JPH0689493B2 - 濃色ポリエステル繊維織物の製造法 - Google Patents
濃色ポリエステル繊維織物の製造法Info
- Publication number
- JPH0689493B2 JPH0689493B2 JP60246824A JP24682485A JPH0689493B2 JP H0689493 B2 JPH0689493 B2 JP H0689493B2 JP 60246824 A JP60246824 A JP 60246824A JP 24682485 A JP24682485 A JP 24682485A JP H0689493 B2 JPH0689493 B2 JP H0689493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- less
- thread
- polyester fiber
- dyed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coloring (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステル繊維織物の濃色化法に関するもの
である。
である。
織物には先染糸(着色された糸条)で織成されたもの
(先染)と、生地糸で織成してから染色したもの(後
染)がある。
(先染)と、生地糸で織成してから染色したもの(後
染)がある。
先染の場合には織物の色数に応じて多くの先染糸をスト
ックしなければならず、色数が増えるにつれて残糸量も
増えるのでコトスアップになる。この点では後染は有利
とされ、プリント捺染技術の発達及び商品の多様化・小
ロット化と相俟って近時後染が織物の主流になってい
る。
ックしなければならず、色数が増えるにつれて残糸量も
増えるのでコトスアップになる。この点では後染は有利
とされ、プリント捺染技術の発達及び商品の多様化・小
ロット化と相俟って近時後染が織物の主流になってい
る。
後染の場合、織物が厚手のものになるにつれて当然に使
用する染料の量も多くなるのであるが、それと共に染料
の内部浸透度合も悪くなり、染料の発色過程で織物の内
部と表面での水分の分布が不均一になり、マイグレーシ
ョンによる染色斑が生じ易く、このことは染色性の悪い
ポリエステル繊維に特に指摘される。
用する染料の量も多くなるのであるが、それと共に染料
の内部浸透度合も悪くなり、染料の発色過程で織物の内
部と表面での水分の分布が不均一になり、マイグレーシ
ョンによる染色斑が生じ易く、このことは染色性の悪い
ポリエステル繊維に特に指摘される。
そこで本発明は均一濃色な厚手のポリエステル繊維織物
を後染により効率的に製造すること、同時に、染料の使
用コストの低減を図ることを目的とする。
を後染により効率的に製造すること、同時に、染料の使
用コストの低減を図ることを目的とする。
本発明に係る濃色ポリエステル繊維織物の製造法は上記
の目的に合致するものであり、表糸12と裏糸22を普通の
ポリエステル繊維とし中糸13をカチオン染料可染ポリエ
ステル繊維とし、表糸12と裏糸22を接結する中糸13が織
組織一完全内で30%以下、10%以上の面積比率で表裏に
浮き出る綾又は朱子織組織をもってポリエステル繊維織
物11を経二重又は緯二重に組織し、表糸12と裏糸22と中
糸13の太さと織密度とを接結点14において中糸13が縦横
寸法0.7mm×0.4mm以下で表面積0.2mm2以下に細かく現れ
る様に設定し、製織後、その生機を有彩色分散染料と黒
色カチオン染料による染色及びリラックス処理を施すこ
とを特徴とするものである。
の目的に合致するものであり、表糸12と裏糸22を普通の
ポリエステル繊維とし中糸13をカチオン染料可染ポリエ
ステル繊維とし、表糸12と裏糸22を接結する中糸13が織
組織一完全内で30%以下、10%以上の面積比率で表裏に
浮き出る綾又は朱子織組織をもってポリエステル繊維織
物11を経二重又は緯二重に組織し、表糸12と裏糸22と中
糸13の太さと織密度とを接結点14において中糸13が縦横
寸法0.7mm×0.4mm以下で表面積0.2mm2以下に細かく現れ
る様に設定し、製織後、その生機を有彩色分散染料と黒
色カチオン染料による染色及びリラックス処理を施すこ
とを特徴とするものである。
表糸及び裏糸22は、経二重の表経糸及び裏経糸、又は、
緯二重の表緯糸及び裏緯糸をそれぞれ意味し、中糸13
は、それらの経二重の表経糸と裏経糸を接結する緯糸、
又は、緯二重の表緯糸と裏緯糸を接結する経糸を意味
し、カチオン可染ポリエステル繊維とは、普通のポリエ
ステル繊維のポリエチレンテレフタレートの主鎖または
側鎖若しくは末端にスルフオン酸基やカルボキシル基を
導入した繊維を意味する。
緯二重の表緯糸及び裏緯糸をそれぞれ意味し、中糸13
は、それらの経二重の表経糸と裏経糸を接結する緯糸、
又は、緯二重の表緯糸と裏緯糸を接結する経糸を意味
し、カチオン可染ポリエステル繊維とは、普通のポリエ
ステル繊維のポリエチレンテレフタレートの主鎖または
側鎖若しくは末端にスルフオン酸基やカルボキシル基を
導入した繊維を意味する。
織組織一完全内において35%以下で10%以上となる面積
比率をもって中糸13が織物の表裏に浮き出る様にするに
は、経又は緯二重織組織における表糸12と裏糸22それぞ
れの配列間隔をe1とし、中糸13の配列間隔をe2とし、表
糸12と裏糸22の見掛け太さd1とし、中糸13の見掛け太さ
d2とし、表裏片面の一完全(織組織の1レピート)の組
織点の数をnとし、その一完全の組織点の数nの中で中
糸の表裏片面のそれぞれに現れる接結点14の数をmとす
るとき、それらが次式を満足する様に設定すればよい。
比率をもって中糸13が織物の表裏に浮き出る様にするに
は、経又は緯二重織組織における表糸12と裏糸22それぞ
れの配列間隔をe1とし、中糸13の配列間隔をe2とし、表
糸12と裏糸22の見掛け太さd1とし、中糸13の見掛け太さ
d2とし、表裏片面の一完全(織組織の1レピート)の組
織点の数をnとし、その一完全の組織点の数nの中で中
糸の表裏片面のそれぞれに現れる接結点14の数をmとす
るとき、それらが次式を満足する様に設定すればよい。
0.10≦(d1×d2×m)/(e1×e2×n)≦0.35 尚、ここに言う見掛け太さは、糸条が伸びないように極
く僅か緊張させて真直ぐに伸ばした状態で測定される。
く僅か緊張させて真直ぐに伸ばした状態で測定される。
表糸12・裏糸22及び中糸13の太さと織密度を、接結点14
で中糸13が縦横寸法0.7mm×0.4mm以下で表面積0.2mm2以
下に細かく現れる様にするには、表糸12・裏糸22と中糸
13の見掛け太さd1とd2とがd1×d2≦0.15(mm2)なる不
等式を満足する範囲において、それらの何れか一方の見
掛け太さd1を0.4mm以下にし他方の見掛け太さd2を0.7mm
以下にし、且つ、隣り合う表糸12と12′、裏糸22と2
2′、及び、中糸13と13′の間に透視隙間が生じない程
度に緻密にすること、つまり、経糸にあっては筬密度を
緻密にし、緯糸にあっては打ち込み密度を緻密にしてそ
れらの配列間隔eが見掛け太さdに略同じになる様にす
る。
で中糸13が縦横寸法0.7mm×0.4mm以下で表面積0.2mm2以
下に細かく現れる様にするには、表糸12・裏糸22と中糸
13の見掛け太さd1とd2とがd1×d2≦0.15(mm2)なる不
等式を満足する範囲において、それらの何れか一方の見
掛け太さd1を0.4mm以下にし他方の見掛け太さd2を0.7mm
以下にし、且つ、隣り合う表糸12と12′、裏糸22と2
2′、及び、中糸13と13′の間に透視隙間が生じない程
度に緻密にすること、つまり、経糸にあっては筬密度を
緻密にし、緯糸にあっては打ち込み密度を緻密にしてそ
れらの配列間隔eが見掛け太さdに略同じになる様にす
る。
かかる表糸12・裏糸22と中糸13の太さと緻密度は、本発
明により斑のない均一鮮明な単一濃色無地のポリエステ
ル繊維織物を得るための限界を示すものであり、従っ
て、好ましくは接結点14において現れる中糸13の縦横寸
法が0.5mm×0.3mm以下で表面積が0.15mm2以下になる様
にすることが望ましく、その実施態様について具体的に
実例を挙げて説明すれば、表糸12・裏糸22と中糸13の何
れか一方が紡績糸の場合にはその太さを綿番手5番手以
上にしフイラメント糸(加工糸)の場合には500デニー
ル以下にして見掛けの太さを0.45mm以下にし、接結点14
で交叉する他方が紡績糸の場合はその太さを綿番手11番
手以上にしフイラメント糸(加工糸)の場合には220デ
ニール以下にして見掛けの太さを0.3mm以下にし、それ
らが緻密に並ぶ様に織密度を設定し、特に、表糸12・裏
糸22を構成するポリエステル繊維にはウーリー加工を施
して捲縮性を付与したものを用いることが推奨される。
明により斑のない均一鮮明な単一濃色無地のポリエステ
ル繊維織物を得るための限界を示すものであり、従っ
て、好ましくは接結点14において現れる中糸13の縦横寸
法が0.5mm×0.3mm以下で表面積が0.15mm2以下になる様
にすることが望ましく、その実施態様について具体的に
実例を挙げて説明すれば、表糸12・裏糸22と中糸13の何
れか一方が紡績糸の場合にはその太さを綿番手5番手以
上にしフイラメント糸(加工糸)の場合には500デニー
ル以下にして見掛けの太さを0.45mm以下にし、接結点14
で交叉する他方が紡績糸の場合はその太さを綿番手11番
手以上にしフイラメント糸(加工糸)の場合には220デ
ニール以下にして見掛けの太さを0.3mm以下にし、それ
らが緻密に並ぶ様に織密度を設定し、特に、表糸12・裏
糸22を構成するポリエステル繊維にはウーリー加工を施
して捲縮性を付与したものを用いることが推奨される。
上記の様に設定された生機10は、その後の染色工程の染
浴内或は湿熱或は洗浄過程でリラックス処理され10%前
後収縮し、又、織組織が中糸が35%以下の面積比率で表
裏に浮き出る綾又は朱子織組織であり、中糸が一個の組
織点(接結点)で表糸又は裏糸の上を超えて表に現れる
が、表糸・裏糸は二個以上の組織点で中糸の上を続けて
超え、従って、表糸・裏糸の生機表面での糸浮きが中糸
に比して長く、このためリラックス処理により表糸・裏
糸は1.5倍以上も脹らんで中糸の現れる接結点14を覆い
隠すことになり、生機10の接結点において縦横寸法0.45
mm×0.3mm以下の面積で現れていた中糸は表糸・裏糸に
覆われて縦横寸法が0.45mm×0.15mm以下若しくは0.23mm
×0.3mm以下に縮小される。
浴内或は湿熱或は洗浄過程でリラックス処理され10%前
後収縮し、又、織組織が中糸が35%以下の面積比率で表
裏に浮き出る綾又は朱子織組織であり、中糸が一個の組
織点(接結点)で表糸又は裏糸の上を超えて表に現れる
が、表糸・裏糸は二個以上の組織点で中糸の上を続けて
超え、従って、表糸・裏糸の生機表面での糸浮きが中糸
に比して長く、このためリラックス処理により表糸・裏
糸は1.5倍以上も脹らんで中糸の現れる接結点14を覆い
隠すことになり、生機10の接結点において縦横寸法0.45
mm×0.3mm以下の面積で現れていた中糸は表糸・裏糸に
覆われて縦横寸法が0.45mm×0.15mm以下若しくは0.23mm
×0.3mm以下に縮小される。
染色は分散染料とカチオン染料とを同浴とする1浴染色
により行ってもよいが、それらの染料のイオン性の相異
により染浴中にタール状の沈澱物が生じ、これが付着し
て織物が汚染される危険もあるので、好ましくは、それ
らの染料を使い分けた二浴二段染色が好ましい。その場
合、先に分散染料を染着させ、継いでカチオン染料を染
着させるようにするとよい。
により行ってもよいが、それらの染料のイオン性の相異
により染浴中にタール状の沈澱物が生じ、これが付着し
て織物が汚染される危険もあるので、好ましくは、それ
らの染料を使い分けた二浴二段染色が好ましい。その場
合、先に分散染料を染着させ、継いでカチオン染料を染
着させるようにするとよい。
(1)本発明において、分散染料は普通のポリエステル
繊維である表糸と裏糸に染着するもカチオン染料可染ポ
リエステル繊維である中糸には左程染着しない。他方、
カチオン染料はカチオン染料可染ポリエステル繊維てあ
る中糸に染着するが普通のポリエステル繊維に対しては
汚染する程度で殆んど染着しない。この結果、二重織組
織に成る本発明の織物の表面と裏面の面積65%以上が分
散染料の染着した有彩色の表糸と裏糸で彩られることに
なる。
繊維である表糸と裏糸に染着するもカチオン染料可染ポ
リエステル繊維である中糸には左程染着しない。他方、
カチオン染料はカチオン染料可染ポリエステル繊維てあ
る中糸に染着するが普通のポリエステル繊維に対しては
汚染する程度で殆んど染着しない。この結果、二重織組
織に成る本発明の織物の表面と裏面の面積65%以上が分
散染料の染着した有彩色の表糸と裏糸で彩られることに
なる。
そして、カチオン染料の染着した黒色の中糸は、35%以
下の割合で表面及び裏面に現れるが、織物面での経緯の
混色の結果、色相は65%以上を占める優勢な有彩色の色
相を帯び、35%以下の無彩色の黒色によって、有彩色の
彩度を著しく低下させる事なしに織物面の明度を低下さ
せ、その結果、表裏両面の彩色が濁りなく鮮明に濃色化
される。
下の割合で表面及び裏面に現れるが、織物面での経緯の
混色の結果、色相は65%以上を占める優勢な有彩色の色
相を帯び、35%以下の無彩色の黒色によって、有彩色の
彩度を著しく低下させる事なしに織物面の明度を低下さ
せ、その結果、表裏両面の彩色が濁りなく鮮明に濃色化
される。
即ち、織物の表面(裏面)の単一分散染料による鮮明な
色彩が、濃色化することによって濁った色にならない。
色彩が、濃色化することによって濁った色にならない。
(2)各接結点に黒点となって現われる中糸の大きさ
は、表糸及び裏糸の配列を緻密にし、且つ、表糸及び裏
糸並びに中糸の各糸の太さを限定した結果非常に小さな
ものとなり、而も、生機が染色過程で振り動かされてリ
ラックス処理され、それにより中糸の現れる各接結点に
おいて表糸乃至裏糸が中糸を覆う様にずれ動くと共に弛
緩収縮しバルキー性が顕出し脹れあがって左右から接結
点に覆い被さり、生機において縦横最大寸法0.7mm×0.4
mmの黒点として現れていた中糸は更に細かい縦横0.35mm
×0.4mm以下又は0.7mm×0.2mm以下の黒点(長辺0.35m
m、短辺0.40mm以下、又は、長辺0.70mm、短辺0.20mm以
下の黒色微細長方形)となる。
は、表糸及び裏糸の配列を緻密にし、且つ、表糸及び裏
糸並びに中糸の各糸の太さを限定した結果非常に小さな
ものとなり、而も、生機が染色過程で振り動かされてリ
ラックス処理され、それにより中糸の現れる各接結点に
おいて表糸乃至裏糸が中糸を覆う様にずれ動くと共に弛
緩収縮しバルキー性が顕出し脹れあがって左右から接結
点に覆い被さり、生機において縦横最大寸法0.7mm×0.4
mmの黒点として現れていた中糸は更に細かい縦横0.35mm
×0.4mm以下又は0.7mm×0.2mm以下の黒点(長辺0.35m
m、短辺0.40mm以下、又は、長辺0.70mm、短辺0.20mm以
下の黒色微細長方形)となる。
ところで、通常の視力(1.0)をもつ人間が200Lxの照度
の下で5mの距離で二点を区別し得る最少の長さは1.5mm
であり、その時の視角は1′である。このことは、一辺
が0.15mmの点は通常の視力をもつ人間が50cm以上の距離
から見た場合に周囲の色と融合して見分けがつかない事
を意味し、平版凸版によるカラー印刷における普通の色
複製の網点の細かさが粗いもので60個/cmつまり網点間
隔が10mm/60個=0.17(mm/個)となっていることで裏付
けられる。
の下で5mの距離で二点を区別し得る最少の長さは1.5mm
であり、その時の視角は1′である。このことは、一辺
が0.15mmの点は通常の視力をもつ人間が50cm以上の距離
から見た場合に周囲の色と融合して見分けがつかない事
を意味し、平版凸版によるカラー印刷における普通の色
複製の網点の細かさが粗いもので60個/cmつまり網点間
隔が10mm/60個=0.17(mm/個)となっていることで裏付
けられる。
そして本発明により得られる織物に現れる黒色中糸の大
きさは、縦横0.35mm×0.4mm以下又は0.7mm×0.2mm以下
であり、それは明視の距離から見て通常の視力をもった
人間が辛うじて“点”として微かに識別出来る程度のも
のである。
きさは、縦横0.35mm×0.4mm以下又は0.7mm×0.2mm以下
であり、それは明視の距離から見て通常の視力をもった
人間が辛うじて“点”として微かに識別出来る程度のも
のである。
従って、ポリエステル繊維織物の表面(裏面)の単一分
散染料による鮮明な色彩を濃色化する中糸は、織物の表
面(裏面)の汚点なって現れたり、霜降調の細かい斑点
となって現れたりすることがなく、ポリエステル繊維織
物の表面(裏面)を彩度の低い濁ったものにしてしまわ
ない。
散染料による鮮明な色彩を濃色化する中糸は、織物の表
面(裏面)の汚点なって現れたり、霜降調の細かい斑点
となって現れたりすることがなく、ポリエステル繊維織
物の表面(裏面)を彩度の低い濁ったものにしてしまわ
ない。
そのためにも本発明の実施態様として説明したように、
接結点14において現れる中糸13の縦横寸法が0.5mm×0.3
mm以下で表面積が0.15mm2以下になる様にすることが望
ましく、染色及びリラックス処理によりこれを縦横0.25
mm×0.3mm以下又は0.5mm×0.15mm以下にすることが望ま
れる訳である。
接結点14において現れる中糸13の縦横寸法が0.5mm×0.3
mm以下で表面積が0.15mm2以下になる様にすることが望
ましく、染色及びリラックス処理によりこれを縦横0.25
mm×0.3mm以下又は0.5mm×0.15mm以下にすることが望ま
れる訳である。
(3)本発明に係るポリエステル繊維織物では、その様
に微かな“点”と成って現れる中糸の黒点が織組織に従
って規則正しく配列され、織物表面の65%以上を占める
接結点周囲の表糸乃至裏糸の有彩色と融合し、看者に表
糸乃至裏糸の布目の影としてしか見分けがつかず、これ
を“黒い斑点”として容易に見分けることが出来ないも
のであるから、表糸乃至裏糸を実際よりも濃色に見せ、
それにより織物の外観に深味と質感を与える効果があ
る。
に微かな“点”と成って現れる中糸の黒点が織組織に従
って規則正しく配列され、織物表面の65%以上を占める
接結点周囲の表糸乃至裏糸の有彩色と融合し、看者に表
糸乃至裏糸の布目の影としてしか見分けがつかず、これ
を“黒い斑点”として容易に見分けることが出来ないも
のであるから、表糸乃至裏糸を実際よりも濃色に見せ、
それにより織物の外観に深味と質感を与える効果があ
る。
勿論そのためには、単に中糸が織組織一完全内に35%以
下の面積比率を以て現れる様にするだけでなく、織組織
一完全内で少なくとも10%以上の面積比率を以て表裏そ
れぞれの面に現れる様にすると言うことは言うまでもな
い。
下の面積比率を以て現れる様にするだけでなく、織組織
一完全内で少なくとも10%以上の面積比率を以て表裏そ
れぞれの面に現れる様にすると言うことは言うまでもな
い。
(4)かかる中糸の黒点の効用により、分散染料の少な
い使用量をもって表裏を濃く染色することが出来、その
様に分散染料の使用量(染着量)の少ない場合に生じが
ちな染色斑も有効に回避され、その上更に、中糸が有彩
色の分散染料に比して安価な黒色カチオン染料に染色さ
れるので、ポリエステル繊維織物全体に染着する分散染
料の量は低減する。
い使用量をもって表裏を濃く染色することが出来、その
様に分散染料の使用量(染着量)の少ない場合に生じが
ちな染色斑も有効に回避され、その上更に、中糸が有彩
色の分散染料に比して安価な黒色カチオン染料に染色さ
れるので、ポリエステル繊維織物全体に染着する分散染
料の量は低減する。
(5)そして、表糸と裏糸はカチオン染料による汚染が
なく、従って、表裏両面は鮮明な色彩になり、他方、中
糸は分散染料により若干汚染されるが、染着するカチオ
ン染料の黒色によりその汚染が打ち消され、かくして濃
色鮮明に染色された織物が得られる。
なく、従って、表裏両面は鮮明な色彩になり、他方、中
糸は分散染料により若干汚染されるが、染着するカチオ
ン染料の黒色によりその汚染が打ち消され、かくして濃
色鮮明に染色された織物が得られる。
総デニール150d(フイラメント数48本)のウーリー加工
した普通のポリエステル繊維フイラメント糸を表経糸12
と裏経糸22とし、それぞれ経糸密度を36本/cm(合計経
糸密度72本/cm)とし、又、総デニール300d(フイラメ
ント数48本×2本引揃)のウーリー加工したカチオン可
染ポリエステル繊維フイラメント糸を中糸(緯糸)13に
用い、緯糸密度26.8本/cmにしてポリエステル繊維生機1
0を製織し、その後、170℃にて精練・乾燥し、黒色カチ
オン染料と有彩色分散染料とで170℃にでサーキュラー
染色・水洗・乾燥し、185℃にてテンター仕上をした。
した普通のポリエステル繊維フイラメント糸を表経糸12
と裏経糸22とし、それぞれ経糸密度を36本/cm(合計経
糸密度72本/cm)とし、又、総デニール300d(フイラメ
ント数48本×2本引揃)のウーリー加工したカチオン可
染ポリエステル繊維フイラメント糸を中糸(緯糸)13に
用い、緯糸密度26.8本/cmにしてポリエステル繊維生機1
0を製織し、その後、170℃にて精練・乾燥し、黒色カチ
オン染料と有彩色分散染料とで170℃にでサーキュラー
染色・水洗・乾燥し、185℃にてテンター仕上をした。
得られたポリエステル繊維織物11は、生機10に比して幅
か約10%、長さが約15%それぞれ収縮しており、表経糸
12と裏経糸22はカチオン染料に汚染されずに分散染料に
より鮮明に染色され、生機10のそれに比して見掛け太さ
が約1.5倍に膨れ、他方、中糸13は分散染料に汚染され
ずにカチオン染料により鮮明な黒色に染色され、生機10
を分散染料だけで染色した場合に比して織物11全体の色
調が深みを帯び濃く鮮明で色彩に濁がなく、接結点14の
中糸13は織物表面11において個々に看取し得ない程度の
極く微小なものであった。
か約10%、長さが約15%それぞれ収縮しており、表経糸
12と裏経糸22はカチオン染料に汚染されずに分散染料に
より鮮明に染色され、生機10のそれに比して見掛け太さ
が約1.5倍に膨れ、他方、中糸13は分散染料に汚染され
ずにカチオン染料により鮮明な黒色に染色され、生機10
を分散染料だけで染色した場合に比して織物11全体の色
調が深みを帯び濃く鮮明で色彩に濁がなく、接結点14の
中糸13は織物表面11において個々に看取し得ない程度の
極く微小なものであった。
又、得られたポリエステル繊維織物11の接結点14を40箇
所でランダムに選び出し、そこに現れた中糸13の縦横寸
法を顕微鏡で実測した結果、横(表糸12・裏糸22の太さ
方向)の平均寸法d1が0.127mm(最大0.20mm、最少0.06m
m)で、縦(中糸13の見掛け太さ)の平均寸法d2が0.335
mm(最大0.38mm、最少0.30mm)であり、これらの測定値
は略正規分布をしていた。
所でランダムに選び出し、そこに現れた中糸13の縦横寸
法を顕微鏡で実測した結果、横(表糸12・裏糸22の太さ
方向)の平均寸法d1が0.127mm(最大0.20mm、最少0.06m
m)で、縦(中糸13の見掛け太さ)の平均寸法d2が0.335
mm(最大0.38mm、最少0.30mm)であり、これらの測定値
は略正規分布をしていた。
第1図は本発明における綾織生機の拡大表面図、第2図
は第1図の生機を染色仕上げた織物の拡大表面図、第3
図は第1図の生機の表組織図、第4図は第1図の生機の
裏組織図、第5図は第3図の表組織と第4図の裏組織と
から成る二重織組織図、第6図は第1図のX−X′での
断面図、第7図は第1図のY−Y′での断面図である。 10…生機、11…ポリエステル繊維織物、 12…表糸、22…裏糸、 13…中糸、14…接結点。
は第1図の生機を染色仕上げた織物の拡大表面図、第3
図は第1図の生機の表組織図、第4図は第1図の生機の
裏組織図、第5図は第3図の表組織と第4図の裏組織と
から成る二重織組織図、第6図は第1図のX−X′での
断面図、第7図は第1図のY−Y′での断面図である。 10…生機、11…ポリエステル繊維織物、 12…表糸、22…裏糸、 13…中糸、14…接結点。
Claims (1)
- 【請求項1】(1)表糸12と裏糸22を普通のポリエステ
ル繊維とし、 (2)中糸13をカチオン染料可染ポリエステル繊維と
し、 (3)表糸12と裏糸22を接結する中糸13が織組織一完全
内で35%以下、10%以上の面積比率で表裏に浮き出る綾
又は朱子織組織をもって、 (4)ポリエステル繊維織物11を経二重又は緯二重に組
織し、 (5)表糸12と裏糸22と中糸13の太さと織密度とを接結
点14において中糸13が縦横寸法0.7mm×0.4mm以下で表面
積0.2mm2以下に細かく現れる様に設定し、 (6)製織後、その生機を有彩色分散染料と黒色カチオ
ン染料による染色及びリラックス処理を施すこと、 を特徴とする濃色ポリエステル繊維織物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60246824A JPH0689493B2 (ja) | 1985-11-02 | 1985-11-02 | 濃色ポリエステル繊維織物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60246824A JPH0689493B2 (ja) | 1985-11-02 | 1985-11-02 | 濃色ポリエステル繊維織物の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62110945A JPS62110945A (ja) | 1987-05-22 |
| JPH0689493B2 true JPH0689493B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=17154237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60246824A Expired - Lifetime JPH0689493B2 (ja) | 1985-11-02 | 1985-11-02 | 濃色ポリエステル繊維織物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689493B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05277006A (ja) * | 1992-04-01 | 1993-10-26 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | 布 地 |
| JP2576583Y2 (ja) * | 1992-08-31 | 1998-07-16 | ワイケイケイ株式会社 | スライドファスナー用テープ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5112774U (ja) * | 1974-07-11 | 1976-01-30 | ||
| JPS5953738A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-28 | 宮下 信之 | 表裏面が互に異なる色、模様に着色された織物とその製造方法 |
-
1985
- 1985-11-02 JP JP60246824A patent/JPH0689493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62110945A (ja) | 1987-05-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5487936A (en) | Textile fabrics of differential weave comprising multifilament threads wherein individual filaments have a linear density of one decitex or less | |
| EP0889156B1 (en) | Process for producing woven or knitted fabric from yarn-dyed raw silk | |
| JP7410218B2 (ja) | 織布およびその製造方法 | |
| KR100952261B1 (ko) | 경사방향-신장성 직물 및 그의 제조 방법 | |
| GB2287966A (en) | Woven fabrics with coloured effects | |
| JPH0689493B2 (ja) | 濃色ポリエステル繊維織物の製造法 | |
| JPH0665854A (ja) | 遮光性を有する織物の製造方法 | |
| SU711198A1 (ru) | Ткань и способ ее изготовлени | |
| KR100497141B1 (ko) | 차도르의 제조방법 | |
| JPH01148830A (ja) | 二重織物 | |
| EP0266322A2 (en) | Process for the manufacture of blankets and product obtained from said process | |
| CN114045664B (zh) | 面料及其制造方法 | |
| JP2935008B2 (ja) | ポリエステル芯鞘型複合繊維及びその製造方法 | |
| JPH0686714B2 (ja) | 透け防止に優れた白色系織編物 | |
| JPH08296180A (ja) | おぼろ図柄を現出したパイル生地の製造方法 | |
| JPH09241948A (ja) | よこ編物 | |
| KR890001143Y1 (ko) | 표리면 염색층이 형성된 경파일 순견직물 | |
| JPH05247856A (ja) | ピッケ調織物の製造法 | |
| JPS6297987A (ja) | 人工毛皮 | |
| JPH0250226B2 (ja) | ||
| JPH04333637A (ja) | 審美性織物 | |
| JP2000303305A (ja) | 意匠性重ねモアレ布帛 | |
| HK1245363A1 (en) | Woven fabric and method of production thereof | |
| JPS6314104B2 (ja) | ||
| JPS60215838A (ja) | 空羽調織物 |