフィルムが燃焼する限界酸素指数(LO
I)をもとめた。
この数値が高い程難燃性である。
3.剛性度:エマルジョンを坪量150g/m2のポリエステル
製不織布に乾燥状態で75g/m2になるように塗布乾燥後、
加工布から25×150mmの試片を採りカンチレバー法(JIS
L−1005)により試片をスケールの基線に合わせて置
き、次いで試片を45゜角の斜面の方向に押し出し試片の
一端が斜面に接した時、押し出された距離をはかる。距
離が長い程硬く、短い程しなやかであることを示す。
製不織布に乾燥状態で75g/m2になるように塗布乾燥後、
加工布から25×150mmの試片を採りカンチレバー法(JIS
L−1005)により試片をスケールの基線に合わせて置
き、次いで試片を45゜角の斜面の方向に押し出し試片の
一端が斜面に接した時、押し出された距離をはかる。距
離が長い程硬く、短い程しなやかであることを示す。
本発明において、剛性度が満足される水準としては、20
0mm以上とする。
0mm以上とする。
実施例−1 1セパラブルフラスコ(反応器)に、エチレン25重量
%、塩化ビニル72重量%、アクリルアミド3重量%の組
成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ン(固形分47.0%)425gを仕込み、反応器内を窒素置換
する(以下の操作は全て窒素雰囲気下で実施する)。ス
チレン150gを添加した後30分間撹拌を続行し、添加した
スチレンをシードエマルジョン粒子内に充分浸透させ
る。
%、塩化ビニル72重量%、アクリルアミド3重量%の組
成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ン(固形分47.0%)425gを仕込み、反応器内を窒素置換
する(以下の操作は全て窒素雰囲気下で実施する)。ス
チレン150gを添加した後30分間撹拌を続行し、添加した
スチレンをシードエマルジョン粒子内に充分浸透させ
る。
その後50℃に上昇し、3%過硫酸アンモニウム水溶液5
2.5ml及び1%ロンガリット水溶液97.5mlをそれぞれ2
つの供給口より3時間にわたり一定速度で供給した。重
合開始剤、還元剤水溶液添加終了後さらに内温を50℃に
保ち1時間熟成反応させた。生成エマルジョンは、固形
分48.3重量%で100メッシュ金網でろ過できない粗大粒
子は25ppmであり、また貯蔵中に沈降物の生じない安定
なエマルジョンであった。
2.5ml及び1%ロンガリット水溶液97.5mlをそれぞれ2
つの供給口より3時間にわたり一定速度で供給した。重
合開始剤、還元剤水溶液添加終了後さらに内温を50℃に
保ち1時間熟成反応させた。生成エマルジョンは、固形
分48.3重量%で100メッシュ金網でろ過できない粗大粒
子は25ppmであり、また貯蔵中に沈降物の生じない安定
なエマルジョンであった。
なお、生成エマルジョンにつき前述の方法によりその特
性を評価した結果は、第1表のとうりである。即ち、実
施例1でえられたエマルジョンは26℃と言った低温造膜
性を示すと同時に充分な剛性度を示し、また、難燃性レ
ベルも塩化ビニル含有量レベルに対応し良好なものであ
った。
性を評価した結果は、第1表のとうりである。即ち、実
施例1でえられたエマルジョンは26℃と言った低温造膜
性を示すと同時に充分な剛性度を示し、また、難燃性レ
ベルも塩化ビニル含有量レベルに対応し良好なものであ
った。
比較例−1 実施例−1で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果は第1表に示した。比較例−1の
場合、造膜性及び難燃性は良好であっても本発明の主目
的である剛性度は著しく劣るものである。
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果は第1表に示した。比較例−1の
場合、造膜性及び難燃性は良好であっても本発明の主目
的である剛性度は著しく劣るものである。
比較例−2 実施例−1で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョン638gを1セパラブルフラスコに仕込み、窒素
置換する。スチレン15gを添加した後30分間撹拌を続行
し添加したスチレンをシードエマルジョン粒子内に充分
浸透させる。その後50℃に昇温し、1.0%過硫酸アンモ
ニウム水溶液19ml、1.0%ロンガリット水溶液10mlを2
時間にわたり一定速度で供給した。その後、1時間熟成
反応を行い生成エマルジョンを得た。このエマルジョン
は固形分46.2重量%100メッシュ金網でろ過できない粗
大粒子は19ppmであった。
ルジョン638gを1セパラブルフラスコに仕込み、窒素
置換する。スチレン15gを添加した後30分間撹拌を続行
し添加したスチレンをシードエマルジョン粒子内に充分
浸透させる。その後50℃に昇温し、1.0%過硫酸アンモ
ニウム水溶液19ml、1.0%ロンガリット水溶液10mlを2
時間にわたり一定速度で供給した。その後、1時間熟成
反応を行い生成エマルジョンを得た。このエマルジョン
は固形分46.2重量%100メッシュ金網でろ過できない粗
大粒子は19ppmであった。
なお、生成エマルジョンについて前述の方法によりその
特性を評価した結果を第1表に示した。
特性を評価した結果を第1表に示した。
比較例−2の場合、スチレンの重合量が少なすぎるため
剛性度の向上効果は乏しく好ましくない。
剛性度の向上効果は乏しく好ましくない。
比較例−3 1セパラブルフラスコに実施例−1で用いたエチレン
・塩化ビニル系共重合体エマルジョン425g及び水150gを
仕込、反応器内を窒素置換後70℃に昇温した。その後ス
チレン150gとα,α′‐アゾビスイソブチロニトリル1.
13gの混合物を3時間にわたり一定速度で供給し重合を
行う。所定のモノマー開始剤混和液添加終了後さらに内
温を70℃に保ち1時間熟成反応を続行した。生成エマル
ジョンは、固形物48.2重量%で100メッシュ金網でろ過
できない粗大粒子が9000ppmと多量発生し好ましくな
い。
・塩化ビニル系共重合体エマルジョン425g及び水150gを
仕込、反応器内を窒素置換後70℃に昇温した。その後ス
チレン150gとα,α′‐アゾビスイソブチロニトリル1.
13gの混合物を3時間にわたり一定速度で供給し重合を
行う。所定のモノマー開始剤混和液添加終了後さらに内
温を70℃に保ち1時間熟成反応を続行した。生成エマル
ジョンは、固形物48.2重量%で100メッシュ金網でろ過
できない粗大粒子が9000ppmと多量発生し好ましくな
い。
なお、生成エマルジョンについて前述の方法により、そ
の特性を評価した結果を第1表に示した。
の特性を評価した結果を第1表に示した。
比較例−3では、実施例で用いた水性ラジカル開始剤で
ある過硫酸アンモニウムを油性ラジカル開始剤である
α,α′‐アゾビスイソブチロニトリルに代えて、スチ
レンの後重合を行った例を示しているが、この場合、粗
大粒子が極めて多量発生し、工業的使用に耐えうるもの
ではない。
ある過硫酸アンモニウムを油性ラジカル開始剤である
α,α′‐アゾビスイソブチロニトリルに代えて、スチ
レンの後重合を行った例を示しているが、この場合、粗
大粒子が極めて多量発生し、工業的使用に耐えうるもの
ではない。
実施例−2 1セパラブルフラスコにエチレン30重量%、塩化ビニ
ル67重量%アクリルアミド3重量%の組成を有するエチ
レン塩化ビニル系共重合体エマルジョン(固形分47.0
%)319gを仕込窒素置換した。次に、スチレン195gを添
加した後、30分間撹拌を続行し添加したスチレンをシー
ドエマルジョン粒子内に充分浸透させる。
ル67重量%アクリルアミド3重量%の組成を有するエチ
レン塩化ビニル系共重合体エマルジョン(固形分47.0
%)319gを仕込窒素置換した。次に、スチレン195gを添
加した後、30分間撹拌を続行し添加したスチレンをシー
ドエマルジョン粒子内に充分浸透させる。
その後、内温を50℃に昇温し、3%過硫酸アンモニウム
水溶液68ml及び1%ロンガリット水溶液126mlをそれぞ
れ2つの供給口より3時間にわたり一定速度で供給し
た。
水溶液68ml及び1%ロンガリット水溶液126mlをそれぞ
れ2つの供給口より3時間にわたり一定速度で供給し
た。
重合開始剤、還元剤水溶液の添加終了後、さらに内温を
50℃に保ち、1時間熟成反応させた。生成エマルジョン
は、固形分48.1重量%で100メッシュ金網でろ過できな
い粗大粒子は15ppmであり、また貯蔵中に沈降物の生じ
ない安定ないエマルジョンであった。
50℃に保ち、1時間熟成反応させた。生成エマルジョン
は、固形分48.1重量%で100メッシュ金網でろ過できな
い粗大粒子は15ppmであり、また貯蔵中に沈降物の生じ
ない安定ないエマルジョンであった。
なお、生成エマルジョンについて、前述の方法によりそ
の特性を評価した結果を第1表に示した。
の特性を評価した結果を第1表に示した。
実施例−2では、比較的スチレン含有量の多いエチレン
塩化ビニル系共重合体をシードエマルジョンとして用い
た例を示したが、この場合シードエマルジョンの樹脂が
軟質となるため充分な剛性度を得るためには、比較的多
量のスチレンを後重合する必要がある。
塩化ビニル系共重合体をシードエマルジョンとして用い
た例を示したが、この場合シードエマルジョンの樹脂が
軟質となるため充分な剛性度を得るためには、比較的多
量のスチレンを後重合する必要がある。
従って、実施例−2においては、シードエマルジョンの
固形分100重量部に対し、130部のスチレンを後重合する
事により、造膜性、剛性度、難燃性の全ての要求項目が
満足されることを示した。
固形分100重量部に対し、130部のスチレンを後重合する
事により、造膜性、剛性度、難燃性の全ての要求項目が
満足されることを示した。
比較例−4 実施例−2で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果を第1表に示した。
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果を第1表に示した。
比較例−4場合、造膜性は極めて良好であり、難燃性に
ついても満足できるものの、剛性度が、著しく劣るもの
であった。
ついても満足できるものの、剛性度が、著しく劣るもの
であった。
実施例−3 1セパラブルフラスコにエチレン10重量%、塩化ビニ
ル87重量%、アクリルアミド3重量%の組成を有するエ
チレン・塩化ビニル系共重合エマルジョン(固形分47.1
%)638gを仕込窒素置換した。
ル87重量%、アクリルアミド3重量%の組成を有するエ
チレン・塩化ビニル系共重合エマルジョン(固形分47.1
%)638gを仕込窒素置換した。
次にスチレン60を添加した後、30分間撹拌を続行し添加
したスチレンをシードエマルジョン粒子内に充分浸透さ
せる。
したスチレンをシードエマルジョン粒子内に充分浸透さ
せる。
その後、内温を50℃に昇温し、3%過硫酸アンモニウム
水溶液21ml及び1%ロンガリット水溶液39mlをそれぞれ
2つの供給口より2時間にわたり一定速度で供給した。
水溶液21ml及び1%ロンガリット水溶液39mlをそれぞれ
2つの供給口より2時間にわたり一定速度で供給した。
その後1時間熟成反応を行い生成エマルジョンを得た。
このエマルジョンは固形分47.6%で100メッシュ金網で
ろ過できない粗大粒子は58ppmであった。なお、生成エ
マルジョンについて前述の方法より、その特性を評価し
た結果を第1表に示した。実施例−3では、実施例−2
の場合とは逆に比較的スチレン含有量の少ない硬質なエ
チレン・塩化ビニル系共重合体をシードエマルジョンと
して用いた例を示したが、この場合比較的少量のスチレ
ンの後重量で良好なエマルジョンが得られる。
このエマルジョンは固形分47.6%で100メッシュ金網で
ろ過できない粗大粒子は58ppmであった。なお、生成エ
マルジョンについて前述の方法より、その特性を評価し
た結果を第1表に示した。実施例−3では、実施例−2
の場合とは逆に比較的スチレン含有量の少ない硬質なエ
チレン・塩化ビニル系共重合体をシードエマルジョンと
して用いた例を示したが、この場合比較的少量のスチレ
ンの後重量で良好なエマルジョンが得られる。
即ち、実施例−3では、シードエマルジョンの固形分10
0重量部あたり20重量部のスチレンを後重合する事によ
り造膜性、剛性度、難燃性の全ての要求物性が満足され
ることを示した。
0重量部あたり20重量部のスチレンを後重合する事によ
り造膜性、剛性度、難燃性の全ての要求物性が満足され
ることを示した。
比較例−5 実施例−3で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合体エ
マルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性に
つき評価した。その結果を第1表に示した。
マルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性に
つき評価した。その結果を第1表に示した。
比較例−5の場合、造膜性、及び難燃性は良好であって
も本発明の主目的である剛性度は、不充分なものであっ
た。
も本発明の主目的である剛性度は、不充分なものであっ
た。
比較例−6 実施例−3において、スチレンの代わり同量のメタクリ
ル酸メチル(MMA)を用い、他の条件は全て実施例−3
と同じ方法でエマルジョンを製造した。生成エマルジョ
ンは、固形分47.5重量%で100メッシュ金網でろ過でき
ない粗大粒子は32ppmであった。
ル酸メチル(MMA)を用い、他の条件は全て実施例−3
と同じ方法でエマルジョンを製造した。生成エマルジョ
ンは、固形分47.5重量%で100メッシュ金網でろ過でき
ない粗大粒子は32ppmであった。
このエマルジョンにつき、前述の方法によりその特性を
評価した結果を第1表に示した。
評価した結果を第1表に示した。
比較例−6は、MMAを用いてスチレンと同様な効果が得
られるか否かを検討したものであるが、MMAを用いた場
合、剛性度の向上は認められるものの造膜性が著しく高
くなり、使用に耐えないものとなる。
られるか否かを検討したものであるが、MMAを用いた場
合、剛性度の向上は認められるものの造膜性が著しく高
くなり、使用に耐えないものとなる。
実施例−4 実施例−3で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合体エ
マルジョンの代わりに、エチレン11重量%、塩化ビニル
87重量%、N−メチロールアクリルアミド2重量%の組
成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ン(固形分47.1%)を用いる以外他の条件は実施例−3
と同じ方法でエマルジョンを製造した。 このエマルジ
ョンは固形分47.6重量%で100メッシュ金網で濾過でき
ない粗大粒子は52ppmであった。なお生成エマルジョン
について前述の方法により、その特性を評価した結果を
第1表に示した。実施例−4では、共重合可能な変性モ
ノマーとしてN−メチロールアクリルアミドを2重量%
共重合したエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ンを用いた場合でも実施例−3と同等の造膜性、剛性
度、難燃性を示し良好な結果であった。
マルジョンの代わりに、エチレン11重量%、塩化ビニル
87重量%、N−メチロールアクリルアミド2重量%の組
成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ン(固形分47.1%)を用いる以外他の条件は実施例−3
と同じ方法でエマルジョンを製造した。 このエマルジ
ョンは固形分47.6重量%で100メッシュ金網で濾過でき
ない粗大粒子は52ppmであった。なお生成エマルジョン
について前述の方法により、その特性を評価した結果を
第1表に示した。実施例−4では、共重合可能な変性モ
ノマーとしてN−メチロールアクリルアミドを2重量%
共重合したエチレン・塩化ビニル系共重合体エマルジョ
ンを用いた場合でも実施例−3と同等の造膜性、剛性
度、難燃性を示し良好な結果であった。
比較例−7 実施例−4で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果は第1表に示した。比較例−5の
場合と同様その造膜性及び難燃性は良好であっても、本
発明の主目的である剛性度は不十分なものであった。
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果は第1表に示した。比較例−5の
場合と同様その造膜性及び難燃性は良好であっても、本
発明の主目的である剛性度は不十分なものであった。
実施例−5 実施例−2で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョンの代わりに、エチレン28重量%、塩化ビニル72
重量%の組成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体
エマルジョン(固形分47.0重量%)を用いる以外他の条
件は全て実施例−2と同じ方法でエマルジョンを製造し
た。
ルジョンの代わりに、エチレン28重量%、塩化ビニル72
重量%の組成を有するエチレン・塩化ビニル系共重合体
エマルジョン(固形分47.0重量%)を用いる以外他の条
件は全て実施例−2と同じ方法でエマルジョンを製造し
た。
このエマルジョンは固形分48.1重量%で100メッシュ金
網で濾過できない粗大粒子は20ppmであった、また貯蔵
中に沈降物の生じない安定なエマルジョンであった。な
お生成エマルジョンについて前述の方法により、その特
性を評価した結果を第1表に示した。実施例−5では、
共重合可能な変性モノマーを使用しないエチレン・塩化
ビニル系共重合体エマルジョンを用いた場合でも実施例
−2と同等の造膜性、剛性度、難燃性を示し良好な結果
であった。
網で濾過できない粗大粒子は20ppmであった、また貯蔵
中に沈降物の生じない安定なエマルジョンであった。な
お生成エマルジョンについて前述の方法により、その特
性を評価した結果を第1表に示した。実施例−5では、
共重合可能な変性モノマーを使用しないエチレン・塩化
ビニル系共重合体エマルジョンを用いた場合でも実施例
−2と同等の造膜性、剛性度、難燃性を示し良好な結果
であった。
比較例−8 実施例−5で用いたエチレン・塩化ビニル系共重合エマ
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果を第1表に示した。比較例−4の
場合と同様その造膜性及び難燃性は極めて良好であって
も、本発明の主目的である剛性度は著しく劣るものであ
った。
ルジョンを改質することなく、そのまま前述の特性につ
き評価した。その結果を第1表に示した。比較例−4の
場合と同様その造膜性及び難燃性は極めて良好であって
も、本発明の主目的である剛性度は著しく劣るものであ
った。
<発明の効果> 前述の実施例及び比較例の性能評価結果より本発明の目
的である造膜性、剛性度、難燃性等全ての要求物性を満
足する組成物を得るためには エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマ:0〜10重量% の組成からなる、特定のポリマー組成を有するシードエ
マルジョンを用い、かつスチレン系単量体を特定量添加
し、水性ラジカル開始剤で重合する事により、初めて達
成できることが明らかになった。
的である造膜性、剛性度、難燃性等全ての要求物性を満
足する組成物を得るためには エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマ:0〜10重量% の組成からなる、特定のポリマー組成を有するシードエ
マルジョンを用い、かつスチレン系単量体を特定量添加
し、水性ラジカル開始剤で重合する事により、初めて達
成できることが明らかになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09D 151/00 PGX 7308−4J C09J 151/00 JDH 7308−4J D06M 15/248 D21H 17/34
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン:10〜40重量% 塩化ビニル:50〜90重量% 及び必要に応じ 共重合可能な変性モノマー:0〜10重量% の組成からなる塩化ビニル系共重合体エマルジョンに該
共重合体エマルジョン中の固形分100重量部あたり10〜1
50重量部に相当するスチレン系単量体を添加し水性ラジ
カル開始剤により重合させたエマルジョンであって、60
℃以下の造膜温度を有し、かつ樹脂固形物中の塩化ビニ
ル含有量が20〜80重量%であることを特徴とするエチレ
ン・塩化ビニル・スチレン系エマルジョン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61138751A JPH0689083B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | エチレン・塩化ビニル・スチレン系エマルジヨン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61138751A JPH0689083B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | エチレン・塩化ビニル・スチレン系エマルジヨン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62295912A JPS62295912A (ja) | 1987-12-23 |
| JPH0689083B2 true JPH0689083B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=15229330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61138751A Expired - Lifetime JPH0689083B2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | エチレン・塩化ビニル・スチレン系エマルジヨン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689083B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6847680B2 (ja) * | 2017-01-25 | 2021-03-24 | 住江織物株式会社 | タイルカーペット及びその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6021646B2 (ja) | 2011-01-20 | 2016-11-09 | 京都府公立大学法人 | 肥満・インスリン感受性を制御する遺伝子 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP61138751A patent/JPH0689083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6021646B2 (ja) | 2011-01-20 | 2016-11-09 | 京都府公立大学法人 | 肥満・インスリン感受性を制御する遺伝子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62295912A (ja) | 1987-12-23 |
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