JPH0690353A - 色分解画像修正方法 - Google Patents

色分解画像修正方法

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JPH0690353A
JPH0690353A JP4266569A JP26656992A JPH0690353A JP H0690353 A JPH0690353 A JP H0690353A JP 4266569 A JP4266569 A JP 4266569A JP 26656992 A JP26656992 A JP 26656992A JP H0690353 A JPH0690353 A JP H0690353A
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Japan
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color
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values
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target
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JP4266569A
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English (en)
Inventor
Hirotetsu Ko
博哲 洪
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0690353A publication Critical patent/JPH0690353A/ja
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カラープリンタ等において、入力画像信号の色
再現特性を改善する。 【構成】色再現を行う基本色Y,M,C,Kを3変数
a,b,cの関数式として定義し、再現を行う機器 (プ
リンタ) により実際に4色を用いてプリントしたカラー
パッチを作成し、該カラーパッチを測色して入力信号値
R,G,Bに対する3変数a,b,cのサンプル値を記
憶したLUTを作成しておき、信号値R,G,Bに応じ
てLUTからの検索と補間演算とにより目標色に対応す
るa,b,cを求め、前記関数式によりY,M,C,K
の値を求めて出力する。これにより、演算時間の短縮と
補間誤差の解消を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ画像信号など色
分解された画像信号を再現(プリント)するために色修
正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ画像信号をビデオプリンタ、デジ
タルカラーコピー装置等を使用してプリントする場合、
それぞれの表色系が相違するので、再現色を一致させる
目的で、色分解画像に対する修正機能を有した色分解画
像修正装置が使用される。かかるカラープリントの出力
色としては、一般にY,M,C,Kの4色が使われるこ
とが多い。
【0003】4色で色を表現するため、このY,M,
C,Kの組合せをどのようにするかについては、様々な
手法がある。例えばこの手法の代表例の一つとして、U
CR(Under Color Removal )と呼ばれているものがあ
る。これは、まずY,M,Cを決定し、それに対して色
が合うようにKを決めて色を決定する方法である。これ
を式で示すと、 Y’=Y−UCR・K’ M’=M−UCR・K’ C’=C−UCR・K’ K’=P・min(Y,M,C) 0≦P≦1,0≦UCR≦1 即ち、元のY,M,Cのうちの最小濃度の一部又は全て
を黒色Kの濃度に置換する手法であって、例えば最小濃
度の全てを黒色Kに置換する100 %UCR法 (前記P,
UCR=1) においては、図25Aに示すようにYO が最
小濃度であるときには、100 %UCR法で置換すると、
同図Bに示すようになる。置換後の濃度は夫々Yn , M
n , Cn , Kn (但しYn =0)となる。
【0004】また、この他にもGCR (Gray Component
Replacement) という手法も提案されているが、この時
の目標色もやはり元のY,M,Cである。これらを色彩
光学的に合わせるため、まず、Y,M,Cで表現できる
色域内でノイゲバウア方程式を解き、その時のY,M,
C,Kの組み合わせを上式やGCRで求める方法があ
る。
【0005】前記従来の各種手法では、全て基本的には
元のY,M,Cに近づけようとしていたものである。し
かしながら、実際にはY,M,Cで作る色域とY,M,
C,Kで作る色域は異なっており、後者の方が広いにも
関わらずY,M,Cで作る色域を超える範囲について考
慮されていなかった。このため、本願出願人は、Y,
M,C,K4色で作りうる色域を最大限使用するため、
4つの色域に分割する手法を提案している。
【0006】即ち、Y,M,C,Kの色再現特性を求め
る場合、Y,M,C,Kの離散的な組み合わせによる少
数のカラーパッチを実際に作成し、このカラーパッチを
実際に測色し、その測色値を補間演算して上述した組み
合わせ以外のY,M,C,Kの色再現特性、つまり、あ
るY,M,C,Kの組み合わせのときの測色値を推定す
ることができる。
【0007】また、これとは逆にある特定の色座標が指
定されたときには、その色座標を示すY,M,C,Kの
組み合わせも、カラーパッチから実際に測色した値を補
間演算して推定することができる。このようにY,M,
C,Kの全ての組み合わせを、Y,M,C,Kの離散的
な組み合わせに基づいて作成されたカラーパッチを用い
て推定すれば、実際の測色値からY,M,C,Kの組み
合わせを推定するものであるから、その推定精度が向上
し、色再現特性がより改善されることになる。
【0008】ここで、与えられた任意の色座標を表す
Y,M,C,Kの組み合わせは一般には無数に存在する
ため、組み合わせを唯一にするため、該組み合わせの中
でKの濃度が最大となるものを選択するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式は、色域は拡がるもののY,M,CとKとが完全に1
対1で対応しているわけではないので、Y,M,C,K
を決定するために必要なサンプル数が未だ多過ぎてメモ
リ容量が増大すると共に、Y,M,C,Kの組み合わせ
決定に要する演算時間の短縮になお改善の余地があっ
た。
【0010】また、色域を複数の領域に分割したとき、
一般的には、分割境界付近が滑らかに繋がらず、補間誤
差を大きく生じてしまうという問題点がある。これを解
決する一つの手法として、本願出願人は分割面の1つを
無彩色方向を含む面とすることにより補間誤差を抑制す
る方法についても提案している (特開平2−22686
7号公報参照) 。
【0011】しかしながら、前記の方法もルックアップ
テーブル (LUT) のサンプル点が滑らかに繋がらない
面上にあるという仮定があったため、完全に補間誤差を
無くすことができるものではなく、補間誤差を低減でき
るに過ぎなかった。本発明は、このような従来の問題点
に鑑みなされたもので、Y,M,C,K4色で作り得る
色域を拡大しながら、そのために必要なサンプル数は
Y,M,Cの3色を用いる場合と同等にまで減少するこ
とができ、以てROMの記録容量が小さくて済み、Y,
M,C,Kの組み合わせ決定に要する演算時間も可及的
に短縮できるようにすることを目的とする。
【0012】また、無彩色方向の補間誤差を小さくする
ことができるようにすることを第2の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明にかかる
色再現特性の推定方法は、3変数を用いた関数式でイエ
ロー (Y) ,マゼンタ (M) ,シアン (C) ,ブラック
(K) を定義し、色彩値に基づき前記目標色を示す前記
3変数の組み合わせを求め、該3変数より実際に用いら
れるY,M,C,Kの組合せを求めることを特徴とす
る。
【0014】また、目標色を再現する機器に入力色分解
画像信号のサンプル値に対応する3変数の値を求めたも
のをルックアップテーブルに格納し、入力された色分解
画像信号に基づいて前記ルックアップテーブルから検索
したデータを補間して目標色に対応する3変数に変換
し、該変換された3変数を前記関数式によりY,M,
C,Kに変換してY,M,C,Kの組合せを求める構成
とするとさらによい。
【0015】その場合、例えば目標色を再現する機器に
より実際に再現して形成したY,M,C,K4色のマト
リクスからなるカラーパッチを測色して得られた色彩値
に基づいて、前記ルックアップテーブルを形成するよう
にしてもよい。或いは、目標色を再現する機器により実
際に再現して形成した3変数のマトリクスからなるカラ
ーパッチを測色して得られた色彩値に基づいて、前記ル
ックアップテーブルを形成するようにしてもよい。
【0016】更に、目標色を再現する機器の色特性をノ
イゲバウア方程式又はそれに準ずる解析式により仮定
し、関数式から3変数の値を演算して求めるようにして
もよい。
【0017】
【作用】 Y,M,C,Kの4色の組合せの決定が、
Y,M,C,Kを3つの変数の関数式として定義するこ
とにより該3つの値を求めればよくなるのでLUTのメ
モリ容量を小さくできると共に、演算時間が短縮化す
る。また、3変数についてLUTからの検索値を補間し
て求め、その後に関数式を用いてY,M,C,Kの値を
決定することにより、滑らかでない特性部分を補間演算
には用いず関数式で決定するようにすれば、非滑部分の
補間誤差を無くすことができる。
【0018】LUTの形成には、Y,M,C,Kのカラ
ーパッチを測色し、入力される色分解画像信号の値に対
する3変数の値を補間により求めることができ、又は、
先に関数式により3変数のカラーパッチを測色して直接
色分解画像信号に対する3変数の値を求めることができ
る。その他、ノウゲバイア方程式やそれに準ずる解析式
を用いて機器の色特性を仮定してとき、その値から3変
数の値を求めることもできる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。まず、本発明の基本的な原理を説明する。テレビ画
像信号R,G,Bで表示される色とY,M,C,Kを用
いて再現(プリント)される色とを視覚的に一致させる
ため、カラープリンタ等でY,M,C,Kに対応する色
分解画像信号の異なる組み合わせによる複数の色を記録
媒体上にカラーパッチ像を再生し、該再生したカラーパ
ッチ像を夫々測色して、上記色分解画像信号の夫々の組
み合わせについて、その組み合わせに基づく表色系の値
を求めれば、色分解画像信号に対する色画像再生装置の
色再現特性を推定できる。
【0020】ここで、任意の色座標が与えられたときに
その色を表すY,M,C,Kの組み合わせは無数に存在
する。そこで、Y,M,C,Kを3変数の関数として定
義することにより、テレビ画像信号R,G,Bの組み合
わせに対応するY,M,C,Kの組み合わせを3変数の
組み合わせとして決定することができる。また、Y,
M,Cのみで作り得る色域より色域を拡大することがで
きる。
【0021】次に、各構成を具体的に説明する。まず、
Y,M,C,Kを3変数の関数式として例えば次式のよ
うに定義する。 Y=a M=b C=c K=min(a,b,c)2 ただし、0≦a,b,c≦1 例えばa=b=c=1のときはY=M=C=K=1であ
る。
【0022】次に、前記カラーパッチの作成について説
明する。これは前記3変数a,b,cに直接対応して作
成してもよいが、例えば特開平2−86388号公報に
開示されている方法を用いてY,M,C,Kの組み合わ
せにより作成し、これから前記関数式にしたがって補間
により求めることもできる。図1は、同方法により作成
されたカラーパッチを示す。同図は、Y,M,C,Kの
離散的なポイント数nを5、最大の量子化レベルを256
ステップに夫々選択した場合であって、このときには夫
々のポイント (0, 64, 128,192, 255)の基本色Y,
M,C,Kを組み合わせて実際に記録媒体、例えば印刷
紙上にインキにより記録したものを示す。
【0023】この図1のカラーパッチを実際に測色し
て、その測色値 (与えられた色座標)を他の表色系 (例
えばCIELUV表色系) に関する変換式を使用してC
IELUV表色系の値に換算し、これをカラーパッチ毎
にプロットすると、図2のようになる。各カラーパッチ
の測色値が夫々の格子点に対応する。黒丸印が実際に測
色して得た値である。ただし、この図2は説明の便宜
上、彩度と明度との2軸上で表現したもので、また、シ
アンCの値を省略して描いてある。以下に示す表色系も
同様である。
【0024】ここで図2の表色系において、Kの値が大
きくなるにしたがって格子間が略直線的に縮小されてい
くので、Kが大きいときには白丸格子点は直前の格子点
の値に基づいて直線補間 (例えば内分) して求めても、
その誤差は僅少になる。つまり、測色値の性質を利用し
てKの値が増すほどカラーパッチを減らしても補間誤差
が僅少になるから、カラーパッチ数を削減できる。
【0025】電気的な処理によって格子間隔を上述より
もさらに1/2 にするには、写像された値に基づいて補間
演算すればよい。この場合の補間処理は非線形な補間処
理である。補間処理の一例を図3に示す。図3に示すよ
うに、黒丸●を格子点 (サンプル点) とし、△印と×印
が夫々補間すべき点とすると、Δ印のように前後に2点
ずつ格子点が存在する場合と、×印のように前後に1点
及び3点ある場合とでは、異なった補間式が使用され
る。
【0026】補間すべき点の表色系を、CIELUVと
し、各サンプル点の表色系の値をLi’, Ui’, V
i’ (i=1〜4) としたとき、前者の場合は以下のよ
うな補間式によって補間される。 Lm ’=− (1/16) L1’+(9/16)L2’ + (9/16) L3’−(1/16)L4’ Um ’=− (1/16) U1’+(9/16)U2’ + (9/16) U3’−(1/16)U4’ Vm ’=− (1/16) V1’+(9/16)V2’ + (9/16) V3’−(1/16)V4’ 後者の場合には、次の補間式が使用される。
【0027】 Lm ’= (5/16) L1’+(15/16) L2’ − (5/16) L3’− (1/16) L4’ Um ’= (5/16) U1’+(15/16) U2’ − (5/16) U3’− (1/16) U4’ Vm ’= (5/16) V1’+(15/16) V2’ − (5/16) V3’− (1/16) V4’ 補間処理の順序の一例を図4に示す。番号I、II、III
の順序で補間される。
【0028】このような補間処理によって、実際に測色
した数より多くのカラーパッチ数を使用したのと同様な
表色系の格子点数が得られる。補間処理は、直接近似に
よる内挿処理でもよい。以上のようにすれば、カラーパ
ッチ数を増やさないで、測色値に対応した色座標の値を
得ることができる。その場合の色座標の値は何れも格子
点のデータである。
【0029】以上はY,M,C,Kの組み合わせをCI
ELUV表色系で表した場合を示したが、Y,M,C,
Kのカラーパッチを作成しておき、前記関数式を満たす
ように4次元の補間を行って3変数a,b,cの組み合
わせとCIELUV表色系との関係を求める。或いは、
Y,M,C,Kの4色のカラーパッチを作成する代わり
に、前記関係式に従って最初から3変数a,b,cの組
み合わせによるカラーパッチを作成してCIELUV表
色系との関係を求めるようにしてもよい。
【0030】次に、CIELUV表色系に求めたい出力
色に対応する目標値T’を与え、該目標値T’を再現す
る3変数a,b,cの組み合わせを求める。この目標値
T’は、例えばビデオプリンタなら、CRTのあるディ
ジタル値 (テレビ画像信号R,G,B) で、それにより
CRTで再現される色彩値となる。目標値T’を再現す
る3変数a,b,cの組み合わせを比較的短時間に演算
するため特開平2−226870号公報に開示されてい
る手法を用いる。
【0031】まず、この手法の原理を説明する。N次元
(Nは2以上の整数)の空間を分割する最も単純な分割
空間は、(N+1)個の頂点を有する分割空間である。
例えば、二次元では三角形、三次元では三角錐である。
ここで、図5に示すように空間1及び空間2を考える。
ここでは二次元で考える。この場合、空間1及び空間2
は、夫々a〜i及び点a’〜i’を用いて三角形に分割
されており、例えば空間1の分割空間Δbdeは、空間
2の分割空間Δb’d’e’と対応している。
【0032】このように対応している分割空間内では線
形に対応していると仮定し、空間1に与えられた点Pは
空間2では点P’に対応させられる。ここで、例えば点
P及び点P’を囲む点を夫々Pi(xi,yi,zi,
・・・)、Pi’(xi’,yi’,zi’,・・・)
(i=1〜N+1)とし、与えられた点Pを(x,
y,z・・・)、求むべき点P’を(x’、y’,
z’,・・・)とすると、次のようにマトリクス形式で
示すことができる。
【0033】
【数1】
【0034】また、求むべき点Pは、この点Pを囲む3
点から重み平均でも求めることができる。図6に示すよ
うに、S(b): S(d): S(e)=S(b’): S
(d’): S(e’)となる。尚、与えられた点Pがど
の分割空間に入るかは、夫々の分割空間の境界線(また
は境界面)のどちら側に入っているかを調べることで特
定できる。
【0035】本例においては、上述した原理を用いるこ
とにより、ある目標色を示す基本色の組合せを以下のよ
うにして求める。簡単のため、本例においても基本色を
2色(例えば、Y, M)として説明する。前記補間処理
又は内挿処理後のY, M座標系及びCIELUV表色系
は、夫々図7,図8に示すようになる。各図において白
○の格子点は内挿された点を示している。
【0036】次にY, M座標系の空間及びCIELUV
表色系の空間を、夫々図9及び図10に示すように三角形
に分割する。この結果82 ×2=128 の三角形に分割さ
れる。次に、図12に示すように、CIELUV表色系に
求めたい出力色(目標色)に対応する目標値T’が上述
のように夫々の三角形の境界線のどちら側に入っている
かを調べることで三角形が特定される。
【0037】ここで、目標値T’が、図12に示すように
格子点a’〜c’で形成される三角形は、図11に示すよ
うに格子点a〜cで形成される三角形となる。次に目標
値T’が入っているCIELUV表色系の三角形及び目
標値T’が入っているY, M座標系の三角形の各頂点
(3点ずつ)の座標と、目標値T’を前記(1) 式に代入
して、目標値T、したがって求めたい出力色を示す基本
色の組合せを求める。
【0038】以下、与えられた目標値T’の夫々で三角
形の特定及び前記(1) 式の演算を実行して、目標値Tを
求める。与えられる目標値T’が図13に示すようにCI
ELUV表色系のどの三角形にも入らないとき、つまり
色再現範囲外にあるときには、この目標値T’を色再現
範囲内に移動する必要がある。
【0039】この場合には、図14に示すように、目標値
T’を無彩色方向に移動させ、図16に示すように目標値
T’を無彩色方向の直線と色再現範囲の境界との交点の
座標を目標値T’とする。そして、この目標値T’とそ
れが含まれる線分L’を算出すると共に図15に示すよう
にY, M座標系で線分L’に対応する線分Lを算出す
る。これにより、(1) 式をもって目標値Tを算出する。
【0040】ところで、上述例は説明の簡単のため、基
本色を2色として説明したが、基本色が3色(Y,M,
C)の場合であっても目標値T(Y, M, C)を同様に
して求めることができる。但し、この場合には空間を三
角錐に分割し、与えられた目標値T’がCIELUV
表色系のどの三角錐に入っているかを調べた後、対応す
るY,M,C座標系の三角錐を決定する。
【0041】そして、(1) 式をもって目標値Tを演算す
る。ここで、例えば目標値T (Y,M,C) が入ってい
るY,M,C座標系の三角錐の4頂点を、 (Y1, M1, C1) (Y2, M2, C2) (Y3, M3, C3) (Y4, M4, C4) とし、目標値T’ (L, U, V) の入っているCIEL
UV 表色系の三角錐の4頂点を、 (L1, U1, V1) (L2, U2, V2) (L3, U3, V3) (L4, U4, V4) とすると、目標値Tは次式で求めることができる。
【0042】
【数2】
【0043】尚、空間 (6面体) を三角錐に分割するに
は、図17に示すようにしてもよいし、図18に示すように
してもよい。これらの図において、空間1及び空間2の
点a〜h及びa’〜h’は互いに対応した点である。こ
こで前記関数式によりY=a,M=b,C=cに置き換
えると、3変数a,b,cの組み合わせで与えられる目
標値T’をCIELUV表色系の値として得ることがで
き、更に、同様の方法で該CIELUV表色系の値を得
るR,G,Bの組み合わせを得れば、元のa,b,cと
対応するR,G,Bの関係を求めることができる。この
ようにして、目標値T’を得るためのテレビ画像信号
R,G,Bと3変数a,b,cとの関係を3次元のLU
Tとして形成する。ここで、前記したように該LUTの
格子点の決め方として、目標値T’を得る機器の三次元
のデジタル値が一定間隔となる所を選ぶことにより演算
し易くする。
【0044】以上は、逆行列として4×4のマトリクス
を用いる例を示したが、3×3のマトリクスを用いてよ
り演算誤差を小さくできる方法について説明する。図19
は3変数a,b,cとCIELUV表色系との関係を示
し、a,b,c座標系において、ある信号値の組み合わ
せ (aP ,bP ,cP ) が、4つの頂点 (a0 ,b0
0 )、 (a1 ,b1 ,c1 )、 (a2 ,b2
2 )、 (a3 ,b3 ,c3 ) で囲まれる三角錐の内側
に存在し、CIELUV表色系において、対応する頂点
(L0 ,U0 ,V0 )、 (L1 ,U1 ,V1 )、
(L2 ,U2 ,V2 )、 (L3 ,U3 ,V3 ) を有する
三角錐の内側の点 (LP ,UP ,VP )に対応している
とすると、次式が成立する。
【0045】
【数3】
【0046】また、交点 (LP ,UP ,VP )が頂点
(L0 ,U0 ,V0 )、 (L1 ,U1,V1 )、 (L2
2 ,V2 )、 (L3 ,U3 ,V3 ) を有した三角錐の
内側にあるか否かの判別は次のようにして行える。即
ち、
【0047】
【数4】
【0048】で得られるα,β,γが次式を満たすとき
当該三角錐の内側 (表面上を含む) にあり、満たさない
場合は、外側にある。 α≧0,β≧0,γ≧0,α+β+γ≦1 ここで、前述したようにある点がある立体の角に位置す
る格子点の座標のうち最小値と最大値との間に挟まれて
いる可能性があって、目標値が該立体を分割する三角錐
のいずれの内側にあるかを判別する場合、確率的により
短時間で判別できる方法として、次のような方法があ
る。まず、立体の8つの頂点の中で三次元座標の各値が
最大となる点を含む三角錐と、同じく各値が最小となる
点を含む三角錐とについて判別を行う。それらの三角錐
に含まれていなければ、前記判別の結果に応じてそれら
以外の三角錐の中で候補となる三角錐を絞ってそれらに
ついて先に判別を行うようにする。このようにすれば、
多くとも数回で三角錐が決定され、該決定後は、直ちに
目標値が得られるものであるから、特開平2−1368
48号公報に示されるような収束演算で求める場合に比
較して大幅に演算時間を短縮できる。
【0049】次に、目標値T’が色再現範囲外にあると
きは、前述したように目標値T’を色再現範囲内に移動
する必要がある。前述の場合は二次元であったが、三次
元の場合について示すと、図20に示すように色再現範囲
外にある点 (L4 ,U4 ,V4 )から無彩色方向に向か
って色再現範囲内の点 (L0 ,U0 ,V0 )とを結ぶ直
線と、前記三角錐を構成する色再現範囲で最も外側にあ
る頂点座標を (L1 ,U1 ,V1 ), (L2 ,U2 ,V
2 ), (L3 ,U3 ,V3 )とする三角形との交点を
(Lp ,Up ,Vp )とすると、該交点の前記3変数表
色系に対応する値e, f, gは以下のようにして求める
ことができる。まず、
【0050】
【数5】
【0051】としてe,f,gを求め、次に、
【0052】
【数6】
【0053】としてδを求め、また、
【0054】
【数7】
【0055】としてηを求める。 そして、
【0056】
【数8】
【0057】かかる目標値T’に対応する表色系の値
(LP ,UP ,VP )が求められると、これに対応する
信号値の値(aP ,bP ,cP )が前記(2) 式により求
められる。尚、この場合も交点(Lp ,Up ,Vp )が
頂点座標(L1 ,U1 ,V1 ),(L2 ,U2
2 ),(L3 ,U3 ,V3 )とする三角形の内側にあ
るか否かの判定は次式で行われる。
【0058】まず、前記δの値が0以外の値であって、
かつ、
【0059】
【数9】
【0060】で得られるα’,β’,γ’の全てが0以
上であるときは三角形の内側(辺上を含む)にあり、そ
うでない場合は外側にある。尚、δ=0の場合は、前記
直線と当該三角形の面とが平行で交わらない場合であ
る。このようにして表色系と3変数a,b,cとの関係
が求められ、テレビ画像信号R,G,BとCIELUV
表色系との関係も同様に求められるから、入力されるテ
レビ画像信号の各信号値R,G,Bに対する3変数a,
b,cの関係も求められ、夫々所定間隔毎に交差する格
子点に、対応するa,b,cの値を書き込んだ3次元の
LUTをROMに記憶しておく。
【0061】また、前述したようにまず、ノイゲバウア
方程式又はこれに準ずる解析式を用いてY,M,C,K
とCIELUV表色系との関係を求めた後、前記関数式
に従って求めて、3変数a,b,cとの関係に換算して
入力信号値a,b,cと3変数a,b,cとのLUTを
形成してもよい。次に、このようにして形成されたLU
Tと補間演算とにより、任意のa,b,c信号値に対応
するa,b,cを求める。
【0062】補間演算としては、種々の方式が可能であ
るが、ここでは、特開平2−226866号公報に開示
された方式を用いて説明する。いま、図21に示すように
入力信号値a,b,cが前記LUTのa,b,cの8つ
の格子点を頂点A〜Hとする立方体で囲まれているとす
る。その場合、前記目標値を求める場合と同様、該立方
体を1点鎖線で示すように6つの三角錐に分割できる。
そして、入力信号値R,G,Bがどの三角錐に含まれて
いるかが同様にして求めることができる。いま、入力信
号値R,G,Bの値を(5,1,2)であるとすると、
この点は頂点A,B,C,Gによって形成される三角錐
に含まれることが判る。この三角錐に対応するa,b,
c表色系の三角錐を図24に示す。A’〜G’は夫々A〜
Gに対応するものとすれば、補間点P’も三角錐T’内
に存在する。
【0063】この三角錐Tが決定されると、次に同図A
に示すように、補間点Pと頂点A,B,C,Gとが結ば
れて計4個の新たな三角錐が形成され、夫々の体積VBC
GP,VACGP, VABGP, VABCPが求められる。これらの体
積VBCGP, VACGP, VABGP,VABCPと、同図Bの表色系
の頂点A’, B’, C’, G’とから補間点P’が次式
によって算出される。なお、VABGPは三角錐Tの体積で
ある。
【0064】 P’=1/VABGP(VBCGP・A’+VACGP・B’+VABGP・C’+VABCP・G ’) このようにして、入力される任意の信号値R,G,Bに
対してLUTからの検索と、補間演算とにより対応する
3変数の値a,b,cが求められる。そして、このよう
にして求められたa,b,cを前記関数式によってY,
M,C, Kの値に変換する(図23参照)。
【0065】即ち、Y, M, Cについては、順次a,
b,cの値をそのまま出力し、Kはa,b,cの中で最
小のものの二乗の値を出力する。これはマイクロコンピ
ュータを用いてソフトウエアで行ってもよいが、ハード
ウエアで行うこともできる。ハードウエアを用いた実施
例を図24に示す。図において、決定された3変数a,
b,cの値は、比較器11と共にセレクタ12に入力され
る。比較器11は3変数a,b,cの中で最小の値のもの
を判別して、セレクタ12に出力し、セレクタ12は該判別
信号に応じて、入力されたa,b,cの中で最小となる
ものを選択する。この選択された信号がLUT13に入力
される。LUT13は、入力値に対して二乗の値をKの値
として出力する。
【0066】以上のようにして信号値R,G,Bに対し
て、色修正された信号値Y,M,C,Kを得ることがで
きる。そして、以上のようにY,M,C,Kという4次
元の値を3変数の関数式として設定することにより、3
次元のLUTを形成すればよく、メモリ容量を大幅に減
らせると同時に演算時間を大幅に短縮できる。
【0067】また、LUT及び補間と関数式への変換を
2段に分けて行う構成としたため、従来滑らかでない部
分をも補間で纏めて行っていたときに生じた補間誤差を
解消することができる。しかも、補間をどのような手法
で行っても該補間誤差を解消できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、Y,M,C,Kの4色を3つの変数の関数式として
定義することにより、再現しうる色域は十分拡大して色
修正機能を良好に確保しつつ、メモリ容量の低減、演算
時間の短縮を図れる。また、色分解信号値に対する3変
数の値をLUTからの検索と補間演算により求め、その
後関数式でY,M,C,Kに換算する構成とすることに
より、滑らかでない部分の補間誤差の発生を解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明に供するカラーパッチの一例を示
す図
【図2】図1で示したカラーパッチ測色値をCIELU
V表色系に写像したときの図
【図3】曲線近似の説明図
【図4】図3の曲線近似で得られるサンプル点拡張の説
明図
【図5】目標値推定の原理を示す図
【図6】重み平均による計算を説明するための図
【図7】内挿処理をしたY,M座標系の図
【図8】同じくCIELUV表色系の図
【図9】YM座標系空間を三角形に分割した図
【図10】CIELUV座標系空間を三角形に分割した図
【図11】目標値T’に対応するY,Mの組み合わせTを
示す図
【図12】目標値T’をCIELUV表色系で示した図
【図13】目標値T’が色再現範囲外に存在する場合を示
した図
【図14】目標値T’を色再現範囲内に移動させる説明図
【図15】新目標値T’に対応するY,Mの組み合わせT
の算出
【図16】新目標値T’のCIELUV表色系の位置を示
す図
【図17】空間を三角形に分割する方法の一例を示す図
【図18】同じく空間を三角形に分割する方法の別の例を
示す図
【図19】目標値のa,b,c表色系とCIELUV表色
系における補間演算を説明するための斜視図
【図20】同じく目標値が色再現範囲外に存在する場合を
示した図
【図21】同じく補間演算を説明するための斜視図
【図22】同じく補間演算を説明するための斜視図
【図23】本発明の1実施例の機能ブロック図
【図24】同上実施例の一部ハードウエアを示す図
【図25】100 %UCR法を説明するための図
【符号の説明】
11 比較器 12 セレクタ 13 LUT

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された色分解画像信号を修正して目標
    色をイエロー (Y),マゼンタ (M) ,シアン (C) ,
    ブラック (K) を用いて再現するための色分解画像修正
    方法において、 3変数を用いた関数式でイエロー (Y) ,マゼンタ
    (M) ,シアン (C) ,ブラック (K) を定義し、 色彩値に基づき前記目標色を示す前記3変数の組み合わ
    せを求め、 該3変数より実際に用いられるY,M,C,Kの組合せ
    を求めることを特徴とする色分解画像修正方法。
  2. 【請求項2】目標色を再現する機器に入力色分解画像信
    号のサンプル値に対応する3変数の値を求めたものをル
    ックアップテーブルに格納し、 入力された色分解画像信号に基づいて前記ルックアップ
    テーブルから検索したデータを補間して目標色に対応す
    る3変数に変換し、 該変換された3変数を前記関数式によりY,M,C,K
    に変換してY,M,C,Kの組合せを求めてなる請求項
    1に記載の色分解修正方法。
  3. 【請求項3】目標色を再現する機器により実際に再現し
    て形成したY,M,C,K4色のマトリクスからなるカ
    ラーパッチを測色して得られた色彩値に基づいて、前記
    ルックアップテーブルを形成してなることを特徴とする
    請求項2に記載の色分解画像修正方法。
  4. 【請求項4】目標色を再現する機器により実際に再現し
    て形成した3変数のマトリクスからなるカラーパッチを
    測色して得られた色彩値に基づいて、前記ルックアップ
    テーブルを形成してなることを特徴とする請求項2に記
    載の色分解画像修正方法。
  5. 【請求項5】目標色を再現する機器の色特性をノイゲバ
    ウア方程式又はそれに準ずる解析式により仮定し、関数
    式から3変数の値を演算して求めることを特徴とする請
    求項2に記載の色分解画像修正方法。
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