JPH069049U - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH069049U
JPH069049U JP4808392U JP4808392U JPH069049U JP H069049 U JPH069049 U JP H069049U JP 4808392 U JP4808392 U JP 4808392U JP 4808392 U JP4808392 U JP 4808392U JP H069049 U JPH069049 U JP H069049U
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JP
Japan
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ion beam
electrode
electrodes
ion
trajectory
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JP4808392U
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和洋 妹尾
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 三角波状の走査電圧によりイオンビーム1を
偏向させて走査するH1電極3と、H1電極3の走査電
圧を逆位相にした走査電圧によりH1電極3による偏向
方向とは逆方向にイオンビーム1を偏向させるH2電極
4とを有している。さらに、H2電極4により偏向され
たイオンビーム1を軌道修正用電圧により偏向させるこ
とによって、イオンビーム1の軌道を平行に設定するH
3電極9を有している。 【効果】 H3電極9の軌道修正用電圧によりイオンビ
ーム1の軌道が平行に設定されるため、イオンビーム1
が高い平行度の軌道でもってイオン照射対象物11に照
射されることになり、結果として均一なチャネリング効
果を得ることができると共に、シャドウ効果等による特
性のバラツキを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、イオンビームを静電的に平行走査してイオン照射対象物に照射する イオン注入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、イオンビームを静電的に平行走査するハイブリッドスキャン方式のイオ ン注入装置は、図2に示すように、イオンビーム51を垂直方向に偏向させるV 電極52・52と、垂直方向に偏向されたイオンビーム51を水平方向に走査す るH1電極53・53およびH2電極54・54とを有している。そして、H1 電極53・53およびH2電極54・54の各電極には、H+用電源55および H−用電源56がそれぞれ接続されており、これらの両電源55・56によって 相互に逆位相となる三角波状の走査電圧が印加されるようになっている。
【0003】 ところで、イオンビーム51がH1電極53・53間およびH2電極54・5 4間を通過する際の偏向角θは、理想的には tanθ=(VS /2E)・(L/D )の関係式により求められる。ここで、VS は走査電圧、Eはイオンビーム51 のエネルギー、Lは電極長、Dは電極間距離である。
【0004】 これにより、従来のイオン注入装置は、H1電極53・53およびH2電極5 4・54の電極長をL1 およびL2 とし、電極間距離をD1 およびD2 とした場 合、L1 /D1 =L2 /D2 の関係式を満足するように、電極長L1 ・L2 およ び電極間距離D1 ・D2 を設定することによって、H2電極54・54間を通過 した後のイオンビーム51の軌道(破線)を平行にするようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、イオンビーム51の偏向角θは、上述の関係式に加えて電極間の通 過時間も変動要因として有しており、従来のイオン注入装置では、この通過時間 の影響によってイオンビーム51の軌道の平行度が低いものになっているという 問題がある。
【0006】 即ち、イオンビーム51は、H2電極54・54間を通過する際に、正電位側 の電極近傍に位置する高電位部を通過するため、一旦減速されてから再び加速さ れて元の速度に復帰することになる。従って、イオンビーム51がH2電極54 ・54間を通過する時間は、電位が0であるときよりも通過時間が増大し、この 通過時間の増大は、H1電極53・53によって決定される偏向角θよりも大き な偏向角θでもってイオンビーム51を偏向させるため、イオンビーム51の軌 道(実線)を内側方向にさせることになる。
【0007】 これにより、従来のイオン注入装置では、H1電極53・53およびH2電極 54・54間の偏向角θの相違によりイオンビーム51の軌道の平行度が低くな っているため、不均一なチャネリング効果が生じたり、或いは、例えばイオン照 射対象物57がトレンチ構造の表面を有している場合、シャドウ効果によって特 性にバラツキを生じさせることになっている。従って、本考案においては、イオ ンビーム51の軌道の平行度を高めることができるイオン注入装置を提供するこ とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のイオン注入装置は、上記課題を解決するために、三角波状の走査電圧 によりイオンビームを偏向させて走査するH1電極等の第1電極手段と、上記第 1電極手段の走査電圧を逆位相にした走査電圧により第1電極手段による偏向方 向とは逆方向にイオンビームを偏向させるH2電極等の第2電極手段とを有して いる。そして、これらの第1電極手段および第2電極手段によって、イオンビー ムをイオン照射対象物方向に走査するものであり、下記の特徴を有している。
【0009】 即ち、イオン注入装置は、上記第2電極手段により偏向されたイオンビームを 軌道修正用電圧により偏向させることによって、イオンビームの軌道を平行に設 定する軌道修正電極手段を有していることを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記の構成によれば、イオンビームは、第1電極手段の三角波状の走査電圧に よって偏向されて走査された後、第2電極手段によって逆方向に偏向されること になる。この逆方向の偏向は、第2電極手段の走査電圧が第1電極手段の走査電 圧を逆位相にしたものであるため、イオンビームの軌道を略平行に設定すること になる。この後、イオンビームは、軌道修正電極手段の軌道修正用電圧により、 さらに偏向されることによって、軌道が平行に設定されることになる。
【0011】 これにより、イオン注入装置は、イオンビームが高い平行度の軌道でもってイ オン照射対象物に照射されるため、均一なチャネリング効果を得ることが可能に なっていると共に、シャドウ効果等による特性のバラツキを防止することが可能 になっている。さらに、上記の高い平行度の軌道は、軌道修正電極手段が既存の 第1電極手段や第2電極手段等の構成を全く変更させる必要がないため、容易に 得ることが可能になっている。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0013】 本実施例に係るイオン注入装置は、例えばハイブリッドスキャン方式によって イオン照射対象物にイオンビームを照射させるようになっている。このイオン注 入装置は、図1に示すように、イオンビーム1を垂直方向に偏向させるビーム偏 向系を有している。このビーム偏向系は、垂直方向に対して直交する電極面を有 した一対のV電極2・2と、一方のV電極2に接続されたV+用電源7と、他方 のV電極2に接続されたV−用電源8とを有している。
【0014】 上記のV+用電源7とV−用電源8とは、偏向電圧を出力するようになってお り、両電源7・8から偏向電圧が印加されるV電極2・2は、正電荷を有したイ オンビーム1がV電極2・2間を通過する際に、進行方向を垂直方向の任意の角 度に偏向させるようになっている。これにより、V電極2・2間を通過するイオ ンビーム1は、V電極2・2によって偏向されずに直進する直進軌道と、直進軌 道から垂直方向に偏向角度θ1 でもって偏向された第1軌道と、直進軌道から垂 直方向に偏向角度θ2 でもって偏向された第2軌道とを進行するようになってい る。
【0015】 上記の直進軌道上には、ダンプファラデーが配設されている。また、第1軌道 上には、複数のファラデーからなる例えば16点の多点フロントファラデーが配 設されており、この多点フロントファラデーは、後述の多点バックファラデーと 共に、イオンビーム1の平行度等を求める際に使用されるようになっている。
【0016】 さらに、第2軌道上には、ビームプロファイルの測定に使用されるビームファ ラデー、不要なイオンビーム1を遮断するマスクスリット、イオン注入中のイオ ン照射対象物11の移動速度等の制御に使用されるドーズファラデー、および複 数のファラデーからなる例えば16点の多点バックファラデーが配設されている 。そして、マスクスリットと多点バックファラデーとの間には、メカニカルスキ ャン機構のプラテンが配設されており、このプラテンは、イオン照射対象物11 を垂直方向に往復移動させるようになっている。
【0017】 上記の各軌道におけるイオンビーム1の進行方向側には、垂直方向に対して平 行な電極面を有した一対のH1電極3・3(第1電極手段)およびH2電極4・ 4(第2電極手段)が配設されており、これらのH1電極3・3およびH2電極 4・4は、電極長L1 ・L2 および電極間距離D1 ・D2 がL1 /D1 =L2 / D2 の関係式を満足する値に設定されている。
【0018】 上記のH1電極3・3およびH2電極4・4は、イオンビーム1を水平方向に 走査するビーム走査系を構成しており、このビーム走査系は、H1電極3・3お よびH2電極4・4に接続されたH+用電源5(第1電極手段、第2電極手段) およびH−用電源6(第1電極手段、第2電極手段)を有している。
【0019】 上記のH+用電源5とH−用電源6とは、相互に逆位相となる三角波状の走査 電圧を出力するようになっており、H+用電源5は、一方のH1電極3と他方の H2電極4とに接続されている。また、H−用電源6は、他方のH1電極3と一 方のH2電極4とに接続されており、両電源5・6から走査電圧が印加されるH 1電極3・3およびH2電極4・4には、相互に逆位相となる三角波状の走査電 圧が印加されるようになっている。そして、両電源5・6から走査電圧が印加さ れるH1電極3・3は、イオンビーム1の進行方向を水平方向に偏向させながら 走査するようになっており、H2電極4・4は、H1電極3・3に印加される走 査電圧とは逆位相の走査電圧が印加されるため、H1電極3・3によって偏向さ れたイオンビーム1を逆方向へ偏向させ、イオン照射対象物11方向へ進行させ るようになっている。
【0020】 さらに、H2電極4・4からイオンビーム1の進行方向側には、H2電極4・ 4の電極面に対して平行な電極面を有した一対のH3電極9・9(軌道修正電極 手段)が配設されている。これらのH3電極9・9には、軌道修正用電源10( 軌道修正電極手段)が接続されており、軌道修正用電源10は、負極性の直流電 圧である軌道修正用電圧を出力するようになっている。そして、この軌道修正用 電源10は、H3電極9・9に軌道修正用電圧を印加することによってH3電極 9・9間を通過するイオンビーム1の各軌道を平行に設定するようになっている 。
【0021】 上記の構成において、イオン注入装置の動作について説明する。
【0022】 先ず、イオンビーム1中の正電荷を有した荷電粒子の進行方向がV電極2・2 により偏向されることによって、荷電粒子と中性粒子とが分離されることになる 。そして、V電極2・2により偏向されたイオンビーム1がH1電極3・3によ り偏向されることによって水平方向に走査されることになる。
【0023】 水平方向に走査されたイオンビーム1は、H2電極4・4間を通過することに なる。この際、H2電極4・4は、H1電極3・3に印加される走査電圧とは逆 位相の走査電圧が印加されていると共に、H1電極3・3およびH2電極4・4 の電極長L1 ・L2 および電極間距離D1 ・D2 がL1 /D1 =L2 /D2 の関 係式を満足する値に設定されている。従って、H1電極3・3によって偏向され たイオンビーム1は、H2電極4・4間を通過する際に、逆方向に偏向されるこ とによって、理想的には破線の軌道を進行することになる。
【0024】 ところが、イオンビーム1は、H2電極4・4間を通過する際に、正電位側の 電極近傍に位置する高電位部を通過するため、一旦減速されてから再び加速され て元の速度に復帰することになる。従って、イオンビーム1は、電位が0である ときよりも通過時間が増大することによって大きな偏向角でもって偏向されるた め、実際にはイオンビーム1の実線で示す内側方向の軌道を進行することになる 。
【0025】 上記のイオンビーム1は、軌道修正用電源10によって負極性の軌道修正用電 圧が印加されたH3電極9・9間を通過することになり、H3電極9・9の軌道 修正用電圧によってH3電極9・9方向に偏向されることになる。この後、H3 電極9・9間を通過したイオンビーム1は、図示しない多点フロントファラデー および多点バックファラデーに入射されることになり、多点フロントファラデー および多点バックファラデーによって検出されたビーム電流を基にしてイオンビ ーム1の軌道の平行度が求められることになる。そして、イオンビーム1の軌道 は、この平行度を参照しながら軌道修正用電圧が調整されることによって平行と なるように設定されることになる。この後、イオンビーム1が各種の調整によっ て所定の仕様を満足する値に生成されていることが確認された後、イオン照射対 象物11へのイオンビーム1の照射が開始されることになる。
【0026】 このように、本実施例のイオン注入装置は、H2電極4・4間を通過したイオ ンビーム1を軌道修正用電圧よりH3電極9・9方向に偏向させることによって 、H1電極3・3およびH2電極4・4によりイオン照射対象物11方向に略平 行に走査されるイオンビーム1の軌道をさらに平行に設定するようになっている 。従って、このイオン注入装置は、イオンビーム1が高い平行度の軌道でもって イオンビーム1に照射されるため、均一なチャネリング効果を得ることが可能に なっていると共に、シャドウ効果等による特性のバラツキを防止することが可能 になっている。さらに、上記の高い平行度の軌道は、H3電極9・9および軌道 修正用電源10が既存のH2電極4・4等の構成を全く変更させる必要がないた め、容易に得ることが可能になっている。
【0027】
【考案の効果】
本考案のイオン注入装置は、以上のように、三角波状の走査電圧によりイオン ビームを偏向させて走査する第1電極手段と、上記第1電極手段の走査電圧を逆 位相にした走査電圧により第1電極手段による偏向方向とは逆方向にイオンビー ムを偏向させる第2電極手段とによって、イオンビームをイオン照射対象物方向 に走査するものであり、上記第2電極手段により偏向されたイオンビームを軌道 修正用電圧により偏向させることによって、イオンビームの軌道を平行に設定す る軌道修正電極手段を有している構成である。
【0028】 これにより、軌道修正電極手段の軌道修正用電圧によりイオンビームの軌道が 平行に設定されるため、イオンビームが高い平行度の軌道でもってイオン照射対 象物に照射されることになり、結果として均一なチャネリング効果を得ることが できると共に、シャドウ効果等による特性のバラツキを防止することができると いう効果を奏する。
【0029】 さらに、軌道修正電極手段が既存の第1電極手段や第2電極手段等の構成を全 く変更させる必要がないため、高い平行度の軌道を容易に得ることができるとい う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のイオン注入装置によって走査されるイ
オンビームの軌道を示す説明図である。
【図2】従来のイオン注入装置によって走査されるイオ
ンビームの軌道を示す説明図である。
【符号の説明】
1 イオンビーム 2 V電極 3 H1電極(第1電極手段) 4 H2電極(第2電極手段) 5 H+用電源(第1電極手段、第2電極手段) 6 H−用電源(第1電極手段、第2電極手段) 7 V+用電源 8 V−用電源 9 H3電極(軌道修正電極手段) 10 軌道修正用電源(軌道修正電極手段) 11 イオン照射対象物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角波状の走査電圧によりイオンビームを
    偏向させて走査する第1電極手段と、上記第1電極手段
    の走査電圧を逆位相にした走査電圧により第1電極手段
    による偏向方向とは逆方向にイオンビームを偏向させる
    第2電極手段とによって、イオンビームをイオン照射対
    象物方向に走査するイオン注入装置において、 上記第2電極手段により偏向されたイオンビームを軌道
    修正用電圧により偏向させることによって、イオンビー
    ムの軌道を平行に設定する軌道修正電極手段を有してい
    ることを特徴とするイオン注入装置。
JP4808392U 1992-07-09 1992-07-09 イオン注入装置 Pending JPH069049U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4808392U JPH069049U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 イオン注入装置

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JP4808392U JPH069049U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 イオン注入装置

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JPH069049U true JPH069049U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12793437

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JP4808392U Pending JPH069049U (ja) 1992-07-09 1992-07-09 イオン注入装置

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JP (1) JPH069049U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285518A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Toshiba Corp イオン注入装置およびイオン注入方法

Cited By (1)

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