JPH0690700A - 粉砕香辛料の製造方法及び製造装置 - Google Patents

粉砕香辛料の製造方法及び製造装置

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JPH0690700A
JPH0690700A JP3075328A JP7532891A JPH0690700A JP H0690700 A JPH0690700 A JP H0690700A JP 3075328 A JP3075328 A JP 3075328A JP 7532891 A JP7532891 A JP 7532891A JP H0690700 A JPH0690700 A JP H0690700A
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Masanori Yamamoto
正典 山本
Imayoshi Imada
今義 今田
Haruo Yamada
晴夫 山田
隆幸 ▲すぎ▼本
Takayuki Sugimoto
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 香気の劣化が少なく、優れた香気を有する高
品質の粉砕香辛料を製造するための方法及び装置を提供
する。 【構成】 香辛料ホールを開披して果実部及び種皮部と
して取出すとともに該果実部を粗砕するための第1ロー
ル機、該第1ロール機で粗砕された果実部と種皮部とを
選別するための選別装置、該選別装置で選別された果実
部を粉砕するための第2ロール機、該選別装置で選別さ
れた種皮部を粉砕するための高速粉砕機、及び該第2ロ
ール機で粉砕された果実部と、該高速粉砕機で粉砕され
た種皮部とを混合するための混合装置を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香気等において高品質
の粉砕香辛料を製造するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−166442号は、ロール
ミルとその後方のもう1つのミルを使用し、篩にかける
際に生じる粗粒量を分岐してロールミル及び第2のミル
に戻すようにした2段階粉砕方法及び装置において、新
しい材料の量の粗粒量の和を一定に維持するように制御
すると共に、2つの分岐流への粗粒量の分配をロールミ
ルの駆動力が一定になるように制御する、脆い材料の2
段階粉砕方法及び装置に関する。この技術では、材料粉
砕に要するエネルギーを節約できるものの、材料は一括
して2段粉砕にかけられるので、香辛料ホール等では、
果実部と種皮部を共に粉砕するのに大きなエネルギーを
要する。そして、このような大きなエネルギーで香辛料
を粉砕すると、特に果実部の香気を損ないやすいという
問題がある。また、上記の粉砕法では、香辛料の果実部
と種皮部との配合割合が不均一になりやすいといった問
題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、香気の劣化
が少なく、優れた香気を有する高品質の粉砕香辛料を製
造するための方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、香辛料ホール
を果実部と種皮部とに分け、果実部をロール機等を用い
て高温度に曝すことなく、かつ実質的に密封状態で粉砕
し、これとは別に種皮部を粉砕し、粉砕された両者を混
合することにより、果実部は香気を損なわずに粉砕さ
れ、種皮部も均一な粒度に粉砕されるので、両者を混合
すれば、前記課題が有効に達成されるとの知見によりな
されたものである。
【0005】即ち、本発明は、香辛料ホールを果実部と
種皮部とに分け、該果実部を45℃以下でかつ実質的に
密封状態で粉砕し、これとは別に該種皮部を粉砕し、か
つ上記の粉砕された果実部及び種皮部を混合することを
特徴とする粉砕香辛料の製造方法を提供する。本発明で
粉砕の対象とする香辛料ホールとしては、コリアンダ
ー、カルダモン、サンショウ、メッチ、マスタードが例
示される。本発明は、特にコリアンダー、カルダモン、
マスタード等の粉砕に有効である。
【0006】本発明では、香辛料ホールを開披して果実
部及び種皮部に分ける。この操作は、後で説明するよう
にロール機を用いて好適に行うことができるが、通常用
いられる別の方法で行ってもよい。香辛料の果実部は、
45℃以下でかつ実質的に密封状態で最終粒度に粉砕す
る。ここで、実質的に密封状態とは、粉砕の際風力で香
辛料の香気が奪われることを可及的に防ぎ得る状態をい
う。また、本発明では、果実部を粉砕する粉砕機を強制
冷却または自然放熱を利用して、粉砕時の温度が45
℃、好ましくは40℃を超えないようにする。つまり、
粉砕温度が45℃を越えると香辛料の香気が揮散又は変
質しやすいからである。このような粉砕は、ロール機、
挽臼、スタンプミル等を用いて効率よく達成できる。こ
の場合、果実部を粒度100〜300μに粉砕するのが
望ましい。
【0007】香辛料の種皮部は、果実部とは別に所望の
最終粒度に粉砕する。種皮部を細粉砕するには、円板粉
砕機(コロイドミル、ロータリークラッシャー等)、ロ
ーラー粉砕機(リングローラーミル、ボールローラーミ
ル等)、衝撃粉砕機(ハンマーミル、反発式粉砕機等)
等の高速粉砕機を好適に使用できる。この場合、種皮部
を粒度50〜300μに粉砕するのが望ましい。
【0008】上記のようにして、別々に粉砕された果実
部及び種皮部を混合することにより、香気に優れた高品
質の粉砕香辛料を製造することができる。以下、本発明
を、好適態様に基づいて更に詳しく説明する。図1は、
本発明で好適に使用し得る装置の実施例を示す系統図で
ある。先ず、図示の装置は、香辛料ホールを蓄えるため
の貯蓄装置1、該貯蓄装置1から下記の第1ロール機に
香辛料ホールを供給するためのフィーダー2を備える。
フィーダー2により該供給量は自動的に調整される。
【0009】第1ロール機3は、香辛料ホールを開披し
て果実部及び種皮部として取出すとともに果実部を粗砕
するためのもので、各々矢印方向d1、d2に異った速
度で向い合って回転する2本のローラー4、5を備え、
これらのローラーの間隙で上記処理が行われる。上記目
的達成の上でのローラー4、5の好ましい態様は、以下
の通りである。即ち、ローラー4、5は、各々表面に鋸
歯状の歯型が設けられ、第1ロール機3では、特に上記
の歯型のローラー4、5が、D:D(Dull対Dull)の噛
合方式で駆動される。ローラー4、5の間隙は自由に調
整することができ、これらのローラーの間隙で開披及び
粗砕処理が行われる。尚、第1ロール機3では、当然の
ことながら、温度は45℃を超えないように行う。
【0010】振動式のシフター6は、第1ロール機3で
粗砕された香辛料の果実部と種皮部とを篩別するための
ものである。該シフター6の目を6〜28メッシュにす
れば、香辛料の果実部と種皮部とを確実に篩別できる。
第2ロール機7は、シフター6により篩別された香辛料
の果実部を最終粒度に粉砕するための粉砕機で、各々矢
印方向d3、d4に異った速度で向い合って回転する2
本のローラー8、9を備え、これらのローラーの間隙で
粉砕が行われる。
【0011】ローラー8、9は、前記のローラー4、5
と同様のもので、これらがS:S(Sharp 対 Sharp) の
噛合方式で駆動される。第2ロール機7として、上記の
ローラー8、9を多段式に設置してもよい。尚、第2ロ
ーラーの内部に冷却水を通して、果実部の粉砕時の温度
が45℃を超えないようにする。また、第2ローラーの
周りに囲いを設け、実質的に密封状態で粉砕して香気が
外部へ移動しないようにする。
【0012】高速粉砕機10は、シフター6により篩別
された香辛料の種皮部を最終粒度に粉砕するためのもの
である。計量混合装置11は、第2ロール機7で粉砕さ
れた果実部と、高速粉砕機10で粉砕された種皮部とを
計量混合するためのものである。次に、この装置を用い
て粉砕香辛料を製造する方法を説明する。貯蓄装置1に
蓄えられた上記の香辛料ホールは、フィーダー2により
第1ロール機3のローラー4、5の間隙に供給される。
そして、前記の構造及び動作で駆動されるローラー4、
5により、香辛料ホールは開披されて果実部及び種皮部
として取出され、同時に果実部が粗砕される。果実部の
粗砕部は種皮部とは別に単独でロール機等で粉砕され、
適切な条件で粉砕時による香気の消失を防ぎながら最終
粒度に粉砕される。また、種皮部も高速粉砕機等により
確実に細粉砕される。
【0013】したがって、各々上記のように粉砕された
果実部と種皮部を混合すれば、香気の優れた高品質の粉
砕香辛料を得ることができる。また、粉砕された果実部
と種皮部を計量混合すれば、粒度、配合比率の均質な粉
砕香辛料を得ることができる。
【0014】
【実施例】図1に示す装置を使用し、貯蓄装置1に蓄え
られたコリアンダーの乾燥ホールを、フィーダー2によ
り第1ロール機3に定量供給した。該ロール機3によ
り、ローラー4、5をD:D方式で駆動し、コリアンダ
ーを果実の粗砕物(粒度約1000〜1300μ)と種
皮に分けて取出した。
【0015】上記の果実の粗砕物を、第2ロール機7に
定量供給し、ローラー8、9をS:S方式で駆動し、コ
リアンダーを果実の粉砕物(粒度約150〜300μ)
を得た。尚、この時、果実部粉砕時の温度が45℃を超
えないようにローラーを冷却し、又外ローラーをケーシ
ングで囲い、香気が外部へ移動しないようにした(囲い
は図示せず。)。また、コリアンダーの種皮を高速粉砕
機10で粒度約100〜300μに細粉砕した。上記の
ようにして得た果実の粉砕物と種皮の粉砕物とを、計量
混合装置11で2:1(重量比率)の割合で配合して製
品とした。この製品は、コリアンダーの好ましい香気を
有し、均質な粒度のものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で使用する製造装置の系統図であ
る。図中、3は香辛料ホールを開披する第1ロール、6
は果実部と種皮部を選別するためのシフター、7は果実
部を粉砕するための第2ロール、10は種皮部を粉砕す
るための高速粉砕機、11は粉砕された果実部と種皮部
を混合するための計量混合装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲すぎ▼本 隆幸 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香辛料ホールを果実部と種皮部とに分
    け、該果実部を45℃以下でかつ実質的に密封状態で粉
    砕し、これとは別に該種皮部を粉砕し、かつ上記の粉砕
    された果実部及び種皮部を混合することを特徴とする粉
    砕香辛料の製造方法。
  2. 【請求項2】 香辛料ホールを、ロール機により開披し
    て果実部及び種皮部として取出すとともに該果実部を粗
    砕し、 該粗砕された果実部と種皮部とを選別し、 該選別された果実部をロール機を用いて粉砕し、 該選別された種皮部を高速粉砕機を用いて粉砕し、かつ
    上記の粉砕された果実部及び種皮部を混合する請求項1
    記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 香辛料ホールを開披して果実部及び種皮
    部として取出すとともに該果実部を粗砕するための第1
    ロール機、 該第1ロール機で粗砕された果実部と種皮部とを選別す
    るための選別装置、 該選別装置で選別された果実部を粉砕するための第2ロ
    ール機、 該選別装置で選別された種皮部を粉砕するための高速粉
    砕機、及び該第2ロール機で粉砕された果実部と、該高
    速粉砕機で粉砕された種皮部とを混合するための混合装
    置を含んでなる粉砕香辛料の製造装置。
JP3075328A 1991-04-08 1991-04-08 粉砕香辛料の製造方法及び製造装置 Expired - Lifetime JP2816605B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275894A (ja) * 2007-06-25 2007-10-25 Idemitsu Technofine Co Ltd 繊維質材料の粉砕方法
JP2015073517A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 築野食品工業株式会社 臼挽きの粉山椒の香味油の製造方法

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JP2007275894A (ja) * 2007-06-25 2007-10-25 Idemitsu Technofine Co Ltd 繊維質材料の粉砕方法
JP2015073517A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 築野食品工業株式会社 臼挽きの粉山椒の香味油の製造方法

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