JPH0690793B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH0690793B2
JPH0690793B2 JP62104346A JP10434687A JPH0690793B2 JP H0690793 B2 JPH0690793 B2 JP H0690793B2 JP 62104346 A JP62104346 A JP 62104346A JP 10434687 A JP10434687 A JP 10434687A JP H0690793 B2 JPH0690793 B2 JP H0690793B2
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magnetic
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magnetic field
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正男 野々部
彬宏 堀家
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帝人メモリーメデイア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は分散性に優れた磁性粉末の磁気記録媒体の製造
方法に関するものであり、更に詳しくは溶剤が揮発し磁
性塗料が固化する前の状態における磁性塗料又は磁気記
録媒体の処理方法の改良に関するものである。
[従来技術とその問題点] 一般に、磁気テープ、フレキシブル磁気ディスクなどの
磁気記録媒体は、ポリエステルフイルム等の非磁性支持
体上に、揮発性溶剤中に磁性粉末,結合剤及びその他の
必要添加剤を混合,分散してなる磁性塗料を塗布、乾燥
して製造するものでかるが、磁性塗料中に磁性粉末の分
散物や再凝集物等の異物が存在すると、直流消去した後
のノイズパルスであるエキストラパルスエラーに代表さ
れるノイズの発生の原因となるので、塗布直前における
磁性塗液の送液系にフィルターを用い磁性塗料中の異物
を除去している。
しかしながら、前記フィルターを用いる方法では次のよ
うな問題点がある。
塗布直前のフィルター孔径が小さい程磁性塗料中の異物
の除去に対しては効果はあるが、孔径が小さすぎると磁
性粉自体やあるいは磁性層の耐久性等の補強等を目的と
した添加剤まで除去してしまい、磁気記録媒体としての
性能を維持できない場合もある。
また磁性粉等がフィルターに詰まりやすく、頻繁にフィ
ルター交換せざるを得なくなり、その度に塗布機を停止
しなければならずフィルター孔径が小さすぎると稼働率
が低下し、同時に作業性も悪くなる。
しかし、エキストラパルスエラー等のノイズ増加の対策
のため、実際面では生産性,作業性を無視してでも頻繁
にフィルターの交換をせざるを得ない状況にある。従っ
て性能を損なうことなく塗布工程のフィルター交換頻度
を少なくできるような技術を開発することが急務となっ
ている。
[発明の目的] 本発明はかかる現状に鑑みてなされたもので、安定した
分散状態の磁性塗料を塗布し、エキストラパルスエラー
の少ない、磁気記録媒体を提供することを目的としてい
る。
また本発明の他の目的は塗布送液系のフィルターの使用
寿命をのばし、フィルター交換頻度の減少等の稼働率や
作業性を改良することである。
[発明の構成及び作用] 本発明は上記の目的を達成するため、非磁性支持体上に
磁性塗料を塗布する磁気記録媒体を製造する方法におい
て、溶剤が揮発し磁性塗料が固化する前に塗液に対し交
流磁場を印加して塗布し、完全に乾燥し、要すればカレ
ンダー処理を施すようにしたものである。
すなわち本発明は、揮発性溶剤中に磁性粉末,結合剤お
よびその他の必要添加剤とともに分散させた磁性塗料を
フィルターを通して送液しつつ非磁性体に塗布し、該溶
剤を揮発せしめて磁性塗料を固化せしめて磁気記録媒体
を製造するに際し、該フィルターより上流の輸送配管中
の該磁性塗料に交流磁場を印加して該磁性粉末を分散せ
しめることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法であ
る。
以下、本発明を図面により説明する。
第1図は本発明の実施態様の一例を示す。
前工程から送液された、揮発性溶剤中に磁性粉末,結合
剤及びその他の必要添加剤とともに均一に分散した磁性
塗料1を貯蔵タンク2に導き貯える。貯蔵中は沈澱,凝
集等が生じないように撹拌機にて撹拌しておく。
磁性塗料1は送液ポンプ3により、交流電源5により交
流が供給された交流ソレノイド4中及びフィルター6を
通過させた後、非磁性支持体上に塗布される。交流磁場
を印加する際の磁性塗料の粘度は5〜100ポイズ程度に
調整されると磁場による磁性粉の分散が良好となる。
ところで本発明において用いる交流磁場の磁界強度は、
磁性塗料の粘度,流量,磁性粒子のサイズ・形状・抗磁
力等、交流電源周波数,交流磁場の通過長さ、磁場印加
時間等によって変化し、現場テスト等で決めるべきであ
るが、実用上35ガウス乃至700ガウス、特に70ガウス乃
至350ガウスが好ましく用いられる。
交流電源周波数は上記要因に同様に関係するが20Hz以上
50KHz以下の範囲が好ましく選定される。
交流磁界発生装置としては前述の交流ソレノイドの他公
知の手段が用いられる。
この発明に使用する磁性粉末としては、たとえば、γ−
Fe2O3粉末,Fe3O4粉末,Co含有γ−Fe2O3粉末,Co含有Fe3
O4粉末の他Fe粉末,Co粉末,Fe-Ni粉末などの金属粉末な
ど従来公知の各種磁性粉末が広く包含される。
また、結合剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重
合体,繊維素系樹脂,ブチラール系樹脂,ポリウレタン
系樹脂,ポリエステル系樹脂,エポキシ系樹脂,ポリエ
ーテル系樹脂,イソシアネート化合物など従来から汎用
されている結合剤樹脂がいずれも用いられる。
揮発性溶剤としては、シクロヘキサノン,メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤,
ベンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素系
溶剤、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶
剤、テトラヒドロフラン,ジオキサンなどのエーテル系
溶剤など使用する結合剤樹脂を溶解するのに適した溶剤
が、特に制限することなく単独または2種以上混合して
使用される。
また、磁性塗料中には、通常使用されている各種添加
剤、たとえば、潤滑剤,研磨剤,帯電防止剤,防錆剤な
どを適宜に添加してもよい。
[実施例1] 下記の組成の磁性塗料を常法により作成した。
CO被着γ−Fe2O3(抗磁力600Oe,粒子径0.4μm,針状比7/
1) 100重量部 アルミナ 4重量部 カーボンブラック 10重量部 分散剤 5重量部 ウレタン樹脂 32重量部 コロネートL(日本ポリウレタン工業製品) 10重量部 ステアリン酸エステル 5重量部 シクロヘキサノン,メチルエチルケトン,トルエン混合
溶剤 350重量部 このようにして得られた磁性塗液を第1図に示すように
貯蔵タンク2に貯え、送液ラインの輸送配管に設けた内
部寸法が巾250mm,高さ40mm,奥行60mmで巻数100の交流ソ
レノイド4を用い、周波数60Hz,磁界強度205ガウスで印
加した後、送液ポンプより磁性塗料を連続的に送液し、
フィルター6を通して塗布機に導き厚さ75μmのポリエ
チレンテレフタレートフイルム上に乾燥後厚みが1.5μ
mとなるよう塗布した。ベースフイルム上に塗布された
磁性層中の磁性粒子を塗布面内における配向のランダム
化した後、乾燥室に導いて乾燥し、カレンダー処理を施
した。直径130mmのディスクに打抜き、研磨処理を行っ
た後、フロッピーディスク用ジャケットにおさめ試料を
作成した。
[実施例2] 実施例1と同様な磁性塗液に第2図に示すように交流ソ
レノイドを循環ラインの輸送配管に設置し、磁性塗液の
循環処理を行いながら、実施例1と同一の交流磁界を印
加し、循環系の一部の磁性塗液を抜き出し、連続内に同
様な塗布を行った後試料を作成した。
[比較例1] 実施例1と同様な磁性塗液に第3図に示すように交流ソ
レノイドを乾燥室に入る前の揮発性有機溶剤が揮発せず
磁性塗料が固化しない位置に設置し、実施例1と同一の
交流磁界を印加して同様の塗布を行った後、試料を作成
した。
[比較例2] 実施例1と同様な磁性塗液に交流磁界を印加しないで同
様な塗布を行った後、試料を作成した。
以下の様にして得られた実施例1,2と比較例1,2の磁気記
録媒体について、エキストラパルスエラーの測定結果
と、上記操作におけるフィルターの吐出圧が5kg/cm2に
達するまでの経過時間を表1に示す。
なお、エキストラパルスは250,000磁束反転/秒の磁束
反転周波数を記録した後、直流消去を行い、再生された
信号のせん頭値がその平均信号信幅の1/2の20%を超え
る信号となるものとし、エキストラパルスエラーとして
は、全トラックのエキストラパルスを測定し、1信号以
上エキストラパルスが発生した試料の割合とした。
また、フィルターの吐出圧が5kg/cm2に達する経過時間
の評価を行った理由は、この実験での濾過処理中のフィ
ルターの目づまり等が次第に大きくなり、吐出圧が5kg/
cm2を超える配管の破裂やフィルターの孔径より大きな
異物までも強制的に通してしまう心配があるので吐出圧
が5kg/cm2に近くなるとフィルターを交換しなければな
らず、フィルター交換の頻度に目安となるからである。
表1から明らかなように、実施例1,実施例2の方法は、
交流磁場を用いない従来例の比較例2より、エクストラ
パルスエラーはいずれも少なく、また比較例1,2よりフ
ィルター5kg/cm2到達時間が長く、そのためフィルター
交換頻度が減少し、作業性が大巾に改良した。このこと
は本実施例は比較例よりすぐれている方法であることを
示している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を、第3図は比較例
1を示す工程概略図である。 図面において、1は磁性塗料,2は貯蔵タンク,3は送液ポ
ンプ,4は交流磁場,5は磁場発生電源(交流),6はフィル
ターである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性粉末、結合剤及び添加剤を揮発性の溶
    剤に分散・溶解せしめて得た磁性塗料をフィルターを通
    して送液しつつ非磁性体に塗布し、該溶剤を揮発せしめ
    て磁性塗料を固化せしめて磁気記録媒体を製造するに際
    し、該フィルターより上流の輸送配管中の該磁性塗料に
    交流磁場を印加して該磁性粉末を分散せしめることを特
    徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】磁性塗料に印加する交流磁場が35〜700ガ
    ウスの範囲である特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】磁性塗料に印加する交流磁場が20Hz〜50KH
    zである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の磁気記
    録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】交流磁場が交流ソレノイドを磁場発生装置
    とする特許請求の範囲第1項〜第3項記載のいずれかの
    磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】交流磁場を印加する際の磁性塗料の粘度が
    25℃の温度において5〜100ポイズの範囲にある特許請
    求の範囲第1項〜第4項記載のいずれかの磁気記録媒体
    の製造方法。
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JPS56117336A (en) * 1980-02-19 1981-09-14 Sony Corp Manufacture of magnetic recording medium
JPS57198545A (en) * 1981-05-30 1982-12-06 Sony Corp Manufacture of magnetic recording medium
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JPS61196428A (ja) * 1985-02-25 1986-08-30 Fujitsu Ltd 垂直磁性膜の製造方法

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