JPH0689832B2 - 油圧式無段変速機 - Google Patents
油圧式無段変速機Info
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- JPH0689832B2 JPH0689832B2 JP1171636A JP17163689A JPH0689832B2 JP H0689832 B2 JPH0689832 B2 JP H0689832B2 JP 1171636 A JP1171636 A JP 1171636A JP 17163689 A JP17163689 A JP 17163689A JP H0689832 B2 JPH0689832 B2 JP H0689832B2
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- Japan
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- motor
- hydraulic
- shaft
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- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧ポンプと油圧モータとから構成される油
圧式無段変速機に関する。
圧式無段変速機に関する。
(従来の技術) 少なくともいずれか一方の容量が可変となった油圧ポン
プと油圧モータを組み合わせた油圧式無段変速機は従来
から種々の形式のものが知られており、また実用化され
ている。
プと油圧モータを組み合わせた油圧式無段変速機は従来
から種々の形式のものが知られており、また実用化され
ている。
例えば、特公昭32−7159号公報、特開昭62−224769号公
報等に開示されているように、固定容量斜板アキシャル
ポンプと可変容量斜板アキシャルモータとを組み合わせ
た油圧式無段変速機がある。この変速機においては、ポ
ンプ斜板とモータシリンダとが一体結合されており、モ
ータ斜板が軸と直角になりモータ容量が零となったとき
には、ポンプとモータが直結して一体回転する形式、す
なわちハイドルメカニカル(HMT)形式の変速機が構成
されている。
報等に開示されているように、固定容量斜板アキシャル
ポンプと可変容量斜板アキシャルモータとを組み合わせ
た油圧式無段変速機がある。この変速機においては、ポ
ンプ斜板とモータシリンダとが一体結合されており、モ
ータ斜板が軸と直角になりモータ容量が零となったとき
には、ポンプとモータが直結して一体回転する形式、す
なわちハイドルメカニカル(HMT)形式の変速機が構成
されている。
このようなアキシャル式のポンプ、モータを用いるもの
ばかりでなく、ラジアル式のポンプ、モータを用いるも
のを数多く知られている。例えば、特公昭45−39365号
公報に開示のものがあり、この公報に開示の油圧ユニッ
トは、プランジャとしてボールを用い、外周側に配置さ
れた偏心カム部材によりこのボールをシリンダ内でラジ
アル方向に往復動させて、ポンプもしくはモータ作用を
行うように構成されている。
ばかりでなく、ラジアル式のポンプ、モータを用いるも
のを数多く知られている。例えば、特公昭45−39365号
公報に開示のものがあり、この公報に開示の油圧ユニッ
トは、プランジャとしてボールを用い、外周側に配置さ
れた偏心カム部材によりこのボールをシリンダ内でラジ
アル方向に往復動させて、ポンプもしくはモータ作用を
行うように構成されている。
(発明が解決しようとする課題) このような油圧式無段変速機においては、その構成はで
きる限りシンプルで且つコンパクであることが要求され
る。ところが、このような油圧式無段変速機を自動車等
に用いる場合、ポンプおよびモータの容量の可変制御が
可能で且つその制御が容易であり、種々の走行要求に対
しても充分な対応が可能であることが望ましい。
きる限りシンプルで且つコンパクであることが要求され
る。ところが、このような油圧式無段変速機を自動車等
に用いる場合、ポンプおよびモータの容量の可変制御が
可能で且つその制御が容易であり、種々の走行要求に対
しても充分な対応が可能であることが望ましい。
本発明はこのような事情に鑑みたもので、シンプル且つ
コンパクトな構成で、種々の制御に対応可能なような油
圧式無段変速機を提供することを目的とする。
コンパクトな構成で、種々の制御に対応可能なような油
圧式無段変速機を提供することを目的とする。
ロ.発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明においては、
ポンプシリンダケーシングと、このポンプシリンダケー
シングに対し回転自在なポンプシャフトと、このポンプ
シャフトと一体回転するポンプ用カム部材と、ポンプシ
リンダケーシングに形成された複数のシリンダ孔内にそ
れぞれ摺動自在に挿入された複数のポンププランジャと
を有し、ポンプシャフトと一体回転されるポンプ用カム
部材によりポンププランジャをシリンダ孔内で往復動さ
せ油の吸入・吐出を行わせるようにした油圧ポンプと、
モータシリンダケーシングと、このモータシリンダケー
シングに対し回転自在なモータシャフトと、このモータ
シャフトと一体回転するモータ用カム部材と、モータシ
リンダケーシングに形成された複数のシリンダ孔内にそ
れぞれ摺動自在に挿入された複数のモータプランジャと
を有し、油圧ポンプからの吐出油によりモータプランジ
ャをシリンダ孔内で往復動させるとともにこの往復動を
モータ用カム部材を介してモータシャフトに伝達してこ
れを回転駆動するようにした油圧モータと、モータシリ
ンダケーシングを固定支持するとともにポンプシリンダ
ケーシングを回転自在に支持する変速機ハウジングとに
よって、油圧式無段変速機を構成しており、且つ、ポン
プシリンダケーシングとモータシャフトとを連結してい
る。
ポンプシリンダケーシングと、このポンプシリンダケー
シングに対し回転自在なポンプシャフトと、このポンプ
シャフトと一体回転するポンプ用カム部材と、ポンプシ
リンダケーシングに形成された複数のシリンダ孔内にそ
れぞれ摺動自在に挿入された複数のポンププランジャと
を有し、ポンプシャフトと一体回転されるポンプ用カム
部材によりポンププランジャをシリンダ孔内で往復動さ
せ油の吸入・吐出を行わせるようにした油圧ポンプと、
モータシリンダケーシングと、このモータシリンダケー
シングに対し回転自在なモータシャフトと、このモータ
シャフトと一体回転するモータ用カム部材と、モータシ
リンダケーシングに形成された複数のシリンダ孔内にそ
れぞれ摺動自在に挿入された複数のモータプランジャと
を有し、油圧ポンプからの吐出油によりモータプランジ
ャをシリンダ孔内で往復動させるとともにこの往復動を
モータ用カム部材を介してモータシャフトに伝達してこ
れを回転駆動するようにした油圧モータと、モータシリ
ンダケーシングを固定支持するとともにポンプシリンダ
ケーシングを回転自在に支持する変速機ハウジングとに
よって、油圧式無段変速機を構成しており、且つ、ポン
プシリンダケーシングとモータシャフトとを連結してい
る。
この場合において、油圧ポンプおよび油圧モータは、ポ
ンプシリンダおよびモータシリンダがそれぞれほぼ半径
方向に延びて配設されるラジアル式のユニットであって
も良いし、ポンプシリンダおよびモータシリンダがそれ
ぞれほぼ軸方向に延びて配設されるアキシャル式のユニ
ットであっても良い。
ンプシリンダおよびモータシリンダがそれぞれほぼ半径
方向に延びて配設されるラジアル式のユニットであって
も良いし、ポンプシリンダおよびモータシリンダがそれ
ぞれほぼ軸方向に延びて配設されるアキシャル式のユニ
ットであっても良い。
(作用) 上記構成の油圧式無段変速機の場合には、ポンプ用カム
部材によりポンププランジャをシリンダ孔内で往復動さ
せ油の吸入・吐出を行うのであるが、このときの往復動
のストロークを可変制御することにより可変油圧ポンプ
となり、同様に、油圧モータにおいて、油圧ポンプから
の吐出油によりモータプランジャをシリンダ孔内で往復
動させるときでの往復動ストロークを可変制御すること
により可変容量油圧モータとなる。このため、ポンプお
よびモータの少なくとも一方を可変容量制御可能な構成
にすることにより、変速比を無段階に制御可能な油圧式
無段変速機が得られる。
部材によりポンププランジャをシリンダ孔内で往復動さ
せ油の吸入・吐出を行うのであるが、このときの往復動
のストロークを可変制御することにより可変油圧ポンプ
となり、同様に、油圧モータにおいて、油圧ポンプから
の吐出油によりモータプランジャをシリンダ孔内で往復
動させるときでの往復動ストロークを可変制御すること
により可変容量油圧モータとなる。このため、ポンプお
よびモータの少なくとも一方を可変容量制御可能な構成
にすることにより、変速比を無段階に制御可能な油圧式
無段変速機が得られる。
なお、油圧モータの容量を可変制御にしてこの容量を零
にすれば油圧ロック状態となり、ポンプシリンダケーシ
ングとモータシャフトとが連結しているので、ポンプシ
ャフトとモータシャフトが直結状態となり変速比1.0の
状態となる。
にすれば油圧ロック状態となり、ポンプシリンダケーシ
ングとモータシャフトとが連結しているので、ポンプシ
ャフトとモータシャフトが直結状態となり変速比1.0の
状態となる。
上記の場合においへ、ラジアル式ポンプもしくはモータ
の場合にはカム部材として偏心カムが用いられ、この偏
心カムの偏心量を調整して可変容量制御が可能であり、
アキシャル式ポンプもしくはモータの場合にはカム部材
として斜板が用いられ、この斜板の傾斜角を調整して可
変容量制御が可能である。
の場合にはカム部材として偏心カムが用いられ、この偏
心カムの偏心量を調整して可変容量制御が可能であり、
アキシャル式ポンプもしくはモータの場合にはカム部材
として斜板が用いられ、この斜板の傾斜角を調整して可
変容量制御が可能である。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例について
説明する。
説明する。
第1図に、本発明に係る油圧式無段変速機CVTを示して
いる。この油圧式無段変速機CVTは、変速機ハウジング
1内に配置したラジアル式油圧ポンプPと、ラジアル式
油圧モータMとから構成される。これら油圧ポンプPお
よび油圧モータMはともにその容量を可変制御可能であ
り、いずれか一方もしくは両方の容量を可変制御してポ
ンプメインシャフト(変速機入力軸)12の回転を無段階
に変速してモータメインシャフト(変速機出力軸)51に
伝達する。
いる。この油圧式無段変速機CVTは、変速機ハウジング
1内に配置したラジアル式油圧ポンプPと、ラジアル式
油圧モータMとから構成される。これら油圧ポンプPお
よび油圧モータMはともにその容量を可変制御可能であ
り、いずれか一方もしくは両方の容量を可変制御してポ
ンプメインシャフト(変速機入力軸)12の回転を無段階
に変速してモータメインシャフト(変速機出力軸)51に
伝達する。
変速機ハウジング1は、3分割されており、第1ハウジ
ング1aと第2ハウジング1bとに囲まれた第1空間8a内に
油圧ポンプPが配設され、第2ハウジング1bと第3ハウ
ジング1cとに囲まれた第2空間8b内に油圧モータMが配
設されている。
ング1aと第2ハウジング1bとに囲まれた第1空間8a内に
油圧ポンプPが配設され、第2ハウジング1bと第3ハウ
ジング1cとに囲まれた第2空間8b内に油圧モータMが配
設されている。
まず、油圧ポンプPについて、矢印II−IIに沿った断面
を示す第2図を併用して説明する。
を示す第2図を併用して説明する。
油圧ポンプPは、ボールベアリング31a,31bを介して変
速機ハウジング1により回転自在に支持されたポンプケ
ーシング11を有する。このケーシング11は、2分割され
た左右ケーシング11a,11bを複数のボルト35により締め
付けて構成されている。
速機ハウジング1により回転自在に支持されたポンプケ
ーシング11を有する。このケーシング11は、2分割され
た左右ケーシング11a,11bを複数のボルト35により締め
付けて構成されている。
ポンプメインシャフト12は外部からの駆動を可能にする
ため外方に突出しており、その内側端面にはメインシャ
フト12の軸心C1から距離L1だけ偏心した軸心C2を有する
クランクピン14がメインシャフト12と一体に形成されて
いる。クランクピン14の先端部はシャフト支持部材13に
嵌合結合している。ポンプメインシャフト12,クランク
ピン14およびシャフト支持部材13は一体となって、ボー
ルベアリング32a,32bを介してポンプケーシング11によ
り回転自在に支持されており、その回転軸は軸心C1であ
る。このため、クランクピン14の軸心C2は軸心C1を中心
とした公転運動を行う。なお、メインシャフト12とベア
リング32aとの間には、後述するニードルベアリング34
および回動スリーブ16が配設されている。
ため外方に突出しており、その内側端面にはメインシャ
フト12の軸心C1から距離L1だけ偏心した軸心C2を有する
クランクピン14がメインシャフト12と一体に形成されて
いる。クランクピン14の先端部はシャフト支持部材13に
嵌合結合している。ポンプメインシャフト12,クランク
ピン14およびシャフト支持部材13は一体となって、ボー
ルベアリング32a,32bを介してポンプケーシング11によ
り回転自在に支持されており、その回転軸は軸心C1であ
る。このため、クランクピン14の軸心C2は軸心C1を中心
とした公転運動を行う。なお、メインシャフト12とベア
リング32aとの間には、後述するニードルベアリング34
および回動スリーブ16が配設されている。
クランクピン14には、クランクピン軸心C2から距離L2だ
け偏心した軸心C3を有する偏心カラー15が回動自在に取
り付けられている。この偏心カラー15の右側部には内歯
車15aが形成されており、この内歯車15aは回動スリーブ
16の外歯車16aと噛合する。
け偏心した軸心C3を有する偏心カラー15が回動自在に取
り付けられている。この偏心カラー15の右側部には内歯
車15aが形成されており、この内歯車15aは回動スリーブ
16の外歯車16aと噛合する。
回動スリーブ16はニードルベアリング34によりメインシ
ャフト12に対して回動自在となっている。ところが、こ
のメインシャフト12には、このシャフト12の外歯スプラ
イン12aと噛合する内歯スプライン17bを有した摺動スリ
ーブ17が軸方向に摺動自在に取り付けられており、この
摺動スリーブ17の外歯スプライン17aが上記回動スリー
ブ16の内歯スプライン16bと噛合している。このため、
メインシャフト12,摺動スリーブ17,回動スリーブ16およ
び偏心カラー15は、一体回転する。この場合、偏心カラ
ー15の軸心C3は、メインシャフト12の軸心C1を中心とし
た公転運動を行う。
ャフト12に対して回動自在となっている。ところが、こ
のメインシャフト12には、このシャフト12の外歯スプラ
イン12aと噛合する内歯スプライン17bを有した摺動スリ
ーブ17が軸方向に摺動自在に取り付けられており、この
摺動スリーブ17の外歯スプライン17aが上記回動スリー
ブ16の内歯スプライン16bと噛合している。このため、
メインシャフト12,摺動スリーブ17,回動スリーブ16およ
び偏心カラー15は、一体回転する。この場合、偏心カラ
ー15の軸心C3は、メインシャフト12の軸心C1を中心とし
た公転運動を行う。
このような構成から分かるように、偏心カラー15の内歯
車15a、回動スリーブ16および摺動スリーブ17により、
偏心カラー15の回転を拘束する拘束手段が構成され、こ
の拘束手段と偏心カラー15とにより請求の範囲に言うポ
ンプ用カム部材が構成される。
車15a、回動スリーブ16および摺動スリーブ17により、
偏心カラー15の回転を拘束する拘束手段が構成され、こ
の拘束手段と偏心カラー15とにより請求の範囲に言うポ
ンプ用カム部材が構成される。
ここで、摺動スリーブ17の内歯スプライン17bおよびメ
インシャフト12の外歯スプライン12aはストレートスプ
ラインであり、摺動スリーブ17の外歯スプライン17aお
よび回動スリーブ16の内歯スプライン16bはヘリカルス
プラインである。このため、摺動スリーブ17を軸方向に
摺動させるとヘリカルスプラインにより回動スリーブ16
がメインシャフト12に対し相対回転される。この回動ス
リーブ16の回転は、歯車16a,15aを介して偏心カラー15
に伝達され、偏心カラー15はクランクピン14を中心とし
て回動される。このことから分かるように、上述の拘束
手段は、偏心カラー15の回転位置を調整する位置調整機
能を有している。
インシャフト12の外歯スプライン12aはストレートスプ
ラインであり、摺動スリーブ17の外歯スプライン17aお
よび回動スリーブ16の内歯スプライン16bはヘリカルス
プラインである。このため、摺動スリーブ17を軸方向に
摺動させるとヘリカルスプラインにより回動スリーブ16
がメインシャフト12に対し相対回転される。この回動ス
リーブ16の回転は、歯車16a,15aを介して偏心カラー15
に伝達され、偏心カラー15はクランクピン14を中心とし
て回動される。このことから分かるように、上述の拘束
手段は、偏心カラー15の回転位置を調整する位置調整機
能を有している。
この偏心カラー15の回動の場合の軸心C3の移動を第3図
に示す。この図では、クランクピン14に対して偏心カラ
ー15が時計回りに90゜回動された場合を示している。最
初は、メインシャフト12の軸心C1、クランクピン14の軸
心C2および偏心カラー15の軸心C3は同一直線上に並んで
位置しており、この状態から偏心カラー15がクランクピ
ン14回りに90゜回動されると、偏心カラー15の軸心は
C3′で示す位置に移動する。このため、メインシャフト
12の軸心C1と偏心カラー15の軸心C3との距離(偏心カラ
ー15の軸心C3のメインシャフト12の軸心C1に対する公転
半径)L3は、距離L3′(<L3)となる。
に示す。この図では、クランクピン14に対して偏心カラ
ー15が時計回りに90゜回動された場合を示している。最
初は、メインシャフト12の軸心C1、クランクピン14の軸
心C2および偏心カラー15の軸心C3は同一直線上に並んで
位置しており、この状態から偏心カラー15がクランクピ
ン14回りに90゜回動されると、偏心カラー15の軸心は
C3′で示す位置に移動する。このため、メインシャフト
12の軸心C1と偏心カラー15の軸心C3との距離(偏心カラ
ー15の軸心C3のメインシャフト12の軸心C1に対する公転
半径)L3は、距離L3′(<L3)となる。
なお、この距離L3は、上記最初の状態(C1,C2,C3が同一
直線上に並んだ状態)で最大であり、この状態から偏心
カラー15の回動に応じて距離L3は漸減し、これが180゜
回動したときに最小となる。この最小の場合で、軸C1に
対する軸C2の偏心距離L1と、軸C2に対する軸C3の偏心距
離L2とが等しい場合には、上記距離(公転半径)L3は零
となる。
直線上に並んだ状態)で最大であり、この状態から偏心
カラー15の回動に応じて距離L3は漸減し、これが180゜
回動したときに最小となる。この最小の場合で、軸C1に
対する軸C2の偏心距離L1と、軸C2に対する軸C3の偏心距
離L2とが等しい場合には、上記距離(公転半径)L3は零
となる。
すなわち、摺動スリーブ17を軸方向に移動させることに
より、偏心カラー15のメインシャフト12に対する偏心距
離(公転半径)L3を変えることができる。この摺動スリ
ーブ17の移動は、先端18aが摺動スリーブ17の溝17cに係
合し、軸19を中心に回動自在なレバー18を回動させるこ
とにより行われる。
より、偏心カラー15のメインシャフト12に対する偏心距
離(公転半径)L3を変えることができる。この摺動スリ
ーブ17の移動は、先端18aが摺動スリーブ17の溝17cに係
合し、軸19を中心に回動自在なレバー18を回動させるこ
とにより行われる。
一方、偏心カラー15には、ニードルベアリング33により
相対回転自在に連結リング20が取り付けられる。このた
め、連結リング20は軸心C3を中心に偏心カラー15上を回
転可能となっている。さらに、この連結リング20の回り
には、半径方向放射状に7個のポンプシリンダ25が配設
されている。これら各シリンダ25はそれぞれ一対のトラ
ニオン部25bにおいてポンプケーシング11に揺動自在に
取り付けられている。
相対回転自在に連結リング20が取り付けられる。このた
め、連結リング20は軸心C3を中心に偏心カラー15上を回
転可能となっている。さらに、この連結リング20の回り
には、半径方向放射状に7個のポンプシリンダ25が配設
されている。これら各シリンダ25はそれぞれ一対のトラ
ニオン部25bにおいてポンプケーシング11に揺動自在に
取り付けられている。
そして、各シリンダ25のシリンダ孔25aは内径側に開口
するとともに、各シリンダ孔25a内に内径側から6個の
ポンププランジャ22および1個のポンププランジャ23が
摺動自在に挿入されている。6個のポンププランジャ22
はそれぞれ、内径側端部22aが、連結リング20に形成さ
れた6箇所のアーム部20aにピン21により回動自在に連
結されている。残り1個のポンププランジャ23は、その
内径側端部23aが連結リング20と一体結合している。
するとともに、各シリンダ孔25a内に内径側から6個の
ポンププランジャ22および1個のポンププランジャ23が
摺動自在に挿入されている。6個のポンププランジャ22
はそれぞれ、内径側端部22aが、連結リング20に形成さ
れた6箇所のアーム部20aにピン21により回動自在に連
結されている。残り1個のポンププランジャ23は、その
内径側端部23aが連結リング20と一体結合している。
シリンダ孔25aの内部空間は左右トラニオン部25bに成形
された油通孔25c,25dを通って、ポンプケーシング11に
形成された油流入孔3bおよび油流出孔3cに連通する。油
流入孔3bは流入方向の油の流れのみを許容するチェック
バルブ28を介して油路3aに繋がり、さらに、油路3aは油
受け渡しリング27を介して変速機ハウジング1に形成さ
れた第1油路2a,2bに連通する。なお、第1油路2aはス
トレーナ7を介して第2空間8bに連通する。
された油通孔25c,25dを通って、ポンプケーシング11に
形成された油流入孔3bおよび油流出孔3cに連通する。油
流入孔3bは流入方向の油の流れのみを許容するチェック
バルブ28を介して油路3aに繋がり、さらに、油路3aは油
受け渡しリング27を介して変速機ハウジング1に形成さ
れた第1油路2a,2bに連通する。なお、第1油路2aはス
トレーナ7を介して第2空間8bに連通する。
また、油路3cは流出方向の油の流れのみを許容するチェ
ックバルブ29を介して油路3dに繋がり、さらに、油路3d
は油受け渡しリング30を介して変速ハウジングに形成さ
れた第2油路4に連通する。
ックバルブ29を介して油路3dに繋がり、さらに、油路3d
は油受け渡しリング30を介して変速ハウジングに形成さ
れた第2油路4に連通する。
次に、第1図およびこの図の矢印IV−IVに沿った断面を
示す第4図を併用して油圧モータMの構成について説明
する。
示す第4図を併用して油圧モータMの構成について説明
する。
このモータMのケーシングは変速機ハウジング1により
形成されており、モータケーシングは固定保持される。
形成されており、モータケーシングは固定保持される。
モータメインシャフト51は外部への動力取り出しを可能
にするため外方に突出しており、その内側端面にはメイ
ンシャフト51の軸心C4から距離L4だけ偏心した軸心C5を
有するクランクピン53がメインシャフト51と一体に形成
されている。クランクピン53の先端部はシャフト支持部
材52に嵌合結合している。モータメインシャフト51,ク
ランクピン53およびシャフト支持部材52は一体となっ
て、ボールベアリング71a,71bを介して変速機ハウジン
グ(モータケーシング)1により回転自在に支持されて
おり、その回転軸は軸心C4である。このため、クランク
ピン53の軸心C5は軸心C4を中心とした公転運動を行う。
なお、メインシャフト51とベアリング71aとの間には、
後述するニードルベアリング73および回動スリーブ55が
配設され、シャフト支持部材52とベアリング71bとの間
には、後述するニードルベアリング74および回動スリー
ブ86が配設されている。
にするため外方に突出しており、その内側端面にはメイ
ンシャフト51の軸心C4から距離L4だけ偏心した軸心C5を
有するクランクピン53がメインシャフト51と一体に形成
されている。クランクピン53の先端部はシャフト支持部
材52に嵌合結合している。モータメインシャフト51,ク
ランクピン53およびシャフト支持部材52は一体となっ
て、ボールベアリング71a,71bを介して変速機ハウジン
グ(モータケーシング)1により回転自在に支持されて
おり、その回転軸は軸心C4である。このため、クランク
ピン53の軸心C5は軸心C4を中心とした公転運動を行う。
なお、メインシャフト51とベアリング71aとの間には、
後述するニードルベアリング73および回動スリーブ55が
配設され、シャフト支持部材52とベアリング71bとの間
には、後述するニードルベアリング74および回動スリー
ブ86が配設されている。
クランクピン53には、クランクピン軸心C5から距離L5だ
け偏心した軸心C6を有する偏心カラー54が回動自在に取
り付けられている。この偏心カラー54の左側部には内歯
車54aが形成されており、この内歯車54aは回動スリーブ
55の外歯車55aと噛合する。
け偏心した軸心C6を有する偏心カラー54が回動自在に取
り付けられている。この偏心カラー54の左側部には内歯
車54aが形成されており、この内歯車54aは回動スリーブ
55の外歯車55aと噛合する。
回動スリーブ55はニードルベアリング73によりメインシ
ャフト51に対して回動自在となっている。ところが、こ
のメインシャフト51には、このシャフト51の外歯スプラ
イン51aと噛合する内歯スプライン56bを有した摺動スリ
ーブ56が軸方向に摺動自在に取り付けられており、この
摺動スリーブ56の外歯スプライン56aが上記回動スリー
ブ55の内歯スプライ55bと噛合している。このため、メ
インシャフト51,摺動スリーブ56,回動スリーブ55および
偏心カラー54は、一体回転する。この場合、偏心カラー
54の軸心C6は、メインシャフト51の軸心C4を中心とした
公転運動を行う。
ャフト51に対して回動自在となっている。ところが、こ
のメインシャフト51には、このシャフト51の外歯スプラ
イン51aと噛合する内歯スプライン56bを有した摺動スリ
ーブ56が軸方向に摺動自在に取り付けられており、この
摺動スリーブ56の外歯スプライン56aが上記回動スリー
ブ55の内歯スプライ55bと噛合している。このため、メ
インシャフト51,摺動スリーブ56,回動スリーブ55および
偏心カラー54は、一体回転する。この場合、偏心カラー
54の軸心C6は、メインシャフト51の軸心C4を中心とした
公転運動を行う。
ここで、摺動スリーブ56の内歯スプライン56bおよびメ
インシャフト51の外歯スプライン51aはストレートスプ
ラインであり、摺動スリーブ56の外歯スプライン56aお
よび回動スリーブ55の内歯スプライ55bはヘリカルスプ
ラインである。このため、摺動スリーブ56を軸方向に摺
動させるとヘリカルスプラインにより回動スリーブ55が
メインシャフト51に対し相対回転される。この回動スリ
ーブ55の回転は、歯車55a,54aを介して偏心カラー54に
伝達され、偏心カラー54はクランクピン53を中心として
回動される。
インシャフト51の外歯スプライン51aはストレートスプ
ラインであり、摺動スリーブ56の外歯スプライン56aお
よび回動スリーブ55の内歯スプライ55bはヘリカルスプ
ラインである。このため、摺動スリーブ56を軸方向に摺
動させるとヘリカルスプラインにより回動スリーブ55が
メインシャフト51に対し相対回転される。この回動スリ
ーブ55の回転は、歯車55a,54aを介して偏心カラー54に
伝達され、偏心カラー54はクランクピン53を中心として
回動される。
この偏心カラー54の回動の場合の軸心C6の移動を第5図
に示す。この図では、クランクピン53に対して偏心カラ
ー54が時計回りに90゜回動された場合を示している。最
初は、メインシャフト51の軸心C4、クランクピン53の軸
心C5および偏心カラー54の軸心C6は同一直線上に並んで
位置しており、この状態から偏心カラー54がクランクピ
ン53回りに90゜回動されると、偏心カラー54の軸心は
C6′で示す位置に移動する。このため、メインシャフト
51の軸心C4と偏心カラー54の軸心C6との距離(偏心カラ
ー54の軸心C6のメインシャフト51の軸心C4に対する公転
半径)L6は、距離L6′(<L6)となる。
に示す。この図では、クランクピン53に対して偏心カラ
ー54が時計回りに90゜回動された場合を示している。最
初は、メインシャフト51の軸心C4、クランクピン53の軸
心C5および偏心カラー54の軸心C6は同一直線上に並んで
位置しており、この状態から偏心カラー54がクランクピ
ン53回りに90゜回動されると、偏心カラー54の軸心は
C6′で示す位置に移動する。このため、メインシャフト
51の軸心C4と偏心カラー54の軸心C6との距離(偏心カラ
ー54の軸心C6のメインシャフト51の軸心C4に対する公転
半径)L6は、距離L6′(<L6)となる。
なお、この距離L6は、油圧ポンプPの場合と同様に、上
記最初の状態(C4,C5,C6が同一直線上に並んだ状態)で
最大であり、この状態から偏心カラー54が180゜回動し
たときに最小となる。この最小の場合で、軸C4に対する
軸C5の偏心距離L4と、軸C5に対する軸C6の偏心距離L5と
が等しい場合には、上記距離(公転半径)L6は零とな
る。
記最初の状態(C4,C5,C6が同一直線上に並んだ状態)で
最大であり、この状態から偏心カラー54が180゜回動し
たときに最小となる。この最小の場合で、軸C4に対する
軸C5の偏心距離L4と、軸C5に対する軸C6の偏心距離L5と
が等しい場合には、上記距離(公転半径)L6は零とな
る。
このように、摺動スリーブ56を軸方向に移動させること
により、偏心カラー54のメインシャフト51に対する偏心
距離(公転半径)L6を変えることができる。この摺動ス
リーブ56の移動は、先端58aが摺動スリーブ56の溝56cに
係合し、軸59を中心に回動自在なレバー58を回動させる
ことにより行われる。
により、偏心カラー54のメインシャフト51に対する偏心
距離(公転半径)L6を変えることができる。この摺動ス
リーブ56の移動は、先端58aが摺動スリーブ56の溝56cに
係合し、軸59を中心に回動自在なレバー58を回動させる
ことにより行われる。
一方、偏心カラー54には、ニードルベアリング72により
相対回転自在に環状のガイドリング60が取り付けられ
る。このため、ガイドリング60は軸心C6を中心に偏心カ
ラー54上を回転自在となっている。さらに、このガイド
リング60の回りには、半径方向放射状に5個のモータシ
リンダ62が配設されている。これら各シリンダ62はそれ
ぞれ一対のトラニオン部62bにおいて変速機ハウジング
(モータケーシング)1に揺動自在に取り付けられてい
る。
相対回転自在に環状のガイドリング60が取り付けられ
る。このため、ガイドリング60は軸心C6を中心に偏心カ
ラー54上を回転自在となっている。さらに、このガイド
リング60の回りには、半径方向放射状に5個のモータシ
リンダ62が配設されている。これら各シリンダ62はそれ
ぞれ一対のトラニオン部62bにおいて変速機ハウジング
(モータケーシング)1に揺動自在に取り付けられてい
る。
そして、各シリンダ62のシリンダ孔62aは内径側に開口
するとともに、各シリンダ孔62a内に内径側から5個の
モータプランジャ61が摺動自在に挿入されている。5個
のポンププランジャ61はそれぞれ、内径側端面61aが、
ガイドリング60の外周面60aに当接している。
するとともに、各シリンダ孔62a内に内径側から5個の
モータプランジャ61が摺動自在に挿入されている。5個
のポンププランジャ61はそれぞれ、内径側端面61aが、
ガイドリング60の外周面60aに当接している。
シリンダ孔62aの内部空間はトラニオン部62bに成形され
た油通孔62cを通って、変速機ハウジング1に形成され
た第3油路5と連通している。
た油通孔62cを通って、変速機ハウジング1に形成され
た第3油路5と連通している。
以上のように構成された油圧ポンプPおよび油圧モータ
Mにおいて、ポンプケーシング11bに形成された内歯ス
プライン11cと、モータメインシャフト51に一体結合さ
れたシャフト支持部材52に形成された外歯スプライ52b
と噛合しており、ポンプケーシング11とモータメインシ
ャフト51とは連結されて一体回転するようになってい
る。
Mにおいて、ポンプケーシング11bに形成された内歯ス
プライン11cと、モータメインシャフト51に一体結合さ
れたシャフト支持部材52に形成された外歯スプライ52b
と噛合しており、ポンプケーシング11とモータメインシ
ャフト51とは連結されて一体回転するようになってい
る。
さらに、以上の構成において、油圧ポンプPから第2油
路4に流出される油を、膨張行程にある油圧モータMの
シリンダ孔62a内へ供給し、収縮行程にある油圧モータ
Mのシリンダ孔62a内の油を、油圧ポンプPの吸入側に
繋がる第2油路2aへ流出させるため、分配機構80が油圧
モータMの側方に設けられている。
路4に流出される油を、膨張行程にある油圧モータMの
シリンダ孔62a内へ供給し、収縮行程にある油圧モータ
Mのシリンダ孔62a内の油を、油圧ポンプPの吸入側に
繋がる第2油路2aへ流出させるため、分配機構80が油圧
モータMの側方に設けられている。
この分配機構80について、第1図および矢印VI−VIに沿
った断面を示す第6図に基づいて説明する。
った断面を示す第6図に基づいて説明する。
この分配機構80は、変速機ハウジング1の内側壁に固設
された固定ボディ81を有し、この固定ボディ81には、油
圧モータMの各シリンダ62に対応して半径方向に延びた
スプール挿入孔81dが5箇所に形成されている。各スプ
ール挿入孔81dには、分配スプール82が摺動自在に挿入
されており、各スプール82の外端部は外周保持リング84
に保持され、内端部は回動スリーブ86に取り付けられた
ボールベアリング85の外周面85aに当接している。
された固定ボディ81を有し、この固定ボディ81には、油
圧モータMの各シリンダ62に対応して半径方向に延びた
スプール挿入孔81dが5箇所に形成されている。各スプ
ール挿入孔81dには、分配スプール82が摺動自在に挿入
されており、各スプール82の外端部は外周保持リング84
に保持され、内端部は回動スリーブ86に取り付けられた
ボールベアリング85の外周面85aに当接している。
回動スリーブ86はボールベアリング71bにより変速機ハ
ウジング1に回転自在に支持されており、モータメイン
シャフト51の軸心C4を中心に回転自在となっている。但
し、ボールベアリング85は、この軸心C4から偏心した軸
心C7を中心として回転するように偏心して回動スリーブ
86に取り付けられている。このため、回動スリーブ86が
軸心C4を中心に回転されると、軸心C7は軸心C4を中心と
して公転運動を行い、ボールベアリング85はこの軸心C7
の公転運動に合わせて偏心運動を行い、スプール82は挿
入孔81d内において軸心C7の偏心量に相当する距離の往
復運動を行う。
ウジング1に回転自在に支持されており、モータメイン
シャフト51の軸心C4を中心に回転自在となっている。但
し、ボールベアリング85は、この軸心C4から偏心した軸
心C7を中心として回転するように偏心して回動スリーブ
86に取り付けられている。このため、回動スリーブ86が
軸心C4を中心に回転されると、軸心C7は軸心C4を中心と
して公転運動を行い、ボールベアリング85はこの軸心C7
の公転運動に合わせて偏心運動を行い、スプール82は挿
入孔81d内において軸心C7の偏心量に相当する距離の往
復運動を行う。
また、回動スリーブ86の内歯スプライン86aは摺動スリ
ーブ87の外歯スプライン87aと噛合し、摺動スリーブ87
の内歯スプライン87bはシャフト支持部材52の外歯スプ
ライン52aと噛合しており、回動スリーブ86および摺動
スリーブ87はモータメインシャフト51と一体回転する。
ーブ87の外歯スプライン87aと噛合し、摺動スリーブ87
の内歯スプライン87bはシャフト支持部材52の外歯スプ
ライン52aと噛合しており、回動スリーブ86および摺動
スリーブ87はモータメインシャフト51と一体回転する。
摺動スリーブ87は軸方向に摺動自在であり、先端88aが
溝87cに係合し、軸89を中心に回動自在なレバー88を回
動させることにより左右に摺動される。上記内歯スプラ
イン86aおよび外歯スプライン87aがヘリカルスプライン
であり、内歯スプライン87bおよび外歯スプライン52aが
ストレートスプライであり、レバー88の回動により摺動
スリーブ87を摺動させれば、ヘリカルスプラインの作用
により、回動スリーブ86が軸心C4を中心に回動される。
溝87cに係合し、軸89を中心に回動自在なレバー88を回
動させることにより左右に摺動される。上記内歯スプラ
イン86aおよび外歯スプライン87aがヘリカルスプライン
であり、内歯スプライン87bおよび外歯スプライン52aが
ストレートスプライであり、レバー88の回動により摺動
スリーブ87を摺動させれば、ヘリカルスプラインの作用
により、回動スリーブ86が軸心C4を中心に回動される。
固定ボディ81には、第2油路4に連通する第1連通孔81
aと、第3油路5に連通する第2連通孔81bと、第1油路
2aと連通した環状の溝6に連通する第3連通孔81cと
が、スプール挿入孔81dに連通して形成されている。ま
た、スプール82には図示のようなスプール溝82aが形成
されており、スプール82のスプール挿入孔81d内での往
復運動に応じて、スプール溝82dにより、第1連通孔81a
と第2連通孔81bとが連通したり、第2連通孔81bと第3
連通孔81cとが連通したりするようになっている。具体
的には、上述したボールベアリング85の公転運動によ
り、分配スプール82が外方に移動されると、第2連通孔
81bと第3連通孔81cとが連通され、分配スプール82が内
方に移動されると第1連通孔81aと第2連通孔81bとが連
通される。
aと、第3油路5に連通する第2連通孔81bと、第1油路
2aと連通した環状の溝6に連通する第3連通孔81cと
が、スプール挿入孔81dに連通して形成されている。ま
た、スプール82には図示のようなスプール溝82aが形成
されており、スプール82のスプール挿入孔81d内での往
復運動に応じて、スプール溝82dにより、第1連通孔81a
と第2連通孔81bとが連通したり、第2連通孔81bと第3
連通孔81cとが連通したりするようになっている。具体
的には、上述したボールベアリング85の公転運動によ
り、分配スプール82が外方に移動されると、第2連通孔
81bと第3連通孔81cとが連通され、分配スプール82が内
方に移動されると第1連通孔81aと第2連通孔81bとが連
通される。
以上のように構成された油圧式無段変速機CVTの作動に
ついて説明する。
ついて説明する。
この変速機CVTの駆動はポンプメインシャフト(変速機
入力軸)12を回転駆動することにより行われる。ポンプ
メインシャフト12が回転駆動されると、このシャフト12
と一体に偏心カラー15が回転し、この偏心カラー15に相
対回転自在に取り付けられた連結リング20はポンプメイ
ンシャフト12の軸心C1を中心とした偏心カラー15の軸心
C3の公転運動と同じ公転運動を行う。このため、連結リ
ング20に連結されたポンププランジャ22および23はポン
プシリンダ25のシリンダ孔25a内で往復運動する。
入力軸)12を回転駆動することにより行われる。ポンプ
メインシャフト12が回転駆動されると、このシャフト12
と一体に偏心カラー15が回転し、この偏心カラー15に相
対回転自在に取り付けられた連結リング20はポンプメイ
ンシャフト12の軸心C1を中心とした偏心カラー15の軸心
C3の公転運動と同じ公転運動を行う。このため、連結リ
ング20に連結されたポンププランジャ22および23はポン
プシリンダ25のシリンダ孔25a内で往復運動する。
ここで、ポンププランジャ23が連結リング20と一体結合
されているが、これが他のプランジャ22と同様にピン21
により回動自在に連結されている場合には、第7図に示
すように、ポンプケーシング11に対し連結リング20が自
由に相対回転する。このため、メインシャフト12の矢印
A方向の回転に応じて連結リング20もA方向に回転し、
図示のようにシリンダ25の外面がケーシング11bのボル
ト35用フランジ11dに当接するという問題や、このフラ
ンジ11dが充分に離れている場合にはプランジャ22がシ
リンダ25から抜け出すという問題があり、これではプラ
ンジャ22の確実な往復運動が得られない。このため、本
例では、1個のプランジャ23が連結リング20に一体結合
され、ケーシング11に対する連結リング20の所定以上の
相対回転変位を阻止する。これにより、連結リング20の
公転運動に伴い、ポンププランジャ22および23はポンプ
シリンダ25のシリンダ孔25a内でスムーズに往復運動す
る。
されているが、これが他のプランジャ22と同様にピン21
により回動自在に連結されている場合には、第7図に示
すように、ポンプケーシング11に対し連結リング20が自
由に相対回転する。このため、メインシャフト12の矢印
A方向の回転に応じて連結リング20もA方向に回転し、
図示のようにシリンダ25の外面がケーシング11bのボル
ト35用フランジ11dに当接するという問題や、このフラ
ンジ11dが充分に離れている場合にはプランジャ22がシ
リンダ25から抜け出すという問題があり、これではプラ
ンジャ22の確実な往復運動が得られない。このため、本
例では、1個のプランジャ23が連結リング20に一体結合
され、ケーシング11に対する連結リング20の所定以上の
相対回転変位を阻止する。これにより、連結リング20の
公転運動に伴い、ポンププランジャ22および23はポンプ
シリンダ25のシリンダ孔25a内でスムーズに往復運動す
る。
このようにしてプランジャ22,23が往復運動すると、チ
ェックバルブ28,29の作用により、プランジャ22,23が膨
張行程にあるシリンダ室内に、第1油路2a,2b、油流入
孔3a,3bおよび油通孔25cを通って油が吸入され、収縮行
程にあるシリンダ室内から油通孔25dおよび油流出孔3c
を通って油が第2油路4に吐出される。この場合におい
て、各プランジャ22,23は連結リング20に繋がっている
ので、連結リング20から各プランジャ22,23へ、このプ
ランジャ22,23を押す方向および引っ張る方向の両方向
の力および運動の伝達が可能である。このため、チャー
ジポンプによる吸入側の与圧等を行わなくても、膨張行
程にあるシリンダ室内への油の吸入も問題なく行わせる
ことができる。
ェックバルブ28,29の作用により、プランジャ22,23が膨
張行程にあるシリンダ室内に、第1油路2a,2b、油流入
孔3a,3bおよび油通孔25cを通って油が吸入され、収縮行
程にあるシリンダ室内から油通孔25dおよび油流出孔3c
を通って油が第2油路4に吐出される。この場合におい
て、各プランジャ22,23は連結リング20に繋がっている
ので、連結リング20から各プランジャ22,23へ、このプ
ランジャ22,23を押す方向および引っ張る方向の両方向
の力および運動の伝達が可能である。このため、チャー
ジポンプによる吸入側の与圧等を行わなくても、膨張行
程にあるシリンダ室内への油の吸入も問題なく行わせる
ことができる。
第2油路4に吐出された油は、分配機構80により、膨張
行程側にあるモータシリンダ孔62a内に供給され、この
シリンダ孔62a内のモータプランジャ61を膨張方向に移
動させる。モータプランジャ61の膨張方向への移動に応
じて、このモータプランジャ61の内径側端面61aが当接
するガイドリング60が押圧され、偏心カラー54が回転駆
動される。この偏心カラー54は前述のようにモータメイ
ンシャフト51と一体回転するため、このモータメインシ
ャフト51も回転駆動される。なお、偏心カラー54の回転
に伴い、収縮側にあるモータプランジャ61が収縮され、
このプランジャ61が挿入されたシリンダ孔62a内の油
は、分配機構80を介して溝6に排出され、この溝6に連
通する第1油路2a,2bに供給される。
行程側にあるモータシリンダ孔62a内に供給され、この
シリンダ孔62a内のモータプランジャ61を膨張方向に移
動させる。モータプランジャ61の膨張方向への移動に応
じて、このモータプランジャ61の内径側端面61aが当接
するガイドリング60が押圧され、偏心カラー54が回転駆
動される。この偏心カラー54は前述のようにモータメイ
ンシャフト51と一体回転するため、このモータメインシ
ャフト51も回転駆動される。なお、偏心カラー54の回転
に伴い、収縮側にあるモータプランジャ61が収縮され、
このプランジャ61が挿入されたシリンダ孔62a内の油
は、分配機構80を介して溝6に排出され、この溝6に連
通する第1油路2a,2bに供給される。
このようにポンプメインシャフト12が駆動されると、油
圧ポンプPの吐出油が油圧モータMに供給されてこの油
圧モータMが駆動される。なお、油圧モータMを駆動し
た油は溝6に排出され、第1油路2a,2bを介して再び油
圧ポンプPに吸入されるのであるが、途中の漏れ分等
は、ストレーナ7から第2空間8b内の油が吸入されて補
われる。
圧ポンプPの吐出油が油圧モータMに供給されてこの油
圧モータMが駆動される。なお、油圧モータMを駆動し
た油は溝6に排出され、第1油路2a,2bを介して再び油
圧ポンプPに吸入されるのであるが、途中の漏れ分等
は、ストレーナ7から第2空間8b内の油が吸入されて補
われる。
上記駆動において、油圧ポンプPの吐出油量はポンプメ
インシャフト12とポンプケーシング11との相対回転数に
対応するのであるが、ポンプケーシング11は回転自在に
支持され且つモータメインシャフト51に連結されている
ので、油圧ポンプPの吐出油量はその容量が一定なら
ば、ポンプメインシャフト12とモータメインシャフト51
との回転数差に比例する。
インシャフト12とポンプケーシング11との相対回転数に
対応するのであるが、ポンプケーシング11は回転自在に
支持され且つモータメインシャフト51に連結されている
ので、油圧ポンプPの吐出油量はその容量が一定なら
ば、ポンプメインシャフト12とモータメインシャフト51
との回転数差に比例する。
ここで、油圧ポンプPの容量(1回転当たりの吐出油
量)は、ポンププランジャ22の往復ストロークに比例す
る。この往復ストロークは、レバー18を回動させて偏心
カラー15の偏心距離L3を調整することにより可変制御で
きる。この場合、第3図に示すように、メインシャフト
12の軸心C1、クランクピン14の軸心C2および偏心カラー
15の軸心C3が同一直線上に並んで位置した状態で、偏心
距離L3が最大であり、この状態から偏心カラー15の回動
に応じて距離L3は漸減し、これが180゜回動したときに
最小となるので、レバー18の回動制御によりポンプ容量
を最大から最小まで無段階に可変制御できる。
量)は、ポンププランジャ22の往復ストロークに比例す
る。この往復ストロークは、レバー18を回動させて偏心
カラー15の偏心距離L3を調整することにより可変制御で
きる。この場合、第3図に示すように、メインシャフト
12の軸心C1、クランクピン14の軸心C2および偏心カラー
15の軸心C3が同一直線上に並んで位置した状態で、偏心
距離L3が最大であり、この状態から偏心カラー15の回動
に応じて距離L3は漸減し、これが180゜回動したときに
最小となるので、レバー18の回動制御によりポンプ容量
を最大から最小まで無段階に可変制御できる。
なお、軸C1に対する軸C2の偏心距離L1と、軸C2に対する
軸C3の偏心距離L2とが等しい場合には、上記距離(公転
半径)L3の最小値は零となり、ポンプ容量の最小値は零
となる。すなわち、ポンプメインシャフト12が回転して
もポンプ吐出油量は零となり、これにより変速機のニュ
ートラル状態が得られる。
軸C3の偏心距離L2とが等しい場合には、上記距離(公転
半径)L3の最小値は零となり、ポンプ容量の最小値は零
となる。すなわち、ポンプメインシャフト12が回転して
もポンプ吐出油量は零となり、これにより変速機のニュ
ートラル状態が得られる。
同様に、油圧モータMの容量は、レバー58の回動に応じ
て最大容量から最小容量まで可変制御可能である。この
場合において、メインシャフト51の軸心C4に対するクラ
ンクピン53の軸心C5の偏心距離L4と、クランクピンの軸
心C5に対する偏心カラー54の軸心C6の偏心距離L5とが等
しい場合には、油圧モータMの容量の最小値は零とな
る。
て最大容量から最小容量まで可変制御可能である。この
場合において、メインシャフト51の軸心C4に対するクラ
ンクピン53の軸心C5の偏心距離L4と、クランクピンの軸
心C5に対する偏心カラー54の軸心C6の偏心距離L5とが等
しい場合には、油圧モータMの容量の最小値は零とな
る。
このため、両レバー18,58の回動量を適宜制御すること
により、入力回転(ポンプメインシャフト12の回転)数
に対する出力回転(モータメインシャフト51の回転)数
の比(=入力回転数/出力回転数)、すなわち、変速比
を理論的には無限大から1.0まで無段階に可変制御でき
る。この場合において、油圧モータMが所定容量であ
り、油圧ポンプPの容量が零に極く近い状態で変速比が
無限大となる。また、油圧ポンプPが所定容量であり、
油圧モータMの容量が零の状態で変速比1.0の状態(ポ
ンプシャフトとモータシャフトが直結した状態)とな
る。
により、入力回転(ポンプメインシャフト12の回転)数
に対する出力回転(モータメインシャフト51の回転)数
の比(=入力回転数/出力回転数)、すなわち、変速比
を理論的には無限大から1.0まで無段階に可変制御でき
る。この場合において、油圧モータMが所定容量であ
り、油圧ポンプPの容量が零に極く近い状態で変速比が
無限大となる。また、油圧ポンプPが所定容量であり、
油圧モータMの容量が零の状態で変速比1.0の状態(ポ
ンプシャフトとモータシャフトが直結した状態)とな
る。
なお、分配機構80において、膨張行程側のシリンダ孔62
a内に、第2油路4に送られる油圧ポンプPからの油を
供給し、収縮行程側のシリンダ孔62a内の油を溝6から
第1油路2a,2bを介して油圧ポンプPの吸入側に戻すた
め、偏心して取り付けられたボールベアリング85の最遠
点方向(第6図で矢印R方向であり、スプール82を最も
外側に押し出す方向)は、偏心カラー54の最遠点方向
(矢印Pで示す方向であり、モータプランジャ61を上死
点に位置せしめる方向)に対し直角の位置になる。
a内に、第2油路4に送られる油圧ポンプPからの油を
供給し、収縮行程側のシリンダ孔62a内の油を溝6から
第1油路2a,2bを介して油圧ポンプPの吸入側に戻すた
め、偏心して取り付けられたボールベアリング85の最遠
点方向(第6図で矢印R方向であり、スプール82を最も
外側に押し出す方向)は、偏心カラー54の最遠点方向
(矢印Pで示す方向であり、モータプランジャ61を上死
点に位置せしめる方向)に対し直角の位置になる。
この場合において、油圧モータMの吐出量を変更するた
めのレバー58を回動させて偏心カラー54をクランクピン
53回りに回動させると、偏心カラー54の最遠点方向も変
化する。例えば、第5図において説明したように、偏心
カラー54をクランクピン53の回りに90゜回動すると、偏
心カラー54の中心はC6からC6′に移動し、最遠点方向は
矢印P方向からQ方向に45゜移動する。このため、この
場合には、分配機構80において回動スリーブ86に偏心し
て取り付けられたボールベアリング85の最遠点方向(ス
プール82を最も外側に押し出す方向)も45゜移動する必
要があり、この移動はレバー88の回動により行われる。
めのレバー58を回動させて偏心カラー54をクランクピン
53回りに回動させると、偏心カラー54の最遠点方向も変
化する。例えば、第5図において説明したように、偏心
カラー54をクランクピン53の回りに90゜回動すると、偏
心カラー54の中心はC6からC6′に移動し、最遠点方向は
矢印P方向からQ方向に45゜移動する。このため、この
場合には、分配機構80において回動スリーブ86に偏心し
て取り付けられたボールベアリング85の最遠点方向(ス
プール82を最も外側に押し出す方向)も45゜移動する必
要があり、この移動はレバー88の回動により行われる。
また、ボールベアリング85の偏心軸心C7の位置を上記の
場合と反対の位置(180゜回転した位置)にすると、ポ
ンプPからの作動油の流入およびモータMからの作動油
の流出経路が逆転し、モータMを逆転させることができ
る。
場合と反対の位置(180゜回転した位置)にすると、ポ
ンプPからの作動油の流入およびモータMからの作動油
の流出経路が逆転し、モータMを逆転させることができ
る。
以上の例においては、油圧ポンプPの容量可変制御のた
めの回動スリーブ16の回動、油圧モータMの可変容量制
御のための回動スリーブ55の回動および分配機構80の作
動制御のための回動スリーブ86の回動は、それぞれ回動
スリーブ16,55,86の内歯スプライン16b,55b,86aと摺動
スリーブ17,56,87の外歯スプライン17a,56a,87aとをヘ
リカルスプライン噛合させることにより行っている。し
かしながら、本発明はこのような例に限られるものでは
なく、上記内歯スプライン16b,55b,86aと上記外歯スプ
ライン17a,56a,87aとをストレートスプライン噛合さ
せ、代わりに、摺動スリーブ17,56,87の内歯スプライン
17b,56b,57bとシャフト12,51およびシャフト支持部材52
の外歯スプライン12a,51a,52aとをヘリカルスプライン
噛合させるように構成しても良い。
めの回動スリーブ16の回動、油圧モータMの可変容量制
御のための回動スリーブ55の回動および分配機構80の作
動制御のための回動スリーブ86の回動は、それぞれ回動
スリーブ16,55,86の内歯スプライン16b,55b,86aと摺動
スリーブ17,56,87の外歯スプライン17a,56a,87aとをヘ
リカルスプライン噛合させることにより行っている。し
かしながら、本発明はこのような例に限られるものでは
なく、上記内歯スプライン16b,55b,86aと上記外歯スプ
ライン17a,56a,87aとをストレートスプライン噛合さ
せ、代わりに、摺動スリーブ17,56,87の内歯スプライン
17b,56b,57bとシャフト12,51およびシャフト支持部材52
の外歯スプライン12a,51a,52aとをヘリカルスプライン
噛合させるように構成しても良い。
さらには、両スプライン噛合をともにヘリカルスプライ
ン噛合にしても良い。但し、ヘリカルスプライン噛合の
場合には、噛合部材にスラスト反力が作用するという問
題があり、このスラスト反力保持が可能な構成とする必
要がある。これに対して、一方をストレートスプライン
噛合とすれば、この噛合部においてはスラスト反力は発
生しないという利点がある。
ン噛合にしても良い。但し、ヘリカルスプライン噛合の
場合には、噛合部材にスラスト反力が作用するという問
題があり、このスラスト反力保持が可能な構成とする必
要がある。これに対して、一方をストレートスプライン
噛合とすれば、この噛合部においてはスラスト反力は発
生しないという利点がある。
以上説明した油圧式無段変速機においては、油圧ポンプ
と油圧モータとはその構造が異なり、油圧ポンプではカ
ム部材に取り付けられた連結リングとプランジャとが直
接連結されているが、油圧モータではカム部材に取り付
けられたガイドリングにプランジャの内端が当接するよ
うになっている。しかしながら、本発明に係る油圧式無
段変速機はこのような構成に限られるものではなく、油
圧ポンプと同様な構成の油圧モータを用いても良く、逆
に油圧モータと同様な構成の油圧ポンプを用いても良
い。但し、本例の油圧モータの構成の場合には、ガイド
リングとプランジャとが当接するので、ガイドリングか
らプランジャを引っ張る方向の力および運動の伝達を行
わせることができず、この構成の油圧ポンプを用いた場
合には、吸入側を与圧するためのチャージポンプ等が必
要となる。
と油圧モータとはその構造が異なり、油圧ポンプではカ
ム部材に取り付けられた連結リングとプランジャとが直
接連結されているが、油圧モータではカム部材に取り付
けられたガイドリングにプランジャの内端が当接するよ
うになっている。しかしながら、本発明に係る油圧式無
段変速機はこのような構成に限られるものではなく、油
圧ポンプと同様な構成の油圧モータを用いても良く、逆
に油圧モータと同様な構成の油圧ポンプを用いても良
い。但し、本例の油圧モータの構成の場合には、ガイド
リングとプランジャとが当接するので、ガイドリングか
らプランジャを引っ張る方向の力および運動の伝達を行
わせることができず、この構成の油圧ポンプを用いた場
合には、吸入側を与圧するためのチャージポンプ等が必
要となる。
以上においては、油圧ポンプおよび油圧モータとして、
ラジアル式ユニットを用いる例を示したが、本発明に係
る無段変速機はこれに限られるものではなく、アキシャ
ル式ユニットを用いたものでも良い。
ラジアル式ユニットを用いる例を示したが、本発明に係
る無段変速機はこれに限られるものではなく、アキシャ
ル式ユニットを用いたものでも良い。
例えば、第8図に模式的に示すように、アキシャル式油
圧ポンプP′とアキシャル式油圧モータM′とから無段
変速機CVT′を構成しても良い。
圧ポンプP′とアキシャル式油圧モータM′とから無段
変速機CVT′を構成しても良い。
この油圧ポンプP′は、ポンプシャフト101と、このシ
ャフト101に傾動自在で且つ一体回転するように取り付
けられたポンプ斜板102と、変速機ハウジング(図示せ
ず)に回転自在に支持されたポンプシリンダ103と、こ
のシリンダ103に軸方向に延びて形成された複数のシリ
ンダ孔103a内に摺動自在に挿入された複数のポンププラ
ンジャ104と、ポンプシャフト101と一体回転してポンプ
斜板102の傾動制御を行うポンプアクチュエータ105とか
ら構成される。
ャフト101に傾動自在で且つ一体回転するように取り付
けられたポンプ斜板102と、変速機ハウジング(図示せ
ず)に回転自在に支持されたポンプシリンダ103と、こ
のシリンダ103に軸方向に延びて形成された複数のシリ
ンダ孔103a内に摺動自在に挿入された複数のポンププラ
ンジャ104と、ポンプシャフト101と一体回転してポンプ
斜板102の傾動制御を行うポンプアクチュエータ105とか
ら構成される。
油圧モータM′は、ポンプシリンダ103に一体結合され
たモータシャフト121と、このシャフト121に傾動自在で
且つ一体回転するように取り付けられたモータ斜板122
と、変速機ハウジング(図示せず)に固定支持されたモ
ータシリンダ123と、このシリンダ123に軸方向に延びて
形成された複数のシリンダ孔123a内に摺動自在に挿入さ
れた複数のモータプランジャ124と、モータシャフト121
と一体回転してモータ斜板122の傾動制御を行うポンプ
アクチュエータ125とから構成される。
たモータシャフト121と、このシャフト121に傾動自在で
且つ一体回転するように取り付けられたモータ斜板122
と、変速機ハウジング(図示せず)に固定支持されたモ
ータシリンダ123と、このシリンダ123に軸方向に延びて
形成された複数のシリンダ孔123a内に摺動自在に挿入さ
れた複数のモータプランジャ124と、モータシャフト121
と一体回転してモータ斜板122の傾動制御を行うポンプ
アクチュエータ125とから構成される。
ポンプシリンダ103とモータシリンダ123との間には、ポ
ンプシリンダ室からの吐出油を膨張行程側のモータシリ
ンダ室に供給し、収縮側のモータシリンダ室から排出さ
れた油をポンプの吸入側に戻すための分配機構110が配
設されている。
ンプシリンダ室からの吐出油を膨張行程側のモータシリ
ンダ室に供給し、収縮側のモータシリンダ室から排出さ
れた油をポンプの吸入側に戻すための分配機構110が配
設されている。
ここで、アクチュエータ105および125により、ポンプ斜
板102およびモータ斜板122の傾動角を制御すれば、ポン
プおよびモータの容量を制御でき、無段変速制御を行う
ことができる。この場合の作動原理は、第1図から第7
図に示したラジアル式ユニットを用いた変速機の場合と
同様なのでその説明は省略する。
板102およびモータ斜板122の傾動角を制御すれば、ポン
プおよびモータの容量を制御でき、無段変速制御を行う
ことができる。この場合の作動原理は、第1図から第7
図に示したラジアル式ユニットを用いた変速機の場合と
同様なのでその説明は省略する。
なお、この例ではアクチュエータ105および125は各シャ
フト101,121とともに回転する構成であるが、各シャフ
ト上に摺動スライダを配設し、アクチュエータにより摺
動されるスライダにより斜板102,122の傾動制御を行う
ようにしても良い。このようすれば、アクチュエータは
固定することができる。
フト101,121とともに回転する構成であるが、各シャフ
ト上に摺動スライダを配設し、アクチュエータにより摺
動されるスライダにより斜板102,122の傾動制御を行う
ようにしても良い。このようすれば、アクチュエータは
固定することができる。
ハ.発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、油圧ポンプから
の吐出油により油圧モータを駆動するように構成し、モ
ータシリンダケーシングを固定支持するとともにポンプ
シリンダケーシングを回転自在に支持し、且つ、ポンプ
シリンダケーシングとモータシャフトとを連結している
油圧式無段変速機を構成しているので、コンパクトな構
成の油圧式無段変速機を得ることができるばかりでな
く、ポンプおよびモータの少なくとも一方を可変容量制
御することにより、変速比を無段階に制御可能なハイド
ルメカニカル式の無段変速機が得られる。
の吐出油により油圧モータを駆動するように構成し、モ
ータシリンダケーシングを固定支持するとともにポンプ
シリンダケーシングを回転自在に支持し、且つ、ポンプ
シリンダケーシングとモータシャフトとを連結している
油圧式無段変速機を構成しているので、コンパクトな構
成の油圧式無段変速機を得ることができるばかりでな
く、ポンプおよびモータの少なくとも一方を可変容量制
御することにより、変速比を無段階に制御可能なハイド
ルメカニカル式の無段変速機が得られる。
第1図は本発明に係る油圧式無段変速機を示す断面図、 第2図は上記無段変速機を構成する油圧ポンプの矢印II
−IIに沿った断面図、 第3図は上記油圧ポンプの各部材の軸心の位置関係を示
す概略図、 第4図は上記無段変速機を構成する油圧モータの矢印IV
−IVに沿った断面図、 第5図は上記油圧モータの各部材の軸心の位置関係を示
す概略図、 第6図は上記無段変速機の分配機構の矢印VI−VIに沿っ
た断面図、 第7図は上記油圧ポンプの一部を取り出して示す断面
図、 第8図は本発明に係る油圧式無段変速機の異なる例を示
す概略図である。 1……変速機ハウジング、11……ポンプケーシング 12……ポンプメインシャフト 14……クランクピン、15……偏心カラー 20……連結リング 22,23……ポンププランジャ 25……ポンプシリンダ 51……モータメインシャフト 53……クランクピン、54……偏心カラー 60……ガイドリング、61……モータプランジャ 62……モータシリンダ、82……分配スプール CVT……油圧無段変速機 P……油圧ポンプ、M……油圧モータ
−IIに沿った断面図、 第3図は上記油圧ポンプの各部材の軸心の位置関係を示
す概略図、 第4図は上記無段変速機を構成する油圧モータの矢印IV
−IVに沿った断面図、 第5図は上記油圧モータの各部材の軸心の位置関係を示
す概略図、 第6図は上記無段変速機の分配機構の矢印VI−VIに沿っ
た断面図、 第7図は上記油圧ポンプの一部を取り出して示す断面
図、 第8図は本発明に係る油圧式無段変速機の異なる例を示
す概略図である。 1……変速機ハウジング、11……ポンプケーシング 12……ポンプメインシャフト 14……クランクピン、15……偏心カラー 20……連結リング 22,23……ポンププランジャ 25……ポンプシリンダ 51……モータメインシャフト 53……クランクピン、54……偏心カラー 60……ガイドリング、61……モータプランジャ 62……モータシリンダ、82……分配スプール CVT……油圧無段変速機 P……油圧ポンプ、M……油圧モータ
Claims (4)
- 【請求項1】ポンプシリンダケーシングと、このポンプ
シリンダケーシングに対し回転自在なポンプシャフト
と、このポンプシャフトと一体回転するポンプ用カム部
材と、前記ポンプシリンダケーシングに形成された複数
のシリンダ孔内にそれぞれ摺動自在に挿入された複数の
ポンププランジャとから構成され、前記ポンプシャフト
の回転駆動によりこのポンプシャフトと一体回転される
前記ポンプ用カム部材により前記ポンププランジャを前
記シリンダ孔内で往復動させ油の吸入・吐出を行わせる
ようにした油圧ポンプと、 モータシリンダケーシングと、このモータシリンダケー
シングに対し回転自在なモータシャフトと、このモータ
シャフトと一体回転するモータ用カム部材と、前記モー
タシリンダケーシングに形成された複数のシリンダ孔内
にそれぞれ摺動自在に挿入された複数のモータプランジ
ャとから構成され、前記油圧ポンプからの吐出油により
前記モータプランジャを前記シリンダ孔内で往復動させ
るとともにこの往復動を前記モータ用カム部材を介して
前記モータシャフトに伝達して前記モータシャフトを回
転駆動するようにした油圧モータと、 前記モータシリンダケーシングを固定支持するととも
に、前記ポンプシリンダケーシングを回転自在に支持す
る変速機ハウジングとから構成され、 前記ポンプシリンダケーシングと前記モータシャフトと
が連結されていることを特徴とする油圧式無段変速機。 - 【請求項2】前記油圧ポンプおよび前記油圧モータは、
前記ポンプシリンダおよび前記モータシリンダがそれぞ
れ前記ポンプシャフトおよび前記モータシャフトに対し
てほぼ半径方向に延びて配設されるラジアル方式のユニ
ットであることを特徴とする請求項第1項記載の油圧式
無段変速機。 - 【請求項3】前記油圧ポンプおよび前記油圧モータは、
前記ポンプシリンダおよび前記モータシリンダがそれぞ
れ前記ポンプシャフトおよび前記モータシャフトに対し
てほぼ軸方向に延びて配設されるアキシャル式のユニッ
トであることを特徴とする請求項第1項記載の油圧式無
段変速機。 - 【請求項4】前記ポンプシャフト、前記ポンプシリンダ
ケーシングおよび前記モータシャフトの回転軸が同一軸
上に配設されていることを特徴とする請求項第1項から
第3項のいずれかに記載の油圧式無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1171636A JPH0689832B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 油圧式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1171636A JPH0689832B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 油圧式無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0337464A JPH0337464A (ja) | 1991-02-18 |
| JPH0689832B2 true JPH0689832B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=15926872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1171636A Expired - Lifetime JPH0689832B2 (ja) | 1989-07-03 | 1989-07-03 | 油圧式無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689832B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0781618B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1995-09-06 | 本田技研工業株式会社 | ラジアルプランジャ式流体トランスミッション |
| CN104088751B (zh) * | 2014-06-27 | 2017-01-18 | 吴家集 | 电液马达 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2903853A (en) | 1957-09-17 | 1959-09-15 | Modin John | Hydraulic transmissions |
| US2984070A (en) | 1949-10-19 | 1961-05-16 | Bauer Karl | Wobble plate type pump and motor transmission |
-
1989
- 1989-07-03 JP JP1171636A patent/JPH0689832B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2984070A (en) | 1949-10-19 | 1961-05-16 | Bauer Karl | Wobble plate type pump and motor transmission |
| US2903853A (en) | 1957-09-17 | 1959-09-15 | Modin John | Hydraulic transmissions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0337464A (ja) | 1991-02-18 |
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